報道によると、岡本は3000万円ダウンの年俸2億7000万円(推定)でサイン。更改後の会見で「2億円ダウンです。やばいです」、「うそです」と冗談を交えながら減俸を明かした岡本は、「僕の方をみんな見ると思いますし、全員で優勝、日本一めざしてやりたい」と新主将として迎える来季の活躍を誓ったという。
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今季の岡本は全143試合中140試合に出場し、「.252・30本・82打点」と5年連続で30本塁打をクリア(球団生え抜きでは史上3人目)。また、11月14日に記者投票結果が発表されたゴールデングラブ賞では、三塁手部門で130票(全292票中)を集め2年連続受賞を果たしている。
その岡本の減俸査定に、ネット上では「今年の成績で年俸下がるの厳しすぎないか」、「攻守どちらも一定の結果は出してるし、最悪でも現状維持だと思ってた」、「夏場の不振で4番も追われたことが査定に響いたのか?」、「村上と比べたら見劣りするって感じの見方をされた可能性もない?」といった驚きの声が寄せられた。
「岡本は今季成績は及第点といえる数字ですが、シーズンでは調子のいい時、悪い時の差が激しい面もありました。特に目立ったのは勝負の夏場である7・8月で、この2か月は『44試合・.226・5本・15打点』と大不振。8月11日以降は4番を外され5、6番で起用されるようになりました。岡本の不振もあり、チームは6月30日終了時点で2位(40勝38敗)、8月31日終了時点で4位(56勝64敗2分)と大きく順位を落としてもいますが、球団側がこの点を厳しく評価したのかとみているファンは少なからずいるようです。また、岡本のライバル三塁手であるヤクルト・村上宗隆が今季三冠王(.318・56本・134打点)を獲得しチームを優勝に導いていることから、フロントは村上と比較すると岡本の成績が物足りないと判断し、減俸査定に至ったのではと推測する声も散見されます」(野球ライター)
岡本は更改後会見の中では「11月に同じチーム(侍ジャパン)でやりましたし、そういう意味では僕も頑張りたいなと。しっかり追いつけるように」と村上に刺激を受けている旨も口にしたという岡本。来季は村上を凌ぐ活躍で減俸分を取り返すことができるだろうか。
文 / 柴田雅人