ここまで2試合の不調がウソのようなピッチングだった。「試合のなかった2日間が功を奏した」と語るように、前日に異例の投げ込みを行い、フォームを調整。低めを意識し、スピードよりもコントロールを重視した。
160キロは一度しか計測しなかったが、3人を完璧に抑え完全復活を証明した。
これで自身の持つセーブ球団記録をまたひとつ更新。さらには、初タイトルをググっと引き寄せた。「監督からキャンプ中に40セーブを挙げれば優勝の可能性は高いと言われていた。でもまだぼくの仕事は終わっていない」。
優勝に向け、守護神はギアを入れかえた。