スポーツ
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スポーツ 2010年07月07日 12時00分
オールスター珍事? 田中マー君の登録抹消で楽天が大慌て
マー君こと、東北楽天ゴールデンイーグルス・田中将大投手(21)のアクシデントに、NPBも大混乱だった。 7月4日、田中が試合前の練習中に右太股の肉離れを訴えた。この一報にマーティー・ブラウン監督(47)も驚いていたが、それ以上に慌てたのは、球団フロントのようである。この日は『マツダオールスターゲーム2010』のファン投票による選出選手が発表される段取りになっていた。 「先発投手部門1位の杉内俊哉(ソフトバンク=29)と、田中(3位)は9万票前後離れていましたが、球団は逆転1位に備え、いちおう、記者会見場の準備も整えていました。多分、球団は後日、監督推薦で田中が選ばれるのを知っていたんだと思います。監督推薦でノミネートされるのは前半戦の成績が良い選手ばかりだし、マー君が選出される“内示”みたいな連絡も入っていたんだと思います。毎年、リーグ監督を務める指揮官も選手発表前、各球団に誰を選ぶべきかを相談しますし、各球団の看板・人気選手を選ぼうと配慮もしていますので」(球界関係者) 会見の準備も整い、あとは当落に関係なく、田中の登場を待つだけ。そんなときだった。田中が激痛を訴えたのは…。 予定通り、田中は会見上に現れた。ファン投票による出場は叶わなかったが、笑顔で対応していた。 「監督推薦で選ばれたら? (中学時代の同級生)巨人・坂本が対戦したいと言っている? そうですね、そのときは…」 しかし、どういうわけか、コメントは歯切れの悪いものばかりだった。 ここで、田中の故障に関する情報を整理したい。会見の時点で、報道陣は肉離れの故障を知らされていなかったのだ。会見終了同時に病院に直行しており、逃げるように球場を去っていく様子に「何かあったんですか?」と、球団職員に質問。ワンテンポ置いてから、故障の経緯が伝えられたのである。「だったら、早く言ってくれよ!」−−。会見で球宴に関する質問をした報道陣は記事差し換えで大慌てとなったが、実は球団も混乱していた。 翌5日、オールスター戦の監督推薦選手が発表される。この発表前に田中の登録抹消が間に合うかどうか、分からなかったのだ。 野球協約第86条によれば、オールスター戦選出選手が『辞退』した場合、自動的に一軍登録が抹消され、球宴後10試合は再登録できない規則になっている。過去、故障を理由に球宴出場を辞退した選手が、後半戦初戦からスタメン出場する“珍事”も起きている。ファンへの冒涜行為であり、球宴出場による体力的負担の軽減を狙ったものなら、「ペナルティーを課す」と決めたのである。 つまり、田中の出場登録抹消が間に合わなければ、『球宴出場辞退』となり、後半戦10試合の一軍登録はできなくなる。球団はそれを恐れたのである。 「田中は本当に怪我をしていたわけだし、コミッショナー事務局も認めてくれました。ただ、4日は日曜日でしたし、連絡がちょっと遅れていたら、どうなったか分かりませんよ。『例外措置』となるので、他球団が反発するでしょうし…」(前出・関係者) 翌5日、パ・リーグを指揮する梨田昌孝監督(56)は永井怜(25)、川岸強(30)の2人の楽天投手を選んだ。 こういう場合、代役は同じチームから選ぶのが一般的だ。永井はプロ4年目で初出場、川岸は06年オフ、中日を解雇され、そこから這い上がった苦労人である。どちらも今回の球宴初出場に感激しており、「田中の代役」を探し当てるのは適当ではない。 「田中の登録抹消を急いだということは、後半戦10試合を消化する前に再登録のメドが立っているんだと思います」(プロ野球解説者の1人) 今季、楽天からは5人の選手が球宴に選ばれた。ソフトバンクからは6人、日本ハムは4人、オリックスは3人、千葉ロッテは5人、埼玉西武も5人。出場選手の人数を見れば分かる通り、もう楽天は新興球団ではなくなった。登録抹消のオタオタはともかく、後半戦の巻き返しに期待したい。
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スポーツ 2010年07月06日 15時30分
やっぱり小さい頃からすごかった! 個性派スポーツマン松井大輔伝説
サッカーW杯南アフリカ大会、日本代表の松井大輔は、日本が決勝トーナメントに進出するためには欠かせない選手であったことは誰の目にも明らかだろう。松井と小学校、中学校時代の同級生N氏は「大ちゃん(松井大輔)は、小学校の頃からすごかった。とにかく運動神経は飛びぬけていた」と語る。 中学生の時の体育の授業で、学校で走るのが一番速かった松井は当時2番目に速かった生徒と競争することになったという。「速すぎる大ちゃんにはもちろんハンディがありました。それが彼の走るコースにはハードルがあるというもの。それでも大ちゃんは勝ったんだから、学校のヒーローでしたよ」(N氏)。 ずば抜けた運動能力を発揮していた松井少年、もちろん女の子にモテモテだったのでは? N氏にそのあたりを聞いてみると、「もともと寡黙なタイプ。関西では面白い奴の方がもてるからね」(N氏)とのこと。 また、寡黙であったが、すこし独特な感性を持っていたとも。「小学生の時、長袖の体操服が暑いといって、ハサミで切って半袖にしてしまったんですよ。寡黙な大ちゃんがもくもくとハサミで服を切ってしまう姿にみんなは大ウケでしたが、先生には怒られてましたね」(N氏)。 スポーツ万能で個性的な松井少年。中学3年時にはサッカー留学で他の中学校へ転校、さらに高校はサッカーの名門である鹿児島実業へ進学したため、その後、N氏と会う機会は少なくなったという。ただ、「僕の弟がフランスに旅行へ行った時に、大ちゃんの練習を見に行ったんです。その時にまだ覚えてくれたみたいで食事に誘ってもらったとうれしそうに話していましたよ」(N氏)という。 最後にN氏は「やっぱり地元の英雄。これからもぜひ頑張って欲しい。W杯での活躍は自分のことのようにうれしい」と話す。一躍、世界的も注目を浴びる存在となった松井大輔。今後の活躍も期待される。
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スポーツ 2010年07月06日 14時30分
落合見下ろしの球宴監督推薦の原人事
5日に球宴のセ、パ監督推薦が発表された。パ・リーグ監督の日本ハム・梨田昌孝監督は、各球団同じような人数になる気配り人事だったが、セ・リーグ監督の巨人・原辰徳監督は、中日から12球団最多の4人も選ぶ人事を断行した。その裏には、宿敵、中日・落合博満監督徹底潰しの意図が見え隠れする。 先発・吉見、中継ぎ・浅尾、抑えの岩瀬、さらに打撃30傑3位の3番・森野。選手間投票で選ばれたブランコ、井端、和田の3人と合わせると7人にもなる。12球団最多の巨人の合計9人に次ぐ人員だ。巨人を追撃する阪神でさえ、久保、平野、マートンの3人の監督推薦で、ファン投票の藤川・城島の2人を加えても5人なのだから、中日選手の多さが際だっている。 「原監督の落合監督に対する報復だろう。『ペナントレースがすべてだから』と言い切り、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に1人も中日の選手を送らなかった落合監督は、オールスターでも嫌がらせをした。ペナントレースで好調だった吉見と川井、さらには抑えの岩瀬まで監督推薦で出すことを拒否しようとした。さすがに原監督が激怒して、渋々、吉見と川井の2人を出した経緯がある。だから今年は12球団最多の4人も監督推薦したんだよ。4人とも選ばれて当然の選手ばかりだから、落合監督も拒否できないだろうと、見下ろした人事だね」。 こう球界OBが内幕を語る。確かに的を射た見方だろう。3年前にリーグ優勝しながらクライマックス・シリーズで2位の中日・落合監督に完膚なきまでに叩かれたトラウマを引きずっていた原監督が、ここ2年間、落合監督に完勝してオレ流コンプレックスを一掃している。それどころか、WBC日本代表監督として世界一になってから、自信に満ちあふれ、逆に落合監督を見下している。 「中日の野球には閉塞感がある」等と公言したことまである。今回の4人の監督推薦を黙って受け入れたことで、完全勝利の意を強くしただろう。今後は、落合監督の出方注目されることになる。最大、唯一の理解者である白井オーナーから「今年は4年ぶりのリーグ優勝はもちろんだが、去年巨人にやられた分のお返しをして欲しい。16勝8敗の成績を」という、至上命令が出ている。 が、実際には首位・巨人から7・5の大差(5日現在)をつけられ3位、巨人との直接対決も3勝6敗と最悪の昨年のペースと同じだ。この現実の前に落合監督が完全に自信喪失してしまったのか。それとも「落合は転んでもただでも起きない。殺しても死なないヤツだ」という、球界関係者の間の落合神話は依然として死んではいなくて、ただ死んだふりをしているだけなのか。 9日からナゴヤドームで巨人との直接対決3連戦があるので、早速答えが出るだろう。ここでも叩かれるようならば、中日が奇跡の大逆転劇を起こすことは無理で、昨年まで同様に、巨人・原監督と中日・落合監督の上下関係は変わりようがなくなる。「落合にこれ以上、期待するのは無理がある。唯一、巨人を倒す可能性がある阪神をせめてアシストしろ。真弓は同じ昭和28年生まれの会の仲間なんだから。まず目先はオールスターだ。昨年4位だった真弓にはオールスターに出る権利がないから、コーチ役の落合が原の横暴を阻止する必要がある」という球界OBもいる。さて、原vs落合の宿命の対決は、どういう結末になるのか、しばらくは目を離せない。
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スポーツ 2010年07月05日 18時30分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(17) ホリさんのアキレス腱
悪太郎、甲府の小天狗と呼ばれた、V9巨人のエース時代の堀内恒夫伝説は門限破りなどが有名だが、野球人としては天才だったね。1967年10月10日。広島戦でのノーヒットノーランは、1試合3本塁打という信じられないおまけ付きだからね。 いくら打撃が良いといっても、こんな投手がどこにいますか。投手から転向させ、遊撃手をやらせても、攻守で一流、スタープレーヤーになっていたと言われるのもわかるよね。何をやらせても一流。野球センスのかたまりというしかない。 「10月10日はなんの日か知っているか。体育の日? 違うよ。オレのノーヒットノーランと1試合3本塁打を記念して、国中で祝ってくれる日だ」。この自慢げなセリフを、いったい何度聞かされたことか。あの天狗のような鼻をさらに高々としてね。 でも、認めざるを得ない天才だったからね。イチローなんか目じゃない背面キャッチも見たことがある。イチローの場合は、外野でフライを背面キャッチするだけだろう? 堀内恒夫はライナーを、しかも内野で背面キャッチしてしまうんだよ。あんなことは危なくて誰もまね出来ない。 野手が打撃練習中、投手は外野で走ったり、柔軟体操したりしてウオーミングアップする。そんな時に、ホリさんはブラブラと三遊間のあたりにいく。打撃練習中の猛烈なライナーが飛んでくる。「危ない」と思わず声を上げたくなるような打球だ。が、ホリさんはクルリと背を向けると、何事もなかったかのように、グラブに打球をおさめてしまう。こんな背面キャッチ、イチローだってできっこないよ。 野球だけではない。サッカーもうまいし、ラグビーボールを投げさせれば、これまた一流だし、卓球をやれば、誰もかなわない。運動神経のかたまりだ。さらに、頭脳派ときている。 V9時代、川上さんは必ずホリさんを第1戦に先発させる。なぜか。小松さん(先乗りスコアラー)が偵察して集めた相手チームのデータと、ホリさんがマウンド上で実際に収集した生きた情報を突き合わせるせるためだ。 定評のある小松メモと、観察眼の鋭いホリさんの試合での生情報がミックスされれば、どんな相手でも丸裸にされてしまうよ。完璧な対策が出来上がるから、負けるわけがない。でも、ホリさんらしいのは、川上さんまでだましてしまう。ミーティングで熱心にメモを取っているから、川上さんが「ほら見てみろ! 堀内はあんなに熱心にメモを取っているだろう」と、他の選手の模範としてほめる。 ところが、実際は何をやっていたのか、オレは近くにいるからよく見える。ノートに書いているのは、大好きな戦闘機のことや、空母のことなんだよ。野球に関するミーティングのことなんか、1行だって書いてない。これには後日談があって、最後には川上さんにばれてしまったんだけどね。 天才プレーヤーで、いたずら好きな悪太郎。二つの顔を持っていたホリさんには、もう一つの顔、義理人情の厚い男らしさがある。 長嶋さんが監督1年目の昭和50年、最下位になった時の投手陣のメンバーだけで「さいかい」という会を作り、今でも酒を飲んだりしている。「最下位」と「再会」をひっかけた親睦会でホリさんがリーダー役だ。このメンバーの中でガンにかかり、闘病生活をした者がいる。 入院費など闘病に3000万円近くかかった。とても簡単に支払える額ではない。それを全額、ホリさんがポンと出してやり、面倒をみたんだよ。簡単にできることではない。義理人情に厚い親分肌なんだ。 面倒をみてもらったヤツと奥さんは、ホリさんに感謝感激したのは言うまでもない。少しでも恩返ししたいと、何かあれば、ホリさんのためにと駆けつけているよ。そんな堀内恒夫にも一つだけアキレス腱がある。カナヅチなんだ。巨人の伝説的な三大カナヅチ、ホリさん、柴田さん、杉山(茂)を、当時チーム内で知らない者はいなかったよ。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年07月05日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第21回、インターバル講習会レポ」
今回は、7月3日(土)に開催しましたインターバル講習会の報告です。 内容は、体操の後、ウォーミングアップ講習、動き作り、1000×5セットというものです。 この日、競技場が一般開放されていましたのでトラックで行いました。体操を終え、参加者の皆さんに「なぜウォーミングアップをしますか?」と質問しました。色々な意見が出ました。一部ご紹介すると「筋肉に刺激を入れる」「気持ちを走るモードに変える」「筋肉を温める」「疲れるからしない!」 このような意見でした。 ウォーミングアップは、レースや練習で良い走りができるように行うので、レースの距離、練習の内容、季節などで変わってきます。基本的には、(1)筋肉を温める、(2)脳を走るモードに変える、(3)ゆっくり走ることで酸素をカラダの隅々まで運ぶ、(4)筋肉に刺激を入れる この4つのためにウォーミングアップをすると私は考えます。 (1)は、特に冬などはカラダを温め、筋肉を良い状態にします。 (2)は、それぞれ方法はありますが、私はウォーミングアップ中のランニングで、集中力を高め走るイメージをします。マラソンなどの長いレースはスタート前はリラックスを心がけます。 (3)は、スピードをいきなり出す種目は、特にカラダの隅々に酸素を運びスタート後の酸欠になるのを防ぎます。 (4)ゆっくりのランニングの後に、スピードを上げたダッシュを数本入れることで筋肉に適度の刺激を入れます。 こんな事を頭に入れて、ウォーミングアップをしてみて下さい。 動き作りは、レース前は行いませんがトレーニングの一環なので今回は入れました。速いランナーでも基本的な動きが出来ていない方が多いので、ランニングに必要な動きを数種行いました。速く走るためには、地面の反発をもらい推進力に変えていかなければいけませんので、地面に触れる接地は重要です。接地の感覚を高める動き作りも入れました。 いよいよ、1000mのインターバルです。設定タイムは、目標とするタイムを5分割したタイムにしてもらいました。例えば、5km20分目標であれば、20÷5=4となるので、1km4分と設定します。 今回は、休息を2分としました。1kmを4分で走り、2分間休みます。それを5セット行うのです。 インターバルの効果は、第19回でも解説していますのでご覧下さい。皆さん苦しいながらも頑張っていました。普段、タイムを計測してくる人なんていないから、孤独なトレーニングも仲間とタイム測定があるから力が出るようです! 練習後は、近くの居酒屋で親睦を深め、楽しく飲みました!やっぱりラン後のビールは最高ですね。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第22回は、『ペース感覚』写真:西田隆維のランニング仲間
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スポーツ 2010年07月05日 13時30分
最下位・横浜が尾花監督を外して『スタッフ会議』
4連敗を喫し、横浜・尾花高夫監督(52)は天を仰いだ(7月4日)。この日、ペナントレースのちょうど半分となる72試合を消化し、25勝47敗。首位巨人とのゲーム差は18.5。監督の途中交代などでチームが混乱している5位・東京ヤクルトとのゲーム差も、4.5。4位・広島も故障者続出で万全ではないが、ネット裏の解説陣は「横浜に抜かれる要素はない」と言い切る。 「横浜はミスが多いんですよ。バントを空振りしたり、内野手の外野手の間に上がった飛球を捕るのに衝突したり…。こういうミスを続けているうちは、誰が監督になっても厳しいでしょうね」(在京球団スコアラー) この日も『ミス』が見られた。同点で迎えた6回裏、無死二塁の好機で石川雄洋(23)がバントを空振り。二塁走者・下園辰哉(24)も三塁ベース前でタッチアウト…。広島が勝ち越しに成功したのはその裏だった。 そんな横浜で、奇妙な『スタッフ会議』が行われていた−−。 「交流戦後、一軍首脳陣が招集されたんです。フロント上層部の指示で『打開策』が話し合われたんですが、尾花監督だけが外されました」(関係者) 尾花監督を外すよう指示したのも、フロント上層部だという。 前出の関係者によれば、このスタッフ会議の議案は「チームの戦力分析、今後の編成・補強、育成」とのこと。その通りだとすれば、一軍指揮官である尾花監督がまとめ役を務めるべきだが…。 「監督がいたら、遠慮して言えないこともあるでしょうから」(前出・同) 説明になっていない。 コーチスタッフは意見を戦わせるだけではなく、統一見解を持ったそうだ。今後、指導内容で行き違いがあれば混乱するのは選手である。それを防ぐためだが、このスタッフ会議の内容は島田誠ヘッドコーチ(55)を介し、尾花監督にも伝えられたそうだ。 「尾花監督は理論派ですよ。『コーチ全員の統一見解』と言われてもスンナリ受け入れるとは思えません。島田ヘッドは監督に反論されるのを想定し、根拠をまとめていました」(球界関係者) 現時点では『憶測』にすぎないが、このスタッフ会議の本当の目的は「チームの戦力分析」ではなく、別の何かがあったのではないだろうか。繰り返しになるが、チームの補強、育成に関する話し合いなら、尾花監督がいて始めて成立するのではないだろうか。 「島田ヘッドは自分たちのまとめた意見を伝えるのに、苦労したようですよ…」(同) プロ野球解説者の1人は「尾花批判ではない」と前置きし、 「尾花監督は自分の考えに自信がある人だから、反対意見を受け入れられないのでしょう。そういう性格を知っていたからこそ、コーチ全体で意見をまとめたという段取りが造ったのではないか?」 と、予想していた。 横浜は01年の森政権以降、「3年以上」務まった監督は1人もいない。あるベイスターズOBは「新監督はチームを掌握するため、ベテランに気を遣う。だから、若手が育たないんだ」と話していた。 指揮官を外してのスタッフ会議以降、一軍首脳陣に亀裂が生じたとの情報はないが、尾花監督の胸中は複雑だろう。フロントは3年以上を託す覚悟でいなければ、横浜は強くならないのではないだろうか。
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スポーツ 2010年07月05日 12時00分
マニーラミレスは来日するのか 第二弾
現在ロサンゼルス・ドジャースの主砲であるマニー・ラミレス選手の来日や巨人入り可能性について、本配信記事に書いた。その時は来日を肯定したのだが、否定の意見もある。 「まずは99%ない話ですね。ラミレスは以前から契約に関することになると、移籍話をチラつかせることがあります。それは自分よりも若く実績が少ない選手が年俸面で大きく上回ると、そんなコメントをすることもありました。今回の件も2月のキャンプ中に、ドジャースとの残留交渉の中で、番記者に発言しただけのこと。日本のプロ野球でプレーすることの真剣さはほとんどない中でのことです。ラミレスの代理人は、メジャーNO1エージェントのスコット・ボラス。NPB入りを一つの材料にすることはあっても、メジャー移籍が第1希望のはずです。個人的には、古巣のレッドソックスに出戻ったほうがキャラ的にもあっていると思いますが」(有名スポーツジャーナリスト) そのはじけたキャラクターや高年俸といった要素を考えると、マニー・ラミレス選手来日について、安易な希望的観測にはあまり意味はなさそう…というところなのだろうか。 しかしながら、光明、というか可能性を口にするジャーナリストもいる。 「本人の性格からして、来日発言に深い意味があったとは思えませんし、規律重視の日本野球に合う選手とも思えません。ただ、昨シーズンあたりから衰えが見られるようですし、メジャーのプライドにこだわるタイプでもないので、金目当てに晩年に日本に来る可能性はゼロではないかもしれません」(別の有名スポーツライター) 先ごろのインターリーグでも、年齢による衰えのせいか、速球に振り遅れる場面が目立った同選手だが、 「ひと回り遅い日本人投手の真っ直ぐなら問題はないでしょう。もともと変化球打ちは得意ですし、相当な成績は残すでしょう。ただ、オファーする日本チームがあるかどうか…3日で帰る可能性があるキャラなので、みんな彼との契約には尻込みするでしょうね」(同スポーツライター) あくまで感想、と銘打ちながらも質問に答えてくれた両専門家。 日本で“大リーグ全体の主砲”が観られるのは楽しみだが、契約は相当リスキーなようである。
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スポーツ 2010年07月03日 16時40分
W杯 敗退した国から聞こえてきた“すべらない”話
W杯南アフリカ大会は2日から勝ち残ったベスト8の国々の戦いがスタートし、グループリーグで日本に勝ったオランダがブラジルに2-1で勝ちベスト4に進出。栄冠に一歩近づいた。 そんな中、グループリーグで敗退した各国から聞こえてきた“すべらない”話をまとめてみた。 まずは06年ドイツW杯の覇者イタリア。連覇を期待されながら、36年ぶりの1次リーグ敗退を喫し、リーグ最下位というおまけ付き。帰国後は空港でファンから“手荒すぎる”歓迎で迎えられると思われたのだが…。 早朝のローマの空港では約20人に罵声を浴びせられただけで、居合わせた観光客からサインを求められるひと幕も。ミラノの空港にはファンの姿さえなく、もはや国民は無関心だった。MFガットゥーゾは「人生で最悪の出来事の1つ」と敗退を嘆いた。 セリエAの八百長騒動以来、サッカー人気が年々衰退しているイタリアだが、今大会の結果が人気衰退に拍車をかけそうだ。 ドイツW杯はイタリアに敗れ準優勝のフランスも最下位で1次リーグ敗退。 第2戦のメキシコ戦ではエースのFW・アネルカがドメネク監督に暴言を吐きチームを追放されたが、チームメイトはアネルカに同情し練習をボイコットしチームは空中分解したが、敗退の責任はほぼ監督にあり。 なんでも、ドメネク監督は星占いでメンバーを選出。「チームにさそり座の人間が2人いると互いを殺し合う」が持論で今大会のメンバーでさそり座は1人というテキトーぶりだった。 ブラジル、ポルトガルと同じ“死のグループ”に入った北朝鮮は初戦のブラジル戦で2-1と大健闘。ところが、続くポルトガル戦では0-7と歴史的大敗を喫したものだからさあ、大変。 大会前からささやかれていたことだが、日本の某テレビ局に出演した某北朝鮮評論家いわく「監督は国の面目を潰した責任で、炭坑送りになり朝6時から夜11時の過酷な労働を日に3回のトウモロコシのスープだけで強いられる」。 キム・ジョンフン監督はメディアに対して「予選突破はできなかったが、懲罰を受けることはない」と明言したが、果たして将軍様のご決断は? 高い身体能力で90年代のサッカー界を席巻した「スーパーイーグルス」ことナイジェリアだが、最下位で1次リーグ敗退。 このふがいない結果になんと国が動いた。同国のジョナサン大統領のスポークスマンは代表チームに今後2年間、すべての国際大会に参加しないよう命じたことを明らかにした。 国際大会への参加停止の決定は、代表チーム再建のためで、監督の雇用状況や代表チームに掛かった費用なども監査される見通しだという。対外試合をこなさず、どうやってチームを強化するかが見物だ。 最後に、ベスト16進出というある意味予想外の結果を残した日本から。 岡田武史監督は今大会で退任する意向を表明したが、青森県八戸市を中心に発行されている朝刊紙「デーリー東北」は1日付け1面でこのニュースの記事を「岡田首相 退任の意向」と誤った見出しを掲載してしまった。 同社によると、当初メーンを「日本代表きょう帰国」、サブを「岡田監督 退任の意向」としていたが、レイアウトの担当責任者がメーンとサブ見出しの入れ替えを指示。その際に「岡田首相」と誤入力してしまったが誰も気づかず。 印刷開始から約40分後に気づき修正したが、発行部数10万5000部のうち、5万部が間違ったまま配達されたという。 日本の岡田姓で首相の座に最も近いのが民主党の岡田克也外相だが、この見出しに苦笑か?
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スポーツ 2010年07月03日 16時00分
楽天・ブラウン監督のナゾ氷解させた? 三木谷発言
1弱・楽天だけが取り残されそうな展開になってきたパ・リーグのペナントレース。「ホラ、見たことか。広島でBクラスばかりのブラウンなんぞを監督にして、2位になったワシをクビにするから、こんなことになるんや」。そんな野村克也前監督(現名誉監督)の球団をあざ笑う声が聞こえてきそうだ。 「今からでも遅くない。なぜ岡田監督を解任しないのか」とまで酷評された戦前の予想を完全に覆し、サッカーW杯南アフリカ大会で史上2度目の16強入りした岡田ジャパンが、改めて証明したように、「勝負の世界は勝てば官軍、負ければ賊軍だ」。岡田大バッシングから手のひら返しの岡田賛歌。「将来は日本サッカー協会の会長だ」という声まで聞かれる。プロの世界は成績こそがすべてだけに、昨年2位の実績を持つ野村氏が何を言っても球団側はただひたすら堪え忍ぶしかないだろう。 しかも、ここへきて、広島で5、5、4、5位と4連続Bクラスだったブラウン監督をなぜ楽天が招いたのか、謎解きできるような衝撃的な? 三木谷浩史球団会長の発言が飛び出している。「2012年度末までに英語をグループの公用語にする」「日本企業をやめ、世界企業になる」。 この三木谷発言は、正社員が約6000人いる、本社であるネット通信大手の楽天会長兼社長としてのものであり、球団会長の発言ではない。が、鶴の一声ですべてが決まる超ワンマン経営者が、「英語をグループの公用語にする」と高らかに宣言しているのだ。勘ぐりたくなるのが人情だろう。 「そうか、やっと楽天・ブラウン監督の謎が解けたよ。年俸が安い(推定6000万円)だけじゃなかったんだ。楽天グループの英語公用化の先駆けとして、まず楽天球団の監督を外国人のブラウンにしたのか。ノムさんじゃ英語はしゃべれないからな」。早速敏感に反応した、こういう冷やかし半分の声が、球界関係者の間からあがっているのも、当然といえば当然の状況と言えるだろう。 つい最近まで仲良く最下位争いをしていた日本ハムまでが快進撃で急上昇。優勝争いの輪に加わろうとしている、楽天だけが混パから置いてきぼりの大危機だ。12球団一と自慢できる岩隈久志、田中将大の二枚看板も、もう一つ精彩を欠いている。 「ブツブツ口うるさく言うワシがおらんようになって、チームに緊張感がなくなったからや。開幕前にワシが予想した通りやないか。正直言って最下位だと思っとったが、名誉監督という立場におるから、武士の情けで5位にしてやったんや」。 事あるごとにこう繰り返す、我田引水気味の野村発言にも、球団側は反論できないし、ファンからいつ野村監督復帰待望論が出てきても不思議ではない。開幕前の野村氏の5位予想に激怒。選手の前で「そんなことは絶対にあり得ない。そうなったら、みんなに土下座して謝罪する」と大見得を切っているブラウン監督。が、今、絶体絶命の危機に立たされている。 「そうか、楽天グループの英語公用化の先駆けとしてのブラウン監督か。だからBクラス監督でも良かったのか」という、不名誉な風評が球界の定説にならないようにするには、死に物狂いで巻き返しを図るしかない。
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スポーツ 2010年07月03日 07時00分
オールスターで帰還 福岡のファンは「城島を観たくない」!?
福岡のファンはオールスター戦で『辛い光景』を見ることになりそうだ。ソフトバンクの正捕手・山崎勝己(27)が負傷で途中退場したのは、6月20日(対西武戦)。その後、左ヒザ内側半月板損傷と判明。秋山幸二監督(48)を始め、首脳陣のショックは相当なものだった。山崎は今季のキーマンと言っても過言ではなかった。 「もともとリードには定評のある捕手だったんです。昨季まで、ホークスは田上(秀則)をスタメンマスクで使っていましたが、山崎は打撃にも磨きをかけ、田上との正捕手争いに勝ったんです」(プロ野球解説者) 先の西武戦には『続き』がある。山崎の負傷退場を受け、高谷裕亮(28)が送られた。高谷のせいにはしたくないが、先発の杉内俊哉(29)が西武・細川に満塁アーチ浴び、6失点と炎上…。翌21日、山崎の今シーズン中の復帰が絶望と分かり、ホークスナインは声を失った。 「今年、ホークスは球宴のホストチームです。城島がセ・リーグのファン投票で選出された捕手として帰ってくるんですよ…。城島のハツラツとしたプレーは、ある意味で見たくない光景でしょうね。ホークスは捕手難で試合を落としているんですから」(前出・同) 城島健司(34)の阪神入りは、星野仙一SD(63)の直接交渉で一気に決まったように報じられたが、実際は違う。マリナーズ退団を決心した昨年秋、イの一番に王貞治・球団会長に連絡を入れていた。つまり、ホークス帰還が難しいと分かり、阪神との交渉に臨んだのである。 「王会長は城島帰還に前向きでしたが、予算のこともあって(選手総年俸)、他フロント幹部が難色を示したんです。田上が正捕手の座を掴み、山崎が巻き返そうと必死に頑張っていたときでもありました。秋山監督は若い彼らに託してみたかったんでしょう」(関係者) 山崎の戦線離脱により、王会長は緊急補強にも乗り出した。捕手を獲得するのか、それとも、先発投手をもう1枚足すのかは不明だが、こんな指摘も聞かれた。 「小久保政権の誕生時期が早まるんじゃないか!?」 秋山監督も人望が厚い。二軍監督時代、春季キャンプでは夜の7時すぎまで若手が居残り練習をすれば、秋山監督もそれに付き合った。「秋山監督の熱意が若手を遅くまで練習させた」なる声もあり、キャンプ地・宮崎では「秋山サンが監督になるときは強くなる」と、地元関係者を唸らせていた。しかし、 「カリスマ性というか、そういうオーラは小久保サンの方に感じる。いずれ、小久保サンが監督になるんだろうけど…」 ホークス選手は多かれ少なかれ、そんなふうに小久保待望論を口にする。 昨年オフ、球団は森脇浩司ヘッド兼内野守備走塁コーチを切ったように(職員復帰)、容赦ない人事刷新を強行した。ダイエーからソフトバンクに球団名を変更して5季目、いまだ優勝はない。秋山監督は3年契約の2年目だが、決して安泰ではないのだ。 「高谷、田上も必死ですが、『城島を獲得しておけば』の後悔は、オールスター戦が近付くにつれ、強くなっていくはず」(前出・関係者) 王会長は緊急補強に動き始めたが、秋山監督にとっては辛い夏になりそうだ。
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