スポーツ
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スポーツ 2010年08月11日 16時30分
クライマックスシリーズで日本シリーズ進出を争うのは今年もやはり、あの2球団の予感!?
先日、「プロ野球現役選手が選ぶ最高の試合」が、1994年10月8日のペナントレース最終試合で、巨人と中日が「勝った方が優勝」を懸けて対決した、通称「10・8決戦」に決定した。 当時の巨人・長嶋監督も「国民的行事」と表現するほどの大一番であったが、2007年よりクライマックスシリーズ(以下「CS」)が導入されて以来3年連続で、日本シリーズ進出を決めるCS第2ステージのカードが、「巨人vs中日」となっている。つまり07年から昨年まで毎年、10・8決戦を彷彿とさせる大一番が行われているのである。 パ・リーグの方は、6球団全てが一度はCSに進出を決めた経験があるが、一方のセ・リーグは、昨年こそヤクルトが初進出を決めたが、依然広島と横浜は残念ながら今シーズンもCS進出が絶望的な位置にいる。ヤクルトはまだ分からない位置に付けてるものの、今のままでは、やはりCSに進出するのは、巨人、阪神、中日の3球団になる可能性が一番高いと思われる。 それでも今年が今までと少し違うのは、阪神が昨年とは違う勢いで優勝争いをしているので、CS第2ステージで激突するのは、今年は巨人と阪神になるのではないか。それどころか、阪神が巨人のペナント4連覇を阻止して優勝してもおかしくないような気すらしてしまう。 しかし8月に入り、ここにきて中日が不気味に勢いを付けてきたような気がする。8月6〜8日にかけての対阪神3連戦でも、虎を3タテしてしまったぐらいである。中日に勢いが付いたと同時に、阪神が死のロードに入り、一時ほどの勢いがなくなってきたともいえるのかもしれない。 中日・落合監督は、例えペナントレース前半でチームが失速しても、常に何か次の策を持っているかのような笑みをたずさえ、そして前述したように07年からは、毎年必ず巨人の日本シリーズ進出の最後の壁として立ちはだかるのである。 それを考えると、今年もまた、CS第2ステージを戦うのは巨人と中日になってしまうのか!? どうか阪神やヤクルトに頑張っていただきたい。 もちろん広島と横浜にも最後まで全力で頑張っていただき、パ・リーグよりも強さの格差が明白になってしまったといわれるセ・リーグを、シーズンの終わりまで盛り上げてもらいたいものである。(「野球狂のアキバ系」伊藤博樹(巨人ファン)山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年08月11日 12時30分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(26) 「罰金話いろいろ」
西武でアーリーワーク(早朝練習)に遅刻した二軍選手から罰金を取り、首脳陣が飲み食いに使っていたという事件が発覚、デーブ(大久保博元氏)が解雇された。罰金というのは、オフにみんなで楽しむ親睦旅行の費用にするとか、そういう使い方をしなければダメだよ。 日本のプロ野球界で初めてチームプレーを導入したV9時代には、当然ながら罰金制度はあった。その根本にあったのは、一死満塁での外野への犠牲フライくらいは打って当然という、かなりのレベルの高さだった。代打に出て、三塁走者を還せなければ、3000円の罰金。スクイズのサインを見逃せば、自動的に罰金5000円とか、様々な罰金制度があった。 王さんの守っている一塁にゴロが転がり、投手がベースカバーに入るケースでセーフになるとその投手は罰金を取られる。怠慢プレーと見なされるのだ。長嶋さんは併殺打を打つと、ヘルメットを押さえながら走る。常にファンの目を意識した長嶋さんらしい、あの独特なポーズにも実は罰金が科せられた。ベンチで川上さんが、査定担当のスコアラーに「全力疾走をつけておけ」と声をかける。ヘルメットに手をやりながら走るのは、全力疾走を怠っていることだから、罰金1万円也というわけだ。これには、長嶋さんに罰金を科すことで、他の選手をピリッとさせるという、川上さんなりの別の狙いもあったんだ。 ホリさん(堀内恒夫氏)が新幹線に乗り遅れて20万円の罰金を取られたこともあった。団体行動を乱すというのは重罪に値したんだよ。この時、「1人前になったら(20勝したら)返してやる」と言われ、26勝した(72年)ホリさんが、我々にごちそうしてやると言ったが実現せず。結局、20万円は返ってこなかったな。 こういろいろと罰金の話をしても、当時と今では貨幣価値が違うから、3000円、5000円などと言うと金額的にもう一つピンとこないかもしれない。が、オレの当時の年俸が120万円だったから、月にすると10万円。寮費を取られたり、罰金を給料天引きで徴収されたりすると、赤字になったこともあったからね。ONは年俸何千万円ももらっているのだから、ONの罰金1万円はオレの場合は200円くらいでないと、釣り合いが取れないなと思ったよ。 V9以降の話だが、オレは罰金を値切って成功したことがある。長嶋さんの1度目の監督時代、札幌円山球場での中日戦で乱闘騒ぎになり、正力オーナー(現名誉オーナー)から、「関本に罰金5万円」と発表された。頭にきたので、球団フロントに「罰金5万円の理由を書いた請求書と、支払った後に領収証をくれ」と要求したんだ。 「なんで罰金の請求書と領収証が必要なんだ」と言うから、「勝利を追求した結果の罰金だから、税務署から損金で取ろうと思う。だから必要なんだ」と言い張った。そうしたら、球団側も面倒くさくなったんだろうね。「罰金5万円を3万円にする」と値下げしたから、しめたと思って、間髪入れずに払ったよ。惜しかったのは、水野(雄仁氏)のケースだね。門限破りで100万円の罰金を科された。が、法律的に年収の4分の1を超える罰金徴収は違法なんだよ。ところが、水野の年俸が440万円だから、残念ながら違反にならなかった。 最後に話は脱線してしまったが、V9時代はグラウンドでのプレー上の罰金もレベルは高かったということだ。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年08月11日 08時00分
2010年 夏の甲子園ダークサイド情報(4)〜偽プロ野球スカウトが暗躍している?〜
高校野球の取材現場には、マスコミ陣が内々に引き継いできた『秘密のルール』もある。「素性の分からないヤツと野球の話をするな!」−−。筆者も先輩記者にそう厳命されてきた。昨今、この言葉の重大さを再認識させられた。角界を激震させた『野球賭博』である。 報道によれば、賭博の胴元は試合にハンディを付けるという。たとえば、有名強豪校と初出場の公立高校が試合でぶつかるとする。戦力、経験値等から考えれば、有名強豪校の勝利を予想する声の方が圧倒的だろう。そして実際に、「3対0」で強豪校が勝ったとする。胴元は試合前に「強豪校0点、公立校4点からスタート」といったふうに“ハンディ”をつけておく。そうすると、賭博上では「3対4」で公立校が勝ったことになる。このハンディの的確な数値、もしくは「強豪校の投手が故障を抱えている」というような内部情報をキャッチするため、マスコミを含めた野球関係者に胴元が接近してくるのだ。 つまり、取材で知り得た情報を第三者に伝言してはならない。注意しなければ、疑惑に巻き込まれてしまうのである…。在阪球団スカウトもこう言う。 「こっちは仕事ですから、毎日、甲子園に行きます。お目当ての選手がいれば、地方予選の1回戦だって観に行きます。そうすると、高校野球ファンと顔なじみになることだってある。知っている顔がいれば、挨拶くらいはしますが、『あの学校はどう?』なんて話し掛けてきたら、その人は怪しいですよね。一見、一般会社員みたいな人ばかりなので…。一昔前、高校野球ファンが無名校に眠っていた逸材をスカウトに教えた例もあったらしいですが、今はそんな時代ではない」 もちろん、その話し掛けてきた会社員ふうの男性が『悪い人』だと裏を取ったわけではない。だが、それくらい注意しておかなければいけないのである。 そういった“情報交換の危険性”は、現場指導者も感じている。 「この人、本当に関係者かな?」 失礼ながら、そんな疑惑の目を向けてしまうのは「プロ野球球団のスカウトに対して」だと言う。 どの球団にも“名物スカウト”というのがいた。選手OBのスカウトもいる。そういった有名スカウトマンは『顔』と『名前』が一致するが、大多数は実直な勤め人だ。また一般論として、彼らの仕事は秘密活動である。従って、偽造名刺でプロ野球スカウトを自称されれば、学校指導者側は騙されてしまう。 「スカウトも世代交代していますからね。名物スカウトと呼ばれた人は引退しているし、球団職員からスカウト部に転属された職員だったら、まずは顔と名前が一致しないでしょうね」(前出・在阪球団スカウト) 指導者は本当にこの人はスカウトマンなのか、疑ってしまうという。名刺に書かれた球団事務所に電話すればいいのだが、ホンモノのスカウトマンだったら、失礼である。有望球児の情報を何処まで教えていいのか、警戒してしまうそうだ。 「偽装スカウトが有望球児と直接話をし、故障歴、好不調などを把握しているとすれば、野球賭博のハンディを大きく動かします。近年ではプロ入り後の活躍を見据え、マネジメント契約を結ぶために内々に情報を集めているとの噂もある」(前出・同) 高野連とプロ野球側がスカウトの身分証明に関する取り決めをすれば解決しそうな気もするが、今のところ、そういった動きはない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2010年08月10日 15時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第35回 高所トレーニング2」
今回は、高所トレーニングの続きを書きたいと思います。 前回も紹介しましたが、高所とは標高の高いところを意味しましす。 私自身も、国内、国外の高所を経験してきました。一番最初に体験したのは、大学1年生の頃に長野県の菅平です。菅平高原は、標高2207mの根子岳の麓に緩やかに広がる草原大地です。陸上以外にもラグビーをはじめ、サッカー、テニスなどのスポーツのメッカとして知られています。夏の平均気温19.6度で、東京の5月と同じ気温で雨も少なく、避暑地として観光に訪れる人も多いです。 根子岳にも走って登ったことがありますが、日常のトレーニングは標高1600m前後の場所が多いです。やはり感じるのは、息があがり速く走れない! 貧血気味の選手は平地よりも更に辛そうにしているのを覚えています。 大学4年生の頃は、群馬の万座温泉で合宿しました。峠越えのポイントは標高2000mあり、インターバルトレーニングなどを中心に行いました。しかし、大学の選手もコーチ陣も経験が浅く、30人いる学生一人ひとりの体調を把握するのは難しいのが現状でした。 私は、その合宿を2週間後に迫った、大学最後のトラックレース「全日本学生選手権」通称「全日本インカレ」に合わせ調整していました。 合宿には、1学年後輩で学生のオリンピック「ユニバシアード」で10000m5位の小川博之君もいました。合宿も順調に終わり東京に戻りました。共に好調だった私と小川君は、東京でも調整しています。大会は4日後です。 寮のお風呂で一緒になり、私は現在の不安材料を話しました。 「東京に戻ってから、カラダが浮いた感覚でスピードが出ないんだよ」 小川君からも 「自分もです。疲れが抜けていないんですかね?」 そんな会話をして次の日に治療院に行きました。 大会では、私はワースト記録で予選敗退、小川君も10000mで周回遅れになりタイムなしという結果でした。原因は、うまく疲労が抜けなかったことと、筋力の低下が原因ではないかと思っています。 酸素が少ない中での練習は、カラダに疲労が溜まりやすいのと、平地よりは速く走れないので、筋力に対する負担が少なく一時的に弱くなってしまったのではないかと思います。高所で良い練習が出来たので、呼吸は楽なのですがカラダがうまく動かずスピードに乗れない感覚でした。 最後の大きなトラックレースでしたからショックは大きかったですね。 このように、失敗するリスクもありますが、何度も経験を積みやっていくと大きな効果をもたらす事は実証されています。 次回は海外の高所トレーニング体験を紹介します。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第36回は、『高所トレーニング3』写真:エアラン東京練習風景です。※左は、新しくコーチに加わった元日本代表の湯田友美。
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スポーツ 2010年08月10日 15時00分
灼熱の日比谷公園に突如出現した“ネパール地下プロレス”!! …誰か教えてくれよ!
“ネパールの力道山”ことヒマラヤン・タイガーの尽力によって、今年3月にネパール国内で開催された『プロレスEXPO 2010』。ところが実は、このプロレスの祭典の正体が“ネパール地下プロレス”であり、ヒマラヤン・タイガーの真の姿が、フランスに本拠する地下組織WUW(World Underground Wrestling)の大幹部であることは、当サイト=リアルライブ格闘技の不定期連載「世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!」で詳報した通り。 なんとこの“ネパール地下プロレス”が、現地の空気をそのままに、この夏東京に上陸したのだ! 戦場は7月31日と8月1日、灼熱の太陽が降り注ぐ日比谷公園『ネパール・フェスティバル』。 在京のネパール人が大挙押し寄せ活況を見せる、毎年恒例の陽気な夏祭りに、鎖に囲まれた漆黒のリングが陽炎のように妖しくそびえ立ち、異様な存在感を放つ。確かにこれは、“東京の中のネパール”に突如入り込んだ“ネパール地下プロレス”なのだ…! その黒いリングに現れたのは、ネパール地下プロレス・カトマンズ決戦の大暴動から生還し、ネパールっ子たちのハートをがっちり掴んだ富豪2夢路(ふごふご・ゆめじ)&梅沢菊次郎の“カンパイ・ボーイズ”。 そして“ネパールの拳聖”ラジフ・シュレスタに、ネパール人キックボクサーのモハン・ドラゴン。 その闘いを、ネパールビール片手に陽気に見守る東京のネパール人たち。 リングの中とその周りは、東京にいながらしてネパールそのままの光景なのだ。この不可思議さを、いったいどう説明すればよいのだろうか…!? 首都カトマンズと、第二の都市ポカラにて、国民を熱狂させた“ネパール地下プロレス”の熱気を、そのまま日本に持ち込んだ中心人物は、もちろん他ならぬヒマラヤン・タイガー。 そして“ネパール地下プロレス”を支えるネパール人たちの、暴動をも厭わぬ過剰なまでのバイタリティ。それはこの東京でも、ネパール・フェスティバルで浴びるほど酒を飲み、いついつまでも歌い、踊り続ける彼らの底抜けの陽気さからも、容易に窺い知ることができる。 ヒマラヤン・タイガー、そして地下組織WUWが狙っていたのはズバリ、“アジアの逆襲”だったのではなかろうか。 昭和の高度経済成長期以来、“アジアの盟主”を自称し、意識は常に欧米の方向を向いていた感のあるわが日本。その地位が、21世紀の現代にあって、大きく揺らごうとしている。 その最中、日本の首都・東京の人々が目の当たりにした、ネパールの熱狂。多くの人々が、日本に馴染みのないヒマラヤの小国の底力に、この日目を見張ったことだろう。 それだけでも、ヒマラヤン・タイガー=WUWの狙いは成功だったのかもしれない。 7・31&8・1の“ネパール地下プロレス”の全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-42 EXPO:F』2010年7月31日(土)開始:13:00ごろ会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』<第1試合 時間無制限一本勝負>○矢野啓太(5分47秒 チキンウイング・フェイスロック)●三州ツバ吉<第2試合 時間無制限一本勝負>紅闘志也&○富豪2夢路&ラジフ・シュレスタ(8分09秒 コブラツイスト)小笠原和彦&ナイトキング・ジュリー&●YASU◆地下プロレス『EXIT-43 EXPO:G』2010年8月1日(日)開始:12:00ごろ会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』<第1試合 時間無制限一本勝負>○紅闘志也(2分46秒 TKO)●入道 ※右ハイキック<第2試合 時間無制限一本勝負>富豪2夢路&○梅沢菊次郎&ラジフ・シュレスタ(6分47秒 アルゼンチンバックブリーカー)ナイトキング・ジュリー&日龍&●ボンバー岩田<キックボクシング 3分2R>モハン・ドラゴン(ドロー)水町浩地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)http://npn.co.jp/article/detail/54205265/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(2)http://npn.co.jp/article/detail/71648266/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(3)http://npn.co.jp/article/detail/84212018/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(4)http://npn.co.jp/article/detail/58713392/世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(5)http://npn.co.jp/article/detail/14756242/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年08月10日 14時30分
G救世主・朝井を巡る阪神との小競り合い
巨人移籍後初登板の朝井秀樹投手(26)が『初勝利』を上げた(8月8日=対広島戦)。朝井は2008年こそ9勝をマークしたが、翌09年は不振に陥り、二軍に沈んでいた。まさに「巨人で生き返った」かっこうだが、他球団の評価は違う…。「予想通りだよ」−−。トレード期限ギリギリで決まった今回の巨人入りには“ウラ”がありそうだ。 ライバル球団のスコアラーがこう言う。 「朝井は絶対にヤルと思ったね…。実は昨年オフの時点で、朝井を欲しいと(交換トレードを)申し出たセ・リーグ球団は巨人だけではなかったんです」 不振に陥った09年、当時の楽天指揮官だった野村克也監督は、その不甲斐なさに「ブン殴ってやりたい!」とボヤいたほど。マーティ・ブラウン監督の新体制からも漏れ、朝井は再起の好機にも恵まれないでいた。 「朝井の獲得にいちばん熱心だったのは、阪神でした。今年のシーズンが始まってからも、それ相応の交換要員を挙げ、楽天側にトレードを再打診していました」(前出・同) 漏れ伝わってくる限りでは、阪神は岩田、能見の両ローテーション投手を故障で失い、「是が非でも欲しい」とシーズン中にもアプローチを掛けていたという。関係者によれば、「関本か、林を出していい」とまで楽天側に伝えたそうだ。 阪神が『朝井獲得』の再アプローチを行ったのは6月上旬。この時点で、原巨人は朝井のトレードを静観していたという。 「今季不振のゴンザレスの復調を最後まで信じていたみたい。現有戦力でどうにかなるのなら、そうしたいというのが原監督の意向でしたから」(球界関係者) 先発投手のコマ不足は否めず、またストッパー・クルーンの戦線離脱も大きかった。朝井放出の動きを一気に変えたのは、こうした台所事情の苦しさもあるが、それだけではない。朝井の放出先が阪神と分かり、「ライバルを利する交換トレードを見過ごすわけには行かない」と思ったからだ。また、巨人がその交換要員として、栂野雅史投手(25)を挙げたのにも『理由』があった。 「横浜の尾花監督が栂野を欲しがっていたんです。横浜指揮官に就任した昨年オフに逆上れば、尾花監督は巨人でくすぶっている『余剰戦力』に強い関心を抱いていました。木佐貫、栂野、野間口に赤マルを付け、木佐貫獲得の正式なオファーも送っていました」(在京球団関係者) 原辰徳監督は巨人の内部事情を知る尾花監督を利するトレードだけは成立させたくなかった。巨人職員も同様で、「木佐貫洋をオリックスに放出したのは、横浜からの交換トレードを潰すためだった」とも言われている。 「栂野は変化球、コントロール、直球の威力において、『オール70点』タイプです。特徴のない投手ではありますが、尾花監督は巨人コーチ時代からその潜在能力を買っていました。横浜も最下位に沈み、苦しい状況が続いており、シーズン開幕後、栂野再獲得のトレードを巨人に申し込んだと聞いています」(前出・同) そんな栂野と、阪神が名前を挙げたとされる関本、林を、楽天側は天秤に掛け、巨人との商談を選んだのだろう。「ローテーション入りできる」と、セ・リーグ全球団が太鼓判を押した朝井を放出する楽天の判断もちょっとヘンだが、“人間感情”がもつれた駆け引きで、得をしたのはやはり原巨人のようである。 こんな情報も交錯している。 「今オフ、パ在京球団のアンダースロー投手がトレード市場の目玉になります。近年、パ対戦5球団に特徴を覚えられたためで、所属球団も『環境を変えてやるべき』と判断しています。巨人はその球団が求めている『第2捕手』を交換要員に挙げ、一気にアンダースロー投手を獲得するかもしれない。いや、阪神がリベンジで…」(同) 優勝戦線に絡んでいないセ・リーグ球団の関係者は“予想通りに”朝井が好投したのを受け、『終戦』を示唆していた。ライバル阪神との番外編、尾花横浜との隔たり…。トレードの舞台裏は複雑な人間感情が絡み合っているようである。
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スポーツ 2010年08月10日 13時00分
12球団の監督、コーチ、選手が選んだ「最高の試合」「名勝負・名場面」の舞台裏
9日、社団法人日本プロ野球機構、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)が、76年間の日本プロ野球の歴史の中で「最高の試合」「名勝負・名場面」を12球団の監督、コーチ、選手、総計858人にアンケート調査した結果を発表した。 「最高の試合」が、史上初の最終戦で勝った方が優勝という、1994年10月8日の中日対巨人戦(ナゴヤ球場)。「名勝負・名場面」は、スレッジの逆転サヨナラ満塁本塁打で日本ハムが劇的勝利した2009年10月21日、日本ハム対楽天(札幌ドーム)のクライマックスシリーズ(CS)第2ステージの第1戦。このアンケート調査を詳細にわたって見ると、世代間の違いなど、興味津々の舞台裏が明らかになる。 858人の内訳は選手675人、監督・コーチ183人。「最高の試合」に選ばれた94年の巨人vs中日の10・8ナゴヤ球場決戦は、監督・コーチが24票、選手が75票でともに1位。が、2位になると監督・コーチは1988年の10月19日、川崎球場でのロッテ対近鉄の死闘をあげる。近鉄が連勝すれば優勝というダブルヘッダーの第2試合、時間切れで無念の引き分けに終わり、西武の優勝が決まった球史に残るゲームの一つだ。一方、選手のみの選考での2位は、2001年9月26日の近鉄対オリックス戦(大阪ドーム)。北川の代打逆転サヨナラ満塁ホーマーで近鉄が優勝した試合だった。 「名勝負・名場面」でも、監督・コーチと選手の選考に世代間の価値観の違いが出ている。監督・コーチは、1位にバース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発が飛び出した1985年4月17日の阪神対巨人戦(甲子園)と、イチローの決勝打で連覇が決まった昨年のWBCの決勝戦、韓国対日本(米国)を選び、8票ずつ。3位(7票)に1979年11月4日の近鉄対広島(大阪球場)の日本シリーズ、あの「江夏の21球」。4位(6票)には、長嶋茂雄の引退試合となった1974年10月14日の巨人対中日戦(後楽園)と、近鉄・ブライアントの4連続打数本塁打が記録された1989年10月12日の西武対近鉄(西武)。 選手の方は、09年の日本ハム対楽天のCSに38票を投じ、これがトータルで1位になる原動力になっている。2位(32票)には「最高の試合」の2位と同じ01年9月26日の近鉄対オリックス。3位(31票)がイチローvs松坂のプロ初対決となった、1999年5月16日の西武対オリックス戦(西武ドーム)。こういった具合に、監督・コーチと選手間には歴然とした世代間の差が表れている。 もう一つ、アンケート調査の結果を見ると、自分のことや自チーム絡みの投票が多い。巨人・原辰徳監督は、自らが指揮を執った昨年のWBC決勝戦を「最高の試合」「名勝負・名場面」の両方にあげている。中日・落合博満監督も「最高の試合」にプロ初打席の試合。「名勝負・名場面」には、プロ最終打席をあげている。「自チームや自分のこと以外にという但し書きがあった方が良かったかもしれない」という、NPB関係者の言葉は、正解だろう。そうすれば、より客観的なアンケートになる。
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スポーツ 2010年08月10日 11時00分
サバイバル飛田ブチギレの源泉は観客動員? 怪人“地底人”? それとも…!? 怒り渦巻く埼玉プロレス『第銃銃銃銃銃(50)戦』!(2)
【メインエベント 時間無制限一本勝負】 サバイバル飛田(埼玉プロレス代表)vs 『全温度地底人!』 記念すべき50回大会に登場する怪人は『全温度地底人!』。 今回も飛田自らが“召還”した怪人“地底人”は、「体長160cm〜175cm位?」「あらゆる地球の気温に適応する」「メタボ体型」「直射日光を嫌う」「四季を通して田畑の農作物を荒らす」というフレコミ。両手にスコップを携え、巨大モグラのような出で立ちである。 試合開始直後から、そのスコップで攻め立て、飛田の額を割って流血させた地底人だが、その攻めは今ひとつ踏み込みが甘く、飛田の怒りの導火線に火をつけてしまう。 ぐにゃりと変型するまで、地底人の背中をイスで殴り続けた飛田は、さらにピストル(!)を持ち出し、けたたましい火薬音と硝煙のにおいとともに、地底人のコメカミめがけて乱射! そしてさらにさらに、熱量増し増し気味(?)のCGを、地底人の全身に浴びせかけ、完膚無きまでに焼殺! いつも以上に“怖い飛田”に、猛暑にもかかわらず会場が凍りついた。 「ダメな奴は、お面被ってもやっぱりダメだな。…怪人の内蔵っていうのもさ、レバ刺しになる奴と加熱処理専用になる奴に分かれる、その違いが出たな今回は。…しょっぺぇよ…」 と、地底人にキレた怖い飛田の腹の虫は、試合後も収まらない。試合中から会場内の音響が不調になったことでイライラ倍増、スタッフに声を荒げ、さらに観客をドン引きにさせてしまう。 「…俺はさぁ、こういう内田裕也みたいなことしたくないワケよ、本当は」(示威的な上下関係を見せつける、という意味か?)とボヤきながらの“飛田集会”にも、終始全身からイラ立ちのオーラが漂っている。 T-1二見社長とのガチ抗争でイライラ、リング上の地底人にイライラ、さらにやはり、動員の苦戦でもイライラは少なからずあったようである。 「だってよぉ、今回から前売券の取扱所を『レッスル』にしたんだけど、売上聞いたら「2枚です…」なんて言われてさ、もうその時点で正直やる気なくしてたんだけど、でもさ、その裏側にいるわけよ、あまのじゃくが。…こういうお客さんが少ない時こそ、スゲェことやりてぇなって。 今日はお客さん少なかったから、みんな見やすかったのかもしれないけど、100人詰めかけた状態でCGやったらどうなるのかなっていうのも一度は実験してみたいからさ(笑)、皆さんまたお誘い合わせの上、観に来てください」 「もっと…生き生きと闘いたい…。あと30年もしたら死んじまうんだよ。(観客に向かって)オマエら、自分たちが明日死ぬかもしんねぇとか考えたこともねぇだろ? 明日死ぬかもしんねぇんだぞ、俺たちは!? 昔パルコのCMで、『あなたがこの世に生まれてきてから、何分間生きてきましたか?』っていうのがあったと思うんだけど。内田裕也が、(ニューヨークの)同時多発テロが起きた近くの川で泳ぎながら言うんだよ。今思うと、非常に、身につまされるっていうのがあるかなって。 でも、何分でもいいよ。1分でも2分でも3分でも4分でも5分でも…、長く生きようぜ」 動員の苦戦とも闘いながらも、あらゆるイライラを抱えながらも、なんとか最後は「もっともっとスゲェことやりてぇな!!」と叫び、前向きに興行を締めたサバイバル飛田。次回大会を10月31日(日)と、異例の早さで決定した。次なる「もっとスゲェ」展開に、我々も期待しようではないか!全試合結果は以下の通り。◆埼玉プロレス『第銃銃銃銃銃(50)戦』2010年7月31日(土)開始:19:25(10分押し)会場:東京・聖蹟桜ヶ丘「ファーストスピリット」<第1試合 15分1本勝負>○ストロングおまんマン(12分58秒 エビ固め)●U.C.L.A.ファッションリーダー ※ラ・マヒストラルを潰して<第2試合 20分1本勝負>○ケン片谷(10分52秒 ラガジーナ)●その日暮らしのゲリエッティ<第3試合>「真夏のバトルローヤル!」参加選手:ストロングおまんマン、U.C.L.A.ファッションリーダー、ケン片谷、その日暮らしのゲリエッティ○ゲリエッティ(13分03秒 片エビ固め)●ファッションリーダー ※フィッシャーマンズ・バスター<メインエベント 時間無制限一本勝負>○サバイバル飛田(13分30秒 体固め)●『全温度地底人!』 ※ドリルアホール・パイルドライバー
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スポーツ 2010年08月09日 15時00分
“仮想・二見激情”は怒りの導火線…!? 怒り渦巻く埼玉プロレス『第銃銃銃銃銃(50)戦』!(1)
50銭パチプロ(自称)サバイバル飛田率いる原野商法的プロレス団体(自称)『埼玉プロレス』の旗揚げ50回記念興行『第銃銃銃銃銃(50)戦』が、東京・聖蹟桜ヶ丘は「ファーストスピリット」にて行われた。 近頃の飛田といえば、水道橋のチケットショップ『T-1』二見社長主催の7・5『T-1興行』(新木場1st Ring)において、控室に入った飛田に二見社長が客席にまで響き渡る怒号で大激怒した事件が勃発して以来、二見社長との一連のガチ抗争が、一部のすれっからしのプロレスマニアに熱視線を浴びている。 その期待(?)に応えるかのように今回のオープニングで飛田は、吉川晃司「モニカ」で入場という、思いきり二見社長を意識した演出で登場。都内各地の花火大会と日程がバッティングしたことによる不入り(埼玉プロレス主客層の夏の休日の過ごし方に「花火」という選択肢があるかははなはだ疑問だが…失礼!)をひとしきりボヤいた後、スタッフの「深見」氏をリングに上げ、“仮想・二見”に見立ててトークを展開。「バックステージパスを持っているのに『不法侵入だ!』と言われた(笑)」と改めて主張した。 やはり、二見問題でカリカリしているに違いない、昨今のサバイバル飛田。その怒りは案の定、メインエベント(埼玉プロレス公式表記)で大爆発することになるが…その続きは別記事で!【第1試合 15分1本勝負】 ストロングおまんマン(プロレスリングS.O.M)vs U.C.L.A.ファッションリーダー(ファッション業界) 「ファッション業界出身のファッションリーダー」は、その名の通り、かなりおしゃれにうるさい模様。試合中「ユニクロ!」「しまむら!」「中国製品!」と“ファッション用語”を叫びながら技を繰り出し、コスチュームの尻には「Piko」のロゴが。ずいぶんと安上がりなファッションリーダーである。 試合は、ファッションリーダーのおしゃれ攻撃をのらりくらりとかわした、おまんマンの勝利。○おまんマン(12分58秒 エビ固め)●ファッションリーダー ※ラ・マヒストラルを潰して【第2試合 20分1本勝負】ケン片谷(CMA東京)vs その日暮らしのゲリエッティ(STUDIO痔・ブリッ!) 登場時からずっと、おぼつかない足取りで腹を押さえっぱなしの、唯我にそっくりな覆面女子レスラー・ゲリエッティ。その名の通りひどい下痢が治らないまま試合をしているらしく、試合中も肛門を押さえながら、何度も客席脇のトイレに駆け込もうとする。 そのままトイレに駆け込む→ケンに戻されるのやり取りが何度か続いた後、ついにトイレに潜り込んだゲリエッティ。スッキリした表情で出てきたのはいいが、どうも後始末をちゃんとしていなかったようで、以降ゲリエッティはキタナい手とケツを武器としたお下劣攻撃でケンを苦しめる。 苦しみながらもなんとか逆転勝利したケンだったが、終始「キタネエな、おい!(笑)」な試合内容であった。○ケン(10分52秒 ラガジーナ)●ゲリエッティ【演芸 ブロディ安藤】 休憩時間の演芸コーナーにて、前回4・24『旗揚げ創立獣意地執念記念興行』で大フィーチャーされた“捏造ネトゲ廃人”ブロディ安藤が登場し、奇人変人コーナー「人間ポンプ」を披露。おはじきを勢いよく飲み込んではみたものの観客の前で吐き出せず、洗面台に駆け込んでも吐き出せず、結局、 「飛田さ〜ん! 出てこないじゃないですか〜!」 と叫びながらドアの向こうへ消えていったネトゲ廃人。あれはいったい何だったのだろうか…。【第3試合 30分1本勝負】 「真夏のバトルローヤル!」 参加選手:ストロングおまんマン、U.C.L.A.ファッションリーダー、ケン片谷、その日暮らしのゲリエッティ 前回同様、第1、2試合の出場者のみでリサイクルに展開される「バトルローヤル」(埼玉プロレス公式表記)。ゲリエッティは相変わらずトイレが近く、猛暑のせいでおまんマンは脱水症状、ケンは熱中症で早々と退場、バトルローヤルはファッションリーダーとゲリエッティの一騎打ちに。ファッションリーダーが狭い天井をものともせず、トップロープからダイビングセントーンを敢行するなど、暑さでさっさと無気力(?)になったおまんマンとケンの分まで挽回するかのように、両者はなかなか熱の入った攻防を見せる。最後は豪快なフィッシャーマンズ・バスターでゲリエッティが優勝した。○ゲリエッティ(13分03秒 片エビ固め)●ファッションリーダー ※フィッシャーマンズ・バスター
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スポーツ 2010年08月09日 14時00分
高校生左腕エースはプロで落第説
7日に開幕した夏の選手権大会。最大の注目は、エース松坂大輔(現レッドソックス)を擁した横浜高以来、史上6校目の春・夏制覇に挑む、沖縄・興南高の左腕トルネードエース・島袋洋奨だ。連覇の成否と同時に、プロ野球界では「高校球界の左腕エースはプロでは通用しない」という新たな定説があるからだ。 1年前に甲子園を沸かせ、メジャーリーグ球団までが入り乱れ、大争奪戦が繰り広げられた、花巻東の左腕エース・菊池雄星は、ゴールデンボーイとして西武に入団したが、今はタダの人になっている。二軍でも活躍できず、つい最近、話題になったのは、西武から解雇された大久保博元二軍コーチの「いきすぎた指導」、暴行事件の被害者だったことくらいだ。 「30年に一度の逸材。1年目から10勝できる」とまで言われた雄星なのに、今では「巨人・辻内の二の舞ではないか」とまで言われている。大阪桐蔭で甲子園4強。国内左腕最速の156キロをマークするなど大騒ぎされた辻内崇伸だが、巨人入りして今季で5年目だが、故障もあって、いまだに芽が出てこない。まだ1年目なのに、雄星もその辻内と同じ道をたどるのではないかと、ウワサされているのだ。 球界OBが「高校球界の左腕エースはプロでは通用しない」というプロ野球界の声を、こう解説する。 「高校球児では、ちょっといい左腕にかかると全く打てない。プロの世界でも左腕の145キロは右腕の150キロに匹敵すると言われるくらい、左腕は打ちにくい。だから、プロのレベルよりはるかに低い高校球児が雄星や沖縄興南の島袋を打てないのは当然だ。そういう現実があるが、ネット裏で見ていると、高校球児のレベルの低さを忘れ、ついつい左腕エースを過大評価してしまう。本人もその気になってしまう。そこから悲劇が始まる」と。 過去には、国鉄・金田正一、近鉄・鈴木啓示、阪神・江夏豊ら高校球界からいきなりプロ入りして大成功、大投手になった左腕はいる。西武、ダイエー、巨人、横浜、西武と渡り歩き、いまだに現役の工藤公康もいる。が、現在の日本プロ野球界を代表的する現役バリバリの左腕は、大学、社会人出身ばかりだ。ソフトバンク・杉内俊哉、和田毅、ヤクルト・石川雅規、中日・岩瀬仁紀…。 興南のトルネード左腕といわれる島袋が、史上6校目の春・夏連覇を成し遂げれば、大学生投手豊作の今秋のドラフトで1位はなくても上位指名される可能性が出てくる。が、巨人・辻内、西武・雄星の例を目の当たりにすると、即プロ入りは危険が伴うことになる。 「島袋は大学進学を希望しているという話も聞いているが、そうした方が賢明だと思うよ。ソフトバンク・和田、ヤクルト・石川がそうだし、大学でなければ、社会人という選択肢もある。ソフトバンク・杉内が成功例の典型だ。中日・岩瀬など大学→社会人を経験しているからね」 前出の球界OBが興南・島袋にいきなりのプロ入りを回避するように勧めるのは当然か。 が、2度あることは3度あるという危険を避けずに、3度目の正直で、プロに挑戦する姿を見てみたい気もする。その前に、史上6校目の春・夏連覇が先決だが、どういう選択をするのか、沖縄・興南の島袋に注目だ。
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