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「一緒に盛り上げたい」那須川天心がオリックス山本由伸と“神童対談”で新たな刺激

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山本由伸(左)と那須川天心 写真・協力 / スター・ゲイト、スカイA

 格闘技界の“神童”那須川天心(TARGET/Cygames)と、プロ野球界の“神童”山本由伸(オリックス)の“神童対談”が実現した。2人は同じ1998年生まれで、天心が8月18日生まれ、由伸は8月17日生まれと誕生日も1日違い。対談はCSチャンネルスカイAの特別企画。15日、天心が大阪・舞洲にあるオリックスの練習施設を訪れる形で実現した。同地を初めて訪れた天心は「施設がすごい。(国内の)格闘技の施設ではこんなに大きな施設はない」と目を輝かせた。

 今年は横浜スタジアムでDeNAのユニフォームで始球式も行った天心だが、野球の知識はあまりないという。一方の由伸は天心の試合はもちろん、RIZINやK-1、ボクシングなど格闘技をテレビや動画でよく見ているという。この日が初対面となった2人だが、お互いに存在は知っている。天心はプロ野球選手の生活やピッチャーの心境を、由伸は天心がキックボクサー時代から無敗を続けていることに対してそれぞれ質問した。

 天心、由伸ともに、同い年ということもあって、普段は引き出されない一面も見せ合った。最初は野球を理解していなかった天心が、由伸の話を聞きながら野球やピッチャーの心理を理解していく姿はとても興味深かった。由伸も天心のデビュー秘話を聞き、「格闘技を野球やサッカーのようなジャンルにしたい」と熱く語る天心の話を聞いて刺激を受けたようだ。“異種格闘技”の対談だったが、格闘技ファンもプロ野球ファンも楽しめるような対談になったのは、2人が双方の世界で“神童”と呼ばれているゆえんだろう。最後は共通の趣味である釣りの話題で盛り上がり、「一緒に釣りに行きましょう」と再会を誓い、ガッチリ握手をして約1時間にわたる収録は終了した。

 収録後、天心は「野球を深く知れたかなというのがあって、同い年で頑張っている人となかなか話す機会がないので、自分の経験にもなったし、やってるものは違うけど、一緒に競技や団体(球団)を盛り上げていきたい。もっともっと頑張らないとなと思いました」と語ると、由伸は「格闘技を背負っているというか、そういう姿が本当に尊敬できるところだなと思いました。こういう場で会えて刺激を受けました。来シーズンはチームとしては優勝、個人としてはもっといい姿をファンのみなさんに見てもらいたい」とそれぞれ語った。由伸は生観戦したことはないという格闘技の会場にも「見に行きたい」とコメントしている。

 神童対談はCSスカイAで、11月15、16日にオンエアされる。この日はキックボクシング団体RISEの11.2後楽園ホール大会『RISE128』も放送する。同大会のオープニングマッチでは、天心の実父・那須川弘幸氏が会長のTEPPEN GYMから、天心と同じ20歳の須田翔貴がデビュー戦を行う。プロ野球ファンの須田は由伸と親友の仲。天心とは当然同じジムで練習をしている。天心と由伸にこんなつながりがあるのも面白い。

 今回の対談は数年後には価値あるものになる可能性が極めて高い。競技は違えど、それぞれのジャンルで志の高い2人の出会いは必然だったと思う。この対談にネクストがあるならば、そのとき2人の“神童”はどのように進化しているのか?今からとても楽しみである。

取材・文 / どら増田
写真・協力 / スター・ゲイト、スカイA

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