スポーツ
-
スポーツ 2010年05月28日 10時00分
ヤクルト・高田監督辞任の波紋
ヤクルト・高田繁監督(64)辞任で波紋が広がっている。その一つとして、既定路線の来季荒木大輔新監督(46)案を不安視する声があがっている。「今のヤクルトの戦力では誰が監督をやっても大変だ。荒木には荷が重いし、いきなり泥をかぶることになるのでは」という、もっともな理由からだ。 「何も焦って荒木を監督にする必要はない。若松さんに2年くらいもう一度監督をやってもらえばいい。若松さん本人もヤクルトには愛着を持っているし」。ヤクルト関係者からこういう若松監督再登板待望論が起こっている。若松勉氏(63)は、99年にヤクルト監督に就任して2年連続4位とはじめは苦戦したが、01年にリーグ優勝、日本一になると、04年までAクラスを続けた。 「たいしたものだ。満足な戦力補強もしてもらっていないのに、Aクラスを続けるのは大変なことだ。チームをまとめる若松の監督としての能力は素晴らしい」。監督時代の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、ソフトバンク・王球団会長は、こう若松監督の統率力を絶賛したものだ。荒木投手コーチを監督に据える前に、若松氏に再登板してもらい、チームを再生してもらうというのは、確かに一理ある。 高田監督辞任の波紋は巨人OBにも及んでいる。「高田監督の辞任で、V9巨人の時代も終焉した」という球界関係者の声に対し、元V9ナインの巨人OBがこう反論する。 「高田監督が悪いわけではない。打てないデントナ、ガイエルの2人が元凶だ。巨人・堀内監督がキャプラー、ミセリというひどい外国人選手に足を引っ張られたのと全く同じだよ。どちらも外国人選手を見る目のないフロントの責任だ」と。 巨人・堀内恒夫前監督と同様に、ヤクルト・高田監督もフロントの補強失敗の被害者だというのだ。こちらも、若松監督再登板待望論と同じく、耳を傾けるだけの価値はあるだろう。勝負の世界は勝てば官軍、負ければ賊軍だが、監督だけの責任で終わらせてしまえば、同じ失敗が繰り返されることになる。
-
スポーツ 2010年05月28日 08時00分
中村俊輔はホントにいらない!…の?
先日の韓国戦で「最低な試合」「最低な内容」と酷評された日本代表。そんな中でも一番ヤリ玉に上がったのが中村俊輔だった。単純なパスミス、体を寄せられるとバランスを崩す、またファンタジスタらしい意表をつくパスも華麗なドリブルも一切と言っていいほど垣間見られなかった。関係者やサポーターからは「即刻外すべき!」とも言われ、事あるごとにメディアに登場する元日本代表監督トルシエ氏にまで言及される始末。(ただしトルシエさん、あなたもお呼びではないですから…) 試合後のインタビューでは、本人も「今日の出来は論外、最悪」と話していた。更に「自分がしたかった動きがスムーズに出来ない。Jではごまかせていたけど、しっかり治したい」とも言っていた。ちょい! ちょい!! ちょ〜い!! その発言を聞いた時は全く驚かされた。中村選手、貴方一体いつその異変に気付いたのだろうか? 試合中? それとも、試合前の練習中ですか? 「W杯最後の壮行試合(強化試合でもある)」の筈であったのに…チームの事を考えたら、自分から辞退するとか、交代を申し出るとか出来たのではないだろうか。出場をするという、そのガッツだけは認めるが…(と言うか、コーチ陣は分かっていたのだろうか?) 中村俊輔選手の実力は国内のみならず、国外でも多くの人たちが認めている。自分やチームの出来具合の焦りもあったのだろう。しかし、この件に関しては頂けないと、誰もが感じていることだろう。全くもって「本番」でなくて良かった、と思わざるを得ない。スイス合宿では別調整。「一番大事なのは本番。今は我慢」そうそう、さすがに自分をわかっている。来たるイングランド戦では欠場濃厚とか(むしろ絶対に欠場してほしい)言われている。 さて、ここで中村俊輔選手は本当にいらないのか? という議論だが、結論(即答)として「はい、勿論必要です」と。他の代表選手たちも話している「ボール支配率を上げて、タメを作ってから裏に出す」と言うサッカーを今までしてきたわけで、筆者は、中村選手が現代表の中でも特にそんなゲームの流れを見極めて「タメ」を作る選手と言う意味では、抜群に上手な選手だと感じている。前回のオランダ戦の前半のように、日本チームは常にプレッシャーを掛け続け抑えるサッカーが「出来なかった」のだから。また監督も「前半は守備的に、後半攻める」という形にすると言っている。中村選手は足を「完璧に治して」「ベストの状態に戻せば」必ず相手の脅威になること間違いなしだろう。また彼が確実にリーグ戦突破の鍵の一つでもある。中村選手の復活を楽しみにしているのは、私だけではないはずだ。以前マンチェスターU戦で魅せた(鳥肌ものだった)あのFKでまた世界を驚かせて欲しい。 ファンタジスタはまだ死んでない! <筆者 タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
スポーツ 2010年05月27日 17時30分
“ビックマウス”ではない本田圭佑
「ヒデの再来」「王位継承」、そして「ビックマウス」と言われている今やサッカー代表の救世主「本田圭佑」。 名古屋グランパスからVVVフェンローを経てCSKAモスクワと活躍の場を世界に広げ、「日本人初のチャンピオンズリーグ(CL)ベスト8」と目覚ましい成績を見せている。(ただし、本人はこの「日本人初の」などという厚かましい修飾語は、どうでもいいらしいのだが…)連日マスコミにその「大口っぷり」を注目され、もはや監督のコメントよりも本田のコメントを楽しみにしているサポーターも少なくない。 「W杯の目標は優勝!」「出来れば守備はやりたくない!」「自分がやり易いのは、右サイド(中村選手とかぶる)」などという発言や、先日の国内合宿でも2対2の攻撃練習では「強引に」持ち込んでシュート、と報道されていた。ただし、サッカー経験者の筆者として、この男はいたって「普通」だと考える。大会に出るからには優勝をしたい、また狙っているは当然であり、「いやぁ〜、とてもとても無理です! 1点も取れないんじゃないですか〜」なんて言っているようなら、サッカーをやめた方が良い。前述の合宿に於いて強引に持ち込んでのシュートしたことは全然悪いことではないはずだ。コーチ陣は、繋げるための練習を望んでいたかもしれないが、それに囚われて最終的な「ゴールを決める」ということが出来なかったらまったく意味が無い。本番でその局面になってきちんと繋ぐことが出来るのか…そんなわけで彼の発言や行動を我なりに整理して分析すると、すこぶる「素直」なんじゃないか、と考えた。 また何かいまひとつ盛り上がらない日本代表のネタとして、マスコミが意図的に彼の発言や行動を、面白おかしく演出して取り上げているだけの気がする。先日TBS系列の「スパサカ」で解説者の小倉氏との対談に於いて、例の「自分がやりやすいのは右サイド」との発言に対して小倉氏から「かぶるね、それじゃ〜俊輔選手と」と言われていたが、本田選手はあっさりと「どこの国でもそんな当たり前のようにしているわけで、(中略)自分が最大限に活きるポジションで、チームが勝つためにプレーをし続けるため」と言い、当たり前な返答であるが、謙虚さが尊ばれる日本人社会に於いてこう言い切った彼に対して妙に納得させられた。 また小倉氏の「みんなが(イメージを)共通して感じないと難しい」発言についても「個々の考えは絶対的に違いますから、そこだけは譲ることは出来ない」のあとに、「でも、試合に勝つ為には、出来るだけ共有していかなければいけないので、今後はチーム内の衝突っていうのも避けられないかも」と話していた。全くもって、至極まともな返答だった。確かに、全ての選手が話し合いもせずに共通のプレーが出来たら気持ち悪い。(全員超能力者じゃないっての!)と言うか、それなら優勝も楽に出来得るだろう。また、たぶん他の代表選手たちも口に出さないだけであって、気持ちは同じだと思っている。なにはともあれ、W杯ではFKだろうが、なんでもかまわないので得点を決めて、試合後のインタビューでは「別に」やら「当たり前」とか言い放って欲しいのが筆者の希望である。 ただこの男、なぜ両腕に時計をつけているか、の質問には「ボディバランス保つため」と言い放ち、小倉氏に「んなわけねぇーだろ!」と突っ込まれるようなお茶目な部分を持ち合わせた大阪人でもある。 <筆者 タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
-
スポーツ 2010年05月27日 17時00分
王さんのマスコミ異常露出の裏側は?
20日に70歳の誕生日、古希を迎えたソフトバンク・王貞治球団会長のマスコミへの露出度がますます大きくなっている。スポーツ紙で「巨人・大鵬・卵焼き」の時代を振り返る、大鵬親方との対談で、2人して巨大な卵焼きを手にするパフォーマンスまで披露。そうかと思えば、「野球は巨人、司会は巨泉」で一時代を風びした大橋巨泉氏との共著で『頑固のすすめ』を出版するという、露出ぶりだ。 「ユニホームを脱いだ1年目の去年は、いろいろお世話になった恩返しの意味もあって、来る仕事をすべて引き受けて、忙し過ぎた。2年目は少しセーブしないとな」。こう言っていたのに、昨年以上の大忙しぶりだ。 「野球界にとって王さんに代わる存在はいない。仕事を減らすのは無理でしょう」と明言していたのは、親交があり、王会長にコミッショナー特別顧問をお願いしている加藤良三コミッショナーで、その通りの展開になっている。野球界に限らず、ワールドワイドな話題に対応して球界を代表するコメンテーターとして、右に出る者がいない巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の代役の仕事もある。楽天・野村克也名誉監督が解離性大動脈瘤の疑いで慶応病院に入院していたことが判明したときにも、「早く良くなってノムさん節を聞かせて欲しい」とコメントしている。 古希という区切りの年だけに、マスコミ側からすれば、改めて世界の王こと王貞治氏の偉大な野球人生を振り返るという意味もある。さらには、ソフトバンクの話題性の乏しさがある。 エース・杉内俊哉はリーグを、いや日本球界を代表する左腕として注目度が高く、話題性に事欠かないが、その他には全国区的な話題の人気選手はいない。かつては「ムネリン」と呼ばれて大人気だった川崎宗則も、日本代表遊撃手の座を西武・中島裕之に奪われてからは福岡の地方区になってしまっている。 となれば、ソフトバンクとしては、ワールドワイドなネームバリューのある王貞治球団会長に頼るしか手はない。7月に福岡ヤフードーム内に『王貞治ミュージアム』を開設すること一つでも、集客力に関するその依存度がわかるだろう。 加藤コミッショナーが喝破したように、今後も王球団会長の露出が増えることはあっても減ることはないだろう。
-
スポーツ 2010年05月27日 15時30分
絶望の果てに見る希望はあるのか? 岡田ジャパン!
完敗である。先日行われたサッカーW杯「最後の国内試合」、「壮行試合」または「強化試合」でもある韓国戦。サポーターは怒りを通りこして「唖然」としてしまった。「明日の試合は、W杯に旅立つ前の最後の試合なので、ぜひいい試合をして我々がW杯でどういう戦い方をするのか、を見せて是非結果を出したい」と言っていた岡田監督、そのたった1日後「1年に2回も韓国に負けて申し訳ないと思うし、当然責任問題も言われると思う。会長にも尋ねたが、(続けて)やれということだった」と会見で話していたのだが…。 もちろんサッカー協会に迷惑を掛ける、と言う配慮があったかもしれない。しかし、「W杯の目標はベスト4!」と言っていた監督が言うことではないだろうか、と…試合内容は、まさしく目を覆ったが、さらに耳から入ってきた言葉にまでも疑ってしまいました。試合前、韓国の監督に「あくまでもテスト、選手には怪我に気をつけてほしい」と皮肉めいたことを言われ、試合後韓国のスーパースター、パク・チソンには「レベルが下がっている」と言われた日本選手。試合もどちらがホームなのかと言うぐらいに防戦に回り、チャンスらしいチャンスは、ほとんどなかった。全く、と言っていいほど「恐さ」さえ感じ得なかった。選手交代に於いても「中心選手」と言っていた中村俊輔、本田を下げ、中村憲剛、森本を投入。パワープレイ(ポストプレイ)の為にようやく矢野を投入したのは後半40分である。 テレビ解説でもいつも「駄目出し」をするセルジオ越後氏からも「ナンデ? 意味がワカラナイ」と言われていたが、さすがに筆者も驚きを通り越して、呆れてしまった。選手交代もそうであるが、岡田監督の良く言えば「我慢強い」、悪く言えば「決断が遅い」態度を目の当たりにした。以前の試合を見ても新しい選手を呼んでも、結局出さなかったり、残り時間わずかでの投入が何度となく見受けられた。幸い試合後の各選手のコメントを聞くと、何が悪いか、どこを修正すればいいかと、とても的確なコメントをしていたのが唯一の救いであったように感じられた。 今回の試合の内容が「最低」であったために、後は合宿や強化試合で修正を徹底的にして、ここまで来たら「最後まで」全うしてその結果進退伺いを出して欲しい、と思う。筆者は、岡田監督がとても好きで、日本代表もとても好きです。真面目な話、本戦ではベスト4に入って欲しいとさえ思っている。大会が始まれば、筆者は岡田監督がサポーターにお願いしたように本気で南アフリカに「気」を送って応援するつもりである。 頑張れ! ニッポン! <筆者 タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
-
スポーツ 2010年05月27日 13時30分
名将モウリーニョの軌跡
ヨーロッパ最高のクラブチームを決めるチャンピオンズリーグ(CL)が、5月22日レアルマドリードの本拠地サンチャゴベルナベウで行われた。並みいる強豪チームを倒し、決勝の舞台に上がってきたのが、各誌・評論家の予想を覆す2チームであるインテル(イタリア)対バイエルンミュンヘン(ドイツ)だった。結果は周知の通り、モウリーニョ率いるインテルが2-0で勝利、ほぼ半世紀ぶりにインテルに優勝をもたらし シーズン3冠を手に入れた。 毎回のようにCLで有名になるスター選手・記憶に残るビッグゲームがあるが、なんと言っても今回は、インテルの監督モウリーニョのため大会だったと言っても過言ではないと思う。彼曰く「三流の選手だった」と言って選手生活を終えた後は、体育教師・チームの通訳を務め2000年シーズンからポルトガルの監督に就任。しかし、ここでは結果を得られずチームを去った。この後の彼は、FCポルトでCL優勝、チェルシーではCL優勝こそならなかったがリーグ2冠を達成した。そして監督として初めてUEFAチームオブザイヤーに3度選ばれている名将である。 決勝戦に話は戻るが、彼の采配はここでもバッチリ決まった。開始15分ぐらいまでは選手の緊張なの、様子を窺うのか両チームとも硬さが見られたが前半35分インテル得意のカウンターからディエゴミリートが先制点、後半25分にこれまたディエゴミリートが2点目を叩き出す。彼の采配で特徴的だったのは先制点が入った後、通常のチームなら前半でもあるので変わらず点を取りに行くと思いきや、トップのミリートやエトーを残しほぼ全員で「守り」に入ったところである。後半に入ってからも、この形をほぼ崩していない。いやもしかしたら、この形で「守りつつ点を取りにいく」最善の方法だったのしれない。相手チームの中心選手ロッペンに厳しくマークをつけ、それ以外は引いて守ると「徹底していた」と思う。そして歓喜の終了のホイッスルを聞くことになった。ただバイエルンはもう一人の中心選手リベリーを出場停止で欠いたことが痛かった。 この監督ここまで見ると「なんだ、イタリアサッカーの1対0で勝つ守りのサッカーをしているだけじゃないか」と思う読者もいるかもしれない。しかし、実際はそうではない。実際準決勝の強豪バルセロナ戦では3点を「奪い」にいっている。そしてインテルと言うチームは、「多国籍軍チーム」でありスタメンにあまりイタリア人がいない。この監督は「普通」なのだ。ここで言う「普通」は、「各選手の適正を見抜きポジションを与え、相手チームを見てから動きを考え、戦況を窺い試合運びを考える」だけなのだ。(まぁ〜どこかの監督もぜひ見習って欲しいものですが…) 古巣チェルシー戦に乗り込んだときは、ブーイングを受けると思いきや大歓迎! もちろん優勝したインテルサポーターからは残留の声! しかし、彼はこの後、あの銀河系軍団(古い?)スペインのレアルマドリードの監督に、就任が決まっている。(年俸が11億円だそうだ!)攻撃的で華麗なパスワークをするスペインサッカーに、モウリーニョがどんなサッカーを見せてくれるか早くも楽しみである。<筆者タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
スポーツ 2010年05月27日 11時30分
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(3)
MFは以下のように考えた。比較的人材が豊富と是認されているポジションであるが、やはりハードワークは勿論、華麗で独創性のあるプレイの出来る選手を選んだ。 小笠原満男(鹿島アントラーズ)、予備登録メンバーに入っているが、多分呼ばれないのではないかと…今年になり召集されたが監督の求めるプレイに順応出来なかったのか、あっさり外された。昨年からフル稼働して鹿島にはなくてはならない選手であり、ボール奪取も上手で、フィジカルも強い、そしてフリーキック・パスの精度が非常に高い。完璧に近いバランスのとれたMFはこの人が一番ではないか、と思うのは筆者だけじゃないと思うのだが。 そして、小野伸二(清水エスパルス)。言わずと知れた天才! 確かに怪我は多いが、その独創的なパスは日本人の中に於いて群を抜いている。またこの人楽しそうにプレイするので、観客もつい嬉しくなってしまう。不振だったエスパルスを今年ここまで盛り上げているのは、実はこの人のお陰ではないかと思われる。 次に、石川直宏(FC東京)、日本のスピードスター! 彼も予備登録されているが、豊富な中盤メンバーに弾き出された一人だ。去年の活躍は目覚ましいものがある。彼の様な、他の国でも中盤からの飛び出しや仕掛けるスタープレイヤーが続々出ているのに関わらず、日本はそういうタイプの選手をなぜ入れないのか、これまた不思議だ。怪我や先日事故をして世間を騒がせたが、ここぞという場面で使えると思うのだが…。 三浦淳宏(横浜FC)。今話題、本田選手の「ぶれるFK」の元祖は、実はこの人! 「ヴァイブ? ヴァイス? ボール」などと名前が付いていたが、その当時はあまり紹介される機会がなかったようで…歳なので、本田選手には運動量では負けるかもしれないが、FKはもしかして同等かもしれない。 柏木陽介(浦和レッズ)、周りから「プリンス」だの「王子」だの呼ばれているが、オシム監督の時のU-20W杯や、北京オリンピック予選のメンバーだった。(途中怪我をしたが)そんなカワイイ顔に似合わず、プレイスタイルは超攻撃的!誰も予想がつかないようなパスや、ありえない角度からシュートを放つことが出来る。 FWは先日、TV出演をしていた岡崎選手も、他の選手も言っていたが、やはり外国の選手相手だと高さではなく、裏への飛び出しを狙っている、という。しかしそれだけでいいのか…。 その中でも前田遼一(ジュビロ磐田)は、今年の日本人FWの中でも絶好調ではないか? 予備登録としてされているが、代表から外される理由がまったく分からない。フィジカルも強いし、決定力もあると思う。またポストプレーも上手い。 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)は、何度も代表に呼ばれるのだが、途中出場が多く最終的に外された不運な選手。尊敬する選手は、F・インザーギと言うように、そのプレイスタイルは似ている。抜群の飛び出しとゴールへの嗅覚、ポジショニングなど全て良いと思うのだが、また前線からの守備もすごく献身的である。 興梠慎三(鹿島アントラーズ)は、岡田監督直々に「将来の日本代表のエースになる」と言われて筈なのに、なぜ選ばなかったのか、岡ちゃん!DF裏を取る名選手で、柳沢選手に匹敵すると言われているくらい有能な選手であることと、スピードも半端じゃなく早い。 「マ〜キ〜(ジーコ風に)」、巻誠一郎(ジェフユナイテッド市原・千葉は、周知のようにオシム監督に見出され、岡崎選手よりも前から「利き足は頭」と名言を残した選手。前線からのプレスも積極的であり、体ごとゴールに向かっていくその姿勢は、今の日本代表に必要不可欠じゃないかと…以前は招集に呼ばれていたのだが、やはり結果なのだろうか。ただ試合に於いては、この高さはオプションとして必要なのではないか。 最後に、三浦和良(横浜FC)。「落ちるのはカズ、三浦和良」と、フランス大会で岡田監督に言われてから12年が過ぎた。奇しくも今回またその岡田監督率いる代表からもれた。「落選したけど魂は置いてきた」と名言を残した。その魂、拾いに行ってもらいましょう! 当時は、日本国民なら誰もがこの人のお陰でリアルにW杯を意識し始めたと言っても過言ではない。日本サッカーにとっての貢献度は大きい。毎回みんなから「サプライズ」として、この人の選出を待たれている。確かにプレイは往年のものではないが、イングランドでも怪我をしているベッカムが帯同するようであるし、どんな形でもこの人を連れてく方が良いのでは。日本国民が盛り上がるのは当然で、代表選手たちからも呼んでほしいとの声が挙がる人など他にいるだろうか?元カメルーン代表のロジェミラも、42才でW杯ゴール決めているのだ。是非、この人だけは今からでもスタッフとして連れて行ってほしい。 以上、勝手に発表したワールドカップ裏メンバーだが、いかがだろうか? ちなみに御批判や同情はお受けいたしません。読者の選ぶ夢のべストメンバーはどんな感じか、ツイッターなどで教えてほしい…何はともあれ、4年に一度のお祭りを国民全員で応援しよう。<筆者タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
スポーツ 2010年05月27日 11時30分
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(2)
さて、選手だが今回選出「されなかった」ところから選んだ。まずは、GKだが、 トップは、西川周作(サンフレッチェ広島)。元々、今回の一番のサプライズは彼本人にではなかったか? ずっと代表試合に呼ばれていながら、結局選ばれなかった。確かに経験が大事ではあると言うが、もう少し代表試合に出してくれれば良かったのにと、筆者は思う。右利きなのに、左足の方の精度が良いなど、器用な面も持ち合わせている。 次は、都築龍太(浦和レッズ)、今年試合出ていないが、瞬発力、特にPK戦等では絶対の自信を感じる。外国人選手相手にも怯むことがない。自分と関係ない乱闘でも、仲間の為ならガンガン前に出るのも熱いハートの持ち主の証拠。 イゴール・マシエウ・ピーレス(シュライカー大阪)、そう、ブラジル人のFリーグ(フットサル)の選手だ。2009年度のMVP 最強のゴレイロ(GK)である。難しいことは抜きにして、帰化してもらいたい選手の1人だ。充分な威圧感、抜群の瞬発力、厳つさと三拍子揃っている。自分でゴール決めたりする日本にはいないチラベルトタイプになり得るかも。 DFは、外国人にも負けない身体と、ハードワーク出来るクレバーな選手を選んでみた。 栗原勇蔵(横浜F・マリノス)は、プレイは勿論、私生活でも数々の武勇伝の持ち主らしくフィジカルは屈強だ。空中戦でも相手をバチコンと跳ね返す! W杯経験者の中沢と松田も一目置く日本人離れしたDFだと思わせる。 次に選んだ高木和道(ガンバ大阪)は、188cmの長身で、空中戦は勿論、カバーリングも上手で、長身選手に有りがちな足元が弱い、ということもない。攻め上がったりするタイプではなくどっしりと構えるCBだ。代表の試合に出た時は、緊張のせいかあまりプレイは良くなかったようだが、ただ試合に出して慣れさせればきっちり出来る選手だろう。 加地亮(ガンバ大阪)は、前回のドイツW杯で不動のSBだった。今でも劣らぬ豊富な運動量と、果敢なオーバーラップや前線への飛び出しは、現代表の内田より優れているかもしれない。前回で代表引退しているが、先日のインタビューでは「次回のブラジル大会は狙うかも…」なんて嬉しい発言をしてくれている。 そして、安田理大(ガンバ大阪)は、イビチャ・オシムからも絶賛されたSB。右利きであるが、左SB担当が多い。攻める意識が非常に高い。クラブワールドカップでは、あのクリスチャーノ・ロナウドとユニフォームを交換していた。(笑) 坪井慶介(浦和レッズ)は、とてもクレバーな選手で、以前はプレミアリーグからのお誘いも受けたこともある。そしてディフェンスは、フェアプレー賞も受賞したことあるように、とてもクリーンだ。彼こそ、もう少し代表で使った方が良かったのではないだろうか。 中田浩二(鹿島アントラーズ)は、SBもボランチも両方こなせる器用人だ。現代表の駒野、阿部や今野に全くと言っても良いくらい引けを取らない便利屋で、なぜ呼ばないか不思議だ。怪我の影響なのだろうか…スイスリーグでも活躍していたし、トルシエ〜ジーコ〜オシムの外国人監督からはずっと呼ばれていたはずだ。(続く)<筆者タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
スポーツ 2010年05月26日 17時30分
南アフリカW杯、RL風、勝手に裏代表決定!(1)
4年に1度の世界の祭りサッカーW杯が、6月11日から7月11日まで南アフリカで開催される。この夢の1カ月間に、我が日本代表も出場するのも連続4回目だ。日本代表に対し、各メディアによる連日の報道も段々とヒートアップ。毎回のことだが、代表メンバー選出の際に「サプライズ」や、「選出落ち」などで、盛り上がるが今回はある意味その選出も順当であったと考える向きがある。しかしながら、24日の日韓戦にはみんなさぞ失望していることと思う。一体、このままでいいのかニッポン。 4年に1度の大舞台! 勝つ為のメンバーとしては、本当に順当であるだろうか? 「サムライジャパン」と呼ばれていたのが、今では「ハチ(蜂)ジャパン」(もはや、この時点で人じゃない…)やら「ハエジャパン」などと一部では揶揄されている。すでに代表メンバー、予備登録メンバー、サポートメンバーが選ばれ、着々と準備も始まったところだが、協会関係者やサポーターは、未だに「このメンバーでは厳しい」やら「あの選手は入れるべきだった」と喧々囂々であるが、それこそ既に登録が終わっているので、全然意味がない。しかし今回は筆者もこれに便乗、未練タラタラでこのコラムを利用して「今更ですが、このメンバーならいかがでしょう?」というメンバーを考えた。半分真面目に、そして半分愉快にですが…とは言っても、先ほども述べたように「岡ちゃん、このメンバーに変えてくださいよ」なんて、言う気は更々ない。なぜならもう登録済みなので、絶対ない。でも、もし何か天変地異でも起こったら、是非再考してもいいのでは…各マスコミやサッカー好きから見聞きしたある意味で希望の夢のメンバーを以下にように発表させて戴く。 まず…岡田監督! 今回で2度目の指揮を執る岡田監督は、最終予選に於いても不可解なメンバーを選んだり、「テストする」とか言って新メンバーを呼んでも、出さなかったり。挙句の果ては、試合に熱くなったことで無理矢理残り5分から新メンバーを出したり、突然システムを変えたり…。確かに「テスト」なのでそれもアリかと思うが、果たして機能していたか、何かを得られたかは、サポーターの目から見ても不可解だった。どの国でも最終予選は本当に最終であって、通常その段階で「テスト」は終わっている筈なのではないかと…アジアの中や、またその他の国々との戦い方は違うのは了承済みだ。だから、せめて最終予選が終わってから、戦う国に応じて色々な状況を変えメンバーやシステムを「テスト」することがルーティーンなことではなかったのではないか。そこで今回、適任ではないかと思われる人物を勝手にピックアップ。メンバーもそうであるが、病気や事故、その後の成績不振で更迭等を考え複数選出した。 第一候補のイビチャ・オシム氏。ご存知、当初はこの方に指揮してもらう予定だったが、2007年に脳梗塞で倒れ、一時危篤状態に陥ったにも関わらず、奇跡的に回復した強運の持ち主。現在はテレビCMにも出演できるほどの健康状態だ。ベンチに座って、指揮するくらい大丈夫なのではないか、と考えられる。 第二候補は、現ガンバ監督の西野明氏。レイソル時代はカップ戦で、ガンバではACL制覇という実力の持ち主。しかも、アトランタ・オリンピックではブラジルを破った『マイアミの奇跡』を指揮した監督として記憶に新しい。実力的に日本人監督の中では、右に出る人はいないのではないか。 第三候補セルジオ越後氏。毎度メディアに出張ってのイチャモンは、愛情なのか、それとも心の叫びか…とにかくこの人にどのくらいのアビリティーがあるのか、一度は日本代表の指揮を見せてもらいたい。 そして、第四候補はラモス瑠偉氏。この人、自ら「オレにやらせろ」とアピールしていることだし、あの松木安太郎氏と同様の戦術「気持ちが大事だよ!」をモットーに、きっと盛り上がるサッカーをしてくれることだろう。多分この人がこの4人中では、ビジュアル的にもアピールしてくれるのは確かだろう。 *次回は選手<筆者タケルー、1972年生まれスポーツ全般大好き駆け出しライター。夢はnumberの編集長。高校の後輩に日本代表の中村憲剛と先輩に志村けんがいるのが自慢(共に面識なし)>
-
-
スポーツ 2010年05月26日 16時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第5回 ランニングスポット」
今回は、【Air Run TOKYO】の練習会でも良く走る皇居をご紹介します。 私が、初めて皇居を走ったのは、2002年の5月でした。8年前は、皇居を走る人もそんなに多くはなく、東京の有料ランニングクラブも数チームしかありませんでした。ランニングにお金を出す時代ではありませんでしたね。30年前を考えると、お茶やミネラルウォーターのペットボトルを買うのに抵抗があった時代でしたが、現在は多くの種類のお茶やミネラルウォーターが販売されています。 ランニング界も、走ることを習うのに、お金を出すなんてありえない時代から、現在は多くのランニングクラブが有料で練習会を開くようになっています。それだけではなく、1万人規模のマラソン大会も1日で定員に達したなんて話しを聞いても驚かないようになってしまいました。あまりにもそのような大会が多いのです。その他にも、市民ランナーもマッサージなどに通いカラダのケアをするようになっています。 5年程前からは、酸素も売られています。高酸素ルームや高酸素バーがビジネスとして確立する時代です。 皇居も2005年くらいからランニングをする人が急激に増えました。東京マラソンでマラソンブームに火がつき、現在は毎日が大会のようです。先日、皇居近くの警察(交通課)からお聞きしたお話しです。平日18時から21時まで何人が目の前を通過するか計測した結果はなんと、のべ4200人だったそうです。 この数字には私も驚きました。では、なぜそんなに皇居は人気なのか? 皇居の、良さを考えてみました。 第一に上げられることは、信号がなく5km走れることでしょう! 都心では皇居以外にありません。 第二に、オフィス街に近いことです。皇居を一周する間に、大手町、半蔵門、日比谷(銀座)、丸の内などのオフィス街を通ります。 第三は、ブームにより走りやすい環境が整ってきましたので急激にランナー人口は加速しました。 それは何かというと、シャワー・ロッカールームを完備したランナーのための更衣スペースが皇居回りには多くあることです。これにより、身だしなみに気を使う女性ランナーが急激に増えました。 皇居は都心でいながら緑も多く、昼間に走っても元気になれます。(車の排気ガスが気になる時もありますが…)夜は、東京タワーやオフィスの明かりがキレイに見え気分も盛り上がります。私の、大好きなポイントは夜の半蔵門から桜田門へ向かう下り道です。すごく眺めが良く仕事のストレスから解放される瞬間です。是非行ける方は、皇居ランを楽しんで下さい。 皇居以外でもそうですが、気をつけることがあります。それはランニングマナーです。自転車の方も、歩行者もいます。ランナーだけの道(歩道)ではありません。常に譲り合いの気持ちを持って走ることです。また、キープレフトを心がけ、横に数人並んで走ることは止めましょう。健康のために! 楽しんで走れるように! 最低限のマナーは守りましょう。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、「リアルライブ見た」で無料体験できます。参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 次回は、『ビギナーのトレーニングの仕方』写真:皇居の風景
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分