新団体プロレスリングWAVEが26日、新木場1stRINGで超満員札止め(425人)のファンに囲まれスタートを切った。その中でメーンに登場した桜花は、約2年ぶりの復活を遂げた。
桜花はガウンを着ないまま入場テーマ曲の中から現れた。エプロンサイドに立つと、両手を合わせて一礼し鋭い眼光でリングイン。そして、熱い想いを込めてゴングと同時に飛び出した。
しかし、気持ちとは裏腹に、痛めていたヒザに集中砲火を浴びる。対戦相手の植松寿絵&輝優優組からの手痛い洗礼だ。ハイキック、エルボー・スマッシュで反撃の糸口を見出すがつながらない。逆に20分48秒、輝の豪快なエルボー・スマッシュで3カウントを奪われ復活戦を勝利で飾ることはできなかった。
それでも、桜花は会場に集まったファンからの熱い声援に笑顔をのぞかせた。泣きじゃくりながら「私は幸せです」と復活の喜びをファンに伝えた。
今後は9月3、11、18、25、30日と元気美佐恵、高橋奈苗ら各団体のエースとシングル戦を行なっていく。看板スターの試練ではあるが、復活したばかりの桜花に掛かる重圧はあまりにも大きい。
それでも桜花は負けるわけにはいかない。旗揚げしたばかりのWAVEの今後は彼女の双肩にかかっている。