スポーツ
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スポーツ 2010年07月23日 18時00分
また解任されたデーブ大久保の本性
ドラフト1位の雄星ら選手に対する暴力事件で西武二軍打撃コーチを解任された大久保博元氏(43)。08年シーズン後にも知人女性への暴力事件で一軍打撃コーチを解任され、編成部に転出されている。懲りない男の本性を暴く。 「デーブは熱血漢のイメージで、受けの良いテレビ局を中心にしたマスコミから報道されているが、素顔は違う。スタンドプレーが大好きで、球界内部では『食えない男。野球人ではなく、なんでも目立ちたがる三流タレントだ』と酷評されている」球界OBの一人がこう一刀両断する。 08年に二軍監督から一軍監督に昇格した渡辺久信監督が大久保一軍打撃コーチを懐刀にしたのが、過ちの始まりだった。キャンプからアーリーワーク(早朝練習)を打ち出すなど、新しいものに飛びつくマスコミに話題を提供。いきなり結果が出た格好で、西武が4年ぶりのリーグ優勝、日本一を達成したものだから、一時期はヒーロー扱いだった。 が、その内実は違っている。西武関係者がこう語る。「デーブの言うことを聞くのは若手だけ。GG佐藤や中島など主力選手はソッポを向いていた。さらに、球団フロント人事で『若い渡辺新監督を支えてやってほしい。監督業も教えてやってほしい』とヘッドコーチとして入閣した黒江ヘッドコーチを頭から無視。ナベQ(渡辺監督の現役時代の愛称)の覚えをいいことにデーブはやりたい放題だった。試合でホームランが出ると、ベンチで飛び上がったり、ガッツポーズしたりの派手なリアクション。それをテレビ局がいちいち取り上げるから、本人はすっかりスター気取りで舞い上がってしまっていた。自分の言うことを聞かない選手は、ナベQに言いつけて使わない。今、阪神に移籍して“バースの再来”とまで呼ばれているブラゼルは、デーブのアーリーワークを『クレージー』だと言って反抗したから、クビを切られている。そのブラゼルの面倒を見ていた黒江さんも日本一になったのに、1年で解任されている」。 知人女性への暴力事件も思い上がった大久保氏の愚挙の一つにすぎないという。「ブタもおだてりゃ木に登る…」といわれるが、まさにその通りだろう。一度ユニホームを脱がされているのに、また同じようなバカなことをやるのだから、話にならない。今回の解任事件も、熱血コーチの行き過ぎた指導などという美談仕立てにはならない。巨人OBの一人は今でも憤慨して、大久保氏の本性を暴く。 「アテネ五輪日本代表だった長嶋さんが脳梗塞で倒れて入院。生死をさまよっているといわれた時に、お見舞いに行き、テレビのワイドショーのインタビューに答えるのを見て、我々巨人OBは怒りで体が震えるほどだった。誰もが病院に駆けつけたい気持ちを抑えて我慢しているのに、堂々と病院へ行く神経は普通ではない。スタンドプレー以外の何物でもない。当時、巨人監督だったホリさん(堀内恒夫氏)が『デーブだけは絶対に許さん』と怒り狂ったのも当然ですよ」。 当の大久保氏が、「親しくしている一茂さんに電話したら『きてくれ』と言われたので、行っただけなのに」と釈明したことから、巨人OBたちの怒りにさらに拍車をかける結果になっている。 要するに、身の程知らずのスタンドプレーが得意な三流タレント。それがデーブ大久保氏の本性だ。これからも、懲りない愚挙を繰り返すだろう。
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スポーツ 2010年07月23日 14時00分
12球団監督去就情報
オールスターでペナントレースは小休止だが、12球団監督にとっては、27日から再開される後半戦へ向けた大事な準備期間で気の休まることはない。来季の去就が正式に決まるのは、これからだからだ。 3年契約の2年目で来季まで契約があるのが、首位で前半戦を終えた巨人・原辰徳監督、3位だが、その差3ゲームで完全に射程距離圏内の中日・落合博満監督。後半戦スタートの27日からいきなり直接対決3連戦だ。もっかのところ、2人とも来季続投に関しては間違いだろうが、決して安閑としてはいられない。最終的にV逸すれば、来季が待ったなしの正念場になってくる。 V9超え指令を出している巨人・渡辺恒雄球団会長が、前半戦の報告会で「大監督になってきている」と原監督を絶賛したというが、2位・阪神に0.5差とはいえ、首位なのだから当たり前。逆転優勝を許せば、手のひら返しは容易に想像がつく。この時期の言葉は当てにならない。「4年ぶりのリーグ優勝、巨人戦16勝8敗」のノルマを、白井文吾オーナーから課されている中日・落合監督もこれからが勝負の時だ。 今季で2年契約が切れる阪神・真弓明信監督は、坂井信也オーナーから「よくやっている」とお褒めの言葉をもらっており、続投ムードだが、油断は禁物だ。このまま最後まで優勝争いをすれば、2位でも来季続投となるだろうが、急降下して3位以下に転落すれば、再契約は微妙になってくる。泥沼の最下位の責任を取り、辞任した高田繁監督の後を受け、チームを4位に急浮上させたヤクルト・小川淳司監督代行だが、来季は荒木大輔投手コーチの監督昇格が既定路線視されている。代役だけで終わり、補佐役のヘッドコーチに戻ることになりそうだ。 最下位争いをしている就任1年目の広島・野村謙二郎監督、横浜・尾花高夫監督は、今季限りでいきなり解任はなくても、短期政権になるか、ある程度の期間監督をやれるか、後半戦の戦いぶりにかかってくる。パ・リーグで同じく1年目同士で最下位争いの楽天・ブラウン、オリックス・岡田彰布監督も同様だろう。もう一人の就任1年目監督のロッテ・西村徳文監督は開幕から快進撃を続け、故障者続出にもかかわらず、球宴前まで5年ぶりの優勝を狙える3位に好位置をキープしており、評価は高い。胸を張って来季続投となるのは間違いない。 一時期の低迷からチームを急浮上させ、首位・西武に0.5差と肉薄しているソフトバンク・秋山幸二監督。リーグ連覇の可能性が出てきた日本ハム・梨田昌孝監督ともに、来季まで契約があり、優勝できなくても今季限りの解任はないだろう。 就任1年目の一昨年、いきなり日本一になり、失敗を怒らない新人類世代の新監督像としてもてはやされたが、一転して昨年は4位に沈んだ西武・渡辺久信監督。雪辱の年だった今季、0.5差ながら首位で折り返した。最大の不安点だった抑え不在を大胆策で解消。なんと中継ぎで獲得したシコースキーに任せる度胸の良さが吉と出ている。主砲・中村が故障リタイアしても動揺することなく、栗山を4番に抜てきする奇策と、中島を代役にするオーソドックスな策を自由自在に使い分け、窮地をしのいでいる。新たな2年契約の1年目の今季、V奪回すれば、長期政権が視野に入ってくるだろう。逆に2年連続のV逸になったら、契約切れの来季が勝負の年になる。
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スポーツ 2010年07月23日 08時00分
2010年 夏の甲子園特集(1)〜少子化対策に乗り出した公立高校〜
春のセンバツ大会覇者・興南高校(沖縄県)が甲子園一番乗りを決めた18日、『財団法人 日本高等学校野球連盟』(以下・高野連)が興味深いデータを発表した。今年度の全国の高校野球部員(硬式)が13年ぶりに減少したという。昨年度の16万9449人から16万8488人となった。約1000人の減少だ。少子化が進んでおり、「高校球児の減少=野球人気の低迷」と捉えるのは間違いだが、その指導方法は大きな転換期を迎えることになりそうだ。 「高校野球が部活動人数のトップに返り咲いた? それは一過性のことであって…」 04年、高校野球を始めとするアマチュア野球組織に関する拙著をまとめた。その際、高野連に『高校野球人口の回復』について質問をした。筆者は、サッカーにいったんは明け渡した『ナンバー1』の座を取り返した経緯、人気回復策などを聞きたいと思って、そんな質問をぶつけてみたのだが、対応してくれた職員は淡々とそう答えていた。 要するに、少子化現象によって、高校野球人口が減少傾向に向かう今日を想定していたのである。「球児数の増減で騒いでくれるな」と言いたかったのかもしれないが、“現場”は違った。一定の生徒数を確保するため、その対応策を検討していたのだ。「少子化が学校経営に直結する」私立高校はもちろんだが、一部の公立高校も経営方針を一新させた。 関東圏の某公立高校の話。同校は入試合否の変更を発表した。 「部活動に専念する意志を持つ者は、一般受験生と合否基準が異なる」−−。スポーツでそれなりの才能を持つ受験生には「試験でゲタを履かせてやる」ということか? 「教員、OB会、地元市民からも反対意見が出ました。進学率も高かったし、その学区で3番目に高い学力を誇っていましたから…。公立も特徴のある学校経営を打ち出さなければ、定員生徒数を確保できないとして提案者が押し切ってしまった」(地元商工会員) その公立高校のスポーツ拡張路線は、県内の野球勢力分布図を塗り替えた。 同校の隣町には甲子園準優勝校(私立)がある。同じ学区内にはセンバツ、夏と2季連続出場を果たした大学付属高校もあったが、私立校で迎えられるはずの有望球児、学力の問題で同公立高校に届かなかった地元猛者も同公立高校に集まってきた。筆者が現地取材した限りでは「私立よりも公立の方が…」という“親の見栄”と、民主党政権の『高校教育の実質無償化』を見越して進路変更した球児も少なくなかった。 同校は今夏、県ベスト8進出に成功した。本来だったら『私立』に入学していた一、二年生がチーム中核を任されていただけに、同公立校は近年中に“勝負”を掛けてくるのではないだろうか。 同様に、サッカー、バドミントン、書道でも好成績を治めており、新体操部は全国大会に出場している。「この高校でやってみたい」と同公立高校を志望する中学生も、確実に増えていくだろう。 「この公立高校に限った話ではないが、学校長が監督、コーチの務まる教員を探し、『あの教員に来てほしい』と、名出しで引き抜くことも珍しくなくなりました。私立高校のように『職業監督』を招聘するだけの予算がないから、教員監督の発掘に熱心なんでしょう」(県教育委員会職員) また、私立高校では『中高一貫』の指導方法がクローズアップされる。 中学、高校、大学まで持つ学園グループがとくにそうなのだが、中学校にも『硬式野球部』を作るのである。本来、中学校は『中体連』に属する軟式野球部だけだが、リトルシニア、ボーイズリーグといった中学生対象の硬式野球連盟に加盟し、『学校単位のチーム』を設けた。甲子園出場を果たした高校球児の大半は、中学時代、学校の軟式野球部には入らず、先の硬式クラブチームを選んでいる。高校の部活動は実質2年半しかなく、早く硬式ボールに馴染めば、それだけ有利になる。残念な話になるが、中学校野球部の指導者は『教員』であって、大学、社会人まで進んだ野球経験者ではない。 こうした中高一貫の硬式野球指導に批判的な関係者もいたが、「競技指導のプロを置く」という意味では、むしろ歓迎すべきではないだろうか。 小学生対象の硬式野球チームの監督がこう言う。 「中学部活動の教員監督サンも熱心にやってくれますが、教え子を送り出す側としては心配なんですよ。競技の専門知識に欠ける分、技術指導の中身が薄いんです。何が怖いかって、怪我ですよ。怪我防止という意味では、競技OBによる中高一貫の野球教育は意義があると思う」 サッカーは中高一貫のクラブチームを持つ学校グループがすでに存在しており、全国大会でも『結果』を出している。今のところ、高野連はクラブチームを設けることについては「中学校教育」なので、意見は出していないが、越境入学問題のように統一見解が議論されるのは時間の問題だろう。 球児に門戸を広げた一部の公立高校、一貫教育を取り入れた私立高校など、少子化対策にいち早く乗り出した学校が『新しい強豪校』へと変貌しつつある。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2010年07月22日 17時00分
阿吽王座防衛も、試合後に飛ぶ富豪2夢路の鉄拳…これは何を物語る? 7・18 地下プロレス『EXIT-41 CORE:N』(2)
地下プロレス・オフィシャルダンスチーム「Ishtaria」(イシュタリア)が、灼熱地獄のCORE STADIUMにほんのひと時の爽やかな風を送り届けた(しかし、血がべっとり付着したマットで踊らなければならない彼女たちが、少々気の毒だったが…)後のメインイベントは、地下阿吽選手権試合。日龍&三州ツバ吉の王者組を、ナイトキング・ジュリー&マッド光一の久々結成“顔面凶器コンビ”が迎え撃つ。謎の交通事故により長期欠場を強いられていたマッドにとって、この試合が地下復帰戦。復帰前よりもだいぶスリムになったマッドのコンディションがいささか心配ではあるが…。 試合は、“地下版・名勝負数え歌”を幾度も繰り広げた四者ならではのスイングした攻防が続く。特にマッドは身体が絞れたのが奏功したか、蹴りのコンビネーションが以前よりもシャープになった印象すら覚える。 結果は地下の“ミスター肩固め”日龍がマッドを伝家の宝刀で仕留め、めでたく阿吽王者防衛と相成ったが、波乱は試合後に起こった。 その波乱の主役は、三州ツバ吉。試合前からマッドにガンを飛ばすなど、終始過剰にエキサイトしていた三州だったが、実はこの日、彼はリング上にあえて「吽」の帯を持ち出していなかった。そして試合後、彼は復帰したばかりのマッド光一にこう叫んだのだ。 「病みあがりのオマエ相手に、ベルトを持ち出す必要なんてないんだよ!」 この三州の発言に、またしても富豪2夢路の“スイッチ”が入ってしまった。 まっすぐにリングに駆けのぼった夢路は、鬼瓦の形相で三州をコーナーに押し込み、何やら叫びながら、なんと拳で三州の顔面を一発、二発、三発と、“往復殴打”し始めたのだ! この日の第3試合で、地下デビュー戦のYASUを頭突きで血の海に沈めたばかりの夢路が、またしても観る者に恐怖を与える行動に出た。 夢路は、三州の言動が許せなかったのだ。いったんリングに上がったら、対戦相手を叩きのめすことだけに専心するのが地下の掟ではあるが、そこには必ず、格闘者として相手への敬意がなければいけない。相手を尊敬しながら潰し合うのが、地下の流儀なのだ。三州の言動は、あまりに配慮が欠けていた。 三州に往復パンチを浴びせた夢路は、彼にマッドと握手するよう促した。これからも何度も対戦するであろう両軍の“仁義ある戦い”に、今後も期待したい。 そして事件の当事者である三州は、全試合終了後、 「今から、けじめを付けに行ってきます…」 という言葉を残し、なんと、そのままその足で富士登山に向かうという奇行に!! この男の頭の中だけは、まったくもって計れない…。 全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-40 CORE:M』2010年7月18日(日)開始:18:00会場:東京・新宿歌舞伎町二丁目『CORE STADIUM』<第1試合 WUW(World Underground Wrestling)選手権 時間無制限一本勝負>○[王者]紅闘志也(8分06秒 TKO)●竹嶋健史 ※飛びヒザ蹴り→JOM殺し※王者・紅が防衛に成功。<第2試合 時間無制限一本勝負>○高岩竜一(3分38秒 腕ひしぎ逆十字固め)●入道<第3試合 時間無制限一本勝負>○富豪2夢路(6分20秒 TKO)●YASU ※頭突き<第4試合 時間無制限一本勝負>○高岩竜一(4分41秒 逆片エビ固め)●JOM<第5試合 時間無制限一本勝負>○小笠原和彦(7分38秒 KO)●矢野啓太 ※後ろ廻し蹴り<第6試合 地下日本阿吽選手権 時間無制限一本勝負>○日龍、三州ツバ吉(15分16秒 変型肩固め)ナイトキング・ジュリー、●マッド光一※第2代王者組が2度目の防衛に成功。※直接勝負を決めた選手に阿の帯が、そのパートナーに吽の帯が授与される。よって、勝負を決めた日龍に阿の帯が、そのパートナーの三州に吽の帯が授与される。地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/日本上陸2周年…CORE STADIUMは文字通り“史上空前の暑い夜”に! 7・18 地下プロレス『EXIT-41 CORE:N』(1)http://npn.co.jp/article/detail/96932252/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年07月22日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第27回 熱中症対策」
今回は、熱中症対策です。 気温や湿度が高まる夏場は、熱中症のキケンが増すシーズンです。安全かつ快適にカラダを動かすためにも、熱中症対策にはしっかりと取り組んでいかなければいけません。 熱中症とは、暑い環境の中でカラダの体温調節機能がうまく働かなくなることで、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こしたりする症状です。その体温調節において重要な働きを果たすのが体内から流れ出る汗です。皮膚の表面に浮き出た汗が蒸発するときに熱を奪うことで、過剰な体温上昇を防いでくれるのです。したがって、熱中症対策の第一のポイントは、水分をこまめに補給すること。運動中は15分に1回のペースでコップ1杯の水分を摂ることを心がけましょう。 しかし、がぶ飲みには注意が必要です。がぶ飲みはランニング中の腹痛の原因にもなります。一気に飲まず、口に含んでから少しずつ喉を通していくようにします。また、水分の補給は“飲み貯め”がききません。運動する前にたくさん飲んだから大丈夫、とはいかないものです。 過剰な水分摂取は体内のミネラル濃度を下げ、かえって体調不良を招くことになるので注意しましょう。 汗をなめてみるとしょっぱい味がしますが、これは水分とともに塩分をはじめとするミネラル分が含まれているためです。ミネラルは、カラダのさまざまな機能を調整する役割を果たす栄養素で、水分同様に不足すると熱中症のリスクを高めてしまいます。そのため、運動をする際には、水分と合わせてミネラル分を手軽に補給できるスポーツドリンクやサプリメントなどを摂ることが大切なのです。また、普段の食生活においても、料理の塩気を少し強くするなどの工夫が必要です。 水分もミネラル分も、摂取後ただちに体内の隅々に吸収されるわけではありません。「喉が渇いたから補給する」では摂取のタイミングとしては遅すぎるのです。運動を始める30〜40分前から、運動中、運動後まで、水分とミネラル分の補給は大切なトレーニングメニューの一つと捉えましょう。 熱中症を防ぐ有効なアイテムが、ランニングキャップです。熱を吸収しにくい明るめの色で、メッシュ素材など通気性に優れたものがベスト。また、体温調節を促す機能は後頭部にあるため、太陽を背にして走るときにはキャップのツバを後ろに向けたり、直射日光をなるべく浴びない工夫が必要です。休憩時には後頭部を冷やすことも忘れずに。 ウェアに関しては涼しい格好が基本ですが、陽射しが強い日は紫外線の悪影響を受けやすいので、あまり肌を露出させないことも大切です。また、疲労や睡眠不足、ストレスなどで体調がすぐれないときも、熱中症のリスクは上がります。こうした状況では、あえて屋外で運動をしないことも重要です。涼しい場所での軽めの運動にとどめ、コンディションのキープに努めましょう。 写真は、視覚障害者の方をサポートする都内のクラブのエイド風景です。全員でお金を出し合い毎回立派なエイドが完成するそうです。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第28回は、『秋の戦いが始まった!』
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スポーツ 2010年07月22日 14時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(21) 天才高田さん
プロ入り同期生の高田さん(繁氏)が、シーズン途中に不成績の責任を取って、ヤクルトの監督を辞任してしまった。が、高田さんは悪くない。ホリさん(恒夫氏)が巨人監督を2年で辞めた時と同じだ。ロクでもない外国人選手しか取れない球団に責任がある。打てないデントナ、ガイエルの両外国人選手がチーム低迷の元凶なのはハッキリしているじゃないか。 ヤクルト球団には腹が立つし、言いたいことはまだあるが、今回のテーマは偉大なV9戦士・高田繁だから、話を変えよう。第3回ドラフト(1967年)の1位が浪商→明大という超エリートコースを歩んできた高田さん。新潟の無名な糸魚川商工を出たオレは10位だ。 入団していきなり新人王、日本シリーズ最高殊勲選手になった高田さんに対し、オレは4年目で新人王。「セキ、お前のは新人王じゃない。インチキ新人賞だ」。高田さんにはいつもこう言われている。当時のドラフト1位は契約金1000万円、年俸180万円。オレは10位だからその10分の1。入団発表も高田さんは1人だけ都内高級ホテルの金屏風の前で、正力亨オーナー立ち会いの元。オレたちは別に十把一絡げ。まあ、プロ野球選手としての貢献度、人気もオレは高田さんの10分の1だったけどね。 監督の川上さんと参謀の牧野さんが、何とか欠点を見つけ出し、二軍に落とそうとしたのだから、高田さんのすごさがわかるだろう。外野のノックを受けても、ノックバットの角度で打球がどこに来るかわかってしまうから、先回りして楽々捕球する。ノッカーは怒る。 「このままだとプロ野球をなめてしまうから、一度二軍生活を味わわせたい」と、川上さんと牧野さんが目を皿のようにしてあら探し。ようやく左翼への飛球を落としたプレーを理由に、念願の二軍落ちさせた。初めて二軍落ちしてきた高田さんに対し、オレも「オイ、ルーキー」と冷やかしていたのに、3日もしないうちに一軍へ上がってしまった。 国松さん(彰氏)だかが、ケガをして外野手が足りなくなり、すぐに高田さんが一軍に呼び戻されたんだよ。天才の上に強運ときた。「ミスターと高田だけは天才だ。川上さんもオレも、何も手を付けていない」と、牧野さんが認めたんだから、正真正銘の天才だね。 レフトへ打球が飛べば、相手打者は二塁打をあきらめる。打球が左翼フェンスに達する前に、高田さんが快足をとばして追いつき、矢のような送球をしてくるからだ。でも、才能だけではないよ。V9時代が終わり、長嶋監督になり、三塁手に転向した時は、多摩川で正月休みもなく、連日、ノックを受けるなど猛練習をした。それで、三塁手としてもゴールドグラブ賞を獲得したからね。 見た目で判断するファンは、高田さんをジェントルマンだと思っているだろうが、とんでもない。あれだけ口の悪い人はいない。幼なじみで結婚した奥さんが「二重人格」と言うのだから、間違いないよ。チームが優勝した時も宿舎で「オイ、タカ、言えよ」と他の選手がけしかける。すると、高田さんは正力亨オーナーに対し、「オーナー、餅代の金一封は出ないんですか」と堂々と直談判するんだよ。人間力をモットーにした御大、明大の島岡さん(吉郎氏)に鍛えられ、しかも一発も殴られなかった伝説の男・高田繁は、V9巨人でも怖い者なしだった。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年07月21日 18時30分
日本上陸2周年…CORE STADIUMは文字通り“史上空前の暑い夜”に! 7・18 地下プロレス『EXIT-41 CORE:N』(1)
7月18日、地下プロレスの“聖地”CORE STADIUMにおいて、『EXIT-41 CORE:N』が挙行された。 前日に梅雨明けが発表された東京は、この日から、近年でも類を見ない勢いの記録的な猛暑に突入。しかしこの暑さの中、地下プロレスが開催される“地下戦士養成基地”CORE STADIUMは、過酷な環境で格闘者を鍛えあげるため、当然のごとく冷暖房などという生易しいモノは備えられていない。この猛暑の中、CORE STADIUMで行われる地下プロレスはどんなことになるか…。その答えは、我々の想像をはるかに上回る壮絶さであった。 CORE STADIUMのドアを抜け、コンクリートの階段を下ると、そこは格闘者たちの血が染みこんだ地下の戦場。…なのだが、この猛暑の中、あろうことかシャッターが完全に締められている! 室内の体感温度は、40度を軽く超えているのではなかろうか。 このサウナ化したCORE STADIUMのリング上で、いつものように地下戦士たちが黙々とアップを続けるが、彼らの全身から滴り落ちる汗で、黒いマットが試合前からすでにじっとりと濡れている。そして、それを見守る観客たちも額から滝の汗を流す異常事態…。地下世界は、闘う者も観る者も、ある意味命懸けの運命共同体なのだ。 かように異常続きだった、この暑い夜。イレギュラーだったのは、CORE STADIUM室内の暑さだけではなかった。 選手たちの無言のアップが続く中、リング中央に静かに座っていた“予測不能ラッパー”PRIMALが、独りぶつぶつとつぶやき始めたのだ。いつしかそのつぶやきはラップに変質し、気づけばリング上は、PRIMALのヒップホップ・ステージに…。そしてその周りで、地下戦士たちは思い思いの動きで、無言のままアップを続ける…。 灼熱の中、シャドーボクシングとラップが交錯する予測不能空間。 PRIMALは一言、「誰か教えてくれよ」の言葉を残し、リングを降りていった。【第1試合 WUW(World Underground Wrestling)選手権 時間無制限一本勝負】[王者]紅闘志也 vs[挑戦者]竹嶋健史 暑すぎる一夜の暑すぎる闘いの口火を切ったのは、地下世界王者の紅闘志也。木彫りの兜のベルトを懸けて対戦する相手が、なんとこの日が地下デビューの新鋭・竹嶋。 竹嶋は、怖すぎる地下王者・紅に臆することなく、アマレスベースの得意の低空タックルで幾度も攻め立てるが、紅は余裕綽々にヒジとヒザで迎撃。最後は往年の梶原劇画ばりの飛びヒザ蹴り(!)からの必殺“JOM殺し”(パンチのマシンガンラッシュ)で試合を片づけ、その後すぐ嵐のように夜の街へ消えていった“人間狂気”なのであった…。○紅(8分06秒 TKO)●竹嶋 ※飛びヒザ蹴り→JOM殺し【第2試合 時間無制限一本勝負】高岩竜一 vs 入道 5・16『EXIT-39 CORE:L』でも実現したこの対戦。前回は、高岩になんと手枷が嵌められたままの闘いを強いるというハンディキャップマッチであったが、“超竜”高岩はその手枷を引きちぎっての(!)豪腕ラリアットで圧勝。高岩にハンデを付けられながらも前回完敗した入道は、最近磨きをかけている得意のセントーンやカニ挟みで高岩に食い下がるが、やはり今回も超竜の横綱相撲だった。○高岩(3分38秒 腕ひしぎ逆十字固め)●入道【第3試合 時間無制限一本勝負】富豪2夢路 vs YASU 第1試合の竹嶋に続き第3試合でも、地下デビュー戦のYASUが登場。しかもいきなりの夢路戦だ。それにしても地下のリングは何ゆえにここまで、初陣を飾る者たちにこの上ない試練を与え続けるのか…。 そして試合は、地下の“怖さ”がこの上なくエグく現出する凄惨な内容となった。キックが得意のYASUのハイが夢路の顔面をかすめた瞬間、地下の牢名主の表情が一変したのだ。 その後は、夢路が殴り、蹴り飛ばし、そして頭突きをぶち込みYASUを大流血させる地獄絵図。YASUが立ち上がるたびに、夢路は血と汗でぐしゃぐしゃになった彼の頭部に世界一の頭突きを叩き込む。 そして場内は、夢路の完全KOに戦慄。その直後にあるドラマが起こったのだが…、それは別記事にてお送りすることにしよう。○夢路(6分20秒 TKO)●YASU ※頭突き【第4試合 時間無制限一本勝負】高岩竜一 vs JOM 古典継承緊縛師・春兜京(はると・きょう)による、禁忌的ムード満点の緊縛パフォーマンスの後に行われた第4試合。超竜高岩はこの日2試合目。またしてもCORE STADIUMで高岩に、試練が課される形となった。対するは久々の地下登場となるJOM。JOMも必死に蹴りの連打を繰り出すが、高岩がまたしてもパワーで圧殺。特にJOMをコーナーに押しつけての顔面踏みつけはエグいの一語だった…。 現在はデスマッチを主戦場にするJOMだが、高岩の容赦ない“かわいがり”の数々もまた、彼にとっては過酷な“デスマッチ”そのものだったに違いない…。○高岩(4分41秒 逆片エビ固め)【第5試合 時間無制限一本勝負】小笠原和彦 vs 矢野啓太 両者の名がコールされた途端、客席から一際大きな歓声が挙がった好カード。うだる猛暑の中、過剰な50歳、“先生”こと小笠原和彦が信じがたいほどの猛攻を見せ、観る者すべてを戦慄させる。得意のグラウンドに勝機を見いだしたい矢野は、飛びつき腕十字にローリングクレイドル、小笠原の道衣の襟を掴んでの片羽締めと、あと一歩まで攻め立てるが、“小笠原の秘技・後ろ廻し蹴りが炸裂! 成長著しい若き名勝負製造器に、“センセイ・オガサワラ”が“足技の魔術師”のプライドを見せつけた。○小笠原(7分38秒 KO)●矢野 ※後ろ廻し蹴り地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年07月21日 18時00分
読売の日米野球復活案を選手会が拒否
23日、福岡ヤフードームでのオールスター前に福岡市内のホテルで行われる労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)総会で、読売新聞社が提案していた今秋の日米野球開催に対し、拒否回答が決議される。 日米野球は、読売新聞社と毎日新聞社が交互に主催、2年ごとに開催されてきたが、06年を最後に行われていない。「日米野球は親善野球で、日米の交流という本来の目的は達成した。現在はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など真剣勝負の国際試合が行われるようになっているのだから、花相撲的な日米野球は意味がない。過去の功績は認めるが…」。 労組・選手会のこういう主張から、06年の読売主催の日米野球を最後の開催に廃止扱いになっている。 が、「従来の親善野球の日米野球ではなく、4年に1度のWBCの前哨戦的な意味合いの真剣勝負にしたい。日本代表が大リーグ代表の胸を借りる試合にする」という、読売新聞社のリニューアル案が出され、12球団代表がメンバーのプロ野球実行委員会、国際関係委員会などで検討されてきた。12球団側では開催に前向きな意見も多くあったものの、「最終的には選手会が了承しないことには実現できない」と、最後は選手会の対応次第ということになっていた。 「一度廃止した日米野球を復活させるには、それなりのきちんとした理由が必要になる。それでなくとも、クライマックスシリーズ(CS)というポストシーズンゲームが増えたり、さらにアジアシリーズ(現在は中断中で日韓クラブチャンピオンシップが代案で行われている)などの試合もあり、オフのスケジュールも過密になっている」。こういう不満を抱いている選手会は、日米野球の復活には当初から消極的な姿勢だったが、23日の総会で正式に拒否回答ということになる。 読売主催の日米野球復活案が却下されるのは、巨人の球界内部での地盤沈下を象徴する出来事だ。巨人が球界の盟主を自他共に認めていた時代は、読売、巨人軍の提案が一蹴されることなどあり得なかった。渡辺恒雄球団会長がオーナー時代も、オーナー会議の主導権を握っており、「ナベツネさんの鶴の一声ですべて決まった」というナベツネ神話まであった。が、時代は変わった。 今年のオーナー会議の議長は巨人・滝鼻卓雄オーナー、選手会との団交の12球団側窓口の選手関係委員会委員長も巨人・清武英利代表だ。それなのに、読売新聞社主催の日米野球復活案を実現できないのだから、読売巨人軍の威信低下は誰の目にも明らかだろう。 奇しくも球界内部でのYGブランドの権威失墜が始まったのは、対選手会との闘いだった。04年のシーズン中の史上初の選手会ストライキを成功させてしまったのは、「たかが選手の分際で」というワンマンオーナーの渡辺発言だった。この一言に世論が猛反発して、選手会のストライキ支持に回ったのだ。 あれから6年。またまた選手会相手に手痛い敗戦を喫することになる。「選手会は完全に抑えている」と、巨人・清武代表は周囲にうそぶいてきたらしいが、有言不実行と言われても反論の余地はないだろう。
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スポーツ 2010年07月21日 15時00分
イチロー市場価値16位の正否
米誌『スポーツビジネス・デーリー』の大リーグ市場価値調査で、マリナーズ・イチローが16位にランクされている。広告代理店、メディア関係者らを対象に市場価値が高いと思われる選手を1位から5位まで5人をリストアップする方式で行われたが、イチローの16位をファンはどう評価するのか。 1位がヤンキースの主将、デレク・ジーター。1位票を80%も集めて圧倒的な支持を得ている。2位はカージナルスのアルバート・プホルス、3位にはイチローも一目置く、ツインズのジョー・マウアー捕手。4位は昨年のドラフト全体の1位で注目され、期待通りのデビューを飾っているナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手となっている。イチローは2位票が1票のみで16位だ。 この結果をどう見るべきなのか。日本人メジャーリーガー全滅状態の今季、孤軍奮闘しているのに、評価が低すぎると見るべきか。それとも適正なのか。イチローのメジャーでの成績を改めて見直して見ると─。 メジャーデビューした01年、打率3割5分で首位打者。56盗塁で盗塁王。新人の首位打者は64年のトニー・オリバ(ツインズ)以来2人目。同じ年に首位打者と盗塁王は49年のジャッキー・ロビンソン以来。ゴールドグラブ賞、新人王、ア・リーグMVPにも輝いている。 以後も数々の記録を作っている。04年、シーズン262安打。64年ぶりにメジャー年間最多安打記録を更新して2度目の首位打者獲得。07年にオールスターで史上初のランニングホーマーを記録、オールスターMVPを手にしている。昨年はメジャー通算2000本安打と、メジャー新記録の9年連続200本安打を達成した。今季も10年連続でオールスターに選出されている。 こうした数々の偉業を見てみると、日本人のファン心理からすると、「なぜ16位なのか?」という素朴な疑問が浮かんでくる。が、メジャーに精通している球界関係者によると、イチローには二つの大きなマイナス点があるという。一つ目が「イチローは内野安打で打率を稼いでいるバッターだから、インパクトが弱い。メジャーリーグのファンはやはりホームランを打てる打者でないと評価しない。だから、日本で大騒ぎしているほど、イチロー人気はない」。 もう一つは、イチローの孤高的なスタンスが嫌われているという。「監督でもないのに、チームに対して批判的なことを口にするのでナインから『何様のつもりだ』と反発されている。それで過去に何度かトレード情報が流れてもいる」と、前出の球界関係者が語る。 日本人メジャーリーガーを取材する日本人記者はさらにこう付け加える。「ハッキリ言ってメジャーリーグには日本人に対する人種差別がある。イチローの活躍を素直に認めたくない感情があるのだろう」と。 聞いてみると、なるほどこれでは「市場価値16位」でも仕方ないかと思わせられる裏事情があるものだ。それでも、メジャー関係者によれば、「イチローの大リーグ殿堂入りは間違いなし」というから、それで良しとするか。
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スポーツ 2010年07月21日 12時00分
主力離脱でも首位 西武投手陣のコワイ意識改革
埼玉西武ライオンズの投手陣がおかしい…。大黒柱の涌井秀章(24)のリリーフ待機が示唆されたのは、7月上旬。これは球宴休みを見越しての臨時措置であり、47歳の工藤公康を一軍昇格させたのもリリーフ陣を休ませるためである。石井一久(36)、岸孝之(25)が戦線を離れるなど厳しい状況が続いているが、対戦チームは「西武の投手はコワイ」と、警戒を強めていた。 「このまま日本ハムが優勝戦線に絡んでこなければ、『西武投手陣にやられた』と言っていいだろうね…」 ライバル球団のスコアラーがそう言う。 投手の頭数が揃わない西武投手陣が恐れられている理由は1つ。執拗な内角攻めである。 去る7月19日の対ソフトバンク戦、西武が与死球数でリーグトップに躍り出た(42個)。本多雄一(25)と川宗則(29)の2人がぶつけられたのだが、両選手ともその日の試合のキーマンとなっている。 「本多は2犠打、川は3打数3安打。試合はソフトバンクが勝利しましたが、翌日以降、両選手に心配が残る結末となってしまいました」(前出・同) 投手別の与死球数を見てみても、上位は西武投手が“占拠”している。1位は帆足和幸(31)の9個。2位の涌井は8個。昨季、帆足は25試合(163回)を投げ、与死球5。涌井も27試合(211回3分の2)に登板し、9個の死球を与えている。データ上では、「その割合が増えた」と言わざるを得ない。 また、帆足は与死球の増加とともに“変貌”も遂げている。今季、「日ハムキラー」とも称されるようになったのだ。対日本ハム戦では、ここまで無傷の3連勝。24回3分の2を投げたが、日ハム打線からまだ1点も取られていない。昨季は0勝、一昨年は1勝4敗だったから、日ハムが前半戦で苦しんだ要因の1つとして、帆足の変貌を挙げてもいいだろう。 「帆足の内角攻め? 昨年の秋季キャンプから右打者の内角球の攻め方を課題に挙げていました。帆足はもともと内角球の使い方が巧い投手だったんですが、内角を攻めた後の外角球にやや弱点がありました。好調なのは、外角の変化を使うため、内角球の攻め方、ホームベースを通過する角度を研究した成果でしょう」(プロ野球解説者の1人) 外角の変化球を生かすため、内角球の攻め方を変えたということらしい。西武投手陣は「ぶつけても構わない」なんて発想は絶対に持っていないが、こんな警戒心も抱かれている。 「14日の日ハム戦では、前日に逆転打を放った陽岱鋼がぶつけられたんです」(前出・スコアラー) また、1日には高橋信二が頭部にぶつけられ、病院送りにされた。打撃好調の選手が「より厳しい内角攻め」に遭うのは、プロである以上、仕方ないことだろう。しかし、厳しい内角攻めの連続で「西武戦はコワイ」とこぼす選手も出始めたという。 西武は主砲・中村剛也(26)を欠き、助っ人のブラウンのバットも下降気味である。打線に一発の脅威が薄れた分、投手陣の頑張りが勝敗に直結してくるだけに『厳しい内角攻め』は続けられるだろう。 「工藤は中継ぎ要員として一軍昇格されました。昨年からシュートを投げ始め、今年はその精度を増しています。右バッターに対し、外角に逃げるシュートを生かすため、膝元に直球を投げ込んでくるでしょうね」(前出・同) 球宴明けの西武戦がキナ臭い様相にならなければいいのだが…。
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