スポーツ
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スポーツ 2010年05月26日 13時30分
オールスター放映権料
25日に都内ホテルで「マツダオールスター2010」の開催要項が発表された。60周年記念の年とあって、昨年までのファン投票、選手間投票、監督推薦の他に、特別枠としてセ、パ共に1人ずつ選手がファン投票で選ばれることになった。 記者会見にはセ・リーグ監督の巨人・原辰徳監督、パ・リーグ監督の日本ハム・梨田昌孝監督の他にスペシャルゲスト2人が参加。伝説の9連続奪三振の日本記録を持つ江夏豊氏と、世界の王の13本を超える、通算最多本塁打記録14本のミスター赤ヘルの山本浩二氏だ。例年以上に盛り上がった記者会見になったが、その一方でショッキングな情報が流れている。 テレビ朝日系列が中継する、7月23日の福岡ヤフードーム、24日のハードオフ新潟での2試合の放映権料が、昨年の半額になっているというのだ。「2試合合計での放映権料が8000万円台だと聞いている」と関係者が明かす。昨年は、7月24日の札幌ドームでのオールスターに買い手が付かず、主催の社団法人日本野球機構(NPB)関係者は真っ青。「オールスター史上、初めて地上波のテレビ中継なしになってしまう」と、パニックになったからだ。 史上初の最悪のケースを回避するために、1億円以上といわれるオールスターの放映権料を一気に8000万円に値下げして、ようやく日本テレビ系列が名乗りを上げた経緯がある。25日のマツダスタジアムでの試合を中継したTBS系列の放映権料も、当然同額になっている。2試合で4000万円以上の減収になったのだ。 その際もNPB関係者はショックを隠せず、球界に波紋が広がったが、今年はそれどころではない。2試合ともテレビ朝日系列で中継と早々と決定した裏で、昨年の半値、1試合単価4000万円台にまで値崩れしていたのだ。背に腹は代えられない現実だが、こうなるとオールスター見直し論が再燃するのは必至だろう。 「真剣勝負のセ、パ交流試合をやっているのだから、顔見せ興行のオールスターの人気が低迷するのは当然だ。日本のオールスターと韓国のオールスターが対決するとか、何か新しいスタイルが必要だ」とは、ある球団代表の提案だが、曲がり角にきたオールスターは、いったいどこへ行くのか。
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スポーツ 2010年05月26日 13時00分
巨人が1位指名候補に『昔の名前』が急浮上!
“奇怪な情報”が飛び込んできた。巨人がドラフトに関する手続きの確認をコミッショナー事務局に求めたというのだ。「1度、入団拒否した選手を再指名するには、どうすればいいのか」−−。規約によれば、指名拒否した選手本人から承諾書を得れば「問題ナシ」だが、この情報が本当なら、巨人は1位指名候補選手(あるいは上位指名)を“間接的に表明したこと”になる。『再指名の手続き』が必要な選手とは…。早稲田大学の福井優也投手(4年生)である。 他球団のスカウトが「そういえば」といった口調で、こう説明する。 「立教大学戦(5月2日)に巨人スカウトO氏が来ていました。かなり熱心にメモを取っていましたね」 同日の早大先発投手は、福井。9回こそ大石達也(4年生)にマウンドを譲ったが、8回被安打3、無四球無失点の好投でネット裏のスカウトマンたちを唸らせた。 しかし、福井といえば、08年のドラフト会議(高校生ドラフト)で4巡目指名を受けたが、「甲子園で優勝したのに下位指名とは…。プロでやっていく自信がない」と、入団を辞退。1年の浪人生活を経て早大に進んだ。プロ志望も強かったため、この指名辞退はさまざまな憶測も呼んだが、今日の成長を見ると、早大進学は決して間違いではなかったようではある。 「巨人サイドも無理に交渉を長引かせませんでした。ドラフトに関する不正等々が社会問題にされていた時期なので、巨人側が福井本人の意志を尊重したんです。『円満決裂』と言っていい」 当時を知る高校関係者の1人がそう言う。 福井側も巨人に悪い印象は持っていないとのことで、巨人が正式に指名承諾書を求めれば「サインする」との見方が支配的だが、こんな情報も飛び交っている。 「早大の應武篤良監督は巨人のことを快く思っていません。早大中退投手の尾藤竜一(08年)を育成枠で獲得した際、『挨拶がなかった』と怒っています。巨人側は『連絡した』と反論していますが…。應武監督が巨人からの書類をどう扱うか?」(前出・同) その後、「和解した」という話もあるが、「それは表面上のこと」と否定する向きもないわけではない。早大関係者によれば、「應武監督は根に持つタイプではない」とし、「巨人との衝突がたとえ本当でも、野球部員の進路希望に口を挟まない」と力説していたが、福井再指名の障害はそれだけではない。 大石も1位候補と言われているが、同大学には“真打ち”斎藤佑樹が控えている。この早大の屋台骨を3投手の胸中は複雑だ。福井、大石は「斎藤と違う球団に行きたい」ともこぼしているそうだ。対人関係での衝突はない。お互いの実力を認め合ったうえで「比較されたくない」と思っているのだ。 言い換えれば、巨人が福井を再指名したいのであれば、ドラフトの主役・斎藤の1位指名入札から辞退しなければならないが…。 「巨人は球団代表が沢村拓一(中大)を視察するなど他大学投手の偵察にも熱心です。昨年は長野(久義)の1位指名を早々と表明してしまい、菊池雄星の1位入札にも参加できず、ドラフト補強に影響がありました。ギリギリの段階まで1位指名候補を明かさない方が良い」(同) 今年もドラフト会議がテレビで生放送される。主役・斎藤は「12球団OK」とのことだが、今秋のドラフト会議では、史上初の同球団再指名選手が観られるかもしれない。
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スポーツ 2010年05月25日 16時30分
球界地獄耳・関本四十四の巨人軍、ダッグアウト秘話(7)
今の時代はキャンプでもシーズン中の遠征でも1人1部屋が当たり前になっているが、V9当時は日本式旅館だったから、たとえONでも相部屋だった。だから相手の知られざる素顔が嫌でもわかってしまうし、抱腹絶倒のエピソードもゴロゴロ転がっていたよ。 オレはなぜか森さん、黒江さんとの3人部屋が多かった。いつもホリさん(堀内氏)やカズミさん(高橋一三氏=現山梨学院大監督)の部屋にいて、自分の部屋に戻るのは寝るときだけ。森さんと黒江さんから「お前は何で部屋にいないんだ。オレたちが嫌いなのか?」と聞かれたから「ハイ」と答えてやった。その理由も「2人でこそこそスポーツマンらしくない話をしているんで」とハッキリとね。 オレはなかったけど、長嶋さんと相部屋になると大変だよね。野球選手には珍しい早寝早起き。長嶋さんと高田さん、この2人の早寝早起きはV9ナインの間では有名だったからね。長嶋さんは立大の後輩の土井さんと相部屋が多かったが、傑作な話を聞いたことがある。2人でテレビのミステリー番組を見ていたら、突然、長嶋さんが「犯人がわかったぞ、土井! もういい。テレビを消せ。寝るぞ」と言い出し、土井さんは絶句したというんだ。それはそうだよね。せっかくミステリー番組を楽しんで見ていて、しかも長嶋さんの推理が当たっているかどうかわからないのに、途中でテレビを消せでは、蛇の生殺し状態だよね。 品行方正で神様のように思われている王さんにも意外な伝説がある。一つは寝相の悪さにまつわるものだ。須藤さん(豊氏)が今でも首をひねっているよ。 「王と相部屋で寝ていたんだが、次の朝になったら、王がいつの間にか、オレを乗り越えて反対側にいるんだよ。オレは全く気がつかなかった。どうやってオレを乗り越えていったんだろうと不思議でしようがない。でも、乗り越えたのは事実なんだから、すさまじい寝相の悪さだよな」と。 王さんの寝相伝説は、相部屋になったことがあるオレもよくわかる。寝ている間に、あの丸太ん棒のような足を胸の上に置かれて、息苦しくなって目が覚めたことがあるからだ。最初は寝ぼけていて何が起きたのかとビックリしたが、王さんの丸太ん棒のような足を見て納得した。 ホリさんの爆撃機のような往復のイビキ伝説も脅威だったね。相部屋になったら眠れやしないから、みんな戦々恐々としていたよ。森さんは部屋が真っ暗でないと眠れないとか、宵っ張りの柴田さんは、翌朝、あの濃いヒゲがボウボウの状態で、青い顔をしていて不気味だし、まあいろいろありましたよ。 誰と誰が相部屋になるかは、監督の川上さんの信頼厚い、鬼のV9マネージャー・山崎さん(弘美氏)に決定権があった。だから、レギュラー選手しか「相手を代えてください」とは言えない。森さん、黒江さんと3人部屋が多かったのは、オレに対する嫌がらせじゃないかと思ったもんだよ。<関本四十四氏の略歴> 1949年5月1日生まれ。右投、両打。糸魚川商工から1967年ドラフト10位で巨人入り。4年目の71年に新人王獲得で話題に。74年にセ・リーグの最優秀防御率投手のタイトルを獲得する。76年に太平洋クラブ(現西武)に移籍、77年から78年まで大洋(現横浜)でプレー。 引退後は文化放送解説者、テレビ朝日のベンチレポーター。86年から91年まで巨人二軍投手コーチ。92年ラジオ日本解説者。2004 年から05年まで巨人二軍投手コーチ。06年からラジオ日本解説者。球界地獄耳で知られる情報通、歯に着せぬ評論が好評だ。
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スポーツ 2010年05月24日 17時00分
泥沼ヤクルトの泥縄策
泥沼ヤクルトは、それでも球団側が高田体制支援を打ち出し、伊勢孝夫氏(65)を打撃アドバイザーに招き、アストロズを解雇された松井稼頭央獲得に乗り出している。交流戦も8連敗中で、13勝31敗1分、勝率2割9分5厘は、12球団一のロッテのチーム打率並みだけに、緊急打開策を講じるのは当然だが、いかにも泥縄式だ。 伊勢打撃アドバイザーがさっそく口にしているのは、「野村ID野球」の復活だ。高田監督とすれば、緊急の支援策には思えないだろう。今時、狙い球を絞ったりする、頭を使った野村ID野球の復活導入でもないだろうし、そもそもキャンプから時間をかけてやらなければ浸透しない。即効性の期待は薄く、「球団としては、打撃不振策に手を打っています」というポーズだろう。 しかも、伊勢氏は野村人脈で、高田監督が望んだ人事とも思えず、内心、不快感を抱いただけだろう。それなら、不振を極めるガイエル、デントナに代わる新外国人選手を一日も早く獲得、来日させて欲しいというのが、本音だろう。 昨年、Aクラス入り、クライマックスシリーズ(CS)出場権獲得は間違いなしの展開から9月に今回のような急失速の非常事態到来で、高田監督の進退問題が浮上。最終的に球団側が望む続投となり、チームも3位に滑り込み、初のCS出場を果たしたが、オフの補強は阪神からFAした藤本獲得のみ。高田体制支援は口先だけのポーズだけだった。今回も同様だ。 伊勢打撃アドバイザーに続く、松井稼獲得に関しても、「年俸何億円ももらっている松井稼を取れるような大金を本気で出せるのか?」という疑問の声がチーム内外から出ている。「一応、松井稼争奪戦に参戦しましたという、ファンに対するアリバイ作りだろう。結局、格安の新外国人選手でお茶を濁して終わりだろう」。球界関係者の間では、こういうきわめてシビアな予想もあるくらいだ。 これまでの緊縮財政のヤクルト球団の姿勢を考えれば、当然かもしれない。3年契約の3年目の高田監督は、たとえ今季2年連続のAクラス入りしても続投の意思はなかった。契約満了で退団の意向だった。それだけに、球団側のポーズだけの高田体制支援策は、高田監督自らが休養を決断する引き金になりかねないだろう。
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スポーツ 2010年05月24日 14時00分
プロ野球エピソードあれこれ オープン戦でテスト済み 今年も出るか? 楽天・ブラウン監督の内野手5人シフト
楽天のブラウン監督といえば広島監督時代の、退場処分を受けてのベース投げやホームに砂をかけたりのパフォーマンスが知られているが、もう一つの得意技(?)が内野手5人シフトだ。広島時代の4年間にオープンを含め5度仕掛けている。 初めて実行したのは就任1年目、2006年4月22日の中日戦。センターを二塁ベース上に動かし内野手5人シフトをとった。打者・井端をサードゴロに打ち取り、作戦は成功したが、その後キャッチャーのパスボールなどがあり、結局試合には敗れた。 2度目は同じ2006年7月14日の横浜戦。やはりセンターを内野まで動かしたが投手の暴投でサヨナラ負け(余談だが記者はこの試合を見ていた。ふと気がつくと、いつの間にか内野手が5人になっていて“あれれ、何だ?”とびっくり。うまくいくのかな? と思った瞬間、サヨナラ暴投であっけなく幕切れ。横浜ファンも、なんだかよくわからないけど勝った! と一瞬とまどってから喜んだように見えた)。 それでもこの横浜戦以外は、5人の誰かに打球は飛ばなくてもシフトを敷いた打者をアウトにしているから、作戦自体の効果はあったと言えるだろう。 そして楽天監督就任1年目の今年、ブラウン監督はさっそくオープン戦で内野手5人シフトを試した。3月10日、相手は古巣広島だ。5-5の九回無死満塁。ブラウン監督はこの勝負どころで内野手5人シフトを敷いた。しかし、打者・喜田の打球はがら空きの右前へ。球は転々とフェンスまで転がり、ランナー全員ホームインの三塁打という悲惨な結果に。 喜田はファーストで2度、内野手5人シフトの経験があり「まさか自分がやられるとは思わなかった」と試合後複雑な表情で語ったらしいが、まさに本心だったろう (試合は降雨のため8回終了時点のコールドゲームとなり、5-4で楽天の勝利)。 広島時代は就任1年目に2度、公式戦でこの作戦に出たブラウン監督。この試合でテストは済んだ。今年、公式戦でもチャレンジするか?(ハマの半ズボン少年記者〜横浜六太 山口敏太郎事務所) 参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年05月24日 13時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第4回 ランニングフォーム」
今回は、フォームを取り上げていきます。 その前に基本的なことですが効果的にパフォーマンス向上させるにも、ダイエットするにもトレーニング・栄養・休養のバランスが大切です。このバランスを崩してしまうと、カラダを壊す原因にもなるので気をつけましょう! では効率よくキレイに走るためのフォームを解説しましょう。 速く走ることは、身体重心をいかにスタートからゴールまで速く移動させるかです。小学生に、速く走るとは? と質問すると「手を大きく振る」「足を速く動かす」「背筋を伸ばす」などが出てきます。この答えは間違えではないのですが、全てうまく組み合わされた時に速く走れるのです。 自分なりのフォームでも十分走ることはできますが、効率のよいフォーム=理想のフォームで走ったほうが、より楽に長く、そして速く走れます。フォームの修正は、ベテランランナーには勇気のいることですが、是非挑戦してみてください。 初めたばかりの方は悪い癖がつく前に身につけておきましょう。理想のランニングフォームってどんなの? って質問をよくされます。 一言で言うと『タイヤのように足を回転させて走るローリング走法です』骨盤(大幹)を使い回転させながら足を前に動かすと、少ない力で大きな推進力が生まれます。無駄なエネルギーを使わずに効率のよい走りが実現できるのです。8つのポイントに分けてご説明します。 (1) つま先は進行方向・左右の足は常に平行に保ち、着地時、キック時、キック後の振り下ろしのいずれの場面でも、常に進行方向に向けます。 (2)かかとの方から着地・前に出した足は、体の重心の真下よりやや前方に着地する意識で伸ばします。ランニング中は足首を常に90度にキープします。 (3)着地=体重移動・着地したと同時に、すばやく接地足に体重を完全に乗せきることが最も重要です。 (4)着地=キック・着地、体重支持と同時に、すばやく接地足のももを後方へ移動してキックします。 (5)足で円を描く・タイヤが回転しているかのごとく、足をローリングしながら走り、接地時間をできるだけ短くします。 (6)骨盤で足を動かす・骨盤を回すように足を動かします。左右の骨盤を回すように動かす。自転車のペダルのように、ちょうど半回転ずらして回すイメージで。 (7)腰から足を出す・みぞおちの辺りを支点に足を動かし、ひざと同側の腰を前に出すように走ってみましょう。 (8)上体でバランスをとる・みぞおちを支点に上体を柔軟にひねり体のバランスを保ちましょう。 文章にすると難しく感じてしまいますが、足をしっかり回転させることが大切です。ゆっくりのジョギングから試してみて下さい。体験してみたい方は、リアルライブ見たで【Air Run TOKYO】6月1日火曜日の練習会無料体験できます。 参加希望の方は、airrun@pss1.jp にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイトhttp://airruntokyo.syncl.jp/をご覧下さい。【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー 次回は、『ジョギングスポット』写真:【Air Run TOKYO】練習風景
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スポーツ 2010年05月24日 08時00分
「復帰プランはタブー」日ハム蘇生は中田がいないから!?
「6月には、試合に復帰できそう」−−。左ヒザ半月板の手術で戦線を離脱していた中田翔(21=北海道日本ハムファイターズ)の近況報告が飛び込んできた。リハビリも順調に進んでおり、早ければ、6月中旬にも実戦(二軍戦)に復帰できそうだという。 プロ野球解説者の1人がこう続ける。 「チームは交流戦に入って、ようやく勢いづいてきました。梨田(昌孝)監督を始め、首脳陣が中田を気にしなくてよくなったから、チームも復調したんだなんて“冗談”も聞かれました(笑)。でも、梨田監督の表情が明るくなったのは本当ですよ」 関係者によれば、球団フロントが梨田監督と“和解の場”を設けたという。最下位に沈んだ序盤戦の反省として、フロント側が「補強ポイントを見誤った」と非を認めた。昨シーズン終了後、梨田監督は先発投手の頭数が不足しそうなこと、スレッジ(現横浜)の慰留を求めたが、フロントは応じなかった。実際、先発陣の一角として期待されていた糸数敬作(25)が“経験不足”を露呈し、打線も破壊力が落ちた。フロイト陣が頭を下げたことにより、双方のわだかまりも解けたというのである。 「今後の補強、巻き返し策も話し合われた」とのたとだが、この席上で振れられなかった『難題』が1つある。中田のことだ。 「左ヒザの故障が判明した直後、球団は早期の手術治療を勧めています。なのに、中田は『手術したくない。手術しないで治す』と抗っていました」(関係者) 中田はこれまでにも「苦言を呈されると、反抗的な態度を取る」と批難されてきた。まだ3年目の若手であるが、プロ野球の世界は『結果』が全て。「若手だから」で許されるのは、今年が最後とも言われていた。 「中田側の言い分も分かりましたよ。(言い分を)聞いてみたら、その気持ちも分からないではない」(前出・同) 中田が手術を拒んでいた理由だが、「手術=長期離脱」ではなかった。それは、新人時代にあった。08年シーズン中、中田は左手首の痛みを訴えた。球団側はサボリの口述と思ったのだろう。「たいした怪我ではない」と突っぱねた。しかし、改めて診断してみたら、骨折していたことが判明。このとき、中田は「オレの言うことは信じてもらえないのか!?」とショックを受け、かつ球団に対する不信感も抱いていたという。今回も、一方的に「手術しろ」と言われたため、身構えてしまったそうだ。 「このまま反抗していても、自分のためにはならないと分かったみたいです」(前出・同) かといって、「必死に自分から練習していた」話は手術前には聞かれなかったが…。 「球団の総意か、一部の私見なのか分かりませんが、手術を拒否したころ、『中田の処遇を考える』という声も聞かれました」(前出・プロ野球解説者) 手術、リハビリを受け入れたことで中田の方も危機を脱したようだが、交流戦以降と思われる実戦復帰後、一軍に再び昇格させるのか、それとも二軍で様子を見るのか、まだ決められていない。「彼は善くも悪くも『天才』で野球をやって来た人。腹を決めて、外野でエラーしようが、打率が2割を切ろうがスタメンで使わないとダメ」という声もあるが、こういう特別扱いは本人のためにならない。またもや、梨田監督に悩みのタネが降りかかって来なければいいのだが…。
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スポーツ 2010年05月22日 08時00分
ヤクルト交流戦史上初の開幕6連敗で囁かれる『体調不良説』
「一体、どうなっているんだ!?」「意味が分からない」−−。埼玉西武との一戦で、大宮球場に乗り込んできたヤクルトナインは首を傾げるだけだった。試合前のそういった混乱もあってか、この日は岸孝之(25)、シコースキー(35)に“完封リレー”を喫した。高田繁監督(64)は「点を取れなければ、勝てない」と肩を落としたが、「西武の先発が岸なので端から諦めていたフロント、選手もいた」(関係者談)という。チームのムードは最悪と言っていいだろう。そして、試合前、ヤクルトナインを混乱させたものとは…。 「コーチの入れ替えが巧くいかなかったんです。選手に面と向かって報告したわけではないんですけど、その情報が漏れたんでしょうね」(前出・同) 試合前日の17日、ヤクルトは大田卓司・二軍打撃コーチ(59)を昇格させ、『打撃担当3人制』で仕切り直すことに決めた。ところが、である。昇格指令を受けた大田コーチが「体調不良」を理由に、一軍合流を拒否してきたのだ。体調不良が本当だとしても、「何故、二軍コーチは続けられるのか? 意味が分からない」と、選手たちは疑問に思ったのである。 「チーム低迷、高田批判も出ている最中ですから、大田コーチが二の足を踏んだ気持ちも分かります」(取材陣の1人) しかし、大田コーチは高田監督の推薦で招聘されたスタッフの1人。その関係も知っていただけに、選手たちは「何があったのか!?」と言わずにはいられなかった。 こんな情報も交錯している。打線のテコ入れのため、現在、ヤクルト渉外担当者が緊急渡米している。前オリックス・ローズ、元西武・ボカチカ、元楽天・セギノールなどの日本球界経験者を軸に新外国人選手を探しているのだが、 「この時期に交渉に来るということがどういうことか、相手も分かっています。相手サイドは年俸面でかなり吹っ掛けており、すんなりとはまとまりそうにありません。右の大砲、一塁手か外野手というのが現場サイドの要望ですが、その通りにはならないかも」(前出・関係者) と、苦しい舞台裏も判明した。 「来季は荒木大輔投手コーチの監督昇格が既成路線とされていますが、誰か年長の球団OBを探し、チームを再建してもらう必要も出てきました。今のままでは荒木政権は相当苦しいものになるので…」(前出・同) これから、株主総会の季節になる。近年、プロ野球チームの成績に関する質問も当然のことのように株主の方から出ており、会社役員が返答に窮する場面もある。 大田コーチの体調不良は伝えられた翌日(19日)、チームは交流戦史上初となる『開幕6連敗』を喫した。このまま起死回生のきっかけが掴めないようなら、高田監督も『体調不良』を表明することにもなりかねない。それだけは避けてもらいたいものだが…。
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スポーツ 2010年05月21日 18時00分
江本氏参院選出馬で球界因縁対決
元参議院議員のエモやんこと江本孟紀氏(62)が、国民新党から7月の参院選に出馬することになり、野球ファンには興味津々だろう。「周りから巨人(OB)ばっかり出て、阪神(OB)が出ないのはおかしいやろと言われた」という、江本氏の出馬の弁通りに、伝統の一戦、巨人対阪神番外戦になるだけではない。世代対決でもある。 前巨人監督の堀内恒夫氏(自民党)、元巨人の人気選手の中畑清氏(新党たちあがれ日本)VS元阪神のエース・江本氏(国民新党)となれば、野球ファンなら黙って見ていられないだろう。観衆が実数発表になった2005年から巨人を抜いて昨年まで5年連続12球団一の観客動員を誇る阪神タイガース。かつては無敵の全国区ナンバーワンだったYGブランドも今や昔。2位の座に甘んじ続けている読売ジャイアンツ。それぞれの人気度が参院選にどう反映されるのか、興味深い。 もう一つ面白いのは、球界世代対決だ。中畑氏が昭和28年生まれの28年会のメンバー。江本氏と堀内氏はひと世代上の22年会の一員だ。今が働き盛りの22年会vs還暦過ぎた団塊世代の28年会の世代対決にもなるのだ。 28年会所属の監督は、中日・落合博満、阪神・真弓明信、日本ハム・梨田昌孝と、12球団の中で3人もいる。中畑氏も4人目の監督の座を目指していたのだが、なかなか実現せず、政界に転身となったのだ。 昨年発足したばかりの22年会の方は、江本氏が旗振り役でこうユニークなアピールをしている。「還暦過ぎてもまだまだ元気な団塊の世代をアピールしようということや。なにしろ個性の強い、珍しいメンバーがそろっとる。監督失敗した者も多いけどな」と。 今回江本氏に先駆けて出馬表明した堀内氏は「巨人史上初めて優勝経験のない監督」という、球団史上初の怪挙を成し遂げている。他にも近鉄・鈴木啓示監督、阪神・藤田平監督、横浜・大矢明彦監督と、選手としては一流でも監督で挫折したメンバーは確かに多い。が、「挫折からはい上がるのが人生」というのが22年会のモットーだから、堀内氏の政界転身成功へメンバーも熱いエールを送るだろう。22年会の世話役である江本氏も率先垂範、参議院議員にカムバックすることで、会のモットーを実現できる。「団塊の世代は還暦を過ぎてもまだまだ元気だ」と。 といった具合で、堀内氏、中畑氏に続いて江本氏の参院選出馬は野球ファンの関心をさらに呼ぶことになる。
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スポーツ 2010年05月21日 13時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第3回 シューズの選び方」
今回はシューズの、選び方です。 ランニングブームで、最近はどのメーカーもランニングシューズには力を入れています。プロの選手が履くシューズから、ビギナー向けシューズまで何十種類もあります。ランニングする時は、なぜランニングシューズが必要か? なぜ、スニーカーではいけないのか? こんなご質問をよく受けます。スニーカーでダメということはありませんが、ランニングするなら間違いなくランニングシューズのほうが走りやすいですし、ケガのリスクはかなり減ります。 ランニングシューズは前に進むことだけを考えて作られているので体重移動がしやすく出来ています。また、ランニングシューズの方が断然クッション性があり足には優しいのです。ランニングシューズは、適度に衝撃を吸収しながらも反発力を推進力に変えていくように科学的に作られています。 シューズに対して、私はいつもこう考えています。 「速く走れて、ケガをしないなら裸足でもいい。でもそれが出来ないからシューズを履く。」 言い換えれば、速く走れて、怪我をしないならどんなシューズでもいいんです。 みなさんがシューズを買う時に、速く走りたいのか、ケガをしないためなのかを考えて下さい。 ビギナーの方なら大体の方がケガをしたくないと答えるはずです。ケガをしたくない場合は、やはりクッション性を重視したシューズを選ぶべきでしょう。クッション性があるシューズは、重いイメージがありますが最近は素材がよくなり、ソールなどが厚く出来ていても軽くなっています。 色や形で気に入ったのがあれば、必ず両足試し履きをして下さい。その時のポイントは、(1)当る箇所がないか、確認することと、(2)つま先に1cm余裕を持たせたサイズを選ぶことです。 革靴などのようにピッタリのサイズの物でランニングすると爪を痛めます。 同じクッショニングモデルでも、ニュートラルとオーバープロネーションの2つのタイプがあります。ニュートラルは理想的な足の運びする人のことで、足のブレがありません。オーバープロネーションは踵の外側から地面に接地し、内側に足首が倒れこんでしまう現象です。体重の重い人や、O脚気味の人、1本のライン上を走る人に多くみられます。足首やふくらはぎの内側を痛めやすいのです。オーバープロネーション対応シューズは、内側に固い素材を使い倒れこみを防ぎます。 個人差がありますので、知識を頭に入れ、スポーツ店でアドバイスを受けることをおすすめします。信頼のおけるショップをみつけるのも重要な事です。 【Air Run TOKYO】監修・ランニングアカデミー次回は、いよいよ『ランニングフォーム』写真:【Air Run TOKYO】代表田中正直(元日清食品陸上競技部)
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