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オリックスK-鈴木、3回持たずに降板! 逆転負けでチームの借金は「7」に…

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K-鈴木

オリックス 3-7 東北楽天(18回戦)
※オリックスの9勝8敗1分け
▽17日 京セラドーム大阪 観衆 22,831人

 カード勝ち越しを狙うオリックスの先発は、1勝5敗と5月18日のプロ初勝利以来、勝ち星に恵まれない2年目の右腕、K-鈴木。「調子自体は悪くなかった」という鈴木だが、初回から球は荒れており、2回には楽天ブラッシュに22号ソロホームランをレフトスタンドに運ばれると、3回2死から、浅村栄斗にタイムリーを打たれ、続くブラッシュに四球を与えたところで、西村徳文監督は鈴木の降板を告げた。2回2/3と3回持たなかった鈴木は「ボール先行の苦しいピッチングになってしまい、自分のペースで投げることが出来ませんでした。点を取った直後の失点もそうですし、要所を粘ることができず、悔しいです」と降板後、自身のピッチングを振り返った。

 「Kも良くなかった。コントロールが…。1ストライクというカウントがカウントなだけに考えなきゃいけない。比嘉も良くなかったし、(山崎)福也も四球からでしょ。最初に3点取っただけに、こういうゲームにしてはいけない」

 試合後、西村監督は3点差を守れなかった試合に悔しさを隠せなかった。前日わずか1安打だった打線は、初回から爆発。福田周平のツーベース、中川圭太、吉田正尚、そしてこの日から一軍に上がった杉本裕太郎のクリーンナップがいずれも打点に繋がる3連打で、3点を先制。先発の鈴木にとっては大きな援護点になるはずだった。しかし、鈴木の後を受けた山崎福也も比嘉幹貴も2点ずつ失点し、逆転されてしまう。

 「4回のところは追いつかなきゃいけないですよ」

 西村監督は、1点差の4回の1死3塁の場面で得点に繋がらなかった点を打線の課題に挙げた。楽天の投手陣からランナーを出せなかったのは2回と9回だけ。1回は面白いように繋がった打線が、2回以降全く繋がらず、楽天先発の辛島航を乗せてしまったのは痛かったが、9回にはこの日、一軍に戻ってきた本来の“守護神”増井浩俊が登板。3安打1失点の内容だったが、「きょうは点を取られたけど、今後も同じようなパターンで使って、状態を上げてからまた勝ちパターンに入って欲しい」と指揮官は、少し時間をかけて“守護神”の復活を待つ考えを明らかにしている。

 後半戦は負け越しスタートとなってしまったが、ポジティブな要素がないわけではない。19日から舞台を所沢に移し、巻き返しを図りながら「7」に膨らんだ借金を減らしていくしかない。

取材・文 / どら増田
写真 / 垪和さえ

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