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新日本プロレス 永田のアンクルホールドに秘められた決意とは

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が5日、大阪府立体育館で開幕した。IWGPヘビー級王者の永田裕志が初参戦した曙をエクスプロイダーで豪快にブン投げ撃破。前人未到のトリプルクラウン奪取に向けて好発進したミスターIWGPだが、実はこの1勝には永田のG1に懸ける秘められたメッセージが隠されていた。
 かつて「天下を取り損ねた男」と揶揄(やゆ)された男が、新日本完全制圧に好発進を決めた。
 Aブロック公式戦でG1初参戦となる曙との初戦に臨んだ永田。大「ナガタ」コールで迎えられるも序盤は厳しい展開を強いられた。開始と同時にブチかましでコーナーまで吹っ飛ばされ、重量感たっぷりのストンピング。ペッチャンコに潰されるかのごとく踏みつけられた。
 ファーストコンタクトでは面を食らったが、マットに頭を痛打して目が覚めた。すぐさま立ち上がり「テーイッ!」と曙の左足をキックで集中砲火。間髪入れずほおをビンタで張った。だが、ヨコヅナも黙ってはいなかった。フロントスープレックスに加え四股を踏んでのフォール。巨体で押し潰されそうになった。
 それでも永田は冷静だった。ニタリと笑みを浮かべ立ち上がると、200kgを超える曙の巨体を抱えあげ、マットにドスン。意図も簡単にエクスプロイダーでブン投げた。すかさず最後はアンクルホールド。序盤から蹴り続けた左足をグングン絞め上げ、勝ち名乗りの声を聞いた。
 2001年以来の2度目のG1制覇に絶好のスタートを切ったミスターIWGP。春のG1制覇に続き、IWGPを保持したまま今大会を奪取すれば前人未到のトリプルクラウン制覇になるが、試合後は「大会が終わって目の前にトロフィーがあるようにしたい」と静かに闘志を燃やした。
 しかし、だ。曙狩りに成功しながらも、あくまでクールに決め込む永田の腹には秘かな思いが秘められていた。この日、あえてフィニッシュにアンクルホールドを使い、タップを奪ったのにはワケがあるというのだ。新日プロの大物フロント幹部が言う。

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