スポーツ
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スポーツ 2010年06月29日 15時00分
未完の大器・堂上直の一発に救われた中日スカウト
ハンカチ世代の“未完の大器”堂上直倫内野手(21)に、待望の一発が出た。このプロ初本塁打は意義深い。元中日投手の父・照さん、兄で中日の先輩・剛裕(25)に続く父子二代の兄弟アーチである。 「井端(弘和)の代役としてスタメン二塁を任されたんですが、打率は1割そこそこ。そろそろ結果を出せなければ、二軍落ちもあり得る状態でした」(プロ野球解説者の1人) 今さらではあるが、堂上は07年高校生ドラフト1巡目指名で、中日、巨人、阪神が競合した。皮肉なものである。抽選に外れた巨人が獲得した坂本勇人はレギュラーに定着し、堂上直は坂本との『差』が大きく開いた現状に、強い危機感も抱いていたという。 しかし、当の堂上以上に安堵したのはスカウトマンたちのようだ。 「中日スカウトが高校生の視察現場で苦しんでいるって話はよく聞きますよ」(ライバル球団スカウトマン) 堂上直の長い二軍暮らしは中日スカウトマンを追い詰めた。 「アナタたちにも問題があるんじゃないですか!?」 有望高校生を抱える指導者、関係者にそんな苦言を呈されたこともあるそうだ。 「アマチュアの指導者、とくに高校生を預かっている監督さんたちは『我が子を送り出す心境』ですからね。将来のことを考え、進学させるべきなのか、それとも、プロで勝負させても大丈夫なのか…。考えてみて下さいよ、約1億円も払って獲得した高校生が3年間も二軍で燻っていて、その間、下位指名した大学生、社会人はすぐに一軍を経験しているわけです。中日の育成ビジョンに問題があるんじゃないかと不安に思うのは当然でしょう?」 高校野球指導者の1人がそう言う。 約1億円も払って獲得した高校生とは、堂上直のことだ。堂上が二軍でもがいている間に中日入りした社会人、大学出身選手はすでに一軍を経験している。まして、巨人・坂本の今日の活躍を思えば、「育成に問題がある」と猜疑の目を向けられても仕方ない状態だったのだ。聞けば、地元名古屋から疑問の声が強く聞かれたという。 「これで、中日のスカウトマンたちも『育成はしっかりやっている』と反論できるでしょう。堂上直に一発が出るまで『29打数3安打』だったんです。『落合(博満)監督も結果をすぐに求めず、我慢しながら起用している』と言い返せますし」(前出・プロ野球解説者) だが、堂上直がこれからもスタメンで出場できるとは限らない。正二塁手・井端が帰って来た場合、堂上直がベンチスタートになるのが濃厚だ。一部では、「三塁手の森野を外野に持って行き、堂上直を二軍同様、三塁で使えばいい」と反論する声も聞かれたが、全ては落合監督次第である。 「打率2割8厘(6月28日時点)のセサルを使い続けましたからね。外野フェンス衝突の故障がなければ、まだスタメン起用していたかもしれません」(地元メディア陣の1人) 落合監督は自身が見込んだ選手にはチャンスを与え、結果がすぐに出なくても我慢して使う。「見込んだ選手」というのはエコ贔屓ではない。走攻守において数字に表れない部分でもチームに貢献している選手、何か1つでも強い特徴を持った選手のことだ。今の堂上直は高校時代のような『強打堅守』のイメージはない。井端復帰後、再びベンチを温めたとしても仕方ないのではないだろうか。 「しがらみを嫌う指揮官でもあります。コーチスタッフに外様が多いのは、選手とコーチが馴れ合いの関係になるのを嫌がってのことで、周囲が堂上直を使い続けろと言えば、逆効果かもしれない」(前出・同) 堂上直が出遅れた責任は中日首脳陣にはない。しかし、中日スカウトマンは堂上直が試合に出続けている間に有望高校生をクドキ落とした方が良さそうだ。
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スポーツ 2010年06月29日 12時05分
歴史を変えるか、岡田ジャパン!
W杯南ア杯も決勝トーナメントが先週末から始まった。前回大会の優勝国イタリアや準優勝のフランスも敗退する中、我が岡田ジャパンは見事日韓大会以来2度目のグループリーグ突破を決めて、初のベスト8に臨むべく、パラグアイと今夜決戦である。 岡田監督は記者会見で「明日の試合はベスト8という、まだ日本が経験したことのないポジションへのチャレンジということで、われわれとしては今持っている力を全力でぶつけて、このチャレンジに打ち勝ちたい」「僕自身は、目標はここではない、モチベーションは全く問題ない」と頼もしいコメントをした。 さて今夜対戦するパラグアイであるが、ビッグネームこそいないものの、南米予選ではあのメッシがいるアルゼンチンに1勝1分、優勝候補の呼び声高いブラジルには1勝1敗、結果3位突破と決して侮れない相手である。しかも今大会は南米からのチーム全てが決勝トーナメント進出とする中でのことから、かなりの強豪であることは明白だ。 攻撃でも他国に引けを取らないカウンターを武器とし、守備でもプレスが早く、球際にも強い。そして南米特有の「マリーシア(ずる賢さ)」を出してくる。さて、そんな強豪に岡田ジャパンは勝てるのであろうか? 決勝トーナメントにはご存じの通り「引き分け」がない。PK戦になれば別だが、とにかく「点」を取らないと勝つことが出来ない。日本選手も「カウンターとFKがうちの武器」という。ボールポゼッションを保ち、臆することなくどんどん仕掛けることが出来れば、ここらへんを拾うこともでき、勝利が見えてくる。 リアルライブの予想は2対1で日本の勝利! ベスト8進出…ただ本当の戦いはこの後から始まる。目標としているのは「ベスト4」であるからにはここで負けては始まらない。まさしく世間で言われている「絶対に負けられない戦いがそこにある」が今夜行われる。日本サッカー界の歴史が変わるかもしれない今夜。アナタは歴史の証人になるはずだ。日本対パラグアイはまもなくキックオフ!!<タケルー>
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スポーツ 2010年06月28日 17時30分
過去の遺恨消えず、ステーキ・フォークと鎖鎌で流血! 6・26「スーパーFMW」の場外ウラ事情
かつて、プロレスにおけるすべてを破壊し、新たな世界を創造した男たちがいた。「邪道」と呼ばれることを恐れず、己の道を貫いた団体、それがFMW(Frontier Martial-arts Wrestling)である。 古巣・全日本プロレスで“一度目の引退”の後、流浪の人生を送ってきた大仁田厚が、海外で活躍していたターザン後藤に声を掛け、男女混合・異種格闘技戦・有刺鉄線デスマッチなど、「なんでもアリ」のインディー団体を立ち上げてから早20年以上。途中、主要選手の離脱や借金、社長の自殺、そして崩壊…ダークでアンタッチャブルな数多の醜聞を繰り広げ、伝説となった。 そして昨年12月24日、ターザン後藤が「スーパーFMW」として、FMWのリングを復活させた。 つい先日、大仁田厚が6度目の引退を表明し、ファンの間のみで密かに話題となったばかりだが、ターザン後藤はブログで「俺達は心ある限りFMWは絶対に潰さん!」という大仁田の意志を受け継ぎ「言いたい奴はいくらでも言え! 誰が何と言おうと俺達がFMWだ」と高らかに宣言している。 未だに、かつてFMWのスタッフであった茨城清志が過去のDVDを販売し続けるなど、遺恨が尾を引き、旧団体名を権利問題でそのまま引き継ぐことができなかったりなど、過去の負債やトラブルは山積み状態だが、それでも男たちの熱い情念だけは伝わってくる。 そんなスーパーFMWの興行が、2010年6月26日、東京・新木場1st Ringで開催された。 前座は、ネギやダイコンを手にしたニューハーフによるバルーンマッチや、バカボンのパパや駅員姿の芸人レスラーが対決する「真・下町プロレスvs.西口プロレス」。力士と女子レスラーによる男女混合異種格闘技、チェーンソーを振り回すレザーフェイスなど怪奇レスラーによる場外乱闘、果ては年齢不詳の演歌歌手・茜ちよみがセーラー服姿で登場するなど、イロモノを盛り込みつつも、「FMW認定インディー世界ジュニアヘビー級選手権」などガチンコ勝負もしっかりあって、まさに「なんでもアリ」というFMWの遺伝子を継ぐ内容であった。 しかし、中でも圧巻だったのはラストの「ハードコア・ストリートファイト6人タッグマッチ」だろう。 ターザン後藤とミスター・ポーゴという、若き日にアメリカでタッグを組んでいたという名コンビに、狂猿・葛西純ら外様レスラーたちが挑んだ。しかも、チラシには6人と書いてあるのにリングに上がったのは8人…のっけからメチャクチャである。 ゴングが鳴るより先にバトルが始まり、ターザン後藤が海外修行時代にバイトのレストランで愛用したというステーキ・フォークを持ち出し、相棒のポーゴはいきなりカバンから鎖鎌を取り出した。 アッという間にマットは血に染まり、客席の最上段まで巻き込んだ場外乱闘が始まった。逃げ惑う観客たちのド真ん中でパイプ椅子が振り下ろされ、まさに会場は阿鼻叫喚の地獄絵図。 客席の椅子がリング上に積み上げられ、行き場を失った観客たちが右往左往する最中、ターザン後藤が相手を丁寧に並べた椅子の上に寝かせつけ巨体を駆使してダイブ、息も絶え絶えになったところをフォールして3カウントを勝ち取った。 ラストのマイクパフォーマンスでは「お前の老後の面倒はオレが見てやる」とポーゴに求愛とも解釈できる発言をし、おもむろに手にした蛍光灯を頭でカチ割り、自身の胸を割れたガラスで傷つけはじめた。 かつてはいざこざもあり、つい最近もプロレス雑誌に悪口を書かれるなど、単純にタッグを組める間柄ではないものの、積み重ねた年月と想い出が、二人を感傷にひたらせるのか…リング上に哀愁が漂い、何とも言えない空気が流れ始めたところで客席から「もう、いいよ後藤!」と声が掛かった。 もはやプロレスが「筋書きのあるドラマ」であることは周知の事実となりつつあるが、リングの外側にはドラマが満ちあふれている。単なる流血パフォーマンスのウラ側にも、言葉にならない「熱い思い」が込められているのだろう。 末期状態に近いこの不況下において、かつての人気バンドが経済的理由から復活を余儀なくされるケースが音楽界では数多いが、プロレス界もその例外ではなく、これまでに数多のレスラー、団体が廃業とカムバックを繰り返している。スーパーFMWの復活も、その一つと受け取られても無理はないだろう。 だが、スーパーFMWには新たな伝説の息吹を感じる。激動の荒波に身を置かずにはいられない男の性が、旋風を巻き起こしてくれるに違いない。 ちなみに会場ではターザン後藤の使用済みコスチュームが3万円で販売されていた。最後まで売れ残っていたので、興味のある方は次回の興行でゲットしてみてはいかがだろうか。念のためスタッフに尋ねてみたが、洗濯してあるのかどうかは定かではない。◆真・ターザン後藤一派公式サイトhttp://www3.hp-ez.com/hp/tgoto/(「亡国コラムニスト」犬山秋彦 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年06月28日 15時29分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第18回、ポタラン」
今回のテーマはポタランです。ポタランって何? 辞書で調べても出てきません。 以前も書きましたが、私が造った造語です。Air Run TOKYOランニングクラブを立ち上げた時に、ある想いを込めて造りました。Air Run TOKYOランニングクラブには、全く走ったことのない人や、レースに出る目的ではなく健康のため走る人達にもAir Run TOKYOに入会してもらいたいと考えました。 そこで、ポタランという言葉を考え、風景や四季を感じながらランニングを楽しむ「ジョギング散歩」という意味にしました。 ヒントにしたのは、ポタリングという言葉です。自転車散歩や目的地を決めずに自転車に乗ることと辞書では出てきます。 ランニング界では、山道や長い距離、長い時間など走る時に、リュックを背負いランニングすることを「マラニック」と呼びます。マラソンとピクニックを合わせた造語です。造語でありながら、マラニックという言葉は雑誌などにも良く使われ、ランナーの間には浸透しています。私が思いついた「ポタラン」も浸透できればうれしいです。 ポタランは、ゆっくりの速度で構いません。息が切れたら歩いてもいいので、いつもより長い時間運動することを目指して下さい。 ある日の私のポタランです。朝10時、音楽を聴けるプレヤーと千円札を、濡れても平気なように、小さなビニル袋に入れて出発です。私が住む文京区から渋谷区にある代々木公園を目指します。行き(往路)は、新鮮な気分を味わうために、僕は通ったことのない道を通るようにしています。時には、行き止りになり引き返すことも(笑)。帰り道(復路)に迷うと疲れが倍増するので行きのみ冒険します。途中、商店街を通って活気ある八百屋さんを見たり、昔ながらの魚屋さんを見るのも楽しいです。現役時代は、速く走ることだけを考えていましたので「人に勝つ」「自己ベスト」この2つでしか喜びを感じることが出来ませんでした。 そんな昔があるから、現在のランニングを違った角度から見つめ、楽しむことができるのかも知れません。今でも速く走ることは意識しますが、仲間と楽しんでいる! と思うことが一番心地よいのです。 代々木公園に向かったポタランの話しに戻りますが、代々木公園近くで、その時飲みたいと思った缶ジュースを買います。毎回飲みたい物が違っているのが分かります。約10kmの道のりでも、普段より何倍も美味しく飲める気がします。今の季節は冷たいものが最高です。缶ジュース片手に、ウォーキングして、他の走っている方を見て、パワーをもらいます。そして、帰り10kmを頑張るのです。 家に着くと、予想より大幅に時間が過ぎていることがあります。息を切らさないので意外に楽で時間が経つのも早いものです。 皆さんも、是非ポタラン試して下さい。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第19回は、『インターバルトレーニング』
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スポーツ 2010年06月28日 14時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(16) V9エースのホリさん
自民党比例区候補として7月の参院選に出馬することになった、V9エースのホリさん(堀内氏)には我々の代表として頑張って欲しい。オレが“千科辞典”ならホリさんは百科事典で、物知りだし、なんでもできる男だ。 現役時代はV9エース、コーチも経験して巨人の監督までやった。野球選手としてやることはすべてやったよね。キヨシ(中畑氏)が新党たちあがれ日本から出馬するのは、巨人も原長期政権になりそうだし、監督をあきらめたからだろう。あれだけ監督になりたがっていただけに、内心では複雑な思いもあるだろう。が、ホリさんの場合は思い残すことはないだろう。 巨人の監督としては「史上初めて優勝できなかった監督」などと言われているが、何も恥じることはない。生え抜きの高橋由伸を4番にしようとしたりして、V9巨人野球の復活を目指そうとしていた。それを阻んだのは、清原であり、フロントの後方支援不足だからね。ホリさんに責任はない。 キャプラー、ミセリなんて外国人選手はひどかったね。とくにミセリは記念だといって、浅草で人力車に乗ってから帰国するんだから、本当にふざけたヤツだよね。「間違って本人じゃなくて、兄貴か弟でもきたんじゃないか」とホリさんも怒っていたよ。 結果が伴わなかったのはフロントの責任だし、巨人監督を経験してとりあえず野球人生にピリオド。政界に転身するのはいいことだと思う。これからは政界で野球界、スポーツ界のために全力を尽くしてもらいたい。なにしろ当選さえすれば、ホリさんはなんでもできる人だからね。 NPO法人の「山梨県の川をきれいにする会」の活動をしたり、軍事に関しては軍事評論家顔負けの知識があったりと、なんにでも取り組めることは、オレが保証するよ。ただ問題は、90度に体を折り曲げて有権者にきちんとあいさつできるかどうかだ。それだけが心配なんだ、ぶっちゃけた話。 なにしろシャイで照れ屋だから、初めての人に対するあいさつが大の苦手なんだよね。気心を知れば、こんなに物事に真面目で、筋を通す、いい人間はいないとわかる。だけど、ぶっきらぼうな表面だけを見られると、誤解されやすいタイプだからね。それだけが心配でたまらないんだよ。 ホリさんらが60歳過ぎて作った『22年会』の世話役の江本さんが、「この会は監督失敗者ばかりや」などと冗談で言っていたが、国民新党から出馬情報のある、政界ではキャリアがあり、先輩の江本さんにご教授願ったらいいかもしれないね。有権者へのあいさつなど、政界の基本的な心得など。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年06月26日 17時00分
横浜・広岡達朗GM情報
アナライジングベースボール(分析野球)を掲げ、チーム再生を期待された横浜・尾花高夫監督(52)だが悪戦苦闘中。セ・リーグ3年連続最下位の危機に直面している。そんな横浜で広岡達朗氏(78=元ヤクルト、西武監督)の積極的な動きがにわかに注目されている。 横須賀を本拠とする二軍の湘南シーレックスへ頻繁に現れ、ドラフト1位の筒香嘉智(横浜高)などを熱心に指導しているのだ。「広岡さんは横浜のゼネラルマネージャー狙いではないか」。こう横浜OBの間では評判になっている。 これまで広岡氏は母校の早大野球部をしばしば訪れ、今年のドラフト1位候補の斎藤佑樹らにアドバイス。「広岡さんは早大の監督になるつもりではないか」と、球界関係者の間ではささやかれていた。が、巨人の後輩であり、広岡門下生の江藤省三氏が早大の永遠のライバル・慶大の監督就任早々、リーグ優勝達成の快挙を演じたばかりだ。それが理由かはわからないが、「早大での指導? 早大はもういいんだよ」とある球界関係者に語ったという。 広岡氏の横浜のGM狙い情報には信憑性がある。チーム改革に苦心惨憺の尾花監督にとって、広岡氏はプロ野球界での師匠だからだ。広岡監督が球団史上初のリーグ優勝、日本一を達成した78年のヤクルトへ入団したのが尾花監督だ。以来、師弟関係が続いている。 95年に尾花監督がロッテの投手コーチに就任したのも、広岡ゼネラルマネージャーが招請したからだ。99年から05年までダイエー、ソフトバンク・王貞治監督の下で投手コーチを務め、ホークス投手王国を築き上げ、「名投手コーチ」の評価を勝ち取った裏にも広岡氏の存在がある。 「王さんから直接電話をもらってビックリした。それまで全く縁がなかったので、思わず『どこの王さんですか』と失礼な事を聞いてしまった。『投手コーチをやって欲しい』とお願いされ、2度ビックリした」。尾花監督は当時をこう述懐するが、王監督に推薦したのは、巨人OBの先輩である広岡氏だったのだ。 そんな太い絆のある広岡氏と尾花監督。前出の横浜OBがこう言い切るのも当然だろう。「広岡さんが熱心に筒香ら若手の指導をしているのは、尾花監督の要請があるからだろう。1人でチームの立て直しに苦闘している尾花監督とすれば、広岡さんがGMとして後方支援してくれたら最高だろう。広岡さん自身もGM職には色気たっぷりだからね。2人の思惑は一致している」。 実際にロッテで一度GMをやっている広岡氏は、色気を持っており、GM職復帰にやる気は満々だ。ロッテの時は自ら招いたバレンタイン監督と正面衝突。バレンタイン監督は1年で退団したが、「ケンカ両成敗」という球団側の決断で、広岡GMも短命で終わっている。そんな経緯があるだけになおさら未練たっぷりで、以後、古巣・巨人をはじめ各球団でのGM復帰工作は何度かウワサされている。 来季、広岡GM=尾花監督という新コンビが横浜に誕生するかどうか。今後の広岡氏の動向にはこれまで以上に注目する必要がある。
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スポーツ 2010年06月26日 15時30分
荒木コーチよりもイケトラ? ヤクルト株主総会は大波瀾
去る6月23日、ヤクルト本社の株主総会が開かれた。株主の1人(男性)から“衝撃的な意見”が飛び出した。「次の監督はOBのなかから選んで下さい」−−。球団社長の鈴木正氏は「具体的な人選はこれからです。貴重な意見として…」と濁したが、総会後、記者団に取り囲まれ、再び同じ質問を浴びせられた。野球担当も混じっていたからだろう。「荒木(大輔)コーチで決定か?」なる“ド真ん中の質問”も出た。 鈴木球団社長は「(株主総会で荒木コーチは)候補者の1人とは言ったが、他の候補もいる。一部分だけ捉えて記事にしないでほしい」と言い直した。 他の候補? 小川淳司・監督代行もそのなかに含まれているのだろう。一部では「池山(隆寛)、広沢(克実)も候補に入ってきた」という声もあるが、高田繁・前監督の退任後、その向きはかなり強くなってきた。 まずは、プロ野球解説者がこう言う。 「昨年も楽天・三木谷浩史代表取締役会長兼社長が思わず(?)新監督招聘の動きを聞かれ、『野村前監督の留任はない』と思わずこぼしてしまいました。近年、株主総会でプロ野球のことを質問されることが多くなってきたんです。株主総会でウソは言えませんからね〜(笑)」 そもそも、「荒木よりもイケトラ」の向きが強くなった理由だが、ヤクルトはチーム再建の第一歩として『野村回帰』を始めている。野村時代のような細かいミーティングを復活させるべきとし、野村氏の右腕だった伊勢孝夫氏を緊急で呼び戻している。こういう意識改革はすぐに効果が出るものではないが、こんな指摘も聞かれた。 「相手を徹底的に研究する野村式のミーティングを廃止したのは、古田(敦也)なんです。兼任監督に就任するなり、野村の傀儡と言われるのを嫌がったのか、旧来のヤクルトのやり方を全て改めさせました。野村監督のID野球をもっとも知り尽くしたのは古田かもしれませんが、ヤクルトから野村カラーを払拭させたのも彼です。そうなると、阪神で野村野球を学び直した広沢、楽天でコーチ入閣し、野村監督を支えた池山の方が今のヤクルトに適しているんです」(球界関係者) 順調に行けば、荒木コーチの昇格となるだろうが、『野村回帰』を進めるスタッフにすれば、イケトラの方が適任というわけだ。 「巨人はストッパーのクルーンに限界を関しています。今季で契約任期が切れるヤクルト・林昌勇を『強奪』されるのではないか、と…」(前出・同) 昨年オフ、複数年契約の提示を断った青木宣親(28)のメジャー挑戦は間違いない。 「高田監督は『解任』されてもおかしくない状況でした。本人も責任を感じ、それを望んでいたのに、今も『休養扱い』ですからね。企業組織として人間味を感じますが、プロスポーツの組織がそれでいいのか?」(同) フロントは次期監督を1人に絞りきれず、ガタガタ。現場は大幅な戦力ダウンで“新監督”は「サポートなし」の最悪の状況でスタートすることになるだろう。荒木コーチを始め、次期監督候補たちは「次はイヤ。次の次に監督をやりたい」というのが本心ではないだろうか。
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スポーツ 2010年06月25日 14時30分
テレビCMのおかげでゴジラ松井の米球宴出場が決定!?
ゴジラ松井の米球宴は『内定』している!? 米球宴は7月4日(現地時間)に最終投票結果が発表される。中間発表を見る限り、マリナーズ・イチロー(36)の10年連続出場と、ア・リーグ外野手部門1位は確実だろう。そして、『地元球宴』のアドバンテージがあった松井秀喜(36)のDH部門における逆転1位は、ほぼ不可能となった。 「1位のゲレーロ(レンジャーズ)と130万票も離れてしまいましたからね…」(米特派員の1人) 松井は日本人メディアの質問に、「ファンに感謝しています。(2位は)大健闘だと思います」と、笑顔で答えていたそうだ。 しかし、今年の米球宴で松井の出場をアナハイムの地元ファンは既成事実のように捉えていた。その方法は監督推薦? ア・リーグの指揮官は元上司、ヤンキースのジラルディ監督である。エンゼルスのユニフォームを着た松井をヤンキースナインとNYファンがスタンディング・オベーションで迎えている。同監督にも「松井を何とかしてやりたい」という“親心”があるだろう。 それだけではないのだ。アナハイムのファンが『松井出場』を確信したのは、テレビコマーシャルの影響である。 現在、エンゼルスはホスト球団として、球宴準備やそのピーアールイベントに追われている。大勢のファンをアナハイムに呼びたいとし、そのピーアールCMのオンエアも始まったのだが、それに出演しているエンゼルス選手は、9年連続ゴールデングラブ賞のトーリィ・ハンター外野手と“松井秀喜”の2人だった。この共演CMはファン投票の締め切り日が近付くにつれ、オンエア回数も増えて行った。 従って、アナハイム以外のファンも「松井は今年、球宴に出場するんだな。地元だから」と捉えており。もっと言えば、「たとえファン投票で1位になれなくても、ジラルディ監督がア・リーグの指揮官を務めるので、松井を放っておくはずがない」と“日本人以上”に信じているのだ。 「エンゼルスも球団の顔として、ハンターと松井の2人に出演を要請したはず。この2人はエンゼルスのなかでも、『全国区』の知名度を誇る有名選手です」(前出・同) こんな笑い話も聞かれた。 松井出場を既成路線と捉えた地元エンゼルスファンは、「それだったら、昨季までのエ軍主砲、ゲレーロも呼んであげようよ」と思い、彼に投票したという。もっとも、今季のゲレーロの活躍からして、そういうアナハイムのファン心理がなくても、DH部門の1位争いは確実だったが…。 「5月の打撃不振はテレビCMの影響とも言われています(笑)。テレビCMに出る以上、恥ずかしい成績を残せないと思い、空回りしてしまったとか」(同) 松井に近い関係者によれば、彼が本当に球宴出場を意識したのは08年で、その年のホスト球団はヤンキースだった。同年限りで閉場となるヤンキースタジアムが会場となるので、「松井はかなり意識していた」が、左ヒザの故障で実現できなかった。 松井が米球宴出場を果たせば、04年以来となる。ともあれ、テレビの影響力は恐ろしい…。
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スポーツ 2010年06月25日 11時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第17回、プロネーションとは?」
今回は、シューズについて詳しく説明していきます。 第3回でも取り上げましたが、シューズには、同じクッショニングモデルでも、ニュートラルとオーバープロネーションの2つのタイプがあります。 専門シューズは販売されていませんが、プロネーションには、アンダープロネーション(サピネーション)もあり3パターンに分類されます。前回のおさらいですが、ニュートラルは理想的な足の運びする人のことで、足のブレがありません。 オーバープロネーションは? 踵の外側から地面に接地し、内側に足首が倒れこんでしまう現象です。体重の重い人や、O脚気味の人、1本のライン上を走る人に多くみられます。足首やふくらはぎの内側を痛める傾向にあります。また、地面の接地時間も長くなるためタイムロスになります。 オーバープロネーション対応シューズは、内側に少し固めの素材(写真のグレー部分)を使い、倒れこみを最小限にします。その効果で足への負担を軽減するのです。 アンダープロネーションは? オーバープロネーションの逆パターンで、踵の内側から地面に接地し、外側に足首が倒れこんでしまう現象です。なぜ、どのメーカーもアンダープロネーションのシューズを販売していないのか? 疑問に思う方もいるでしょう。答えは簡単です。アンダープロネーションの方がほとんどいないからです。私はその事実を体験したことがあります。以前、某メーカーと契約し、フォームチェックイベントで全国をまわっていた時がありました。2000人の方のフォームは見たのではないでしょうか。 どのようにチェックするかというと、 (1)ランニングマシン(スポーツジムにある物です)で、走って頂きます。 (2)その時のランニングフォームを、後ろに設置した高速カメラで撮影します。 (3)特別なソフトを入れたパソコンに取り込みます。 (4)その映像を基にスローにしたり、倒れこみの角度を書き込んだりしながらチェックします。 (5)体験者のレベルや環境をお聞きした上で、ピッタリのシューズをご提案する。 このような、シューズ販促の意味を込めたランニングイベントを行っていました。そのイベント体験者2000人のうち、アンダープロネーションを見たのは1回だけでした。 ニュートラルプロネーションの方は3割程度で、確実にオーバープロネーション、またはオーバーープロネーション気味の方は7割くらいでした。非常に日本人に多いのです。 オーバープロネーションの用のシューズでも、ガッチリサポートしているシューズもあれば、軽めにサポートしているシューズもあります。 写真のシューズは、クッショニグモデルでガッチリサポートのシューズといえます。わからない方は、知識を頭に入れ、スポーツ店でアドバイスを受けることをおすすめします。 また、ご質問などがあれば、(airrun@pss1.jp)にメールを下さい。 答えられる範囲私がお答え致します。実際にランニングフォームを見るとわかりやすいので練習会の体験に来てみて下さい。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、「リアルライブ見た」で無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp) にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第18回は、『ポタラン』
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スポーツ 2010年06月25日 08時00分
加藤コミッショナー、セリグコミッショナーと会談の思惑
日本プロ野球組織(NPB)・加藤良三コミッショナーが、7月13日にアナハイムで行われる大リーグ(MLB)のオールスターを視察。セリグコミッショナーと会談する予定だ。今年1月に米国で行われた初の日米球界トップ会談以来の顔合わせになる。 この時にセリグコミッショナーから提案された「日米のクラブチャンピオンチーム同士による日米決戦」をはじめ、日米間の国際試合の実現へ向けて具体的な段取りを付けたいと、加藤コミッショナーは明かす。 「日米のクラブチャンピオン同士の決戦だけでなく、セリグコミッショナーは米メディアに『日米のオールスター戦』という話もしている。そういう方法もあると思う。ナショナルチーム同士の戦いは、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)がある。1年に1度くらい日米の間で国際試合があれば、選手の励みになる。実現するために、事務レベルで継続的に話し合えるようにしていきたい」。こう語る加藤コミッショナーの頭の中には、現在行われているサッカーのワールドカップの異常人気があるのは間違いないだろう。 「サッカーと野球は敵対するものではありません。スポーツで日本を元気にする。そのためには、今はサッカーのワールドカップ、それが終わればプロ野球の出番です。オールスターもあるわけですし。2月のバンクーバー五輪の時も言ったように、スポーツ界が一体になって日本を元気にできればいい」。 サッカーW杯とプロ野球は敵対関係にないと強調するが、日の丸を背負った日本代表効果の大きさを改めて痛感させられているのは事実だろう。サッカー界には日本代表チームが常設されているが、プロ野球界ではそれができない。12球団オーナー会議で「日本代表チームの常設」という案が検討されたことがあるが、「誰を日本代表監督にするのか。選手はどういうメンバーにするのか、難題が山ほどある」(あるオーナー)のが現実で、簡単にはいかない。 北京大会を最後に五輪の正式種目から野球が消えたのも痛い。WBCの第3回大会は3年後の2013年の予定だ。「1年に1度くらい国際大会を開催して、日本を元気に、選手の励みにもしたい」という加藤コミッショナーの発言は、少しでも多くの国際大会実現を熱望する、切迫した本音が込められている。 年間3億円程度の赤字が見込まれているNPBの厳しい財政状態。そのために、1球団7100万円の拠出金を4000万円値上げして1億1000万円にする案が出されているが、経営の苦しい球団の反対があり、まだ正式決定していない。 それなのに、今年のオールスターの1試合の放映権料はなんと昨年の半額近い4000万円程度まで暴落している。一昨年までは1試合1億円を超えていた放映権料が昨年8000万円まで値下がり。「一度下がり出すと止まらない恐れがある」と戦々恐々としていたNPB関係者にとって、最悪の結果になっているのだ。 八方ふさがりのNPBにとって、頼みの綱は国際大会しかない。だからこそ、加藤コミッショナーは大リーグのオールスターにまで足を運び、セリグコミッショナーと直談判する。が、相手はMLBの利益しか頭にない、したたかなセリグコミッショナーだ。「総論賛成、各論反対」で悪戦苦闘するのは目に見ている。
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