内容は、体操の後、ウォーミングアップ講習、動き作り、1000×5セットというものです。
この日、競技場が一般開放されていましたのでトラックで行いました。体操を終え、参加者の皆さんに「なぜウォーミングアップをしますか?」と質問しました。色々な意見が出ました。一部ご紹介すると
「筋肉に刺激を入れる」
「気持ちを走るモードに変える」
「筋肉を温める」
「疲れるからしない!」
このような意見でした。
ウォーミングアップは、レースや練習で良い走りができるように行うので、レースの距離、練習の内容、季節などで変わってきます。基本的には、(1)筋肉を温める、(2)脳を走るモードに変える、(3)ゆっくり走ることで酸素をカラダの隅々まで運ぶ、(4)筋肉に刺激を入れる
この4つのためにウォーミングアップをすると私は考えます。
(1)は、特に冬などはカラダを温め、筋肉を良い状態にします。
(2)は、それぞれ方法はありますが、私はウォーミングアップ中のランニングで、集中力を高め走るイメージをします。マラソンなどの長いレースはスタート前はリラックスを心がけます。
(3)は、スピードをいきなり出す種目は、特にカラダの隅々に酸素を運びスタート後の酸欠になるのを防ぎます。
(4)ゆっくりのランニングの後に、スピードを上げたダッシュを数本入れることで筋肉に適度の刺激を入れます。
こんな事を頭に入れて、ウォーミングアップをしてみて下さい。
動き作りは、レース前は行いませんがトレーニングの一環なので今回は入れました。速いランナーでも基本的な動きが出来ていない方が多いので、ランニングに必要な動きを数種行いました。速く走るためには、地面の反発をもらい推進力に変えていかなければいけませんので、地面に触れる接地は重要です。接地の感覚を高める動き作りも入れました。
いよいよ、1000mのインターバルです。設定タイムは、目標とするタイムを5分割したタイムにしてもらいました。例えば、5km20分目標であれば、20÷5=4となるので、1km4分と設定します。
今回は、休息を2分としました。1kmを4分で走り、2分間休みます。それを5セット行うのです。
インターバルの効果は、第19回でも解説していますのでご覧下さい。皆さん苦しいながらも頑張っていました。普段、タイムを計測してくる人なんていないから、孤独なトレーニングも仲間とタイム測定があるから力が出るようです!
練習後は、近くの居酒屋で親睦を深め、楽しく飲みました!やっぱりラン後のビールは最高ですね。
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【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー
第22回は、『ペース感覚』
写真:西田隆維のランニング仲間