突然の告白だった。佐山は「次の試合、動けなかったら引退する。動けないのはただのデブの道化師ですから」と不退転の構え。並々ならぬ決意を感じ取ったリアルジャパンサイドも相手として因縁深い“性悪男”鈴木みのるとの交渉に全力を注ぐことを明かした。
すべては1年越しのリベンジのため。昨年12・12後楽園大会の一騎打ちで無念のTKO負けを喫した佐山にとって同じ相手に2度の敗北は許されない。“ワイルドタイガー”を覚醒させるべく佐山は「(カール)ゴッチ式トレーニングを復活させる」。さらには「来週から金太郎で有名な足柄山とか三ツ峠など山道を走るだけでも野生の力が目覚める」と野生を覚醒させるため、自然にかえっての特訓に臨む。
復讐鬼と化した初代タイガーは、果たして野生を取り戻せるのか。