スポーツ
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スポーツ 2010年06月17日 09時00分
巨人・原監督の慢心に球界OBが喝
巨人・原辰徳監督の秘蔵っ子・大田泰示に対する発言が波紋を呼んでいる。12、13日のソフトバンクとの交流戦最終戦(福岡ドーム)で、東海大相模の可愛い後輩、プロ入り2年目の大田を先発起用したが、期待を裏切り6打数ノーヒット。試合後に「誰がああいう打撃を教えたのかと思うほど間違った方向」と、大田の打撃フォームを痛烈に批判したのだ。 が、球界OBからこの原発言に関し、「一軍の監督が二軍の監督、コーチを批判してどうするんだ。何を考えているのか」と喝が飛んだ。その通りだろう。「誰がああいう打撃を教えたのかと思うほど間違った方向」と言えば、岡崎二軍監督、岸川、荒井二軍打撃コーチ批判としか受け取れない。 二軍ではリーグトップの13本塁打を打っているのだから、名指し同然の批判をされた二軍首脳はたまらないだろう。今の打撃フォームでは二軍で打てても、一軍では通用しないというのならば、二軍首脳に直接言えばいいことだし、外部に向かって口にすることではない。 「昨年、WBCで世界一の強運ぶりを発揮、その勢いでリーグ3連覇、7年ぶりの日本一を達成して何か大監督になったような慢心があるのではないか。V9監督の川上さんもコーチ陣には厳しくて、よく一、二軍コーチの入れ替えをしたが、絶対に外部に向かっては余計な発言はしなかった」。前出の球界OBは、こう言い切り、慢心・原監督を一刀両断する。 ポスト松井の期待がかかる大田に関しては、入団時から球団首脳、原監督の方針は迷走を続けている。当時ヤンキースの松井(現エンゼルス)の巨人時代の背番号『55』を与え、「もう巨人には戻るなということか」と松井サイドを激怒させ、大あわて。ヤンキースとの契約最終年に、阪神が「日本に戻るならば、ヒザに優しい天然芝の素晴らしい甲子園でプレーを」と、松井に熱烈ラブコール。後れを取った巨人・滝鼻オーナーは「日本球界へ復帰するのなら、ぜひ巨人に戻って欲しい。背番号55は大田に預けてあるだけ」という、とんでもない迷走発言をしている。 育成方法に関しても一貫性がない。「原監督と新たに3年契約したのは、その間に大田を巨人の4番に育てろということだよ」と渡辺球団会長が発言。3年間かけてじっくり英才教育の方針かと思えば、「3年間で出てくればいいという意味ではない。1年、1年が勝負だ。1年目から勝負しないといけない」と、滝鼻オーナーが方向転換発言。1年目の昨年の宮崎キャンプでも急きょいきなり一軍スタートになっている。しかも、いきなり原監督が打撃改造しておかしくなり、結局、二軍落ちしている。 今回の交流戦最後のソフトバンク戦での一軍初スタメン起用も、原監督の渡辺球団会長、滝鼻オーナーへの懸命な自己アピールが見え隠れする。交流戦優勝の大本命にあげられながら、優勝どころか、上位6チームはすべてパ球団に占められ、5割がやっとの7位。「巨人が強いのではなくて、弱いセ・リーグと、狭い東京ドームでの粗製濫造の本塁打のおかげ。広いパ・リーグ球場では4勝8敗だからね」と、球界関係者から酷評されても反論の余地はない結果だ。交流戦で赤っ恥をかかされた原監督とすれば、最後の最後で大田の先発起用を成功させ、最低限の面目を保とうとしたのだろう。が、これまた裏目どころか、波紋を呼ぶ大誤算。交流戦は転落の第一歩、原監督から強運を奪う最悪の結果になるのか。
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スポーツ 2010年06月16日 15時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(13) バントで攻めまくる!
マスコミでは「石橋を叩いても渡らない川上野球」と言われたが、川上さんは当時の130試合制度をトータルで考えていたと思う。オレ自身のことを振り返って見ると、よくわかるんじゃないかな。 V7の年に当たる71年、プロ入り4年目で一軍デビューして10勝11敗、防御率2.14の成績で新人王を獲得した。規定投球回数をクリアして、防御率は2.14だよ。1試合に2点しか取られていない。それなのに、なぜ11敗もしないといけないのか。常識的に考えれば、あり得ない話だろう。 そう思って首をかしげていたら、柴田さんや土井さんが「相手の投手をわかっていないのか?」と、ニヤリとして言うんだよ。言われてなるほどと思った。甲子園に村山さん、江夏さん、広島には外木場さん、川崎にも平松さん。どこに言っても巨人キラーの大エースがいる。オレが2点に抑えても10敗するわけだ。が、川上さんにしたら、計算通りなのだろう。 オレを相手の大エースにぶつけておいて、ホリさん(堀内氏)カズミさん(高橋一三氏)、メリーさん(渡辺氏)らで2勝する、トータル2勝1敗の作戦だったんだ。攻撃面では柴田さん、土井さん、黒江さんらの執拗なバント作戦もそうだね。最後に勝てばいいという作戦だ。 相手のエースが簡単に打てない調子だとみると、7回くらいまで徹底して右に左にとバントで攻めまくる。とくに三塁線にやられると、本当に投手は嫌になってくる。スタミナが消耗してくるんだよ。ボクシングでいえば、ボディーブローのように徐々にきいていくる。そうしておいて、完全にスタミナ切れしてきた相手を攻めて終盤で一気に逆転してしまう。手堅い川上野球の神髄だよね。 ただ川上さんが監督になった当初は、バント攻撃といってもなんだかんだといってやらない選手が多かったそうだよ。それまでチームプレーという考え方がなかったから、仕方ない面もあったんだろう。が、川上さんはチームプレーで相手を倒すドジャース戦法をなんとか根付かせようと、手を打った。 何をしたかというと、2割4分くらいしか打てなかった土井さんの年俸を大幅にアップさせたんだ。チームプレーとしてバントで貢献した点を最大級に評価したんだよ。こうなると、他の選手も現金なもので、バントなどチームプレーのサインが出ても嫌な顔せずにやる。なんといってもプロ野球の世界の誠意、評価はお金だからね。土井さんの大幅昇給という川上さんの一手で、チームプレーはチーム内にスーッと浸透していったそうだ。 土井さんが立大から巨人に入った65年からV9が始まったというのは、偶然でも何でもない。必然だった。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年06月16日 13時15分
大田初スタメンで無安打 原監督が二軍担当者を更迭?
「誰がああいう打撃を教えたのかと…」 巨人・原辰徳監督(51)が大田泰示内野手(20)の『新・打撃フォーム』に怒りをあらわにした。プロ入り初スタメンとなった6月12日(対ソフトバンク戦)、大田の成長に関する声は賛否両論だった。まず、好意的に捉えていたのは、伊原春樹ヘッドコーチ(61)である。 「いきなりいい投手(和田毅)との対戦で可哀相だったけど、去年よりも成長している」 今季より取り組んでいる一塁守備で『失策』もあったが、好意的に捉える関係者の方が多かったようである。しかし、原監督は違う。むしろ怒っていた。 「大田の今後? 当初は交流戦終了後に二軍に戻す予定でしたが、暫く一軍に帯同させることに変更されました。原監督は直接指導するつもりです」(関係者) 吉村禎章・野手総合コーチ、篠塚和典・打撃コーチも“お目付役”として、大田を鍛え直すつもりだという。これも原監督なりの愛情表現だろうが、「間違った打撃指導がされている」なる発言は、ちょっと気になる。 二軍で“大田担当”の打撃指導役は、荒井幸雄コーチ(45)である。その発言の通りだとすれば、原監督は荒井コーチに不信感を抱いていることになるが…。 「原監督は『腹芸』をやらない人です。良いことはいい、悪いことは悪いとハッキリ言う。単に大田を目の届くところに置いておきたいだけなら、もっと別の言い方をしたはず」(巨人OBのプロ野球解説者) 荒井コーチの引責は免れそうにない。前出の関係者はこう反論する。 「現在(15日時点)、大田は二軍で本塁打、打点の二冠王です。大田の成長は荒井コーチのおかげですよ」 同コーチは昨季まで日本ハムの二軍打撃コーチだった。日本ハムの二軍といえば、中田翔が昨季、本塁打量産を量産し、やはり一軍昇格のきっかけを掴んでいる。巨人が同コーチを招聘したのは、中田を育てた手腕だけではなかったようだ。 「確かに、交渉の席で中田を育てた指導法のことは出ています。でも、荒井コーチの招聘が決まったのは、昨季の日本シリーズの直前ですよ」(前出・関係者) “異例の時期”だっただけに、当時は「日本シリーズで対戦するファイターズへの陽動作戦」とも囁かれていた。二軍コーチの年俸は2〜3000万円とも言われている。その通りだとすれば、実にカネの掛かった陽動作戦であったわけだが、そこまで姑息な手段は取らないだろう。今回の原発言の真意は一体、何処にあるのだろうか。 「大田の打撃フォームは春先(キャンプ中)と違っていました。原監督は今のフォームにダメ出しをしていましたが、どちらのフォームがいいのかは大田本人が決めること。打てなくなると、すぐに打撃フォームを変えたがる大田に苦言を呈する意味もあったのではないか?」(前出・プロ野球解説者) 不適当な比較かもしれないが、日本ハムの中田は叱られるとフテ腐れたような一面も見せる。大田は指導者の言葉を素直に受け入れるが、「素直すぎる」のも考えものである。 「現役時代の原監督も、そんなところがありましたね」(前出・関係者) 原監督は大田に自分を重ねて見ているのだろうか。その彼に快心のヒットが出れば、一気にブレークするかもしれないが、今回の原発言に二軍スタッフは愕然とされたようである。首脳陣に亀裂が生じないためにも、大田は早く結果を出さなければいけない。
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スポーツ 2010年06月16日 11時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第13回、ジョギングフォーム」
今回は、ジョギングフォームについてです。 理想のフォームに関しては以前も掲載しましたが、今回は少し簡単に解説します。 地上を走る速い乗り物は、車輪がついています。車で例えるなら、四角いタイヤを付けた車は存在しません。これは円運動の運動効率が良いからです。三角や四角のタイヤが速く、省エネで進むことができるのなら、どのメーカーも取り入れていることでしょう。人間の足で、昔漫画であったように(アラレちゃん)回せたらすごいことですが、出来ないので近い動きを目指します。 ポイントは骨盤です。 骨盤を動かすことで、円運動しやすくなります。大転子という、お尻の横にある骨が、骨盤と一緒に動き、円運動をしやすくします。そうすると、おなかの中にある体幹深部筋(インナーマッスル)も使われ大きなパワー発揮ができ効率が良くなります。そのためには、踵(かかと)で円を描くように意識してみて下さい。 最初は慣れず、疲れるかもしれませんが続けることが大切です。お尻と裏モモ(ハムストリングス)を意識的に使うようにする意識です。止まった状態で、足を回転させてるとわかりやすいと思います。 長く走り続けるために大きな筋肉を使ったほうが疲れにくく、速く走れます。カラダ全体としては、背筋は伸ばし、おへその下辺りに意識をします。背筋や腹筋が弱い方は、少し走っただけで、姿勢維持ができず崩れてしまいます。気をつけて走りましょう。 姿勢が崩れやすい方は、腹筋、背筋など鍛えて安定させましょう!!目線は下を見過ぎないで、5m〜10m程度前を見て走ります。下見過ぎると、呼吸も浅くなり、新鮮な酸素が取り込めなくなります。フォームを作ることはケガの予防に大切なことですから是非、意識を持って取り組んでみてください。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。木曜日はビギナーのための練習会です。 参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第14回は、『Air Run TOKYO皇居EKIDEN』写真:田中、西田ヘッドコーチジョギング
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スポーツ 2010年06月15日 16時30分
角界の野球賭博事件に警戒の球界
14日に都内ホテルで行われたプロ野球実行委員会の席上、東京地検特捜部長などを歴任した、熊崎勝彦コミッショナー顧問(コンプライアンス担当)が、相撲界の暴力団絡みの不祥事に関し、12球団代表に警鐘を鳴らした。「対岸の火事と思わず、いっそう気を引き締めてやってほしい」と。 プロ野球界では03年12月に「プロ野球暴力団等排除対策協議会」を発足させている。悪質な応援団等を通して球界に接近する暴力団を排除するため12球団、球場、警察庁、警視庁、日弁連の代表が集まり、「暴力団等排除宣言」を採択。暴力団絡みの悪質な応援団を球場に入れないようにしている。 さらには毎年、キャンプ終了後の3月初めに新人選手研修会を開き、その一貫として警察関係者から暴力団対策を語ってもらっている。が、親方の維持席の暴力団への横流し事件、大関・琴光喜の野球賭博事件など今回の相撲界の暴力団絡みの不祥事は、熊崎顧問が緊急で注意を促したように、決して対岸の火事ではない。 1969年から1971年にかけてプロ野球界を揺るがした八百長事件、いわゆる黒い霧事件は、消し去ることのできないものだ。永久追放処分を受けた元西鉄のエースがようやく復権したのは数年前のことだ。それなのに、八百長疑惑の選手は後を絶たない。 球界の活躍選手など、チーム内から疑惑をもたれた選手は少なくないのが現実だ。「あんないいピッチングをしていて、いきなり大量点を奪われるほど打たれるのはおかしい。絶対にやっている」と怒った監督が、そのエースを抑えに起用したりした。「いくらなんでも抑えなら、見え見えのことはやれないだろう」と。 そのものズバリの八百長疑惑までいかなくても、暴力団関係者との黒い交友関係疑惑を持たれている球界OBやユニホーム組もいる。監督候補に何度か名前が挙がりながら、いまだに実現していない球界OBに対して球界関係者はこう言い放つ。「誰が見ても堅気に見えない、その筋の人と平気でゴルフに行くような神経では監督にはなれっこないよ。どこの球団だって最後は尻込みするだろう」と。 現在ユニホームを着ている、ある球団のコーチは数年前のキャンプにその筋の人と一目でわかる人物を連れてきて一騒動。「お前はいったい何を考えているんだ!」と、当時の監督から一喝された事件もある。そんな危ない人物を今でもコーチにしている球団の不見識は非難されてもしようがないだろう。 さらには、ギャンブル好きが高じて、借金まみれになり、球界から追われ、暴力団に身を転じた例も少なくない。野球界と暴力団との関係は、黒い霧事件以降、表面的には目立たなくなっているが、水面下では完全に切れているわけではない。だからこそ「プロ野球暴力団等排除対策委員会」が必要だとも言える。 12球団代表が熊崎コミッショナー顧問の警鐘を右から左へ聞き流したら大変なことになる。野球界にとって、暴力団絡みの不祥事で揺れる相撲界は、対岸の火事どころではない。すぐに飛び火しかねない恐れすらあるのだから。
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スポーツ 2010年06月15日 11時30分
サヨナラ被弾で阪神・藤川のメジャー志向に拍車が掛かった!?
虎の守護神・藤川球児(29)が救援に失敗した(6月13日/対千葉ロッテ戦)。とはいえ、藤川がサヨナラ被弾を食らったのは自身2度目。08年5月の中日戦以来である。 「しゃあない。打たれるときもある」 試合後の藤川の弁である。淡々としていたものだが、阪神首脳陣の対応は違った。「今シーズンは少しおかしい」というのである。 「藤川が『過労』や『年齢』を口にするようになりました。後輩の面倒見もいいしね…」(球界関係者) プロ野球界では「後輩の面倒見がいい」のも考えモンだという。球界では「1つの傾向」がある。ベテランと呼ばれ、引退を考えなければならない年齢になると、急に後輩選手の面倒見が良くなるそうだ。中堅・若手に出場機会を譲るようになり、試合展開など今まで見えなかったものも見えてくる。そこで感じたことを、先輩としてアドバイスを送るのではある。しかし、大多数のベテランは、そうではない。「指導力を示すこと」で、チーム内における存在感を誇示したがるという。 「引退後のコーチ就任を狙っているんですよ。存在感を示し、首脳陣に『まだまだ必要な戦力だ』と思わせ、自身の引退を遅らせる魂胆もある」(前出・同) 藤川の場合、こうした腹黒い魂胆は全くない。「自身がメジャーに挑戦する日まで、後輩を一人前に育てておきたいんだろう」と“勘繰る声”も聞かれたが、首脳陣が気にしているのは、『過労』を口にするようになったことだ。 「肩ができるのが遅くなった」「疲れが取れない」−−。こういうとき、最後に口にするのは「やっぱ、トシ(年齢)かなあ〜」である。 藤川は今季、30歳になる。まだまだ老け込む年齢ではないが、『直球勝負の投手』だけに当人にしか分からない肉体の変化を感じているのかもしれない。 プロ野球解説者の1人は「一般論」と前置きしたうえで、こう分析する。 「昨年オフも、藤川は入札によるメジャー挑戦をフロントに相談しています。1年でも早くアメリカに行きたいという気持ちも言わせたとしたら、『老い』を口にする昨今の言動にも合点が行きます」 これまで、藤川が契約更改の会見等で話した限りでは、五輪、WBCなどでメジャーが身近となり、挑戦したい気持ちが芽生え、年々強くなってきたという。阪神経営陣はポスティング制度による米挑戦は「認められない」と明言してきたが、 「FAでメジャーに行かれたら、補填金は発生しません。どのチームにもビジネスライクに考える幹部がいます」(前出・関係者) と、その可能性はゼロではないようだ。まして、阪神は「12球団トップの選手層年俸をいかに減らすか」も考えている。チーム功労者である藤川を快く見送るのも、1つの選択肢かもしれない。 「肩ができるのが遅くなった、疲労感が残るという藤川の言動は、重大ですよ。阪神救援陣の建て直しも考えなければなりません。藤川1人に頼りすぎたツケですよ」(前出・プロ野球解説者) 藤川がサヨナラ弾を浴びた千葉ロッテ戦だが、一時は5点差まで引き離された“負けゲーム”だった。9回に2点を挙げ、8対8の同点に追い付き、藤川を9回裏途中から投入した。同点になった時点で、藤川も『出番』を意識したはずだが、真弓明信監督(56)は7回途中から投げている渡辺亮(28)をそのまま9回裏のマウンドに送った。 「9回の頭から藤川でも良かったと思う。走者を出し、サヨナラ負けの可能性が出たところで藤川を慌てて送ったんです。9回裏の千葉ロッテの攻撃が始まるまで、藤川はモチベーションを高めていて、『渡辺続投』と知らされた時点でいったん気持ちを緩め、また高め直してからの登板でした。精神的にも疲労感を残す投手交代ですよ、これは」(前出・プロ野球解説者) 千葉ロッテ・井口資仁(35)にサヨナラ2ランが飛び出したのは、延長10回裏。ストッパーの宿命とはいえ、“9回裏のドタバタ”は精神的にも藤川を追い詰めていたようだ。藤川のメジャー志向も気になるが、真弓監督の継投策にも疑問が残る。後半戦も藤川に頼りきった投手リレーになるとすれば、彼の後輩の面倒見はますます良くなるのではないだろうか。
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スポーツ 2010年06月14日 17時30分
FA7年巡り大騒動ぼっ発危機
14日、都内ホテルで12球団代表によるプロ野球実行委員会が開かれた。大きな議題の一つは、11日に労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)から申し入れのあった「FA一律7年」の抜本的な改正案に対する対応案の検討だ。7月5日の実行委員会でも引き続き話し合い。7月23日の選手会総会までに回答することになっているが、内容次第では球界大騒動ぼっ発の危機を秘めている。 現在のFA制度は、「国内8年、海外9年、ドラフトで希望枠が廃止になった07年以降入団の大学・社会人出身の選手は7年」になっている。この改正案で妥結するまでには紆余曲折があり、選手会が「FA7年が認められなければ、裁判で闘うことも辞さない」という強硬姿勢を示し、一騒動あった。最終的に選手会が振り上げた拳をおろしたのは、「満足はしていないが、一応、7年という数字が出てきたから。それとこれはあくまで暫定措置で、もう一度、見直しをするという約束もあったので」と、当時の宮本慎也会長(ヤクルト)が語る経緯があった。 その見直しの約束履行を迫る選手会が、改めて「国内も海外もFAはすべて一律で7年」という基本方針を突きつけてきたのだ。それだけに、12球団側とすれば、何か一つだけでも選手会が勝利をアピールできる見返りを認めないわけにはいかないだろう。たとえば、「海外も国内と同じ8年にする」とか、選手会が主張している「レンタル移籍制度」を認めるとかの妥協案だ。 もしも、選手会への回答が「現行制度のまま」となれば、選手会は黙っていないだろう。「見直しの約束不履行」を理由にして法廷闘争を蒸し返す可能性は高いだろう。そうなると、再び、12球団側が腰砕けになり、結局、なにがしかの見返りを認めるという、過去の悪循環を繰り返すことになりかねない。 12球団側にとっては、04年のシーズン中に起こった史上初の選手会ストライキの成功がトラウマになっている。オリックス、近鉄の合併から始まったパ・リーグ消滅の危機、1リーグ10球団制度の球界再編の動きに対し、古田敦也選手会長率いる選手会が真っ向から反対。「セ、パ6球団ずつの2リーグ制度死守」を打ち出し、ストライキまで敢行。ファンの支持を得る中、ソフトバンクのダイエー買収、楽天の新規参入もあり、2リーグ制度が存続して、現在に至っている。 この成功が選手会の自信になっており、何か起こると、奥の手の法廷闘争をチラつかせ、戦々恐々とする12球団が最終的に妥協するという図式が、現在の日本球界では出来上がってしまっている。が、財政難で経営危機に直面している12球団とすれば、いつまでもこんな弱腰な対応を繰り返せば、自らの首を絞めることになる。 「権利ばかり主張して、義務を果たさない選手会。選手の年俸も高すぎる。サッカーのJリーグが選手の年俸一律大幅ダウンで生き残りを図ったように、日本のプロ野球界も大ナタを振るう時だ」という球界OB、関係者の声も多い。「FA一律7年」を認めれば、スター選手のメジャー流出にさらに拍車がかかり、日本プロ野球界の存続が危ぶまれるだろう。選手会の要求を一蹴して、法廷闘争に突入するのもやむなしと腹をくくる必要もある。さて、そこまで12球団が足並みを揃えられるか。巨人のように、「FA一律7年はチャンス」と思っている球団もあるからだ。いずれにしろ、7月23日の選手会総会前に出される12球団の回答に注目だ。
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スポーツ 2010年06月14日 15時05分
日本初戦1-0で勝利!…なるか!?
サッカーW杯が6/11日に開幕した。世界の素晴らしいプレーに一喜一憂して、寝不足気味の人も多いでしょう。開幕戦では、地元南アフリカが予想を覆し、強豪メキシコと1対1のドローと大健闘を見せ、お隣韓国も第1戦をギリシャ相手に2対0と日本よりお先に1勝を挙げた。 どの大会でも「番狂わせ」があるもので、各国メディア・評論家も頭を悩ませるとこである。我が日本代表も今夜第1戦を迎えるが、戦前の予想では、予選リーグ敗退と悲しい状況だ。あくまでも勝敗に関しては「予想」なので過去の戦績や現状を見て、いわゆる「根拠」があるので、だいたい察しはつくが、「点差」となるとそうはいかない。 試合の中で突然誰かが退場になったり、ペナルティーエリア内で反則があったり、今大会でも悪評高い公式球「ジャブラニ」のせいで、GKが信じられないミスを犯したりと、さすがに評論家達も予想はつかないであろう。ドイツ対オーストラリア戦でも、日本が負けたあのオーストラリアが4点も取られるとは…。 それでも先日のTVで評論家が「2-0で日本勝利!」と言っていたがなんの根拠があるのか…確かにTV局に無理矢理言わされてるのとあくまでも「予想」なのでしょうがないか…。 ということで、今夜のカメルーン戦をRL風に勝手に「予想」してみましょう! テストマッチでの散々たる結果で、各メディアやサポーターからも非難されまくっている岡田ジャパン。そんな批判をものともせず、岡田監督も「1-0か2-1で勝つ」と言ってるので、RLもそれに乗ることにしましょう! 「1-0で日本勝利! 決める選手は、名前に『O』が付く人物!」根拠は筆者が今朝見た夢だが…もはや神頼みしかないね! 選手選考もシステムも紆余曲折あったが、もう何を言っても変わることはない。我々も後は祈るのみ。アナタはどんな予想を立てますか? 日本対カメルーン戦間もなくキックオフです!<タケルー>
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スポーツ 2010年06月14日 13時30分
早大監督狙う大物OBの面々
プロ野球OBの慶大・江藤省三監督(67)が就任早々のリーグ戦で早大を破り、優勝する快挙。さらに、全日本大学野球選手権でもベスト4に進出して話題を振りまいている。「プロ野球OBの監督はやはり違う」という評価に色めき立っているのが、早大新監督の座を狙う面々だ。 ドラフト1位候補トリオ投手の斎藤佑樹、大石達也、福井優也を擁しながら、これといった傑出した選手のいない慶大に敗れた早大・応武監督は、秋のリーグ戦後にユニホームを脱ぐことが決まっている。「斎藤人気にぶら下がっただけの無能監督。斎藤の卒業と共に辞めるのは当然だ」「応武は投手を指導することができない。だから、斎藤、大石、福井の3人も良い投手がいるのに勝てない」etc。 早大OBたちの応武監督バッシングはすさまじい。ポスト応武を巡っては早くから水面下での激しい争いが起こっていたが、慶大・江藤監督の快挙でプロ野球OBたちが浮上してきている。一番の大物は、ヤクルト、西武で日本一監督になっている広岡達朗氏だ。日頃から早大野球部OBとして、後輩の指導にあたっている。78歳という年齢にもかかわらず、いまだに早大監督の座に色気を見せているというのだから、驚く。 もう1人、名前があがっているのが元中日の谷沢健一氏(62)だ。76年、80年とセ・リーグの首位打者になっている大物OBで、早大の黄金期のメンバーの1人だ。もともとは中日監督の座に執着していたが、一匹狼的な存在で人望のなさがネックになり、チャンスはなかった。 「現役時代の実績から言えば、監督候補の1人になってもおかしくなかったが、本人が思っているほど周囲は監督になるのを期待していなかった。KYでしょう」。中日関係者は冷たく言い放つ。それでも谷沢氏本人は、社会人のクラブチームの監督を務めたりして、中日監督の座を虎視眈々と狙っていたが、世代交代が進み、あきらめざるを得なくなったのだ。 そんなところへ、母校・早大の監督となれば、色めき立つのは当然か。プロ野球選手としては、巨人でも中日でも控え選手だった江藤氏が慶大監督としていきなりリーグ優勝して脚光を浴びているのを見れば、なおさらだろう。「江藤さんが成功するなら、オレだって」と思うのは人情だ。 が、早大OBとしても評判は芳しくない。「アイツは変人だ」と、早大OB会から除名されそうなこともあったという伝説まであるくらいだ。プライドが人一倍高く、スター意識が異常に強いのは事実で、プロでの下積み生活ゆえにアマ選手レベルの目線で見ることができる江藤監督のように、うまく選手を操縦できるか、疑問符が付くのは確かだ。 これまた変わり者ということではいい勝負の、元ロッテエースの小宮山悟氏(44)も早大監督候補の1人にあげられている。一度、どの球団からも取り手がなく、現役引退を余儀なくされ、評論家活動をしたのに、「僕は引退していません」と言い張り、「プロ野球選手」の肩書きを外そうとしなかったのは有名な話だ。が、強みもある。メジャー経験者ということで、バレンタイン前ロッテ監督には可愛がられ、メジャー事情通として認知されている。今時のアマチュア選手はメジャー症候群が多いから、早大監督になれば、メジャー話でナインを引きつけられるかもしれない。慶大・江藤監督が巨人時代一緒だったONの練習方法など熱く語り、選手を魅了したように。 さて、秋のリーグ戦後に正式決定する早大の新監督に、慶大に続き、プロ野球OBが就任するのかどうか。今から興味津々だ。
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スポーツ 2010年06月14日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第12回、現在のマラソン事情」
今回は、最近のマラソン事情をテーマにしてみました。 クリニックの何が関係あるのかと思われる方もいらっしゃると思いますが大きな関係があるのです。以前、ご紹介した皇居ですが良くも悪くもマラソンブームの象徴です。マナーの悪い一部のランナーや、あまりにも多すぎるランナーのことをテレビや週刊誌が取り上げたため、皇居ランを規制されるのではと私自身危機感を感じています。 クラブの練習もマラソン大会の開催もできなくなると大変です。ランニングをして健康になろうという人が増えてきているので、規制はしてほしくないですね。 ただ、我々ランナーもマナーを守りランニングを楽しむ必要があります。悪いことばかりが、クローズアップされるのですがランニングの経済効果で喜んでいる人たちもいます。1つが、皇居周りの銭湯です。昨年都内で39軒の銭湯が営業をやめたそうです。しかし、皇居周りの銭湯だけは平均以上の集客で営業できているそうです。スポーツメーカーも、『陸上』カテゴリーは前年比111%と他のカテゴリーを大幅に上回っています。昨年のシューズ売り上げも、ランニングとウォーキングが大きく伸びているそうです。また、スポーツメーカーやランニングを事業とする会社が、運営するシャワー・ロッカールームもビジネスとして形ができています。私も良く使いますが、化粧水などの試供品をくれたり、新商品のボディソープが置いてあったりと、今までランナーを意識していなかった業界も動きだしているのがわかります。 不況といわれ、寂しく悲惨なニュースが多い中、ランニングを楽しむことは素晴らしいことですよね。ランナーは、走っている道を自分の道だと思わないで、譲る気持ちを持ちましょう! 抜かす時は、一声かけるようにするとか、無理な追い越しはしないとか心がけ一つです。 もし、軽い接触(ケガのない接触)をしてしまったら、素直に謝りましょう。小さい時に教えられたことを実践するだけです。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで、無料体験できます。参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第13回は、『ジョギングフォーム』写真:昼の皇居
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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2006年12月12日 15時00分
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分