ゼロワンは両国大会で団体の至宝、世界ヘビーのベルトを懸けてタイトル戦を行う。この一戦に勝利すれば、流れを引き寄せることができるとあって、選手、社員一丸となって準備を進めていた。
ところが、せっかくのムードに水を差す出来事が起こった。FOS事務所に届いた一通の宅配便だ。差出人はWPFとだけ記載されており、住所などは一切不明。中身を確認すると、英語で書かれた一枚の書類と覆面が同封されていた。
その内容を翻訳した浅井啓貴広報によれば「我々は、WPF(ワールドプレミアムフェデレーション)だ。今のプロレス業界を再生すべく、まずは日本で一番弱い団体、ゼロワンMAXを潰しにきた。米国で生まれたベルトをライセンを失効したまま使っているような団体は許さない。即刻返還するように。それでも従えないようなら、今月中にも刺客を送り込む」という内容。“果たし状”が届けられたのだ。
永田裕志VS王者・田中将斗の天王山を前に、正体不明の組織、WPFからケンカ状を突き付けられたゼロワン。果たしてこの怪文書は選手のモチベーションにどのように影響してくるのか。