ミドル級GP準決勝で中村和裕と対戦する佐々木と、ライト級GP準決勝で廣田瑞人と戦う横田のGRABAKA2選手は、酒に対する熱い思いを胸に試合に臨む。
佐々木は優勝のあかつきには、ビールかけを計画。プロ野球で優勝の際に行われるビールかけをテレビで観て「楽しそうだなと思って。やりたい」と、常々抱いていた夢をモチベーションに、1日2試合の過酷なトーナメント制覇を目指す。
対照的に横田は試合に向け、現在60日間の禁酒中。1日に1.5リットルは飲むという大好きな炭酸飲料も断っている。その甲斐あって「デビュー以来、一番トレーニングを積んだ。体調は過去最高」と絶好のコンディションを作り上げた。ジムで一番の酒豪と豪語するだけに「優勝したらパーティーをしたい」と楽しみにしている。
「電車に乗っている時に、ふと2人とも優勝するって感じた」(横田)。この日の公開練習でも軽快な動きを見せたように、2人は絶好調。GRABAKAきっての酒豪2人は、勝利の美酒に酔うことができるか。