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泥沼ヤクルトの泥縄策

 泥沼ヤクルトは、それでも球団側が高田体制支援を打ち出し、伊勢孝夫氏(65)を打撃アドバイザーに招き、アストロズを解雇された松井稼頭央獲得に乗り出している。交流戦も8連敗中で、13勝31敗1分、勝率2割9分5厘は、12球団一のロッテのチーム打率並みだけに、緊急打開策を講じるのは当然だが、いかにも泥縄式だ。

 伊勢打撃アドバイザーがさっそく口にしているのは、「野村ID野球」の復活だ。高田監督とすれば、緊急の支援策には思えないだろう。今時、狙い球を絞ったりする、頭を使った野村ID野球の復活導入でもないだろうし、そもそもキャンプから時間をかけてやらなければ浸透しない。即効性の期待は薄く、「球団としては、打撃不振策に手を打っています」というポーズだろう。
しかも、伊勢氏は野村人脈で、高田監督が望んだ人事とも思えず、内心、不快感を抱いただけだろう。それなら、不振を極めるガイエル、デントナに代わる新外国人選手を一日も早く獲得、来日させて欲しいというのが、本音だろう。
 昨年、Aクラス入り、クライマックスシリーズ(CS)出場権獲得は間違いなしの展開から9月に今回のような急失速の非常事態到来で、高田監督の進退問題が浮上。最終的に球団側が望む続投となり、チームも3位に滑り込み、初のCS出場を果たしたが、オフの補強は阪神からFAした藤本獲得のみ。高田体制支援は口先だけのポーズだけだった。今回も同様だ。
 伊勢打撃アドバイザーに続く、松井稼獲得に関しても、「年俸何億円ももらっている松井稼を取れるような大金を本気で出せるのか?」という疑問の声がチーム内外から出ている。「一応、松井稼争奪戦に参戦しましたという、ファンに対するアリバイ作りだろう。結局、格安の新外国人選手でお茶を濁して終わりだろう」。球界関係者の間では、こういうきわめてシビアな予想もあるくらいだ。
 これまでの緊縮財政のヤクルト球団の姿勢を考えれば、当然かもしれない。3年契約の3年目の高田監督は、たとえ今季2年連続のAクラス入りしても続投の意思はなかった。契約満了で退団の意向だった。それだけに、球団側のポーズだけの高田体制支援策は、高田監督自らが休養を決断する引き金になりかねないだろう。

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