スポーツ
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スポーツ 2010年06月14日 10時30分
テレ朝もガッカリなほど退屈だった試合 グループC第1節アルジェリアVSスロベニア
イングランドやドイツなどの強豪国の試合は、現地時間で最も視聴率がかせげる日が陰った時間帯に行われるのがワールドカップ(W杯)の常だ。ここ南アフリカの季節は冬といえど焼けるような日差しが差し込むデイゲームに比べれば、体力的消耗の少ないナイトゲームが多い強豪国はシード扱いといっても過言ではない。 しかし、地球の裏側の日本ではデイゲームは深夜3時過ぎの放送。サッカー狂にとっては眠れぬ夜が一カ月続くことになる。 そんなW杯開幕後初の日曜日をむかえた13日、ポロクワネのピーター・モカバでアルジェリア対スロベニアの試合が行われた。 どちらも欠点はないが特徴もない凡庸な2カ国の試合。ワールドクラスと呼べる選手も見当たらず、見どころといえばインテルが青田買いしたスロベニアのレネ・クーリンぐらい。今大会最もつまらないカードの一つといえる試合だが、放送権を得たテレ朝は日曜のゴールデンタイムの放送に期待を込めて「やべっちFC」の矢部浩之を司会に投入する気合いの入れよう。 だが試合はというとテレ朝の期待とは裏腹にブブゼラの音色のような単調な内容に終始した。 両チームとも守備を固めてカウンター狙い。攻撃はロングボールを放り込むのみという古きイングランドサッカーのような退屈な試合内容。イングランドの1強3弱のC組においてグループリーグ突破には両チームとも勝ち点3を狙いに行かなくてはいけない試合なのだが、リスクを冒さず無駄な横パスとバックパスが続く。 これだけ退屈な内容なら欧州ではスタンドからウェーブが起こる。しかし、スタンドから見えるのはブブゼラとともに踊り続けるファンの姿ばかり。このあたりは陽気なアフリカのお国柄か。 陽気ではとてもいられなかったのがテレ朝だ。内容のない試合を何とか盛り上げようと実況アナウンサーが「あのジダンのルーツがあるアルジェリアとオシムが今大会のサプライズ候補と押すスロベニア」といううたい文句を呪文のように唱え続ければ、解説のセルジオ越後氏と堀池巧氏も「第1戦らしくお互い慎重な試合運びですね」と言葉を選ぶ。サッカーファンの間ではぶっちゃけ発言で有名な松木安太郎氏でさえ「退屈」という2文字を使わない気の使いよう。 結局、試合は誰も気づかないうちに後半33分にスロベニアのエース、コレン(WBA)のゴールがあっさりと決まりスロベニアの勝利。巷で噂のW杯とやらをビール片手に見ていた日曜日のお父さんたちにとってはなんの興奮もない試合だっただろう。
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スポーツ 2010年06月14日 10時00分
日本の“かつて”のライバルの姿はるか遠くに グループB第1節韓国VSギリシャ
先月24日、埼玉スタジアムで岡田ジャパンにとって南アフリカ・ワールドカップ(W杯)前の国内最後の強化試合となる韓国戦が行われた。アジアサッカー界の永遠のライバルとして互いに絶対に負けることのできない日韓戦。しかし、迷走する岡田ジャパンを韓国は日本を完膚なきまでに叩きのめした。 そんな両国のデキの差を証明するかのごとく、12日に行われたグループB第1節で、韓国はギリシャを2-0で下し、堂々の白星スタートを切った。 韓国はほぼ予想メンバー通りのスーターティング・イレブン。対するギリシャは股関節痛のDFモラス(ボローニャ)と、192センチの長身DFキルギアコス(リバプール)の両レギュラーCBが外れた。 ギリシャといえば2004年の欧州選手権覇者。老将レーハーゲル監督の下、徹底した組織力で並みいる欧州の大国を撃破し「奇跡の優勝」と叫ばれた。そんな優勝請負人をそのままに、チームにはFWハリステアス(ニュルンベルク)やMFカラグーニス(パナシナイコス)ら当時の立役者が残り組織力にさらに磨きをかけてきた。 それに対し韓国はと言えば、2002年日韓W杯4位という“ミラクル”を除けば、実はW杯でまだ一勝しかあげたことがない。下馬評ではギリシャ優勢が現地記者の予想。しかし試合は開始7分であっさりと決まった。 左コーナーフラッグ付近からの韓国のFKに、つめていた現役JリーガーのDF李正秀=イ・ジョンス=(鹿島)が右足であわせて先制。 先制されてからも6年前のヨーロッパチャンピオンは目覚めない。プレスがかからず、逆に全速力でボールを奪いにくる韓国に圧倒される。首を振り続けいらだつギリシャの選手たち。 後半からはゲームメーカーのカラグーニスが交代で退く。しかし、また開始7分後、ギリシャDFのトラップミスを、いまやアジア史上最高のフットボーラーとなったパク・チソン(マンチェスター・U)が奪い、そのまま持ち込んでダメ押しの追加点。エースストライカーのハリステアスを外したころからやっと本来のプレーに戻ってきたギリシャだが、時すでに遅し。試合終了の笛を聞いたレーハーゲル監督の呆然とした表情がテレビカメラを通して世界中に配信された。 「韓国は速く、運動量が豊富なのも知っていた。我々はそれを上回ろうとしたが、上手くゲームに入ることができなかったね」とは試合終了後のレーハーゲル監督の弁。 世界の大舞台でこれ以上にない最高のスタートを切った韓国。もはや“かつて”のライバルとされてしまった岡田ジャパンは彼らにどこまで追いつけられるだろうか? 注目の日本の初戦カメルーン戦は14日、23時(現地時間16時)から始まる。
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スポーツ 2010年06月12日 18時00分
黄志龍デビューで、あのコーチにも称賛の声が
原巨人が『ローテーションの谷間』を秘密兵器で補った(6月9日)。育成枠で獲得した台湾出身の黄志龍(ファン・ツーロン)が、好調のオリックス打線を苦しめたのだ。 「原(辰徳)監督は用心深く、4回途中で交代させましたが、責任イニング(5回)を投げる余力は残っていたように見えました。『打たれて交代させた』のではなく、『いい感じのところ』での交代だったので、黄本人にとっても、次の登板に繋がると思う」(プロ野球解説者の1人) その黄が関係者を驚かせたことが、もう1つあった。『ミーティング慣れ』していたことだ。前出の解説者によれば、巨人の3番目の捕手にもその傾向が強く見られるという。 『3番目の捕手』とは、阿部慎之助(31)、鶴岡一成(33)に次ぐ控え要員のことだが、今季、巨人は市川友也(25)、星孝典(28)らを一軍登録させている。 一般論として、試合前、各球団は先発投手と捕手陣を集めたデータ解析のミーティングを行う。担当コーチ、スコアラーにより、対戦チームのデータが伝えられるのだが、出場機会に恵まれない第3捕手、並びに支配下登録とほぼ当時に一軍先発のチャンスを掴んだ黄はその飲み込みが早かったという。 「カツノリのおかげですよ」 二軍バッテリーコーチ、野村克則氏(36)のことである。関係者の1人がそう言う。 「カツノリは楽天コーチだった去年まで、『教え魔』で有名でしたからね。とくに嶋(基広)を目に掛けていて、個別に呼び出し、1時間以上も2人でデータの確認をしていました。まあ、その影響でバッテリーミーティングの開始時間が遅れたりもしましたが」(前出・同) その熱心さは、今日も変わらない。 当時、カツノリコーチの個人レッスンでミーティング開始時間が大幅に遅れ、かといって試合開始時間を遅らせるわけにはいかず、しどろもどろさせられたこともあったそうだ。その際、父である野村克也監督は「スマンな」と他コーチに謝っていたという。 「春季キャンプ中、育成枠の河野元貴捕手を気に掛けていましたね。巨人のユニフォームを着ても、トコトンまで教えたがる性格は変わっていません」(チーム関係者) “一軍半の選手たち”が、難易度の高い『一軍の試合前ミーティング』にも困らなかったのは、カツノリの『個人ロングレッスン』の免疫も養っているからだろうか。カツノリの熱心な指導ぶりには一軍首脳陣も、選手たちも感謝している。念のため…。 「二軍から昇格してきた選手をすぐに試合で使うのは、岡崎郁・二軍監督と原監督のコミュニケーションがしっかりしているからですよ。(カツノリの母校である)明治大学の関係者に聞いても、『いいコーチになる』と現役時代から言われていたからね。出場機会に恵まれない時期も長かったし、控え選手の気持ちも分かるんでしょう。名将の父親の頭脳を自分の言葉に言い換えることができるのが彼の強みです」(同) 二軍に熱心な指導者のいるチームは強い。カツノリの巨人入りが伝えられたとき、「父親の縁故か!?」とヒドイことも言われたものだが、黄の華々しいデビュー登板が全てを払拭してくれたようである。
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スポーツ 2010年06月12日 13時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(12)
ミーティングで長嶋さんを名指しで怒ってチームを引き締める、川上V9管理野球伝説。この実態はどうなのか。秘話を紹介する。誰も言わないが、オレは川上V9野球は、野村ID野球の元祖だと思っている。 キャンプでは毎日、川上さん自らが1時間はみっちりとミーティングをやる。しかも、あらかじめ「レポートを出してもらうかもしれんから」と言われれば、居眠りするどころではない。若いオレなんか、一番前の席で必死になってノートを取る。 そんなある時、浴衣と丹前姿で赤みがかった顔の長嶋さんが一番後ろの席についたら、川上さんが「長嶋、レポートは『よくわかりました』の1行じゃダメだぞ」と一言。オレはなんのことかよくわからなかったが、ベテラン連中から大爆笑が起こったよ。今ならオレもよくわかるけどね。 そういう風に長嶋さんを引き合いに出して、他の選手たちをガッチリと掌握する。それは実際にあったよね。それにしても、川上さんのミーティングは中身が濃くてすごかったよ。今で言えば、野村さん流だろうね。オレは直接、野村さんのミーティングを聞いたことはないが、教えを受けた連中がみんな「投手の配球、打者のねらい球の絞り方など具体的でわかりやすい。野村さんはすごい」と絶賛しているよね。 それを聞くと、「川上さんと全く同じじゃないか」と思うんだ。『野村ID野球』、『野村の考え』などともてはやされている野村さんだが、元祖は間違いなく川上さんだよ。しかも、川上さんのすごいのは、自分を批判した相手の言葉にも耳を貸し、その人物を招く度量のあることだ。何でも1人でやらなければ気の済まない、批判されたら激怒する野村さんとは違うところだね。 そう、牧野さんのことだ。中日を退団して評論家をしていた牧野さんが書いた、痛いところをついた川上野球批判の記事を読んでこうやって口説いたというんだ。「オレのことをそんなにわかっているのなら、オレの右腕になってくれ」と、 当時、牧野さんは30歳代の前半だったはずだよ。普通なら批判記事を読んで「この若造がなにを偉そうに」となるよね。それなのに、怒るどころか、大難題さえあったのに、それを乗り越えて巨人のコーチに呼んだんだから、すごいよ。 読売が「牧野を取るのに、中日新聞に頭を下げるのはご免だ」と拒否したというんだ。新聞社としてライバル同士だから、メンツがあるよね。それでも川上さんがあきらめないので、「読売が中日に頭を下げるのはこれが最初で最後だ」と言って、仕方なく頭を下げたんだって。V9なんて二度とあり得ない大偉業を達成した監督には、凡人には計り知れない度量の大きさがあるんだよ。ONを使い切ったのと、牧野さんを招いた度量だ。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年06月12日 08時00分
ダルビッシュに続く大物のメジャー入りは誰?
AP通信が日本ハム・ダルビッシュ有のポスティングでのメジャー入りに関する報道をしている。興味を示している球団はヤンキース、メッツ、タイガースの3球団。「いい注目は決して悪いことじゃない」「シーズンが終わったら将来について考える」という、ダルビッシュ本人とのインタビューも載せている。 昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表としてメジャーリーガーたちと戦ったことが、メジャーへの関心を高めた契機になったことまで明かしている。さらには、巨人・ラミレスの「松坂もいい投手だが、それよりも速い球を、いいコントロールで投げられる」という証言まで取り上げている。 締めくくりは、母・郁代さんが米フロリダ州の大学留学中に、同じ大学のサッカー選手だった父・ファルサ氏と出会ったエピソードだ。ダルビッシュがメジャーに来るのは、必然だといわんばかりの記事だといえる。 実際に、ダルビッシュがポスティングとなれば、松坂の60億円ともいわれる落札金を上回るのは確実だとウワサされている。健全経営をモットーにする日本ハムとすれば、今季のダルビッシュの年俸3億3000万円は上限に近く、大義名分さえ立てば、ダルビッシュのメジャー入りを容認する方針だ。 さらに、メジャー入りを勧める父・ファルサ氏は、エンゼルス・松井秀喜の代理人で知られるテレム氏とは、古くからの親友であり、準備は万端整っている。すでにダルビッシュのポスティングでのメジャー入りは既定路線視されており、Xデーが最大の関心事だ。早ければ、今オフにも実現、日本球界を揺るがすことになる。 が、問題はダルビッシュだけに止まらないので、事は深刻だ。来年オフには、新たに楽天・岩隈久志のメジャー入りが浮上してくるからだ。昨年のWBCで2大会連続のMVPを獲得した松坂大輔(レッドソックス)が、「本当のMVPは岩隈さん。申し訳ない」と語ったほどの活躍を見せ、メジャー関係者に強烈な印象を植え付けている。 今季終了後に国内FAの資格を取得するのに、岩隈の去就が注目されないのは、訳ありだ。昨年から来季までの3年契約をしているからだ。それだから、2年目の今季は無風状態になっている。 が、来季は一気に去就問題が噴出してきて、大騒動が起こるだろう。3年契約が切れると同時に、海外FAの資格を取得するからだ。球団の了承が必要なダルビッシュのポスティグと違って、海外FAの権利を手にするのだから、岩隈本人が望めば、誰も引き留められない。 今オフにダルビッシュがメジャーへ行き、来オフには岩隈となれば、計り知れないダブルショックで日本球界は大揺れするだろう。ダルビッシュ、岩隈の2人は、ソフトバンク・杉内俊哉、楽天・田中将大、西武・涌井秀章、岸孝之といったパ・リーグが誇る日の丸エースたちのリーダーになっている。 その2人が相次いでメジャー入りすれば、杉内、田中、涌井、岸たちにも連鎖反応の恐れがある。歯止めのきかない、日の丸エースたちのメジャー流出という、日本球界にとって最悪のシナリオさえ浮上する可能性がある。
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スポーツ 2010年06月11日 14時30分
交流戦最下位で尾花監督の溜息が止まらない!
「こんなはずじゃなかった」−−。尾花高夫監督(52)の溜息が聞こえてきそうである。 横浜ベイスターズが6連敗で交流戦最下位に転落したのは、9日(ソフトバンク戦)。“メジャー帰り”の大家友和(34)を先発マウンドに送り、必勝体制で臨んだが、結果は延長10回サヨナラ負け。ソフトバンクの途中加入助っ人、ロベルト・ペタジーニ(39)に一発を浴びたのだ。 試合後、15三振と振るわなかった打線について、島田誠ヘッドコーチ(55)がこうボヤく。 「2-3からボール球を振らされている。もっと見極めないと…」 先発・大家も初回に四死球を出すなど、本調子ではなかった。普通のチームなら、「こんな日もある。また明日から頑張ろう」で済むのだが、今の横浜にはそんな余裕はない。 セ・リーグ順位表では5位だが、「東京ヤクルトは小川代行になり、息を吹き返しつつある」(在阪球団スコアラー)。5位・横浜と最下位・ヤクルトのゲーム差は「2」(同時点)。新外国人加入などプラス材料のあるヤクルトが最下位を脱出するのはそう遠くないだろう。 「尾花監督? 開幕直後からそうだけど、ご機嫌斜めの毎日です」(チーム関係者) 交流戦前、尾花監督は「ヤケ酒」ならぬ「ヤケ投げ」でストレスを発散していた。試合前の打撃練習で自ら投手役を買って出て、相当数のボールを投げていた。試合展開が思うようにいかず、『打撃投手役』で気を紛らわせていたのだろう。最近では“無口”になったという。 「ミーティングでホワイトボードを見つめながら、何も言わなくなったり…。まあ、いろいろと考えているんでしょうね」(前出・同) 尾花監督はプロ野球解説者に「2年後、3年後も考えて」と育成ビジョンも語っているが、結果はまだ出ていない。だが、この「溜息」は選手に動揺も与えたようである。 就任当初、こんなことがあった。尾花監督は横浜投手陣を前に「ソフトバンクのチーム防御率が悪くなったのは、どうしてか分かるか?」と質問した。同監督は臆することなく、「オレがいなくなったからだ!」と言い切った。単なる自信家の発言ではなかった。「オレの指導に従ってくれ。必ず結果は出る」と、横浜投手陣に暗示をかけるため、そう言ったのである。 「下園、石川といった20代の野手が、スタメンが務まるところまで成長してきました。あとは投手陣がしっかりしてくれば、万年Bクラスから脱出できると思う」(プロ野球解説者の1人) 思い返せば、開幕投手に内定していた三浦大輔が二軍スタートとなり、チーム事情で山口俊をストッパーに再転向させるなど、投手陣は試行錯誤の連続だった。 「フロントも改革が必要でしょうね。FAで獲得した橋本将は昨季途中、トレードで獲得できたんです。でも、大矢監督(当時)が休養となり、その話は自然消滅してしまいました。FAで無駄金を払わされ、その橋本も骨折で9日になって、やっと一軍に帰って来たありさまです。先発投手がしっかりすれば、正捕手不在の弱点も解消されるはず」(前出・同) 橋本は正捕手として期待されていた。同じく千葉ロッテから獲得した清水直行も先発ローテーションの中核を託すつもりでいた。蛇足になるが、千葉ロッテからきたこの2人はチョーの付く『犬猿の仲』である。ロッテ時代の首脳陣が2人を遠ざけていたことを、横浜フロントは知っていたのだろうか。ロッテに近い関係者は「清水、橋本の両方を同時獲得したことでチームの雰囲気が悪くなったのではないか?」と、今も心配していたが…。 いずれにせよ、投手陣の再建を託し、招聘されたのが尾花監督である。球団フロントからは尾花批判はまだ出ていないが、溜息が尽きない理由は1つや2つではなさそうだ。
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スポーツ 2010年06月11日 11時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第11回、Air Run TOKYO練習風景」
今回は、Air Run TOKYOがどのような活動をしているかレポートします。 このランニングクラブは社会人の方向けなので集合は19時30分です。19時だと時間が厳しいという意見を元にAir Run TOKYOはこの時間に設定しました。場所は、皇居が中心です。やはり東京の中心ですし、オフィス街からも近いので、集まりやすい場所として欠かせません。 19時30分からは、西田ヘッドコーチによる体操です。 仕事で疲れたカラダをゆっくりほぐしていきます。次に、動きづくりとして基本動作を行います。西田ヘッドコーチが見本を見せながら行う動き作りはAir Run TOKYOの良さです。 この基本動作はランニングにとって、とても大切なエッセンスが入っているので皆さん真剣に取り組んでいます。速い人でも苦手な動きもあり、身体のバランスアップに役立っています。 基本動作が終わった後は、グループ別練習です。(今月より曜日でレベルを分けしています) 6月1日は、皇居2周10kmを1km5分ペースグループとビギナーコースに分かれました。 1km5分で走るグループは世間ではシリアスランナーと呼ばれている真剣ランナーが多いです。私がこのグループを担当しましたがスタートした直後に後ろから『皇居1周を時計見ずに、25分プラスマイナス5秒以内』とメンバーはプレッシャーをかけてきます。 10人いたメンバーが笑いに包まれ楽しい雰囲気です。しかし、Air Run TOKYO代表の意地にかけて私も挑戦です。先日開催したAir Run TOKYO5kマラソンだとポタランの部だと思いながらペースを気にします。気にしても感覚だけで目安はありません。時折、メンバーがスピードを上げたり、わざと息を切らしたりするなどして私の感覚を邪魔するのです。 結果は24分40秒で、見事に敗北です。まだまだ修行が足りません(笑) そんな1周目が終わり2周目は、ペースアップするメンバーもいましたが私は、ペースを守り10kmランが終了です。走ってる最中は、フォームや呼吸の仕方などをアドバイスして少しでもメンバーが速くなれるようにサポートします。 西田ヘッドコーチが担当したビギナーコースはウォーキングから始まり、ラン。おしゃべりを交えてランニングが好きになるよう楽しく皇居1周(5km)をしました。 ランニングは日常的に行うことが大切なのでAir Run TOKYOは楽しさを重要視しています。是非、皆さんもご参加下さい。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第12回は、『現在のマラソン事情』
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スポーツ 2010年06月10日 15時00分
引退? 矢野二軍落ちで阪神ベンチが大混乱
阪神の精神的支柱・矢野燿大捕手(41)が一軍登録を抹消された(6月8日)。球団発表によれば、08年に手術した右ヒジが数日前から痛み出し、自ら二軍調整を申し出たのだという。矢野が真弓明信監督(56)にその旨を伝えたのは、7日のソフトバンク戦後。この一報が伝えられたとき、チーム内外に激震が走った…。 「矢野サン、大丈夫ッスよね!?」 報道陣に逆取材する阪神ナインもいたほどだ。何が大丈夫なのか? 再発した右ヒジ痛の状況については、球団も詳しくは伝えていない。内情は阪神選手の方が知っていそうなものだが、彼らが心配しているのは『矢野の去就』だった。 「赤星(憲広)サンの一件もありますからね。そもそも、赤星サンは最初から引退を申し出たわけではないんです。『脊椎損傷』を治すため、リハビリの時間をもらえないかと申し出たんですが、球団が受け入れなかったんです。矢野サンの右ヒジ痛も長引くようなら…」(関係者の1人) 昨年オフ、主力選手の多くが契約更改を保留し、意見衝突したのはそういった背景もあったという。球団にすれば、12球団トップにまで膨れ上がった参稼報酬(選手総年俸)を減らすための苦渋の選択だったが、選手たちは納得がいかなかったのだ。 また同日、甲子園にいた報道陣も、『矢野の去就』を気に止めている。遠回しに本人に聞いてみたところ、「たとえば今が9月だったら決心せなあかんけど、まだ6月やないか!?」と、「このまま引退」という推測を強く否定していた。その言葉通りになってもらいたい…。しかし、矢野の二軍調整の申し出はタイミングが悪すぎた。 「6月3日、狩野(恵輔)を一軍登録から抹消しています。9日に小宮山慎二を登録しましたが、昨季まで一軍でマスクを被った経験のない捕手ですからね。城島(健司)に何かあった場合、試合に影響します」(前出・関係者) 野球協約によれば、一軍登録を抹消された選手は『10日間』、再登録できない決まりになっている。27歳の狩野は、昨季、矢野の故障離脱を受け、115試合のスタメンマスクを任された。矢野、城島の域には到達していないが、「小宮山よりも狩野」というのが、現在の評価である。 「矢野は数日前から痛みがあったと話していますが、本当は隠していたんじゃないかな。狩野の二軍落ちが決まり、自身と城島の2人しか捕手が一軍登録されていない状況になったので、無理をしたんだと思う。でも、このまま隠し通しても、右ヒジ痛でまともに動けないと判断し、自ら二軍調整を申し出たんでしょう」(別のチーム関係者) 言い方を換えれば、狩野の再登録がOKになる「あと数日間」が我慢できなかったのだから、右ヒジ痛は重傷なのではないだろうか。 「一時期、狩野は金本(知憲)のスタメン落ちで、先発左翼の大抜擢を受けました。打撃を変われてのコンバートでしたか、不慣れな外野守備のおかげで打撃にも影響が出てしまいました」(同) こうした選手抜擢の悪循環は、交流戦後の戦況にも影を落としそうである。 阪神は巨人追撃の一番手と目されていたが、ベンチのムードは決して良くない。今季は球団創立75周年だが、苦しい戦いが続いている。精神的支柱・矢野に対する「早く帰ってきてくれ!」の声は、切実な思いも込められているようだ。
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スポーツ 2010年06月09日 16時50分
ノムさん復帰の波紋
解離性大動脈瘤の疑いで都内の病院に入院していた前楽天監督の野村克也氏(74=現楽天名誉監督)が、退院していたことが明らかになり、早くも復帰Xデーが注目されている。 「17日にもテレビ出演で復帰するのでは」「21日の大分の講演会がまだキャンセルされていないので、その日になるのではないか」。こういう2つの情報が流れている。 野村氏サイドでは「風邪をこじらせただけ」と、終始一貫して解離性大動脈瘤を否定し続けてきたが、約1か月間もの入院を考えれば、風邪でないことは誰の目にも明白だろう。それにしても、復帰の舞台としていきなりテレビ、講演会情報が飛び交うようでは、球界関係者からこんな危惧する声が出るのも当然だろう。 「いきなりまたテレビ出演だ、講演会だという、過密スケジュールの生活になったら、病院に逆戻りする恐れがあるのではないか。もう少し仕事をセーブしてやれないのか」と。 が、すべてを仕切る辣腕マネージャーの沙知代夫人がゆっくり静養させるとは考えられないだろう。「時は金なり」という哲学だけに、入院中にキャンセルした仕事をどこかで埋め合わせしようとするから、復帰すれば、以前よりもさらに多忙になる恐れすらある。 沙知代夫人の作ったスケジュール通りに動かされるだけの野村氏。入院前にもあまりの過密ダイヤに「オレは女房に殺される」とこぼしていたというが、復帰早々にネをあげるのではないか。いざとなったら、体調不良を理由にして早めに病院に逃げ込む奥の手しかないか。 野村氏の復帰は家庭内の問題だけにとどまらない。楽天球団にとっても頭痛の種になるだろう。入院中は、「楽天の名誉監督なのだから、球団が対応すべきだろう」とマスコミから突き上げを食っても、「何も知らされていないので、申し訳ありません」で済んだ。監督時代も野村氏の仕事だけはすべて沙知代夫人の仕切りで、球団は関与できなかったことを、マスコミも知っている。だから、「サッチーから何も知らされていないのではしようがないな」と、むしろ同情され、それ以上追及されることはなかった。 が、仕事に復帰されると、今度はたまりにたまった野村氏の毒ガス口撃に戦々恐々とさせられることになる。交流戦に入ってようやくチームが上昇機運に乗ったのは、偶然ではない。野村氏が入院したことで、ブラウン監督が外野席を気にすることなく、サイ配に専念できたからだ。 開幕からつまずいた原因を振り返れば、よくわかるだろう。開幕直前の「楽天の本当の予想は最下位や。でも、名誉監督の肩書きがあるから温情で5位にしたんや」という野村氏予想に、審判の判定に怒りベース投げをするような激情家・ブラウン監督がぶち切れ。選手を前にしたミーティングで「5位になったら、みんなに土下座する」と言い切ったのだ。 まさに野村毒ガス口撃の後遺症で楽天は、開幕エンストを起こしたといえる。野村氏の入院中は雑音がなく、チームにようやくブラウン監督の野球が浸透、巻き返しが始まったのだ。それなのに、野村氏の復帰で再び暗雲が漂う。 入院中当初、病院と自宅の張り込みをさせられ、沙知代夫人の完黙の対応にウンザリしていた新聞記者たちも「復帰初日だけは行かなければいけないかな」と、嘆き節だ。退院はおめでたいはずなのに、喜んでいるのは沙知代夫人だけで、野村氏本人も周囲も戦々恐々とは…。
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スポーツ 2010年06月09日 13時00分
前田明日(まえだ・あした)率いる信州のメガバトル団体LINKS(リンクス)、関東進出も全敗
6月6日、埼玉・蕨市民体育館において、「LINKS」(リンクス)の第三回興行が開催された。LINKSは「信州プロレス」から前田明日(まえだ・あした)選手が独立して立ち上げた新団体で、今回が関東初興行となる。 記者はLINKSは初観戦となるが、団体名が「RINGS」のもじりであることからもわかるように、格闘技色の強い団体である。ルールもRINGSルールに近いが、そこはやはりアマチュア社会人プロレス団体であり、「頭部への打撃は禁止」「頭から落とす技は禁止」など、安全面を重視したルールになっているようだ。 今回の興行は無料ということもあり、広いとはいえない会場にぎっしりと観客が詰めかけていた。 第3試合は前田明日(LINKS長野)vs.ケンタDX(RAW)。バッドボーイズ風の入場を見せるケンタに対し、前田は前田日明スタイルで入場。 蹴りからグラウンドと果敢に攻める前田だったが、ケンタとの体格差はいかんともしがたく、8分35秒、変形腕十字でケンタが勝利した。 「関東進出は早かったんじゃねえのか」 とケンタに言い捨てられた前田は悔しげであった。 セミファイナルはドラゴンソルジャーLAW(め組)vs.634(LINKS長野)。ここまでLINKS勢が負け越しており、634も気合いを入れて臨んだようだが、試合巧者のDSLに一歩及ばず、10分19秒、DDTからチョークスリーパーで敗れた。 メインイベントはマッチョ・マイケルズ(LINKS埼玉)vs.ペドロ高石(特別参戦)。ペドロはカポエイラの選手でもあり、逆立ちしての蹴りやジャンプしながらの蹴りを披露。しかし試合となると、ペドロの蹴りはどうしても頭部に当たってしまうという問題が起きた。 マッチョのアピールを受け、審判団は「この試合に限り頭部への打撃を認める」ことに。以降水を得た魚のようにペドロが蹴りまくり、ダメージとスタミナ切れでマッチョがフラフラになったところをペドロが腕十字に仕留めた。12分12秒。 初の関東大会は、LINKS勢全敗という残念な結果に終わった。しかし無料とはいえ集客もまず満足できるレベルで、大会そのものは成功と言ってよかったのではなかろうか。 次回は試合結果でのリベンジに期待したい。◆『LINKS』第三回興行2010年6月6日(日)開始:15:40会場:埼玉・蕨市民体育館格技場 観客:55人(満員)<第一試合>○ウメタロウ(6分01秒 膝十字固め)SAGAT●<第二試合>○リヴァーサル沢(6分08秒 三角絞め)●KUBIKIX <第三試合>○ケンタDX(8分35秒 ケンタクラッチ改)●前田明日<第四試合>○ ドラゴンソルジャーLAW (11分19秒 スピニングチョークスリーパー)634●メインイベント○ペドロ高石(12分12秒 腕ひしぎ逆十字固め)●マッチョ・マイケルズ (「新宿のフォレストガンプ」杉田透 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分