昨年12月以来、10カ月ぶりにホームリングでの試合となった近藤は、タックルからグラウンドに持ち込んで桜木の頭部にパンチを打ち込むなど、1Rから試合を優位に進めた。2Rに突入しても鋭いタックルからマウントを奪って打撃を見舞う。3Rでも桜木の側頭部が腫れあがるほど徹底して打撃を見舞い、3-0で判定勝ちを収めた。
完勝といえる内容にも近藤は「ディフェンスがうまくて関節にいけない」「必死で殴るしかなくて、あの勝ち方が精いっぱいだった」などと不満顔だった。
今後については「12月のism興行に出ます」とし「次こそは“赤い怪物”を発動させて犠牲者を出しますよ。返り血で真っ赤にね」とニヤリ。さらには「“赤い怪物”が出れば復活も近いかも」とコメントした。
パンクラス年内最終興行(12月22日、ディファ有明)で完全復活し、2003年から毎年出場している大みそか興行につなげられるか注目だ。