全24試合の内、ここまで16試合が終了している「リーグA」各グループの戦い。2014年ブラジルW杯王者のドイツが下部リーグへの降格危機に陥っていることも広く伝えられているが、各グループのここまでの成績はどのようなものになっているのだろうか。
グループ1の星取は、1位フランス(勝ち点7)、2位オランダ(勝ち点3)、3位ドイツ(勝ち点1)となっている。ロシアW杯王者のフランスが順調に勝ち点を積み上げる一方、先に述べた通りドイツは最下位に沈んでおり、来月16日のオランダ対フランス戦の結果次第では1試合を残しての降格が決まる。
グループ2では1位ベルギー(勝ち点6)と2位スイス(勝ち点6)が激しい首位争い。来月15日のベルギー対アイスランド戦の結果次第では、その3日後に予定されている直接対決が首位決定戦となる可能性もある。その一方で、ここまで勝ち点0のアイスランドは、既に下部リーグへの降格が決定してしまっている。
グループ2と同じく、既に降格チームが決まっているのがグループ3。1位ポルトガル(勝ち点6)、2位イタリア(勝ち点4)の後塵を拝した3位ポーランド(勝ち点1)が、アイスランドと同じくリーグAの座から転落している。
最後の登場となるグループ4は、2位イングランド(勝ち点4)、3位クロアチア(勝ち点1)を抑えスペイン(勝ち点6)が首位。スペインは来月15日のクロアチア戦に勝利すれば、勝ち点9で決勝トーナメント進出が決まることになる。
ちらほらと降格チームが決定している一方で、決勝トーナメント進出を決めているチームはまだないここまでの戦い。ハイレベルな争いを制し、次のステージへ駒を進めるのはどの4チームとなるのだろうか。
文 / 柴田雅人