スポーツ
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スポーツ 2018年10月11日 19時30分
金メダル候補 池江璃花子が震撼! 日大合宿所の“恐怖の支配者”
また、日本大学競技部の暴力事件が発覚した。今度は水泳部である。 日大水泳部といえば、東京五輪で金メダルが期待される競泳・池江璃花子(18)の進学先。アメフト発端の一連の騒動で戸惑った時期もあったそうだが、11月の推薦入試を受けることを決めたばかり。今回は水泳部の問題だけに、池江の決心も揺らぐかもしれない。 「8月6日、日本学生選手権の公開練習で、部員の荷物番をしていた2年生が居眠りし、合宿所に戻ると、怒った3年生が馬乗りになって殴るなどの暴行を加えました」(体協詰め記者) これは9月26日の日大側の会見で明らかにされたが、アメフト部の悪質タックル事件を、まるで反省していないようなフシも見られた。まず、問題発覚から発表までのタイムラグだ。 「今回は被害者側の親が連絡し、上野広治監督がようやく知ったそうです。その後、加害者側が謝罪したことで、被害者側も『刑事事件にはしない』と納得したんですが、当事者同士で解決したのは23日です。田中英壽理事長らに報告したのは25日で、会見は26日。報告に時間がかかりすぎており、隠蔽しようとしたのではないかとの疑いが持たれています」(同) しかも、当該3年生は、昨年5月にも“暴力指導”をしていたというのだ。それでも被害者側は謝罪を受け入れたが、その理由は、本人が「前夜、徹夜でゲームをやっていたため」と非を認めたからだという。「馬乗りになって殴るのは論外ですが、水泳部の合宿所で、徹夜でゲームができること自体、管理体制が行き届いていなかった証拠です。合宿所の寝室は個別ではなく、1室2人以上と決まっています。これ(徹夜でゲーム)が許されていたとすれば、もう1人の選手も寝不足になる」(関係者) 日大スポーツ部の新入生は合宿所に入る規則になっている。例外もあるそうだが、池江が入学する来年4月以降、暴力沙汰を起こした3年生が最上級生となって合宿所を仕切っている。 本気で金メダルを狙うなら、進学先を考え直したほうがいいのではないか。
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スポーツ 2018年10月11日 17時45分
ファンは悲喜こもごも?原辰徳氏が巨人の監督に復帰
今季限りでの辞意を3日に表明した巨人・高橋由伸監督。その後任候補として有力視されていた原辰徳氏が、来季からチームの指揮官となることが各メディアによって相次いで報じられた。 報道内容を総合すると、チームは10日に原氏に対して来季の監督就任を正式に要請。これを受けた原氏が受諾の意向を示したことから、今季の全日程終了を待った上で、通算3回目となる原氏の監督就任が正式発表される見通しであるという。 また、報道の中では、原氏が「球団特別顧問」という肩書で25日のドラフト会議に参加するということも伝えられている。ドラフト後の“ストーブリーグ”も含め、指揮官交代がチームの編成に影響を与える可能性も少なくないだろう。 過去2回(2002〜2003/2006〜2015)の監督時代でリーグ優勝を7回、日本一を3回記録し、2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンを世界一に導いた経歴も持つ原氏。こうした実績が評価されたことが、今回の“再々登板”の大きな理由となっているようだ。 4年連続V逸を喫したチームの再建を託され、再びユニフォームをその身にまとうこととなった原氏。今回の一件を受け、ネット上には「原さんお帰りなさい!」、「原ジャイアンツは見てて面白いから楽しみ」、「復帰するからには優勝してもらうしかない」、「選手と同時に指導者の育成もやってほしい」といったファンからの声が挙がっている。 一方、中には「ポストシーズン終了まで待てなかったのか」、「3年で戻るならなんで辞任したの」、「由伸は人身御供だったわけか」、「原だけにはなってほしくなかった」といったコメントも。チームがまだ日本一の可能性を残していること、そして、高橋監督の就任経緯を考えると、原氏の復帰を手放しでは喜べないファンも少なくないようだ。 ファンにとっては、悲喜こもごもの感情が入り混じる原氏の起用。果たしてこの人事は、吉凶どちらに出ることになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月11日 17時30分
西武影のMVP 山賊打線を編成した鉄道マンと阪神・金本監督
西武ライオンズ、'08年以来のリーグ優勝―。勝因は色々とある。だが、「影のMVP」と呼ばれているのが鉄道マンと、阪神・金本知憲監督なのだ。 去る9月29日、4番の山川穂高(26)をはじめ、西武ナインは「絶対優勝」と意気込んでホーム最終戦に臨んだが、リーグ優勝は札幌遠征に持ち越しとなった。同日の打線は散発7安打、1得点しか挙げられなかった。好機で「あと1本」が出なかったのが敗因だが、見方を変えれば、今季の勝因を再認識させられる一戦でもあった。「辻発彦監督(59)は、そう簡単には優勝させてもらえないと分かっていたみたい。ここ5試合、好機での得点はすべて本塁打絡みだったので」(球界関係者) 好機で一発。ここに、これまでとは違う「平成ライオンズ」のスタイルがある。 '80年代黄金期の西武は、バントや右方向への進塁打で手堅く1点ずつを積み上げてきた。しかし、今の西武は、ビッグイニングを作る。このままいけば、パ・リーグ史上最強の記録も誕生しそうだ。「故障と不振に喘いでいた中村剛也の復活が大きい。その中村が下位に座った打線は破壊力バツグン。対戦投手からすれば、どこからでも点が入るので、まさに脅威です」(スポーツライター・飯山満氏) 4番・山川穂高の45本を筆頭に、1番の秋山翔吾が23本、浅村栄斗が30本、外崎修汰が18本、森友哉が16本、復活した中村剛也が28本。外崎と森が“大台”に届けば、「20×6」。20本塁打以上を放った選手を6人輩出すると、パ・リーグでは初の快挙となる(数字はすべて10月1日現在)。 過去、セ・リーグでは2度あったが、パ・リーグでは5人止まり。まだ最終成績ではないが、今の西武打線は猛々しい破壊力から「山賊打線」とも呼ばれている。これが湾岸都市のDeNA、オリックスなら、海賊と呼ばれたかもしれない。「試合前の打撃練習が独特なんです。他チームは1人が30本くらいずつ打って交代するんですが、西武では1人5球から8球。それを何回か、回すんです。試合での打席で投じられる投球数をイメージしているんです」(前出・飯山氏) かつては西武グループのホテルから出向してきた球団職員が多かった。一定の期間を勤め上げて元の職場に帰っていくのだが、最近の球団を仕切っているのは、鉄道マンだ。「どちらが優れているという話ではありませんが、時間厳守の鉄道マンは中期規模でのビジネス計画を立てるのが巧く、コンプライアンスにも厳しい」(関係者) 鉄道マンたちのドラフト戦略は、中期目標による先物取引でもあるようだ。「菊池雄星のようなその年のドラフトの目玉を指名するときもあれば、高橋光成の一本釣りに成功した年もありました。高橋のときは事前に1位指名を表明しました。入札抽選の今のドラフト制度において、他球団との重複を嫌うチームは少なくありません。他球団を動揺させる作戦です」(同) 先物取引でのいい例が、4番の山川を見れば分かる。「巨漢で守備難」となれば、普通の球団は指名を避ける。だが、西武は「入団後にもう一度育て直す」計画を立てる。「2、3年後に主力になれば」との発想だ。「大学、社会人、下位指名の高校生だと、他球団は『もうしばらく様子を見てから』と敬遠します。高校、大学生なら次のステージでの活躍を見てから判断するわけですが、西武は『次のステージで活躍したら指名できないかも』と捉えるんです」(同) シニアディレクター兼編成部長となった渡辺久信元監督も、自ら地方に足を運んでいる。「特にありがとうと言いたいのが、阪神の金本監督。まさか本当に、榎田大樹をくれるとは思わなかった」(前出・スポーツ紙記者) 西武にとって唯一の弱点は左投手のコマ不足だった。先発では菊池ただ1人。「計画の立つ左腕を」と頭を悩ませていた序盤戦、金本阪神から「岡本洋介をくれ」とトレードが持ち込まれた。ダメモトで榎田を交換要員に希望したら“快諾”してくれたのだ。「榎田は金本監督が就任した直後の'15年秋季キャンプで肉離れを起こし、その時点で『戦力外』と決め付けられてしまったんです。環境を変えてやれば大化けすると、どの球団もトレードを狙っていたのですが」(前出・関係者) 今季の榎田は先発ローテーション入りし、2ケタ勝利を上げてみせた(10勝4敗)。交流戦での直接対決でも勝利している。「こっちが自滅したようなもの!」と金本監督はトラ打線の拙攻を口にしたが、西武関係者は裏でガッツポーズをしていたという。 選手の適正を見極め、長い目で選手を育てる。鉄道ダイヤのようなチーム編成が、黄金期とは異なる獅子軍団を作り上げたのである。
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スポーツ 2018年10月11日 17時15分
ネット上でも争奪戦?金足農・吉田輝星がプロ入りを表明
今夏の「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」でチームを準優勝に導く投球を披露し、その後、U-18侍ジャパンの一員として「第12回BFA U-18アジア選手権」にも出場した秋田・金足農の吉田輝星。高校卒業後の進路も注目を集めていたこの右腕が、10日に行われた記者会見でプロ入りを表明した。 会見の冒頭で、「甲子園が終わってからたくさんの方々と話し合い、本日午前、プロ野球志望届を提出いたしました」と自身の進路を正式に表明した吉田。その後の質疑応答では、“プロ入りを決断した時期”・“周辺の人々の反応”・“プロに入ってからの目標”といった内容について、1つ1つ自分の言葉で説明していた。 当初考えていたという大学進学を翻し、プロ野球の世界に進むことを決めた吉田。悩みに悩んだ末の決断であることは想像に難くないが、「あの時の選択は正しかった」と誰もが認めるような成長を遂げてくれることを大いに期待したいところだ。 さて、今回プロ志望届を提出したことによって、吉田は25日に行われるドラフト会議の指名対象選手となる。今後は他の選手と共にプロ球団からの指名を待つことになるが、冒頭の記者会見を機に2ケタに迫る球団が調査書を送るという報道もあることから、各球団による熾烈な争奪戦が展開されることは極めて濃厚だ。 一方、応援する側のファンの間でも、既に争奪戦が繰り広げられているようで、ネット上には「相思相愛の巨人に来い!」、「将来を考えたら育成が上手い日本ハムがいいよ」、「阪神に来たら甲子園で投げれるで」、「ここはやっぱり地元球団の楽天でしょ」といったコメントが寄せられている。もちろん、他球団のファンについても同様だ。 この夏の活躍で評価を上げたことで、“高校ナンバーワン投手”・“ドラフト1位指名確実”とも評されるようになった吉田。その逸材が果たしてどの球団のユニフォームを着ることになるのか、25日のドラフト会議は非常に大きな注目を集めることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月11日 06時00分
来期“打者専念”の大谷翔平に期待がかかる史上5人目の快挙
二刀流・大谷翔平が右ヒジにメスを入れた。所属のロサンゼルス・エンゼルスの発表によれば、術後の回復具合は順調とのことだが、投手としての本格的な練習を再開するのは「半年以上」先となるらしい。 来季は二刀流を封印し、打者に専念することになる大谷。米メディアは早くも「ホームラン王のタイトルが獲れる」と期待を寄せているのだが…。 「大谷が今季のペースで本塁打を打つことが前提となりますが、来季も今季同様、バッターとして活躍できるのなら、2つの栄冠を手中に収められます」(在米スポーツライター) 1つは本塁打王、2つ目は「40×40クラブ」入りだ。同クラブは1シーズンに本塁打40、盗塁40を達成した選手を指し、過去4人しか実現していない。しかも、96年のボンズ、98年A・ロドリゲスなど、いずれもその時代を代表するスラッガーばかりだ。 大谷が達成すれば史上5人目の快挙となる。今季の大谷は114試合367打席に立ち、22本の本塁打を放った。米球界には「打数÷本塁打」の指標があり、ホームランを1本打つのにどれくらいの打数を要したかが重要視される。大谷は四球37、敬遠2、死球2。「326打席÷22本塁打=14.8」。つまり「15打席に1本」の確率で本塁打を放っている計算になる。 この数値はかなり優秀。昨季、本塁打王に輝いたア・リーグのジャッジが14.3、ナ・リーグのスタントンが17.0。ジャッジは52本、スタントンは59本を放ったが、両選手とも、540打席以上に立っている。大谷が打者に専念すれば、当然打数も増え、彼らとほぼ同数の本塁打を放つとみられているわけだ。 「しかも大谷は、エンゼルスきっての俊足です。打者に専念するのなら、単独スチールのサインも増えます。今季は投手登板に影響しない範囲での盗塁ばかりでした」(同・ライター) 2年目の飛躍も併せ、本塁打王のタイトル争いに食い込めば、二刀流以上に注目が集まるかもしれない。もし争いに敗れたとしても、史上5人目の「40×40クラブ」快挙達成の可能性は高そうで、全快後、「このままバッターに専念してくれ!」なんて声も聞かれそうだ。
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スポーツ 2018年10月10日 21時45分
8月にオカダ・カズチカと対戦のレイ・ミステリオがWWE復帰!中邑真輔とシングル戦
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間の10日、インディアナ州インディアナポリスで主力ブランド『スマックダウン』を開催した。 来週、放送1000回を記念して『スマックダウン1000』が開催される。『スマックダウン1000』ではエボリューションのトリプルH、バティスタ、ランディー・オートン、リック・フレアーの4人が再集結する。メンバーのひとり、トリプルHと抗争を繰り広げるジ・アンダーテイカーも登場する。さらにスマックダウンには4年以上ぶりの復帰となるレイ・ミステリオ(レイ・ミステリオJr.)の参戦が決定。中邑真輔と『WWEワールドカップ・トーナメント』予選で対戦することが発表された。 日本時間11月3日に行われるPPV『クラウン・ジュエル』で開催される『WWEワールドカップ・トーナメント』にはジョン・シナ、カート・アングル、ジェフ・ハーディー、ランディ・オートンの出場が決定している。 ミステリオは今年2度、新日本プロレスに参戦。6月9日の大阪城ホール大会で、棚橋弘至&獣神サンダー・ライガーとドリームトリオを結成し、8月12日の日本武道館大会では6人タッグながらオカダ・カズチカと対戦している。関係者の話によると「今後も新日本に上がる可能性はゼロではない」としながらも「WWEには復帰という形になる」という。フリーの立場から新日本やWWEなど各団体に神出鬼没的に登場しているクリス・ジェリコよりも、今後ミステリオがWWEに登場する機会は多くなりそうだ。 それにしても日米の各団体で、棚橋、オカダ、中邑というかつての新日本スリートップの全員と、スーパースター・ミステリオが絡むというのはとても興味深い。“引き抜き”ではなく、こういう形で対戦するのがファンにとっては理想の形だろう。 ジェリコ、ミステリオに続くスーパースターと日本人トップレスラーの絡みを、昔のようにもっと日本のマットで見てみたい。取材・文・写真 / どら増田、萩原孝弘
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スポーツ 2018年10月10日 21時15分
神童世代“キック界のプリンス”石井一成「ノックアウト両国のメインは任せてほしい」
キックボクシングの『KNOCK OUT』(ノックアウト)は7日、東京・後楽園ホールで『KNOCK OUT 2018 CROSS OVER』を開催。1,423人(満員)の観衆を集めた。 KNOCK OUTはカードゲームでおなじみのブシロードが傘下に収めるキックスロードが運営している。この日、序盤の2試合はKNOCK OUTにしては珍しく判定決着。3試合目からは『ライト級アジアトーナメント』がスタート。前KNOCK OUTライト級王者の森井洋介が在日のタイ人キックボクサー、キヨソンセン・FLYSKYGYMと対戦した。 ヨードレックペット戦で受けた肘攻撃を警戒したのか、森井はなかなか中に入っていけない。大会直前に参戦が決まったキヨソンセンだが、森井を相手に5Rを互角に渡り合い、引き分けに終わった。試合はエキストララウンドに。ここで森井はようやく吹っ切れたのか、いつものように圧倒的な動きを見せ、左のボディでKO勝ちを収め準決勝に進出した。なお、エキストララウンドの記録は公式記録には入らない。 森井は「全然ダメ。相手のペースに飲まれた」と反省。「在日のタイ人は5Rの日本人の闘い方を知っている。最後は自分のペースに持っていかないと勝てないと思ったし、小林(聡会長)さんにも『行け!』と言われたので。相手がボディで倒れた瞬間『立てない」と思った』と延長にもつれ込んだ試合を振り返った。今後については「決勝でヨードレックペットをKOしたいですね」とリベンジを誓っている。現在王者のヨードレックペットも準決勝に進出。このまま行けば決勝で再戦が実現する。 セミファイナルからは『KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント』準決勝が行われた。まずは優勝候補のタネヨシホと、大崎一貴が対戦した。 序盤は大崎がペースを握り、どっしりと構えてタネを追いつめていく。2Rからタネは闘い方を変えて巻き返し、3Rまでは互角の勝負。4Rは大崎が肘を多用するようになり、残り1分を切ったところで縦肘がヒットし、タネがダウン。起き上がると目尻のあたりから大量に出血していた。ここでドクターチェックに入った。「次にチェックしたら止めるぞ」とレフェリーに言われたというタネは試合が再開すると、まるで乱闘するプロレスラーのように大崎に襲いかかり、パンチの連打を見舞うと、この日一番の歓声が起こった。 5Rもラッシュを仕掛けたが、セコンドから「落ち着け」と指示された大崎が再びダウンを奪うとレフェリーが試合を止めた。大崎が決勝に進出。タネは敗れたものの後楽園の観客や配信を視聴していたファンからSNSで絶賛され、評価を上げる形となった。大崎は「厳しい闘いになると思っていた。ドクターチェックの後は押された。2R目から立て直してきたし、修正力も高い。タネ選手は強かった」と試合を振り返ると「1回戦、準決勝とKOできたので、決勝もKOしたい」と12.9両国国技館大会へ気持ちを切り替えていた。 タネは「あそこで仕掛けないとあのまま負けていたので、スイッチを入れました」と猛ラッシュを振り返った。「これまでは石井一成選手を追いかけてましたが、そこはお兄ちゃん(多根嘉輝)に任せて、僕は“あの選手たち”がいる世界に行きたいと思う」と階級変更を示唆した。現在、ヨシホと同じフライ級の兄・嘉輝はジュニア時代に那須川天心とも対戦した。今も、天心戦の前に嘉輝が天心にやられる映像が使われることがある。しかしジムの会長は嘉輝に「センスはヨシホより上」と期待を寄せている。タネ兄弟の今後に注目だ。 メインイベントでは“キック界のプリンス”石井一成が、“沖縄の新星”仲山大雅とイケメン対決。1R、仲山のパンチが石井の目に当たり、石井は「目が見えなくなった」という。1Rの判定はジャッジ3名が仲山を支持。「オープンスコアリングシステムでポイント負けしたことがなかったので、気を引き締めました」という石井は2Rからラッシュを仕掛け、ポイントを奪い返すと、3R、2分を超えたところで右肘がヒット。仲山は鼻のあたりから出血し、そのままレフェリーが試合を止めた。決勝は石井対大崎の対戦になった。 2人は過去に2度対戦しているが、いずれもドロー。成長した2人が決着戦を行うのは12.9両国国技館だ。大崎は「石井選手はムエタイのスキルもある。2回やってるからお互いに手の内はわかってると思うんですけど、スピードの中に肘とか使ってくるので、僕は得意のパンチで闘いたい」と意気込んだ。石井は「大崎選手はパンチも重い、テクニックもある。もらっちゃいけない選手。何もさせないで勝ちます」と宣言した。 石井は那須川天心と同級生の“神童世代”。RIZINにも参戦しているが、KNOCK OUT関係者の期待は大きく、今大会もメインを任せた。「僕が初めてKNOCK OUTに出たとき、フライ級の選手でメインを張れるようになりたいって言ったんですけど、それが実現しました」と感慨深げ。「きょうはこういう試合になってしまったけど、もっと期待に応えたい。両国では胸を張ってメインを任せてもらいたい」と“キック界のプリンス”は「まだあまり見えてない」という目を輝かせていた。 小野寺力プロデューサーは大会総括で「セミとメインをフライ級に任せたのは正解だった。タネヨシホの存在感。タダでは終わらないというね。お客さんの心に残ったんじゃないですか。負けましたけど彼がきょうのMVP。これからも使い続けていきたい」と誇らしげ。「両国の試合順はこれから考えますが、石井くんの気持ちというか、メインに懸ける思いはきょうしっかりと受け止めました。ちょっと背負わせすぎちゃったかなと思ってたんですけど、メインとしての役割を果たしてくれた。そこも含めて考えます」と、フライ級トーナメントの激闘を高く評価している。 ライト級では森井洋介、スーパーライト級では不可思と、KNOCK OUTのリングで飛躍した選手がベルトを巻いている。軽量級のフライ級は、プロレスに例えるならジュニアヘビー級のような階級。なかなか脚光を浴びない中、KNOCK OUTがフライ級という階級に可能性を見出し、今回のトーナメントを実現させた経緯がある。12.9両国決戦が待ちきれない。 なお、ベストKO賞は大崎に決まった。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年10月10日 21時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「テリー・ファンク」八面六臂の活躍を続けた“テキサスの荒馬”
日本プロレス史上で最も高い人気を誇った外国人レスラーの1人、テリー・ファンク。実兄のドリー・ファンク・ジュニアと組んだザ・ファンクスとしての活躍は言うまでもなく、シングルマッチでも印象深いファイトを残している。 まだインターネットもなく海外の試合を見ることが容易ではなかった時代、日本で大人気を誇っていたテリーが、実はアメリカでは悪役扱いだと知って驚いた昭和のファンは多いだろう。「海外のプロレス専門誌に掲載されていたレスラーランキングで、テリーはヒール部門の上位常連。どうやら日米のマット事情は相当違うらしいと、複雑な思いを抱いたものでした」(プロレスライター) とはいえ、土地柄や場面によって善悪が異なること自体は決して不思議ではない。例えば、トランプ米大統領が同じような悪態をついても、支持者の集会なら大喝采のヒーロー扱いであるが、民主党支持者から見れば希代の大悪役となる。「テリーにしても別にアメリカで、アブドーラ・ザ・ブッチャーばりの凶器攻撃をしていたわけではない。そのキャラクターはアメリカ南部の貧しい層を出自とする、良く言えば活きのいいアンちゃん、悪く言えば乱暴者のチンピラで、荒っぽいファイトスタイルは日本とアメリカで大きく違わなかった。地元テキサスなどでは人気者だったが、黒人やメキシコ人が多い土地では敵視されたというわけですね」(同) 日本においてはザ・ファンクスとしての活躍が、ベビーフェイス人気を確固たるものとした。「やんちゃな弟と冷静沈着な兄という取り合わせが絶品で、もしもテリー単体だったら、テッド・デビアスとかボブ・オートン・ジュニアぐらいの評価に留まったかもしれません」(同) ドリーとテリーをそろって招聘したことは日本プロレス時代にもあったが、ジャイアント馬場はブッチャーという悪役をこれにぶつけた。馬場のマッチメーカーとしての手腕が、空前のテリー人気を生み出したとも言えようか。 一方、シングルプレーヤーとしては、むしろ90年代以降の方が印象深いというファンもいるだろう。“いかれた中年”のあだ名でWCWやハードコア団体ECWで大暴れし、WWFには“チェーンソー・チャーリー”のリングネームで参戦。日本でもFMWで大仁田厚と電流爆破デスマッチを闘っている。★鶴田戦で見せた世界王者の力量 では、それ以前のテリー単体がダメかというと、もちろんそんなことはない。'75年12月にジャック・ブリスコを破ってNWA世界王座(第51代)を獲得すると、'77年2月、ハリー・レイスに敗れるまで1年2カ月にわたって全米各地で防衛を続けた、名実ともに一流のレスラーであったのだ。 そんなシングルプレーヤーとしてのテリーの実力を示したのが、日本で唯一となったNWA王座防衛戦。'76年6月、蔵前国技館でジャンボ鶴田を挑戦者に迎えた試合であろう。“鶴田試練の十番勝負”の第3戦に位置付けられたこの試合。鶴田を応援するため、観客席ではトミーズチアガールズなる約30人がポンポンを振り、母校・中央大学の応援団が三々七拍子のリズムで太鼓を鳴らして、鶴田コールを送った。 そんな完全なるアウエーにあって、テリーは“攻めまくる攻撃一辺倒のチャンピオン”と自称していた通り、ロックアップからの首取りやグラウンドでの腕固めと、常に先手を奪いながら試合を進めていく。代名詞的な左パンチを出すことなく、あくまでもレスリング技術で鶴田を追い詰める姿は、まさに世界王者にふさわしかった。 1本目は一瞬の隙をついた回転エビ固めで奪われたが、2本目に入るとパイルドライバーやネックブリーカー、場外でのドロップキックで畳みかけ、苦し紛れに鶴田がコブラツイストに入ろうとするところを、テリーはオリジナルのローリング・クレイドル・ホールドで捕らえてみせた。 そうして迎えた3本目は鶴田の大反撃。早々からコブラで締め上げ、サイド、ダブルアームのスープレックス、ジャーマンが崩れたふうのバックドロップと、立て続けに大技を繰り出していく。 しかし、テリーはそんな勢いに乗る鶴田の喉をロープにぶち当て、悶絶するところをピンフォール。地元ヒーローに見せ場をつくりつつ、偶然のように勝利するという当時のNWA王者一流のやり方で、ベルトを守ってみせたのだった。「この試合に感銘を受けて天龍源一郎がプロレス入りを決意したというテリーの隠れた名勝負です」(同) また、この試合でテリーがはいていた星条旗パンツは、当時のアメリカ建国200周年を記念したもの。これをプレゼントされた鶴田が、その後に星条旗パンツをはくようになったという、その意味においても記念すべき一戦であった。テリー・ファンク***************************************PROFILE●1944年6月30日、米国インディアナ州出身。身長188㎝、体重118㎏。得意技/ナックル・パート、スピニング・トーホールド。テキサス・クローバー・ホールド文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年10月10日 17時30分
貴の乱最終章 ★力士受け入れ千賀ノ浦親方は3年前に予期していた「貴の引退」
元貴乃花親方の引退届を巡って、相撲協会が揺れている。協会は「退職届が正しい。訂正して…」と“手続き論”を振り回していた。「どっちでもいいのでは?」というのが世論の声だが、ここにも“貴憎し”の執念を垣間見ることができた。「10月1日の臨時理事会で元貴乃花親方の退職と部屋所属力士らの移籍が承認されました。協会が手続きにこだわったのは『証拠』を残したかったからです。元貴乃花親方は代理弁護士を介して引退届を提出しましたが、退職届に訂正させることで、“自らの意志で辞めた”という証にしたいのでしょう」(元力士) 親方廃業は25日の会見当日朝に決めたという。だが、腑に落ちない点もある。 元貴乃花部屋の弟子、床山、世話人など約10人は、元小結・隆三杉の千賀ノ浦親方(57)の部屋に転籍することになった。弟子たちの受け入れに関しては「会見前の午前中に千賀ノ浦親方にお願いした」とのことだが、いきなり大所帯になる以上、いくら元・兄弟子でも即答で承諾するなんてあり得ない話だ。 実は、ここにも“貴イジメ”の実態が隠されていた。「3年くらい前から、酒の席で千賀ノ浦親方に『辞めたい』と愚痴っていました。最近は『部屋運営にも疲れた、どこかの部屋付き親方になろうかな』とも言い始めたので、千賀ノ浦親方はこうなることを予感していました」(関係者) 今さらだが、千賀ノ浦親方はもともと貴乃花部屋付きの親方だ。 初代若乃花の二子山部屋で力士となり、初代貴ノ花の旧二子山部屋にも所属していた。当然、幼少期の貴乃花も知っており、頑固でプライドの高い性格を誰よりも分かっていた。弟子の受け入れ要請に「やっぱり」と思ったそうだ。「会見翌日の26日、千賀ノ浦親方自らが貴乃花部屋を訪ね、不備のあった弟子たちの転籍届の書類作成を行いました」(取材記者) 普通なら、貴乃花サイドから訪ねていくものだ。あえて千賀ノ浦親方が足を運んだのは優しさと言えるが、それだけではなかった。「千賀ノ浦親方から元貴乃花親方に電話し、『今から行く』と伝えました。協会執行部が千賀ノ浦親方に『行って来い』と命令したんですよ」(前出・関係者) 貴乃花一門と呼ばれた改革グループは、貴ノ岩への暴行事件後の協会との対立劇で惨敗した。「元貴乃花親方を協会理事長に担ぎ上げよう」とした約10人の親方衆は、「全親方の一門所属令」を知り、かつての一門に帰還している。 千賀ノ浦親方もその1人で、協会の「行って来い」の命令に従ったのは、当分は大人しくしていなければという“保身”の思いもあったようだ。 「日馬富士による貴ノ岩の暴行事件前から、貴乃花親方と協会は色々と小競り合いを続けていました。そういうのが積もり積もって、『辞めたい』の愚痴になったんです」(同) 千賀ノ浦親方は書類作成後、元貴乃花親方の弟子たちを前に「もう親方じゃないから、2、3日で引っ越しをするように」と通告した。 この事務的な口調に、元貴乃花親方は協会での孤立感を再認識させられたはずだ。
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スポーツ 2018年10月10日 17時15分
不満分子をヤル気にさせた!ヤクルト小川監督は「聞き上手」
辞める監督、辞めさせられる監督もいれば、続投が決まり、信頼を勝ち得た指揮官もいる。 東京ヤクルトの小川淳司監督(61)の来季続投が正式に決まったのは9月2日だった。衣笠剛球団社長兼任オーナー代行と会談し、その場で要請されたのだという。「小川監督は2年契約、契約通りと言えばそれまでですが、当初、『1年でのバトンタッチも十分にあり得る』と目されていました」(ベテラン記者) 小川監督は再登板である。昨季、球団ワーストの96敗で最下位に沈んだチームを建て直すためだったが、「次期監督と目される宮本慎也ヘッドコーチ、高津臣吾二軍監督にそのままチームを託すのは気の毒」という状況を変える“緊急登板”でもあった。「良い意味で小川監督の退任を予想する声もありました。フロントは『2年でチーム再建してくれ』という思いで、小川監督の再登板を決めたわけですが、1年でAクラス争いのできるところまで建て直してくれたので、その流れで監督候補の誰かにバトンタッチするのではないかと」(前出・同) 故障選手の復帰、石山をクローザーにコンバートした投手陣の再整備、山田哲人の復調など勝因はいくつかある。選手が各々の課題に専念しやすい環境を整えたのが“小川采配”だが、チーム関係者は別の面も評価していた。クセ者、バレンティンの扱い方である。 バレンティンは来日8年目、13年シーズンにはNPB新記録となる「シーズン本塁打数60」を樹立し、今季も38本塁打を放った。故障で15試合しか出場できなかった15年以外の7季全て、30本塁打以上をマークした“優良助っ人”だが、「気まぐれ、集中力が持続しない」といった欠点も指摘されてきた。しかも、練習嫌いである。 その練習嫌いを逆手に取ったエピソードがある。連日ではないが、試合前の練習中、バレンティンが小川監督のもとに駆け寄り、話し込むときもあるという。 「またいつものサボリだろ!?」と思う関係者もいたが、そうではなかった。「世間話をしたり、本調子ではない同僚の様子を小川監督に伝えていました」(チーム関係者) 話はキャンプ中に遡るが、バレンティンがチームメイトを思いやるシーンも見られたそうだ。ヤクルトでは故障で別メニューとなった選手は、自動的に宿舎からの外出が禁止となる。だが、バレンティンは選手の決起集会が企画されている旨を伝え、故障選手の参加も認めてくれと訴えたのだ。「バレンティンがチームメイトを思いやる一面に驚いていました。その後も相変わらず練習量が多すぎるとか、文句を言ってくる日もありましたが、小川監督は聞き流しています。愚痴の聞き役に徹しているというか」(前出・同) 小川監督の懐の深さだろう。選手の欠点を指摘するのは簡単だ。しかし、長所を探してやるのも指揮官の仕事である。優しいだけではプロ野球の監督は務まらないが、「チームの勝利」という同じ方向を向いているのなら、それで構わないと決めた。「キャンプ中から宮本ヘッドコーチに全てを託す場面がありました。試合中の選手起用にしても、時折、宮本ヘッドに任せていました」(前出・同) 次の指揮官にも実戦経験の機会を与えていたのだろう。プロ野球の監督とは、選手がやりやすい環境を作ることがいちばんのようだ。(スポーツライター・飯山満)
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