スポーツ
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スポーツ 2014年05月20日 14時00分
サッカーW杯日本代表に選出された23人のメンバーに納得?
5月12日、男子サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が、6月に開幕するW杯ブラジル大会の代表メンバー23人を発表した。 本田圭佑(ミラン=イタリア)、香川真司(マンチェスターU=イングランド)、長谷部誠(ニュルンベルク=ドイツ)、長友佑都(インテル=イタリア)らの海外組が順当に選ばれた他、故障からの回復状況が心配されていた内田篤人(シャルケ=ドイツ)、吉田麻也(サウザンプトン=イングランド)も選出。遠藤保仁(G大阪)、柿谷曜一朗(C大阪)、齋藤学(横浜F)、青山敏弘(広島)らの国内組も代表入りした。 昨季、J1で得点王になるなど、国内で結果を残しながらも、2年以上代表に招集されていなかったFWの大久保嘉人(川崎)がサプライズ選出された。 一方で、候補だった細貝萌(ヘルタ・ベルリン=ドイツ)、栗原勇蔵(横浜F)、工藤壮人(柏)、駒野友一(磐田)、槙野智章(浦和)、中村憲剛(川崎)、豊田陽平(鳥栖)、南野拓実(C大阪)らは落選した。 また、予備登録選手として、GKの林卓人(広島)、DFの駒野、水本裕貴(広島)、MFの中村、細貝、FWの豊田、南野の7人が選ばれた。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「サッカーW杯日本代表、この23人で納得?」との意識調査を、5月12日〜19日に実施。7万7272票(男性=82.1%、女性=17.9%)の回答があった。 その結果は、「納得できる」が4万5619票(59.0%)で約6割を占め、「納得できない」は2万1290票(27.6%)、「分からない/どちらでもない」は1万363票(13.4%)だった。 「納得できない」と回答した人の多くは、中村、豊田の落選を疑問に感じており、サプライズ選出の大久保については、期待する向きが多かった。 この後、日本代表は同27日に埼玉スタジアムでキプロスと壮行試合で対戦。米国で直前合宿を行い、コスタリカ、ザンビア戦に臨む。W杯本大会では、グループCに属し、6月14日(日本時間15日)にコートジボワール、19日(同20日)にギリシャ、24日(同25日)にコロンビアと対戦する。 日本代表には、なんとしてでもグループリーグを突破して、決勝トーナメントに進出してほしいものだ。(リアルライブ編集部)<W杯日本代表メンバー>GK=川島永嗣(スタンダール・リエージュ=ベルギー)、西川周作(浦和)、権田修一(FC東京)DF=今野泰幸(G大阪)、伊野波雅彦(磐田)、長友佑都(インテル=イタリア)、森重真人(FC東京)、内田篤人(シャルケ=ドイツ)、吉田麻也(サウザンプトン=イングランド)、酒井宏樹(ハノーファー=ドイツ)、酒井高徳(シュトゥットガルト=ドイツ)MF=遠藤保仁(G大阪)、長谷部誠(ニュルンベルク=ドイツ)、青山敏弘(広島)、山口螢(C大阪)FW=大久保嘉人(川崎)、本田圭佑(ミラン=イタリア)、香川真司(マンチェスターU=イングランド)、齋藤学(横浜F)、清武弘嗣(ニュルンベルク=ドイツ)、岡崎慎司(マインツ=ドイツ)、柿谷曜一朗(C大阪)、大迫勇也(1860ミュンヘン=ドイツ)
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スポーツ 2014年05月20日 11時00分
虎のエース・藤波晋太郎が優等生ゆえに抱える悩み
トラの次世代エース・藤浪晋太郎(20)が『2年目のジンクス』に苦しんでいる。ここまで6試合に先発登板して2勝2敗、防御率4.19(14年5月13日現在)。昨季2013年の同時点では3勝1敗、最終成績での防御率も2.75だから、『壁』にブチ当たったのは明白だ。 「コントロールが甘くなったと言っていいでしょう。ここまで21個の四球を出しており、与四球リーグワーストの中日・カブレラは22個。昨季全般で藤浪が与えた四球は44個だから、昨季の半分を開幕1カ月で与えてしまった計算です」(プロ野球解説者) 投手出身のプロ野球解説者も首を傾げていた。昨秋キャンプで着手した投球フォームの改造による影響もないとは言えないが、不振の真相は『藤浪自身』にあるらしい。 「首脳陣は藤浪を大人扱いするようになりました。ここまで藤浪を3連戦のもっとも大切な初戦で使ってきたのもそうですが、キャンプ初日から自己調整を認めてきました」(NPB関係者) 一般論として、ルーキーイヤーに活躍した新人が2年目に潰れるのは“調整の失敗”が多い。これまで「やれ!」と“命令”された練習をこなし、途中で手抜きもできないように担当コーチが目を光らせる。対戦チームの研究も大きいが、首脳陣の監視を離れることにより、知らないうちに『甘え』も生じるというわけだ。 しかし、藤浪の場合は違う。自己調整が許されたことで、逆に「頑張らなければ…」とオーバーワークになってしまったのだ。 「阪神は計算の立つ先発投手が少ない。リリーフ陣は登板過多の傾向にあり、藤浪はその責任感から『少しでも長いイニングを投げ、皆に休んでもらいたい』と思っている」(同) 藤浪は先輩投手を立てる言動に徹している。自身を追い回す関西メディアにも配慮し、どんなに疲れているときもコメントを出す。また、大阪桐蔭高の後輩に当たる埼玉西武の森友哉捕手に対しても、メールで助言を送るなどしているそうだ。 技術的な課題は“100球”超え。昨季は新人ということでイニング数に制限が設けられていた。それが今季は解除されて張り切っていたのだが、投球数が100に近づきカウントダウンが始まると、突然乱れるのだ。連続四球で走者を溜め、ストライクを取りに行ったところをガツンとやられる…。そんなパターンが続いていた。 14年4月15日の対広島戦、和田監督は七回を乗り切った時点で非情の交代を告げた。その試合が今季初勝利となったが、藤浪から聞かれたのは反省の弁ばかりだった。ルーキーイヤーに10勝を挙げているが、いまだ完投試合はない。 プロ初完投はそう遠くないと思うが、阪神は「打ってナンボ、投げてナンボ」のチーム。藤浪よ、もっと気楽にやらなければ、気苦労で潰されてしまうゾ!
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スポーツ 2014年05月19日 13時45分
井岡一翔が3階級制覇狙った世界戦の判定結果に納得したか?
5月7日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われたプロボクシングIBF世界フライ級タイトルマッチは、3階級制覇を狙った同級8位の井岡一翔(25=井岡)が、同級王者のアムナット・ルエンロン(タイ)に挑戦するも、1-2の判定で敗れた。プロデビューから無敗街道をばく進してきた井岡は、15戦目で痛恨の初黒星を喫した。 採点は1人が114-113で、井岡の勝ちとしたが、残る2人のジャッジは108-119、111-115で大差がついた。 試合は王者のルエンロンが接近戦を望まず、のらりくらりした戦法で、クリンチも多く、井岡はなかなか中に入ることができず。ともに有効打に欠け、KO決着が多い井岡の試合にしては、やや消化不良な試合だった。 試合後、セコンドについた叔父で世界2階級王者の井岡弘樹氏は、「あんだけ、逃げてる相手。一翔は試合巧者で前に前に出た。ボディも当たって効いてた。勝っていると思っていた」と判定結果に怒り心頭。 一翔も、「終わった時は2ポイント、勝ったかなと思った」とコメント。父でジム会長の一法氏も、それに同調した。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「井岡一翔vs.アムナト・ルエンロン、判定結果に納得?」との意識調査を、5月8日〜18日に実施。6万8507票(男性=89.4%、女性=10.6%)の回答があった。 その結果は、意外にも、「納得できる」が5万1167票(74.7%)で圧倒的多数を占め、「納得できない」は1万7340票(25.3%)にすぎなかった。 素人目に見て、これだけの大差がつくような試合ではなかったが、回答者の大半は「井岡の手数が少なすぎ。あれでは勝てない」といった意見が多かった。 一翔は「まだこんなとこで終わるわけじゃない。3階級制覇の厳しさは分かった。でも、必ずその日が来ると思うので…」と気を取り直している。 井岡家にとって、3階級制覇は弘樹氏が成し遂げられなかった悲願。一翔は休養を取った後、再び3階級制覇に向け動き出し、年内にも次戦を行いたい意向だ。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年05月19日 11時00分
抜け出せない、追い切れない 采配問題だらけのセ・リーグ事情
DeNA・中畑清監督(60)が「チームの方針に従わない言動があった」とし、中村紀洋(40)を二軍降格させた(2014年5月7日)。後日、高田繁GMが個別会談し、最短10日間の一軍抹消期間後の再昇格を約束したという。戦力して必要とされているのかどうかを悩む中村の意を汲んだわけだが、起用法に対する“朝令暮改”はチーム崩壊にもなりかねない。 プロ野球解説者が「中村ノリは戦力として必要」と前置きした上で、こう指摘する。 「中畑監督は昨季、『ラミレスの打撃力は認めるが、守備難が克服されない限りは使わない』とし、その考えを貫きました。チーム方針が二転三転するようだと、選手はベンチの方ばかりを見て、試合に集中しなくなる」 最終決断を下すのは現場の最高責任者である監督だが、迷いがないと言えばウソになる。しかし、采配に迷いが見られる指揮官はDeNAだけではない。 「原辰徳監督も阿部を途中交代させました。翌日、スタメン復帰させましたが、それ以上に問題なのはイニングの途中で阿部を引っ込めたことです」(関係者) 阿部が途中交代させられた14年4月30日、先発投手・セドンが5失点と奮わず、原監督は3回途中で諦めた。リリーフ投入と同時に告げたのが「捕手・小林誠司」で、その理由は「次イニングで9番・投手に打順がまわるから」。その裏の巨人の攻撃は7番打者から始まる。追撃のためには『9番・投手』のところで代打を送らなければならず、そうなれば、四回表に2人目の救援投手を出さなければならない。セドンの後を継いだ笠原に2イニング以上を投げさせるため、同日、6番に入っていた阿部も交代させ、『6番・笠原、9番・小林』の打順を作った。 「選手(野手)にとって、交代は悔しいものですが、中でもイニングでの途中は屈辱です」(前出・プロ野球解説者) 以前、原監督は「いまの巨人は阿部のチーム」と公言していた。打撃不振とはいえ、中核選手としてのプライドを傷つけてしまった。 「阿部が打撃不振なら、打順を下げるよりも完全復帰するまでベンチスタートにした方がいい。下位打線で使えば他選手にも動揺が生じる」(同) 一方、阪神・和田豊監督(51)は、選手を引っ張りすぎて白星をフイにした。14年5月2日のヤクルト戦(神宮)、能見は七回裏のマウンドをゼロに抑えたが、次の八回表には割り切れない表情で打席へ向かっている。この時点でスコアは阪神リードの2対1。本人は7回を投げきったところで交代と思っていたのだろう。案の定、集中力の切れた能見は八回裏にヤクルト打線に逆転を許している。「完投させて救援投手陣を休ませたいなどと欲を出さなければ…」と見た関係者も少なくない。加えて打撃不振の福留を使い、好機を潰した試合も多い。 些細な采配ミスかもしれない。だが、そんな指揮官のウッカリがペナントレースの流れも変えてしまうのである。
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スポーツ 2014年05月18日 11時00分
夏場所客入り好調は続くか
相撲協会関係者がうれしい悲鳴を上げている。 「例年、5月場所は鬼門。多くの家庭が直前のゴールデンウイークで散財してしまい、相撲見物どころではなくなるせいですが、今年は売り出し直後から絶好調。5年ぶりの大入り8回は確実な勢いで、担当の親方たちも『消費税が上がって心配していたけど、まったくの杞憂だった』と笑顔を見せています」(担当記者) この裏に、新横綱・鶴竜の誕生や、このほどようやく小さなマゲが結えたイケメン力士、遠藤人気があるのはいうまでもないが、腰の重さでは定評のあった相撲協会のファン拡大戦略も見逃せない。 力士に抱かれた赤ちゃんは元気に育つ、という昔からの言い伝えをうまく活用し、この夏場所から売り出した平日限定の“抱っこ権付きチケット”はあっという間に完売。また4月26、27日には、千葉市の幕張メッセでインターネット動画投稿サイト『ニコニコ動画』と連動した巡業も初めて開催。大相撲に縁遠そうな若いネット世代にアピールし「10代、20代の人ばかり。こんなことは初めてだ。ぜひ来年も、再来年も続けてほしい」と横綱・白鵬もすっかり上機嫌だった。 夏場所中は、顔の部分をくり抜いた女性に人気の高い遠藤の“お姫さま抱っこパネル”も2台用意している。2月に催した抱っこ会に、8000人もの応募があったことを受けた女性向けのファンサービスだ。 ただし、これらの多くは北の湖理事長に嫌われて理事から追い落とされた九重前事業部長兼企画部長(元横綱・千代の富士)のアイデア。この春、その後任の企画部長には貴乃花親方が就任した。 果たしてこの流れをどう盛り上げていくのか。その手腕が今後、問われることになる。
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スポーツ 2014年05月17日 17時59分
セが熱視線!? 交流戦突入前に囁かれる『クローザーの駆け込みトレード』
NPBが開示するデータによれば、セ・リーグ6球団で『救援投手の防御率』が『チーム防御率』よりも優れているのは、広島とDeNA。DeNAのチーム防御率4.90は悪すぎるが、新人・三上朋也(25)をクローザーに配置換えしてからは『勝ちパターンの継投策』も出来てきた。広島はミコライオで締めるパターンが完全に出来上がっており、それに繋ぐまでの一岡、中田、永川らの中継ぎ陣も好投を続けている。 独走状態での優勝も予想されていた巨人が勢いに乗り切れない理由は、リリーフ陣の不振だ。そう考えると、リリーフ投手の好不調がチームの命運を決めると言っても過言ではない。 (チーム防御率)(救援陣の防御率) 広島 3.49 3.20 巨人 3.78 4.42 阪神 4.28 4.55 中日 4.39 4.72 DeNA 4.90 3.86 ヤクルト 4.95 5.80 ※5月11日時点 巨人は是が非でも『救援投手』を補強したいのではないだろうか。球団創設80周年のメモリアルイヤーを優勝、日本一で飾りたいはずだが、昨季球団史上最多セーブを挙げた西村健太朗、山口鉄也が揃って不振。久保裕也が帰って来たが、彼らは常に走者を背負う“綱渡り継投”である。 「どの球団も力のあるリリーバーは(トレードに)出しません。シーズン中に補強するとしたら、外国人投手を探した方が現実的です」(プロ野球解説者) しかし、今年は違う。実績のあるクローザーの放出もあり得る状況だという。それは、北海道日本ハムファイターズの武田久(35)のことだ。 武田久は開幕から調子が上がらず、二軍降格も経験した。他球団がざわめいたのは、再昇格後の冷遇だった。クローザーとして一時代を築いた功労者だが、栗山英樹監督が通告したのは『中継ぎ降格』。栗山監督は「考え抜いた末…」「いちばん難しい場面を投げてもらう」と、武田久のプライドに配慮した言い方で『配置換え』の理由を説明していたが、こんな声も聞かれた。 「日本ハムは高額年俸のベテランに冷たい。ベテランからすれば、自分から出て行くか、肩たたきに合うかの2つに1つ。鶴岡はFA権を行使して他球団に働き場を求め(現ソフトバンク)、チームに残留しても、中田翔のコンバートでレギュラーの座を剥奪された小谷野のようなベテランもいます」(関係者) 武田久に代わってクローザーに収まったのは、5年目の増井浩俊(29)。栗山監督の誠意は伝わったが、通算200セーブも見えてきただけに、「セットアッパーよりもクローザーで」の思いも強いのではないだろうか。 前出の関係者がこう続ける。 「星野監督が楽天の指揮官に就任した2010年オフ、武田久のトレードを画策したと聞いています。国内FA権を獲得した12年も、当時、藤川の米挑戦でクローザー不在となった阪神も調査していました」 12年オフ、日本ハムは2年契約(推定年俸2億4000万円)を提示し、武田久を引き止めた。今季はその“高額・複数年契約”の最終年でもある。二軍降格も経験したので減俸査定は必至。まして、クローザーのポジションまで奪われたのだから、武田久が身の振り方を考えたとしても決しておかしくはない。 セ6球団は、「武田久はまだまだやれる」と見ているそうだ。前出のプロ野球解説者がこう言う。 「仮に日本ハムがシーズン途中のトレードを申し込まれたとしても、決して無下な断り方はしないと思いますよ」 武田久に注目だ。
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スポーツ 2014年05月16日 15時30分
ヤンキース・イチローに不運! ライバル外野手離脱も、腰痛で出場できず
まさに、今季のイチロー(40=ヤンキース)は「ついてない」といえそうだ。 FAでジャコビー・エルズベリー、カルロス・ベルトラン両外野手が加入し、“5番手外野手”に追いやられてしまったイチロー。 5月15日(日本時間16日)現在、55打数20安打、打率.364、0本塁打2打点2盗塁と、打撃成績は絶好調をキープしていているのに、一向に出場機会は増えないという、もどかしい状況が続いている。 ライバル選手の15日(同16日)現在の打撃成績は、左翼手のブレット・ガードナーが.290、中堅手のエルズベリーが.284、ベルトランが.234、主に指名打者に入るアルフォンソ・ソリアーノが.248で、打席数の違いこそあれ、イチローの方がはるかに上だ。しかし、それでも、イチローの役回りはベンチウォーマーだ。 そんな折り、右翼手のベルトランが右ヒジを痛め、欠場がちとなり、ついに、15日(同16日)には、13日にさかのぼって15日間の故障者リスト(DL)入りしたのだ。 イチローにとっては、スタメン出場が増える絶好のチャンスが到来したのだが、当のイチローも11日(同12日)のブルワーズ戦での守備で、スライディングキャッチを試みた際に、左ヒザと腰を故障。その後、4戦連続欠場するハメになった。 幸い、左ヒザは軽傷で、腰痛も重症ではないが、まだ全力プレーはできない状態。せっかくの好機に、イチロー自身も故障で試合に出られないという不運に見舞われた。 イチローは16日(同17日)からの本拠地でのパイレーツ3連戦で復帰する見込みだが、まだ流動的。球団の発表によると、ベルトランの症状が改善しない場合は、手術に踏み切る可能性があるという。 試合に復帰できるようになれば、イチローの出場機会が増えるのは確実となるだけに、この機に打ちまくってアピールしておきたいところだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年05月16日 11時00分
巨人・阪神ベンチ裏緊急事態発生 広島カープが首位固めへ(2)
7月に沖縄遠征が組まれているが、その対戦相手はやはりDeNAである。普段、プロ野球の公式戦が行われない地方球場にとって“巨人”のふた文字はまだまだ大きなブランド力を持っている。客の入りの悪いDeNA、ヤクルト戦での減収を補うためであり、両チームのだらしなさを見るに、地方行脚は仕方のないことなのかもしれない。 「阪神も興行面で同じような難題を抱えています。巨人戦の次に客が入るのは“カープ女子”のいる広島戦です。昨年、阪神は試験的に沖縄県で興行を行い、地元のお客さんの反応やチケットの売れ行き状況を観察していました。阪神も地元に興行権を買ってもらう売り興行の経験があり、また、高額年俸の選手も少なくないので、客の少ない対戦カードがあるのは死活問題なのです」(前出・記者) 5月2日、セ、パ両リーグは対戦カード(ホーム&ビジター)が一巡した時点での入場者数を発表した。1試合平均で、セは4.8%増の2万8089人。巨人は地方巡業の成果もあり、セ最多の4万1231人をマーク。片や快進撃が続く広島は、1試合平均2万2114人。こちらは前年比14.8%アップの大幅増となっている。 「これはもう、地元広島県よりも多いとされる“カープ女子”のおかげでしょう。それが広島のロードゲームの集客アップにもつながり、広島との対戦ゲームを主催したチームの収益増にもなっています」(同・記者) 広島ナインはたくましい。ロードで好勝負が続いているのも、炎天下の天然芝球場・マツダスタジアムで鍛えられたおかげだろう。一方、集客に関する数値を見る限り、地方巡業は続けていくべきとはいえ、前述した例のように深夜バスでの移動を余儀なくされる場合もある。故障を抱える選手の体をさらに疲れさせ、特にベテランはそれがボディーブローのように効いてくる。まして、巨人は空調設備も万全な室内の東京ドームで戦ってきた。その快適な環境で試合に専念できた分が移動ロスの伴う地方遠征に変われば、戦況に影響するのは必至だ。 「阪神も藤浪が勝ったり負けたりで、昨季のような勢いがありません。先発の人員不足は相変わらずで、新人の岩崎が頑張っていますが、2試合続けて広島の大瀬良との新人対決に敗れたのは痛い」(同・記者) 大瀬良が阪神の岩崎との投げ合いを制し、プロ初完投勝利を挙げた5月1日、取材陣はこの黄金ルーキーをたたえるカープ野村監督のもう一つの言動に驚いた。同日、4打数4安打と爆発した第5の外国人・ロサリオに、二軍降格を伝えたのだ。非情通告の理由は「故障のキラが復帰するから」だが、バリントン、ミコライオ、エルドレッドらにも緊張感を与えた。 「野村監督は変わりました。去年までは投手、守備、打撃全てに口を挟まなければ気が済まなかった。でも、今年は担当コーチに任せており、信頼関係も良好です。対照的に阪神の和田監督は若手の信奉を集める掛布氏に遠慮しているのか、どうもスタッフとのコミュニケーションに苦労しているように感じますね」(同・記者) 室内球場育ちの巨人、ロードに弱い阪神の自滅が、地方巡業にもビクともしないたくましい野村カープをさらに加速させる。
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スポーツ 2014年05月15日 11時45分
トラ打線も困惑 『予告先発』にどんな意義があるのか?(後編)
去る5月7日の中日対阪神戦の試合前、予告先発が伝えられていた川上憲伸(38)がアクシデントに見舞われた。腰痛を訴え、トレーナーが状態を確かめたが、その日の登板は不可能と判断された。中日サイドはルールに従い、阪神側に“先発投手”を2年目の左腕・浜田達郎(19)に変更する旨を申し出た。 その浜田の快投は既報通りだが、阪神側の準備不足も影響していたはず。右の川上で準備し、対応策を練って試合に臨もうとしたら、4月下旬に一軍初登板の左腕投手が出てきたのである。『情報不足』に泣かされたと言っていいだろう。 阪神関係者がこう証言する。 「試合前のミーティングで浜田の特徴は伝えられました。浜田に関するデータを全く持っていなかったわけではありません」 同日時点で、阪神は35試合を消化。改めて調べ直してみたが、今季、阪神打線が初対戦した“ニューフェイス”は浜田が4人目で、広島・大瀬良、DeNA・モスコーソ、ヤクルト・ナーブソンにも苦しめられていた。チームが勝利できたのは『対ナーブソン』だけだった。 見方を変え、予告される投手の心理について考えてみたい。素人判断だが、ヤクルト時代の野村監督のように“奇襲”を掛け、自身の登板を分からなくしてくれた方が有利な立場で投げられるのではないだろうか。 元セ・リーグ投手のプロ野球解説者は「たいして変わらないよ」と失笑したうえで、予告先発が導入される前について、こんな話をしてくれた。 「どのチームにも先発ローテーションがあり、相手チームの先発投手をかなりの確実で的中させていたし、相手もこちらの先発が誰なのか分かっていました」 だが、こんな苦労もあったそうだ。雨天中止の試合だ。その場合、翌日の試合には本来投げる順番の先発投手がいるが、中止日の先発投手をスライドさせる作戦もある。それを相手チームに分からなくさせるため、一方の投手がオトリを務めるのだ。スタメン表が交換されるギリギリまで、オトリ役の投手は“投げる気じゅうぶん”という演技をしなければならなかったそうだ。 「どの球団にも目利きのスコアラーがいて、たとえ雨天中止で先発候補が2人になっても、それを完全に読みきっていました。こちらも読まれているのを分かっていて、オトリを務めるんです。今思えば、意味のない苦労をさせられたと思います(笑)」(同) 元パ・リーグ投手のプロ野球解説者にも同様の質問をしてみた。 「予告先発が導入されるまでの交流戦はひと苦労でしたね」 プロ野球界にはビジターチームの選手にも練習施設、器具を提供しなければならないというルールがある。したがって、「どの投手がウエイトトレーニング部屋に入った、あの投手がブルペンに行った」等で、先発投手が分かる。したがって、予告先発制ではない当時の交流戦期間中、パ・リーグの投手はセ・リーグの球場施設で練習ができず、民間経営のスポーツジムを予約するなどして調整していたそうだ。 「セ・リーグの球場周辺には土地勘がないから、ジムを探し、予約を入れるのに苦労させられました(笑)」 こうした経験談を聞くと、予告先発には自軍の投手を守る意味合いもあるようだ。 「本当に優秀なスコアラーであれば、新人投手の情報を集め、対応策もできています。スコアラーが本領を発揮するのは、川上の代役で浜田が投げたときだったと思いますよ。ひと昔前、データ解析に定評のあるチームは二軍にもスコアラーを派遣していました。今は予算不足でたくさんのスコアラーを雇う余裕もないみたいですが…」 年長のプロ野球解説者が苦言を呈していた。たしかに、野村氏の下では優秀なスコアラーが育ち、落合政権時の中日には大量なスコアラーが在籍していた。予告先発が定着し、「優秀なスコアラーが育たなくなった」という見方もできなくはない。いずれにせよ、予告された先発投手にハプニングが起きると、大慌てをさせられるのは対戦チームの方である。(了/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2014年05月15日 11時00分
巨人・阪神ベンチ裏緊急事態発生 広島カープが首位固めへ(1)
高給取りのベテランが多いチームは、スロースターターに陥りがち。よく聞かれる話だが、他にもプロ野球界の定説はある。 カープの快進撃は鯉のぼりの季節まで−−。 しかし、このジンクスは、今年は通用しそうもない。それも、ライバルの巨人、阪神の自滅によって…。 「巨人が開幕ダッシュに失敗したのは、ベテランの不振が原因です。主砲の阿部は打率2割2分6厘(5月4日時点)で、不振脱出のきっかけすらつかめていない。投手陣では内海がいまだ勝ち星ナシ、杉内は2勝を挙げていますが、防御率は4点台です。山口、西村、マシソンの救援陣も、勤続疲労のせいかピリッとしません」(スポーツ紙記者) そんなベテランたちに追い打ちを掛けているのが、移動のストレスだという。今年、巨人ナインとスタッフが、移動のたびにこう愚痴っている。 「今年は春から地方遠征が多いんだよな…」 あらためて日程表を見てみると、確かに地方遠征が多い。最初の長期遠征は4月22日。宮崎県・サンマリンスタジアム宮崎で横浜DeNAと試合を行い、ひと息付く暇もなく深夜バスで2時間かけて鹿児島へ向かい、連戦。その翌24日は飛行機と新幹線に分かれ、広島のマツダスタジアムに移動した。この移動による疲れが、「大事な首位攻防戦の負け越しに影響した」というのが周囲の意見だ。 「宮崎はキャンプ地であり、選手も慣れ親しんだ町です。でも、巨人が宮崎で公式戦を行うのは10年ぶりだったんです」(NPB関係者) この先も“地方行脚”は続く。5月9日からは甲子園3連戦、その後、休日なしで福島県いわき市、茨城県ひたちなか市、東京ドームという変則でのヤクルト3連戦が組まれている。交流戦明けのペナントレース再開の場所も、秋田県のこまちスタジアムだ。 敵地の本拠地に乗り込んでの遠征はともかく、今年の巨人主催ゲームは例年以上に“地方”が多い。 「球団創設80周年記念の一環というわけではありません。地方遠征の対戦チームはDeNA、ヤクルトが目立ちます。近年、この2チームとの試合になると、客足が悪く、三塁側スタンドがなかなか埋まらない。『だったら、地方に行って、ファンの新規開拓に努めた方がいい』ということになったんです。地方球場に行けば、地元TV局や地元紙が興行権を買ってくれますから」(同関係者)
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分