スポーツ
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スポーツ 2018年10月20日 17時00分
10.5長嶋茂雄氏危篤騒動 マスコミ各社が裏取り取材に走り“予定稿”まで
10月5日夕刻、巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏(82)の“危篤情報”がマスコミ間に流れ、裏取り取材等で一時大騒ぎとなった。「発信源は通信社、テレビ局だったようです。確度の高い情報として、スポーツ紙などは来るべき時に備え“予定稿”を用意しているという噂まで飛び交った。確認作業などで現場は大混乱に陥りました」(スポーツ紙記者) 長嶋氏が胆のうの不調で都内の病院に緊急入院したのは7月上旬だった。8月上旬には回復へ向かう長嶋氏のコメントが球団から発表されたが、あれから3カ月が経ったのに、退院報道は出ていない。「その間、なかなか胆石が取れない、肺炎を発症したなど重病説は絶えなかった」(球界関係者) 長嶋氏の公式的な病状が一切報じられない中で、突然“危篤情報”が流れたわけだ。入院先の病院前には、多くの報道関係者が詰めかけた。「相変わらず、次女の三奈さんサイドは“順調に回復しています”とコメントしています。しかし、ミスターが緊急入院して1カ月くらいまでは一進一退の危険な状態だった。そんな時でさえ“元気にしています”と言ったくらいですからね。本当は、危険な状態だから姿を見せられないと思われても仕方がありません」(長嶋氏に近い放送関係者) 実は、8月上旬、長嶋氏の入院が報じられた直後にも危篤説が持ち上がっている。“何か重大発表があるのでは”とスポーツ紙記者らは読売新聞東京本社前に集まったが、「長嶋さんは元気です。命にも別状はない」と関係者から伝えられ、現場から引き揚げている。 5日夜も長嶋氏の危篤情報は、同様に否定された。 最近の長嶋氏の病状について知らされたという近親者の話によると、「3カ月にも及ぶ点滴での栄養補給と流動食だから、長嶋さんはかなり痩せてしまっている。運動不足による体力減退も否めない。しかし、長嶋さんは“歩きたい!”と話しており、会話もできる状態です。医師側も“車椅子だから回復には時間がかかる”と長期入院を告げているそうです。危篤ではありません」 スポーツジャーナリストの吉見健明氏が語る。「今回の危篤説騒ぎもキャッチしたが、慌てず、騒がず長嶋さんの回復を信じている。14年間も続けてきたリハビリの精神力からして、再起は近いとみます」
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スポーツ 2018年10月20日 06時33分
強豪集うUEFAネーションズリーグ 最上位リーグ「リーグA」各グループの成績は?
今年9月から第1回大会が開催されている「UEFAネーションズリーグ」。大会の最上位リーグに当たる「リーグA」では、1〜4のグループに振り分けられた12か国が、来年6月に行われる決勝トーナメント進出をかけしのぎを削り合っている。 全24試合の内、ここまで16試合が終了している「リーグA」各グループの戦い。2014年ブラジルW杯王者のドイツが下部リーグへの降格危機に陥っていることも広く伝えられているが、各グループのここまでの成績はどのようなものになっているのだろうか。 グループ1の星取は、1位フランス(勝ち点7)、2位オランダ(勝ち点3)、3位ドイツ(勝ち点1)となっている。ロシアW杯王者のフランスが順調に勝ち点を積み上げる一方、先に述べた通りドイツは最下位に沈んでおり、来月16日のオランダ対フランス戦の結果次第では1試合を残しての降格が決まる。グループ2では1位ベルギー(勝ち点6)と2位スイス(勝ち点6)が激しい首位争い。来月15日のベルギー対アイスランド戦の結果次第では、その3日後に予定されている直接対決が首位決定戦となる可能性もある。その一方で、ここまで勝ち点0のアイスランドは、既に下部リーグへの降格が決定してしまっている。 グループ2と同じく、既に降格チームが決まっているのがグループ3。1位ポルトガル(勝ち点6)、2位イタリア(勝ち点4)の後塵を拝した3位ポーランド(勝ち点1)が、アイスランドと同じくリーグAの座から転落している。 最後の登場となるグループ4は、2位イングランド(勝ち点4)、3位クロアチア(勝ち点1)を抑えスペイン(勝ち点6)が首位。スペインは来月15日のクロアチア戦に勝利すれば、勝ち点9で決勝トーナメント進出が決まることになる。 ちらほらと降格チームが決定している一方で、決勝トーナメント進出を決めているチームはまだないここまでの戦い。ハイレベルな争いを制し、次のステージへ駒を進めるのはどの4チームとなるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月19日 21時15分
棚橋弘至が描く美意識の高いプロレスとは?1.4ドーム観客動員4万人突破へGO ACE!
棚橋弘至の“謎かけ”が止まらない。棚橋は新日本プロレスが来年1月4日に開催する東京ドーム大会のメインイベントで、ケニー・オメガのIWGPヘビー級王座に挑戦することが決定している。 16日に開幕した新シリーズ『Road to POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』にケニーは最終戦の11.3エディオンアリーナ大阪大会まで参戦しない。連日にわたり、ケニーのパートナーである飯伏幸太や、バレットクラブELITEの高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズとのタッグマッチや6人タッグマッチがラインナップされている。 「もう来年の1月4日東京ドームが決まったんだから、この権利証はなくてもいいでしょ?けど、あえて持ち歩いてアピールする。なんでか分かりますか?分かりやすいから!俺が持ってた方が『あれ、何?』ってなるでしょ?」 16日に行われた開幕戦の後、棚橋は挑戦権利証のケースを入退場時に持ち歩いている理由を説明した。棚橋のSNSを見れば分かるが、撮影などが行われた際には、その後ケースを持ちながら街を移動することもある。これには「王者が不在の中でも1.4ドーム大会のPRになれば」という気持ちが含まれているのは明白だ。実際、権利証を獲得した当初に棚橋は「これ(挑戦権利証のケース)の露出を高めていく」とも話しており、これを1.4ドーム大会当日まで継続するようだ。 「いろいろ言いたいことはあるよ。一番言いたいことを言っとこうかな。俺は、プロレスラーである限り、この業界に友だちはいらないと思ってる。仲間はいっぱいいる。同じ志を持つ仲間はいっぱいいる。けど、友達?俺が知ってるプロレスラーは、みんな一番になりたい奴の集まりだから!」 さらに16日には「一番言いたいこと」として、レスラー間の“トモダチ関係”を真っ向から否定。明言していないが、これがケニーと飯伏を指しているのは明らか。この発言にはファンからの反響も多く、賛否両論を呼んでいる。 「答えのない答えを探してる。毎日が禅問答だね。答えはないと言ったけど、俺の中には答えがある。いかにその答えにたどり着くかを今、毎日考えてる。きのうは一番言いたかった『同じ業界に友だちはいらない』ということを言ったから、次は二番目に言いたいことを言おう。品があるか、品がないか。品があるのか、品がないのか。これは国とか年齢とかじゃなくてね。何だと思う?プロレスに品というものが存在するならば、それはプロレスの試合に対してどういう絵を描きたいかという…美意識!」 17日の試合後のコメントは、棚橋らしい“謎かけ”。棚橋がニヤリと笑みを浮かべながら控室に入っていく中、われわれ報道陣は「?」状態だった。しかしその直後、ひとつヒントになるような事件が起こる。次の試合に出場したオカダ・カズチカに試合後、バレットクラブが攻撃を加えていた。ここでなんと棚橋が控室からダッシュでリングに駆け込みオカダを救出したのだ。 10.8両国国技館大会ではオカダが棚橋を救出しており、今後の2人の関係性も注目されるところだが、棚橋は「何だろうね…借りは残したくないから」とコメント。棚橋からすれば凶器の使用やセコンドの介入、試合後の暴行も辞さないバレットクラブのプロレスも“美意識”に反するはず。そう考えるとオカダを救出したのは自然な流れだったのかもしれない。 挑戦権利証が入ったケースを持ちながら、時には“謎かけ”を投げかけつつ、今シリーズを走り続けるエースがチャンピオンと交わるのは11.3大阪大会でのタッグマッチ。ケニーのパートナーは“トモダチ”の飯伏。ここまではエースが思い描いた展開となっている。 そんな棚橋の一連のコメントや活動を見ていると、棚橋にとって一番の“美意識”高めのプロレスとは、試合に限ったことではないことに気付く。棚橋はケニーに対して「“Why?”が多い」と言いつつ、棚橋もいくつもの“謎かけ”、つまり、“Why?”を投げかけている。 棚橋の“Why?”の終着点は、最近のファンが目にしたことがない外野席までギッシリ埋まった東京ドームの光景なのではないだろうか。ドーム当日に「“何”これ?こんなに入ってる東京ドーム見たことない」「“何”だスゲェな。こんなに入った東京ドーム見るの久々だよ」…。ファンにそういう思いをさせたい気持ちは、棚橋がどの選手よりも強い。 棚橋が初めてIWGPヘビー級王者になった直後の後楽園ホールは、今では考えられないほどの不入りだった。そのとき棚橋が「絶対にまた後楽園を埋めて見せるから」と言って、ファンにベルトを触らせたのは今や伝説の話。その後、棚橋の全力プロモーションなどがキッカケになり、後楽園はもちろん、両国国技館や日本武道館、大阪城ホールといったアリーナクラスの会場もチケットが完売する時代が戻ってきた。そんな中、今の棚橋は東京ドームのスタンドにも“美意識”を求めている。 「クソー!俺の力で4万人入れたかった!」 これは今年の1.4ドーム大会の会見終了後に思わず棚橋が吐いた言葉。木谷高明オーナーによると、新日本プロレスは現在動員数を実数で発表しているが、東京ドームが札止めになった場合「観衆は4万5000人前後になると思う」という。来年は金曜開催。7日が仕事始めという会社も多いことが予想され、4日が仕事始めであっても午前中までという会社がほとんどだろう。 今年は34,995人を動員した。木谷オーナーは「来年は4万人は超えると思います」と話していた。棚橋が東京ドーム大会に求める“美意識”はもっと高いはずだが、実数4万人突破というのは、新日本のスタッフや関係者にとって、長年思い続けて来た悲願で、大きな目標。それを叶えるのはエースである棚橋の使命だ。このチャンスを生かしたとき、エースも新日本プロレスも“完全復活”と胸を張れるときがやってくるのだ。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.28】
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スポーツ 2018年10月19日 17時45分
「一緒に盛り上げたい」那須川天心がオリックス山本由伸と“神童対談”で新たな刺激
格闘技界の“神童”那須川天心(TARGET/Cygames)と、プロ野球界の“神童”山本由伸(オリックス)の“神童対談”が実現した。2人は同じ1998年生まれで、天心が8月18日生まれ、由伸は8月17日生まれと誕生日も1日違い。対談はCSチャンネルスカイAの特別企画。15日、天心が大阪・舞洲にあるオリックスの練習施設を訪れる形で実現した。同地を初めて訪れた天心は「施設がすごい。(国内の)格闘技の施設ではこんなに大きな施設はない」と目を輝かせた。 今年は横浜スタジアムでDeNAのユニフォームで始球式も行った天心だが、野球の知識はあまりないという。一方の由伸は天心の試合はもちろん、RIZINやK-1、ボクシングなど格闘技をテレビや動画でよく見ているという。この日が初対面となった2人だが、お互いに存在は知っている。天心はプロ野球選手の生活やピッチャーの心境を、由伸は天心がキックボクサー時代から無敗を続けていることに対してそれぞれ質問した。 天心、由伸ともに、同い年ということもあって、普段は引き出されない一面も見せ合った。最初は野球を理解していなかった天心が、由伸の話を聞きながら野球やピッチャーの心理を理解していく姿はとても興味深かった。由伸も天心のデビュー秘話を聞き、「格闘技を野球やサッカーのようなジャンルにしたい」と熱く語る天心の話を聞いて刺激を受けたようだ。“異種格闘技”の対談だったが、格闘技ファンもプロ野球ファンも楽しめるような対談になったのは、2人が双方の世界で“神童”と呼ばれているゆえんだろう。最後は共通の趣味である釣りの話題で盛り上がり、「一緒に釣りに行きましょう」と再会を誓い、ガッチリ握手をして約1時間にわたる収録は終了した。 収録後、天心は「野球を深く知れたかなというのがあって、同い年で頑張っている人となかなか話す機会がないので、自分の経験にもなったし、やってるものは違うけど、一緒に競技や団体(球団)を盛り上げていきたい。もっともっと頑張らないとなと思いました」と語ると、由伸は「格闘技を背負っているというか、そういう姿が本当に尊敬できるところだなと思いました。こういう場で会えて刺激を受けました。来シーズンはチームとしては優勝、個人としてはもっといい姿をファンのみなさんに見てもらいたい」とそれぞれ語った。由伸は生観戦したことはないという格闘技の会場にも「見に行きたい」とコメントしている。 神童対談はCSスカイAで、11月15、16日にオンエアされる。この日はキックボクシング団体RISEの11.2後楽園ホール大会『RISE128』も放送する。同大会のオープニングマッチでは、天心の実父・那須川弘幸氏が会長のTEPPEN GYMから、天心と同じ20歳の須田翔貴がデビュー戦を行う。プロ野球ファンの須田は由伸と親友の仲。天心とは当然同じジムで練習をしている。天心と由伸にこんなつながりがあるのも面白い。 今回の対談は数年後には価値あるものになる可能性が極めて高い。競技は違えど、それぞれのジャンルで志の高い2人の出会いは必然だったと思う。この対談にネクストがあるならば、そのとき2人の“神童”はどのように進化しているのか?今からとても楽しみである。取材・文 / どら増田写真・協力 / スター・ゲイト、スカイA
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スポーツ 2018年10月19日 17時15分
ドラフト会議は一党体制の始まり!巨人は原カラー一色になる
3度目の監督登板ともなれば、当然か? 新生巨人は原辰徳氏(60)が絶大な権限を持つことになりそうだ。 次期監督に内定している原氏が“来季構想”について語ったのは、10月13日だった。企業が主催する野球教室に参加し、その後、記者団の要請に応えて簡単な囲み取材が行われたのだ。「前日、巨人はスカウト会議を開いています。岡崎郁スカウト部長の話す内容が変わってきたというか…」(スポーツ紙記者) これまで、岡崎スカウト部長は大阪桐蔭の根尾昂内野手を絶賛し、金足農・吉田輝星投手の将来性に太鼓判を押す発言を繰り返してきた。親密関係にあるスポーツ報知が「根尾1位」の見出しを踊らせても、岡崎スカウト部長は否定的な発言をしなかったため、「吉田回避、やっぱり、根尾」なる1位指名の空気も漂っていたのだが、同日の原氏はそうではなかった。 「いろんな選手の情報が入ってね。球団のなかで意思を統一させることが必要なんだなって思います」 前日のスカウト会議には原氏も参加している。「球団特別顧問の肩書で」とは言っていたが、現場スカウトが次期指揮官の希望を確認するためだったのは、説明するまでもないだろう。 原氏の言う「意思統一」は、意味シンだ。額面通りに受け止めれば、巨人スカウト陣は1位指名選手を絞り込めていないことになる。「坂本勇人が元気にうちに後継者となりうる根尾君を指名すべきの意見もあれば、ラブコールを出した吉田君で行くべきとの意見も根強く残っていると聞いています。投手陣を補強する意味でも、吉田君に乗り換えたとしても決して不自然な選択ではない」(ベテラン記者) 次期監督の原氏が最終判断を下すようだ。原氏の本命は見えないが、こんな情報も交錯している。「吉田君は2年生冬から3年生春に掛けて、急成長しました。それを支えたのが進学先と目されていた八戸学院大の正村公弘監督なのですが、正村監督のネットワークも見えてきて…」(球界関係者) 正村監督は東海大浦安高校から東海大に進み、社会人・NTT東京でも活躍した元投手だ。「東海大出身」、つまり、原氏ともつながりがあり、原氏の側も「投手指導で一目置かれている後輩」として、正村監督を知っていたのだ。東海大グループの関係者がこう言う。「東海大の野球部OBをまとめているのが、国際武道大学監督の岩井美樹氏です。原氏のアニキ分であり、父・貢氏も後継者として認めたアマチュア球界の要人です。その岩井氏を中心としたグループが毎年末にゴルフなどで集まっていて、そこで色々な情報交換をしているんです」 同関係者によれば、原氏は吉田なる好投手が金足農にいて、その成長具合はスカウトの報告以上だという話を聞かされていたそうだ。その流れから、吉田指名に一変する可能性も高い。原氏の言った「意思統一」とは、「根尾か、吉田か」で割れるスカウト陣を一本化したいとの意味だったのかもしれない。「巨人スカウトは大阪桐蔭に出向き、プロ志望届を提出した根尾、藤原、柿木、横川の4選手と面談しています」(前出・スポーツ紙記者) こうした状況を一変させるとすれば、ここまで積み上げてきた現場スカウトの意思に反する。だが、原氏は第二次政権下で「ゼネラルマネージャー制」を嫌っている。今回の復帰においてGM制廃止を申し出ており、球団もそれを受け止めた。腹心の岡崎スカウト部長も現場復帰(コーチ)の方向だという。1位選手が変更されるとなれば、原氏はグラウンド内外で絶大な発言力を持つ指揮官となる。原・一党体制の幕開けである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年10月19日 06時45分
争奪戦が本格化?台湾プロ野球選手・王柏融がポスティング移籍へ
今オフの獲得に向け、複数球団が熱視線を注いでいる台湾プロ野球(CPBL)ラミゴ・モンキーズ所属の王柏融。どの球団が獲得に漕ぎつけるかはまだ分からないが、少なくとも今オフの移籍市場に出されることは確定したようだ。 現地メディアが報じたところによると、所属チームであるラミゴは17日に記者会見を開催。チームの主軸である王柏融に対し、ポスティングシステムを用いての移籍を容認したことを表明したという。 また、気になるポスティングの開始時期については、10月27日に開幕する台湾シリーズ後になるとのこと。今シーズン前期・後期共に首位に立ち、既にシリーズ出場を決めているラミゴは、チームの全日程をしっかり終えた上で手続きを始める構えのようだ。 今回その去就に注目が集まっている25歳の王柏融は、2016年に「打率.414(リーグ歴代最高)・29本塁打・105打点・200安打(リーグ歴代最高)」、翌2017年には「打率.407(リーグ1位)・31本塁打(リーグ1位)・101打点(リーグ1位)・178安打(リーグ1位)」という好成績を収めた選手。今季は「打率.351・17本塁打・84打点・159安打」と数字を落としているものの、依然として“台湾ナンバーワン打者”との呼び声は高い。 冒頭でも触れた通り、以前から日本の複数球団がスカウトを派遣するなど、その動向を注視していた王柏融。本人も日本球界でのプレーを熱望しているという報道もあり、今後はNPB球団による争奪戦が本格化することは極めて濃厚。ポスティングの性質を考えると、札束が飛び交う“マネーゲーム”の様相を呈する可能性も少なくないだろう。 CPBL代表の一員として臨んだWBC日本代表との壮行試合(2017年2月)では、侍ジャパン・則本昂大(楽天)からセンターバックスクリーンへの豪快な一発を放ってもいる王柏融。その打棒から“大王”、“柏融大王”といったニックネームでも呼ばれる台湾の至宝は、果たして来シーズンどのチームでプレーすることになるのか。今後の続報にも要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月18日 21時45分
レイ・ミステリオが中邑真輔に完勝!新日本マットへの“ネクスト”は?
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間17日、ワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナで、主力ブランドのスマックダウン1000回記念大会『スマックダウン1000』を開催した。 US王者の中邑真輔は、4年以上ぶりにスマックダウンへの復帰となるレイ・ミステリオ(WWE以外の団体ではレイ・ミステリオJr.で活動)と、WWEワールドカップの出場権を懸けてシングル初対決に臨んだ。 今年6月と8月の2回、中邑の古巣・新日本プロレスに参戦し、今後の参戦も噂されているミステリオ。この試合では中邑にヒザ攻撃を浴びたが、ミステリオは場外の中邑にノータッチで低空トペ・スイシーダを決めてユニバース(ファン)から拍手を浴びる。リバースパワースラムからキンシャサを狙った中邑だが、ミステリオにうまくかわされてしまう。ミステリオはハリケーンラナから必殺の619を炸裂させると、最後は新日本8.12日本武道館大会でも披露したスワンダイブ式フロッグスプラッシュを決めて3カウント。ミステリオがUS王者の中邑に完勝し、WWEワールドカップへの出場権を獲得した。 この日もう1試合行われた予選では、ザ・ミズがルセフに勝利し出場権をゲット。これでWWEワールドカップにはジョン・シナ、カート・アングル、ジェフ・ハーディ、ランディ・オートン、セス・ロリンズ、ドルフ・ジグラーに続き、ミステリオ、ミズが出場権を獲得。出場者8人が決定した。WWEワールドカップはPPV『クラウン・ジュエル』で日本時間11月3日に行われる。 放送1000回記念大会『スマックダウン1000』のオープニングにはマクマホン・ファミリーが登場。ダンスを披露して1000回大会を祝福すると、RトゥルースとカーメラのTRUTH TVがスタート。ゲストにロウのコミッショナー、ステファニー・マクマホンと、スマックダウンのコミッショナー、シェーン・マクマホンの兄妹が登場。兄のシェーンが「Aショーにようこそ」と言えば、妹のステファニーは「ロウに続いて2番目に長い番組ね」と番組のコミッショナーとしてライバル心を剥き出しにした。 最後にWWEのCEO、ビンス・マクマホン代表が登場。久々のビンスの登場にユニバースは大喜び。ビンスは喧嘩をいさめると、「WWEのEはエンターテインメントだ」と言ってダンスタイムをコール。最後はマクマホン・ファミリーが揃ってダンスを披露してスマックダウン1000回大会を祝った。 また、今大会はスマックダウンの歴史に欠かせないレジェンドが大集結。伝説のユニット、エボリューションのトリプルH、バティスタ、ランディー・オートン、リック・フレアーの4人のメンバーが再集結し、トリプルHが「1000回目だ!そして俺たちはスマックダウンを象徴するユニットだ」と口火を切った。フレアーも「フゥー!1000回、ライフタイムだ」と祝福のコメントを寄せた。 さらに現在ハリウッド俳優として活躍するバティスタはファンやエボリューションメンバーに感謝の気持ちを伝えたが、袂(たもと)を分かったトリプルHに対しては「彼はこの業界を変え、すべてを成し遂げた。俺を倒すこと以外は」と挑発。顔つきが変わり一触即発となる2人だったが、フレアーが仲裁した。 WWE殿堂入りを果たしているエッジも登場。『カッティング・エッジ』のゲストとしてベッキー・リンチとシャーロット・フレアーを呼び込むも乱闘に発展した。エンディングではトリプルHと抗争を繰り広げるジ・アンダーテイカーが現れ、DXに「レスト・イン・ピース(安らかに眠れ)」とお決まりの3ワードを残し、スマックダウンの1000回大会は終了した。 新日本ではオカダ・カズチカとの一騎打ちを熱望して帰国したミステリオだったが、WWEでUS王者の中邑を倒してしまった。もし“ネクスト”があるのなら、オカダ戦も見てみたい。8.12武道館では少し動きに硬さが感じられたが、スマックダウンだけではなくWWEへの本格復帰となったこの試合では、コンディションの良さが際立っていた。今後のミステリオの動向から目が離せない。取材・文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年10月18日 21時15分
新日本 “吉田効果”でヤングライオンが熱い!ロッポンギ3Kとレジェンドタッグに初白星
新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』▽17日 東京・後楽園ホール 観衆 1,585人 新日本プロレス新シリーズの2日目が後楽園ホールで開催された。今シリーズは『スーパージュニアタッグリーグ2018』がメインとあって、内藤哲也や鈴木みのる、IWGPヘビー級王者のケニー・オメガといった主力のヘビー級選手がいないにもかかわらず、平日の後楽園には初日に続き多くのファンが詰めかけていた。 そんな中、オープニングマッチでヤングライオンたちが強烈なインパクトを残した。今シリーズは前シリーズに引き続き、K-DOJOの吉田綾人がシリーズフル参戦。ヤングライオンたちに交じって激しい闘いを繰り広げている。吉田は辻陽太、上村優也とトリオを組み、本間朋晃&海野翔太&成田蓮と対戦。試合開始から吉田を意識する海野に対して、強烈な蹴りを次々に見舞っていく吉田。歯を食いしばって、受けながらも反撃していく海野。そんな2人の激闘が他のヤングライオンにも飛び火し、復帰したばかりの本間も「スゲエなぁヤングライオン!」と評価していた。 最後は辻が海野の執拗な逆エビ固めに根気負けしてしまったが、“吉田効果”でこの日のオープニングマッチは観客に強烈な印象を与えた。成田が「1vs1でやりたい」と言えば、海野は「吉田と試合するのが楽しくて仕方ない」とコメント。大会終了後には会場を出る吉田をファンが囲み、吉田はていねいに写真撮影に応じていた。今シリーズはヤングライオン勢から目が離せない。 ジュニアタッグリーグは、初戦を落とした獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクのレジェンドタッグが、メキシコチーム相手に快勝。ライガーもタイガーもコンディションは良くないという。しかしライガーは「自分らは勝つしかない」と気を引き締めていた。バレットクラブの石森太二&ロビー・イーグルスは、田口隆祐&ACHに苦戦しながらも勝ち、連勝スタート。試合後、イーグルスは「俺たちが制圧だ」と吐き捨てて控室に入っていった。 初戦で圧倒的なパワーを見せつけた鷹木信悟とBUSHIのロスインゴコンビはKUSHIDA&クリス・セイビンと対戦。鷹木はパワーを誇るセイビンと、新日本ジュニアの顔であるKUSHIDAのテクニックに苦しめられる。しかし、BUSHIの空中戦にも助けられ、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでセイビンを仕留めた。こちらも連勝発進だ。鷹木は「常に新しい刺激というか、きょうもKUSHIDAが、さすがチャンピオンだ。クリス・セイビンも海外で大物だったから侮れない。危なかったよ」と苦戦したことを認めつつ、「でもまだ続くからね。前を向いていくだけ!」と切り替えた。 メインではSHO&YOHのロッポンギ3Kが、苦手としているタッグと対戦した。相手はIWGPジュニアタッグ王者の金丸義信&エル・デスペラードだ。試合は序盤から場外戦に持ち込まれ、大荒れの展開。またしても鈴木軍のペースで試合が進んでいったが、金丸がYOHを担ぐと、YOHは着地してデスペラードに金丸を突き飛ばし同士討ちで場外に突き飛ばすと、このチャンスを活かし、ファイブスタークラッチをガッチリ決めて3カウントを奪取。YOHは「後楽園に〜いい風吹いたー!!」と叫び、SHO、ロッキー・ロメロ、ファンと初勝利の喜びを分かち合った。 インタビューブースでは、ロッポンギ3Kが勝ったときの恒例となっているロメロの独演会があった。SHOとYOHはロメロからエールを送られたが、SHOは「英語は分からないけど、ここ(心)でつながっているから言ってることは分かる。たぶん…」と苦笑い。「今日はYOHさんにしっかりファイブスター決めてもらったんで、最後も」とパートナーに締めを任せて控室に向かった。 最後は1人残ったYOHが「僕はこう語りますよ。『鈴木軍、何回も同じ手は通用しない』ロッキーもね、日本語だけ聞き取れて『スズキグン、クソ!』『スズキグン、バカ!』『なんてローIQでスーパー・ステューピッドな人たちなんだ!』って言ってましたけど、僕らも成長したんで、優勝するんですよ。僕らは世界一のチームになりますよ。今日みたいに、メインの機会も頻繁…いや毎日来るんすよ。超気持ち良かったっす。だから3Kはもっともっと上に行きますよ。だからね、またいい風吹かすんで、いい風を浴びに来てください」と会見を締めた。この日負ければあらゆる意味で後がなかっただけに、この勝利はかなりうれしかったのだろう。 この日は棚橋弘至がバレットクラブからオカダ・カズチカを救出した。棚橋は「借りを作りたくないから」と手短にコメントを残していた。ジュニアタッグリーグだけではなく、ヘビー級、そしてヤングライオンにも動きはある。最終戦のエディオンアリーナ大阪大会(11月3日)に向けて目が離せない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年10月18日 17時45分
【DeNA】さらば田中浩康…スワローズにベイスターズに愛されたいぶし銀
☆スワローズの顔として活躍 尽誠学園、早稲田大学から自由枠で2004年ヤクルト・スワローズに入団した田中浩康。いわゆる野球エリートコースを進み、プロ入り2年目からはレギュラークラスの選手として活躍。バッターボックスでバットを横に振る独特なルーティーンは、縦に振る同僚のラスティングス・ミレッジとセットで印象的であった。2010年には打率3割をマークし、2011年にはその代名詞とも言える犠打は62を数え、2012年にも犠打は40個、守備面では念願のゴールデングラブ賞も受賞。充実した活躍を見せたが、翌年には山田哲人が台頭し、ここから立ち位置が一変する。その後ファーストや外野にも挑戦するも、出場機会は減り続け、2016年オフに戦力外通告された。☆ベイスターズの一員として ベイスターズの監督アレックス・ラミレスが、スワローズ時代のチームメイトの田中を好評価していたこともあり、2017年からベイスターズの一員となった。背番号はスワローズ時代の7に、先輩の宮本慎也の6を合わせた「67」を背負った。すると開幕スタメンを勝ち取り、神宮球場での古巣スワローズ戦だったこともあり、満員のスタンドからは敵味方関係なく360度から大声援が送られた。5月23日には移籍後初となるヒーローインタビューを受け、「はじめまして!田中です!」の名言を残し、ファンにビッグインパクトを植え付けた。今年も岡本和真にデッドボールを当て、判定に納得のいかないパットンが退場処分になり興奮状態に陥っている際も、すぐになだめに入るなど、その人柄がにじみ出るエピソードも思い出深い。☆全試合終了後に引退発表 そんな田中浩康がバットを置く決断を下した。シーズンが終わった時点での発表は、CS争いをしているチームに対しての配慮だろう。もし、10月9日前に発表していたら、神宮のスワローズファンからも最後の雄姿を一目見たいと、周辺がざわついたであろうことは想像に難くない。「最後の二年間在籍したベイスターズでは、夢の続きを見させて貰いました」と控え目な引退コメントを残した田中浩康。日本球界5位の通算302犠打を積み上げた男引き際は、プレースタイル通り派手さはないが、ファンの心にしっかりと輝きを残した。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年10月18日 17時15分
片や先勝、片やタイ CSファイナルがセ・パ同時に開幕
17日、セ・パ同時にその幕を開けたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ。セ・リーグでは1位広島と3位巨人が、そしてパ・リーグでは1位埼玉西武と2位ソフトバンクがそれぞれ激突した。 今シーズン巨人を「17勝7敗1分」、ホームでは「10勝2敗1分」と“お得意様”にしている広島は、相性そのままに1回裏に1点を先制。また、4回裏には怪我により昨年のポストシーズンを棒に振った鈴木誠也に2ラン、7回裏にはリーグ2位の39本塁打を放った丸佳浩にソロが飛び出すなどし、合計6点を奪取した。 投手陣も今シーズン最多勝(15勝、巨人・菅野智之とタイ)の先発・大瀬良大地が6回1失点と試合を作ると、後を受けた一岡竜司、へロニモ・フランスア、中崎翔太が無失点リレー。大事な初戦をスコア「6‐1」で制し、幸先よく白星スタートを切った。 一方のパ・リーグは、“下剋上”を目論む2位ソフトバンクが奮起。埼玉西武の先発・菊池雄星に対し、1回表から柳田悠岐のタイムリーで先取点を奪うと、逆転されて迎えた4回表には川島慶三(2点タイムリー)、上林誠知(2点スリーベース)、ユリスベル・グラシアルの3連打で一挙5得点。さらに、6回表に1点、7回表に3点を加えるなど、相手のお株を奪うような猛攻を披露した。 野手陣の援護射撃を受けた先発のリック・バンデンハークは、4回裏に栗山巧、6回裏には山川穂高にソロを浴びつつも、なんとか6回4失点でリードを死守。7回からは武田翔太、嘉弥真新也、加治屋蓮とつなぐと、最後はセーブ王の森唯斗が締め「10‐4」で勝利。2年連続の日本シリーズ進出に向け、まずは星を五分に戻した。 片や先勝、片やタイとそれぞれ異なる展開を見せた第1戦。セ・パ両方にCSが採用された2007年から昨年までの初戦勝利チームの内、セでは11チーム中6チーム(54.5%)、パでは11チーム中10チーム(90.9%)がその後ファイナルを突破しているが、今後の戦績はどのように推移していくことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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