スポーツ
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スポーツ 2010年11月05日 18時00分
テレビ局が見放した日本シリーズの現実と改革は?
開幕第1、2戦、さらに第5戦と地上波のテレビ全国放送がなかったロッテ対中日の日本シリーズ。テレビ局から見放された不人気カードは、やはり視聴率が取れなかった。 ナゴヤドームから千葉マリンに舞台を移し、ロッテが7対1で勝った第3戦を中継したテレビ朝日系列は6.8%(関西7.8%)。今、離婚騒動の渦中にいて、早大・斎藤佑樹が入団後に弟子入り志願していることでも注目されている時の人、日本ハムのエース・ダルビッシュが特別ゲストで登場したのに、効果なし。 核心を突いた評論で人気の野村克也氏(前楽天監督)が特別ゲストだった、テレビ東京系列が放送した第4戦もひとケタ。延長11回の末に4対3で中日が勝ったクロスゲームだったが、9.7%(関西8.5%)止まりだった。NHKが急きょ中継した、斎藤人気で沸いた50年ぶりの早慶優勝決定戦が12.1%だったことから、よけいに寂しい視聴率が印象づけられてしまった。 「どちらもNHK衛星第1も中継したので、二ケタにいかなかった面はある。CMのないNHKBSは視聴者に人気があり、かつては平均視聴率2〜3%だったが、今は5%前後くらいあると言われているからね。地上波と合計すれば、それなりの視聴率にはなる。中日と巨人のクライマックスファイナルシリーズがそうだった。NHK衛星と一緒に中継した第2戦のTBSが7.3%だったのに、フジテレビが単独で中継した第4戦は15.4%の視聴率を記録している」 放送関係者はそう楽屋裏を語るが、表向きの視聴率がすべての民放テレビ局の日本シリーズ離れには歯止めがかからないだろう。「今後、実行委員会などで土日の日本シリーズはデーゲームにする案とか、いろいろ検討する」と主催の日本野球機構(NPB)関係者は日本シリーズ改革を強調するが、実際に思い切って実行しないとどうにもならない。 かつてはすべてオールデーゲームで行われていた日本シリーズがナイター化したのは、テレビ局の要求だった。「高い放映権料(1試合1億3500万円)を払うのだから、視聴率の取りやすいナイターにしてほしい。土日もデーゲームでは視聴率が取れない」という要求を、主催のNPBが受け入れたからだ。 「ウイークデーのデーゲームは、観客動員が難しい」という一面もあったから、飛びついたというNPBサイドの事情もある。が、今は視聴率が命の民放テレビ局が日本シリーズから徐々に撤退しようとしているのだから、球場に足を運んでくれるファンのために土日のデーゲームは当然のサービスだろう。 そして、テレビ中継はNHKに任せればいい。「国技だから」という理由で、年6場所、大相撲中継をしているNHKには、国民的スポーツのプロ野球の日本シリーズを中継する義務がある。これまで「午後7時からの20分間のニュースがあるので、完全中継できないネックがある」と言われ続けてきたが、テレビから野球が消えていく現実を憂えているファンにすれば、完全中継などという高望みはしないだろう。視聴者から料金を取って経営しているNHKなのだから。民放のような視聴率至上主義にとらわれる必要もない。「土日はデーゲーム。テレビ中継はNHK」というのが、NPBが来年から実施すべき日本シリーズ改革だ。
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スポーツ 2010年11月05日 10時00分
巨人が『来年の主役・菅野』を指名しない?
関東地区大学野球選手権で、『来年の主役』が早くも存在感を見せつけた。東海大学の菅野智之投手(3年生)が11奪三振で完投勝利を収め、明治神宮大会出場権を獲得した。 この対中央学院大学戦には日米6球団のスカウトが駆け付け、そのなかに“本命・巨人”も含まれていたのは既報通りだが、『今秋のドラフト会議のツケ』が同投手の去就にも影響を与えそうである。 「基本的に、親族は遠慮するのが慣例ですから」(在阪球団職員の1人) 同投手が原辰徳・巨人監督(52)の甥っ子であることは説明するまでもないだろう。「親族関係者の指名を遠慮する」球界の慣例からしても、2011年のドラフト会議で、巨人が菅野投手を一本釣りするのは既成事実のように捉えられているが、他球団は同投手の調査を再開させた。今秋のドラフト会議で巨人が沢村拓一投手(中央大)を単独指名したのを受け、「巨人は菅野を回避するのではないか?」との声が出始めたからである。 在阪球団スカウトの1人は「現時点の評価」と前置きしたうえで、こう説明する。 「沢村クンと菅野クンは似ているんです。150キロ台の重いストレート、スライダー系の変化球、落ちる球…。持ち球もほぼ一緒で、ともにパワータイプの右投手です。今年の4位指名の小山(雄輝=天理大)クンも同様です。巨人の投手スタッフを見渡しても、東野(峻)がいるし、同じタイプの右投手を2年続けて獲る必要があるのかどうか…」 今秋のドラフト会議前でも“奇妙な情報”が交錯していた。「巨人が斎藤(佑樹)に乗り換えるのではないか!?」というものだ。この話は、沢村の1位入札を表明した後に噴出した。「斎藤の人気は捨てがたい」と思ったからだろうが、そこには、「沢村と、来年1位予定の菅野が似ている」なるスカウト評も含まれていた。 また、沢村に限らず、斎藤や大石、中日が1位指名した大野雄大(佛教大)に対し、巨人も複数のスカウト体制で視察してきた。1位候補に2人以上の担当スカウトを置くのも球界の慣例だが、現時点で巨人は菅野を複数体制で追い掛けていない。こうした状況が「菅野の指名を回避するのではないか?」と見られる根拠だが、こんな指摘も聞かれた。 「巨人は中央大学にも強いネットワークを持っています。沢村サイドが『巨人志望』を明言したのはそのためで、他球団は沢村クンから撤退せざるを得ませんでした。沢村クンの単独指名を『貸しを作った』と捉える球団もないわけではない…」(球界関係者) 他球団が親族選手の指名を辞退するのはあくまでも慣例であって、それが無視された前例もないわけではない。近年では、巨人も中日に実兄と選手寮・寮長の父親がいた堂上直倫内野手の競合入札に参加している。沢村を追い掛けてきたライバル球団が「貸しを返してもらう」と“宣戦布告”したとしても、決して不思議ではない。 今年のドラフト指名選手の入団交渉はこれからだが、来季の1位候補を巡る情報戦はすでに始まっている。
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スポーツ 2010年11月04日 16時00分
日韓不良格闘技戦争勃発!!
ケンカ自慢の不良たちがリングで拳を交える地下格闘技イベント「KRUNCH(クランチ)」の第8戦が12月18日(土)に東京・ディファ有明で開催される。 同大会の目玉は「第3弾団体王座決定トーナメント」。 1チーム3人で編成された8チームが参加。国内のほとんどの格闘技イベントでは禁止されているヒジ打ち・頭突きありの過激なルールで激突し、ワンデイトーナメントで王座を決める。 先日、都内で組み合わせ抽選会が開かれたが、注目は韓国から参戦する「VOLTAGE」。出場する選手は欠席したが、同イベントの創立者の杉浦和男氏は「日本の地下格闘技制圧を狙い、立ち技メインで頭突きも得意な、ものすごい凶暴な選手ばかりが出場する。間違いなく優勝候補」とその実力に太鼓判を押す。 また、第1戦から観戦する同イベントの応援団で俳優の吉川銀二は、「中国、ロシアなどから最近、日本はナメられすぎ。日本の選手にはリングで韓国チームをぶっ倒して大和魂を見せつけてほしい」とエールを送った。 日韓不良格闘技戦争の勝者は果たして?(KRUNCH公式HP)http://www.krunch.jp/
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スポーツ 2010年11月04日 13時00分
離婚報道ダルビッシュはツイッターで何を語るのか
日本ハムのエース、ダルビッシュ有投手(24)と紗栄子夫人(23)が離婚危機にあることが発覚した。4日発売の「女性セブン」など週刊誌3誌がこぞって報じているもの。2008年に長男が誕生後、紗栄子夫人が子育てのために実家の宮崎と札幌を行き来するようになったあたりでダルビッシュの浮気が発覚、完全別居状態で関係の修復は絶望的とみられる。 ダルビッシュは自身のツイッター上で、これらの報道を受け「何で俺だけ悪いみたいなってんねん。アホちゃう」とツイートするなど不満げな様子だが、肝心の「離婚報道の真偽」については言及していない。いつもの歯切れ良いツイートがなされていないのだ。 ストーブリーグの注目の的だった自身のメジャー挑戦(ポスティング移籍)をツイッター上で早々と表明したり、苦言や暴言に近いツイートにも自分の気持ちをストレートにつぶやいてきただけに、ファンはダルビッシュの気持ちを真っ先に知りたいところだが…。
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スポーツ 2010年11月03日 17時30分
西武・中島のポスティング騒動の内幕
ドラフトで6球団競合の早大・大石達也の交渉権を獲得して、派手なガッツポーズを見せた西武・渡辺久信監督だが、チームは新たなトラブルで激震している。ポスティングを巡り、中島裕之と球団側が真っ向対立しているからだ。 宮崎・南郷の秋季キャンプに参加中の中島はこう宣言している。「何も納得してない。メジャーへ行きたいという気持ちは変わらない」と、再度ポスティング・システム(入札制度)によるメジャー入りを求めることを明言したのだ。一方、小林球団社長は「ポスティングは認めないということ。決定です」とすでに決定事項であることを強調する。 完全な平行線だが、いったい、どこで中島と球団側のボタンの掛け違いが起こったのか。元凶は前田球団本部長の安請け合いにあるようだ。「最終的な決定権もないのに、『悪いようにしないから』と、中島に一度はポスティングを認めるような発言をしたのが騒動の源になっているんだ。前田球団本部長がOKを出したところで、決定権はない。その後、後藤オーナーが『ポスティングは認めない』と決定を下したのだから、もう球団方針は覆らないだろう」と球団関係者が明かす。西武のOBは根本的な球団側の問題をこう具体的に指摘する。 「要は、野球界のことを知っている堤義明前体制を一掃した弊害だ。後藤オーナーは、銀行家出身だし、小林球団社長も野球は素人だ。実務レベルのトップと言っていい球団本部長の前田にしても、本来はあんなポストに就けるレベルの人間ではない。堤義明体制下の球団フロント首脳が全員飛ばされたために、平で残っていた前田が自動的に昇格しただけ。今回のような騒動が起こってもなんの不思議もない。それどころか、起こるべきして起こった騒動と言えるだろう。それにしても裏金事件、今年の雄星への暴行事件によるデーブ(大久保二軍打撃コーチ)の解雇騒動。トラブルが多すぎる」。 が、中島にしたらそんな球団事情は通用しないだろう。一度は前向きな返事をもらったのに、手のひら返しのような完全拒否。「もう終わった問題」と門戸を閉ざされても、納得できないだろう。宮崎・南郷秋季キャンプで前田球団本部長との再度の話し合いを手ぐすねを引いて待っている。 最終的には、いくら中島がポスティングを主張しても、球団側が認めない以上、ポスティングは成立しない。選手の権利でなく、球団側の権利だからだ。来季で国内FAの資格が出来る中島に対し、再来年の海外FAを1年前倒しの形で、来オフにポスティングを認めるしか、最終決着の方法はないだろう。 しかし、騒動が長引き、中島が感情的になると、現在日本球界復帰で注目されている松井稼頭央(前アストロズ)の二の舞になりかねない。松井はFA(当時は国内も海外も資格取得は同じ9年)1年前に何年間も申し入れていたポスティングをようやく認められたが、拒否している。「あと1年待てば、好きなメジャー球団へ入れるのだから、FAでメジャーへ行く。第一、なんで西武にポスティングの落札金をやる必要があるんだ」と怒りを爆発させたからだ。 このままでは、中島も第二の松井になる危険性を秘めている。昨年のドラフトで6球団競合の雄星を引き当てガッツポーズをした渡辺監督だが、V奪回の切り札どころか、今や雄星はタダの人で2年連続のV逸。今年は即戦力ナンバーワンの評価の早大・大石を獲得して再びガッツポーズをしたが、打線の牽引車の中島が残留でやる気を失えば、チーム全体に悪影響を及ぼす。3年ぶりのリーグ優勝へ早くも危険信号が点滅している。
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スポーツ 2010年11月03日 14時30分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第58回 成果が表れる秋」
暑かった夏に、しっかりトレーニングしたエアラン東京メンバーから、続々と自己ベスト更新のメールが届きました。一番嬉しい瞬間です。 10月以降は大きな大会が毎週開催されていて、メンバーも代わる代わるレースに出ています。毎週レースなんていう凄い人もいます。 今回の写真に写っている男性メンバーは、先日ハーフマラソンを走りました。昨年も同じ大会で、好タイムで走り年代別で優勝でした。 今年も、暑い夏でも30km走などをこなし更に上の走力を身につけたように思います。大会結果は自己ベストを更新され、45歳〜49歳の部で堂々の2連覇達成でした。タイムも1時間14分35秒という素晴らしいものでした。 毎年、年齢を重ねるのに肉体は進化を遂げるということは、本人の努力以外ありません。本当に尊敬できますし、素晴らしいことです。 写真の女性ではありませんが、木曜に開催している「サブ4プロジェクト」の方にも大きな変化が表れています。 サブ4プロジェクトとは、フルマラソンで4時間切りを目指す方に向けた練習会です。そこに皆勤賞で通われる30代女性は、5kmもハーフも自己ベストを更新されています。 レースに役立つ練習会と思い、取り組んできましたので非常に嬉しいことです。あとはフルマラソンのタイムを少しでも目標タイムに近づけることです。 皆さんも基本からやっていくと必ず走れるようになりますので頑張ってみて下さい。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:距離走風景
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スポーツ 2010年11月03日 13時00分
西海岸チームが岩隈を落札? 日本人投手の移籍が松井の去就を変える
松井秀喜外野手(36)のエンゼルス残留に、日本人投手が影響を与えそうだ。『有力日本人メジャー投手』が西海岸でのプレーを希望していることが分かった。 11月1日、岩隈久志投手(29)のポスティングによる米挑戦が正式に発表された。辛口のメジャー情報通は「落札金は100万ドルから120万ドルといったところ」と、アメリカ経済の不況を理由に“買いたたかれる”可能性も示唆するが、岩隈本人は「西海岸でやりたい」とチームメイトに話しているという。この“プロ野球界の隠語”を解析すると、「西海岸の球団が(自分に)興味を示している」という意味になる。その通りだとすれば、来シーズン、メジャーリーグの西地区は日本人投手が“集結”する可能性も強まった。 「高橋尚成が代理人をアーン・テレム氏に代えたんです。ゴジラ松井の代理人として有名な氏は、目下、エンゼルスは残留交渉の具体的なアクションは起こしていませんが、『高橋とセット』となれば、状況が一変する可能性もあります」(米特派記者の1人) メジャー各球団の戦力補強が本格化するのは12月以降だが、エ軍の地元・ロサンゼルスの報道を見る限り、チームは松井の残留にあまり熱心ではない。しかし、『左の大砲』を欲するチームは少なくない。松井本人はエ軍に残り、不振に終わった今季のリベンジを果たしたいとも思っているようだが、 「ソーシア・エ軍監督も松井を見限っています。本当に必要と思っているのなら、残留交渉はとっくに始まっている」(米メディア陣の1人) と、厳しい声も聞かれた。 そんな厳しい状況が高橋の代理人変更によって、一変するかもしれない。 「エ軍のチーム防御率は4.04。メッツで結果を残した高橋が獲れるとなれば、その話に乗らない手はありません。エ軍なら、高橋が希望する先発ローテーション入りも可能。首脳陣にすれば、セットアッパー、ストッパーの適性も見せたベテラン左腕は魅力的です」(前出・同) ニューヨークメッツも高橋サイドに残留交渉を呼び掛けている。しかし、古巣の巨人関係者によれば、「高橋は家族をアメリカに呼び寄せる」とのことで、日本人コミュニティーの多い西海岸への移籍を希望しているそうだ。 また、岩隈を落札する球団も松井の去就に影響を与えそうだ。 「岩隈は団野村氏に代理人を依頼しています。団野村氏はアーン・テレム氏と近い関係にあると言っていいでしょう。彼がアメリカで代理人資格を取得する際、その指導役を務めたのがテレム氏です」(前出・同) 両代理人が“共闘する可能性”もあり得るというわけだ。 高橋が代理人を代える際、その相談を持ち掛けられたのは、巨人時代の同僚である松井だったとの情報も交錯している。 「西地区への移籍を希望する日本人選手は少なくありません。岡島も西地区への移籍を希望しているとされ、トレード拒否権を持つ松坂も『西海岸なら応じる』という姿勢です。そうなると、松井の交渉がいちばん最後になるのでは?」(前出・米メディア陣の1人) 高橋との“抱き合わせ交渉”がエ軍残留の効果的な方法となりそうだ。いずれにせよ、日本人投手が西地区に集結しそうな状況は、松井の去就にも影響を与えそうである。
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スポーツ 2010年11月03日 10時00分
「毎週火曜日はTruthの日」。次期GWCシングル王座挑戦権は誰のものに?
現在、ガッツワールドプロレスリングの主導権を握っているのは、ヒール側のユニットである「デビルワールド」である。社長である梁和平、代表であるガッツ石島がユニットに参加し、ガッツワールド内で最も権威のあるGWC認定シングル王座を保持しているのもガッツ石島なのだ。 構成員として主に活躍しているのはチェ・餃子マン、角刈海坊主、デビル・インベーダー、新たに参加したCHANGOとアミーゴ鈴木。他にもプロレスリング・アライヴの末吉利啓、MIN∀MIがいる。パワー、技巧派を揃えているデビルワールドは攻撃、防御の面でも優れ、更に揺るがない鉄壁の絆を持っている。正規軍としてはかなりやっかいな存在である事は確かだ。 10月26日に行われたTruth#12の第1試合、新規構成員のCHANGOが梁和平と対戦するシングルマッチが組まれたが、梁はこれを「査定試合」とし、CHANGOがどれだけデビルワールドに忠誠を誓っているかを試した。試合開始直後CHANGOに対して「リング中央で寝ろ」と言う梁。しかしフォールに入った梁を跳ね除けたCHANGOは反撃を開始、忠誠どころか反逆の狼煙を上げるかに見えたが、結果は梁が外道クラッチを決めてフォール勝ち。改めてデビルワールドに忠誠を約束したCHANGO。こうしてまたデビルワールドの結束が深まったのであった。 メインイベントでは前回Truth#11で吉野達彦に不覚を取ったガッツ石島がチェ・餃子マンを率い、敗北の原因となったSTYLE-E那須晃太郎と吉野にタッグを組ませて対戦した。成り行き上タッグを結成した吉野と那須であったが、わだかまりは残ったまま。戦前、那須は「今回はタッグを組むけど、これはガッツ石島から直接勝ちを取ってシングル王座に挑戦するためのきっかけに過ぎません」と言う。吉野も那須の乱入があったとはいえ現シングル王者から文句の無いピンフォール勝ちを収めたこともあり、一気にシングル王座挑戦への道を駆け上がる事になる。 ところがそう上手くいかないのがデビルワールドという存在。リング外にはセコンドの梁和平、そしてCHANGOが就く万全の体制で試合に臨んだ石島&餃子マンのコンビ。持ち味のパワーを駆使して急造タッグの吉野&那須に襲い掛かる。一発の破壊力は大きい吉野だが、タッグマッチとなると自軍のペースを掴むには少々弱いところがある。更に今回のパートナーは那須。当然チームプレーも無く、タッチをする際でも掌でなく肩や背中を思いっきりひっぱたいて交代する有様。これでは鉄壁のチームワークを誇るデビルワールドに対抗する事は無謀であった。 何とかツープラトンのドロップキックを石島に叩き込んで反撃の糸口を掴みたかった吉野&那須であったが、不利な状況になるとデビルワールドのチームワークが光りだす。石島がレフェリーのバーブ佐々木の注意をひく間に梁・CHANGOが相次いでリング内に上がる。串刺し攻撃の後に繰り出したスーパー・パワーボムは、吉野の後頭部がリバウンドしてしまう程の衝撃。吉野はこのダメージが尾を引いたのか、必殺のアスリートジャーマンもカウント2で石島に返され、前回のシングルマッチで大きなダメージを与えた旋回式のDDTもノーザンライト・スープレックスで返されてしまう。最後は餃子マンのドクターボムから石島が投げっ放し&正調のデーモンボム2発を立て続けに繰り出して吉野にフォール勝ち。前回の屈辱を完勝で晴らした結果となった。 一気にシングル王座挑戦に上り詰めたかった吉野であったが、この敗戦により王者石島の勢いをつける結果となってしまった。もう正規軍に敵はいないと判断した石島は、12月4日に行われるガッツワールド旗揚げ6周年記念試合のメイン、シングル王座への挑戦者を梁和平に指名。デビルワールド同士のゆる〜い試合を記念大会のメインイベントにしようとする。ところがここに割って入ったのは何と那須晃太郎! 「吉野には負けたがまだ自分にも挑戦権は残っているはず」と再度シングル王座への挑戦を宣言。黙っていられないのは吉野達彦。「タッグでは負けたけどシングルでは勝っている。自分にも挑戦の権利はある」と主張。そこに当日のセミファイナルで田村和宏&マスクドミステリー組に勝利し、結果を出したダイスケが改めて挑戦をアピールすれば、田村和宏が「挑戦権を無くしたはずなのにまだ挑戦したいと言い張る、そのゲスな根性が気に入らない! ダイスケに挑戦させる位なら俺が挑戦してやる!」と割って入り、リング上は混沌となる。 そこで王者ガッツ石島の提言。「言い出してきたこの4人と梁社長を加えた5人で5WAYマッチをやって、最初に勝ち抜けた選手に挑戦権を与える」という前代未聞の難題を突きつけた。何とも破天荒な展開となってしまったが、ともあれ次回の5WAYに勝てばシングル王座への挑戦権が与えられる。どんな形にせよ勝てば官軍なのだ。 当事者の5人に話を聞いてみると…。 梁和平 「いかに他の奴らを出し抜いて一抜けするか。出し抜きはデビルワールドが得意とする戦術。さすが石島だ」 ダイスケ 「首の皮一枚残ったこのチャンスをものにして、絶対挑戦権を勝ち取ります! いや、ホントで」 吉野達彦 「12月4日は俺が挑戦すると言ってチケットを売りました。嘘つきにはなりたくないので絶対勝ちます!」 田村和宏 「ダイスケ、いや、ダイスケベって奴が気に食わないので、奴が挑戦するくらいなら俺が挑戦する!」 那須晃太郎 「勝てば挑戦権ゲットだよ! やってやるって!」 五者五様の意気込み。誰が勝ってもおかしくない状況にあるこの5WAY。それを見守る形となる王者・石島は、 「誰が勝っても俺の防衛は変わらないし。一番いいのは(梁)社長が来て、デビルワールド全員でAKB48みたいにジャンケン大会やって、センターが王者になるという。それができれば6周年どっちらけになると思って。それまではみんな熱いいい試合をしてもらって、最後にじわ〜っと落とすという。 正規軍2人、STYLE-E2人、そして社長。俺は社長を完全サポートして勝たせるから。正規軍とSTYLE-Eがもめれば、逆にこっち(デビルワールド)に入りたいって奴も出てくるかも知れない。ある意味あれは罠。5WAYという名の罠だから。最終的には全部が仲間割れをして、俺たちがおいしい所を持っていくだけだから。じゃあなっ!」 10月も終わりに近づき、Truthも始まってから3か月が経過しようとしている。ここに来て週に1回の興行を行う重要性が形になってきたように思えた。以前は月に1回のペースで興行を打っていたガッツワールドだったが、週に1回の興行を重ねていくうちにストーリーの繋ぎがスムーズになってきている。本興行に向けてガッツワールドの芯の部分を見せていくというコンセプトは的を射ている。 だが悔しい事に伸び悩む観客動員数。昨今のファンは会場に出向いて生観戦をする事を控えている状態。何とかそのファンの足を向けさせる事はできないのだろうか。 ビッグマッチに向けて勝負をかけはじめたガッツワールド。12月4日に行われる旗揚げ6周年記念大会は、旗揚げ大会を行った思い出の新木場にて行われる。その集大成とも言えるGWCシングル選手権試合の挑戦者となるのは果たしてこの5人のうち誰になるのか?様々な意味でも注目してみたい。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『Truth#12』2010年10月26日(火)会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客51人)<メインイベント 吉野達彦エースへの道100番勝負第11戦 タッグマッチ 30分1本勝負>○ガッツ石島&チェ・餃子マン(12分25秒 エビ固め)●吉野達彦&那須晃太郎【STYLE-E】※デーモンボム 吉野通算3勝8敗。<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>○ダイスケ&山本SAN(11分27秒 片エビ固め)田村和宏【STYLE-E】&●マスクドミステリー ※スライディングD<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○梁和平(5分34秒 外道クラッチ)●CHANGO◆『Truth#13』2010年11月2日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』<メインイベント 次期GWC認定シングル王座挑戦者決定5WAYマッチ 時間無制限>梁和平 vs. ダイスケ vs. 吉野達彦 vs. 田村和宏【STYLE-E】 vs. 那須晃太郎【STYLE-E】※最初に勝った選手が勝ち抜けとなる変則ルール。勝者は12月4日(土)に行われる新木場大会メインイベントのGWC認定シングル選手権試合の挑戦者となる。<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>ガッツ石島&チェ・餃子マン vs. 清水基嗣&小川内潤【SECRET BASE】【チケット情報】前売り2000円/当日2500円月間パスポート(11月中Truth#13〜16全ての大会が観戦可能):自由席6000円/指定席7000円(購入者が座席を指定できる)※11月23日(火)は祝日の為、Truthは行われませんのでご注意下さい。前売りチケット、その他のお問い合わせはガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com まで。
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スポーツ 2010年11月02日 16時30分
育成の広島が『即戦力投手』補強に徹したウラ事情
「広島は変わったね」−−。去る10月28日、プロ野球ドラフト会議が行われた。他球団を驚かせたのは、野村広島が即戦力投手の補強を最優先させたこと。『育成の広島』が10代の選手をたった2人しか指名しなかったのだ。(育成枠を除く) 「監督が野村(謙二郎=44)になったからだろうね。球団も彼に期待しているので、こういう強気の指名に出たんだと思う」(在京球団スカウトの1人) 広島は早大の豪腕・大石達也投手の競合抽選に参加した。アマ最速の沢村拓一投手(22=中央大)が巨人と相思相愛にあることが発覚し、注目の斎藤佑樹投手(=早大)は「実戦での修正・適応能力はピカイチ」と言われてきたが、「クローザータイプの大石が、もっともプロ向き」と評する声もあり、大石に1位指名が集中することは、各球団も予想していた。前出の在京球団スカウトがこう続ける。 「大石クンには6球団が集中しましたが、『少なければ、4球団』と予想する声もありました。西武と広島は競合・抽選を避け、堅実に即戦力投手を獲るのではないか、と」 左腕投手を欲するチーム事情から、西武は阪神外れ1位の榎田大樹(24=大阪ガス)を一本釣りしてくるのではないかとも目されていた。 「いつもの広島なら、確実に一本釣りできる選手を指名してきたはずです。今年は即戦力投手が多く、抽選に外れても、ローテーション投手は確実に指名できましたが、1位指名が社会人・大学生になると、契約金は上限いっぱいまで出す覚悟も必要なんです。広島が高校生の指名を優先してきたのは、経営的な理由もあったと思いますよ」(前出・同) リスクを冒してまで、ビッグネームを獲りに行く…。確かに、今までの広島には見られなかったドラフト戦略である。だが、強気な野村監督らしい1位入札でもあった。 広島に欠けているのはマエケンこと前田健太投手(22)に次ぐ“即戦力投手”であり、それがビッグネームともなれば、観客動員数のアップにもつながるだろう。もちろん、広島が20代の即戦力を1位指名した前例はある。高校生を多く指名してきたのは自軍の育成に自信があるからだろうが、「時の運より、堅実性」と競合・抽選を嫌ってきた。 今回のドラフトで、野村監督を始めとする首脳陣の「ビッグネームの即戦力投手が欲しい」とする要望が通ったのは、「地元財界の期待」とも言われている。「昨夏、広島の球団幹部が野村に監督就任の打診をしたら、『コーチ経験もないので』と断ってきたんです。一時は他コーチの内部昇格で決まりかけたんですが、地元財界が難色を示し、野村も断れなくなりました」(地元関係者) 地元財界は広島戦(主にマツダスタジアム)のチケットを定期購入している。たとえば、大手家電量販店が消費者への景品としてカープ戦のペアチケットを使うなど、これまで以上に球団を応援してきた。その期待に応えるにはやはり「勝つ」しかなく、監督2年目となる来季は、最低でもクライマックスシリーズ進出を果たさなければならない。「カープがドラフト指名した7人のうち6人が投手でした。いや、それ以上に驚いたのは10代の選手は7人中2人しかいませんでした。育成のカープが即戦力を優先したドラフト補強を出たのは、本当に驚きました」(前出・在京球団スカウト) 現場、フロントが一丸となって野村体制を支えようとしている…。しかし、シーズン前、野村監督が「欲しい!」と言って強行に獲得したJ・ヒューバー(28)が不振に終わっている。選手補強に口を挟みすぎると、ペナントレース敗退後の責任を全て背負わされる可能性も出てくる。 「広島スカウトの動きを見る限り、『社会人・大学』から、捕手も獲得したかったようですね。高校生捕手の磯村嘉孝(17=中京大中京)を下位指名しましたが、即戦力ではありません。今季122試合に出た石原(慶幸=31)がFA権の行使をちらつかせています。石原との残留交渉が決裂したら、他球団から獲るつもりなのか? 社会人、大卒の捕手を獲らなかった時点で、『広島がFA市場に参入する可能性がある』と見たライバル球団も少なくありません。ロッテ・里崎、楽天・藤井、西武・細川など、今年はFA権を持った好捕手が多いですからね」(前出・同) FA市場では自軍選手を見送るだけだった広島が、ついに獲る側に転じるのか…。 選手編成や補強に意見を言うのは、野村監督の責任感の強さからだろう。『外れ1位』の福井優也(22=早大)、2位・中村恭平(22=富士大)、3位・岩見優輝(23=大阪ガス)の3投手は他球団も高く評価していた逸材だ。「即戦力捕手の獲得」を諦め、投手の補強に偏重したのも、野村監督の意向だと言われている。育成対象の選手補強枠を縮小させてまで、即戦力投手の指名を優先した今回のドラフトは、野村監督の“決意表明”でもあるようだ。
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スポーツ 2010年11月02日 14時00分
楽天・星野監督vsポスティング岩隈の根深い確執
星野仙一監督が仙台で行われている秋季練習に初めて合流した1日。楽天はコミッショナーに対し、エース・岩隈久志のポスティングシステム(入札制度)の申請をした。解禁と同時に1番乗りだが、エースのメジャー流出をなぜ星野監督は阻止しなかったのか。根深い確執があったからだ。 野村克也・元楽天監督(現楽天総監督)が星野政権の大きな不安点の一つとしてあげているエース・岩隈のメジャー行き。星野監督が招請される前の球団側と岩隈の間でのポスティング合意だけに、1年契約で来季勝負の星野監督が引き留めるのでは…という観測もあった。が、フロント首脳は、「星野監督も快く了承してくださったので」と、星野監督が快諾したことを明かしている。 なぜ星野監督は来シーズン終了後に海外FAの資格を得る岩隈を残留させなかったのか。星野新政権にかかる費用、さらに今後の補強費として岩隈の落札金を、球団側がアテにしているのは事実だが、現場の監督とすれば、今ひとつの調子だった今季でさえ10勝している岩隈が抜けた穴の方が大きいだろう。 しかし、星野監督はあっさり認めた。その裏には実は、2人の間には08年夏に行われた北京五輪の日本代表人事を巡り、確執があったからだ。当然日本代表入りすると思っていた岩隈を星野監督は選出せずに、プロ入り2年目の田中将大を抜てきしているのだ。 「なんで田中なんだ」と悔しさを噛みしめた岩隈は、この年、21勝で最多勝、防御率1.87で1位、さらにパ・リーグのMVPなどタイトルを独占、沢村賞まで受賞している。さらに、翌09年3月に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表、サムライジャパンに選ばれると、北京五輪落選の鬱憤を晴らすように、大活躍をしている。 「ボクが2大会連続MVPをもらいましたが、本当のMVPは岩隈さんです。すいません」と、松坂大輔(レッドソックス)が頭を下げたほどで、確かに真のMVPは岩隈だった。 闘将と呼ばれる星野監督は、現役時代の自らがそうだったように、闘志をむき出しにした投手が大好きで、沈着冷静なタイプは好まない。だから、北京五輪日本代表監督として、岩隈ではなく、田中を選出したのだ。 岩隈のメジャー流出を星野新政権のアキレス腱と指摘する野村氏ですら監督の時には「マー君、神の子不思議な子」と田中を可愛がり、岩隈に対してはこうブツブツぼやいていた。「自分から代えてくれと言うんやから、信じられんわ。ガラスのエースや」と。 長い間、ヒジ痛など故障に苦しんだ岩隈とすれば、体調管理に慎重になるのは当然なのだが、野村監督ですら不満を漏らす。激情家の星野監督のようなタイプには、もっと物足りなく感じられるのだろう。北京五輪同様に、岩隈抜きでも大丈夫、田中を絶対的な新エースに育成という構想を描いていることは間違いない。 さて、星野構想通りに田中が絶対的なエースになり、岩隈のポスティングでのメジャー流出のダメージを防げるのか。田中も今季はケガに泣かされて、11勝止まりで終わっているだけに、星野監督の手腕が問われることになる。
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