スポーツ
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スポーツ 2010年05月18日 12時30分
マニー・ラミレスは日本でプレーするのか
今年2月のスポーツ紙によると、「3年間はドジャースでプレーする。残り2年は日本だね」と語ったという、MLB現ドジャースの主砲マニー・ラミレス(37)。 マニーといえば、レッドソックス入団時に「こんなチーム入りたくなかった」と記者会見で発言し、地元ファンから大ブーイングを浴びたほどの悪童だ。その本拠地フェンウェイパークの形状を利してか、ライト線への打球が打った瞬間にエンタイトル・ツーベースだとわかるとまったく走らない奇天烈な姿も印象的だった。 その後のドジャースでも薬物で長期謹慎、しかし終わってみればあっさり成績を残し、あげくあっさり今季限りでの退団を明かした。まさにその翌日のこの冗談のような来日発言だが、それでも大物来日に期待を寄せる野球ファンは多い? 「日米野球で途中帰国したから日本は嫌いだと思ってたので意外」(阪神ファンの30代男性)という人も多い。しかしその2004年の帰国時の成田空港でも、 「参加できなくて残念。日本が大好きだし、今の契約が切れたら、巨人で1年プレーしたいね」と語っている。 レッドソックス時代の口癖はご法度中のご法度である、「ヤンキースに入りたい」 それももう、条件面からないだろう。いま“終焉の地”日本、そして巨人への、マニーの思いが募っていても不思議はない。 現在巨人には、お互いに入団からクリーブランド・インディアンスの同僚同士、メジャーで3年間一緒にプレーをした、2歳年下のアレックス・ラミレス選手がいる。 巨人のラミレスとプレーしたこの1998〜2000の間のマニーの成績も、HRが順に45・44・38本、打点が145・165(戦後最高打点)・122打点、打率は.294・.333・.351と文句なしのスーパースター級。 「ボブ・ホーナーを大きく超える空前絶後の大物。チャンスにもめっぽう強いので、結局Xデーには巨人を含む3,4球団の間で取り合い合戦になるでしょう。安定した打撃データから、3割、40本は確実ではないか」(スポーツ誌記者) 新たな黒船襲撃の噂に、ファンの声もさまざまだ。 「“10・19”のマドロック(メジャーで首位打者4回の強打者)のHRが、今でも球場で見た中ではNo.1の当たりだった。グリーンモンスターの上一閃に消えていく長距離砲のHRが見られるだけでもうれしい」(マリーンズファンの40代男性) 「いやだ。あんなきたないの」(巨人ファンの60代女性) このように知名度も抜群、今のところ来日やーめた、という情報も無いので、さらに盛り上がっていきそうだ。
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スポーツ 2010年05月18日 09時00分
交流戦情報 落合“ダンマリ野球”がセ・リーグ不利の定説を覆す?
「中日とは戦いにくい…」 交流戦に突入し、パ・リーグのいくつかの球団首脳陣はそんな“愚痴”をこぼしていた。今さらではあるが、交流戦は2005年の導入後、総勝利数でセ・リーグがパ・リーグを上回った年は2009年のみ。今年度も交流戦2カードを終了した時点での勝敗はパ・リーグ15勝、セ・リーグ9勝。「指名打者の使い方に長けたパ・リーグ」の試合巧者ぶりは否めない。それなのに、中日が恐れられている。事実、中日だけは負けナシの4連勝と好スタートを切った(16日時点)。どうやら、中日は「セ・リーグの特徴」をそのまま交流戦に持ち込んだようである。 「交流戦開幕カードが中日の強かさを象徴していました。『情報戦』の勝利ですよ」(在京球団スコアラー) 中日の交流戦最初のカードは対ソフトバンク戦。中日の先発は吉見一起(25)で、ソフトバンク・秋山幸二監督(48)はホールトン(30)を送った。そのホールトンの先発が発表された時点で中日ベンチは「勝利を確信した」という。 「吉見、ホールトンともに昨季の交流戦で3勝を上げています。投手戦になると思われたんですが…」(前出・同) ホールトンの調子は決して悪くなかった。しかし、5回3失点で『敗戦投手』になった。ともに、交流戦を得意としている者同士。吉見とホールトンの差は何処で生じたのか? パ・リーグのある球団スコアラーは『警戒』の意味を込め、こう分析していた。 「パは予告先発制です。中日は予告先発投手名を見て、パ対戦チームがどの投手をぶつけてくるか逆算し、それ相応の対策を練っていたんだと思う。でなければ…」 ホールトンは釣瓶打ちにされたわけではない。走者を背負った場面で適時打を浴びてしまった。つまり、配球の傾向や「窮地になると、どんな球種が多くなるか」を中日スコアラー陣が分析し、その成果が表れたのだ。 「ソフトバンクは中日の先発が吉見だと絞りきれてなかったようです。ローテーション投手の順番では吉見になりますが、中日先発陣は『中6日』で投げることが多く、その日数に従うなら、チェンでした。吉見なのか、チェンなのかで少し迷っていた」(前出・同) 落合博満監督(56)はパ・リーグの予告先発制を巧みに利用し、先発投手を予告しないセ・リーグのやり方でソフトバンクベンチを混乱させたわけだ。12日の交流戦初戦で負けチームになったパ・リーグ球団は、ソフトバンクのみだった。落合監督は通常のシーズン中も「喋らない指揮官」で通っているだけに、「中日とはやりにくい」とパ・リーグ側が思うのは当然か…。 12日、翌13日も、落合監督は何も語らずに球場を後にした。 「パの野球は予告先発だから騙し合いがなくてつまらない。指名打者制で投手に代打も送れないから…」 これは、オリックス・岡田彰布監督(52)が交流戦突入後に語ったもの。どちらの野球が優れているかではなく、相手チームの先発投手を読む必要がない分、阪神時代よりも試合前のミーティングにさほど時間をかけなくていい。その反面、自軍の選手の好不調がそのまま勝敗に直結するだけに「各選手の状態を見抜く」ことが重要となり、こちらに時間を費やさなければならないという。 中日のダンマリ作戦は功を奏した。『指名打者制』に長けたパ・リーグの有利さを覆すまでには至っていないが、劣勢の続く他セ・リーグ5球団は落合政略を参考にした方が良さそうである。【訂正】「総勝利数でセ・リーグがパ・リーグを上回った年は1度もない」とありましたが「総勝利数でセ・リーグがパ・リーグを上回った年は2009年のみ」の間違えです、訂正してお詫び致します。
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スポーツ 2010年05月17日 16時30分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(6)
プロ入りと同時に出来た長嶋伝説。あのデビュー戦での400勝投手・カネさん(金田正一氏)からの4打席連続三振。完全に牛耳ったカネさんの方が「すごいバッターが出てきた」と強敵出現に身震いしたと言われているが、確かに長嶋さんの対応力はすごかったよね。その後、カネさんから打率3割を超え、ホームランを18本打ったんだから。 長嶋さんは自らの言葉で「プラス思考」と言っているが、悪い結果にくよくよしない。あくまで前向きに取り組む姿勢があるから、最悪の結果からでもすぐに対応できるんだろう。だけど、そんな長嶋さんにも天敵がいた。大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)の平松さん(政次氏)だよ。あのカミソリシュートだけは毛嫌いしていたね。 普通の沈むようなシュートを投げる投手は大丈夫なんだ。でも、あの浮き上がるような、平松さんのカミソリシュートだけは、さすがの長嶋さんも打てなかったね。もう顔を見るのも嫌だったみたいだ。 天敵と呼ぶしかない、カミソリシュートの平松さんへのアレルギー後遺症というのだろうか、オレにもとんだとばっちりがあった。プロ入り4年目で新人王を獲得したという、前代未聞の記録を持っているオレは、それまで二軍暮らしで、時折り、バッティング投手として一軍に呼ばれた。平松さんとは比べものにならないが、オレもシュートピッチャーの端くれだ。 そんなオレが長嶋さんの打撃練習の時に、マウンドに立つと、たった3球で終わりだ。バントの構えをして、3球バントをやると、「ハイ、終わり」と言って長嶋さんは打撃練習をやめてしまう。オレにシュートを投げられるのを嫌って、バッティングしないんだよ。 以来、オレは一軍の練習に呼ばれても、森さんと国松さんの2人に10分ずつ投げて終わりというパターンだったね。長嶋さんの平松さんのカミソリシュートへのアレルギーの強さを思い知らされたよ。 王さんとの思い出というと、あの伝説の日本シリーズでの阪急・山田さんからのサヨナラ逆転ホームランの試合だね。 1勝1敗で迎えた71年の日本シリーズ第3戦は西宮から本拠地・後楽園に舞台を移したが、山田さんの前に手も足も出ない。8回終わってランナーが出たのは2人だけ。さすがのONも「きょうは負けた」と思ったはずだよ。ところが、二死一塁から長嶋さんがヒットを打って一、三塁。ここで王さんがシリーズ史上に永遠に残る逆転サヨナラホームランを打ったんだ。王さんが「何本指かに入る、思い出のホームラン」というのも当然だろう。あの試合に負けていたら、シリーズの流れは完全に阪急のものになり、V7はなかったし、V9もなかった。 そんな記録と記憶に残る王さんの劇的な一発でオレはみんなの記憶から消されてしまったんだ。あの試合、一世一代の晴れ舞台、シリーズ完投勝ちという栄誉を手にしたのに、誰もあの時の勝利投手のことを覚えていなんだからね。ガックリきたよ。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年05月17日 13時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第1回 Air Run TOKYOの沿革」
最近のマラソンブームでランニングに誘われた経験を持つ人も多いのではないでしょうか? 皇居の夕方は、マラソンブームを象徴しています。3時間で、のべ4000人以上が皇居を走っているのです。これには私も驚きました。 今回からの連載で、運動不足で階段を上っただけで息が切れるあなたでも楽しくランニングを続けられ、健康になる方法教えます。 目指せ! フルマラソン完走! 今回は、5月11日からスタートした【Air Run TOKYO】の沿革です。次回以降は実践になります。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブ誕生!! 東京をカッコよく、かわいく走る!!をテーマに掲げランニングクラブを立ち上げました。【Air Run TOKYO】ランニングクラブです。 空気を吸うように日常的に。空気のように軽快にという想いを込めAIRとつけました。働く人たちが日常的に行うことが大切だと私は思っています。無理なく楽しんで健康を手に入れてほしい。ランニングを楽しめるようにコーチ陣は明るい人間ばかりを厳選しました。 【Air Run TOKYO】のヘッドコーチを務めるのは、エスビー食品時代に世界陸上9位の実績を持つ西田隆維です。持ち前の明るさとルックスの良さで、男女問わず会員から支持されています。その他のコーチ陣も箱根駅伝で活躍したり、実業団を引退した選手ばかりと実績も申し分ないコーチが揃いました。 市民ランナー向けクラブとしては珍しい管理栄養士も在籍させ、栄養アドバイザーもいるので食事のアドバイスもでき、プロ選手のような環境を実現させた。 更にこのクラブの特長は、ビギナーに目を向けていること。毎週のレッスンには、ウォーキングから始めるビギナーコースもあります。テーマにしている「カッコよく走る」は簡単ではありません。まずは、基礎を固めてから走ることが大切です。 その基礎固めをこのクラブはわかりやすく、効果的に行っていくのです。いきなり走ることは脚を痛めやすいので、まずはスクワットなどで脚の筋力アップすることが望ましいです。筋力がアップすると基礎代謝もあがり痩せやすいカラダになるので試してみましょう。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー
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スポーツ 2010年05月17日 13時00分
王さん苦悩の三択
14日、墨田区名誉区民顕彰式に出席するなど、相変わらず大忙しのソフトバンク・王貞治球団会長だが、その義理と人情の厚さ故に苦悩している。母校愛か、恩師への義理か、はたまた第二の郷土愛か。三択に悩んでいるのだ。王球団会長が頭を抱えているのは、「編成委員会副委員長」として、10・28ドラフト会議で大学球界ビッグ3の誰を1位に指名するかという大難題だ。 人気ナンバーワンの早大・斎藤佑樹は、早実の可愛い後輩というだけに止まらない。病床の王監督を励ましてくれ、しかも王助言通りの進路でドラフト1位候補になっているだけに、約束を果たしたいところだろう。 開幕前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表監督として世界一になった06年のシーズン中、胃ガンであることが発覚。入院して胃を全摘出する手術を受け、療養中だったソフトバンク・王監督を勇気、元気づけてくれたのは、ハンカチ王子、早実・斎藤だった。「病気の王さんを勇気づけ、元気になってもらうためにも、優勝したい」と宣言して有言実行。「言った通りに本当に優勝してしまうんだから、たいしたものだ」と王監督を感謝感激させている。と同時に、王監督はこうアドバイスしている。「テレビのワイドショーでハンカチ王子などと騒がれている浮ついた状態でプロ入りしない方がいい。大学へ進学して本当の実力を身につけてからプロ入りすべきだ。そうなって、ウチに入ってくれると一番うれしい」と。 その言葉通りに早大・斎藤はドラフト1位候補にあげられている。王球団会長とすれば、無条件で1位指名したいところだろう。が、同じ早大には大石達也というドラフト1位候補右腕がいる。監督を勇退、福岡県民栄誉賞を受賞した際に、「ダイエー、ソフトバンクで長い間、監督をやり、暮らしてきた福岡は第二の故郷のようなもの」と語った王球団会長にとって、大石も重要な存在だ。福岡大大濠高校出身だからだ。「地元出身のスター候補選手を最優先で獲得する」というホークスの大方針がある。しかも、「人気の斎藤に実力の大石」という評価がスカウトたちの本音だ。 自らの目で現在の真の実力を見極めようと、4月25日に神宮へ足を運んだ王球団会長だが、見られたのはリリーフした大石だけで、斎藤の登板はなし。空振りに終わっている。斎藤vs大石の二者択一だけでも悩ましいのに、豪速球右腕の中大・沢村拓一がいる。12日に神宮で視察した王球団会長は「評判通りだ」と絶賛している。 この沢村のバックには、中大総監督の宮井勝成氏がいる。早実のエース・王が甲子園の選抜大会で優勝した時の監督であり、世界の王の生みの親とも言える恩師だ。現在でも毎年1度、早実時代のチームメートと一緒に宮井氏を囲む会が開催しているほどの密接な関係だ。さらに中大の監督は巨人時代の僚友の高橋善正氏ときている。 母校愛か、第二の郷土愛か、はたまた恩師への義理か。王球団会長は、究極の三択を迫られている。
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スポーツ 2010年05月17日 08時00分
先発デビュー目前の高橋に「不可思議な代理人称賛」の声
高橋尚成投手(35=ニューヨークメッツ)が『先発マウンド』を勝ち取ろうとしている。「スターター(先発)? 十分に任せられると思うよ」 12日(現地時間)のナショナルズ戦後、ジェリー・マニュエル監督は、5試合連続無失点とバツグンの安定感を見せている高橋について質問され、そう答えた。先発デビューは時間の問題だろう。思えば、キャンプはマイナー契約での招待選手扱いで、メジャー昇格後も登板は『中継ぎ』のみだった。それでも、腐ることなく、結果を積み重ねてきただけにチームメイトも『オールドルーキー・高橋』を好意的に見ているという。しかし、一部からはこんな声も…。 「代理人が違う人だったら、こんな苦労もしないで済んだのに」 日本だけではなく、アメリカのメディア陣からもそんな“同情論”が聞かれた。 高橋の代理人はピーター・グリーンバーグ氏。兄弟で事務所を設立しており、中南米系の選手をお得意様にしている。昨今、福岡ソフトバンクと契約した元ヤクルト、巨人のロベルト・ペタジーニ(38)、アレックス・ラミレス(35)も担当している。 「04年オフ、日本ハムの稲葉が米挑戦しようとした際、一時的にグリーンバーグ氏がその窓口になりました。元巨人の入来祐作も彼に相談しています。門倉健がFAで横浜を出たときも、彼が代理人だったはず」(前出・同) しかし、彼の名前を日本で有名にしたのは昨秋発覚した岡島秀樹投手(34)との“トラブル”だ。 「岡島は3年契約が満了する昨シーズン、自分はFAになると思っていました。球団と再交渉をするつもりでいたら、保有権は球団にある、と…。要するに岡島は自由に交渉ができない契約になっていたんです。こんな一方的な契約は新人選手に限った話であって、しかも、岡島は代理人から全く説明がなかったことに激怒していました」(現地特派員の1人) その後、岡島が代理人を変更した。岡島が日本のマスコミに話した限りでは「和解の話し合いの場を設けたが、スッポカされた」「新しい代理人に引き継ぎの手続きもしてくれない」「彼の説明と、球団の話が食い違っている」とのこと。高橋がグリーンバーグ氏と代理人契約を交わした際も、「アイツだけは辞めておけ」とコメントしていた。しかし、高橋も“大人”である。評判の悪くても、グリーンバーグ氏と契約する利点があったから代理人を任せたのだろう。 また、意外な分野から同氏の評判が聞けた。米経済誌の和訳も行うアナリストからである。 「米経済誌がメジャーの代理人特集を組み(08年)、メジャー30球団の平均年俸よりも高い契約をまとめた成功率、実際に契約した選手の年俸からチーム平均年俸を引いた額などを、代理人別に計算したんです。グリーンバーグ氏は約300人いるメジャー選手会認定の代理人のなかで(会社を含む)、上位にランキングされていました。今はどうか知りませんが、経済誌は有能な代理人と位置づけていましたよ」 高橋の「代理人選択を間違えた」と言う側の根拠は、こうだ。昨年、米スカウトは菊池雄星を視察する足で高橋も見ていた。左投手の需要の多さに加え、スクリューボールを投げるタイプが少なくなったメジャーの事情もあって、「高橋は先発で通用する」と評価していた。その評価と、実際にメッツと交わしたマイナー契を比べると、「ギャップが大きすぎる」と言うのだ。 「グリーンバーグ氏はメッツのエース、ヨハン・サンタナの代理人でもあります。その関係で高橋を入団させることができたのでしょう。グリーンバーグ氏でなければ、高橋のメッツ入りは実現しなかった」(球界関係者) 同氏をそう擁護する声もある。 高橋の契約金だが、マイナー契約が交わされた際には詳細は伝えられなかった。メジャー昇格したあかつきには「最大で300万ドル(約2億7000万円)のオプションも付く」と一部報道にあったが、改めて関係者に聞いた限りでは「100万ドル程度」とのことだった。 結果論とはいえ、メッツは100万ドルで「先発ローテーション投手」を獲得したことになる。そんな“お買い得の左腕投手”を仲介したことによって、メッツ内部におけるグリーンバーグ氏への評価はかなり高まったという。通常、代理人は選手に少しでも有利な契約をまとめるものだが、今回は球団を設けさせてしまったわけだ。選手本人よりも代理人の評価が高まるとは、何とも割り切れない話である。
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スポーツ 2010年05月15日 13時00分
ドラフト裏事情 1位指名は代表決断ではなく原監督情報で決まる!?
球団幹部は“無口な人”の方がいい!? 巨人・清武英利代表が精力的な動きを見せている。神宮球場での東都リーグ戦を観戦し、中央大学・沢村拓一投手を絶賛したのは、4月13日に逆上る。5月6日には伊原春樹ヘッドコーチも沢村を極秘視察していたことが判明。同代表の「堂々たるもの。素晴らしいピッチャー」なる沢村評(4月13日)を聞けば、「巨人の1位指名は沢村で決まった」と思えるが、佛教大学の大型左腕、大野雄大投手を視察したときには「ドラフト1位で18番、21番のエースナンバーを与えられる選手を探しているが、彼もその1人」とコメント。「スカウト会議で意見が言えるように」と語る同代表の姿勢は、他球団も見習うべきだろう。しかし、ドラフト候補選手の視察は『球団代表の職務』ではない。清武代表を球場に駆り立てる理由は何か? それは、原辰徳監督(51)にあるようだ−−。 「原監督のネットワークは凄いですよ。12球団のなかで、それに対抗できる人がいるとしたら、岡田(彰布)監督だけかも。阪神の星野(仙一)サンも凄いが、原、岡田両監督のネットワークはリアルタイムだからね」 巨人、オリックス以外のスカウトがそう認めていた。 原監督が東海大学の出身であり、実父・貢氏が同大学グループの野球部の象徴的存在であることは説明するまでもないだろう。2009年ドラフト会議で“後輩”大田泰示(19=東海大相模高)が巨人に1位指名されたときだった。原監督の印象に関する質問を受け、「タツノリさんは…」と答え、「これから上司になる人に対する言葉ではない」との指摘も、一般ファンから寄せられた。正論だが、「タツノリさん」発言にこそ、原監督のアマチュア球界に及ぶ影響力を証明していたのである。 「東海大グループでは『原監督』と言ったら、今でも原貢サンのことを指しているんです。巨人の原監督は『タツノリさん』と呼んでいます。この呼び方は全国の同グループの高校監督、部長にも浸透しています」(学校関係者) また、同グループは年1回のペースで野球関係者が一堂に集まるゴルフコンペも行っている。その際の話題はやはり『野球』で、参加者は「練習試合をした学校」の有望選手の特徴まで話しているという。 「同大学卒の高校監督、部長が日本中に散らばっているわけですよ。そこに中学の教員や、硬式野球チームの監督になった野球部OBまで集まるんですよ。ゴルフコンペの参加者は毎年100人以上です。まして、ここ数年、大学・日本選抜チームの監督は東海大OBの岩井美樹氏(国際武道大学監督)です。岩井氏は故・藤田元司氏の義息子であり、貢氏の一番弟子と言っていい存在です。原監督とは義兄弟のような関係」(前出・同) 「タツノリさん」にアマチュア球界情報が集中するのは、当然だろう。それと同じ早稲田大学系のネットワークを持っているのが、OB・岡田監督だという。球界の情報通といえば、星野仙一・阪神シニアディレクターが有名だが、今年63歳になる。一概にどちらが優れているとは決められないが、「同年代が現場指導者を務めている」点では、働き盛りの原、岡田両監督の方が有利だろう。 こうしたアマチュア球界のネットワークをついて、こんな指摘も聞かれた。 「スカウト会議で原監督が指名候補選手に関する意見、独自情報も発言し、1位指名選手をひっくり返したこともあるんです。原監督の情報にはスカウトも反論できないときもある」(チーム関係者の1人) 清武代表は原監督に張り合っているつもりはないだろうが、昨年は1月の時点で「長野(義久)1位指名」を公言するなど、ドラフト戦略でイニシアティブを握った。しかし、菊池雄星の入札にも参加できず、現場スカウトを混乱させている。菊池がプロの壁に突き当たっている現状を思うと、堅実な好選手を獲得した戦略は正しかったとも言えるが、「今年は余計なことは言わないでくれ。せめて、夏の甲子園が終わるまでは…」との声もないわけではない。 「清武代表の評判? 近年の巨人代表と比べても『仕事のできるタイプ』であり、本社からも一目置かれていますよ」(前出・同) 巨人というチーム事情もあるが、球団幹部の言動は大きく扱われる。原監督とスクラムを組んだ方が得策ではないだろうか。
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スポーツ 2010年05月14日 17時30分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(5)
「記憶に残る長嶋」「記録の王」と言われたONだが、あの天覧試合にもそれがよく現れているよね。長嶋さんが阪神のエース・村山から放ったサヨナラホーマーは、数ある長嶋伝説の中でもナンバーワンにランクされ、ファンの間で永遠に記憶され、語り継がれていくだろう。打たれた村山さんが死ぬまで「あれは絶対にファウルだった」と言い続けてきたことでも、伝説のドラマ性が高まったよね。 が、あの天覧試合でルーキーの王さんもホームランを打っているんだよ。意外に知らないファンもいるけどね。実は、ONアベックホーマーの記念すべき第1号なんだ。そう考えると、ある意味で「記憶に残る長嶋」「記録の王」にふさわしい天覧試合といえるだろうね。 ここ一番で無類の勝負強さを発揮した長嶋さんの打法の源になっていたのが、速射砲のようなティー打撃だった。次から次へとボールを上げさせ、息もつかずに打つ。誰もまねの出来ない芸当だった。 イチローの背中がねじ切れるのではないかと思われるティー。高橋慶彦(現ロッテ二軍監督)の超ダウンスイング、バットを右肩から右ヒザにぶち当てるようなティー。この三大名物ティーはアマチュアの選手たちの参考書として、ビデオで残しておきたいよね。一本足打法の王さんの方は、速射砲の長嶋さんとは全く違っていた。ティーをやらずに徹底したスイングで形を作っていった。これまた中途半端な素振りの数ではなかったよね。 数々の伝説を作った長嶋さんなのに、面白かったのは、バットには意外に無頓着なのに、グラブの方は見たこともないほどすごかったことだ。運動具メーカーの長嶋さん担当が牛の骨を使ってバットをしめたりしていたが、本人はひびが入ったバットで平気でタイムリーを打ったりする。 ところが、グラブの方は、まさに名手のグラブだったね。手にしてみると、ボールが吸い込まれるような形をしている。あんなすごいグラブを見たのは、最初で最後だったね。 この名人グラブにまつわることで忘れられない笑い話がある。オレがマウンド上にいて、走者が三塁にいる。ベンチの牧野さん(V9参謀といわれた故人の牧野茂氏)から「スクイズがあるかもしれないから」とけん制のサインが出る。そうすると、長嶋さんは何気ない顔でグラブを外す。けん制取り消しのサインだ。 が、またベンチからサインが出る。オレがけん制しようとすると、長嶋さんは何食わぬ顔でまたグラブを外す。最後にはベンチの牧野さんと監督の川上さんは顔を見合わせ、苦笑してサインを取り消すしかなくなる。要は、けん制球を受けるのが嫌なんだよね、長嶋さんは。 マウンド上のオレも長嶋さんとベンチの再三のやりとりに苦笑するしかなかったよ。記憶に残る長嶋さんの秘話には、こんな笑い話も数限りなくある。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年05月14日 16時30分
交流戦直前情報 高田ヤクルトが緊急渡米で“元他球団助っ人”の補強へ
最下位の東京ヤクルトスワローズがテコ入れに動き始めた。国際担当課長が5月11日に緊急渡米したのだ。同課長の渡米目的は外国人選手の獲得である。チーム関係者によれば、一発の期待できるタイプを探しているとのことで、高田繁監督(64)以下首脳陣からは「一塁手か、外野手で」なる要望も付け加えられたそうだ。シーズン途中での『助っ人獲得』はよく聞く話。しかし、高田ヤクルトは相当追い詰められていると見ていい。 「神宮球場のクラブハウス前で待ち構えていたファンが、高田監督に罵声を浴びせた日もありました。開幕してまだ30試合程度で『辞めろコール』とは…」(前出・チーム関係者) 交流戦突入前の37試合を消化した時点でのチーム成績は、13勝23敗1分け(最下位)。チーム防御率3・57はリーグ2位だが、チーム打率2割3分6厘はリーグ5位。総得点125はダントツの最下位で、同部門トップの巨人は204得点。打線が、いかに頼りないかが分かる。 「高田監督の契約期間は今季限り。すでにチームが要請したゼネラルマネージャー就任を内諾したとの情報もあり、フロント幹部として次期監督を支える側にまわるのは既成路線です。おそらく、投手コーチの荒木大輔が監督に昇格するんでしょう」(取材陣の1人) しかし、この成績では高田監督がゼネラルマネージャー(以下GM)に就任しても、チームをまとめることはできないだろう。すでにGMの手腕は日本ハムで証明されているが、高田監督は監督業に“未練”があったとされ、その思いがヤクルト入りに繋がった。 周囲が懸念するのは、今の成績ではGM就任後の統率力に影響が出かねないということ。監督業への強い思いを大義名分に「退団」してしまうのではないかとも言われている。 「退団ならまだマシな方ですよ。今の成績ではシーズン途中での『休養』を検討しなければなりません。『休養』させた監督をチーム編成のトップ(GM)に置くことはできません」(前出・関係者) 高田監督が惜しまれる理由は、2つ。同監督の就任と前後し、ベテラン・石井一久がFA退団した。ヤクルトは人的補償の選択を勧めたが、当時、石井の移籍先である西武は「大砲を奪われるのではないか? 内野手を狙われているらしい」と警戒し、それに基づいてプロテクト選手のリストを構成した。だが、ヤクルトが指名したのは、外野手の福地寿樹(34)。長距離タイプでもなければ、内野手でもなかったわけだ。福地は『2年連続盗塁王』(2009年〜)を獲得し、チームの中核を担う活躍も見せている。完全に相手球団のウラをかいた戦略に、ヤクルトフロントは「さすが!」と言うしかなかった。 「球団上層部に明治大学の出身者が何人かいます。明大出身の高田監督の去就については軽はずみなことは言えません。高田監督の支持者は多いです。ファンはクライマックスシリーズ進出の可能性が見えてくれば、高田批判をやめてくれると思う」(同) 今回の緊急渡米は、『高田バッシング封じ』でもあるのだろう。 「このまま終われば、次期監督はゼロからチーム作りをしなければなりません。せめて打線だけでも…」(同) ライバル球団の渉外担当者たちによれば、セギノール(前楽天)、ボカチカ(元西武)など日本プロ野球の経験者が米独立リーグでプレーしており、メキシコリーグには前オリックス・フェルナンデスもいるそうだ。前近鉄のタフィ・ローズも復帰先を探している。新鮮味には欠くが、他球団経験者なら確実な計算も立ちやすい。昨季後半戦もチームが大失速しており、交流戦の結果次第では、ヤクルトは“大激震”に見舞われるだろう。
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スポーツ 2010年05月14日 15時30分
ノムさん入院騒動の真相
楽天・野村克也名誉監督(74)が解離性大動脈瘤で入院という、フジテレビ発のニュースに球界は大騒動だ。沙知代夫人が「誰がそんなデマを流したの」と激怒するなど波紋は様々な方面に広がっている。が、今回の一件でよくわかったのは、サラリーマン諸氏にも他人事でない、野村家での肩身の狭い亭主・ノムさんの立場だった。 フジテレビの夕方のニュース番組で野村氏の入院が流された12日、沙知代夫人は両国国技館で大相撲観戦。帰り際に報道陣に対し罵声を浴びせたという。「そんなわけないでしょ。昨日名古屋、今日は津、明日は大阪で仕事。縁起でもない。そんな状態だったら、相撲を見ている場合じゃないでしょ」と。 が、罵声を浴びせられるべきは、沙知代夫人の方だろう。入院を隠すために、「昨日名古屋、今日は津、明日は大阪で仕事」と口にしたが、日々野村氏をこき使っている現実を思わず認めてしまった格好だ。 「ノムさんは鵜飼いの鵜だからね。もちろん鵜匠はサッチー。いくら魚を捕っても取り上げられてしまう。可哀想に」。球界OBたちからこう同情されているのが、野村家での紛れもない現実だ。 「ワシはユニホームを着て監督をやっているのが健康の秘訣なんや」という野村氏の言葉の裏を、球界OBがこう解説する。「監督をやっていれば、とりあえずシーズン中は野球に専念できる。いくらサッチーでも介入できない。もちろん、オフは日々、講演会、サイン会で東奔西走させられるけどね」。 だから楽天の監督続投に執念を燃やしていたのだ。が、名誉監督に祭り上げられたために、全国講演会に走り回らされ、危惧される結果となったのだ。今回の入院でしばし骨休めができれば、不幸中の幸いだが、怖い話が聞こえてくる。 「入院でキャンセルになったある講演会は、さっそく新たな日程が決まったようだよ」と。入院しても次なる講演日程が決まっていくようでは、骨休みにもならないか。芸能界の辣腕マネージャーもかなわないという、沙知代夫人。入院を否定したのは、今後の講演会日程に悪影響が出るのを避けるためとしか思えない。可哀想なノムさん! 球界では深い同情論が噴出している。
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