この日はバーチャル出演となった張本氏。セ・リーグのクライマックスシリーズ第一ステージの話では、「ヤクルトファンには悪いけど今日で決める」と断言。すると、真中氏は「短期決戦のそういう試合ですから。(ヤクルトにも)可能性はある」と反論する。
また、巨人高橋由伸監督退任、原辰徳氏就任濃厚のニュースになると、張本氏は「良い人を選んだと思いますね」とコメント。
そのうえで「セ・リーグは3人代わりますから。巨人・阪神・中日と。巨人は原で優勝を狙うんだろうけどね、セ・リーグは来年は波乱を呼びますよ」と話し、関口が「原で波乱を呼ぶ。はい、わかりました」とダジャレを放つと、「ちょっとよくわからないですけどね」と笑いながらもバッサリと切り捨てた。
さらに、元陸上選手で世界記録保持者のウサイン・ボルト選手がオーストラリアのプロサッカーリーグの試合に出場し、2ゴールを決めた話題で、は張本氏が「野球でもオリンピック出るような選手が入ったんだけど失敗しましたよね。サッカーは走って蹴るだけじゃないから。メンタルなものが相当要求されますからね。トップクラスじゃなかなか通用しないと思いますよ。サッカー選手にもプライドがあるから」
と切り捨てる。
しかし、真中氏は「僕はボルトにあっぱれ。やっぱりいろんなことにチャレンジすることって体力がいると思うんですけど、それに挑戦するっていうのはあっぱれです」
とこちらも真逆の意見。思わず関口が「いいですか?あっぱれあげてますよ」と張本氏に質問するが、特に返答はなし。気分を害しても不思議ではなかったが…。
そして、世界バレーボールの話題では、関口が「ルールがややこしくて覚えられない。なんでこんなに難しくするのかな。もっと簡単にしたらどうなの」と激怒。これにはスポーツジャーナリスト・中西哲生氏が「いろいろあるんです」と諭し、真中氏も「盛り上げようといろいろ考えているんでしょうね」とコメント。
その様子は張本氏や関口とは約30歳離れた真中氏のほうが大人のコメントを行い、暴走する高齢者を諌めるというような光景だった。
選手を褒めて伸ばし、2015年にヤクルトを14年ぶりのリーグ優勝に導いた真中氏。選手としては張本氏のほうが上だが、マネージメント能力は真中氏のほうが数段上。コメントの違いは、指導者としての資質の違いを表しているのかもしれない。