スポーツ
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スポーツ 2010年11月11日 17時30分
マラドーナ氏イラン監督説急浮上でザック・ジャパンも騒然!?
イラン代表監督に突然急浮上した、前アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏(50)だが、イランサッカー協会側は、あまりにも突然のニュースに困惑の色を隠さないようだ。マラドーナ氏は近くイランを訪れ、同国のアフマディネジャド大統領(54)に面会することも希望しているという。 イランサッカー協会のアリ・カファシアン会長は、「ILNA」通信社に対し、「彼が来るのは監督になるためではなく、単に大統領訪問のためだ。以前にイランを見て、アフマディネジャド氏と会うことに興味を示していたから」と、監督就任の噂を一蹴。大統領と親交があるから、外遊に来ただけだと言わんばかりだった。 ただ、マラドーナ氏本人は、どうやらそうは思っていないらしい。欧州の報道によると、中国訪問中のマラドーナ氏にアルゼンチン協会広報がこの報道の真偽を聞いたところ、「氏はただ微笑んでいただけ」だったという。その一方で、中国監督就任はどうか?という質問には明確に否定したというから、イランには秋波を送っていることなのだろう。 マラドーナ氏はアルゼンチン代表監督の座を離れてから、フリーの状態。最近はイングランドのクラブを率いることに興味があると話していたが、これまでオファーは届いていない模様。あちらこちらに顔を出しているのは、おいしい監督就任の話を得るためだともいわれている現在、もしイラン監督就任ともなれば、2014年ブラジルW杯予選で敵に回るだけに、ザック・ジャパンにとってやっかいな存在になりそうだ。
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スポーツ 2010年11月11日 13時00分
台風直撃に人身事故…踏んだり蹴ったりでサバイバル飛田、開始前から青息吐息? 10・31 埼玉プロレス『旗揚げ第獣獣獣獣獣韋(51)戦』(1)
自称「50銭パチプロ」ことサバイバル飛田率いる『埼玉プロレス』の51回目の興行『旗揚げ第獣獣獣獣獣韋戦』が10月31日、東京・聖蹟桜ヶ丘は「ファーストスピリット」にて行われた。 同日に同じCG大量駆使系(?)インディーの雄『666』と興行がバッティング、さらには前日に台風14号が関東に上陸した天候の悪影響など、様々な状況も相まって、正直今回も動員は苦戦。しかも当日、会場最寄りの路線である京王線で人身事故が発生し、開始時間も往年のW★INGを彷彿させる30分(!)押しと、まさに踏んだり蹴ったりな状況で、飛田もオープニングの挨拶に登場するなり、「流行ってんのかな!? 人身事故」と、のっけからダークなジョークで場内を凍りつかせる。それから以降も、延々と不入りの愚痴話が続いた。 「真裏ではハロウィンだ666だ何だとやってますけど、…ねぇ? タレントがいない分、今回は竹田誠志を借りてきたんだけど、それなのに思ったより動員伸びないしさ(笑)、意外と集客力ないのかな?(場内爆笑)。最終的にサバイバル飛田に金が落ちるのが嫌な(竹田ファンの)女の子が多いのかなとも思ったワケなんだけども(苦笑)。それか大日本プロレスの竹田は好きだけど、埼玉プロレスの竹田は見たくもないという乙女心でもあんのかな(笑)」 「…しかしさぁ、なんで週●ロってのは意地悪すんだろうね? FAX送っても「モバイル載せました」って返事しか返ってこないし、こっちは紙のほうの週●ロに載せてほしいのに。もう選手名鑑載らねぇのは諦めたけどさ、なんでこう、アパルトヘイトすんのかね? サンシティじゃねぇんだからさ。 まぁ『金権編集長』(ターザン山本!著)にも書いてあるけど、記事が載るにはゴマすって「お願いします」とかしないとダメな部分はあるんだ、確かに。でも俺は気持ち悪い記者に敬語使うのが嫌で、あえてそういうのに距離置いてたからさ」 「最初は30人ぐらい集まったんだけどな〜。入江さんどう思います?」 と、客席の入江秀忠(キングダムエルガイツ代表 兼 ファーストスピリット代表)に強引に話を振り、入江が「来年から俺も出ますよ!」と気前よいリップサービスで返したところを、 「…いや、ギャラ払えないからいいです」 と飛田が冷たく言い放つと、場内この日一番の大爆笑! オチがついたところで、埼玉プロレス第獣獣獣獣獣韋戦、スタート!【第1試合 15分1本勝負】ケン片谷(CMA東京)vs U.C.L.A.ファッションリーダー(ファッション業界)※中国製衣料着用不可 織田裕二の「Love Somebody」で入場し、相変わらずシュールな空気を全身から発散させているU.C.L.A.ファッションリーダー。今回もチープなコーディネーションでキメているが、全身の衣装代は総計230円だとか。ますます安っぽくなったファッションリーダーである。 今回「中国製衣料着用不可」という特殊ルール(?)で闘い、お客に「U.C.L.A.」コールを強要するなど、この日もやりたい放題のファッションリーダーだったが、ケン片谷にあっさり敗れ去った。○片谷(11分15秒 がんじがらめ)●ファッションリーダー【第2試合 20分1本勝負】竹田誠志(STYLE-E) vs 山田マン£(シークレットベース) 「山田マン£」と、いかにも埼玉プロレス的(飛田的?)な表記で登場のヤマダマンポンドと竹田という、埼玉プロレスらしからぬ好カード(失礼)は、期待に違わぬ激戦となる。 初っぱなから「俺たちがこんな狭い所で決着つけられるワケねーだろ!」と両者揃って主張し、エニウェアマッチとなったこの試合。場外戦で、ピラミッド状に積み上げられたイスのオブジェもろとも、竹田がスピアーで山田マン£を吹っ飛ばす! 豪快に会場中に吹き飛んだイスに観客大興奮の中、竹田が勝利した。○竹田(8分05秒 片エビ固め)●山田マン£ ※場外に積み上げた椅子もろとものスピアー【ブロディ安藤の『魔人・廃人のコーナー』】 「構ってあげないと本当に消えてしまうんで毎回使ってる」(飛田談)とのことで、再び埼玉プロレスのレギュラー(兼・後片付けスタッフ)となったネトゲ廃人・ブロディ安藤。今回は一曲まるまる盆踊りを踊り続けるという、リアル廃人(失礼!)にしかできない芸当(芸なのか?)を披露。ただでさえシュールなファーストスピリットの空気を、さらに摩訶不思議なものに塗り替えてみせた。【第3試合 時間無制限一本勝負】「早冬初冬バトルローヤル」参加選手:ケン片谷、U.C.L.A.ファッションリーダー、竹田誠志、山田マン£ 今回も第1、2試合出場の豪華4選手全員で行われるバトルローヤル(埼玉プロレス公式表記)。今回はファッションリーダーの定番アイテム「カバン」と、山田マン£の武器「看板」の「カバン vs カンバン」対決が試合のポイントとなる。そしてファッションリーダーのカバンを奪い去った山田マン£が、カバンで絞めつけながらのキャメルクラッチで勝利。○山田マン£(5分12秒 ファッションバッグ式ラクダ固め)●ファッションリーダー※退場は順に、竹田、片谷、ファッションリーダー(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年11月10日 16時00分
広島ダブプロレス 若手がリングで弾ける 「グリーン☆ボーイ2」開催
広島のダブプロレスが、11月14日(日曜)、若手主体の興行「グリーン☆ボーイ2」を開催する。 ダブプロレス所属の若手3人が中心になって、行っている興行で今度が2回目。当日は試合とは別にフリーマーケットなどのイベント企画もあり、本興行とはまた別のアットホームな地域密着型の大会だ。 告知とは別に、9月20日の興行「瀬戸内サマーボム」の熱戦を記録した画像を送ってくれたので、一部を紹介しよう。 ちなみにメーンエベントのダッグトーナメント決勝戦では、魁&佐々木貴組が、サウザー&レイパロマ組を破って、第二代DOVEタッグ王者に輝いた。 「グリーン☆ボーイ2」試合予定 第一試合 ティグレ・オリエンタル VS マイトガイ・アキラ 第二試合 サウザー VS 魁 この対戦は本大会でも実現したことがない切り札的カード。 第三試合 前田裕司 VS カブキ・キッド(CZW) 第四試合 メーンエベント レイパロマ、道本光(DOVE) VS 谷口勇武、KAZE(華☆激)以上の対戦試合が予定されている。他団体からの参戦もあり、盛り上がることうけあい。2010年11月14日(日)14:00開場 15:00開始ダブプロレス道場入場料 全席自由 ¥2000(当日¥2500)小学生以下無料参加選手 前田裕司、マイトガイ・アキラ 道本光 魁、レイパロマ、サウザー、ティグレオリエンタル 谷口勇武、KAZE(華☆激)KABUKIKID(CZW) 14:00より選手によるプロレスフリーマーケット開催。 掘り出し物多数! なお、道場の場所がわからないという方は、13:30に喫茶亜林湖の駐車場に集合してください。ご案内いたします。喫茶亜林湖:広島市安佐北区小河原町104-3バスでご来場の場合、広島バスセンター発29号線広島駅経由小河原車庫行き「上氏の原」が最寄バス停です
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スポーツ 2010年11月10日 14時45分
アスレチックスの岩隈&松井ダブル獲り情報の内幕
ポスティングシステム(入札制度)で1500万ドル(約12億1500万円)とも言われる予想以上の落札金を投じ、楽天・岩隈久志(29)との独占交渉権を獲得したアスレチックスが、今度はエンゼルスからFAになった松井秀喜(36)を狙っているという情報が流れている。今季の総年俸が大リーグ30球団中28位という赤貧球団がなぜ資金のかかる岩隈&松井のダブル獲得を目論んでいるのか。その内幕とは? ア軍の地元紙サンフランシスコ・クロニクル(電子版)は8日付でこう報じている。「松井は全盛期を過ぎたかもしれないが、依然相手に脅威となる打棒を持っている。中軸を担う選手として力を発揮できるかもしれない。岩隈の加入によってこのチームが、松井には移籍先として魅力的に移るだろうか」。岩隈&松井の日本人メジャーリーガーコンビ誕生に期待を込めた報道だ。 というのも、ア軍の今季の観客動員は散々たるものだからだ。大リーグ30球団の中でワースト2位の1試合平均1万7000人程度というから悲惨だ。ちなみに日本のプロ野球界でこの数字を下回る球団は、セ、パ・リーグ最下位の横浜の1万6800人と楽天の1万5856人だけだ。日系人の多いことで知られる、地元サンフランシスコの日本人ファンを集客する必要に迫られているのだ。 日本代表が連覇した昨年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、2大会連続のMVPになったレッドソックス・松坂大輔が、「本当のMVPは岩隈さん。申し訳ない」と認めたほどの大活躍を見せた岩隈は、一気に知名度と人気を上げている。2000年以降、5度プレーオフに進出しているア軍のビリー・ビーンGMは、統計的手法でチーム改革に成功したと言われており、投手に関しては与四球率、被本塁打率を重視、岩隈はその条件にもピタリと当てはまる。コントロール抜群だし、沢村賞を受賞した08年はシーズンでたった3本しかホームランを打たれていない。 今季の本塁打数がリーグ14球団中13位、得点もリーグワースト4位のア軍にとって、今季21本塁打、84打点を記録している松井の打棒は大きなメリットがある。それに、なによりも日本人ファンの集客力抜群という最大の魅力がある。マリナーズ・イチローもこの1点に関しては松井の足元にも及ばない。 が、岩隈&松井のダブル獲りには、どこまでお金を出せるか、ア軍の資金力が問われるだろう。岩隈との交渉は大難航が予想されると、日本のマスコミは早々と大騒ぎしている。落札金では大奮発したア軍だが、米紙でも「サプライズ」と書かれるほどで、年俸交渉はスンナリとはいきそうにない。ア軍が提示するのは年平均400万ドル(約3億2400万円)で、岩隈サイドの要求は倍の800万ドル(約6億4800万円)といわれている。岩隈の代理人の団野村氏などは、「条件があまりにも低ければ、楽天に残ることもある」と強烈な牽制球を投げている。前途は多難だ。 松井に関しては、スポーツ専門局ESPNの電子版が、松井の来季年俸を今季と同じ600万ドル(約4億8600万円)と予想しているが、タイガース、さらにはマリナーズも獲得に興味を示しているといわれ、波乱含みだ。争奪戦が起これば、松井株が一気に上がる可能性もある。ア軍の岩隈&松井ダブル獲りは一にも二にもどこまでお金を出せるかにかかっている。
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スポーツ 2010年11月10日 10時30分
新生・ハッスルの目指すものは何か!?ハッスルMAN'Sワールド後楽園に進出!
10月27日、坂田“ハッスル”亘・若鷹ジェット信介・@UEXILEの三人でスタートしたハッスルMAN'Sワールドの旗揚げ第二戦が「格闘技のメッカ」後楽園ホールにて行われた。メインイベントは旗揚げ戦の再戦となる坂田亘と若鷹ジェット信介の再戦。それまでのハッスルとは違う「闘い」がリング上で繰り広げられた両者の対戦。連戦は観客に、プロレス界に何を投げかけるのか。 水を打ったように静まり返るゴング後の後楽園ホール。その中で坂田とジェットはお互いの意地を確かめるかのようにグラウンドで腕を、足を取り合う。坂田がジェットの腕を取り返し、逆十字の体勢に入りそうな所で局面は変わる。膝で坂田の顔を踏みつけたジェットは坂田の顔面目掛けてパンチを振り下ろす。そこからスタンドの状態となり、チョップをお互いの胸板に叩きつけていく両者。坂田の逆水平を食らいながらその場飛びのドロップキックを放つジェット、コーナーに坂田を追い詰めてミドルキックを連打する。更にロープに飛ばしてランニング・エルボーパッド。坂田をぶっ倒して試合のペースを掴もうとするジェット。 だが坂田の牙城はそう簡単には崩れない。ジェットのミドルキックをキャッチすると膝にエルボーを振り下ろす。そして「キックっていうのはこうやって打つんだよ!」とでも言うようにジェットの胸板にミドルキックを叩き込む坂田。ダウンするジェットにストンピング、立たせて逆水平、ロープに飛ばしてスロイダーと、ジェットの体にたたみ掛ける様な連続攻撃をお見舞いする。続いて首筋へのニードロップ、フロント・ハイキックを繰り出していく坂田。坂田の猛攻に反撃の糸口が掴めないジェット。しかしジェットの目は死んでいなかった。 フロント・ハイキックの三発目を見舞おうとロープに走る坂田。そこにジェットはカウンターの張り手を合わせる。思いもよらない攻撃に一瞬坂田の上半身がぐらつくと、すかさずコーナーに登ったジェットが美しいフォームのダイビング・ボディーアタックを見舞っていく。馬乗りの状態になり、パンチを振り下ろしていくジェット。 坂田が背中を見せようとするとスリーパーホールドでグイグイ絞め上げる。ジェットを背負った状態で立ち上がった坂田はそのまま叩きつけるが、ジェットはスリーパーを離さない。それどころか更に坂田の頚動脈を絞め上げていくジェット。坂田の表情が苦しみに歪んでいく。再度立ち上がった坂田に対し、ジェットはジャーマンの体勢に。踏ん張る坂田の後頭部にヘッドバットを叩き込み後ろに放り投げる。 死中に活とはこの事だろうか。ジャーマンで叩きつけられた瞬間体勢を入れ替えた坂田はジェットの腕に絡み付いてアームロックを極める。そこから逆十字に移行するがジェットはロープに逃げる。再びスリーパーに入ろうとしたジェットに対して坂田はバックドロップを三連発。前回の対戦でも大きく戦局を変えたこの攻撃にガクッとペースを落とすジェット。ここからはほとんど坂田のペースで試合は続けられた。胸板へのミドルからローキックのコンビネーション、ジェットの張り手連打には掌打の速射砲、コーナーに詰めたジェットにミドルの連打、ボディーブローからダイビング・フットスタンプ…歯を食いしばって耐えるジェットに対して情け容赦ない攻撃を加えていく坂田。 追い討ちの逆片エビ固めで絞り上げる坂田。もはやこれまでかと思われたが、セコンドの旭志織がエプロンから激を飛ばす。その声が聞こえたのか何とかロープに手を伸ばしたジェットだったが、続いて放たれたドラゴン・スープレックスからのスーパーキックの前にカウント3を奪われた。二度目の対戦はまさしく坂田の圧勝で終わる。 「悔しいか、ジェット!」坂田の言葉がジェットの胸にグサリと突き刺さる。立ち上がり「(勝てなくて)すいませんでした!」と叫ぶジェットには館内から「謝るくらいなら大きな事言うな!」と厳しい言葉も飛び交う。しかしジェットの覚悟を全身で受け止めた坂田は健闘を称えるかのように、締めのハッスルの音頭をジェットに託す。ハッスルMAN'Sワールドはこれで新たなる出発を始める、そんな暖かい空気が会場を包んだ、その時だった−。 「ヒクソンと闘った男」木村浩一郎と、アパッチの再発進を告げた金村キンタローがそのリング上に姿を現したのはその瞬間であった。坂田とジェットに詰め寄る木村と金村。金村の持って来たパイプ椅子が坂田に叩きつけられた瞬間、収拾不可能となる大乱闘が勃発したのであった。慌てて飛び込むセコンド陣。その中にはSTYLE-Eの柴田正人やKAIENTAI-DOJOの旭志織の姿も。そんな事はお構いなしと暴れまわる木村と金村。坂田に対して「どっちがやりたいんだ!」と凄む木村、その言葉の意味は後日明らかになる。 木村は後日のコメントで「坂田、お前は何がやりたいんだ? ハッスルってのは割り切ったエンタメじゃなかったのか? それが今になって『プロレスは強くなきゃいけない』って坂田もハッスルの小僧(ジェット)も言い出してるだろ。プロレスに必要な強さを坂田は勘違いしてるんじゃないのか? 楽な試合ばっかりやってきたんじゃないのか? 偉そうに言うんだったら受けてみろって。お前の強さとやらを相手に見せてみろって。簡単な話だよ」と語っている。木村はプロレスラーとして引退に向かっているから、自分の考え方である『プロレスは強くなければいけない』という事を全人生・全存在を賭けて世間・プロレス界に問いただしていくとも述べている。 確かにハッスルといえば以前はエンターテイメントの集合体だった感じがする。それに対して坂田とジェットの導いた答えはプロレスの原点である『闘い』。様々な団体を渡り歩き、強さの象徴として君臨してきた木村浩一郎にとって、それなら強さを見せてみろという心の現われだったのかも知れない。 金村は「自分はプロレスラーとしてしか生きていけない、アパッチという名前を使っていくのは自分の覚悟の現れでありどんどん他団体に喧嘩を売っていく」と言う。木村の言葉に乗りまずはハッスルに対して喧嘩を売っていく。目的は違うので完全に共闘という訳にはいかないだろうが、とにかく脅威となるであろう二人がハッスルにたいして牙を剥いて襲い掛かってきたのだ。 対する坂田・ジェットも受ける覚悟。ジェットは「坂田さんの出る幕じゃない、俺が一発で終わらせてやります!」と語る。当日の試合後、柴田正人も共闘を直訴する発言を行い、共に外敵と戦う覚悟を決めた。 次回のハッスルMAN'Sワールドは12月2日、新宿FACEでの開催が決定している。果たして生まれ変わったハッスルの行く道はどうなるのか? 木村・金村の今後の動向は? 俄然注目できる存在となってきたと思われる。Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆『ハッスルMAN'Sワールド#2』2010年10月27日 東京・水道橋『後楽園ホール』(観衆650名)<メインハッスル 本能寺のHEN!〜リベンジ 時間無制限1本勝負>○坂田“ハッスル”亘(19分36秒 片エビ固め)●若鷹ジェット信介 ※スーパーキック<セミハッスル ワールドハッスルバウト タッグマッチ時間無制限1本勝負>○大谷晋二郎&越中詩郎(18分20秒 エビ固め)アフロマン&●スキンヘッドマン ※スパイラルボム<第3ハッスル @UEXILE世界の強豪シリーズ3 時間無制限1本勝負>○明太子(ミン・タイ・スー)2nd(8分15秒 STF)●@UEXILE<第2ハッスル ハッスルMAN'Sカーニバル タッグマッチ時間無制限1本勝負>○阿蘇山&白波佑介(14分20秒 片エビ固め)●ニセHG&斎藤譲 ※万トーン<第1ハッスル フレッシュMAN'Sカーニバル〜リベンジ 時間無制限1本勝負>○佐藤悠己(8分20秒 ウラカン・ラナ)●柴田正人<オープニング ボーナスハッスル 時間無制限1本勝負>○セイバー・キャット(6分56秒 タイガー・スープレックス・ホールド)●ジェロニモ◆『ハッスルMAN'Sワールド#3』2010年12月2日(木) 開場:18:15/開始:19:00会場 東京・新宿『新宿FACE』【チケット情報】VIP(テーブル席)6000円/S席5000円/A席3000円チケットは11月7日より発売(チケットぴあのみ11月9日から)e+(イープラス)、ローソンチケット、後楽園ホール、水道橋チャンピオン、闘魂ショップにて発売。詳細はハッスルオフィシャルサイト http://hustlehustle.com/ まで。
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スポーツ 2010年11月09日 14時00分
FA宣言解禁、各球団新女房誕生が焦点
日本シリーズが終わり、FA宣言が解禁された。権利行使するFA資格選手は16日までに在籍球団に対しその意思を表明、コミッショナーに申請手続きをする。それを受け、コミッショナーが17日午後3時にFA宣言選手として公示。18日から在籍球団を含め、いよいよ12球団との交渉が解禁される。 今年のFA市場は、日本一になったロッテ・里崎智也(34)はじめ5人の捕手の去就が焦点になる。古くから「女房と畳は新しい方が良い」という諺があるが、5人全員がFA移籍すれば、シャッフルされ、来季は新女房ラッシュだ。 ロッテ・里崎の他に西武・細川亨(30)、オリックス・日高剛(33)、楽天・藤井彰人(34)、広島・石原慶幸(31)。5人もの捕手がFA宣言の資格があり、しかも全員去就が微妙とあって、注目を集めているのだ。 中でも西武・細川はFA宣言の可能性が大だといわれているのは、渡辺久信監督が銀仁朗を正妻に据えたがっているからだ。が、捕手難の横浜、ソフトバンクからしたら、のどから手が出るほど欲しい人材で、食指を動かしている。「ワシがWBC日本代表監督ならば、城島は使わん。細川の方が上だ。細川を使う」。日本を代表する大捕手だった野村克也・前楽天監督がこう太鼓判を押したこともあるだけに、細川争奪戦は当然だろう。 監督との折り合いが悪いのは、オリックス・日高も同じだ。岡田彰布監督になった今季は二軍落ちさせられたりして、露骨にリード面の不満を露わにされている。打てる捕手としてオリックスの正妻の座を守り続けてきた日高にすれば、プライドを傷つけられ、新天地への移籍を考えるのは、むしろ自然の成り行きか。 広島・石原には日本シリーズで敗れた中日が秋波を送っている。リードにかけては12球団一という定評がある谷繁元信がいるが、12月には40歳になり、後継者育成が急務になっている。が、小田幸平、小山桂司という控え捕手との実力差は歴然としており、FA補強で石原獲得を狙っているのだ。 「倉がいるので、石原がFA移籍してもなんとかなるのでは…」という広島関係者の話だけに、これまた目を離せない。 クライマックスシリーズ、日本シリーズで攻守に存在感を示したロッテ・里崎だが、意外にチーム内の評判は良くない。女房役の捕手なのに、目立ちたがり屋で、投手批判などを平気で口にするためだ。自信家だけに、FA市場で他球団がどういう評価をしているのか知るためにも、FA宣言する可能性はある。 「里崎はFAしないで残留した方がいいと思うが…」と心配する関係者もいるが、果たしてどうなるか、予断は許さない。 楽天・藤井は野村監督時代からトレード要員として何度も名前が挙がってきたが、今季、嶋基宏が3割を打ち、完全に正妻の座を射止めてしまったので、働きの場を探してのFA移籍となるか。12球団で捕手に不安がないのは、巨人・阿部慎之助、阪神・城島健司がいる2球団だけ。それでも万が一の故障リタイアに備えての控えは必要なだけに、捕手の需要は高い。シャッフルFAで、来季5人がそれぞれ違った球団の正妻になったら、大きな話題になるだろう。
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スポーツ 2010年11月09日 11時00分
田中正直のウェブランニングクリニック 「第59回 勝負脳 1」
みなさんは勝負脳って聞いたことありますか? 大学教授が本を出しているくらいです。人間のほとんどの行動、動作に大きく関わっている脳ですので、物事を理解し取り組むことで今の2倍、3倍の効果があるでしょう。大学教授が提唱している理論によると7つポイントがあるようです。1、前向きな思考の素直な明るい性格になる。 性格が明るい人はドーパミンというホルモンの分泌が活発で、思考力も高く、前向きな気持ちが強いそうです。 全力を出し切るのには性格も関係しているそうですので、皆さんも笑顔を絶やさず、前向きな人になりましょう。2、ネガティブな否定語は使わない。 脳は基本的に快楽を求める臓器です。 人間は、嫌なものは排除しようとする本能があります。 「調子が悪い」「カラダが重く感じる」といったネガティブ思考が入ると、脳は格好の言い訳ができたと全力を出さなくなります。ですから日頃から使わないように心がけましょう! 仕事でも一緒ですかね。3、具体的に実行することをイメージする。 脳はイメージできないことに対しては、何に集中したら良いか分からず、力を発揮しにくくなるそうです。 脳の力を十分に発揮するには、目標と目的を明確に区別する事が重要です。目的は最終到達地点です。例えば「フルマラソンで4時間切りたい」という目的の為には「5キロ25分を切る」や「月間300km走る」などといった目標を明確にすることが大切です。4、トレーニングでも全力を出し、常に100%の集中力を発揮する。 ジョギングや距離走だけでは、身体的にも脳にとっても全力を出しにくいということです。常に全力を出すということは、ケガのリスクも高くなりますが、速いスピードで走るトレーニングを集中して行うことは、とても重要です。 ジョギングや距離走もレースのイメージを持って走ることで脳に対する刺激は維持されるはずです。 続きは次回にご紹介します。【Air Run TOKYO】ランニングクラブの練習会を体験してみたい方は、リアルライブ見たで無料体験できます。参加希望の方は、(airrun@pss1.jp)にメール下さい。 詳細は、【Air Run TOKYO】公式サイト(http://airruntokyo.syncl.jp/)をご覧下さい。写真:脳を刺激する動き作りです。
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スポーツ 2010年11月09日 10時30分
カナダの虎と暗闇の虎…二人の“地下の虎”が新宿に現れた! 10・17 地下プロレス『EXIT-53 CORE:Q』
昨年5月に産声をあげ、その後すぐさま焼失し、そして蘇生した地下プロレスの聖地、東京・新宿は歌舞伎町二丁目の『CORE STADIUM』。波瀾万丈の宿命を背負ったこの闘技場も、わずか1年の間に、多士済々の地下戦士たちの血と汗、時には涙を吸い込み、その歴史を刻み続けてきた。 そして10月17日の『EXIT-53 CORE:Q』において、早くも17回目の闘いを迎えることとなった。このハイペースは実に驚異的だが、過去の感傷に浸る暇も与えず、地下のリングの闘いは進化、そして深化を続けるのである。【第1試合】“人間狂気”紅闘志也、“メトロ街の貴公子”SEIKEN vs “超竜”高岩竜一、“兇悪獣”ナイトキング・ジュリー 紅&SEIKENのストライカーコンビと、高岩&ジュリーのメガパワーコンビの激突。 紅と高岩の初邂逅の迫力と殺気に、CORE STADIUM全体にピーンと緊張感が走る。紅はバックブロー、カカト落としで牽制しながら、フックで高岩からダウン(!)を奪ってみせる。これには場内が大きくどよめいた。 高岩&ジュリーにパワーでは後塵を拝する新鋭SEIKENも、二人の巨体めがけて臆することなくキレのよい蹴りを連発する。“顔面兇器”のジュリー、キャリアはるか上の高岩とも張り手の打ち合いを見せ、試合は期待に違わぬ好勝負に。最後はジュリーのベアハッグに沈んだものの、SEIKENの健闘が光った。【第2試合】“頭突き世界一”富豪2夢路、“求道妖怪”入道 vs “ブラジル大車輪”ペドロ高石、“カナディアン・タイガー”ブラック・トムキャット 結果的にこの日最大のトピックとなった、第2試合のタッグ戦。地下世界王者の“人間狂気”紅闘志也と“超竜”高岩竜一の迫力と緊張の初邂逅がファンを魅了した第1試合の余韻が、虎の仮面を被った一人の男が登場するや否や、摩訶不思議な重い空気に塗り変わってしまった。 虎の仮面の男の名は、「ブラック・トムキャット」。どこをどう見ても、かつてCORE STADIUMに幾度か現れた、あの“カナダの虎仮面”に酷似している。そしてその体格、マスクから伸びる長い金髪も、かつて5・16『EXIT-39 CORE:L』に突如闖入し、高岩竜一に手錠マッチを強制したリッキー・フジそのもののようにも見える。そして「ブラック・トムキャット」とは、奇しくもリッキーがカナダで虎仮面として闘った時のリングネームでもある。どこからどう見てもリッキー・フジに酷似した、この銀色のタイガーマスクだが、やはり終始無言を貫き、その正体が明かされることはこの日も叶わなかった。 一方、ゴングが鳴ってからの主役となったのが、紅のWUW王座にも挑戦し、すっかり地下の住人となった感のあるペドロ。カポエイラ式回転蹴りなどの華麗かつ鮮やかな足技で入道を吹っ飛ばす。夢路もペドロに触発され、浴びせ蹴りで対抗! そして地下の洗礼=世界一の頭突きをペドロにぶち込んでいく。 ペドロが腕十字を入道に極め、勝敗が決した後に、また波乱が起こった。 悠然とリングを引き揚げるカナダの虎仮面の前に現れたのは…、ブラック・タイガー! そしてそのまま数秒睨み合う、カナダの虎と暗闇の虎。思えばブラック・タイガーも、9・12『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』に女子として地下初参戦を果たした華名に、試合後「地下日本女子王座決定戦」の認定書を手渡すなど、地下プロレス主催組織WUW(World Underground Wrestling)のキーマンと思しき行動を見せてきた。 この二人の“地下の虎”の関係は敵対関係なのか、はたまた二人とも地下組織の側に立つ者同士なのか。地下の虎たちの人間模様(虎模様?)は、まったくもって複雑怪奇だ。【第3試合 地下日本阿吽選手権】[王者組・阿の帯]“銀座の鉄人”三州ツバ吉、[王者組・吽の帯]“格闘僧侶”日龍 vs[挑戦者組]“革命王子”矢野啓太、“タックル将校”竹嶋健史 今夏に“富士山頂の地下プロレス”も制覇し、すっかり阿吽の帯が堂に入った感のある王者組。しかし今回の挑戦者は、今年に入りますます波に乗りまくる出世魚・矢野啓太。そう簡単にすっきり勝たせてくれる相手ではない。この日も矢野は、変幻自在のサブミッション、キレのよいドロップキックにエルボースマッシュと、硬軟織り交ぜた攻めで王者組をキリキリ舞いさせてみせる。 試合は見応えのあるグラウンドの攻防が中心となったが、最後は日龍が新技・インド式肩固め(コブラクラッチ+肩固めの複合技)で竹嶋に勝利、王座を防衛。立場逆転を賭けての阿吽選手権シングル直接対決では三州に敗れた日龍だったが、タッグ戦で飄々と勝利することによって、飄々と阿の帯を三州から奪還してしまった(阿吽王座は、阿が吽よりも上位とされる)。これが阿吽の帯の闘いの面白さでもある。 全試合結果は以下の通り。◆地下プロレス『EXIT-53 CORE:Q』2010年10月17日(日)開始:18:00会場:東京・新宿歌舞伎町二丁目『CORE STADIUM』<第1試合>高岩竜一、○ナイトキング・ジュリー(18分12秒 ベアハッグ)紅闘志也、●SEIKEN<第2試合>○ペドロ高石、ブラック・トムキャット(13分50秒 腕ひしぎ逆十字固め)富豪2夢路、●入道<第3試合 地下日本阿吽選手権>[王者組]三州ツバ吉、○日龍(14分50秒 インド式肩固め)[挑戦者組]矢野啓太、●竹嶋健史※第2代王者組が4度目の防衛に成功。※直接勝負を決めた選手に阿の帯が、そのパートナーに吽の帯が授与される。よって、勝負を決めた日龍に阿の帯が、そのパートナーの三州に吽の帯が授与される。※試合はすべて時間無制限一本勝負。KO、ギブアップのみで決着。 地下プロレス『EXIT』公式サイトhttp://www7.plala.or.jp/EXIT/梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?http://npn.co.jp/article/detail/97320773/高岩竜一に“強制手錠マッチ”って…、誰か教えてくれよ!? 5・16地下プロレス『EXIT-39 CORE:L』(2)http://npn.co.jp/article/detail/69351958/地下プロレスに現れたタイガーマスクの正体を…誰か教えてくれよ!http://npn.co.jp/article/detail/90191041/終戦記念日に地下プロレス…またしても“暑いリング”の新記録更新! 『EXIT-44 CORE:O』http://npn.co.jp/article/detail/52985865/仰天! 「地下プロレス」が「霊峰富士山頂」にて「日本最高峰プロレス」!!http://npn.co.jp/article/detail/23287014/華名、日本地下マットに女子初見参! そして…!? 9・12地下プロレス『EXIT-46 ANNIVERSAIRE』(1)http://npn.co.jp/article/detail/18410126/あわやリング破壊! 猛者揃いのタッグ戦はカオスの大乱闘 9・26地下プロレス『EXIT-50 BULLFIGHT』http://npn.co.jp/article/detail/40591800/(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年11月08日 11時00分
岩隈の米挑戦で『入札制度』見直しへ…
11月6日午前7時半、NPBから楽天の米田純・球団代表に電話が入った。岩隈久志投手(29)の入札に関する連絡である。 「1球団以上の入札が…」 おかしな表現である。入札制度について、それに参加してきた球団名と金額を明かさないルールになっているとはいえ、これでは複数球団が入札してきたのか否かさえもはっきりしない。 岩隈のポスティングに参画してきたメジャー球団は「1チーム」で間違いないだろう。各メディアによる「米不況の影響で高額な落札金が期待できない」との予想も、的中したようである。しかし、岩隈争奪戦が盛り上がらなかったのは、不況のせいばかりではなかった。 「岩隈のポスティング? こちらではさほど話題になりませんでした。時期が悪すぎましたね」 米メディア陣の1人が現地の様子をそう語っていた。彼の言う「こちら」とはアメリカの野球ファンではなく、メジャー30球団の編成担当者や野球記者たちのことを指している。第2回WBCで好投した岩隈の実力は認められていたが、話題にならなかった理由について、こう説明し直してくれた。 「岩隈がポスティングに掛けられたのは、11月1日(日本時間)。ワールドシリーズの真っ只中でした。FA補強、トレードが本格化する12月のウインターミーティング前ですし、各チームのGM、編成は『慌てる必要はない』と、一歩引いた見方をしていました」 そもそも、楽天は岩隈のメジャー流出は覚悟の上だった。海外FA権を取得する来年オフ、その権利を行使された場合、現行ルールでは楽天球団に『補填金』は入って来ない。「タダでエースを失うくらいなら」と思ったのか、楽天はポスティングシステムを使って、落札金を得ることを選択したのである。 当然、楽天も「10〜15億円」と落札金も予想していたが、ポスティングに掛ける時期については、意見が分かれたようである。前出の米メディア陣が指摘したように「ワールドシリーズ期間中、ウインターミーティング前だから、関心が高まらなかった」との見方もある。楽天側にもその懸念はあったが、今回は「あえて11月初旬に(ポスティングを)告知すべき」と判断したようだ。 「今オフの米FA市場は好投手が多くないので、投手補強を検討している球団に、『11月の今なら、確実に計算の立つ岩隈が獲れますよ』というアピールもあったんです」(球界関係者) 一般論として、メジャー球団は「今オフはこれだけ」と補強予算額を決めている。選手側の代理人も球団の予算を分かっているので、駆け引きを重ねながら「少しでも多く」と年俸を釣り上げて行く。岩隈に興味を持ったメジャー球団は少なくなかったが、メジャーのFA投手との交渉が始まってしまえば、ポスティングへの参加を見送る球団も出たかもしれない。楽天側はウインターミーティングに“フライングすること”で、入札球団が増え、「岩隈を少しでも高く売れる」と判断したのだ。 「ウインターミーティングの開催中、あるいはその後だったら、補強に失敗した球団がラストチャンスと捉え、岩隈を必死になって獲りに行ったと思う」(前出・米メディア陣) どちらが「より高い落札金を得られたか」は、やってみなければ分からない。しかし、予想していた以上に、メジャー球団の財布の紐は固かったようだ。 日本のライバル球団職員がこう言う。 「西武は中島(裕之)内野手をポスティングにかけるのを辞めました。西武は6億円強の落札金を予想していました。しかし、6億円と中島を手放した後の戦況を秤に掛け、残留を選んだわけです。楽天は『海外FA権』を行使され、見返りがゼロになるくらいなら、ポスティングに掛けて、少額でも落札金を得たいと判断しました。日本の球団も経営状況が厳しいですし、『海外FA権』を取得する直前で、対象選手をポスティングで売るスタイルが主流になるかもしれませんね」 米球界も自由交渉のできない日本のポスティングシステムに批判的だ。 楽天は多少買いたたかれたとしても、堅実に落札金を得る方法を選んだ。海外FA権を取得する前年に岩隈を手放した今回の球団経営に、他の日本球団が追随したら、どうなるのか? 岩隈の挑戦はポスティングシステムを見直す契機にもなりそうだ。
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スポーツ 2010年11月06日 16時30分
早大・斎藤を獲得した日本ハム商法大成功
六大学生活最後のリーグ戦で有終の美を飾る4シーズンぶりの優勝。しかも、50年ぶりの早慶優勝決定戦の神宮に20年ぶりの満員札止めの大観衆3万6000人を集め、あわやノーヒットノーランを演じて、新伝説を作った早大・斎藤佑樹。後出しジャンケンのドラフトで当たりクジを引いた日本ハム商法は大当たり。球団フロント首脳は笑いが止まらないだろう。 「わずか2日間(第1戦敗戦投手)で修正してくるのだから、たいしたものだ。明治神宮大会(13日開幕=神宮)でも頑張って欲しい」と日本ハム・梨田昌孝監督は、斎藤に対し現場の指揮官らしいエールを送った。が、球団フロント首脳は、新しい金のなる木として、早くも儲け計算の方に忙しいだろう。早慶戦で改めて見せつけたずば抜けた集客力、人気再沸騰の斎藤佑樹の商品価値は計り知れない。 ヒーローインタビューでの「何か持っていると言われ続けてきましたが、確信しました。仲間です」という、気の利いたコメントを聞いたファンを熱狂させている。甲子園で優勝、テレビのワイドショーまでが追い回したスーパーヒーロー「ハンカチ王子」の初々しさとはひと味違った大人のスーパースター誕生を感じさせる。 昨年から「ドラフト1位」を明言していたロッテ、ヤクルトは逃した魚の大きさに地団駄を踏んでいるだろう。地元・福岡出身の同じ早大の大石達也でいくか、可愛い早実の後輩・斎藤にするか、ドラフト直前まで迷った末に、斎藤を1位指名したソフトバンク・王貞治球団会長が「思ったよりも1位指名の数が多かったよ」と、漏らしたように、日本ハムは突然の割り込みだった。いわば唐突な後出しジャンケンのようなものだ。 それなのに、坊主丸儲けではないが、佑ちゃん人気を独り占め、経済効果は天井知らずになるだろう。キャンプからオープン戦、そして公式戦、プロ野球界の話題を独占して本業以外のCM出演などの副収入のマージンなども球団にガッポリと入ってくる。 数々ある斎藤効果の中で最大のメリットは、最高のポスト・ダルビッシュが出来たことだ。確実視されていた今オフのダルビッシュ有のポスティング・システム(入札制度)でのメジャー入りが、本人の都合で来年オフに先送りになったことで、頭を抱えていた球団側とすれば、一気に難題解消。3億6000万円、一説には5億円近いと言われるダルビッシュの年俸を来季も払う必要があり、しかもアテにしていた何十億円にもなるポスティングの落札金は入ってこない。そんな窮状は莫大な斎藤マネーで救われる。 さらには、ダルビッシュがメジャー入りを来年に先送りしたのは、長期化しそうな離婚問題のためだというトラブル説が明るみに出てきただけに、ニュースター・斎藤佑樹の御利益はとてつもなく大きい。離婚騒動でイメージダウンを避けられないダルビッシュに代わり、フレッシュでさわやかな佑ちゃんスマイルをふりまけば、球団が被るダメージも避けられる。 他にも斎藤効果がある。入団3年目の今季、ようやく一人前になりかかった、元甲子園のスターでダルビッシュの弟分・中田翔など、早くも佑ちゃん派に転向の動き? 「斎藤さんが来ると、キャンプもファンがたくさんきてすごいでしょうね。楽しみだ」と斎藤の入団を心待ちにしている。突然、斎藤争奪戦に割り込んだ日本ハム商法は、大成功というしかなく、球団首脳は笑いをこらえることができないだろう。
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