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「清宮選手の初登場に合わせただけ」ロッテ謎の魚が“清宮効果”に便乗して幕張帰還!

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(C)千葉ロッテマリーンズ 謎の魚

 「ついに謎の魚が幕張沖に漂着しました」

 千葉ロッテマリーンズの球団関係者が興奮した口調でそんな連絡をしてきた。

 ロッテのキモカワキャラクター謎の魚は、開幕したチームをよそに南へ泳ぎ続けて、呑気に各名所を巡りながら、PLM(パシフィック・リーグ・マーケティング)のオファーを受けて、11日に台湾に漂着。12日に行われた中華職棒大聯盟・Lamigoモンキーズ対富邦ガーディアンズ(桃園国際棒球場)の試合前のイベント『YOKOSO 桃猿』に出演し、チアグループのラミガールとともに日本では見たこともないハッスルパフォーマンスを披露。現地ファンから大絶賛された。

 幕張に漂着した謎の魚と話をしたという球団関係者は「台湾ではいろんなことをやらされたとボヤいてましたが、かなりウケが良かったことに気を良くしてました」とのこと。自分勝手で自由かつ球団も制御不可能なのは相変わらずのようだが、本人が予告していた20日過ぎに幕張へ帰ってきた。しかし、なぜこのタイミングになったのか?ずっと引っかかっていたのだが、それに関しても球団関係者が直接話を聞いて仰天したという。

 「それが日本ハムの清宮(幸太郎)選手がウチに初めて登場予定の22日に合わせたと言うんですよ。これにはさすがというか何というか…。清宮選手に失礼がなければ良いのですが、清宮効果に便乗しているのは明らか。計算高い男です」

 なんと、清宮がZOZOマリンスタジアムに初登場する日に合わせて、謎の魚もマリンに今シリーズ初登場を狙っていたというのだ。ひょっとしたら清宮が一軍昇格するまで、わざわざ各地を巡りマリン登場をジラしていたのかもしれない。清宮昇格後、パ・リーグの各球場では昨年、国内ラストイヤーを予想して、先発登板日は特にパ・リーグのレインメーカー的な大旋風を起こした“大谷翔平効果”にはまだまだ及ばないものの、日本ハム戦の集客が増える傾向にあり、“清宮効果”は少しずつ出てきている。これはこのあと交流戦が行われるセ・リーグの球場でも見られるはずだ。しかし、今回の謎の魚の策略は、清宮にホームランが飛び出せば謎の魚が初登場したインパクトは逆に全く消えてしまうリスクを伴っている。

 謎の魚は「みなさん、お待たせしました。ダービーウィークに合わせて満を持して登場することを決めましたディープインパクト産駒の謎の魚です。グフフフ。決して、5月22日に発売開始となる私のボブルヘッド人形に合わせて登場するような大人の事情ではありませんので、あしからず。ファイターズ清宮幸太郎選手のZOZOマリンスタジアム初登場に合わせただけです。グフフフフ」と何やら含みを持たせたコメントを出しているのだが、先日、マリーンズストア内をのぞいたところ、謎の魚のグッズコーナーが昨年に比べてかなり広がっており、アイテム数も増加。売り上げも好調だそうで、謎の魚のコメントにもあるようにボブルヘッド人形や、カステラなど今後も続々と謎の魚グッズが販売されるという。

 「悔しいですけど、良いタイミングで帰ってきましたね」と最初は興奮気味に話していた球団関係者も最後は笑っていた。22日の日本ハム戦では試合前の17時30分頃にまずビジョンで第1形態が登場。第2形態は昨年と同じく5回裏終了後グラウンドに登場する予定だ。果たして台湾でよりパワフルになった謎の魚は“清宮効果”の便乗に成功するのか?マリン初登場に期待が無駄に高まるのは、きっと私だけ…だろう。

取材・文 / 謎の増田(謎の魚番記者)
写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ

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