私は日清食品で実業団選手として走っていた頃、足の裏を痛め歩くことが出来ない時期がありました。原因はいくつかあるのですが、走りのクセによる、ねじれが私の場合は大きな原因でした。足の故障などの時、痛みを我慢して走り続けた為、良くない動きがクセになり負担をかけていたのです。いきなりスポーツを始めたのではなく、小学生の頃から毎日スポーツしてきたのですから通常の動きでは痛みが出るはずもありません。
しかし、フォームが崩れているのにも関わらず走り込みをしてしまいました。少し痛む程度の痛みから、朝起きた時に足を地面に着くことも出来ないほど痛みが激しくなりました。病院に行くと、「手術をしなさい」と先生から言われました。私が手術はしたくないと伝えると、週1度注射を打ち様子を見ましょう! ということになりました。
4回打ちましたが痛みは変わらず、色々な事情から違う病院に行くことになり、そこでは(1)足の裏の筋肉を鍛える(2)走りのクセを直す。
(1)は、悪い動きで走っている間に足底の筋肉が弱ってしまっていたようです。そこで、走りのクセを直しながら足底筋を鍛えました。2か月後には、痛みなく走れるようになりました。この時は2001年でした。それから4年後、市民ランナーとして走っていた私に、再び痛みが出ました。
そこで、もう1度足底を鍛えようと思った時に試したのがナイキ製のフリーシリーズのシューズです。なぜ、履くだけで鍛えれられるか、シューズの底に切れ目を入れることにより、裸足感覚を実現し小さな筋肉を鍛えることが出来るようです。
ここからは、ナイキの説明です。
裸足でのトレーニングは、怪我のリスクの軽減や運動能力向上の為に、世界中のコーチやアスリートたちに取り入れられてきました。しかし1年中屋外で裸足トレーニングを行える環境にあるアスリートはそう多くありません。そのため、ナイキは、裸足トレーニング同様の環境を実現するシューズを作れば、同様の効果が期待できるのではという仮説から商品を開発し、2004年より発売を開始しました。
「ナイキ フリー」は、裸足同様の足の動きを実現することで、普段使用されていない筋肉を刺激。人が本来持っていながら眠らせている機能を目覚めさせ、足そのものを鍛える、というコンセプトのもとに生まれたシューズ。
「ナイキ フリー」のポイントは、ソールの縦横に深く刻まれた多数の溝=フレックスグルーブ。この溝とフィット感が高く軽量なアッパーが、裸足同様の自然な足の動きを促します。特に、着地から蹴り出しの時に、地面をしっかり捉え、屈曲する足指の動きが可能になることで、(足指からつながっている)足底〜アキレス腱の筋肉が刺激・使用されます。
ドイツスポーツ大学(ドイツ・ケルン)の生物力学・整形外科研究所によるリサーチで、「ナイキ フリー」を着用しトレーニングを行った場合、足の筋肉、柔軟性、バランス力の向上に効果的であることが分かりました。実験は、健康で活動的な100 人の対象者に、6か月間週4回、20分から30分間「ナイキ フリー」を着用してウォームアップを行ってもらい、筋力、筋肉断面の成長、足首の可動域、そしてバランス機能の向上を調査しました。「ナイキ フリー」を着用した場合、下肢と足の筋肉の向上に有効な負荷がかかります。研究では、「ナイキ フリー」が持つユニークな構造が、裸足トレーニングと同様の効果を生むと推測して実験を行い、この構造が生物学的に有効で、足筋への刺激を誘導するものであると結論付けました。
私は、このシューズを1日8時間履き仕事をしました。その頃は、1日立っていることが多かったので、最初は足が疲れたりしましたが、2か月後には痛みが消えました。筋肉が鍛えられた実感とふくらはぎの筋肉も刺激され細くなったように思います。普段履きとしても、使いやすいシューズですので是非、シューズショップで試し履きしてみて下さい。
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【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー
第30回は、『人気の動き作り』