スポーツ
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スポーツ 2014年06月07日 11時45分
CS進出チームの責任『伊原監督の途中休養の波紋』
埼玉西武ライオンズ・伊原春樹監督(65)の『休養』が発表された(6月4日)。球団は同監督の持病悪化(右膝痛)も挙げていたが、理由は『成績不振』に尽きる。 「監督に勝負運がなければ、選手にも伝染する。(省略)交流戦でひと当たりしてからにしようと思った」 同監督は「退くきっかけ」について聞かれ、5月21日の対巨人戦で逆転負けを喫した試合を指し、そう語っていた。 「たしかに、交流戦開幕カードの巨人戦に連敗した後、伊原監督の方から『休養の申し出』がありました。居郷肇・球団社長が対応し、交流戦でセ6球団と全て対戦した後のこのタイミングで発表する段取りになりました」(チーム関係者の1人) 球団側は「慰留」にも努めたという。しかし、別の関係者は「退く人に対して失礼だが」と前置きした上で、こう語っていた。 「伊原さんに託されたのは『チーム再建』。優勝争いに確実に食い込む力を構築してもらいたかったが、若い選手との間に考え方の違いがあるというか、信頼関係を築くことができませんでした」 チームは借金13で最下位低迷。途中休養は時間の問題、事実上の『解任』と捉えても間違いなさそうである。 しかし、西武は途中休養のタイミングについて、かなり苦慮したともいう。 「オールスター戦ですよ。パ・リーグは昨季優勝チームの星野仙一監督が指揮を執る予定でしたが、秋に病気休養を宣言されました。2位チームの西武に、伊原監督の代理指揮を相談する連絡があったんです」(某球団職員) 交流戦の最終日程は、6月22日(予定)。『途中休養』の発表を交流戦終了まで先送りした場合、NPB事務局にも迷惑を掛けてしまう。伊原監督の代役を探すにしても、球宴まで約1かカ月と迫った時点では“代役の代役”を引き受ける人に準備期間を与えられない。西武にしても、新体制で巻き返しをはかるには6月中旬以降では少し遅い。そういったスケジュールも加味され、中途半端な“交流戦の折り返し地点”での発表となったようだ。 オールスター戦は前年のリーグ優勝チーム監督が指揮官を務め、2、3位チームの監督がコーチとしてベンチ入りする。しかし、 「球宴でパ・リーグベンチを指揮する代役ですが、楽天の佐藤義則監督代行と、異例となりますが、昨季3位の伊東勤・千葉ロッテ監督の2人が検討されています。このままいけば、パを指揮する3監督中、2人が『監督代行』ということになります」(前出・同) オールスター戦の主役は選手。だが、舞台の華やかさを考えると、監督代行というのは物足りない感もしないではない。 今回の伊原監督の途中休養を受け、セ・リーグ側からも「次はオレの番」と、溜息をつく監督もいたそうだが…。
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スポーツ 2014年06月07日 11時00分
野球新国際大会をめぐって遺恨勃発! 侍ジャパンを待ち受ける暗雲とは!?
侍ジャパンが早くも躓きかけている!? 野球・日本代表が常設され、2014年シーズンオフに『大リーグ選抜チーム』などと国際試合を行っていく旨は既報通り。NPBの収益拡大の柱としても期待され、12球団は合同会社による共同運営を決めるなど、いつになく一枚岩の結束を見せてきた。しかし、思わぬ横ヤリが入ってきたのだ。 「15年11月開催予定だった『プレミア12』を主催する国際野球連盟(IBAF)が、日本国内での開催を白紙にすると一方的に通達してきたんです」(NPB関係者) 『プレミア12』とは4年に1度、各国と地域が世界ナンバー1を決める野球の国際大会だ。大リーグ機構と同選手会が主催するWBCと企画意図は同じだ。WBC上位12カ国が出場するという。IBAFはWBCの中間年に行い、前哨戦的な意味合いとすることで、MLB側と“棲み分け”に成功した。そのIBAFが日本での開催を取りやめた理由は金だ。 「プレミア12大会には、プロ選手の出場が可能なので、当然ながら侍ジャパンが戦います。NPBはWBCで主催の米国だけが儲けることになった反省から、侍ジャパンの肖像権や協賛スポンサーの取り分までしっかりガードしています。IBAFはジャパンマネーが吸い上げられないと判断し、『台湾と日本で開催地を分散する』と言い始めたのです」(同関係者) 一方でIABFと世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、野球とソフトボールの五輪復帰を目指している。復帰の可能性がもっとも高いのは、20年に行われる東京大会。日本国内で世界12カ国によるトップレベルの試合でファンが盛り上がれば、五輪関係者へのアピールになるはずなのだが、IBAFは絶好のアピール機会を自ら放棄したようなものだ。 「IBAFが日本での開催を取りやめたのは、WBSCの総会出席後でした。WBSCは五輪復帰を目指し、奔走しています」(スポーツ紙記者) 五輪復帰に関してIBAFとWBSCは、ほぼ一心同体のようなものだ。 「一方的とはいえ、IBAFの言い分は無下にできません。同会長のリカルド・フラッカリ会長はWBSCの会長も兼任していますので」(同関係者) MLBも野球、ソフトボールの五輪復帰には関心を示している。五輪復帰が叶えば、世界中の有望な人材を見極めるための絶好の機会となるからだ。 だが、14年オフ予定の『侍ジャパン対大リーグ選抜』試合に関して、MLBは「来年、プレミア12があるのに、わざわざ」と、一歩引いた物言いをするようになった。 こうなるとIBAF寄りの米国が、二戦級か、マイナー選手しか派遣してくれないかもしれない可能性が浮上してくる。NPBはダルビッシュ、田中将大、イチローなど日本人メジャーリーガーも加えたトップ選手の来日を期待し、収益をもくろんでいただけに大打撃を受ける。 野球、ソフトボールの五輪復帰は、NPBにとっても切実な思い。最悪の場合、米国選抜チームとの試合は“見送り”ということになる。NPBとMLBとIBAFが利権を主張し合うだけでは、野球の国際大会に未来はない。
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スポーツ 2014年06月06日 16時00分
不本意投球もメッツ・松坂残った! 6・11に3度目の先発決定
先発ローテーション入りを目指すメッツ・松坂大輔投手(33)が、6月10日(日本時間11日)のブルワーズ戦で3度目の先発をすることが決まった。 6月4日(日本時間5日)、リグレーフィールドでのカブス戦で今季、2度目の先発登板となった松坂。1回表に自軍が3点を先制したものの、1回裏に1四球、2安打を集められて2失点。2回裏は3者凡退に斬って取ったが、3回裏、4回裏はともに得点圏に走者を進められながら、なんとか無失点でしのいだ。その間、自軍が4回表に1点を挙げ、4-2とリード。 勝利投手の権利が懸かった5回裏、松坂は1死から安打を打たれ、死球を出したところで、あとアウト2つで無念の降板となった。その後、救援した投手が炎上して3点を奪われ、メッツは4-5と逆転負け。松坂に勝ち負けは付かなかった。 この日の松坂は4回1/3、88球を投げて、4安打5四球4失点2奪三振の不本意な投球で、先発の役割を果たすことはできなかった。 リリーフ→先発→リリーフ→先発と起用法が定まらないなかで、中3日のマウンドとなった松坂は「球に勢いがなく、必要以上に神経質に投げてしまった。ボールが多くなり自分を苦しめてしまった」と反省。 それでも、先発投手のコマ不足というチーム事情もあって、次回も先発で起用されることが決まった。勝ち投手となった5月25日(同26日)のダイヤモンドバックス戦は中2日、今回は中3日の強行軍が続いたが、次回は中5日と十分な調整期間が与えられた。 まだ、ローテーション入りが確定したわけではない松坂。首脳陣としては、リリーフで安定した投球を見せている松坂を、ブルペンに置いておきたいとの事情もある。それだけに、先発で2回連続失敗となると、またリリーフに戻される可能性も十分。次回登板ではなんとしても結果を残して、先発枠に踏みとどまりたいところだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年06月06日 11時00分
大物外国人は疫病神だった!? 楽天に襲いかかる解かれたはずの“呪い”
2013年Vチームの東北楽天イーグルスは14年シーズンで苦戦が続いている。絶対的なエース、田中将大の退団による投手力のダウンは想定内だったとしても、打線の低迷はいただけない。チーム総得点181は、リーグワースト(14年6月1日時点)。好機で“あと1本”が出ないのだ。 「13年はジョーンズ、マギーの両外国人選手が活躍しました。ジョーンズは打率こそ高くないが、一発の脅威がある。対戦投手は彼の後を打つマギーのことも恐れ、相乗効果を発揮していた」(スポーツ紙記者) そのマギーの後釜として獲得したのが、メジャーの実績も十分なケビン・ユーキリス(35)だった。しかし、打率2割1分5厘で本塁打は1本。変化球の多い日本球界に慣れる前に左足かかとを故障し、治療のために米国へ帰国してしまった。そんな“期待外れの助っ人”が古巣・レッドソックスのイベントに登場した。 「04年の優勝から数えて10周年というイベントでした」(米国人ライター) 04年のワールドシリーズ制覇は、レ軍にとって忘れることのできない節目になった。それまではベーブ・ルースを無下に放出した『バンビーノの呪い』を破って、86年ぶりの優勝。その呪縛を解き放ったメンバーの1人としてユーキリスも呼ばれたのだが、米記者団は日本球界や楽天の印象についても質問した。 「1日も早く完治させて、日本に戻りたい。(離脱した)僕の穴を埋める選手が必要であれば、気にしないで獲得して欲しいという話も僕の方からした」 その言葉通り、楽天は前巨人のボウカーを獲得。ユーキリスの復帰を待てないほど打線の低迷は深刻であり、このまま「彼自身も引退してしまうのではないか」と、レ軍ファンは懸念していた。 「ユーキリスは否定していましたが、04年のメンバーは大半が引退しており、そのきっかけは怪我や長期不振でした。皆、晩年の現役生活は気の毒なものばかり」(前出・米国人ライター) 楽天自体も星野仙一監督が長期休養するアクシデントに見舞われている。その件はユーキリスも知らされていたらしく、「早く良くなってほしい」とエールを送っていた。 ユーキリスは記念イベントで暗い話はすべきではないと思ったのか、こうも語っていた。 「腰痛の原因は、いつも(敗戦の後で)怒って、星野サンはそのへんにあるものを蹴っ飛ばしているからだと思うよ。蹴るのを辞めるように、僕が言っていたと伝えて」 闘将が見せる一面に、米国メディアも失笑していたという。しかし、レ軍ファンは『バンビーノの呪い』の第2弾として、Vメンバーの大半が04年後に不遇続きなことを心配している。故障で一時帰国した助っ人がそのまま引退したケースは少なくない。 もしや、楽天は“バンビーノの不幸”だけ獲得してしまったのか。
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スポーツ 2014年06月05日 15時30分
首位攻防戦『番外編』 巨人が『ポスト前田健太』強奪へ
ドラフトフリークは「今さら…」と笑うかもしれないが、早稲田大・有原航平、法政大・石田健大両投手がスカウト陣から高い評価を受けている。<春季リーグが開幕し、1回戦2試合が行われた。早大・有原航平投手(4年)が三塁を踏ませずに4安打完封で、法大・石田健大投手(4年)を−省略−この日は神宮のネット裏には国内12球団に加え、ヤンキース、ドジャースなどメジャー4球団が視察。日米双方からの熱い注目にも…>(4月13日付/スポーツニッポン紙より) 両投手の活躍に頭を抱えているのが、広島東洋カープだ。有原は広島県・広陵高校の出身で、石田は広島工から法大に進んだ。地元出身の好投手は是が非でもほしいところ。まして、今オフはエース・前田健太のメジャー挑戦が確実視されており、今秋の1位指名投手は大瀬良大地と同じく、『ポスト前田』の意味合いも強い。 「今年は大学生、高校生の両方に逸材が多く、『豊作』と呼ばれています。有原、石田の競合は避けられませんが、たとえ抽選クジを外したとしても、有望選手はまだたくさん残っている。多くの球団が有原、石田の指名競合に参加するでしょう」(在京球団スカウト) 当然、広島も両投手に熱い視線を送ってきたが、巨人も不穏な動きを見せ始めたという。 12球団スカウトは他球団の指名選手も予想しながら、自軍の最終的な1位指名選手を決める。「昨年、広島は大瀬良(右投手)の指名に成功した。左投手の石田が本命ではないか」−−。こうした“読み”に、巨人の戦況が重なったのだ。巨人はエース左腕・内海哲也が10戦目の登板でやっと今季初勝利をおさめた。杉内俊哉もピリッとせず、左の先発投手の補強は急務である。 「有原、石田は甲乙付け難い。強いて言えば、有原に『エースの風格』を感じているスカウトも多い」(前出・同) まだ結論は出せないが、巨人の1位指名の本命を有原と見るライバル球団も多かった。しかし、内海、杉内の不振を受け、「優先順位を有原から石田に変えた」とも見られている。 広島にすれば、地元出身の好投手を他球団にはやりたくない。また、高校生では広島新庄高校の左腕・山岡就也も高く評価されており、 「下半身がまだ細い。でも、それはまだまだ伸びしろがたくさんあるということ」 と、カープスカウト陣を揺さぶるような声も多く聞かれた。 「巨人は山岡の一学年先輩の田口麗人投手を昨秋指名しています。同校から2年連続でエース投手を指名することも十分考えられる」(前出・同) 有原か、石田かそれとも、地元高校生の山岡を獲って育てるか…。 広島と巨人の首位攻防戦は、ドラフト戦線にも影響を与えている。
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スポーツ 2014年06月05日 11時00分
広島カープが交流戦失速阻止へ マエケン米挑戦保留(2)
前田は5月17日の巨人戦で、右太股内側に打球が直撃するハプニングに見舞われている。序盤戦でも右肘の違和感を訴えていた。登録抹消になるような大ごとにはなっておらず、本人もその質問を受けるたびに「全然、大丈夫!」と明るく返しているが、軽めの調整が続いている。 「オープン戦は不振でした。不振の原因は新球・スプリットを習得しようとし、それをテストしていたため。スプリットは田中の代名詞であり、メジャーでも効果を発揮しています。前田の右肘の違和感はスプリット習得の影響かもしれない。前田の不振と同時に、メジャースカウトの間で囁かれるようになったのは、巨人・菅野智之の評判です。『菅野の方が欲しい』の声もあります」(球界関係者) “調整不足”により、本来のピッチングができていないことは、本人が最も悔やんでいるはず。過去、米球界に挑戦した日本人投手の中には「日本球界の最終年はテキトーに休む」の傾向も見られたが、前田は違う。優勝に向け、チーム一丸となっているシーズンだからこそ、今年は休まないと決意しているような節も感じられる。 「過去9年の交流戦で広島は96勝134敗10分けと大きく負け越している。例年のように苦しい戦いが続き、このまま失速するとの予想も聞かれます。中盤以降は、これまで大学のリーグ戦しか経験したことのない大瀬良大地、久里亜蓮の疲労が表れ、バリントン、ミコライオらを含めたリーグトップの防御率を誇る“投手王国”に暗雲をもたらすというのです」(前出・記者) 太股直撃弾も、他投手が万全ならば一軍登録をいったん外れて治療する選択もできた。しかし、前田は自身の戦線離脱がチームの勢いを失速させることもわかっている。だから、「万全でなくても…」と闘志を内に秘め、投げ続けているのだ。 「自身の米挑戦とチームの優勝、どちらを選択するかと聞かれれば、前田は後者です。これは黒田博樹から引き継いだ“カープ魂”ですよ」(同) 前田は球団の意向も汲んで米挑戦を先延ばしにし、来季は万全のピッチングで自身の評価をピークに持っていこうとしている。 ポスティングシステムの最高落札額2000万ドル(約20億円)は、チーム総年俸にも匹敵する。チームを思う前田の“カープ魂”は、鬼門の交流戦失速阻止にもつながっているのだ。
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スポーツ 2014年06月04日 11時00分
広島カープが交流戦失速阻止へ マエケン米挑戦保留(1)
『首位で交流戦突入』は、広島東洋カープ史上初。その首位戦線での戦いが、マエケンの米挑戦にも多大な影響をもたらしていた。 「マエケンの投げる試合には必ずと言っていいほど、メジャースカウトが視察しています。彼らはキャンプ中から熱視線を送っていましたが…」(担当記者) 前田健太、26歳。2010年には最多勝、最優秀防御率、奪三振の投手三冠王となり、沢村賞の栄誉も獲得。昨季も防御率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞のタイトルに輝いた。田中将大と同じく、「優勝、日本一を置き土産に米挑戦」と思われていたが、米スカウトの評価は意外にも“慎重”だという。 「昨季、田中を見ていたときとは明らかにスカウト陣の表情が違います。田中が闘争心むき出しのピッチングで窮地を凌ぐと、鼻息を荒くしながらうなずいていましたが、マエケンを見るときは無表情というか、リアクションが少ないんです」(同・記者) 前田が“背信のピッチング”を見せたのは、5月23日の対オリックス戦。相手の先発はパ・リーグのナンバーワン投手、金子千尋。エース対決にふさわしいロースコアの投手戦となったが、前田のピッチングには微妙なほころびがあった。初回に犠牲フライで1点を献上、4回は中堅手の丸佳浩が打球にいったん追いつきながらも、ポロリ(記録は二塁打)…。「初回の失点も浅い犠牲フライ。走塁のうまい原拓也だから、本塁に生還できた」と前田に同情する声も聞かれたが、こんな指摘もあった。 「初回の犠牲フライ、丸の記録に残らないエラー。この2失点ともに糸井嘉男にやられたものです。同じバッターに2回続けてピンチで打たれたので、前田のピッチングに工夫が感じられなかった」(ア・リーグ中部地区球団関係者) この試合は1対3で広島の負け。今季初の3連敗となってしまった(次の試合も負け、4連敗)。 「この23日のオリックス戦は興味深い登板でした。通常のペナントレースの3連戦とは違い、交流戦は2連戦ずつ。メジャーの先発投手と同じ中5日での登板となります。交流戦のデータを調べ直してみたところ、前田はオリックスに昨季まで4回登板していますが、勝ち星ナシの3敗。防御率は4.44。相性の良くないチームのようです」(スポーツライター・飯山満氏) 前出の広島担当記者がこう言う。 「3点目は“バッター”の金子に打たれたもの。前田は『油断していたわけではない』と試合後に話していましたが、窮地でほころびの出たこの日のピッチングは、とても本来のものではありませんでした」 同日、ツインズ、レンジャーズ、カブス、アスレチックスの米4球団がネット裏で偵察していた。日本の取材陣が「前田評のコメント」を求める姿も見られたが、米スカウト陣は足早に球場を立ち去った。
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スポーツ 2014年06月03日 11時00分
「W杯toto」のオススメの賭け方
6月12日から始まるサッカーW杯で注目されているのが、国内で販売される『ワールドカップtoto』。 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)によれば、販売されるのは通常の13試合の結果を予想する『toto』、5試合の予想のみとなる『mini toto』、3試合のゴール数を予想する『totoGOAL3』の3種類で、販売開始は5月31日(第700回)。全6回の販売となるが、オススメは、日本代表戦が3試合含まれる第701回『mini toto A組』(6月1日販売)だろう。 対象試合は以下の5試合。(1)コロンビア対ギリシャ(2)コートジボワール対日本(3)日本対ギリシャ(4)日本対コロンビア(5)ギリシャ対コートジボワール つまり、日本代表が一次予選突破できるかどうかを予想する内容だ。“応援”で日本全勝にマルを付けるのも良し。ただし、注意したいのは『対象5試合』が6月15日から同25日の10日にまたがっていること。(1)と(2)は6月15日、(3)は20日、(4)(5)は25日。『mini toto』は5試合全てを当てなければならないので、外国同士の(1)(5)は勝ち、引き分け、負けの三つ全てを塗り潰し、日本代表の予想に集中した方が楽しめるだろう。 しかし、今大会での日本代表に対する海外メディアの評価は決して高くない。 「コートジボワールは4年前の親善試合で対戦し、そのときは日本が2失点で敗れました。『若手の突き上げが著しい』と評されているものの、中核選手は4年前とほぼ変わっていませんし、今大会はより攻撃に重点を置いた選手選考をしています。この初戦が日本の試金石になると目されています」(専門誌記者) 日本が勝利するには先制が理想的だが、パスを供給するMF・長谷部の右膝負傷が気掛かり。また、ギリシャ、コロンビアは「長友への徹底マーク」を宣言しているという。 “日本の負け”に賭けた方がよさそう!?
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スポーツ 2014年06月03日 11時00分
遠藤に頼りきりが続く大相撲
新横綱・鶴竜の誕生で13年ぶりに3横綱で迎えた大相撲夏場所だったが、やはり特に前半、場所を引っ張り盛り上げたのは、入幕5場所目、やっと頭に小さなチョンマゲが乗ったばかりの遠藤(23)だった。 「人気は横綱級。館内で売られているグッズの売れ行きも上々。初日、75個もあったザンバラ髪の携帯ストラップ(650円)も、チョンマゲを結ったことで希少価値が上がってわずか2時間で売り切れ、ネットオークションでは1400円の値がつきました。2カ所に置かれている遠藤モデルのお姫さま抱っこパネルも人気で、いつも長蛇の列ができています」(担当記者) この番付を超越したモテモテぶり、上位陣にとっては何ともしゃくの種に違いない。場所前の春巡業では3横綱に目の敵にされ、ぶつかり稽古で頭のてっぺんまで砂まみれになるまで可愛がられた。その回数、10日間でなんと4回も。このあからさまなイジメにはさすがに遠藤も、「すごい打率。これなら巨人でレギュラーが獲れる」と苦笑いしていた。 どうしてそんなに遠藤ばかり集中して可愛がるのか。3横綱の中でトップの2回も引っ張り出した日馬富士は、「遠藤が出てくると客席が沸く。お客さんが喜ぶのが一番だから」と答えている。いかに自分たちの人気がないかを浮彫りにするような言葉で、とんだ盛り上げ役にされた遠藤はいい迷惑。しかし4日目、鶴竜を破って史上最速2位となる入門8場所目の金星を挙げたときの喜びようは大変なものだった。 「横綱に勝つことは夢ではなくて目標。それが達成できた。稽古をつけてくれた横綱に少しでも成長したなと思ってもらえたらうれしい」と声を弾ませ、「(勝ち残りの)土俵下から横綱の相撲を見るのもいいものですね」と胸を張った。 3横綱以上に、今後の場所も遠藤にオンブに抱っこ状態が続くことは間違いなさそうだ。
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スポーツ 2014年06月02日 22時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第24R 本来の力を出せなかった不遇の帝王〈ボブ・バックランド〉
『ニューヨークの帝王』『超新星』などと称されたボブ・バックランド。しかしWWF王者だったころも周囲からの評価は決して芳しいものではなかった。 「優秀なアマチュア」と言ったのは、一時期バックランドをコーチしたこともあるカール・ゴッチだ。 「欧州式のシュートな関節技こそが至高であり、それを身に付けてこそ本物のプロ」というゴッチの思想からすれば、全米大学王者の経歴を持つバックランドのレスリングテクニックがいくら優れていようとも「それはアマチュアの域を出るものではない」ということなのだろう。 「ストロングスタイルのなんたるかを理解していない」と酷評したのはアントニオ猪木。大技を繰り出した直後、相手に合わせるようにリング上で伸びているバックランドに対しての言葉である。ただ、これは後の四天王プロレスでもよく見られた光景だし、観客に大技の余韻を伝える効果もあるわけだから、単に好みの問題とも言えそうだ。 それらよりももっと否定的なのは「実力はあるが客は呼べない」というキラー・カーンの言葉であろう。一時はマディソン・スクエア・ガーデンの同じリングに上がっていたカーンの言葉だけに真実味は高い。 見るからに優等生風の外見で、お決まりの攻めを繰り返すバックランドの試合スタイルは、なるほど刺激に薄く、観客からの人気は決して高くなかった。“悪のオーナー”ビンス・マクマホンに、そのアスリート色の強いスタイルが「新時代のプロレス」と気に入られて王者となったまでは良かったが、実際に観客からの人気を集めたのは大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントであり、WWFの全米侵攻に際してはニュースターのハルク・ホーガンにその王座を(アイアン・シーク経由で)譲らされることにもなった。 また、そうした扱いはアメリカだけのことではなく日本でも同様で、バックランドのプロレスラーとしてのパフォーマンスは横に置かれ、世界王座保持者という肩書きだけを重宝するカード編成がまま見られた。 新日時代でいえば、1982年の元日に行われた藤波辰爾との試合などはその最たるものと言えよう。世界タイトル戦にもかかわらず、メーンは猪木vsローラン・ボックに譲ってのセミファイナル。しかもその決着は、藤波が後方回転エビ固めを仕掛けている最中にマットに肩がついていたとしてレフェリーが3カウントを入れるという、実に不透明なものとなった。 藤波にとってヘビー級転向直後の『飛龍十番勝負・第1戦』という大事な試合であったとはいえ、時の世界王者にまともなピンフォール勝ちを与えないというブックは、いかに新日がバックランドを軽視していたかの表れだろう。 「でもU系に出場するようになってからは、もっと悲惨でしたよ。船木優治(現・誠勝)にミサイルキックを食らってなぜか反則勝ちの裁定を受けたり、Uインターでの高田延彦戦では金的への蹴りで秒殺されたり…」(プロレス誌記者) いずれもバックランドのかつての名声を利用して日本人選手の格上げを図り、なおかつ不透明決着とすることでバックランド自身の商品価値は落とさずに使い続けようという、フロント側の意図が透けて見えるようではないか。 U系に参戦していたころは時代状況も悪かった。 「UWFではゴッチ直伝の関節技こそが最上の価値とされ、また見栄えの良さから打撃が重視されていました。そんなふうだからバックランドの本来持ち合わせたレスリングテクニックは評価の対象外。地味な中堅選手にすぎなかったころの安生洋二にすら、打撃で圧倒されるような試合をさせられていましたからね。だけど、後に総合格闘技でタックルなどが最重要視されるようになったことから考えれば、本来“何でもあり”ならバックランドは相当に強かったハズです。少なくともUWF勢に不覚を取るレベルではなかったでしょう」(同・記者) 持ち前のレスリングテクニックを存分に生かすことなく、力任せのパワーファイターとしての闘いを余儀なくされたバックランド。四半世紀生まれるのが遅ければ、プロレスと総合格闘技を股にかける真の王者として君臨していたのかもしれない。〈ボブ・バックランド〉 1949年、アメリカ出身。大学のレスリング選手権で優勝した後、'73年プロデビュー。翌年、全日プロに初来日。'79年以降はWWF王者として新日プロに参戦。'90年代初頭にはUインター、WARなどのリングにも上がった。
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