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もつ煮だけじゃない!ZOZOマリンに新“海鮮”グルメが登場し早速長蛇の列!

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(C)千葉ロッテマリーンズ。井上晴哉(千葉ロッテ)

 ZOZOマリンスタジアムの球場メシと言えば、外野民なら間違いなく『サンアロハ』(外野バックスクリーン裏付近)の「もつ煮」か「もつライス」を真っ先に思い浮かべるだろう。近年は球場外で販売していた『スマイルデリ』のガパオ風ライスも人気だったが、今シリーズはまだ登場していない。

 そんな中、千葉ロッテマリーンズ球団は17日のオリックス戦から『Food Court Chiba(フロア2、内野中央Cゲート付近)』で新メニューの販売を開始した。千葉県船橋市で獲れるホンビノス貝を使ったガーリックバター風味の酒蒸しだ。飲食担当者いわく「ホンビノス貝は千葉ブランド水産物にも認定されており、今注目の食材」だと言う。

 担当者は「ホンビノス貝を特製ガーリックバターで濃厚な味付けに仕上げました。ZOZOマリンスタジアムが海の近くに面していることを意識した、他の球場にはない新たなマリン名物の一品として考えました」とメニュー考案の動機を語る。「千葉県産の食材にこだわった、お店の自信作をぜひご賞味ください」とPRしている。井上晴哉内野手も「これ、いいですね!ガーリックバター風味なのが、なおさらいいですね」と絶賛。「荻野貴司選手も貝が大好きなので、喜ぶと思います。ぜひこれを食べながら試合観戦を楽しんでいただければ」とコメントした。

 ホンビノス貝が注目され始めたのは、約10年前から。地元の漁獲量は10年前と比べ、8倍と増えたとのこと。通称“白ハマグリ”とも呼ばれ、ハマグリとは異なり一年中獲れる。価格もお手頃だ。さまざまな料理にも活用されており、ホンビノス貝は船橋漁港の“救世主”となっている。サイズは大小まちまちだが、大きいものは歯ごたえを楽しむことができ、小さいものは身がふっくら柔らかい。

 『Food Court Chiba』では5年前からホンビノス貝の酒蒸しを販売。隠れ人気メニューとして一部のファンはビールのおともにしていたが、これまではあまり有名ではなかったという。球団は地元が誇るソウルフードが、日の目を見ないのはもったいないと味付けを変更し、新商品を開発した。

 『Food Court Chiba』の担当者は「風が強い日が続くと、貝が育たず小さくなる。その時は貝の量を少し増やしています。また、ホンビノスの漁は手作業。暑い日が続くと漁師さんが暑さにやられてしまい、漁獲量が減ってしまわないか毎年不安だったりしています。そういった背景も知っていただきながら、ぜひ食べていただきたいと思います」とアピールしている。

 球団関係者によると、開発のきっかけは「軽いノリ」だという。「ZOZOマリンスタジアムと言えば海。ならば貝を売れば、シアトル・マリナーズのセーフコ・フィールド名物のバッタのように名物になるかもしれないと思った。話題性重視で飲食担当に無理矢理作ってもらいました」という。

 これからビールがおいしいシーズンに突入するだけに、ホンビノス貝はZOZOマリンの球場グルメの救世主になるかもしれない。

取材・文 / 謎の増田
写真提供 / (C)千葉ロッテマリーンズ

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