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K-1MAX 10・3決勝トーナメント1回戦で魔裟斗VSブアカーオ決定。テレビ関係者が明かすいきなり黄金カードの裏事情とは?

 「K-1ワールドMAX世界一決定トーナメント決勝戦」(10月3日、日本武道館)の対戦カードが20日、都内のホテルで発表。トーナメント1回戦に“反逆のカリスマ”魔裟斗(シルバーウルフ)VS“絶対王者”ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ)の黄金カードが決定した。初戦から決勝級のカードを組んだTBSと谷川貞治イベントプロデューサー(以下=EP)の主催者サイド。英断を下した理由は。
 いきなりのMAX頂上決戦が実現だ。この日の会見では決勝トーナメント全カードが決定。1回戦第1試合から魔裟斗VSブアカーオが激突することになった。
 かねてからブアカーオとの対戦を熱望していた魔裟斗は、願ったりかなったりのカードに闘志全開。会見では「とにかくトーナメントに勝ちたい。あれに勝たなきゃ優勝はない」と、すでに優勝後の自分を想像しているよう。さらには「3年越しのリベンジしたいと思います」と、判定負けした2004年決勝のリベンジを宣言した。
 今後のスケジュールについても「スパーリングを中心に。タイ人のパートナーがもうすぐ来ると思うんですよ。ブアカーオみたいな現役選手の。1カ月、毎日やろうかな」とニヤリ。ブアカーオ戦に向けてぬかりはないようで、4年ぶりのMAX王座奪還に向け、すでにボルテージもMAXに達しているようだ。
 とはいえ、気がかりなことがある。なぜのっけから現MAXのトップ対決をやってしまうのか、だ。谷川EPによれば「プロデューサー的な感覚だとお互い3回戦ってもらうのがいいんですけど…」とのことで「一夜明けのお台場で魔裟斗選手が会見した時のやる気をみて決めました」と説明した。
 TBS関係者も口を揃える。開口一番「うちとしても最初で魔裟斗選手が負けたら(視聴率などの)リスクはあります。それは決勝まで残ってもらった方が良いですよ」

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