スポーツ
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スポーツ 2010年07月29日 15時30分
投壊でリーグ4連覇危機を迎える巨人の内幕
開幕前から予想された投壊で、リーグ4連覇に危険信号が点滅。3位転落の危機にすら見舞われている巨人。投壊の原因はハッキリしている。昨年まで投手陣を切り盛りしていた尾花高夫投手コーチに横浜へ逃げられたことだ。 斎藤雅樹投手コーチでは、原辰徳監督を抑えきれなかった。荷が重かったということだろう。今季はやたらと原監督がマウンドへ向かう姿が目立つ。 「あれでは斎藤の立場がないだろう。しかも、ここ一番で監督が気合いを入れにいくから効果があるのに、乱発してはピッチャーの方も刺激を受けないだろう」チーム内からもこういう声が上がっている。 尾花投手コーチが横浜監督に就任が決まった時点で、原監督が独自色を打ち出し、「尾花がいなくなっても、全然困らない」という強気なポーズを取ることは目に見えていた。「オレにあいさつもなく、横浜へ行った」と、原監督は横浜・尾花監督誕生に怒り狂っていたからだ。 勇み足の最たる物が、中継ぎのエースだった山口を「先発の柱にしたい」と配転したことだ。短いイニングを全力投球するのが持ち味の投手を先発に転向させ、本人を戸惑わせ、ようやく慣れてきたと思ったら、リリーフ陣崩壊の埋め合わせに山口を再転向させる節操のなさ。投手陣全体に大きな悪影響を与えたのだ。 しかも、昨年救世主になった外国人投手コンビ、15勝のゴンザレス、6勝のオビスポは出来過ぎで、今季、その反動が来ることは容易に想像できた。ハングリー精神がなくなり、しかもノーマークだった相手は徹底研究してくるからだ。それなのに、原監督は何も手を打っていなかったのだから、今の惨状は当たり前だ。 「ゴンザレスは見るからに体がボテボテしていた。あれでは体の切れがなくなり、持ち味のボールの切れ、コントロールがなくなってしまうのは当然だ。監督やコーチは誰も何も言わなかったのか」 ネット裏の評論家から厳しい指摘をされても反論の余地はないだろう。 昨年まで「育成の名人」小谷正勝二軍投手コーチと、投手起用に定評のある尾花一軍投手コーチのコンビが絶妙だっただけに、それが崩壊したマイナスは計り知れなかった。 「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を見ても一目瞭然だろう。原は世界一の監督になったとその気になっているが、一番難しい投手起用は、山田久志がすべて仕切った。だから勝てたんだ。今季の巨人も尾花がいなくなり、投手陣が崩壊した。原には口出しできないような大物投手コーチが欠かせないんだ」 巨人OBの一人はこう言い切る。 なにしろ故障上がりのグライシンガー頼みの現実を目の当たりにすれば、確かに投手陣を仕切れる大物投手コーチは原内閣に必要不可欠かもしれない。今季、リーグ4連覇に失敗したら、WBC日本代表投手コーチだった山田久志氏の招請は現実のものになるかもしれない。
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スポーツ 2010年07月29日 13時30分
2010年 夏の甲子園特集(4)〜練習試合における意義〜
昨年度、躍進を遂げた中部圏の私立高校監督は「高校野球は体力勝負!」と言う。確かに炎天下の下で戦う体力は必要だ。しかし、それだけではない。高校野球とは、勝てば勝つほど『連戦連投』から逃げられなくなるものなのである。 この中部圏の私立高校は甲子園出場を果たして以来、全国各地から練習試合のオファーが来るようになった。俗に言う、『招待試合』である。伝統・有名校が土・日曜日の試合相手として、遠方他県の強豪校を招くのである。一般論として、招いた側がその移動滞在費を出す。招かれる側にすれば、強豪校に招待されることによって、「その仲間入りを果たしたんだ。強さは認められた」と“実感”するのだという。 だが、その『招待試合』には部員全員を連れて行くことはできない。予算面での事情もあるが、ベンチ入りできるかどうかのギリギリにいる部員は、帯同できたとしても、試合に出ることはほとんどない。 「招待されたのだから、エースを投げさせなければ失礼になる」「4番は外せない」−−。 つまり、本番と同じメンバーで試合に臨まなければ、失礼になる。また、2校同時に招かれ、3校で巴戦が行われるケースもある。帰りの飛行機の時間もあるので、「1日で3試合」が強行される。従って、エースピッチャーは、1日2試合に先発登板しなければならないのである。 「練習試合と言ったって、相手は甲子園常連校ですよ。レベルの高い、本番さながらの試合を経験させていただけるので、非常に勉強になります」 先の私立高校監督はそう言うが、他校のベテラン監督は「選手層の薄い年はキツイ」とホンネも語ってくれた。 「2番手、3番手の投手もテストしておきたいのですが…。近隣の無名校との練習試合に控え投手を出せば、彼らのレベルアップにならないし、エースや主力温存なんてメンバー表を渡したら、それこそ近隣高校に失礼ですよね」 一体、何のための練習試合なのか? 40代の監督によれば、練習試合の日程は忘年会か新年会で組むと言う。高校の監督たちは同じ大学、あるいは同じ大学リーグの出身者同士で集まる。都道府県ごとに、高校監督になった者同士のOB会を作られるのである。その酒席には、在学時代に接点のなかった年長の大先輩もいれば、監督ではなく、野球部長、コーチの者もいる。指導に関する相談、情報交換をし、お互いにエールを送る意味もあって、全員で練習試合を組むのである。 「練習試合は指導者にとっても、大事な情報交換の場なんです。采配や指導で行き詰まったときに相談したり…」(40代の監督) 招待試合の『負の部分』について、プロ野球スカウトマンの1人がこう指摘する。 「小気味よい直球派の投手が、打たせて取る技巧派に変わるのはそういう背景もあるからでしょう。連投すれば、投球数を少なくする技術も覚えなければなりません。プラスとマイナスの両方があるんです」 招待試合の是非はともかく、公式戦ではこんな光景も目に付くようになった。攻守交代の際、バッテリーが首を傾げ、自分の打順が回ってくる前に選手同士が話し合いをしているのである。相手校も同様だ。公式記録上(甲子園)では両校は初顔合わせとなっていたが、実は招待試合で何度も対戦しており、彼らなりに攻略法、データ等がインプットされていて、相違点等を話し合っていたのである。 また、関東圏の私立高校によれば、『招待試合』に限らず、練習試合の移動距離は相当なものになると言う。遠征で、東北圏や沖縄に行ったこともあるそうだ。同校球児の1人は「修学旅行よりも遠くに行けて、嬉しい」とも語っていたが、その規模は『高校野球=部活動』の域を完全に越えている。 筆者が取材した限りでは、どの学校も100試合強の練習試合を消化している。地方遠征を行う学校は決して多くないが、「高校野球は体力勝負」と言われる理由も分かるような気がする。 「一部強豪校は『試合慣れ』してしまい、1打席を大切にしないんです。第1、第2打席で打ち損じても『次がある』みたいな…。無名校が強豪校を食うのはそういう試合慣れによる油断ですよ」(前出・スカウトマン) 7月26日、神奈川県大会準々決勝。東海大相模の一二三慎太(3年生)は試合後、決勝戦までの体力温存で、「打たせて取る投球」に専念したとコメントしていた。得点圏に走者を背負ってから全力投球する強かさは、もはや高校生ではない。トーナメントを勝ち抜くスタミナ配分が勝敗を分けている。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2010年07月29日 13時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第30回 人気の動き作り」
今回は、Air Run TOKYOで人気の動き作りについてです。 Air Run TOKYOでは、体操の後に必ず動き作りを行います。なぜ、この「動き作り」を取り入れているか? 理由は、2つあります。 1つは、動的ストレッチの効果。 2つ目は、カラダの修正。 動的ストレッチとは、止まったままのストレッチとは違い動きの中で、筋肉をほぐしていきます。わかりやすくいうと、通常みなさんが思い描くストレッチは止まったままだと思います。これは静的ストレッチです。動的ストレッチの代表は、日本人であれば誰もが知るラジオ体操です。ラジオ体操は動きの中でカラダをほぐします。2つのストレッチ方法について簡単に説明しておきます。 静的ストレッチは、元々アメリカから入ってきたストレッチング。グーっと伸ばして痛くなる直前または少し苦しくなるところで止めます。 動的ストレッチは、パートナーやロープなどの補助を使い適度の力でリズミカルに押したり引いたりする方法が1つ。もう1つは、動的が示すように伸ばす筋肉を動かすこと。サッカー部がよく行うブラジル体操も動的ストレッチです。 ランナーの場合は、肩甲骨を緩めておくことが必要ですので、肩甲骨をほぐす動きも行います。 2つめのカラダの修正ですが、ランニングばかりしているとクセがつきます。そのクセがケガの原因になったり、走りのリズムを悪くするなど私自身の体験で痛感しています。※第29回に体験談があります。 自分では、真っ直ぐ足を上げているつもりでも、実は真っ直ぐ上がっていない。動き作りの中で、よくこんな場面を見ます。動き作りをしなくても、すぐにはケガをしないかも知れませんが、週1度くらいカラダのメンテナンスだと思ってやると良いと思います。 私がこのチームを立ち上げる前に、西田ヘッドコーチが行っていたランニング教室を見学しました。その時に、動き作りを見て新しいチームで必ず取り入れようと決めたのです。 取り入れる際の注意点があります。 (1)儀式ではなく、動きの意味を理解し行う。 (2)1つ1つの動きを丁寧に効果的に行う。 (1)(2)は関係が深いのですが、何となくやっても意味がありませんし、動きの意味を理解すると効果的です。また、回数ではなく、丁寧に行わないと効果が出ません。 是非、この動き作りを体験しにご参加してみて下さい。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第31回は、『暑い夏に負けない方法』
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スポーツ 2010年07月29日 11時00分
早大・斎藤佑樹のお邪魔虫にブーイング
30日から始まる世界大学選手権に出場する日本代表が、26日、東京ドームでNPB若手選抜と壮行試合をしたが、2万3000人以上入った観衆は肩すかしだった。集客の最大の目玉、早大・斎藤佑樹が登板しなかったからだ。 斎藤の出番は、試合後の壮行会セレモニーだけ。早実の甲子園出場決定にひっかけ、「後輩に負けないように我々も頑張って優勝します」とマイクパフォーマンス。そのために翌日のスポーツ紙の扱いも一部例外を除いて小さなものだった。 「世界大学選手権の開幕戦に先発するからといって、中3日もあるじゃないか。ファンのために1イニングくらい投げられるだろう。どうせ斎藤本人の意向というより、早大の応武の差し金だろう。何様だと思っているんだ」 関係者の怒りの矛先は、独断専横の早大・応武監督に集中した。それも無理はない。日本代表・榎本監督(近大)は、1イニングくらい投げさせる気持ちはあったのだが、投手コーチの早大・応武監督が待ったをかけたという裏事情があるからだ。 「だいたい捕手出身で、投手のことがわからない応武がなんで日本代表投手コーチなんだ。おかしいだろう。斎藤を勝手に使わせないように目を光らせているつもりなんだろうが、冗談ではない。斎藤本人も内心、困惑しているだろう」 早大OBのプロ野球関係者がこう吐き捨てている。 常日頃から斎藤の庇護者を任じて、目に余るグラウンドパパぶりを発揮している応武監督には、球界関係者の大半があきれ返っている。今年のドラフト1位指名重複間違いなし。ロッテ、ヤクルトに続き、楽天が三木谷球団会長のトップ指令での斎藤1位指名情報が流れている。 「甲子園を沸かせたライバルの田中と斎藤のゴールデン・コンビが誕生すれば、楽天の注目度は飛躍的にアップする。来春のキャンプは12球団一の露出度になる。話題性、人気を重要視する三木谷会長ならむしろ当然の狙いかもしれない」 球界関係者はこう語り、楽天の動向に注目すると同時に、応武監督に関しても仰天警戒警報を発する。 「斎藤の交渉権を獲得した球団に斎藤専属担当として潜り込むつもりじゃないのか」と。斎藤とともに早大監督引退路線が敷かれているといわれる応武監督だけに、まんざらあり得ない話ではない。斎藤にもれなく応武監督が付いてくるのでは、クジを引き当てた球団はたまらないだろう。 その一方で、早大・応武監督の来季1年限定続投情報もあるというから、驚くばかりだ。 「早大の次期監督有力候補と言われる元ロッテの小宮山が、大学の監督をやる資格取得まであと1年必要なので、とりあえず暫定措置として、応武監督の来季1年限りの続投情報が浮上している」 六大学野球関係者がこう舞台裏を明かす。 早大OBから総バッシングされながらも馬耳東風。「斎藤命」で一攫千金を狙う応武監督の“二股作戦情報”は笑って聞き流せない。したたかさにかけては定評のある応武監督だけに、どんなことでもあり得るからだ。
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スポーツ 2010年07月28日 19時15分
2010年 夏の甲子園特集(3)〜ノーシード校の泣き、笑い〜
7月25日、成田高校が東海大望洋を破り、20年ぶり7度目の甲子園出場を決めた。両校とも『実力校』ではあるが、今夏の千葉県大会では『ノーシード』だった。東海大望洋はセンバツ代表校だが、県春季大会でまさかの1回戦負けを喫している。両校とも決勝戦に勝ち上がるまでの苦労は並大抵ではなかった。 「去年ほどの苦労はないと思う」 関係者が言う。昨夏、千葉県代表の座を勝ち取ったのは八千代東高校である。「逆転の八千代東」とも称された粘り強さは有名だが、同校は代表決定後にも“戦い”が待っていた。『寄付金集め』である。 同校はごく普通の県立高校である。当然、専用グラウンドはなく、右翼は60メートルほどで、低いネットの向こうにはサッカー部やラグビー部が練習をしていた。野球では全くの無名だった同校が『激戦区・千葉』を征した勝因は守備練習と、練習試合に意義を持たせたこと。その詳細は割愛するが、当時、筆者が取材した限りでは、「普通の公立高校でも練習の密度を濃くし、部員たちもその意義を理解すれば強豪校に勝てる」ということ。後輩球児たちを勇気づけるものだったが、同校は“甲子園大会を戦う軍資金”に苦戦した。 事務職員、PTA、後援会、野球部OB、野球部員の父母会等で『応援組織』が結成されたが、寄付金集めは学校が弾き出した目標額にはなかなか届かなかった。近郊にはマンモス団地街もあったが、駅周辺の商店街は賑わっていない。行政も“協力しきれない部分”があったという。しかし、特筆すべきは近隣住民、関係者が寄付金以外の応援を惜しまなかったことだ。 「あの学校の生徒は買い食いしたお菓子の包み紙や空き缶をポイ捨てしないし、だらしない格好をした生徒さんは1人もいないし…」 同校まで利用したタクシードライバーの証言だ。近隣の他校生徒が粗暴というわけではないが、駅周辺でも同様の声が聞かれた。従って、寄付金集めでは苦戦したが、緊急結成した応援組織はその夏の甲子園大会後も継続されている。 こうした組織力こそ、最大の武器ではないだろうか。 成田、東海大望洋は私立校であり、甲子園も経験している。それなりの予算を組んでいるので、八千代東のような苦労と心配はないだろう。ともに近隣住民との交流を大切にしており、成田の試合には大勢の関係者が応援に駆けつけるのは間違いない。 『組織』といえば、今夏はこんな光景も目立った。ネット裏観客席で“関係者”がビデオ撮影を行っていたのだ。次に対戦すると思われる学校カバンを持った野球部員もいて、スコアブックを付けていた。場内放送で「野球部員のネット裏での観戦はご遠慮ください」とアナウンスしていたところから察するに、高校野球界も偵察部隊を当たり前のように派遣するようになったのだろう。野球部員は場内アナウンスに従ったが、ビデオ撮影している大人は退席しなかった。「現在、試合をしている学校の父母」だったかもしれないが、強かな学校はテレビ放送されないローカル球場での試合情報を、応援組織のメンバーがビデオ撮影で情報収集を行っているという。 今夏代表校・成田に行き過ぎた偵察がなかったことは強調しておきたい。 高校野球は『組織』で泣き、そして笑う時代に突入したようである。
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スポーツ 2010年07月27日 15時00分
巨人vs阪神vs中日三つどもえ戦再開裏情報
27日からペナントレースが再開。セ・リーグはいきなり首位・巨人と3ゲーム差の3位・中日が激突。0.5差で巨人を追撃する阪神は最下位・横浜との3連戦。猛暑の中、熱い三つどもえ戦が始まるが、オールスターでは興味津々の阪神、中日の巨人包囲網作戦が展開されていた。 古巣・福岡ヤフードームでの第1戦、試合前のホームランダービーで優勝、気分を良くした阪神・城島だったが、スタメン起用は巨人・阿部で控えに回された。ファン投票で選ばれ、ホークス時代熱烈声援を受けた福岡のファンに対しての凱旋試合になるはずだったのに、試合前のアトラクションだけで終わってしまったのだ。 交流戦でパ・リーグに惨敗して赤っ恥。セ首位の巨人も交流戦はパ6球団の後塵を拝し、7位の体たらくで、「パ高セ低」という新しい言葉まで定着する始末。その雪辱をすることしか頭になく、空気を読めない巨人・原監督の采配に福岡のファンは落胆しただろうし、城島本人も「試合は補欠でしたけど…」と、言葉少なに語っている。 その代わり、とった行動は大胆だった。試合前の練習中、巨人・原監督の天敵、中日・落合監督と打撃ケージ後方で堂々と20分にも及ぶ熱い話し合いだ。「右打者であれだけの実績を残した選手はいない。いろいろバッティングの話を聞かせてもらいました」。城島は日本球界初の三冠王3度の落合監督に教えを乞うたという。さらに、ベンチでは中日・和田に密着。「落合さんに直接聞けなかったことを、和田さんから聞かせてもらった」と、落合教室の延長だと説明している。 が、タイトルは打点王1度だけとはいえ、同じ右打者で巨人の4番だった原監督としたら、額面通りの話だとしても、落合監督と城島の蜜月ぶりには冷静ではいられなかっただろう。しかも、勘ぐればきりがない。阪神の守りのキーマン・城島と中日・落合監督の密談となれば、巨人包囲網の密談なのではといった、疑心暗鬼の気持ちにもなっただろう。 新潟の第2戦では城島vs原監督の興味深いやりとりがあった。先発の巨人エース・東野と組んでスタメンマスクをかぶった城島が、「東野本人の意向もあって、ふだんと違い、直球を中心にリードした」ら4失点。「巨人ファンから『しっかりリードしろ』とヤジられましたよ」という。巨人ファンにしたら、城島がエース・東野をわざとミスリード、打たれるようにし向けたのではと、疑う気持ちもあるのだろう。 ベンチに戻った城島は原監督に「すいません」と謝ったら、「ウチの投手はそんなに弱くはない」と逆に切り替えされたというのだ。すっかり落合教信者になってしまった城島に対して、原監督が神経をとがらせ、弱みをみせまいとした一幕とも言える。 さらには、落合監督と阪神・真弓監督は、昭和28年生まれの『28年会』のメンバーでもある。「監督をあきらめて出馬した」と宣言して、参院選に出馬、落選した中畑清氏も『28年会』だ。中日・落合監督と阪神・真弓監督が巨人包囲網を敷き、原監督を叩けば、中畑氏がポスト原に急浮上という図式もないわけではない。再開の巨人vs阪神vs中日の三つどもえ戦はいっそう面白みを増している。
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スポーツ 2010年07月27日 12時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第29回 履くだけで足が鍛えられるシューズ!」
今回は、私の実際に体験した話です。題名にもありますが、「履くだけで足が鍛えられるシューズ!」です。 私は日清食品で実業団選手として走っていた頃、足の裏を痛め歩くことが出来ない時期がありました。原因はいくつかあるのですが、走りのクセによる、ねじれが私の場合は大きな原因でした。足の故障などの時、痛みを我慢して走り続けた為、良くない動きがクセになり負担をかけていたのです。いきなりスポーツを始めたのではなく、小学生の頃から毎日スポーツしてきたのですから通常の動きでは痛みが出るはずもありません。 しかし、フォームが崩れているのにも関わらず走り込みをしてしまいました。少し痛む程度の痛みから、朝起きた時に足を地面に着くことも出来ないほど痛みが激しくなりました。病院に行くと、「手術をしなさい」と先生から言われました。私が手術はしたくないと伝えると、週1度注射を打ち様子を見ましょう! ということになりました。 4回打ちましたが痛みは変わらず、色々な事情から違う病院に行くことになり、そこでは(1)足の裏の筋肉を鍛える(2)走りのクセを直す。 (1)は、悪い動きで走っている間に足底の筋肉が弱ってしまっていたようです。そこで、走りのクセを直しながら足底筋を鍛えました。2か月後には、痛みなく走れるようになりました。この時は2001年でした。それから4年後、市民ランナーとして走っていた私に、再び痛みが出ました。 そこで、もう1度足底を鍛えようと思った時に試したのがナイキ製のフリーシリーズのシューズです。なぜ、履くだけで鍛えれられるか、シューズの底に切れ目を入れることにより、裸足感覚を実現し小さな筋肉を鍛えることが出来るようです。 ここからは、ナイキの説明です。 裸足でのトレーニングは、怪我のリスクの軽減や運動能力向上の為に、世界中のコーチやアスリートたちに取り入れられてきました。しかし1年中屋外で裸足トレーニングを行える環境にあるアスリートはそう多くありません。そのため、ナイキは、裸足トレーニング同様の環境を実現するシューズを作れば、同様の効果が期待できるのではという仮説から商品を開発し、2004年より発売を開始しました。 「ナイキ フリー」は、裸足同様の足の動きを実現することで、普段使用されていない筋肉を刺激。人が本来持っていながら眠らせている機能を目覚めさせ、足そのものを鍛える、というコンセプトのもとに生まれたシューズ。 「ナイキ フリー」のポイントは、ソールの縦横に深く刻まれた多数の溝=フレックスグルーブ。この溝とフィット感が高く軽量なアッパーが、裸足同様の自然な足の動きを促します。特に、着地から蹴り出しの時に、地面をしっかり捉え、屈曲する足指の動きが可能になることで、(足指からつながっている)足底〜アキレス腱の筋肉が刺激・使用されます。 ドイツスポーツ大学(ドイツ・ケルン)の生物力学・整形外科研究所によるリサーチで、「ナイキ フリー」を着用しトレーニングを行った場合、足の筋肉、柔軟性、バランス力の向上に効果的であることが分かりました。実験は、健康で活動的な100 人の対象者に、6か月間週4回、20分から30分間「ナイキ フリー」を着用してウォームアップを行ってもらい、筋力、筋肉断面の成長、足首の可動域、そしてバランス機能の向上を調査しました。「ナイキ フリー」を着用した場合、下肢と足の筋肉の向上に有効な負荷がかかります。研究では、「ナイキ フリー」が持つユニークな構造が、裸足トレーニングと同様の効果を生むと推測して実験を行い、この構造が生物学的に有効で、足筋への刺激を誘導するものであると結論付けました。 私は、このシューズを1日8時間履き仕事をしました。その頃は、1日立っていることが多かったので、最初は足が疲れたりしましたが、2か月後には痛みが消えました。筋肉が鍛えられた実感とふくらはぎの筋肉も刺激され細くなったように思います。普段履きとしても、使いやすいシューズですので是非、シューズショップで試し履きしてみて下さい。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第30回は、『人気の動き作り』
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スポーツ 2010年07月26日 13時00分
2010年 夏の甲子園特集(2)〜越境入学に勝る『郷土愛』〜
今春のセンバツ大会中、プロ注目の大型投手と話をすることができた。「夏の大会が終わるまではボクが言ったって言わないで…」とお願いされているので、その大型投手の名前は明かせないが、筆者は高校卒業後の進路について質問したときだった。彼は「野球は高校で終わり」と言った。もったいない、彼ほどの実力があれば、大学、社会人はもちろん、プロ野球でも通用すると思うのだが…。 彼がこの夏の大会を「野球人生の集大成にしたい」と言う理由にも驚かされた。「生まれ育った町を出たくないんです」−−。 地元意識。「他県からの越境入学生ばかりだから、応援できない」といった高校野球ファンの嘆きは、今に始まったものではない。筆者も北海道や東北圏の高校で『関西弁』を聞いても驚かなくなった。野球留学に批判的な高校野球ファンが多くても、「甲子園出場の夢を叶えるため」「将来は野球でメシを食いたい。そのためにあの学校へ行って…」と考える球児は、年を追うごとに増え続けて行った。 しかし近年、地元・郷土意識を強く持った球児も目立ち始めた。たとえば、プロ注目の好投手、風張蓮投手率いる伊保内高校(岩手県)がそうである。プロ7球団スカウトが地方予選に駆けつけたように、その才能は中学時代から知られており、強豪私立を薦める声もあったが、「地元から全国制覇を目指したい」とし、同校に進んだ。こうした考えは風張だけではない。選手全員が地元・九戸中学の出身だという。また、風張の言動を総合すると、菊池雄星と花巻東高の旋風にも影響を受けたようだ。「地方の小さな町からでも、日本一を目指せる」という菊池たちの昨夏の活躍が励みになった。 こうした地元意識を強く持った学校は、ほかにもある。2006年に旋風を巻き起こした沖縄県石垣島の八重山商工が思い出される。 08年、千葉ロッテマリーンズは春季キャンプ地を同地に移しており、筆者は同観光課に招致活動について取材をした。その際、対応してくださった職員は、若者の郷土離れを防ぐ一貫として「全国に誇れるものを作りたい」とし、その成功例として『石垣島トライアスロン』と八重山商工の甲子園での活躍も挙げていた。野球に限らず、スポーツで素質を持った学生は沖縄本島や九州圏へと離れて行ったという。「全国大会で対等以上に戦える学校があり、実績もできれば、若者の島離れに歯止めかかかる」とし、石垣島全体で応援できる環境を整えることにした。有能な指導者を見つけ、島をあげて応援する…。大嶺祐太・翔太兄弟の出現も大きいが、彼らに地元の学校から日本一を目指したいと思わせた環境作りが功を奏したわけである。 球児たちに郷土愛が育まれるのは歓迎すべきことだが、越境入学を認めている学校も『地元』を意識させている。たとえば、知識清掃活動に野球部員を参加させている学校も少なくない。地域の大人たちは他県から来た球児であっても、その名前と顔を覚え、やがて親近感も芽生えていく。球児たちも進学のためにやって来たこの町に愛着を持つようになる。 また、他県越境入学ではないが、北海道・鵡川高校では積雪の冬場、近隣住民の雪かきを自主的に手伝っていた。「応援してくださる地域の皆様への感謝」と語っていたように記憶する。地元出身者だけでメンバー構成されるに越したことはないが、地元市民による応援の有無は『大人たちの環境作り』と、球児たちに「感謝の気持ち」を教えるかどうかで変わってくるのではないだろうか。 「郷土を出たくないから、高校で野球を辞める」というのは極端だとしても、甲子園大会は観る者にも生まれ故郷を思い出させるものである。
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スポーツ 2010年07月24日 14時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(22) 体が硬い柴田さん
社交的で芸能人との付き合いがあるなど、いろんな意味で異色のマルチプレーヤーだったのが、柴田さん(勲氏)だね。なにしろ高校時代から華やかな都会っ子。ハマッ子で名門・法政二高のエース。しかも甲子園で夏春連覇の大スター。法政二高は法大の横のグラウンドで練習をするんだけど、それを見て「このレベルなら大学でやる必要はない。プロへ行こう」と決めたというんだから、すごいよね。 巨人入りした時も鬼の寮長の武宮さんが「赤いシャツを着てきたのはアイツが初めてだ」と絶句したという、伝説があるくらいだ。が、格好だけでなく、さすが伝統校出身で野球をよく知っていることにかけても目立っていた。寮では武宮さんがルールに関するテスト問題を出し、80点以上取らないと、外出禁止にされる。だからオレたちは必死だったけど、柴田さんはいつも満点だったからね。 6回もタイトルを獲得した、赤い手袋の盗塁王は、赤いシャツだけでなく、野球に関することでも、入団早々から目立っていたんだよ。 ただし、順風満帆でスターになったわけではない。甲子園の優勝投手も、プロでは挫折したからね。ルーキーでいきなり伝統の一戦・阪神との開幕第2戦に先発する衝撃的なデビューをしながらKO。結局、投手として失格を宣告され、野手転向をさせられたわけだからね。 その後は、「1番・センター」という定位置を確保、ONに次ぐ人気スターの座を獲得したが、あの時代にスイッチヒッターとして成功したことは特筆される。今は、高校でもプロでもスイッチヒッターはたくさんいるし、難しくない。なぜなら、いいバッティングマシンがあるからだ。1人で何時間でも打撃練習ができるからね。ロッテ監督の西村(徳文氏)などはスイッチヒッター転向1年目に3割を打っている。 が、柴田さんの時代はそうではない。マシンもなく、打撃練習もままならないような時代に左右打ちに成功したのだから、たいしたもんだよ。しかも、柴田さんはアグラもかけないほど体が硬かったという肉体的な欠点があった。走るときに両手を横振りにする、あの独特の走法も、体が硬いことから生まれている。ああいう走り方しかできないんだよ。でも、盗塁王6回。この偉業は巨人のV9に大きな貢献をしている。 「送りバントをさせ、相手に1アウトを与える犠牲なしで走者が二塁に行く。ONが控えているだけに、勲の盗塁はチームにとって、本当に大きな意味があった」。V9参謀の牧野さんも、こう絶賛していたよね。 柴田さんには、変わった偉業だが、ある意味、もう一つ大きな勲章がある。「初めて一度もシーズン3割を打たないで、通算2000本安打を記録、名球会入りした打者」という、珍しい大記録だ。口が悪く、柴田さんとは水と油だったホリさん(堀内恒夫氏)なんか、「毎試合、毎試合出ていて、3割くらい打てないのか」と毒づいていた。「打者に転向していても一流選手になった」と言われるホリさんにすれば、自分が打撃に自信があるから、酷評する。が、3割を一度も打たないで、通算2000本安打を記録するのは至難の業だろう。それができたのは、丈夫で長持ちした証拠だから、ある意味やはり大きな勲章だと思うよ。 水と油の柴田さんとホリさんのことで今でも忘れられないのは、現役晩年の話だ。みんなが「本当か? 見てこい」と大騒ぎになった事件が起こった。なんと2人がペアを組み、柴田さんがトスバッティングをやっていたのだ。最初で最後の珍事に誰もが目を疑った。味方の足を平気で引っ張る、猛者の集まりだったV9ナインだが、いざとなれば、手を組むという象徴的な結束のエピソードと言ったらいいのか。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年07月24日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第28回 秋の戦いが始まった!」
今回の題名は? の方も多いはずです。秋の戦いとはマラソンシーズンのことです。マラソンとは自分との戦いと言われていますが、現在は自分との戦いをする以前に出場権を得るのが難しいのです。 東京マラソンは社会現象となるような応募人数です。東京マラソン以外にも、毎年11月には、伝統あるフルマラソンの大会が茨城県つくば市で開催されています。 この大会のエントリーが先日始まったのですが、今年は約1万人の参加人数がたった1日で定員に達してしまう人気です。走りたい大会にエントリーすることから戦いはすでに始まっています。仕事を休んだり、もしくは仕事中ずっとエントリー画面をクリックし続けた人が大勢いるはずです。 関東だけでも、1万人を超える参加者の大会が30大会はあるのではないでしょうか。それだけ走る人が増えているのに、走る場所が減っているのが現状です。公道を走ることは、車両を規制しなければいけないので大変なことです。車両を使った仕事をしている方には迷惑なのかも知れませんので、自分の意見だけで軽々しくは言えませんが公道を走れる大会を作りたいです。 東京で公道を走る大会はかなり減少しています。普段は走れないような道路を走れるところが、東京マラソンの魅力の1つでもあります。 エアラン東京でもマラソン大会を開催していますが、公道を使い開催するのが夢です。公道ではありませんが、9月に皇居で駅伝大会を開催します。 9月11日(土)の大会は、女子の部と混成の部のみです。ルールとして、1区は女性区間としましたので華やかな大会になるはずです。ビギナーにも優しい1区間5kmですのでおすすめです。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー第29回は、『履くだけで足が鍛えられるシューズ』写真:マラソン大会風景
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