スポーツ
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スポーツ 2018年10月16日 22時10分
「東京五輪」5500億円の使い道は一体…? ブラック・ボランティアの裏で浮いた巨額
ブラック・ボランティア。今、東京五輪の準備局が募集を始めたボランティア人員を指し、そんな言葉が広まりつつある。労働基準法を守らない会社のことをブラック企業というが、東京五輪をサポートするボランティア人員も、そういうイヤな思いをさせられるかもしれないのだ。 「本来、ボランティアとは『自発的に』の意味なんですが、日本では『無報酬』での善意活動をする言葉にされています。それはそうと、東京五輪組織委員会はスポンサー料やJOCからの資金、内部留保などで5500億円以上を確保中。無償ではなく、『有償ボランティア』も可能ではないかとの疑問も各方面から指摘されています」(スポーツ紙記者) 五輪ボランティアは2012年ロンドン大会から始まった。観戦者が競技場に向かう際の道案内のような通訳、機材・備品の運搬などさまざまだが、東京五輪組織委員会も過去大会に倣ってボランティアの募集に踏み切った。過去の実績もあり、組織委側は「一生に一度の感動体験ができる」と言うものの、前回リオ大会では「無償ボランティアが職場放棄し、有償者だけで頑張った」という失敗談もある。 カネがあるのなら、東京大会も有償制で募集してもいいのだが、そうはならなかった。 「文科省は全国の大学に対し、五輪ボランティアに参加できるよう、授業の進行に配慮してくれと通達しています。企業に対しても長期休暇を要望。要請された側の一部大学、企業が懸念しているのは、トラブルや事故があったとき、ボランティアでは組織委員会が助けてくれないことです。交通費の支給すらしてくれない現状を見ると、当然の主張ですね」(同・記者) ガイド役のボランティアが熱中症で倒れても、自己責任にされるわけだ。一足先に行われる19年ラグビーワールド杯もボランティアを募集するそうだが…。 「災害被害地の復興が遅れていますが、こちらもボランティア頼みの状態です。五輪での成功を機に、国民に奉仕活動の気持ちを植えつけようとしているのでは?」(全国紙政治部記者) たとえ無償だとしても、やりたい人がいるのなら需要と供給が一致しているので問題はない。しかしその前に、組織委は5500億円の使い道を明確にすべきだろう。
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スポーツ 2018年10月16日 21時15分
“神童”那須川天心、堀口恭司戦の次は11.17RISE両国国技館で内藤大樹戦が決定!
RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の次戦相手が決まった。天心は9月30日の『RIZIN.13(さいたまスーパーアリーナ)で、“メジャーリーガー”堀口恭司とキックルールで対戦、判定勝ちを収めた。“神童”約3万人を熱狂させた“世紀の一戦”を「この先の格闘家人生を決める試合」と回顧。次の対戦相手に注目が集まっていた。天心のホームリング・キックボクシングの『RISE129』11.17両国国技館大会で戦うことになったのは、シュートボクシングの内藤大樹だ。 “神童”天心の次なる舞台はRISE初の両国国技館大会。内藤とは2015年8月に対戦し1RでKO勝ちを収めている。内藤は天心へのリベンジを誓い、昨年11月23日に東京・TDCホールで10年ぶりに開催された『DEAD OR ALIVE 2017 トーナメント 57kg』に出場。1回戦で原口健飛、準決勝で現RISEフェザー級王者の工藤政英に勝ち、決勝ではMOMOTAROを延長の末、KOで下して優勝。リング上で「シュートボクシングの強さを見せることができました。でもまだやらなきゃいけない相手がいるので、そこを目指して頑張ります」と離していた。名前は出さなかったものの「やらなきゃいけない相手」が天心をさしているのは明白だった。 当日、決勝の前に試合に臨んだ天心も「DoAトーナメントの優勝者!ぜひ、俺と闘いましょう!体重は57kgですけど全然問題ないんで、待ってます」とアピール。決勝後の会見では「DoAトーナメントらしくないなとは思いましたけど、内藤選手とはぜひ。もっと面白い試合をしてほしかったです」とトーナメントの内容には不服だったようだが、今年の上半期には両者の再戦が実現するものと思われていた。 しかし、2月にスアキム、5月に中村優作、6月にロッタン、負傷による欠場を経て先日の堀口と、天心の相手はずっと埋まっていた。RISEへの出場も今年はここまで1回にとどまっている。内藤にとってはトーナメント優勝から1年、再戦までに3年かかってしまったが、この大会を逃せばこのカード自体が流れてしまう可能性もあっただろう。内藤にはこの3年間の思いを両国で爆発させてもらいたい。 TEPPEN GYMのホワイトボードに書かれている天心の試合予定には、11.17の下に12.31ともある。今年も無傷のまま大晦日を迎えるのか?それとも両国で一波乱あるのか?天心の2018年は残り2試合だ。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年10月16日 17時45分
「これからも千葉“ロッテ”マリーンズ」ロッテ山室球団社長がシーズンを総括
クライマックスシリーズ初戦の13日に全日程を終了した千葉ロッテマリーンズの山室晋也球団社長が15日、毎年恒例となっているシーズン総括を行った。 山室球団社長は「今シーズンも熱い応援で選手たちを力強く後押ししていただき、本当にありがとうございました。まずはZOZOマリンスタジアム、そして日本各地の球場にて沢山のご声援を送って頂きましたことに感謝申し上げます」と全国のファンに対してお礼と感謝の言葉を述べると、「皆さまが球場にお越しいただきましたことで今年、球団創設以来最多となる観客動員を達成することが出来ました」と、今シーズン主催72試合の観客動員が166万5133人という、これまで最多だった2008年の160万1632人を大きく上回る球団新記録を達成したことに言及。 続けて、「このように皆さまから大きな期待をかけていただいたにも関わらず、結果的に5位となってしまいましたことを深くお詫び申し上げます。何よりも本拠地ZOZOマリンスタジアムにて14連敗を喫するなど、ホームゲームにて大幅な負け越しを記録し、ファンの皆様を失望させてしまったことは、あってはならないことであると痛感しています」と、今シーズン59勝81敗3分けの5位と、2年連続で80敗を喫してしまったことや、28勝43敗1分けに終わったホームゲームでの戦績について陳謝した。 「井口資仁新監督を迎えてスタートをした2018年シーズン。井上晴哉内野手はマリーンズの日本人選手では5年ぶりとなる20本塁打を超え勝負強い打撃で4番打者として定着し、中村奨吾内野手も全試合フルイニング出場を果たし、リーグ2位の39盗塁を記録しました。機動力野球を掲げたチームはリーグ優勝をした埼玉西武ライオンズの次に多い124の盗塁を積み重ねました。積極的に次の塁を狙っていく野球に新しいマリーンズの形を見ることが出来ました。野手は球団最多となる鈴木、中村、藤岡、田村の4選手が全試合に出場。この経験はきっと来年につながるものだと確信しています」と今シーズンの良かった点を振り返ると、来季への期待を寄せていた。 ハード面に関しては、「イベント企画などのファンサービスも皆様に楽しんでいただけるよう新しいものを積極的に投入し、強化に努めて参りました。まだまだ至らぬ点も多く改善すべきことがある中で、笑顔でご来場して楽しんで帰ってもらえるような球場の雰囲気作りを目指し、これからも色々な事に挑戦し、取り組んでいきたいと思っております」と高評価。 来シーズンは客席の増席に伴うZOZOマリンスタジアムの改装も行われる予定だが、「さらに良いものを作り上げ、喜んでもらえるサービスを提供できますよう努力して参りますので期待をしていただければと思います。(中略)ZOZOマリンスタジアムも新シートが誕生し大きく生まれ変わります。よりグラウンドがスタンドから近くなり、臨場感溢れる迫力あるプレーをお見せします。来る2019年に選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように最善の準備と投資を行い、生まれ変わる球場で魅力溢れる野球を展開することをお約束します」と新人工芝の張り替えやLED照明を導入した今シーズンよりさらに進化する新生ZOZOマリンをアピール。 「すでに千葉ロッテマリーンズは来シーズンの開幕に向け、新たなスタートを切っています。選手たちは今年の反省と悔しさを胸に刻みながら鍛錬の日々を過ごしています。編成面でも今年一年の戦い方を分析し反省をしながら、的確な補強を行い、チームを強化していきます。応援をしていただいているファンの皆様を魅了し、心を動かすような野球をグラウンドで繰り広げるチームを作り上げるべく様々な角度から効果的な強化をして参ります。(中略)ファン、チーム、球団が一体となって突き進み、勝利の瞬間に喜びを分かち合える。それは12球団でも千葉ロッテマリーンズが一番です。これからもファンの皆様と一つとなり日本一という目標に向かって邁進していきます」と来季への抱負を語ると、最後に、「新しいシーズンをご期待いただくと共に、これからも千葉ロッテマリーンズへの変わらぬご声援の程、宜しくお願い申し上げます」と語り総括を締めている。 ロッテは今シーズン途中に球場のネーミングライツ契約をしているZOZOタウンの前澤友作社長がプロ野球球団を買収したい意向を明らかにしたことから、ファンに動揺を与えたが、球団関係者は「事実はない」としており、山室球団社長も改めて「これからも千葉ロッテマリーンズを」という言葉を最後に使っている。これまでの球界の歴史を振り返ると、買収劇は電撃的に行われるケースが多いので、一概に否定もできないが、今シーズン観客動員数が過去最多を記録したことからも、ロッテが身売りする可能性は極めて低いと言っていいだろう。取材・文・写真 / 増田晋侍
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スポーツ 2018年10月16日 17時30分
“野に放たれた虎”貴乃花が血祭りに上げる相撲協会幹部の実名①
不信感を露わにし、大きなわだかまりを抱いたまま、大相撲界を引退した元貴乃花親方(46、本名・花田光司)。溜まりに溜まった恨みつらみをどう晴らすのか。野に放たれた虎と化した“平成の大横綱”の次なる一手を巡って、相撲協会は戦々恐々としている。血祭りにあげられるのは誰か。一連の騒動の中からその名前が浮かび上がってきた! 元貴乃花親方の怒りが収まることはなかった。弟子たち8人(世話人らを含めると10人)の千賀ノ浦部屋移籍が承認され、元貴乃花親方の引退届が受理された10月1日、八角理事長は記者会見で、次のように述べた。「(誤解を解くために)貴乃花親方と直接面会して話をしたいと思い、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に、『事務所に出てこられないか』と要請しました。千賀ノ浦親方は1時間半ぐらいかけて説得しましたが、断られました。いずれ一緒に協会を引っ張っていこうと思っていただけに残念です」 元貴乃花親方にすれば、散々、圧力をかけておいて、「今さら何を言っているんだ」という気持ちだったに違いない。その証拠に、引退直後にはあるマスコミに、こう語った。「(協会サイドが詰め寄ったとされる告発状を事実無根と認めても、認めなくても)どっちみち、私は潰されたでしょう」 不信感は頂点に達し、話し合う余地はまったく残っていなかったのだ。気になるのは、この怒りの矛先。「(今後、協会に対して行動を起こすことは)ございません」 元貴乃花親方は9月25日の引退会見で、このように答えているが、このまま黙って引っ込んではいまい。では、どういう反撃のシナリオが想定されるのか。「近く、テレビで大々的に独占告白する可能性が大です。今年2月、貴乃花親方は理事選に落選した直後も、突如、テレビ朝日に出演して自分の主張や相撲協会の非を強く訴えました。このとき、相撲協会から出演する了承を得ていなかったことが問題になり、のちに2階級降格処分の一因にもなっています。また、放送したテレビ朝日も出入り禁止の処分を受け、こちらはいまだに解除されていません。でも、すでに協会を離れてしまった今、貴乃花親方がどこで何を言おうとなんの手続きもいらないし、遠慮する必要もない。放送するテレビ局は、またテレビ朝日でしょう」(担当記者) そう言えば、テレビ朝日は今回の退職騒動にほとんどタッチせず、傍観を決め込んでいる。「元貴乃花批判を避けた」と、テレビ関係者はみている。 その中で、あぶり出されるのが元貴乃花親方に有形無形の圧力をかけたとされる“人物の実名”だ。協会サイドは否定しているにもかかわらず、貴乃花親方が暴走するようなことを吹き込んだのは誰か。「貴乃花親方は引退会見では明かしませんでしたが、貴乃花一門で盟友だった阿武松理事(元関脇益荒雄)であることは明白です。阿武松理事も(貴乃花親方と)話した事実は認めています。ただ、以前と違って現在は理事ですから、協会サイドの意に沿った話し方だったのでは…。これを、貴乃花親方が圧力と感じたんじゃないでしょうか。その話の内容がどんなふうだったのか、気になるところです」(協会関係者)
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スポーツ 2018年10月16日 17時15分
「Youは何しにマウンドへ?」トレンド1位をかっさらった日本ハム・トンキンの5球
15日に行われたソフトバンク対日本ハムのパ・リーグクライマックスシリーズ(CS)第3戦。日本ハムを下したソフトバンクがファイナルステージ進出を決めたこの一戦だが、その試合結果以上に注目を集めたのが日本ハムのマイケル・トンキンだった。 2‐3と1点ビハインドで迎えた6回裏、3番手の公文克彦からバトンを受け4番手のリリーフとしてマウンドに上がったトンキン。チームは直前の6回表に近藤健介のタイムリーで1点差に詰め寄っており、反撃の機運をさらに盛り上げるような投球が期待されていた。 しかし、トンキンは先頭のデスパイネに2球目のストレートを捉えられ、これが特大のソロホームランに。さらに、続く中村晃には3球目のカットボールを叩かれ、打球はこれまたスタンドイン。2者連続アーチを被弾したトンキンは、わずか5球でマウンドを追われることとなってしまった。 この2失点が尾を引いたのか、チームはその後の3回でいずれも無得点。結果的に2‐5でソフトバンクに敗れ、埼玉西武が待ち受けるファイナルステージへの扉は閉ざされてしまった。 あまりにも痛すぎる失点を喫したばかりか、1アウトも取れずに降板したトンキン。これを受けたネット上には「絶対打たれると思ったら案の定だった」、「せっかく追い上げムードだったのに」、「Youは何しにマウンドへ?」、「トンキンが悪いのか栗山監督の采配ミスなのか…」といった声が相次いで寄せられている。また、こうした声の大きさからか、ツイッターのトレンドランキングでは「トンキン」というワードが並み居るワードをごぼう抜き。最終的にはランキング1位にまで登り詰め、試合が終わった後も引き続きランクインを続けている。負けたら終わりの大一番で、まさかの“背信投球”を披露してしまったトンキン。この2失点が無ければ勝負はまだまだ分からなかっただけに、日本ハムファンの落胆や失望もかなり大きなものとなっているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月16日 17時15分
第3次原巨人で始まった阪神、中日、横浜…「監督交代」ドミノ倒し
巨人・高橋由伸監督の今季限りでの退任が決まり、今季のストーブリーグが幕を開けた。巨人を発生源とする嵐は阪神、中日、横浜にも飛び火し、監督交代ドミノが一気に加速する。 就任以来3年連続で広島カープの独走を許し、今季は12年ぶりの負け越しと3位以下が確定。球団史上ワーストタイとなる4シーズン連続V逸の責任を取り、辞任を申し出た高橋由伸監督(43)。後任には、リーグ優勝7度、日本一3度の実績を持つ原辰徳前監督(60)の招請で親会社、球団とも一本化している。 しかし、なぜ基本線だったはずの“由伸続投”から180度転換したのだろうか。球界の事情通が語る。「神奈川県相模原市出身の原氏の元には、同じ県内の横浜DeNAに加え、千葉ロッテの買収を目論む株式会社ZOZOの前澤友作社長からも監督就任要請があったようです。巨人首脳は、このまま高橋監督続投なら原氏の流出は避けられないと危惧した背景があります」 危機感を抱いた理由は、ソフトバンクグループの孫正義会長が前澤氏の経営手腕を評価し、球界進出の後ろ盾になっていることだ。 そのソフトバンクは自動運転の実現を目指し、移動サービス事業でトヨタと共同出資会社を設立。スマートフォンで乗り合い車両を呼ぶなどのサービスを展開する。通販サイトで成功を収めている前澤氏との連携も視野に入れているという。 「月旅行に1000億円を注ぎ込む前澤社長にすれば、新球団の目玉として、仮に契約金10億円を払ったとしても、原氏を監督に迎えてドリームチームを作るのは容易でしょう。そうなると選手年俸の価格破壊が起こり、巨人としても他人事ではない。孫氏は巨人を去った王貞治氏を監督に迎えて今日の福岡ソフトバンクの隆盛に繋げました。今度は前澤氏が原氏で…。巨人はそれを最も恐れているのです」(スポーツ紙デスク) ともあれ、巨人の来季体制が決まったことで、セの他球団もドミノ式で新陣容に移行する。期待されて監督就任3年目を迎え、高橋監督同様に3季連続でV逸。それでも続投の方向だった阪神・金本知憲監督(50)も他人事ではなくなった。 球団は金本監督“退陣説”の火消しに躍起で、テコ入れに、就任1年目ながら若虎をウエスタンリーグ優勝に導いた矢野燿大二軍監督を一軍ヘッドコーチ格に昇格させ、元中日の和田一浩氏を招聘する。今季の打撃不振の責任を取り、現一軍ヘッドの片岡篤史氏を来季は二軍監督に配置転換するが、金本・矢野・和田氏はいずれも東北福祉大出身で、まるで流行の“オトモダチ内閣”。しかも揃って外様だ。そんなタイミングの中、虎党にして、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑氏がTBS系の情報バラエティー番組『ビビット』に出演。同じく虎党の堀尾正明アナウンサーから「阪神タイガースの再建案」を問われ、「指揮官の交代です」と生放送でズバッと一刀両断した。 本庶氏は京都の文化人で作る阪神の元監督・岡田彰布氏の個人後援会『メンバーズ80・岡田会』の会長だ。「指揮官の交代」発言の意図が透けて見える。 巨人・高橋監督が潔くユニホームを脱いだことで、同じ境遇の金本監督も動揺は隠せない。阪神OB会も広島、中日出身者中心の来季布陣に反発しており、本庶教授の「声」に乗っかる形で岡田氏担ぎ出しが水面下で進行している。血の気の多い熱血監督だけに、ケツをまくって辞表を叩きつける可能性は十分にある。 よく分からないのが、6年連続Bクラスが決定した中日。森繁和監督の解任は決定的だが、その背景に巨人の“森氏強奪”の動きがあるというからややこしい。解任が決まった鹿取義隆GMの後任に、原新監督の“ご意見番”として据える作戦という。今オフ、中日はビシエド内野手とアルモンテ外野手が揃って国内他球団に移籍する可能性があり、森氏ともども巨人が引き抜くか、注目が集まっている。 その動きを察知した中日は、予定していたOB山本昌氏への監督要請を一時保留し、巨人の二軍監督退任が決まった川相昌弘氏の一本釣りを画策。一方でOBの与田剛氏、あるいは西武、ロッテで監督を務めた伊東勤氏の擁立案も浮上している。いずれも森監督を編成トップとしてフロント入りさせ、球団内に抱え込もうという意図が見て取れる。 一方、原氏獲得を巨人に横恋慕され、「ハマの番長」三浦大輔氏にスイッチしかけた横浜DeNAでは、ここにきてラミレス監督の続投に傾いていることが判明。一部には中畑清前監督の再登板を推す動きもあった。 監督復帰を熱望する中畑氏は、巨人監督の目が消えたことに加え、第2希望の東北楽天も平石洋介代行の昇格が決まり、横浜も絶望的…。行き場を失った格好だが、残り物には福があるとはよく言ったもので、最も資金力のあるZOZO新球団ができれば最有力。 今季のストーブリーグはまだまだ動きがありそうだ。
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スポーツ 2018年10月15日 17時45分
「考えさせて!」矢野二軍監督がトラ指揮官昇格をためらう真相は…
「監督不在」で問われるのは、フロントの“センス”ということか…。 矢野燿大・二軍監督(49)がフェニックスリーグの行われている宮崎から緊急帰阪した(10月14日)。矢野二軍監督の昇格で決まると見ていいだろう。二軍監督に就任したのは今季、いきなりファーム日本一に導いた手腕はもちろんだが、二軍公式戦115試合で163盗塁という驚異的な機動力を見せ、得点効率も高めた。「その手腕を一軍で」の声が出てもおかしくはないのだが、矢野二軍監督が「考える時間がほしい」と返事を保留したのには理由がある。「遅くとも今週中に返事をしてほしいと、フロントは思っています」(在阪記者) 指揮官不在は選手への影響も大きい。また、不在の期間が長くなるということは、球団の混乱を意味する。マイナス要素として報じられるのも人気商売としては宜しくないからだが、こんな指摘もある。「ドラフトの1位指名選手を絞り込めません。現場の声を聞かないと…」(前出・同) 矢野二軍監督が帰阪する2日前、阪神はスカウト会議を開いている。チーム関係者によれば、阪神スカウトが作成した指名リストには80人強の選手名があり、1位候補は5、6人まで絞り込んだものの、そこから先の作業は停滞したままだという。「野手がほしいのか、投手がほしいのか…。投手にしても将来性か、即戦力か、右か左で大きく違って来るので」(関係者) 11日には、甲子園を沸かせた金足農の吉田輝星投手との面談を行っている。「野手ナンバー1は根尾(昂=大阪桐蔭)」なる声も漏れ伝わってくるが、福留、糸井などレギュラー外野手の高齢化が進んでおり、「控え内野手も多い。根尾とポジションが重複する中堅、若手もいる」と、1位指名の絞り込みがいかに曖昧かを懸念する向きもないわけではない。「今季の敗因を探れば、先発投手のコマ不足はなんとしてでも解消したい。でも、新しい監督が現有戦力でやれるというのなら、野手優先で最終的な絞り込みに入ります」(前出・同) 2011年、経営難に揺れていた旧横浜ベイスターズが監督不在でドラフト会議に臨んだこともあった。スカウトと現場で完全に線引きしている球団もあるが、近年の阪神は現場の意向を反映させた最終的な絞り込みを進めてきた。そう考えると、矢野二軍監督の返事保留は来季のチーム編成に大きな影響を与えてしまう。 こんな情報も交錯していた。金本監督が辞意表明の会見を開いたのは10月11日。その直前、矢野二軍監督を含め、全コーチスタッフに「辞めることになってしまった」と電話連絡を入れている。考えすぎかもしれないが、その言い方だと、 「辞めさせられた」とも聞こえるが…。「前日10日の甲子園最終戦、金本監督は試合後に謝罪スピーチをしています。坂井信也オーナー(11月末退任予定)も観戦していましたが、そのスピーチを聞かずに席を立ち、クラブハウスで揚塩健治球団が金本監督を探すのが目撃されています」(前出・関係者) 会見で金本監督はBクラスが決定した10月5日から辞意を考え始めたと話していたが、その後、来季の一軍打撃コーチとして、元西武、中日の和田一浩氏の招聘や矢野二軍監督のヘッドコーチ昇格など「19年・金本体制」も発表されている。こうした球団の動きと金本監督の辞意は矛盾する。矢野二軍監督が返事を保留し、わざわざ帰阪してまで「考える時間がほしい」と言ったのは、こうしたチグハグな球団の動向の真意を探るためだったのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年10月15日 17時15分
【DeNA】ホセ・ロペス&ネフタリ・ソト”超優良助っ人”コンビが残留決定!
☆早くも交渉成立 ベイスターズは10月13日、ホセ・ロペスとネフタリ・ソト両選手と2019年シーズンの選手契約を結んだことを発表した。 ネフタリ・ソトは41本のホームランを放ち、ホームランキングのタイトルを手にしたスラッガー。来日1年目でキングになり、また、40本打ったのは、2003年と2004年のタイロン・ウッズ以来の球団二人目の快挙。ソトは6人目の外国人として、主にサード宮崎敏郎、ファーストロペスのバックアップとしての入団。ウッズもメジャーリーガー、スティーブ・コックスの保険として入団し、奇遇なもので共に期待度は低かったが、日本の野球に見事にハマり大活躍してみせた。ソトはポジションもファースト、サードの他にライト、セカンドと守れるのも魅力。また、マルチホームランを8度記録し、まさしく打ち始めたら手が付けられない”無双”状態になるのも特徴。打数を本塁打数で割った本塁打率は驚愕の10.15。今季は107試合しか出場していないので、来季フル出場した場合はどれだけホームランを放つのか。来年以降の活躍が楽しみなプレイヤーとなった。 ホセ・ロペスは来年で来日7年目となる。ベイスターズでは5年目を迎える事となる。これはロバート・ローズの8年、ジョン・シピンの6年に次ぎ、カルロス・ポンセの5年に並ぶ、球団で4本の指に入る長期契約選手となった。今年も前半戦はリーグ打撃2冠王としてチームをけん引。残念ながら右足のハムストリングスを痛め離脱した時期もあったが、復帰後はクリーンアップの一員として安定したバッティングで貢献。また、ファーストで946回の守備機会で無失策を記録し、守備率10割の新記録を樹立。外国人助っ人でありながら、ピッチャーに声をかけに行くリーダーシップも持ち合わせる”想・攻・守”そろった唯一無二のプレイヤーとしてチームに欠かせない存在となっている。☆ラテンアメリカパワーで ベネズエラ出身のアレックス・ラミレス監督は、日本で2000本ヒットを放った外国人で最初の名球会メンバー。プエルトリコ出身のソト、ベネズエラ出身のロペスにとって心強い存在であろう。2019年も陽気な彼らのパワフルスイングで、流れを我らに呼び込む。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年10月15日 12時10分
真中満氏、張本勲氏と関口宏の“暴走コメント”に大人の切り返しで称賛の嵐
14日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ゲスト出演した前東京ヤクルトスワローズ監督の真中満氏が張本勲・関口宏両氏を優しくフォローするコメントを行い、称賛を受けた。 この日はバーチャル出演となった張本氏。セ・リーグのクライマックスシリーズ第一ステージの話では、「ヤクルトファンには悪いけど今日で決める」と断言。すると、真中氏は「短期決戦のそういう試合ですから。(ヤクルトにも)可能性はある」と反論する。 また、巨人高橋由伸監督退任、原辰徳氏就任濃厚のニュースになると、張本氏は「良い人を選んだと思いますね」とコメント。 そのうえで「セ・リーグは3人代わりますから。巨人・阪神・中日と。巨人は原で優勝を狙うんだろうけどね、セ・リーグは来年は波乱を呼びますよ」と話し、関口が「原で波乱を呼ぶ。はい、わかりました」とダジャレを放つと、「ちょっとよくわからないですけどね」と笑いながらもバッサリと切り捨てた。 さらに、元陸上選手で世界記録保持者のウサイン・ボルト選手がオーストラリアのプロサッカーリーグの試合に出場し、2ゴールを決めた話題で、は張本氏が「野球でもオリンピック出るような選手が入ったんだけど失敗しましたよね。サッカーは走って蹴るだけじゃないから。メンタルなものが相当要求されますからね。トップクラスじゃなかなか通用しないと思いますよ。サッカー選手にもプライドがあるから」と切り捨てる。 しかし、真中氏は「僕はボルトにあっぱれ。やっぱりいろんなことにチャレンジすることって体力がいると思うんですけど、それに挑戦するっていうのはあっぱれです」 とこちらも真逆の意見。思わず関口が「いいですか?あっぱれあげてますよ」と張本氏に質問するが、特に返答はなし。気分を害しても不思議ではなかったが…。 そして、世界バレーボールの話題では、関口が「ルールがややこしくて覚えられない。なんでこんなに難しくするのかな。もっと簡単にしたらどうなの」と激怒。これにはスポーツジャーナリスト・中西哲生氏が「いろいろあるんです」と諭し、真中氏も「盛り上げようといろいろ考えているんでしょうね」とコメント。 その様子は張本氏や関口とは約30歳離れた真中氏のほうが大人のコメントを行い、暴走する高齢者を諌めるというような光景だった。 選手を褒めて伸ばし、2015年にヤクルトを14年ぶりのリーグ優勝に導いた真中氏。選手としては張本氏のほうが上だが、マネージメント能力は真中氏のほうが数段上。コメントの違いは、指導者としての資質の違いを表しているのかもしれない。
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スポーツ 2018年10月15日 08時24分
“1シーズン2度”は52年ぶり?巨人・菅野智之がノーヒットノーランを達成
一世一代の快投といって、全く差し支えはないだろう。 14日に行われたセ・リーグクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦。ヤクルトを4‐0で下しファイナルステージ進出を決めた巨人は、エース・菅野智之が圧巻の投球を披露した。 9日阪神戦でのリリーフから中4日での先発登板となった菅野は、疲れをものともせず初回から6回までヤクルト打線を完全に制圧。一方の味方打線も長野久義(2回表/ソロ)、ケーシー・マギー(4回表/ソロ)、亀井善行(4回表/2ラン)が一発を放ち、4点の援護を菅野にプレゼントした。 7回裏2死から山田哲人に四球を与えたことにより、完全試合達成こそならなかった菅野。しかし、後続のウラディミール・バレンティンを空振り三振に仕留めると、その後は8回、9回共に“これまで通り”の3者凡退。「9回113球・無安打無失点・1四球・7奪三振」という投球内容で、見事に自身初、CS初のノーヒットノーランを達成した。 3年ぶりのファイナル進出がかかる大一番で、これ以上無いくらいの好投を見せた菅野。この活躍を受け、ネット上には「これぞエース!」、「惚れ惚れする内容だった」、「本当にすごいとしか言いようがない」といった称賛の声が数多く挙がっている。 7月27日(対中日)の山口俊に続き、今シーズン2人目のノーヒッターを輩出することとなった巨人。レギュラーシーズンとポストシーズンの違いこそあれど、1シーズンに2度の達成者が出たのは1966年の西鉄(田中勉/清俊彦)以来52年ぶりの快挙だ。 また、チームの歴史に絞るとさらに年月を遡り、1937年(沢村栄治/ヴィクトル・スタルヒン)以来81年ぶりの出来事ともなっている。“自身初、CS初”と前述した菅野の偉業は、“52年ぶり、81年ぶり”の快挙でもあった。 過去の歴史を掘り起こし、新たな歴史を紡いだ今夜の菅野。チームはこの勢いのまま、ファイナルで待ち受けるリーグ王者広島相手に“下剋上”を成し遂げることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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ゼロワンMAX WPFからの刺客
2008年10月28日 15時00分
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ハッスル 年末イベント「五輪祭り」開催
2008年10月27日 15時00分
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ハッスル 川田が涙のGP制覇
2008年10月27日 15時00分
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ハッスル KG白星デビュー
2008年10月27日 15時00分
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新日本プロレス 棚橋弘至が米国での再起を誓うワケ
2008年10月27日 15時00分
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野球 巨人王手も守護神崩壊
2008年10月25日 15時00分
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プロレス・エキスポ 高山&フライ遺恨ぼっ発
2008年10月25日 15時00分
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スポーツ
戦極 佐々木&横田 2階級制覇誓う
2008年10月25日 15時00分
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スポーツ
野球 上原スクランブル態勢 CS連投辞さず
2008年10月24日 15時00分
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スポーツ
DEEP 柴田 大みそか参戦に望み
2008年10月24日 15時00分
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スポーツ
戦極 廣田が五味に宣戦布告
2008年10月24日 15時00分
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スポーツ
野球 原巨人 CS突破へ黄信号
2008年10月23日 15時00分
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スポーツ
サッカー ACL浦和サポーター激怒 あわや暴動寸前の舞台裏
2008年10月23日 15時00分
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スポーツ
サッカー 浦和まさかの逆転負け
2008年10月23日 15時00分
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スポーツ
戦極 五味が光岡の挑発に怒
2008年10月23日 15時00分
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スポーツ
野球 WBC監督は原か渡辺久か梨田
2008年10月22日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 曙に刺客 元北勝嵐、浜亮太
2008年10月22日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ボノちゃんにM軍の罠
2008年10月22日 15時00分
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スポーツ
ハッスル 美少女空手家 ハッスルでリングデビュー
2008年10月22日 15時00分