前半と打って変わってペースをつかめずに圧倒されたのが後半。中盤をアツくしてきたガンバにゲームを支配され、開始早々の6分にはMF遠藤保仁のコーナーキックからDF山口智のヘッドで同点。27分にはまたも遠藤に右サイドから絶妙なクロスを入れられ、MF明神智和のゴールで勝ち越し弾を献上。続けて31分にも遠藤にダメ押しゴールを奪われ万事休す。
高原が試合後「立ち上がりからアグレッシブにやって1対0で前半を終えて入りはよかったが、セットプレーから取られたのが痛かった。後半はじめの失点で流れを断たれてしまった」と語ったように、セットプレーで献上した同点弾から流れを断ち切れなかった。
一方、浦和の連覇を阻んで初の決勝に駒を進めたガンバ。1ゴール2アシストと大車輪の活躍をみせた遠藤は「交代で中盤のメンバーを多くして、ボールを支配したのが良かった。先に点を取られたが必ず逆転できると信じてました」。
見事アウェーで浦和を破ったガンバは、決勝で豪アデレードとの頂上決戦が決定。ホームアンドアウェー方式で11月5日にホームの万博、12日には敵地の豪州で闘い、12月に日本で開催されるトヨタ・クラブワールドカップ出場を目指す。