スポーツ
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スポーツ 2010年11月25日 13時00分
不動の王座、遂に動く! 11月7日頑固プロレス西調布大会には元JWP女子代表・山本雅俊氏の姿も!
全くもって意外な結末になった当日のメインイベント。頑固プロレスGMである大久保一樹がよもやの敗退で至宝・頑固ヘビー級のベルトを手放してしまう結果となった。挑戦者であるグラップリングマシンは幾度に渡り大久保との対戦を経験してきているのであるが、正攻法での勝利を飾るとは誰が考えたであろうか。 9月大会にて大御所・鶴見五郎との対戦を経験した大久保は、執拗に迫るグラップリングマシンとの決着をつける為に、自身の保持する頑固ヘビー級のベルトを賭けての対戦に望んだ。さすがに卑怯な手は使いたくないのか、グラップリングマシンは単身リングに上がる。試合前の記念撮影にも応え、神妙な面持ちの両者。 試合開始、素早いグラウンドの攻防に観客は息を飲む。お互いに得意としているキックやサブミッションを繰り出すがまだ序盤戦、じっくりと自分の流れを掴もうとする両者。まずマシンは大久保の腕を、逆に大久保はローキックからマシンの下半身を中心に攻めて行く。 試合の流れが傾き始めたのはマシンのフロントキックから大久保が場外に転げ落ちた瞬間から。場外戦はマシンがペースを握り、場外を疾走してのフロントキック一発で大きく吹っ飛ぶ大久保。リング内に大久保を連れ込むとギロチンドロップ、コーナーに詰めてボディーへのパンチ連打。大久保はワキ固めで反撃の糸口を作り、膝を付いた状態のマシンにキックを見舞うが、それをキャッチしたマシンが裏アキレス腱固め。スタンドに戻ってからもソバットやジャンピング・キックで大久保の動きを止めにかかる。負けじと大久保も前蹴りからミドルキックを連発するが、再度キャッチされて膝十字固めに持ち込まれる。大久保は場外戦でのダメージが尾を引いたのか、なかなか自分の流れに持ち込むことが出来ない。 マシンの攻勢は続く。スタンドの状態で腕を極め、そのままローリングしてチキンウイング・アームロックを極める。ロープに逃れた大久保に追い討ちのワキ固め、バックの取り合いから後方に回転して膝十字固め。しかしこの膝十字を大久保がアキレス腱固めに切り返すと立場は逆転。序盤でマシンの下半身に攻撃を集中していた大久保、ここにきて効果が現れたのだろう。膝をついたマシンの右大腿部目掛けてローキック、リング中央で膝十字固めに入る大久保にとって最大のチャンスが訪れた。体勢を反転させられると逆片エビ固め、マシンがアキレス腱固めを仕掛けてくるとクロス・ヒールホールドで切り返す。スタンドに戻り、マシンもハイキックを放つが今度は大久保がこれをキャッチ、先程のお返しとばかりに裏アキレス腱固めからSTFへ。更にチキンウイング・フェースロックも加えてマシンからギブアップを奪おうとするが、執念でロープに手を伸ばすマシン。 四つんばいの状態になると、何と大久保はそのままの姿勢でマシンに頭突きを連発する。これまでには見られなかった攻撃の前にさすがのマシンも面食らったか。ミドルキックの連打、キャプチュードとマシンを追い込んでいく大久保、だがマシンもしぶとい。腕ひしぎ逆十字固めはギブアップ寸前までマシンを追い込んだのであるが、どうしてもギブアップの意思を出さないマシン。それならと10月大会、マシンとの一騎打ちでフィニッシュに使ったゴロースープレックスで決めようとした大久保だったが、この瞬間を狙っていたのかマシンは体を反転させて自爆に終わらせる。すかさずロープに走ってジャンピング・ニーパットを叩き込み、とっておきの秘策である魔神風車固めで大久保を叩きつけると遂に3カウントが入った! ベルト奪取以来「不動の王座」とも思われていた頑固ヘビー級王座がこの瞬間、グラップリングマシンに移動したのであった。 喜びを爆発させるマシン、対して大久保はがっくりとうなだれたまま控室へと消えていった。大久保にしてみればすぐにリベンジを果たしたいところであろうが…。 セミファイナルに組まれたキャプチャーインターナショナル王者・ジョータと「流浪のルチャドール」ドラゴン・ユウキ戦は最初カードを見た時「噛み合わない可能性がある」と思われたのだが、この試合がピタリとハマる好勝負となった。ユウキの武器は体重、こう言うとあまり良く聞こえないかも知れないが、体重差のある相手にグラウンドの状態で上からのしかかられると呼吸が詰まってしまうのだ。実際、序盤でのグラウンドで必死に下になるまいと動くジョータの姿からこの恐怖がわかってくる。寝ている状態からの張り手一発でユウキからダウンを奪ったジョータ、だが打たれても打たれても前に出てくるユウキはジョータにとってやっかいなものとなった。フロント・ネックロックに行ったジョータの体を持ち上げてコーナーに突進、エルボーを連発で叩き込んだユウキはジョータを叩きつけるとムーンサルト・プレス! 想像を絶するダメージを負ったジョータはたまらずダウン。ユーキの恐ろしさが観客に伝わった瞬間であった。 スタンドの状態に戻っても前に出てくる事を恐れないユウキ。それならばとジョータは一瞬の隙を突き、飛びつき逆十字固めを極めた。ロープに近い位置ではあったが、完全に腕が伸びきった状態となりユウキがギブアップ。最後は互いに健闘を称えあう場面も見られた。好勝負は意外な所に埋もれているのかも知れない。 当日は元JWP女子プロレス代表・山本雅俊氏も会場に姿を現し、メインイベントのタイトルマッチを高く評価していた。「全盛期のUWFスタイルを彷彿させる、いやそれ以上の肉弾戦」とまで述べている。この大久保一樹対グラップリングマシンというカードは今日まで何度となく同じカードが組まれているのだが、驚いたことに観客からのアンケートに「もう飽きたからやめてほしい」という意見が全く無いのである。戦う毎に進化を続ける大久保とマシンの戦いはどのような結末を観客に魅せてくれるのだろうか。 前半の「やや胡散臭い」プロレス+後半の「格闘技路線が強いがしっかりした内容で魅せる」プロレスの融合が、頑固プロレスには存在している。10月大会に比べて観客数も増え、年末に向けて良い感触を得ていると思われる。難点としてはこの勢いが続きそうで続かない所があるのだ。興行を一つの商品として観客に提供する、この信念を常に忘れず続けて行き、内容で更に観客を満足させる事ができれば西調布の勢いは増してくるはずだ。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆頑固プロレス11月大会『ゴミのプロレス』2010年11月7日(日)会場:東京・調布『西調布格闘技アリーナ(U-FILE調布)』(観客60人)<メインイベント 頑固ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>○〔挑戦者〕グラップリングマシン(18分50秒 魔神風車固め)●〔王者〕大久保一樹※初代王者大久保が3度目の防衛に失敗、マシンが第2代王者となる。<セミファイナル 頑固コロシアムルール シングルマッチ 15分1本勝負>○ジョータ【キャプチャーインターナショナル】(7分49秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)●ドラゴン・ユウキ※両者に3ポイントずつ付与するロストポイント制を採用。結果はジョータ【D1 E0】、ユウキ【D1 E0】<第3試合 マンモスジャパンツアーinアレナ・ニシチョーフ 時間無制限1本勝負>▲澤宗紀【格闘探偵団バトラーツ】(3分52秒 無効試合)▲マンモス半田【スポルティーバ・エンターテイメント】※ドラゴンソルジャーLAW、吉田充宏が乱入し収拾付かず<特別試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負>澤宗紀&○吉田充宏(8分50秒 片エビ固め)マンモス半田&●ドラゴンソルジャーLAW ※ノーザンライトボム<追加特別試合 シングルマッチ 30秒1本勝負>△ドラゴンソルジャーLAW(時間切れ引き分け)△透明人間<第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○矢野啓太【格闘探偵団バトラーツ】(11分17秒 体固め)●ペドロ高石【カポエラ】※背後からスリーパーホールドをかけられている体勢を潰して<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>○ヤマダマンポンド【SECRET BASE】&北原スーパースター!?(6分05秒 片エビ固め)松崎和彦&●サイクロン北原※デッドスノウ 北原スーパースター!?の正体はバトラーツ・竹嶋健史、ヤマダと二人で「頑固反逆同盟」を立ち上げる。◆頑固プロレス12月大会『頑固にほえろ!』in西調布2010年12月5日(日)開場:17:30/開始:18:00会場:東京・調布『西調布格闘技アリーナ(U-FILE調布)』◇出場予定選手 グラップリングマシン ジョータ 澤宗紀 矢野啓太 ヤマダマンポンド他 全4試合を予定◇チケット料金 前売り2000円/当日2500円 U-FILE会員&高校生1000円 中学生以下無料詳細は頑固プロレスブログ http://gankopro.blog78.fc2.com/ まで。
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スポーツ 2010年11月24日 16時00分
ソフトバンクに銭闘内乱
7年ぶりにリーグ優勝したものの、クライマックスシリーズでロッテにまさかの敗戦。またもや日本シリーズ出場ならず、長年のポストシーズンゲームの呪縛解放のためにFA選手獲りに躍起のソフトバンク。が、大金投入の補強は、チームリーダーを激怒させ、契約更改新システムに反発する生え抜き主力選手の怒りに拍車をかけることになるのは必至。ソフトバンクの造反劇から目を離せない。 最大のウイークポイントの捕手とあって、西武からFAの細川亨に4年総額5億円という好条件を提示。オリックス、横浜との争奪戦に勝利したソフトバンク。次なるターゲットは、横浜からFAした内川聖一獲得を目指す。残留説得に必死の横浜。いの一番に交渉した、FA選手獲り初参戦の広島。細川同様に内川も争奪戦になっているが、ソフトバンクが本命視されている。 「日本一になるためには、FA選手の2人枠を使う。今年はそういう方針だから」。編成委員会副会長でもある王貞治球団会長がこう明言した通りに、ソフトバンクはFA市場で主役になっている。方針通り順調な展開のFA戦線だが、内部から怒りの声があがっている。 「俺もFAの資格を持っているのに、一言も話がない。いったい、どうなっているんだ」と口火を切ったのは、主将の小久保裕紀だ。あわてた球団フロントは謝罪し、誠意ある対応を約束したが、これだけでは終わらない。 パ・リーグのMVPを獲得した和田毅が、年俸を抑え、来季の成績による出来高払いで補填する球団の新年俸システムに関し、異議を唱えたのだ。「話してみないとわからないけど、今年頑張ったことが全く意味がなくなる。来年頑張れという評価になりますよね」と。確かに、新システムでは今季の7年ぶりのリーグ優勝の評価を軽視されかねない。 和田だけでなく、同じ左腕エースコンビの杉内俊哉らも批判的で、契約更改は大荒れになることは避けられないだろう。ましてFAで入団する細川らの好待遇がある。7年ぶりにリーグ優勝したナインたちの反発に拍車がかかるだろう。年俸を抑え、出来高を重視するのは、FAで大金がかかったからだという感情論まで出てくるのは目に見えている。 FAを巡る内乱劇は巨人が有名だ。落合博満から始まり、川口和久、広澤克己、清原和博、工藤公康、江藤智とFA選手を乱獲、次々と破格の待遇で迎え入れたために、巨人の生え抜き選手が怒り爆発。 「FAで他球団から入ってきた選手ばかりが厚遇されていて、我々生え抜きは冷遇されているのは許せない」と、選手会長を務めていた高橋由伸が球団側に抗議。球団側は手のひらを返して、生え抜き主力選手に対し、長期契約と大盤振る舞いの年俸で反乱を抑え込んでいる。 が、ソフトバンクの場合は、新年俸システムでもわかるように、巨人のように潤沢な資金を持っていない。札束で口封じという芸当は無理な相談だろう。8年ぶりの日本一を目指すためのFA選手獲りが引き金になっての反乱劇は簡単に幕引きできないだろう。
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スポーツ 2010年11月24日 10時00分
ロッテ優勝パレードにアノ人がお忍び来日!
千葉ロッテマリーンズの優勝パレードに“VIP”が駆け付けた。同パレードには約20万人のファンが祝福したというが(主催者発表)、その沿道には、ナント、ボビー・バレンタイン前監督(60)の姿も見られた。 「バレンタイン氏がパレードの日程に合わせて来日する旨は球団にも伝えられていました。ファンに正式な告知をしなかったのは、混乱を避けるためと聞いています」(球界関係者) バレンタイン氏は一部メディアに「(ロッテの日本一を聞いて)居ても立ってもいられなくなった」と答えているが、来日の目的はそれだけではないようだ。 「ロッテは球界恒例の『優勝旅行』を中止しました。当初、オーストラリアが候補地に挙がっていました。オーストラリアはバレンタイン時代、キャンプ移転先の候補地にも挙がっており、その当時から現地観光関係者と太いパイプがありました。ロッテとオーストラリア関係者を結びつけたのは、他ならぬバレンタイン氏ですよ」(前出・同) 優勝旅行の中止にクレームを伝えるため、来日したのではない。ポスティングによる米挑戦が決定した西岡剛内野手(26)と、海外FA権を行使する小林宏之投手(32)との“接触”も目的だったようである。氏は米スポーツ専門TV局・ ESPN(電子板)で発表した『西岡評』は、日本でも紹介されている。昨今、「メジャーで遊撃手をやるには肩の強さが足りない」「二塁手で挑戦すべき」「人工芝の球場なら遊撃手でも問題ないが…」と“補足説明”もしていた。 「バレンタイン氏はブルワーズの監督候補にも挙がったように、米球界でも一目置かれています。西岡のポスティングはこれからですが、各メジャー球団がどれくらいの金額を提示してくるか、ロッテ側に情報提供したものと思われます。同様に、小林宏に対しても、アメリカの投手事情を知らせたようです」(前出・同) また、千葉ロッテ側とも友好関係を再確認したかったようである。昨季の退団騒動は球団とバレンタイン氏の双方を傷つける結果ともなったが、和解している。とくにバレンタイン氏の方はロッテ球団との関係を修復したいと思っている。バレンタイン氏は95年に初めて千葉ロッテの監督になったが、広岡達郎GMと衝突し(当時)、1年で帰国した。04年に監督復帰までの間、ロッテは3人の別監督を挿んだが、実は、外国人選手の獲得やコーチ人事の件でオーナーファミリーから常に相談を持ち掛けられていたのである。肩書こそなかったが、バレンタイン氏はロッテ球団の実質的な相談役でもあったのだ。 「昨季の退団後も、オーナーファミリーとは個人的な連絡は取り合っていたようですが、球団(野球)のことで相談はなかったはず」(チーム関係者の1人) 西村徳文監督(50)が順調にチームをまとめ上げたのだから、「相談」がなくて当然である。オーストラリアへの優勝旅行が取り止めになったのも、『脱・バレンタイン』の流れに加速が掛かったからかもしれない。 「小林宏之投手の去就が決まるのは年明けになりそう。バレンタイン氏は協力を惜しまない旨も伝えていました」(関係者) バレンタイン氏の来日目的は、西村ロッテとの溝を埋めるためだったのではないだろうか。
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スポーツ 2010年11月23日 14時30分
長野の新人王で巨人がナゾの勝利宣言
データ化の勝利−−。18日、プロ野球コンベンションが開催され、セ、パ両リーグの新人王も発表された。巨人・長野久義外野手(25)が球団初となる「3年連続」で同タイトルを獲得した。ライバルとなったのはプロ4年目の中日・堂上直倫内野手(22)と、高卒ルーキーの阪神・秋山拓巳投手(19)。『25歳の大人』が勝って当然とも言えるが、巨人は感慨深い表情を浮かべていた。2度の他球団指名を断ってまで、自軍に入団した選手だからではない。スカウティングのデータ・システムが正しかったからだという。 巨人はドラフト候補選手のデータ解析化を急速に進めている。長野はそのデータ解析に則って指名した選手の1人で、彼の新人王獲得によって、「自分たちのデータマニュアルは正しかった!」と確信できたそうだ。 「スカウトに求められるのは『眼力』です。プロで通用するかどうか、成長の伸びしろはあるか、性格的にプロでやっていけるのかどうか…」(ライバル球団職員) スカウトマンの『眼力』とは経験によって養われ、磨かれていくものなのだろう。 どの球団にも『眼力』に長けた年長のスカウトマンがいる。しかし、彼らよりも一世代前の「名物スカウト」とも称された人たちは“引退”している。選手を送り出す側のアマチュア野球指導者(高校野球)の言葉を借りれば、「スカウトが若返りした球団もあるので、部員の保護者なのか、一般見学者なのか見分けが付かないときもある」とのこと。巨人に限っては全スカウトの顔写真入りの会社案内書を配布しているので混乱は起きていないが、「名物スカウト世代」の引退による眼力のダウンも感じていたのではないだろうか。 巨人はドラフト候補生に対し、独自のマニュアルを作成し、それに基づくデータ化と評価システムを確立させたというのだ。その評価システムで「1位指名すべき」と出た長野が新人王に選ばれた。昨年、一昨年の新人王である山口鉄也(27)、松本哲也(26)は育成枠から支配下登録されたタイプ。つまり、巨人は『育成』と『スカウティング』の両方で勝利したと判断したのだろう。 「長野がある程度の成績を残すことは分かっていました。社会人出身で今年12月には26歳になる大人ですし、大学生のとき、08年ドラフトで他球団からも指名された選手ですよ。巨人だけが評価していたわけではありません」(前出・ライバル球団職員) 大学、社会人を経由してプロ入りした長野は「すでに完成していた」と言いたいのか、他球団は巨人のドラフト候補生のデータ化に懐疑的である。また、当然といえばそれまでだが、巨人はその独自システムをトップシークレットとしているので、中身は分からない。 来季、巨人からはドライチの沢村拓一(22=中央大)が、新人王レースを争う。斎藤佑樹(22=日本ハム指名)の世代に好投手が多いのは、大学球界の指導内容が優れているからでもある。巨人の独自システムの真価が問われるのは、無名に近い下位指名選手、もしくは、新人王の資格を失っていない2年目、3年目の選手が飛躍的な活躍を見せたときだろう。こんな指摘も聞かれた。 「スカウトは他球団とつるむ傾向がある。抜け駆けされるのが怖いからですよ。80年代の西武スカウトは他球団と会話するだけでも(上司に)叱られたものです。眼力とか、マニュアルは関係ない。熱意さえあれば…」 元スカウトの言葉である。 当の長野だが、新人王獲得で「退寮・独り暮らし」ができるとはしゃいでいた…。
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スポーツ 2010年11月22日 16時00分
沖縄プロレス、“人気沸騰”の宮古島にも初進出! 南の果てで“観光プロレス”躍進!
日本の南の果て、沖縄に観光客をターゲットにしたプロレスがある。 今や、星の数ほどあるプロレス団体。かつて、プロレス団体は東京を拠点とすのが、常であった。だが、昨今では東北を本拠にするみちのくプロレスや、大阪を本拠にする大阪プロレス等、ローカル団体が増えてきた。そんななかで、異彩を放つのが、沖縄県那覇市を拠点とする沖縄プロレスだ。 沖縄プロは08年7月に、スペル・デルフィンが社長となって旗揚げした。 デルフィンは、99年に所属していたみちのくプロから独立し、大阪プロを旗揚げ。同プロが大阪の繁華街・道頓堀に定着するのを見届けた上で、新たな拠点として沖縄に着目。夫人でありタレントの早坂好恵さんの出身地である縁もあり、沖縄県のベンチャービジネスサポート事業に応募。これが採択され、沖縄県産業振興公社のバックアップを受け、那覇市随一の繁華街・国際通りのメーンストリートに居を構えた。 正直いって、沖縄ではプロレス文化はなじみが薄い。長年にわたって日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアを中継してきた日本テレビの系列局が沖縄にはない。日本プロレス時代から、アントニオ猪木中心の「ワールドプロレスリング」を今でも中継するテレビ朝日系列の琉球朝日放送は歴史が浅い。プロレス興行が行なわれるのも、年に数えるほど。本土では力道山(故人)がつくったプロレスは、テレビ中継を通じ、お茶の間の文化として存在していた。それが、ジャイアント馬場(故人)や、猪木に受け継がれても、ゴールデンタイムで高視聴率をマークするジャンルであったのだ。しかし、沖縄にはそんなバックボーンがない。それだけに、プロレス文化が根付くかどうか、不安視されていた。 だが、デルフィンは言う。「沖縄は日本でも有数の観光地。大阪で成功したモデルケースもある。観光客をうまく取り込めば、成功すると確信しています」。 コンセプトは「家族で楽しめるエンターテインメントプロレス」。デルフィンは別として、他の所属選手は、怪人ハブ男、シーサー王、ミル・マングース、めんそ〜れ親父、グルクン・ダイバー、エイサー8ら、全員が沖縄にゆかりあるキャラクターマスクマン。これが、地元客にも観光客にも、受け入れられやすい。リング上はお笑いあり、ハードなプロレスあり。ややこしいストーリー展開もなく、流血戦もないため、まさに家族で楽しめ、プロレス初観戦の客にも好評な試合だ。選手は年間300試合以上をこなしているとあって、試合のクオリティーも高いのだ。 当初は地元客が多かった同プロだが、次第に観光客の来場が増え始め、緩やかな右肩上がりで、企業として成長を遂げている。 この7月には旗揚げ2周年を迎え、9月には初の本土上陸も敢行。大阪、神戸、徳島・阿南の3都市でツアーを行なった。 通常は、国際通りのデルフィンアリーナで興行を打つが、最近では“出張プロレス”のオファーも多くなり、スーパーJUSCOでは、頻繁にイベントプロレスを開催。昨年11月には、沖縄本島から遠く離れた石垣島に進出。さる11月20日には、TBS系列で放送中の「紳助社長のプロデュース大作戦」で、人気沸騰の観光地となった宮古島に初進出したばかり。今後も、お呼ばれは増えそうで、来年には東京初上陸も検討されているもよう。 入場料金も通常のプロレス興行より格安な設定となっており、沖縄を旅行する機会があれば、一度、観戦してみて損はないだろう。(文・写真=最強プロレスサイトBATTLENET ミカエル・コバタ)<沖縄プロレス観戦情報>●所在地 沖縄県那覇市松尾1-3-1エスプリコートビル5階●交通 那覇空港からゆいれーる(モノレール)で県庁前駅下車(所要12分)。徒歩3分。●開催時間 月〜土曜=20時開始、日曜=18時開始。水曜=定休。祝日は要確認。 ※スケジュールは変更の場合があるため、要確認。●入場料金 一般=3500円、中高生=2500円、小学生=1500円。うちなんちゅ地元在住者は1000円割引(要身分証)。●問い合わせ 沖縄プロレスhttp://okinawa-prowres.jp/
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スポーツ 2010年11月22日 15時15分
岩隈のアスレチックス入り破談の真相
ポスティング・システム(入札制度)でアスレチックスに落札され、入団交渉中だった楽天・岩隈久志(29)だが、突然決裂したことが明らかになった。応札→破談は史上初のことだけに、波紋が広がっている。いったい何が起こったのか。仰天情報が流れている。 一般的な見方ではアスレチックス側と岩隈側の見解の相違といわれている。ビリー・ビーン・ゼネラルマネージャー(GM)が岩隈サイドに提示した条件は4年総額1400万ドル〜1500万ドル(11億6200万円〜12億4500万円)だが、ポスティングでの応札額は1500万ドル(約12億4500万円)だ。合計すれば、4年総額3000万ドル(約24億9000万円)になる。年平均にすると、750万ドル(約6億2250万円)が岩隈への評価額になるというのが、ビーンGMの考え方らしい。 話題になった本『マネーボール』で知られるように、お金を使わないのがアスレチックス、ビーン流だ。そんなチームが独占交渉権を獲得するために1500万ドルを投じたのだから、日米球界が仰天したのだが、その分、年俸交渉ではシビアな提示をしてきたのだ。 岩隈サイドにすれば、落札金は楽天に入るお金であり、問題は年俸だけ。年平均350万ドル〜375万ドル(約2億9050万円〜約3億1125万円)では、今季年俸3億円と変わらない。話にならないということなのだろう。当初から「金に渋いアスレチックスだけに、交渉難航で破談、岩隈の楽天残留もあり得る」とは言われていたものの、実際に起こってしまった。 が、米球界の一部では「アスレチックスはハナから岩隈を取る気がなかった」という仰天情報が流れている。「ポスティングに加わった、同地区ライバル球団のレンジャーズ、マリナーズに取られないために、1500万ドルという、とんでもない落札金を付け、独占交渉権を獲得した。それで目的を果たしたから、わざと岩隈サイドが飲めないような安い年俸提示をして破談にしたんだ。もちろん、1500万ドルは払う必要がない。タダで岩隈のレンジャーズ、マリナーズへの入団を阻止したことになる」 こういう衝撃的な内容の情報だ。もしも、怪情報でなく、信憑性のある情報ならば、ポスティング・システムを悪利用したとんでもない裏技と言える。大打撃を受けるのは、楽天球団だろう。岩隈本人は、1年間楽天に残留してその存在感を改めてアピールすれば、来年オフには海外FAで好きな球団に堂々と行ける。 だが、楽天球団は岩隈マネーの13億円を星野新政権の大補強費に当てる計算をしていただけに大誤算だ。星野監督はすでにメジャー帰りの岩村明憲を獲得。さらに松井稼頭央獲り、中日時代の秘蔵っ子、ブレーブス・川上憲伸にまで食指を動かしている。金本、伊良部、下柳ら大補強をして、監督就任2年目で球団史上18年ぶりのリーグ優勝を達成した阪神時代の再現を目論んでいる。 そんな星野監督の構想にもひび割れが生じかねない。もちろん岩隈の残留というプラス材料はあるものの、岩隈マネーで計算していた大補強が失敗すれば、収支決算はどうなるのか。楽天球団にとってダメージは避けられない。
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スポーツ 2010年11月22日 11時00分
「毎週火曜日はTruthの日」。シングル王座挑戦を前にダイスケ、「超がつくX」の前にフォール負け!
11月2日のTruth#13で行われた5WAYマッチに勝利し、12月4日ガッツワールドvol.44のメインでガッツ石島の保持するGWCシングル王座への挑戦が決定したダイスケ。だが王者石島は「棚からぼた餅」のように挑戦権を獲得したダイスケの実力をまだ評価しておらず、タイトルマッチまでにダイスケを潰すと宣言。翌週のTruth#14ではパートナーのチェ・餃子マン=gosakuと決裂してしまった事により、新たなパートナーである「超がつくX」を連れてくると告げる。ダイスケは新たにガッツワールド正規軍となったgosakuとのタッグでデビルワールドとの対戦をする事となった。 メインイベント、ダイスケ&gosaku組の入場の後デビルワールドが入場する。石島の後に入ってきたそのレスラーの正体は円華であった。「元SUPER-X」という経緯がある円華、なるほど「超がつくX=SUPER-X」とはこの事だったのかと観客も納得する。ここ最近の円華は新日本プロレス「NEVER」に出場し、内藤哲也&高橋裕次郎のNO LIMITと対戦している(11月18日にも忍とのタッグで対戦している)。ガッツワールド本戦やTruthのリングにも登場しており、9月5日に行われたTruth#5ではメインでダイスケとシングルマッチを行い敗れてはいるが、次第にその存在は大きいものへと変わっている。 デビルワールドのTシャツを纏った円華はヒールとしても開眼したのであろうか。石島に負けじ劣らずのラフ攻撃をダイスケに繰り出していく。円華の膝十字固めを皮切りにダイスケの左足を中心に攻めていく石島&円華。ダイスケのピンチを救ったのは「兄貴」と慕うgosakuであった。タッチを受けるとツープラトンの攻撃をかわして、ダウンする石島の上に円華をフェースバスターで叩き付け、二人の上からまとめて覆いかぶさりフォールを狙う。これを返されると、憎き石島に対して串刺しラリアットからブルドッキング・ヘッドロック。更に監獄固めと繋ぎ優位に試合を進めていく。ところが位置が悪い。コーナーに控えている円華がgosakuの顔面を掻き毟ってカット。ここから試合は急展開を迎える事になる。 交代したダイスケが石島にミサイルキック、串刺し式のジャンピング・エルボーパッド。ブレーンバスターの掛け合いを制したダイスケはファルコンアローで石島を叩きつけ、コーナーに登ってフロッグ・スプラッシュ。しかし石島に余裕をもってかわされてしまうと円華が入ってくる。円華はダイスケの蹴り足を掴むとドラゴンスクリューからシャイニング式の喧嘩キック。そして石島とのサンドイッチ式ジャンピング・ハイキックを叩き込む。続けて石島のフィッシャーマンズ・バスター。再びピンチに陥ったダイスケだが、変則のロープワークからジャンピング・エルボーパッドを円華に叩き込んで逆転。替わったgosakuが円華に串刺しラリアットからドクターボム。コーナーに駆け上がっていたダイスケのフロッグ・スプラッシュを呼び込む。とどめのスライディングDを放ったダイスケだが、円華はこれをかわす。キックからランヒェイを狙うがダイスケのローリング・エルボーに阻まれる。変形の顎砕き狙いで円華を持ち上げたダイスケだが、空中で体勢を変えられてダイスケの背後に回る円華。バックの取り合いから一瞬の隙を突いた円華が急所攻撃。すかさずランヒェイでダイスケを叩きつけてピンフォール勝ちを奪った。 勝利後のウィナーコールも涼しげな表情で受けていた円華。新たなる味方である円華を加えたデビルワールド、石島は試合後「大事な前哨戦に負けて、本当に挑戦できるのか? 12月4日までにギッタンギッタンに潰して新木場のリングに立てなくしてやるよ! せーの、『じゃあなっ』!」と言い放ち上機嫌。一方敗れてしまったダイスケにgosakuが声をかける。「今日負けちまったら明日勝てばいい。最後に勝った者の勝ちなんだからよ!」とダイスケを称えるが、12月4日のメインイベントで最後にベルトを腰に巻くのは現王者石島か、それともダイスケか。 苦戦が続くエースへの道100番勝負を戦い続ける吉野達彦。前回は同胞であるマスクドミステリーから勝利を奪ったが、今回は山本SANの意地の前にフォール負けを喫する結果となった。山本は「ここ一番の大技」である山本SANドライバーを繰り出しての勝利となった。この技で勝利したのはGWCシングル王座トーナメント1回戦での角刈海坊主戦以来。好敵手田村和宏との連戦をきっかけに浮上するか。敗れた吉野はこれで4勝9敗と苦しい星勘定となってしまう。 山本の好敵手であるSTYLE-E・田村和宏は梁和平とのシングルマッチ。試合に介入してくるガッツ石島と梁のコンビネーションの前に苦戦を強いられるが、逆に介入を逆手に取り最後は「タ・マヒストラル」で丸め込んで勝利。 STYLE-Eの「脅威の新人」那須晃太郎はマスクドミステリーとのシングルに挑んだが、わずか4分弱でフォール負けを喫してしまう。復帰以来負けが込んでいたミステリー、この完勝で再浮上となるのだろうか。 12月4日の本興行を前に、対デビルワールド戦において黒星が先行してしまったガッツワールド正規軍。このまま主役の座をデビルワールドに奪われたまま6周年を迎えてしまうのだろうか。最後となる11月30日のTruth#16では巻き返しを期待したい所であるが…。 開催されてから4か月、平日の毎週火曜日を走り続けているTruth。前回からイサミレッスル武闘館にTruthのロゴマークが飾られていた。「ガッツワールドの真実を見せる」が定着し始めたのか、当日の観客数は寒空の中増えていた。まだまだ満足するには足りない観客動員数ではあるものの、「継続は力なり」の言葉を胸に、ガッツワールドは走り続けている。(Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち))◆『Truth#15』2010年11月16日会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観客61人)<メインイベント タッグマッチ 30分1本勝負>ガッツ石島&○円華(9分06秒 ランヒェイ)●ダイスケ&gosaku<セミファイナル 吉野達彦エースへの道100番勝負第13戦 20分1本勝負>○山本SAN(9分15秒 片エビ固め)●吉野達彦 ※山本SANドライバー 吉野通算4勝9敗<第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○田村和宏【STYLE-E】(7分16秒 タ・マヒストラル)●梁和平<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>○マスクドミステリー(3分50秒 片エビ固め)●那須晃太郎【STYLE-E】 ※チョークスラム◆『Truth#16』2010年11月30日(火)開場:19:00/開始:19:30会場:埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』<メインイベント 6人タッグマッチ 30分1本勝負>ダイスケ&吉野達彦&山本SAN vs. ガッツ石島&梁和平&円華<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>田村和宏&那須晃太郎【STYLE-E】 vs. 清水基嗣&小川内潤【SECRET BASE】<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>gosaku vs. 山田太郎【666】【チケット料金】前売り2000円、当日2500円12月のTruth4大会を通して観戦できる月間パスポートも当日より発売。自由席パスポート6000円/指定席パスポート7000円(指定席は購入者が決める事が可能)※来週11月23日は祝日のため、Truthはお休みです。次回Truth#16は11月30日(火)開催です。次回カード詳細はガッツワールド&Truthオフィシャルサイト http://guts-world.com/前売りチケット、その他お問い合わせはガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com まで。◇Truthを含めたガッツワールドのDVDはhttp://ring.shop-pro.jp/にて絶賛発売中!!◇
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スポーツ 2010年11月19日 18時00分
星野楽天の前巨人・李獲りまでの裏に日本ハム・斎藤佑樹人気
楽天・星野監督がお得意の派手な補強を大展開している。前アスレチックス・岩村明憲を獲得したのに続いて、オリックス・岡田彰布監督と因縁の阪神監督経験者同士による前アストロズ・松井稼頭央争奪戦。さらに、そのオリックスからFAした後藤光尊を中日・落合博満監督と獲得合戦。その上、巨人を解雇された李承●(●は火へんに華)(イ・スンヨプ)獲得の動きまで見せている。 一部スポーツ紙が「1番遊撃・松井、2番右翼・鉄平、3番三塁・岩村、4番DH山崎、5番一塁・李、6番二塁・後藤、7番捕手・嶋、8番左翼・牧田、9番中堅・聖沢、投手・田中将大」のオーダーまで作り、「実現なるか…楽天来季の夢のオーダー」のタイトルをつけ、1面で扱っている。多くのスポーツ紙が「早大・斎藤佑樹が明治神宮大会優勝、涙の有終の美」を1面でいった日に。これこそ、星野流マスコミ操縦術の一環で、星野監督はニンマリしているだろう。 日本ハム入りする斎藤佑樹の人気は、星野楽天にとって最大の脅威だ。今後も常にマスコミジャックされる恐れがついて回る。それに対抗して、楽天に目を向けさせるには、スポーツ紙が飛びつく意外性のある話題作りが欠かせない。そのネタ作りを得意中の得意とするのが星野監督だ。 巨人を首になり、日本球界残留を熱望している李を獲得して再生すれば、マスコミが大きく取り上げる。そのへんを知り尽くして、李獲りをぶち上げるのだ。狙い通りにスポーツ紙が1社だけでも食いついてくれたのは、星野監督の思惑通りだ。 「星野のやり方は、FAやトレードで大物選手を取ることや。阪神では成功したが、金に渋い楽天ではうまくいかんやろな」。野村克也前監督(現楽天名誉監督)は、楽天での星野流巨大補強のお手並み拝見を口にしていたが、星野監督は思い通りに事を運んでいる。 阪神で金本、伊良部、下柳ら大物を補強して18年ぶりの優勝をもたらしたように、楽天ファンにも夢をもたらす補強をしようとしている。 「中日で加藤オーナー、阪神でも久万オーナー、楽天では三木谷球団会長と、いきなりトップの心をわしづかみにして、思うように補強費を出させるのが星野流処世術。ゼネラルマネージャーの肩書きはなくても、実際はGM兼任監督だから、好きなように選手補強もできる。そのへんが、ヤクルトでも阪神でも楽天でも『球団がロクな選手を取ってくれん。金を出さん』と嘆くだけのノムさん(野村氏)との大きな違い」。星野人脈の球界OBがこう言い切り、さらに付け加える。 「ノムさんが星野阪神優勝の時に、『ワシが3年間苦労して(3年連続最下位)チームの土台作りをしたから優勝できたんや』と、土台作りという自らの手柄を必死になってPR。その時も、笑って『ノムさんの言う通りや。ノムさんのおかげやな』と、余裕を持って認めている。実際の野村遺産は赤星1人だけで、優勝したのは、金本、伊良部、下柳のトリオで星野監督の手腕だ。それでも、球界の大先輩に敬意を表しておけば、球団トップの星野評価上がるからね。あの毒ガス口撃のノムさんさえ手玉に取ってしまうのが星野流だ。ただ年俸1億円ともいわれる楽天名誉監督の肩書きのあるノムさんが言い過ぎると、今度は黙っていないだろう」 星野監督vs野村名誉監督の場外戦勃発となれば、マスコミは放っておかないだろう。それはそれで、野球ファンの注目も集めることになる。日本ハム・斎藤佑樹旋風と同時に、星野楽天から目を離せない。
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スポーツ 2010年11月19日 16時00分
「毎週火曜日はTruthの日」特別編 旗揚げ6周年記念大会に向かって進むガッツワールド!
今年の12月4日、ガッツワールドプロレスリングは旗揚げしてから6年を迎える。会場となるのは旗揚げ戦を行った新木場1stRING。毎月のように興行を行っていた新木場へは今年の2月以降久し振りの大会開催となる。 さすがに記念大会という事もあり、カードのラインナップもかなり考えられた物を出してきたようだ。当日のトリを飾るメインイベントはGWC認定シングル選手権試合、王者ガッツ石島に挑む挑戦者となったのは11月2日Truth#13にて過酷な5WAYマッチに勝利したダイスケに決まった。過去の試合を見てみると、石島とダイスケのシングルマッチは2005年12月3日新木場大会での対戦を最後に組まれていない。ガッツワールドにすれば「5年越しのプレミアシングルマッチ」ということになる。ここ最近はNOAHのリングに上がった経験もあるダイスケ、実力は上がってきている事は毎週開催されているTruthを見るとわかるのだが、現在の問題はネームバリューにある。メインイベントに石島とのタイトルマッチを持って来た事から、ガッツワールドはこの試合に勝負を賭けている。 鉄壁のチームワークを誇っていたデビルワールドに亀裂が生じたのは、同じく11月2日Truth#13の事であった。第1試合のタッグマッチでガッツ石島とチェ・餃子マンがSECRET BASEの清水基嗣&小川内潤と対戦したのであるが、逆片エビ固めのカットに入った石島のラリアットが逆効果を生んでしまい小川内に餃子マンがギブアップで敗れてしまう。この敗戦をきっかけに石島と餃子マンの間に亀裂が生じてしまう。 翌週Truth#14にて再度タッグを組んだ石島と餃子マンであったが、連携攻撃の最中梁和平のカンフーキックが餃子マンに炸裂し遂に三行半を突きつける結果になった。その場でマスクを脱いだチェ・餃子マンの正体は、2月にガッツワールド入りを表明したgosakuであることが判明。怪我により長期欠場していたgosakuであったが、7月25日の大会からチェ・餃子マンとしてリングに復帰。Truthのリングで毎週のように試合を続けていた事もあり試合の勘は戻ってきていると思われる。そのgosakuだが対戦相手のダイスケ&山本SANに一人で果敢に向かっていくものの、さすがに2対1では分が悪く、最後はスライディングDとランニング・ローキックの合体技であるスライディングD・SANの前にフォール負けを喫してしまう。立ち上がったgosakuはダイスケの呼びかけによりガッツワールド正規軍入りを表明、翌週Truth#15にてダイスケとの初タッグを結成する。対する石島は超大物レスラーを連れてくると宣言し、ダイスケ&gosaku組との対戦を要求。Truth#15でのメインイベントのカードが決定した流れとなった。 12月4日の新木場大会、gosakuはマスクドミステリーとタッグを組み、デビルワールドの角刈海坊主&Xと対戦。試合順が第2試合にラインナップされている点が気になる所であるが…。 デビルワールド勢からの勝利をもぎ取ったSECRET BASE勢は上り調子。12月4日新木場大会ではいよいよガッツワールドの主宝の一つであるGWC認定6人タッグ選手権に狙いを絞る。対するはデビルワールドの梁和平と構成員になりたてのCHANGOとアミーゴ鈴木。清水基嗣&小川内潤&豪のトリオがガッツワールドで実現するのはこれが初となる。現王者であるダイスケ&竹田誠志&星野勘九郎組に挑戦するのはどちらのチームになるか。いずれにしても熱戦が期待される。 もう一方の外敵であるSTYLE-E。特に新人・那須晃太郎はここ数週にわたりほぼレギュラーのように参戦している。Truth#13での挑戦者決定戦に敗れてしまい勢いが少々薄れてきてしまっている感じはするものの、まだまだ存在感は大きなものとなっている。Truth#15では田村和宏が梁和平と、那須晃太郎がマスクドミステリーとのシングルマッチがそれぞれ組まれている。何かとSTYLE-E勢にちょっかいを出してくるデビルワールド、田村と梁のシングルはいわば「頂上決戦」に近いものになってくる。最近試合数もぐっと増え、9月にデビューしたばかりとは思えない程の活躍をしている那須、パワーとテクニックを兼ね揃えたミステリーとのシングルで本領を発揮できるのか。 12月4日大会で田村と那須はコンビを組み、特別参戦の中野巽耀&「イケメン」バンジー高田とのタッグと対戦する。中野といえば元UWF、その魂を引き継いでいるSTYLE-E勢との対戦は面白いものになってくると思われる。 エースへの道100番勝負を戦い続けている吉野達彦はTruth#14にて同胞であるマスクドミステリーと対戦。レスリングで勝負してきたミステリーの前に苦戦するが、最後は必殺のアスリートジャーマンでミステリーを沈めてみせた。対戦成績こそ4勝8敗と苦しいものになっているが、着実に勝ち星を重ねている。Truth#15では山本SANとのシングルが組まれている吉野、山本の重い打撃にどう対抗していくのであろうか。 12月4日、吉野はSTYLE-E無差別級王者である竹田誠志とタッグを組み、星野勘九郎&山本SAN組と対戦する。セミファイナルという位置にあるこの試合、ガッツワールド本戦でのセミファイナルも久し振りとなる。気になる点はただ一つ、現在のガッツワールドとSTYLE-Eとの関係だけなのだが…。 まだその名が轟いていないガッツワールドではあるが、都内を中心として興行を行っている団体としては久し振りとなる週1回の興行を打ち試合数を上げていく事により注目されつつある。現にサムライTVのカメラクルーは毎週のように会場を訪れ、その模様が流されていると聞く。しかしまだTruthの観客動員数は他に比べてしまうと寂しいものがあるのも事実。11月のTruthを無事に乗り切り、12月4日の本興行に向けてダッシュをかけたいところであるが…。 だが、所属選手の試合数は確実に上がり、その分経験も備わっているのは確か。特にダイスケは肩幅もぐっと厚みを増してきており、「プロレスラー」と呼べる体型になってきている。まだまだ上を目指すガッツワールド、ゴールは果てなく遠いものであるが、一筋の光を求めて走り続けていく。Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)◆『Truth#13』2010年11月2日(火) 埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観衆50名)<メインイベント GWC認定シングル王座挑戦者決定5WAYマッチ 時間無制限1本勝負>○ダイスケ(18分07秒 片エビ固め)●梁和平※スライディングD。その他の選手は田村和宏、吉野達彦、那須晃太郎。<第1試合 タッグマッチ30分1本勝負>清水基嗣&○小川内潤【SECRET BASE】(11分10秒 逆片エビ固め)ガッツ石島&●チェ・餃子マン◆『Truth#14』2010年11月9日(火) 埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』(観衆54名)<メインイベント タッグマッチ30分1本勝負>ダイスケ&○山本SAN(13分42秒 片エビ固め)ガッツ石島&●チェ・餃子マン ※スライディングD・SAN<セミファイナル 吉野達彦エースへの道100番勝負第12戦20分1本勝負>○吉野達彦(10分36秒 アスリートジャーマン)●マスクドミステリー<第1試合 タッグマッチ30分1本勝負>○梁和平&黒シャチ(9分49秒 ジャックナイフ式エビ固め)田村和宏&●那須晃太郎【STYLE-E】◆『Truth#15』2010年11月16日(火) 開場 19:00/開始 19:30 会場/埼玉・蕨『イサミレッスル武闘館』<メインイベント タッグマッチ30分1本勝負>ダイスケ&gosaku vs. ガッツ石島&X<セミファイナル 吉野達彦エースへの道100番勝負第13戦20分1本勝負>吉野達彦 vs. 山本SAN<第2試合 シングルマッチ20分1本勝負>梁和平 vs. 田村和宏【STYLE-E】<第1試合 シングルマッチ20分1本勝負>マスクドミステリー vs. 那須晃太郎【STYLE-E】◆『ガッツワールド vol.44』2010年12月4日(土) 開場 18:00/開始 18:30 会場/東京・新木場『新木場1stRING』<メインイベント GWC認定シングル選手権試合60分1本勝負>〔王者〕ガッツ石島【デビルワールド】 vs. 〔挑戦者〕ダイスケ【ガッツワールド正規軍】<セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負>竹田誠志【STYLE-E】&吉野達彦【ガッツワールド正規軍】 vs. 星野勘九郎【大日本プロレス】&山本SAN【ガッツワールド正規軍】<第5試合 GWC認定6人タッグ王座挑戦者決定戦60分1本勝負>梁和平&CHANGO&アミーゴ鈴木【デビルワールド】 vs. 清水基嗣&小川内潤&豪【SECRET BASE】<第4試合 タッグマッチ30分1本勝負>中野巽耀【フリー】&バンジー高田【フリー】 vs. 田村和宏&那須晃太郎【STYLE-E】<第3試合 アイスリボン提供試合20分1本勝負>対戦カード後日発表<第2試合 タッグマッチ30分1本勝負>gosaku&マスクドミステリー【ガッツワールド正規軍】 vs. 角刈海坊主【デビルワールド】&X<第1試合 シングルマッチ20分1本勝負>松崎和彦【フリー】 vs. 山田太郎【666】<チケット情報>スーパーシート…4,000円/指定席…3,000円/北ステージ自由席…3,000円 ※全席種、当日500円UP<チケット販売所>◆チケットぴあ(Pコード 817-583) ◆プロレスショップ・チャンピオンお問い合わせ ガッツワールドプロレスリング事務局 info@guts-world.com
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スポーツ 2010年11月19日 15時00分
FA・内川と交渉!野村カープを強気にさせた『軍資金』とは…
軍資金を得た野村カープは強気の交渉で、他球団を震え上がらせている。 横浜からFA宣言した内川聖一内野手(28)との交渉が解禁となった(18日)。横浜はすでに『4年10億円』を提示し、慰留に必死だが、「野球選手としてのモチベーションを…」なる内川の発言からして、他球団へ移籍する可能性の方が高そうだ。 「シーズン中から、内川と村田(修一=30)のFA移籍は既成路線のように捉えられていましたからね。村田は踏み止まりましたが、一昨年もエースの三浦(大輔=36)が移籍を考えたように、横浜ナインは多かれ少なかれ、チームに不満や不信感を持っています。シーズン中、内川のことを調査していた球団は1つや2つではありませんでしたからね」(球界関係者) 他球団との交渉が解禁となった18日時点、内川との交渉を表明した球団は、ソフトバンクと広島。内川の出身地が大分県大分市であることから、ソフトバンク移籍が有力視され、FA権を行使したときには「できレースではないか?」と穿った見方をする者もいた。しかし、実際は違った。広島球団がイの一番で名乗りを挙げたのは既報通りだが、野村謙二郎監督(44)まで同席したことで、広島の“本気度”が内川サイドにも伝わったようである。 「交渉のアポイントがされた段階で、野村監督が同席する件も知らされていたようです。野村監督も大分県の出身だし、グラッと来たんじゃないですか(笑)」(在阪球団職員) 一般論として、監督自らがFA交渉に出馬する場合、交渉成立の可能性がかなり高いとされている。過去巨人は、野口茂樹、豊田清など有名クラスを口説く際、電話を含め、原辰徳監督(52)を登場させている。指揮官が直々に「来てほしい」と言えば、“絵作り”にもなる。言い方を換えれば、それで交渉が破談になった場合、球団としてもバツが悪い。そうなった前例も確かにあったが、球団も交渉成立の見込みのない交渉に監督を担ぎ出すことはしない。従って、今回の野村監督の出馬は「内川を獲れる可能性がかなり高い」と見るべきだろう。 「野村監督は秋季キャンプの最中だったのに、わざわざ宮崎県から横浜まで飛んできたんですからね」(前出・同) もっとも、「ソフトバンクがリードしているから、形勢逆転を狙ったのではないか」と勘繰る声もないわけではない。横浜サイドも「残留、移籍の五分五分」と主張しているだけに、広島の内川獲得に確証は持てない。 しかし、FA選手を見送るだけだった広島が、『獲得のアクション』を見せただけでも意義があったのではないだろうか。13年連続Bクラスに沈んだこの危機的状況を打破するには、内川は絶対必要だが、「ビッグネームを強奪する意気込み」は、広島ナインも鼓舞するはずである。 「今の広島には、軍資金がありますから」(前出・関係者) 軍資金とは、09年シーズンにお披露目となった新本拠地・マツダスタジアムのことだ。09年は約187万3046人、1試合平均で2万6015人。今季も160万人強を集客しており、最大収容人数3万1984人だった旧・広島市民球場時代と比べ、1試合平均で約6000人以上、観客人数を増やした計算になる(廣済堂出版刊・選手名鑑参考)。 この球場チケット収入増が、補強の軍資金となったのである。 「広島だって、経営は苦しいはずです。増収分を赤字補填だけではなく、戦力補強を優先したさせたところがすごい。ドジャース残留が決まったけど、黒田(博樹=35)の奪還だって本気でしたからね」(前出・同) ソフトバンクの出方も気になる。ソフトバンクは横浜ベイスターズとの一騎討ちとなった細川了捕手(30)との交渉を優先させるため、内川を後回しにせざるを得なかった。優先順位で後になった経緯が、内川サイドにどう影響するか…。 「内川を獲得できなかった場合、ソフトバンクからFA宣言した多村(仁志=33)に切り換えるといった情報も交錯しています。内川獲得を争うソフトバンクに対する広島の陽動作戦でしょう」(前出・在阪球団職員) マツダスタジアムが産み出す軍資金は、広島をオフの主役に引き上げるかもしれない。
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