スポーツ
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スポーツ 2010年07月10日 14時30分
松坂放出説再燃の危機
レッドソックス・松坂大輔が、トレード説再燃の危機に立たされているという。快投したかと思えば、一転して無様なKO劇。良いのか悪いのか、全くつかみどころのない今季の松坂に対し、首脳陣が不信感を募らせるのも仕方ない状況だ。 ところが、それ以上に深刻な問題があるという。松坂と地元メディアの冷戦だ。「地元の記者たちは、松坂に対して大きな不満を持っている。『松坂は我々に本当のことを言わない。日本から情報が逆輸入されてくる』という不信感は頂点に達しており、ぬぐいきれない危機的な状況にある。いつまた松坂トレード情報が流されてもおかしくない」。こう日本人メディアが対立状態の深刻さを明かす。 昨年、「松坂が、投げ込みさせないメジャー流調整を批判。首脳陣が激怒して、松坂をトレードへ」という情報が地元メディアを駆け巡ったが、その時の状況に近づいているというのだ。このメジャー流調整批判大騒動の火種は、松坂夫人の柴田倫世と親しい日本人女性フリーライターの書いた記事だった。日本のメディアに載ったこの記事を見た米メディアが大騒ぎして、松坂懲罰トレード情報が高まりを見せたのだ。 最終的には松坂が謝罪して、外部へ向けた情報リークに怒ったレッドソックス・フランコーナ監督も了解して一件落着になっている。が、問題は根本的な解決になっていなかったのだ。元凶は、松坂が所属している、夫人の柴田倫世と同じ芸能プロダクションのメディア戦略にある。実は、日本人メディアもその対応には不満を抱いているのだ。「インタビューに応じるから、それなりの高額なギャラは払え」という、お金優先、自分たちの都合だけの一方通行なやり方に対する批判の声は根強い。 今回、松坂トレード情報再燃の危機が訪れているのは、不思議でもなんでもないのだ。むしろ今後も、事あるごとに繰り返される可能性は大だろう。日本人メジャーリーガーの中で、松坂と対極にいるのが、エンゼルス・松井秀喜だ。ヤンキース時代から、あの激辛なニューヨークのメディアからさえ、「どんな事があっても毎日きちんと我々に誠実に対応するヒデキはナイスガイ」と絶賛されている。 巨人時代からの師匠である長嶋茂雄氏が「マスコミは我々とファンを結ぶ架け橋だ」という持論で、メディアとのコミュニケーションを大事にしてきた影響もあり、松井は自然体で丁寧な対応をする。松坂も西武時代にはメディアからの評判は悪くなかったのに。 「松井には日本のスポーツ紙出身の広岡勲という広報が付いているのが大きい。メディアが何を求めているかわかっているし、年齢も上だから、松井にズバリ直言できる。都合のいいことは書かせて、悪いことにはフタをする芸能プロダクションとは違う」。日本球界OBはこうズバリ指摘する。 日本人メジャーリーガーを取材する日本人記者の1人は、さらにこう付け加える。「代理人の差もあるのではないか。松坂に付いているボラス氏は辣腕だが、マネー最優先で何かと批判されている。一方、松井のエージェントのテレム氏は常識派で知られているからね」と。 いずれにせよ、松坂がメディアに対する態度を変えない限り、騒動の火種はくすぶり続け、いつ燃えさかるかわからない。
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スポーツ 2010年07月10日 13時30分
新人王コンビ復活劇
トレード期限は31日までだが、今季はシーズンに入っても10件もの異例のトレードが行われた。「選手に新しい働き場を与えるために移籍の活性化が必要だ」と訴え続けている労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)にとっては、大歓迎のトレード市場の活性化だろう。主役は、今季完全復活を果たした元新人王コンビ。ともにセ、パの6月月間MVP投手部門賞に選ばれた、阪神・久保康友、オリックス・木佐貫洋の2人だ。 久保は、「最後の松坂世代」と言われ、関大一高から松下電器を経てロッテ入りした05年、期待通りに10勝3敗の成績でパ・リーグの新人王に輝いている。が、2年目以降は、7勝13敗、9勝8敗、4勝7敗とじり貧で、昨年阪神にトレードされ、9勝8敗。が、2年目の今季は完全復活して、巨人を追撃する阪神投手陣の救世主になっている。 故障リタイアの左腕コンビの岩田、能見、不調の右腕・安藤とひび割れ状態の三本柱に代わり、ローテーションの軸になっている。6月は4試合に登板して4連勝で月間MVPを受賞した。ロッテで新人王を獲得したルーキーイヤーの6月にパの月間MVPに選ばれて以来2度目の快挙だ。 今季通算も7勝4敗(※本日の横浜戦に登板なのでその結果で数字を訂正してください)。5年ぶりの二ケタ勝利が早くも視野に入っている。阪神が巨人を逆転して5年ぶりのリーグ優勝をすれば、投手陣では抑えの藤川と並ぶ、MVPクラスの貢献度になる。新天地に移籍して万々歳だろう。 今季、巨人からオリックスにトレードされた木佐貫も同じだ。亜大から巨人入りした03年に10勝7敗の成績で新人王に輝いたが、それ以降は7勝8敗5セーブ、0勝1敗5セーブ、0勝3敗と低迷。07年に12勝9敗と復活したかに思えたが、翌年6勝5敗、昨年は0勝。オリックスに放出されている。 が、阪神監督時代から木佐貫を見続けている岡田新監督は、「まだまだ木佐貫は使えるで」と、木佐貫の復活を確信、公に宣言していた。岡田監督の予告通りだ。6月はリーグトップタイの4勝。29日の楽天戦では7年ぶりの完封勝利。防御率1.24はリーグトップの成績で、プロ8年目で初めて月間MVPを受賞したのだ。今季通算も8勝5敗で、3年ぶり3度目の二ケタ勝利が手の届くところまできている。 元新人王コンビの阪神・久保、オリックス・木佐貫の大成功で、トレード市場はさらに活性化するだろう。それでなくとも、今年は異例の2月のキャンプ中に、西武・赤田とオリックス・阿部の交換トレードが成立したのをはじめ、シーズン中にも金銭を含めて10件という過去に例のない数多くのトレードがあった。 日本ハムから横浜へ移籍した江尻、横浜からロッテに移った吉見、ソフトバンクからオリックスの荒金など、新天地で働き場を見いだした選手は少なくない。スター選手のメジャー流出に歯止めがかからない現実がある以上、限られた人材をフル活用するしかない日本のプロ野球界。かつて「トレードに出して活躍されるのは困る」という理由から飼い殺し状態も珍しくなかったが、そんなことを言っている時代ではなくなっている。移籍の活性化がさらに進み、メジャー並みにシーズン中の主力選手の交換トレードにまで発展すると、新時代の到来と言えるのだが、そんな日が来るか。
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スポーツ 2010年07月10日 08時00分
孫正義オーナーがホークスナインを緊張させたワケは?
福岡ソフトバンクホークスオーナー、孫正義氏(52)が対北海道日本ハムファイターズ戦を“直接観戦”した(7月6日)。同日先発の杉内俊哉投手(29)のコメントが興味深い。 「ブサマな投球はできないと思った…」 孫オーナーがホークスの試合を“ナマ観戦”することはほとんどない。ソフトバンクグループの創業者であり、実業家として多忙な毎日を送っているからだが、「グループ社員1万人を引き連れての観戦」となれば、「勝たなければならない」と緊張したのは、杉内だけではなかった。しかし、その孫オーナーが「これからのホークス」をどう考えているのか、その本心は誰も分からない。 翌7日、都内ホテルで開かれた『プロ野球 オーナー会議』を孫オーナーが欠席したのは、既報通り。千葉ロッテ、阪神、楽天も“代役”を送り込んでおり、「昨夜の観戦は何だったの!?」と、首を傾げる取材陣も少なくなかった(千葉ロッテは『オーナー代行』の正式な肩書を持つ重光昭夫氏が出席)。 「6日の観戦はソフトバンク本社の創業30周年事業の一環だと話していたし、それ以上もそれ以下もないのでは? ホークスのことは王貞治球団会長に全てを託すつもりなんだと思います」 ライバル球団の職員がそう推測する。 かつて、孫オーナーは「米ワールドシリーズ覇者と、日本シリーズ優勝チームを戦わせ…」、「サッカーのトヨタカップのように(当時)、クラブチームの世界一を決めるイベントを」と、大胆な野球ビジネス論も語っていた。 「補強にお金を掛ける意義とか、人材育成、FAなどに関する考え方はナベツネさん(渡辺恒雄・巨人球団会長)に似ているんです。でも、話し方はソフトだし、反対者の意見にも耳を傾けるタイプですね。ソフトバンクが球界に参入してきた04年オフ、新生ホークス(ソフトバンク)は巨人と共闘して何か大きなことを仕出かすんじゃないかと恐れられていました」(前出・ライバル球団職員) オーナー会議を出席し続ければ、球界を牛耳ることもできたのである。 しかし、ダイエー時代も知る某ベテラン選手は、こうも評していた。 「以前のオーナーは何かあると、すぐに駆けつけてくれました。でも、今のオーナーはノータッチ。お金のことでは絶対に選手を不安にさせないけど(球団経営)、チームとは一定の距離を置いたまま。口を挟んでくるオーナーもイヤだけど…」 孫オーナーは6日に好投した杉内を労っていたが、今後の観戦予定は“未定”だ。 「いや、孫オーナーは本当に多忙だからプロ野球のことに長く時間を割けないんです。本人は選手、首脳陣、球団職員たちに『ホークスのことを思っているんだ』というアピールできたと喜んでいましたよ」 そんな前向きな声も聞こえてきたが…。 王会長に託し、自身は後方支援に徹すると考えているのだとしても、せめて新入団選手の会見や球団納会には顔を出すべきだろう。チームとの距離を縮めたがらないオーナーの性格を知ってか、「次の御前試合があるとしたら? 緊張するからなあ〜」と苦笑いする関係者も少なくなかった。
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スポーツ 2010年07月09日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第23回、ビルドアップ走」
今回は、ビルドアップ走についてです。 ビルドアップ走とは、余裕のあるペースで走り始め、次第にペースを上げて行きながら、一定の距離または時間を走りきるトレーニング法です。距離とペースの設定次第で、さまざまなトレーニング効果が得られます。 例えば、20kmを5kmごとに30秒づつペースを上げながら走るという内容では、持久力のアップに繋がります。また、5kmを1kmごとに10秒づつペースを上げていき、ラストの1kmは全力で走り切るという内容では、スピード持久力の強化に繋がります。フルマラソンのトレーニングとしても非常に効果的であると同時に、十分なウォーミングアップ時間を確保することが難しい市民ランナー向けのトレーニングとも言えます。 最後の1キロほど(あるいは時間で5分ほど)でレースペース(または普段の目標ペース)よりもやや速めぐらいにスピードを上げていきます。しっかりビルドアップ出来るようになれば力が付いてきている証拠です。走っていると後半は疲れてきます。このビルドアップ走のトレーニングで後半にバテないスタミナを作ります。 ポイントは、スタート直後はあまり力まず、ゆっくり押さえ気味で走るということが大切とも言えます。フォームはスピードを上げても、いつもと一緒です。スピードが上がったからと言って肩に力が入りすぎてはいけません。きちんとした腕振りが出来なくなります。 また身体の上下動が大きくなると、スタミナも大幅に減ってしまうので注意しましょう。 Air Run TOKYOランニングクラブでは、7月6日の練習会で10kmビルドアップ走を行いました。毎週火曜日は、ビルドアップ走やインターバルを開催しています。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第24回は、『サプリメント』写真:田中&西田練習風景
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スポーツ 2010年07月09日 12時30分
新監督4人の苦悩と今後
セ・リーグが横浜・尾花高夫vs広島・野村謙二郎、パ・リーグも楽天・ブラウンvsオリックス・岡田彰布と、両リーグで新監督同士の最下位争いが演じられている。それぞれ勝算に自信満々だったが、そうは甘くないのが勝負の世界だ。オールスター前後に水面下で来季の監督人事が進行するのが球界の常識。苦悩する新監督たちはどうなるのか? 2年連続最下位を独走した横浜球団首脳の尾花監督に対する最大の期待は、昨年まで投手コーチを務めていた古巣・巨人イジメだった。リーグ4連覇を目指す巨人を叩くことで、存在感をアピールする狙いだ。尾花監督自身も「アナライジング・ベースボール(分析野球)」を旗印にして、「巨人のことは知り尽くしているから」と鼻息が荒かった。が、結果は散々だ。2勝8敗とカモにされている。 「尾花は巨人戦だけに勝って、見せ場を作れば、5位でも御の字だろう」。チーム内外での尾花監督に対する「合格」のハードルはこう一致していたが、「巨人イジメ」「5位」ともに危うくなっている。「名投手コーチ、名監督ならず」という厳しい声が出てきており、このままでは、今季限りの解任を免れたとしても2年目の来季がクビのかかった正念場になる。 13年ぶりのAクラス入りどころか、19年ぶりのリーグ優勝を宣言しながら最下位争いしている、広島生え抜きの野村監督の方は全く立場が違っている。チーム低迷にもかかわらず、松田オーナーの変わらぬ絶大な支援を得ており、「チーム再建に取り組んでもらうために長期間監督をやってもらう当初の方針に変わりはない」と、長期政権のお墨付きを改めてもらっている。マエケンこと前田健太という、広島の枠を飛び越えた、「セ界の新エース」が誕生したことも、追い風になっている。 交流戦で初優勝しながら、勢いに乗れず、最下位争いに参戦しているオリックス・岡田監督にも新しい看板選手育成に成功という切り札がある。監督就任時に「和製大砲や」と惚れ込み、高校時代からのニックネームの“浪速のゴジラ”から脱皮させるために、登録名を改名させたT|岡田が期待通りに成長。交流戦MVPを獲得。さらにホームラン王争いに加わっている。 「阪神を優勝させるより、オリックスを優勝させる方が簡単や」という豪語の方は、雲行きが怪しい。阪神が巨人とマッチレース、オリックスは最下位争いの現状では…。が、秘蔵っ子・T-岡田の急成長のおかげで、岡田監督の最低限のメンツは立っている。 面目丸つぶれ状態は楽天・ブラウン監督だ。「広島でBクラスばかりの監督がなぜワシの後釜なんや」「本当は最下位予想やが、名誉監督でもあるから、温情で5位予想にしてやったんや」etc。言いたい放題だった野村克也前監督(現名誉監督)に対し激怒。ナインの前で「5位なったら、みんなの前で土下座する」と大見得を切ったが、本当に土下座しなければいけない非常事態になりかかっている。 しかも、野村前監督は現場復帰を虎視眈々と狙っている。沙知代夫人のマネジメントによる過酷な講演会による疲労からダウン、入院騒動まで起こしているからだ。「グラウンドで死にたい」という野村前監督のこと、講演会で過労死する前にユニホームを着るのが最善の骨休めというわけだ。 が、苦労してようやく勇退させ、世代交代したばかりの楽天側にとっては冗談ではないだろう。野村前監督の復帰工作を阻止するためにも、このままの状態ならば、今季限りでブラウン監督を解任、新監督を就任させる必要がある。日本人妻がいて、「1年でも長く日本で監督をやりたい」という、ブラウン監督は死に物狂いで、巻き返すしかない。幸い、パ・リーグはセ・リーグと違い、あきらめるにはまだ早いゲーム差という救いがあるのだから。
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スポーツ 2010年07月08日 18時00分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(18) カズミさん
V9エースがホリさん(堀内恒夫氏)さんなら、胴上げ投手はカズミさん(高橋一三氏=現山梨学院大監督)だった。王さんが三冠王に輝き、130試合目の甲子園の阪神戦で決まったリーグ9連覇の時もそうだった。なにしろこっちが先手を取ってしまえば、相手はカズミさんの術中に簡単にはまってしまう。 あの外角へ沈むスクリューボールに面白いようにひっかかる。リードされているから、打たなければと相手バッターが焦れば焦るほどスクリューボールが生きてくる。あの粘り強いピッチングは誰もマネができないよ。指導者としても、型にはめない、その投手に見合った指導ぶりにはうならされる。日本ハムの武田勝は社会人野球のシダックス時代の教え子だし、巨人から日本ハムに移籍して活躍している林もそうだ。巨人での二軍監督、投手コーチ時代を良く知っているオレが「本当に教えるのがうまい」と太鼓判を押すだけではない。 同じ高橋でも八方破りというか自由奔放というか、今、中大の監督をやっている善さん(高橋善正氏)がこう言っているよ。「セキ、1年目からリーグ戦でバリバリ投げられるヤツならオレのところへ連れてこい。いいボールがあっても5、6球しか続かず、将来性のある投手ならカズミに任せる」と。善さん流の表現だが、カズミさんの指導力を全面的に認めているんだ。 変わり者が多い野球人の中でカズミさんほど堅実で真面目な人はいない。あの善さん語録の中に「オレは東映、巨人とどれだけの監督に仕えたかわからない。が、胃薬を飲まない監督は川上さんだけだ」というのがある。座禅の修行をしたりして何事にも動じない、泰然自若とした不動心の川上さんが、「一番信用できるのは、カズミだ」とお墨付きを出すのだから、間違いないし、たいしたものだろう。一番プレッシャーのかかる胴上げ投手を任せたのも、そういう信頼があっつたからだろう。 巨人に入団してから自分の家を三軒も四軒も買ったが、借金が大嫌いですべてキャッシュだ。こういう話ばかり書くと、堅物で面白みのない人間だと思うかもしれないが、そうじゃない。カズミさんの方が一級上だが、ホリさんとも仲が良くて、よく同じ行動をしていた。ところが、ドジを踏むのはホリさんばかり。不思議とカズミさんは見つかったことがない。 奥さんだって当時、人気女優の橘和子さんだからね。倉田誠の奥さんはその姉の姿美千子さんだから、義兄弟だね。カズミさんの方が年上だから、義理の兄貴になる。それにしても、真面目人間のカズミさん、その10倍も堅物の倉田さんに美人姉妹の奥さんだから、我々も驚いたよね。カズミさんの方が付き合いは早かったみたいだけど。 まあ、それにしてもカズミさんは優しい亭主だね。後輩の新浦(寿夫)が結婚したときに、「女房は最初にガツンとやらないとあとが大変だぞ」と言っておきながら、自分はどうかというと、全く真逆。鍋が好きだというので、奥さんが毎日、鍋料理にして最後は雑炊を作ってくれる。それが1週間や10日続く。さすがに我々には「毎日鍋か」とぼやく。 それなのに、奥さんにはさりげなく、「今日は寿司屋に行かないか」という言い方をするんだ。優しいんだから。あんな芸当はオレにはできないよ。「いくら鍋が好きでも、1週間も10日も食べられないよ」と、オレだったら、いや普通の人間なら、そう言ってしまい、夫婦げんかになるのがオチだろう。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年07月08日 13時30分
皆は知ってる? サッカーW杯のベスト4に残った男達
惜しくもベスト16でサッカー日本代表は敗れてしまい、岡田監督が目標に掲げたベスト4に入ることは出来なかったが、ベスト4のチームに関わった日本人がいることはご存じだろうか? まず1人目が日本人の審判、西村雄一氏で、オランダVSウルグアイ戦でも第4審判として重責をこなした。一部報道では決勝戦の主審として候補に挙がってるそうだが、もしそうなれば快挙である。 2人目の日本人は、スペインVSドイツ戦にも関わっている日本人だ。熱狂的なドイツファンならご存じの人はいるかと思う。ドイツ代表の3人のフィジカルトレーナーの1人を務める咲花正弥(さきはな・まさや)氏である。 スペインに1-0とドイツは敗れてしまったが、その裏方には日本人の姿があった。ドイツ人の屈強なカラダに更なるフィジカルの強化とケアをおこない、選手から強く信頼されている。彼が注目されたのは、W杯本戦が始まる2年前の2008年、欧州選手権でドイツの躍進があり、その時から注目を浴びている。 咲花氏もサッカーをやっていたが、ケガにより断念せざるを得なかった。挫折を乗り越え、その辛い経験があるからこそ、フィジカルトレーナーとして大成したのである。 もともとドイツ人の体格は豊かで強さがあり、高さもある。咲花氏がアメリカで学んだ理論で、90分間走れるスタミナと、現代サッカーの特徴である攻守の切り替えのスピードを身に付けたのだ。次戦、3位決定戦のベンチには、選手を見守る咲花氏の姿が見られるだろう。 しばらくはドイツ代表に関わると思われるが、将来、その経験と実績を日本へ伝えてくれることを切に願う。 サッカー日本代表がベスト4に入るためには、彼のような人材が必要だからだ。
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スポーツ 2010年07月08日 12時30分
「YONEX OPEN JAPAN 2010」の大会PR大使に小椋久美子が就任
バドミントンの〈YONEX OPEN JAPAN〉(2010・9・21〜26開催。於・JR千駄ヶ谷駅前の東京体育館)のチケットが既に発売されている。秋のイベントとして、おススメ度大だ。 2008年の北京オリンピックで末綱・前田組が女子シングルス4位になったバドミントン・日本代表チームだが、同年秋には早々に監督からのメダル狙います宣言も飛び出した。 その後も末綱・前田組の昨年の本大会及び2010スイスオープンでの2つの準優勝を始めとして、各選手とも順調な調整・結果が続いている。 今大会、ほかに注目選手としては、男子シングルスの田児賢一選手が挙げられるだろう。この、卓球の水谷準やテニスの錦織圭らと比肩される、ロンドンオリンピックの金メダル候補は、「優勝を期待していただいて構いません」というコメントを残しており、期待大だ。 また、女子シングルスのエースである“中国人キラー”廣瀬栄理子選手のオーラも健在。 〈YONEX OPEN JAPAN〉は、SS(スーパーシリーズ)という世界で最もレベルの高い国際大会のひとつの、日本大会である。F1日本グランプリに例えたらわかり易いだろうか。 そんな本邦唯一かつ最もレベルの高い国際大会なので、今年も世界ランキング1位のリー・チョンウエイ選手はじめ世界の最高峰の選手が参加するので、文字通り“世界”を体感できるイベントである。 なお会場の東京体育館は非常に設備がきれいで、また試合が見やすい会場として知られる。体感としては、丁度3階席の一番上からでも、テレビの引きの画を視聴しているのと同じくらいよく見えるので、スタンドの全日通し券(たった6000円)もおススメだ。 先ごろ引退を表明したオグシオの小椋久美子選手も、今回は大会PR大使に任命され、会場を盛り上げる。体脂肪率ゼロの有名女子選手たちもふつうに客席にやってくるので、真近に見られたりするのも、まだまだマイナースポーツゆえの楽しみかもしれない。 有望な代表チームは、決してサッカーの日本代表だけではないので、この機会に選手たちの熱い闘いを決勝まで見守ってみるのはいかがだろう。
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スポーツ 2010年07月07日 17時00分
雄星、フレッシュオールスター辞退の波紋
西武・菊池雄星が左肩違和感リハビリの調整不足を理由に、7月22日のフレッシュオールスターゲーム(長崎)を出場辞退。主催の日本野球機構(NPB)は大きなダメージを受けている。 「前売り切符の売れ行きは悪くない」。これまでNPB関係者は、こう言って明るい表情だった。目玉は、イースタンリーグの西武・菊池雄星vsウエスタンリーグの広島・今村猛のドラフト1位同士の因縁対決。09年の選抜大会決勝で、同じ高校2年生のエース、花巻東・菊池と清峰高・今村が激突。菊池が敗れ、今村が優勝している。今度は舞台を甲子園から今村の地元の長崎に移しての再戦。プロの登録名・雄星からすれば、名前も変わり、甲子園の敵を長崎で討つ。今村からしたら、プロでも返り討ちに遭わせる。そんな因縁があるだけに、盛り上がらないわけがない。 ところが、肝心要の雄星が出場辞退では、フレッシュオールスターの目玉商品が消えてしまう。今村の地元凱旋登板だけでは、インパクトに欠けてしまう。NPB関係者がショックを受けるのは当然だろう。 しかも、事はフレッシュオールスターだけに止まらない。7月26日、東京ドームでは、フレッシュオールスターのメンバーが中心になる12球団フレッシュ選抜対大学世界選手権に出場する大学日本代表のという壮行試合が行なわれるからだ。もちろん今秋ドラフト1位候補の早大・斎藤佑樹vs西武・雄星のスター投手対決が、集客の目玉になっていた。この夢の斎藤vs雄星対決もご破算になってしまう。 「雄星はフレッシュオールスターに間に合うと聞いていたし、そうなれば、今村との因縁対決、さらに大学日本代表壮行試合でも斎藤対雄星も見られると期待していたのに…。本当に…」。NPB関係者がこう長いため息をつく。 西武首脳陣とすれば、目先のフレッシュオールスターよりも、雄星の将来の方が大事というのは当然だろう。が、これまでの雄星育成方法を見ると、一貫性がなく、批判されても仕方がない面があるのも事実だ。 「あわてて一軍に上げることはない。将来を考え、エースとして大きく育てて欲しい」。後藤高志オーナーは入団時からこう終始一貫して言い続けているが、渡辺久信監督、潮崎哲也投手コーチら現場の首脳陣は、迷走している。宮崎・南郷キャンプでは即戦力扱いをしながら、一転して「二軍でも使えない」とらく印を押し、最後は左肩違和感という最悪の事態になっている。 「うまくハンドリングできない現場の首脳陣も首脳陣だが、肩の稼働範囲などに興味を持つなど変に知識がありすぎて頭デッカチの雄星が、工藤にかぶれているのも問題ではないか」と言う球界OBもいる。「工藤は手抜きの名人で、隔年投手と言われるほど。それどころか、ダイエー時代には王監督が『工藤は肩がおかしいとか言い出し、勝手に1か月ほど夏休みを取るんだから、かなわないよ』と怒っていたこともある。だから47歳の現在まで現役でいられるわけだが、雄星に工藤の手抜き病が感染しているのでは」と、具体的に問題点を指摘する。 日本ハム・中田翔のように、あれだけ大きな期待を背負いながら3年経ってもふ化しない金の卵もいる。雄星が第二の中田にならないように、工藤から隔離するとか、西武首脳は今から真剣に対策を考えた方が良い。
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スポーツ 2010年07月07日 15時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第22回、ペース感覚」
今回は、ペース感覚についてです。 マラソンをする場合に、もっとも必要になってくる感覚かも知れません。レース中は1kmごとに、距離表示があるくらいなので、ペース感覚がない方は失敗するケースが多いです。現在は、GPS機能が付いた時計もあるので、それを頼りにしている方も多いかも知れません。プロマラソンランナーになると、5kmでプラスマイナス5秒以内は当たり前の領域です。レースになると緊張や相手もいるので、平常心になれずぺースを乱すこともあります。※全力は話が別です。 さて、ペース感覚を養うためにはどのようなトレーニングをしたら良いのでしょう!? レベルアップを図るうえで最もポピュラーなトレーニング方法の一つが、「ペース走」です。一定の距離(区間)を同じスピードで走る続けることで、ランナーにとって大切なペース感覚を養うことができます。また、ビギナーの方の場合は、心肺機能や筋持久力といった基礎体力の向上も十分見込めるのでぜひチャレンジして欲しいと思います。慣れていないと、体力に余裕のある前半は勢いに任せてオーバーペースになりがちです。スタミナが切れてくる後半に入ると、ペースがガクッと落ちてしまいます。こうした走り方は、ランナーとしての成長にはなかなか結びつきません。カラダに余計な負担をかけることで、疲労や故障のリスクを増やすことにもなります。スタミナをロスしないで最後までスムーズに走りきれる最適なペースをつかむことを目指しましょう。 ペース走の練習は、距離表示のあるコース(公園や河川敷のジョギングロード、陸上トラックなど)が適していますが、たとえば電柱や木々など、目標物を2つ定めて、その間を往復することでもできます(折り返すときには周囲に注意して下さい)。ストップウォッチや時計を使って所要時間を計り、タイムに大きなばらつきが出ないように、足の運びをできるだけ整えながら走ります。タイムを計る距離は数百mから1kmの範囲が目安。ビギナーなら1kmを6〜7分のペースで5km程度走り続けられることが最初の目標ですが、途中で息が切れるか、強い疲労を感じるようであれば、もう少しスピードを遅くするか、ウォーキングで行っても構いません。また、体調不良や悪天候、混雑など、コンディションが悪いときにも無理は禁物です。 練習を積むうちに楽に走れるペースは徐々に上がってくるはずですし、同じペースでもより長い距離を走り続けられるようになります。それこそがランナーとしての成長の証です。あせらずじっくりと取り組みましょう。 毎週火曜日は、ペース走やインターバルを開催しています。 【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 第23回は、『ビルドアップ走』写真:タイム測定の瞬間!
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