4日に突然訪れた事務所閉鎖に伴うPRIDE消滅について高田は「何の前触れもなかったのでちょっと驚いたけど、そういう事態の雰囲気がなかったわけではないからね」とし「義理、人情とはほど遠い世界の人たち。ひとつの結果として受け止めている」と淡々とした口調で語った。
11日にはPRIDEが産声を上げたヒクソン・グレイシー戦からちょうど10周年を迎えたが「私の中でしんみりと過ごした」という高田は、注目される今後についても「世界最高峰の舞台だった。1度覚えた味覚はなかなか落とせない。それほどPRIDEは私の中を支配していた。格闘技に関わっていればいいという話ではない」と多くを語らなかった。
また、この日、久々に五味と顔を合わせたという高田は「五味選手を等身大で評価してくれるところにいければ。どのリングに上がるにしても『ミスターPRIDE』として見られるだろう。重いものを背負って戦わないといけないだろうけど、頑張ってほしい」