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暴走するメディアに「せめてルールは守って」 日大アメフト部“加害選手”会見で視聴者から批判噴出

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 22日に行われた日大アメフト部“悪質タックル”問題に係る加害選手の会見。発覚以降大きな波紋を広げている問題とあって、会見には数多くのメディアが詰めかけたが、その報道姿勢に視聴者が疑問を持ったようだ。

 日本記者クラブを舞台に、“代理人の弁護士による経緯の説明”・“加害選手による陳述書の読み上げ”・“質疑応答”という流れで進められた今回の会見。壇上には、加害選手と共に“特例”という形で弁護士が同席していたのだが、その弁護士は冒頭で「ずっとアップで撮るようなことは避けていただきたい」とメディア各社に対して配慮を求めていた。

 しかし、このような言葉とは裏腹に、メディアの多くはその後加害選手をアップで放映。中には、前述の弁護士の発言直後から一貫して加害選手をアップし続けているメディアも見られた。

 他にも、会見後半の質疑応答に関しては、あらかじめ「質問は1人1個でお願いします」と司会が口にしていた。それにも関わらず、1番手で質問した記者がいきなり4個の質問を乱発。これが引き金を引いてしまったのか、その後も各社は質問を連発し、多いところでは1人で8個もの質問をぶつけるメディアも見られた。

 こうした“ルール無用”の報道姿勢にうんざりしていた視聴者は多いようで、ネット上を見ると「終始どアップは悪意ありすぎでしょ」「くだらない質問を連発するな」「せめてルールは守ってくれよ…」といった批判が噴出している。

 世間から大きな注目を集める問題とあって、少しでも取り上げる内容を増やしたいという各メディアの思惑もあることだろう。ただ、この問題の当事者はあくまで日大の“一学生”であり、政治家や芸能人など、公の人間ではない。こうしたことを考えると、今会見の様子を視聴者が“やりすぎ”と捉えらえるも致し方ないのかもしれない。

文 / 柴田雅人

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