スポーツ
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スポーツ 2018年10月23日 17時45分
1位の記録は規格外?年6場所制後の大相撲“ブランク”優勝トップ3
先の9月場所では全15日間を完走し、ひとまず進退問題をクリアした第72代横綱稀勢の里。来月に控える11月場所では、昨年3月場所以来となる優勝も期待されているが、その一方で怪我によるブランクの影響を懸念する声もまだまだ根強い。 ただ、角界の歴史の中では、稀勢の里以上のブランクを経て優勝を成し遂げた力士もいる。全てを紹介するとここでは収まらなくなるため、今回は年6場所制が導入された1958年以降のトップ3に絞って紹介していきたい。 対象範囲内において3位となっているのは、第53代横綱琴櫻が大関時代に記録した「22場所」。1969年3月場所(13勝2敗)で自身2度目の優勝を果たして以降賜杯から遠ざかっていた時の大関だが、3年以上が経った1972年11月場所(14勝1敗)で再び賜杯を手中に収めている。ちなみに、この優勝で憑き物が落ちたのか、琴櫻は翌1973年1月場所(14勝1敗)も制し、一気に横綱の座を掴んでもいる。「24場所」という記録で2位にランクインしているのは、第57代横綱の三重ノ海。場所後に大関昇進となった1975年11月場所(13勝2敗)の初優勝から丸4年、大関陥落、大関復帰、横綱昇進といった紆余曲折の末1979年11月場所(14勝1敗)で2回目の戴冠を果たしている。なお、関脇に陥落しながら大関に復帰し、その後横綱昇進を果たしたのはこの三重ノ海ただ一人だけだ。 堂々の1位となったのは元関脇琴錦だが、その記録はなんと「43場所」。1991年9月場所(13勝2敗)で平幕優勝を果たした後、1998年11月場所(14勝1敗)で史上唯一となる2度目の平幕優勝を成し遂げたことにより、この記録は誕生している。角界に残る数々の記録の中でも指折りの、“規格外”の記録といってまず間違いないだろう。 不屈の闘志で“カムバック”を果たした先人がいることを考えると、稀勢の里にもまだまだチャンスはあるはず。11月場所で「10場所」ぶりの優勝を果たし、真の復活を印象付けてくれることを切に願いたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月23日 17時15分
12年目のクライマックスシリーズが終了 その内訳は?
“平成最後”の開催となった、今シーズンのクライマックスシリーズ(CS)。セ・リーグでは広島(シーズン1位)が、そしてパ・リーグではソフトバンク(シーズン2位)がそれぞれ突破を決め、日本シリーズの舞台へ駒を進めることとなった。 今シーズンの結果をもって、2007年のセ・パ同時施行から12年目の戦いを終えたCS。今ではすっかりお馴染みとなったこの制度だが、ここまでの内訳は一体どのようなものとなっているのか。振り返りの意味も含め、以下に触れていきたい。 12年の間にCSを制した24チームの内、シーズン1位のチームは19チーム(セ9チーム・パ10チーム)。「全試合ホーム開催」、「アドバンテージ1勝」といった有利な条件が付与される現行ルールの元、ここまでの1位チームは両リーグ合わせて「79.2%」の確率でCSを突破している。 前述のソフトバンクを含め、シーズン2位からの突破を決めたのは3チーム(セ2チーム・パ1チーム)。この数字は後述する3位チームの突破数よりも多いが、その一方で、ファースト突破例は3位チームが14チーム(セ6チーム・パ8チーム)で、2位チームの10チーム(セ6チーム・パ4チーム)より多い。 2位、1位のチームを立て続けに破り、3位からの“下剋上”を果たしたのは2チーム(セ1チーム・パ1チーム)。ちなみに、過去12年の内2009年(ヤクルト/借金1)、2013年(広島/借金3)、2016年(DeNA/借金2)、2018年(巨人/借金4)は、“借金持ちの3位”がCSに出場してもいる。 CSの結果を受けた日本シリーズの対戦カードは、「セ1位対パ1位」が7回、「セ2位対パ1位」が2回、そして「セ1位対パ2位」、「セ1位対パ3位」、「セ3位対パ1位」がそれぞれ1回ずつとなっている。現時点では全ての年にシーズン1位の球団が絡んでおり、“2位以下のチーム同士が出場”、“借金持ちチームが出場”といった年はない。 以上が、ここまでの12年間におけるCSの内訳となっている。一部では今なお“不要論”も根強いが、今後の展開は一体どうなっていくのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月23日 06時15分
オリックス西村新体制発表、福良前監督は育成統括GMに就任!後藤光尊氏が古巣復帰!
オリックス・バファローズは来シーズンのコーチングスタッフおよび、前監督の福良淳一氏が育成統括のGM(ゼネラルマネージャー)に就任すると発表した。新コーチングスタッフは次のとおり。【1軍】監督 西村徳文 77 <ヘッドコーチより昇格>ヘッドコーチ 風岡尚幸 76 <内野守備・走塁コーチより昇格>野手総合兼打撃コーチ 田口壮 81 <配置転換>投手コーチ 高山郁夫 73投手コーチ 平井正史 72打撃コーチ 下山真二 74内野守備・走塁コーチ 勝呂壽統 83 <配置転換>外野守備・走塁コーチ 佐竹学 75バッテリーコーチ 鈴木郁洋 82ブルペンコーチ 別府修作 90【2軍】監督 中島聡 78 <新任>チーフコーチ兼打撃コーチ 米村勉 86投手コーチ 小林宏 89投手コーチ 小松聖 88打撃コーチ 藤井康雄 71 <配置転換>内野守備・走塁コーチ 後藤光尊 94 <新任>外野守備・走塁コーチ 早川大輔 84バッテリーコーチ 三輪隆 70【育成】チーフコーチ 弓岡敬二郎 85 <配置転換>コーチ 酒井勉 80コーチ 辻竜太郎 79 <配置転換>コーチ 斎藤俊雄 87※数字は背番号 新たなコーチングスタッフの中で、ファンから待望視されていた後藤光尊氏の球団復帰は明るいニュースだろう。後藤氏は2002年にオリックス・ブルーウェーブにドラフト10位で入団。ルーキーイヤーから活躍し、2010年に岡田彰布監督が就任すると長打力が買われて3番に定着。チームリーダーとして人望も厚く、坂口智隆(現ヤクルト)、T-岡田とともにチームを引っ張っていた。また守備にはかなり定評があり、主に二塁手として神がかったプレーを何度も披露している。しかし2013年オフに鉄平とのトレードで楽天に移籍。後藤が背負っていた背番号1を受け継いだ新外国人ベタンコートが期待外れに終わったため、当時ファンからの批判は凄まじいものがあった。現在は2015年に入団した中島宏之によって背番号1は再び輝きを取り戻している。 2016年に戦力外通告を受け、トライアウトにも参加したが、同年12月に引退を発表。その後は楽天の球団職員となり、イーグルスアカデミーでジュニアのコーチを務めた。昨年、京セラドーム大阪で行われたオリックス対楽天では、野外ステージBsStageでトークショーにゲスト出演し、「僕は今大阪に帰って来てるんです、明日は仙台に帰るんじゃなく、行くんです」と発言し、オリックスファンの胸を打った。今回の復帰はファンだけじゃなく後藤氏にとっても嬉しいオファーだったはずだ。 また2軍監督には今シーズンまで日本ハムの1軍バッテリー兼作戦コーチを務めていた“最後の阪急戦士”中島聡氏が久々の古巣に復帰を果たし就任する。中島氏も2015年の引退時からずっとコーチとして古巣に復帰するのでは?という話が出ていたが、こちらも待望の復帰だ。湊通夫球団社長は「ウチにいた優秀な人材が他球団で活躍されている。そういう方たちに戻ってきてもらいたいし、そのまま残っていただきたい」と話しており、今回の中島2軍監督、後藤2軍打撃コーチはその一環と言ってもいいだろう。 また球団がフロントとしての“残留”を希望していた福良淳一前監督には、育成統括のGMという権威あるポジションが用意された。来シーズンは舞洲で福良育成統括GMを見かける場面がありそうだ。 西村徳文新監督による新体制のベンチスタッフはこれで確定。25日のドラフト会議を経て、来月の秋季キャンプから西村オリックスが本格始動する。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年10月22日 21時45分
来夏のファイナルマッチへ向けて…長州力の革命戦士最終章が12.28後楽園から始まる!
最近ではバラエティ番組への出演も増えているプロレスラー“革命戦士”長州力が、来夏に東京で“ファイナルマッチ”を行うことが明らかになった。今年12月に67歳を迎える長州は『POWER HALL 2018 イヤーエンドスペシャル』(12月28日、東京・後楽園ホール)を皮切りに、来年は長州とゆかりのある山口県、沖縄県の宮古島で2大会を行い、夏ごろに東京都内の会場で、リングシューズを脱ぐ意向だ。 長州は新日本プロレス時代、1998年1月4日に引退興行を行っている。このことから今回は『引退』という言葉を使わず、ファイナルマッチやラストマッチという表現にこだわっているという。いかにも長州らしいこだわりである。 長州は2000年7月30日に大仁田厚の熱意に押され、現役復帰。その後、新日本を退団し、新団体WJを旗揚げするなど、精力的に活動してきた。WJ崩壊後も新日本に現場監督として電撃復帰し、“生涯のライバル”藤波辰爾、初代タイガーマスクとトリオを結成。80年代の金曜8時のテレビ朝日を彩ったレジェンド・ザ・プロレスリングを立ち上げるなど、スポット的に試合出場を続け、昔から見続けているファンや、モノマネやバラエティ番組で知った若いファンを喜ばせている。 2015年に“盟友”の天龍源一郎が引退。藤波や藤原喜明といった同世代の選手は“生涯現役”を掲げてリングに上がり続けているが、長州は昨年7月の大会で「リングに上がるのが怖い。トレーニングするのがキツイ」とらしくない弱音を吐いて、残りのレスラー生活が短いことを示唆していた。98年の引退も「動けるうちに(引退したい)」という気持ちがあってのものだったが、長州は当時から首や足首などに古傷を抱えており、あれから20年経ってもリングでパワフルなリラリアットを見舞っている姿は奇跡と言ってもいい。 関係者に話を聞くと「12月の大会がファイナルロードの第1弾で、ファイナルマッチまで開催するのは残り4大会。残り短い期間になりますが、長州さんのファイナルロードを盛り上げたい」と思いを語ってくれた。妥協を許さない性格の長州は現在も古巣の新日本プロレスの道場で汗を流している。ファイナルロードでは長州の希望を取り入れてマッチメイクするようだ。 ちなみに12月28日はライバル藤波の65歳の誕生日である。この2人が最後に組み合うのはいつになるのだろうか?ファイナルロードに参戦する選手も含めて今後の発表が見逃せない。取材・文 / どら増田写真 / ©︎リデットエンターテインメント
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スポーツ 2018年10月22日 21時15分
「まだやりたい思い出の選手はいる」藤波辰爾と対戦のカネックが33年振りに握手!
ドラディション『THE REVENGE TOUR IN TOKYO』▽19日 東京・後楽園ホール 観衆 1,562人 WWE殿堂入りしているレジェンドレスラー“炎の飛龍”藤波辰爾のプロレス団体ドラディションが19日、東京・後楽園ホールで『THE REVENGE TOUR IN TOKYO』を開催した。 ドラディションは昨年4月の“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダー(今年死去)を皮切りに、昨年10月に“仮面貴族”ミル・マスカラス、今年4月には“ニューヨークの帝王”ボブ・バックランドと、新日本プロレス時代の藤波と縁があった選手を次々と来日させオールドファンを喜ばせてきた。マスカラスは1979年に開催されたプロレス夢のオールスター戦で、全日本プロレスの故ジャンボ鶴田とともに夢のトリオを結成している。今回はかつてのライバル“仮面の魔豹”エル・カネック(メキシコではカネック)が来日。日本とメキシコで抗争を繰り広げてきた2人が約30年ぶりに試合を行った。 カネックはかつてメキシコの人気団体だったUWAの世界ヘビー級王者に長らく君臨。“帝王”として当時UWAと提携していた新日本の選手をはじめ、WWF(現WWE)からメキシコにやってくる選手を相手にしてきた。ルード(ヒール)であったにもかかわらず、愛国心が強いメキシコ国民の声援を受けて、“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアント、“超人”ハルク・ホーガンとのシングル戦でも負けることはなかった。“アンドレをボディスラムで投げたレスラー”という素晴らしい記録も残されている。 今回の来日に際して、藤波とのWWWF(現WWE)ジュニアヘビー級選手権試合を、当日になってドタキャンした敵前逃亡事件(1978年)ばかりがクローズアップされたのはとても残念だった。ドタキャンの理由は諸説あるが、カネック本人は「覚えていない」という。しかし当時は「敵前逃亡」と発表されていた。当時は、今話題となっているジュリー(沢田研二)レベルの事件に発展。大プロレスブームだったこともあって、当時はかなりの話題となっていた。 しかし、前述のようにカネックはその後、メキシコで輝かしい実績を残した。再来日を果たすと初代タイガーマスクとのシングルも両者リングアウトに持ち込むなど新日本マットでも実力を見せつけるように。藤波のヘビー級転向とともに、カネックは日本でもヘビー級の選手として頻繁に来日。第1回IWGP決勝リーグ戦にはメキシコでの予選を勝ち抜いて、エンリケ・ベラとともにメキシコ代表として出場を果たすなど、事件で出た悪評をかなり前に払拭している。むしろその後の藤波との激しい抗争をクローズアップするべきだろう。 現在66歳となったカネックだが、まだ引退はしていない。レジェンドの域に達すると「衰えた肉体を見せたくないから」と、Tシャツを着て試合をするレスラーも多い。しかし、カネックはあの当時と変わらぬ肉体を披露して見せた。これには藤波伽織夫人も「彼のプライドなんでしょうね。あの体をキープするには練習しないとできない。しっかりと仕上げて来たのはすごい」と感心していた。来日は約7年ぶりだそうだが、永遠のライバルである藤波との再会はカネックに刺激を与えたようだ。 試合は6人タッグマッチ(藤波&越中詩郎&丸藤正道対カネック&藤原喜明&KAZMA SAKAMOTO)ということもあり、お互いに先発を買って出てロックアップからの攻防を繰り広げた。ただ、藤波の攻撃をカネックがカットする場面など、2人が対峙する場面は数えるほどだった。しかし、丸藤をジャベ(メキシコの関節技)で苦しめるなど、動きのキレはイマイチではあったがテクニシャンぶりを発揮。これに発奮したのか丸藤と藤原の間に因縁も勃発した。試合は越中のヒップアタックから藤波がドラゴンスリーパーを決める“ドラゴンボンバーズ”の連携がKAZMAにさく裂し、藤波組の勝利。試合後、今年亡くなられたマサ斎藤さん、ビックバン・ベイダーさんを追悼する10カウントゴングが鳴らされ大会は幕を閉じた。 笑顔でインタビューブースに現れた藤波は「やっぱり組み合うと蘇りますよ。お互いに飛び技が出せずじまいでしたけど、隙あらば飛んでやろうという考えがよぎるんだよね。まだまだやりたい思い出の選手はたくさんいますから、呼んでいきたいですね」と話していると、カネックが現れガッチリ握手を交わした。「こうして握手するのも何年ぶりだろう?昔は考えられなかったからね」と話す藤波に私が、「藤波さんが(アントニオ)猪木さんからフォールを取って優勝した第1回IWGPタッグリーグ戦の閉会式以来です」と言うと「あっそうなんだ」とポツリ。33年ぶりの握手に感慨深げな様子だった。 カネックは「われわれは日本でもメキシコでも40年以上戦いを続ける“生ける伝説”だ。ルチャドールとして、プロレスラーとして一番大切なことは何かと言えば、技ではなく経験だ。われわれにはそれが40年もあるのだから、いつ闘っても満足する試合ができる。藤波さんは本当に素晴らしいレスラーで、日本では特別なアイドルだった。ここで再会できたことは本当にうれしい。きょうはまだ来日したばかりで、50%から60%。次はもっと激しくやりたい」と試合を振り返り、自身と藤波のキャリアについて熱弁した。今度はIWGPタッグリーグ戦に出場したときのパートナーだった“飛鳥仮面”ドスカラスとのタッグも見たくなった。 藤波が次に招聘する“かつてのライバル”は誰だろうか?ある意味“時間との勝負”にもなってくるだけに、人選も年々絞られてくるのが寂しいところだが、まだまだ昭和のプロレスファンが喜べるような大会を期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年10月22日 17時45分
エース温存で敗れた巨人、西武の舞台裏
埼玉西武が敗れ、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズに進出することになった。「なぜ、エースの菊池(雄星=27)を第5戦に登板させなかったんだ!?」 リーグ覇者の西武はクライマックスシリーズ・ファイナルステージで苦戦し、第5戦(10月21日)に敗れれば、ジ・エンドの状態だった。関係者、ファンはエース・菊池の緊急先発を予想したが、辻発彦監督がマウンドに送ったのはウルフ(37)だった。 ウルフは今季4勝4敗、防御率4・77。西武担当の取材陣によれは、「今季限りでの引退も伝えられている」という。“思い出作り”で大一番のマウンドに送り込まれたとは思えない。「エースで負けたのなら悔いはない」と考えるのが、フツーだが…。「菊池は第6戦に待機ということでした。そういえば、セ・リーグも巨人がCS最終戦に先発させたのはエースの菅野ではありませんでした」(プロ野球解説者) 菊池はCS第1戦(17日)に先発した。第6戦に投げるのは最初から決まっていたようであり、この時点で「中4日」の“過酷登板”は決まっていたことになる。通常、先発投手はシーズン中は「中6日」で投げる。「中4日」で調整していた菊池に対し、「もう負けられないから、中3日で投げてくれ」と言われたら、ベストピッチングはできなかっただろう。 これに対し、巨人・菅野はビミョ〜だ。菅野はCSファーストステージでノーヒットノーランを達成し(14日)、大きく貢献した。ファイナルステージで巨人が追い込まれたのは19日。「中4日」が経っていたので、先発させようと思えば可能だったはずだ。しかし、こんな情報も聞かれた。「菅野は11月の日米野球には参加しません。巨人側が事務局に伝えた限りだと、コンディション。つまり、シーズン中の疲労が蓄積されているので無理をさせたくない、と」(球界関係者) 菅野は完投能力を持つ先発投手なので、今季も200イニング以上を放った。コンディションに配慮するのも分かるが、エース温存のまま敗れた高橋前監督の気持ちを思うと、気の毒になる。「来季、巨人は3度目の監督就任となる原体制です。原氏に託されるのはチーム再建、世代交代の加速ですが、優勝から4年も遠ざかっています。やっぱり、優勝してもらわないと…」(前出・同) 巨人担当のメディアによれば、菅野は最後の試合となった19日の広島戦にベンチ入りするつもりでいたという。しかし、ベンチ入り登録からも外れており、高橋前監督は菅野に無理をさせない戦術に徹した。「高橋監督は『自分が辞めてもチーム(選手)は残る』と言っていました。誰かに無理をさせ、ケガをさせるようなことはしたくなかったのでしょう」(前出・プロ野球解決者) しかし、こんな声も聞かれた。「巨人選手は高橋前監督に『1日でも長く』と、必死でした。でも失礼ながら、すでに来季のことに関心が向いているスタッフもいないわけではありませんでした。西武は今オフ、菊池のポスティングシステムによるメジャー挑戦を認めるつもり。無理をさせ、落札金に影響が出るようなことになれば…」(ベテラン記者) 西武は25日のドラフト会議で、菊池の後継者となりうる左投手の指名も狙っているそうだ。90年代に日本シリーズで雌雄を決した巨人、西武はドラフト会議を経て、どんなチーム像を描くのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年10月22日 17時15分
「よく野球を知っとるから」“世界一監督”元木大介氏を推薦した球界の大物とは?
21日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、元プロ野球選手の元木大介氏が出演。今年7月に就任したU‐12日本代表監督について、そのきっかけとなったとある球界の大物とのエピソードを明かした。 2005年の現役引退以降、タレントや実業家としての活動が主となっていた元木氏。この間、球界からのオファーはなかったという元木氏だが、そんな彼に声をかけたのが、今年1月に天国へ旅立った星野仙一さんであったという。 「楽天対巨人の試合に解説で行ったら、ちょうど星野さんがいらっしゃって。そしてサロンで『ちょっと来い』って言われて、楽天の方に行ってコーヒー飲んでたら、『お前こういう大会あるからやれへんか』って」と当時を振り返った元木氏。また、その後話をする中で「ドラゴンズ時代、誰が嫌やったんですかって聞いたら、『お前や』って言ってくれたんですよ。『お前はよく野球を知っとるから』って」と星野さんから評価の言葉をもらっていたことも明かしていた。 中日、阪神、楽天の3球団で指揮を取り、リーグ優勝を4回、うち日本一を1回勝ち取った星野さん。その名将の推薦を受けた元木氏は冒頭の通り代表監督に就任し、星野さんと同じ背番号「77」のユニフォームを着用。その後臨んだ8月の「カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会」では、チームを見事無敗優勝に導いた。 以上のようなエピソードが明かされた今回の放送を受け、ネット上では「元木ジャパンは知ってたけど、星野さんの推薦は知らなかった」、「確かに野球を良く知ってる気がする」、「それで結果が出てるのもすごい」といったコメントが寄せられている。才能を見抜いた星野さんにも、そして結果を出した元木氏にも視聴者は好意的な印象を抱いたようだ。 “世界一監督”の実績が評価されてか、来シーズン原辰徳氏が新監督に就任する巨人から、コーチ就任を要請されていると盛んに報じられてもいる元木氏。星野さんの“鶴の一声”を機に、元木氏が再び球界で存在感を発揮する日も近いのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月22日 12時00分
「ドジャーズ以外どうでもいい」と暴論の張本勲氏、関口宏の発言に不快感 その裏には
21日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏と関口宏がメジャーリーグの話題を巡って一触即発になる場面があった。 番組はプロ野球クライマックスシリーズの様子を放送。巨人の敗退と、西武苦戦のニュースが、西武などで活躍した石毛宏典氏を交えて詳しく取り上げられる。西武について厳しい発言が多い関口だが、この日は特になし。 次にメジャーリーグの話題へ移行。映像はなくフリップのみで、「メジャーの方も一応ご紹介しておきますが、マエケンのいるドジャースが3勝3敗で」と紹介すると張本氏は、 「出来ればドジャーズ(発言のまま)に勝ってほしいわね。マエケンがおるから。あとはどうでもいいからね、日本の選手いないから」 と指摘。すると、関口は「それくらいは見てるんですか?」と少々意地悪な質問。張本氏が「そらそうですよ」と話すと、関口は「全然見ないのかなと思った」と指摘。張本氏は憮然とした表情で、「見てますよ、フン」と不機嫌そうに返答する。 そのやりとりは、長い付き合いの2人にしては「バチバチ」しており、ゲストの石毛氏が苦笑いしてしまうほどだった。 「関口と張本氏は政治的な思想に違いがある。張本氏は誤解も多いですが、雑誌で安倍晋三首相と食事したことを明かし、『日本の総理大臣が安倍さんで本当に良かった』と絶賛している。 一方の関口といえば、全権を持つ『サンデーモーニング』で毎週のように安倍総理を批判しており、『安倍総理=悪』を植え付けようとしているのはご存知の通り。 関口は全員をYESマンにしたいはずですが、張本氏は今や『サンデーモーニング』で最も視聴率を稼げる人物ですから、切れないでいる。 番組で、張本氏が日本のチームや選手の活躍を称賛したり、日本人の心を説くと、関口が露骨に嫌な顔をすることもある。そんな2人の仲がいいとは思いませんね。 関口としては、炎上要素を与え、あわよくば張本降板を目論んでるんじゃないですか?」(芸能関係者) 長年共演する2人だが、仲良しというわけではないようだ。
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スポーツ 2018年10月22日 11時45分
巨人が宮本和知・元木大介・水野雄仁氏の3名にコーチ要請で調整 ファンからは早くも不安の声
20日、巨人OBの宮本和知・元木大介・水野雄仁の3氏にコーチとしての入閣を要請する方向であることが判明。ファンを中心に不安の声が上がっている。 これは巨人の親会社である読売新聞が報じたもので、斎藤雅樹投手総合コーチが退団し、OBの宮本和知氏と水野雄仁氏が投手コーチとして加入するのだという。 さらに野手部門では、村田真一ヘッド兼バッテリーコーチ、二岡智宏打撃コーチ、大西崇之外野守備走塁コーチがそれぞれ退団。その穴埋めとして、元木大介氏・後藤孝志氏・相川亮二氏にコーチ職を要請する方針と報じられた。 また、ファームのコーチには今年巨人を引退した杉内俊哉投手とBCリーグ栃木を引退した村田修一内野手にオファーする予定。監督については原辰徳氏の就任がほぼ決定している。 着々と進められている原政権の人事だが、ファンからは不安の声が。宮本氏と元木氏についてはコーチ経験がなく、タレント業にシフトしている感もあるだけに、「なぜこの2人なのか」と疑問視する声が。 さらに、杉内投手と村田内野手についてもコーチとしての実績がなく、未知数。川相昌弘二軍監督・田代富雄二軍打撃コーチと若手育成の実績者が退団しただけに、「コーチを育てている暇があるのか」「実績のあるコーチが必要なのではないか」という不安の声が噴出している。 3年連続で優勝を逃し、来季は負けられない戦いとなる巨人。発表されたコーチ陣でどのような戦いぶりを見せるのか注目される。文 櫻井哲夫
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スポーツ 2018年10月22日 11時30分
路上で熱狂! “デスマッチのカリスマ”葛西純が白昼の新宿三丁目にパールハーバースプラッシュ
2016年から始まった「新宿末広通り商店会プロレス」も今回で5回目。去年からは夏と秋に2回開催されていることもあり、知名度も増している。無料で大物レスラーの白熱したファイトが見られるとあって、ハードなプロレスファンならずとも気軽に観戦できる嬉しいイベントだ。 末広通りには寄席の「末廣亭」があることもあり、その繋がりから試合に先駆けてお笑いステージも開催。バラクーダ岡本圭司さんが軽快なトークの他に「日本全国酒飲み音頭」など2曲を披露し、大いに場を盛り上げた。また解説には、元ガッツワールドの歴代シングル王者、ダイスケとミスター雁之介が友情出演。イベントに華を添えた。 プロレスの試合は4試合が行われ、オープニングから黒田"最高"哲広が登場。おなじみの"哲ちゃんカッター"などでお客さんを大いに沸かせ、2試合目のくいしんぼう仮面と日向小陽の男女ミックスドマッチでは、日向の女子特有の華麗さや、マスクマンくいしんぼう仮面のコミカルな動きで子ども達も大喜びだった。 3試合目はGoingupでの抗争そのままに、ガッツ石島と藤原秀旺の抗争が持ち込まれ、力強いヘビー級のぶつかり合いや、ヒール秀旺の怪しいファイトが繰り広げられた。 メインにはFREEDOMSの“クレイジーモンキー”葛西純と、Goingupの成長著しい若手のエース候補・大谷譲二がシングルで対戦。デスマッチルールではないこともあり、大金星を狙う大谷が”あわや”の場面を作るも、場外での椅子や鉄柱攻撃もあり、大谷は大流血。しかし、初のシングルのメインだったこともあり、乾坤一擲の意地で後頭部へのスライディングDなどを見せるも、最後はパールハーバースプラッシュの前に涙を飲んだ。 今回は過去最高の観客動員で、約450人もの観衆を集めた。これだけの豪華メンバーで、しかも無料でプロレスが見れる機会は稀なだけに、回を重ねる度に注目度が増している。観衆の熱気を受け、末広通り商店会石川国由会長を中心に、スタッフもまとまりを見せ盛り上がっている。来年以降もイベントを定番化し、プロレスの裾野を広げる活動に期待大だ。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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岡田前阪神監督 著書で原、落合両監督を一刀両断
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2008年11月18日 15時00分
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