現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的に今オフから導入された新制度で、各球団は必ず1人は選手の入れ替えが発生する仕組みとなっている。ドラフトは9日13時から開催され、同日17時過ぎにNPB公式サイトが結果を発表。オリックスはヤクルト・渡邉大樹が加入、大下がロッテ移籍という結果になった。
育成6位としてプロ入りした大下は1年目の2020年9月に支配下に昇格すると、そこからシーズン終了までに「32試合・.216・2本・9打点」と爪痕を残す。ただ、翌2021年は「15試合・.160・1本・2打点」、今季も「5試合・.250・0本・0打点」と一軍定着には至っていなかった。
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大下のロッテ移籍を受け、ネット上には激励の声が寄せられたが、それ以上に「やっぱり直前のインスタはドラフト結果の匂わせだったのか」、「ストーリーにありがとうって上げてたから移籍かって思ってたらその通りだった」、「真相は分からんがこれ移籍情報漏らしてないか? すぐに投稿消してるし」といった指摘が見られた。
大下は移籍発表直前の9日16時過ぎ、自身の公式インスタストーリーにプレー中の自身の画像を、『ただ、ありがとう』(MONKEY MAJIK)という曲をBGMに設定した上で投稿。その後16時半ごろに同投稿は削除されたのか閲覧できない状態となったが、一部ファンの間ではこの後発表の現役ドラフトに関係しているのではと憶測を呼んでいた。その後大下の移籍が正式に発表されたことで、やはり自身の移籍を匂わせていたのかと同投稿に再注目が集まったようだ。
オリックス球団公式サイトを通じて「3年間という短い期間でしたが、育成選手だった自分をここまで育ててくれたオリックスには感謝しています。このターニングポイントをチャンスと捉えて、自分はやるだけだと思っています」とコメントした大下。今回の移籍を機にキャリアを好転させることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
NPB公式サイトより
https://npb.jp/
オリックス・バファローズの公式サイトより
https://www.buffaloes.co.jp/
大下誠一郎の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/orix.0722/