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広島・菊池のGG賞受賞にファン激怒「いくらなんでもおかしい」 セ最長タイの10年連続選出に批判相次ぐワケ

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菊池涼介

 日本プロ野球機構(NPB)は14日、今年のゴールデン・グラブ賞(GG賞)の受賞選手を公式サイト上で発表。その内容がネット上で物議を醸している。

 問題となっているのは、セ・リーグの二塁手部門。GG賞は全国の新聞、通信、放送各社に所属し5年以上プロ野球を担当している記者投票により受賞者が決定するが、今年の同部門は292票中114票を獲得した広島・菊池涼介が1位、87票のヤクルト・山田哲人が2位、71票の巨人・吉川尚輝が3位という結果だった

 1位となった菊池はプロ入りした2012年から広島でプレーする二塁手で、2014年に補殺数(535個)、2020年に守備率(1.000)でそれぞれプロ野球記録を樹立している守備の名手。GG賞には2013年から昨季まで9年連続で選出されており、今年の受賞でセ・リーグ史上最長タイとなる10年連続受賞となった。

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 リーグ史に残る快挙となった菊池の受賞だが、ネット上には称賛の声以上に「票入れた奴出てこい、今年はどう考えても菊池じゃない」、「山田、吉川の一騎打ちと思ってたら菊池とは…守備成績考えたら納得できない」、「あらゆる数字が下位の菊池がトップ得票はいくらなんでもおかしいだろ」、「データ以外の部分も加味してるんだろうが今一つ腑に落ちんな」といった人選への批判が上がった。

 「今回GG賞に選出された菊池ですが、規定をクリアしたセ二塁手4名の中では山田に次ぐ守備率(.9949)を記録。ただ、刺殺数(255個/4位)、補殺数(332個/4位)、併殺数(71個/4位)、UZR(6.2/3位)といったその他の守備成績は軒並み下位でした。ファンの間では守備率、併殺数(87個)で1位の山田、もしくは刺殺数(298個)、補殺数(421個)、UZR(11.0)で1位の吉川のどちらかが選出されるという見方が大半でしたが、予想を裏切る菊池選出に異を唱える意見は少なからず上がっています」(野球ライター)

 菊池の得票数がトップだった理由については、データ以上に日々試合・守備を見る中での印象を重視する投票者が多かった、山田・吉川の数字が拮抗していた分、票が割れたことなどが考えられる。本人は受賞当日に球団公式サイトを通じ「今年も選んでいただきありがとうございます。10年連続ということで、カープの偉大な先輩である山本浩二さんに並べたことをとても嬉しく光栄に思います」と喜びのコメントを残しているが、菊池以上に受賞に値する選手はいたとモヤモヤを抱いているファンも少なくないようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
NPBの公式サイトより
https://npb.jp/
広島東洋カープの公式サイトより
https://www.carp.co.jp/ 

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