2008年の北京オリンピックで末綱・前田組が女子シングルス4位になったバドミントン・日本代表チームだが、同年秋には早々に監督からのメダル狙います宣言も飛び出した。
その後も末綱・前田組の昨年の本大会及び2010スイスオープンでの2つの準優勝を始めとして、各選手とも順調な調整・結果が続いている。
今大会、ほかに注目選手としては、男子シングルスの田児賢一選手が挙げられるだろう。この、卓球の水谷準やテニスの錦織圭らと比肩される、ロンドンオリンピックの金メダル候補は、「優勝を期待していただいて構いません」というコメントを残しており、期待大だ。
また、女子シングルスのエースである“中国人キラー”廣瀬栄理子選手のオーラも健在。
〈YONEX OPEN JAPAN〉は、SS(スーパーシリーズ)という世界で最もレベルの高い国際大会のひとつの、日本大会である。F1日本グランプリに例えたらわかり易いだろうか。
そんな本邦唯一かつ最もレベルの高い国際大会なので、今年も世界ランキング1位のリー・チョンウエイ選手はじめ世界の最高峰の選手が参加するので、文字通り“世界”を体感できるイベントである。
なお会場の東京体育館は非常に設備がきれいで、また試合が見やすい会場として知られる。体感としては、丁度3階席の一番上からでも、テレビの引きの画を視聴しているのと同じくらいよく見えるので、スタンドの全日通し券(たった6000円)もおススメだ。
先ごろ引退を表明したオグシオの小椋久美子選手も、今回は大会PR大使に任命され、会場を盛り上げる。体脂肪率ゼロの有名女子選手たちもふつうに客席にやってくるので、真近に見られたりするのも、まだまだマイナースポーツゆえの楽しみかもしれない。
有望な代表チームは、決してサッカーの日本代表だけではないので、この機会に選手たちの熱い闘いを決勝まで見守ってみるのはいかがだろう。