スポーツ
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スポーツ 2014年06月12日 16時00分
田中マー君が早くも10勝目! ダルビッシュはメジャー初完封
6月11日(日本時間12日)、2人の日本人投手がメジャーの舞台で大きく躍動した。 2ケタ勝利を目指して、マリナーズ戦に先発したヤンキース・田中将大投手(25)は8回まで相手打線をねじ伏せて無失点。9回にロビンソン・カノ内野手に2ラン本塁打を打たれて、完封こそ逃したものの、9回を6安打1四球11三振2失点に抑えて完投勝利。これで、早くも10勝(1敗)となり、勝ち星はア・リーグのトップタイに並んだ。防御率は2.02。 日本人投手がルーキーイヤーで2ケタ勝利をマークしたのは、95年の野茂英雄(ドジャース)、02年の石井一久(ドジャース)、07年の松坂大輔(レッドソックス)、12年のダルビッシュ有(レンジャーズ)に続いて5人目。新人最多勝はダルビッシュの16勝で、田中はこの記録更新を虎視たんたんと狙う。 また、ダルビッシュ(27)はマーリンズ戦に先発。9回を6安打3四球10三振に抑えて、メジャー3年目で初完封を達成した。日本人投手のメジャーでの完封勝利は5月の田中以来、8人目となった。 ダルビッシュは7勝(2敗)となり、防御率は2.11まで下げた。首痛による登板回避があったこともあり、勝ち星こそ、田中とは3差がついているが、防御率は肉薄し2人によるタイトル争いもし烈を極めてきた。 昨季、ダルビッシュがタイトルを獲った奪三振は、田中が103、ダルビッシュが101となり、同部門でも2人は競っている。 田中のめざましい活躍ぶりが、ダルビッシュに刺激を与えているのは間違いない。今後もお互いに切磋琢磨して、好成績を収めてほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年06月12日 13時10分
口は災いの元! DeNA・中村ノリ “キューバの至宝”グリエル入団で2軍幽閉が確定?
まさに、口は災いの元。舌禍事件を引き起こしたDeNAベイスターズのノリこと中村紀洋内野手(40)が極めて厳しい状況に追い込まれた。 ノリといえば、5月6日の巨人戦(東京ドーム)で、8回表無死走者一塁(走者は俊足の梶谷隆幸外野手)の場面で打席に入る際に、首脳陣に「状況によっては走者を走らせず、打撃に集中させてほしい」と要望。これが、首脳陣批判と判断され、「チーム方針に従わない言動があった。今回は懲罰的なところがある」(中畑清監督)として、翌7日に出場選手登録を抹消され、2軍に降格させられた。 これを受けて、ノリは自身のfacebookに「キャンプでの2軍スタートを経て、開幕も2軍スタートなった今季。僕はその時点で、ある感覚に襲われていました。『自分は必要とされていないのか』」「チームとして勝つために最善を尽くす。これは野球選手として当然のことです。チーム方針に従い、歯を食いしばって2軍で調整してきた。いつかチャンスはあると信じて。それでも、今回の相談するという行為が『批判』と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…」などと書き込んで事態をこじらせてしまった。 あれから、1カ月が経ち、ノリはどうしているのか? 最短10日で1軍復帰どころか、事件から1カ月が過ぎても、上からお呼びは掛からない。それでは、2軍ではどうかというと、6月1日のロッテとのイースタン・リーグ公式戦(平塚)で、四番指名打者でスタメン出場した試合を最後に、試合にすら出してもらえない状況。 2軍ではモチベーションが上がらないのか、同10日現在、打撃成績は28打数4安打0本塁打1打点、打率.143と散々。いくら実績があるノリといえども、この悲惨な成績では1軍復帰は難しい。 さらに、追い討ちをかけたのは“キューバの至宝” ユリエスキ・グリエル内野手(30)の入団だ。キューバを代表するスラッガーのグリエルは同8日の楽天戦(横浜)でデビューし、いきなり猛打賞の活躍ぶりを見せた。 グリエルのポジションは三塁か二塁で、この試合では三塁を守った。本来、三塁手のアーロム・バルディリス内野手は一塁に回り、一塁手のトニ・ブランコ内野手は指名打者に入った。 ただ、今後、指名打者が使えない試合、交流戦が終わった後については、主砲のブランコを外すわけにもいかないため、バルディリスが控えに下がるか、あるいは二塁手の石川雄洋内野手が外野または控えに回る見込みで、ぜいたくな布陣となる。 ノリが守れるポジションは三塁と一塁で、グリエルやブランコとポジションがかぶるノリの出番は回ってきそうにない。1軍から呼ばれるとしたら、勝負強さを買われての“代打屋”になるだろうが、このまま2軍に幽閉されたまま、シーズンを終えてしまう可能性もありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年06月12日 11時00分
広島カープ独走か 原巨人の造反者続出の“緊急G態”(2)
“旧エース”の内海哲也は10戦目にして、やっと今季初勝利を挙げたほど。杉内俊哉は(6月2日現在)5勝を挙げているが、「ピンチになると、変化球ばかり」と対戦チームは全く脅威を感じていない。 「巨人に限ったことではありませんが、ベテランは登板間隔のズレの調整に苦労しています。若い菅野はキッチリと間隔を守られ、最多勝の初タイトルに近づいていく。大竹の二軍降格も囁かれています」(同) もしも大竹が肩痛を再発させるようなことになれば、フロントも黙ってはいないだろう。大竹は球団創設80周年を優勝、日本一で飾るため、フロントが総力を挙げて獲得した投手。原采配に対し“現場関与”という事態にもなりかねない。 野手陣に関しても、悲観的な情報が多い。 「主砲の阿部慎之助が打たないと、このチームは全く盛り上がらない。長野久義の不振も気掛かりです」(前出・スポーツ紙記者) 5月30日、原監督は不振の長野を直接指導した。『スタメン9番』という屈辱を味わった長野は、指揮官の言葉に熱心に耳を傾けていたが、復調のきっかけをつかんでいない。 「この先、アンダーソンや売り出し中の橋本到も帰ってきます。ペナントレースに戻れば、指名打者のセペダが左翼に入り、長野のスタメン落ちが予想されています」(前出・ベテラン記者) 長野は野手陣のリーダー格でもある。スタメン落ちが荒療治となり、打線爆発の起爆剤になればいいのだが、「なぜ、打率2割にも届かないセペダを外さないのか?」の声もあり、起用法への疑問がいつ爆発してもおかしくはないという。 「近く、巨人が直面するのは外国人枠の問題です。セペダの加入により、アンダーソン、ロペス、セドン、マシソンのいずれかを二軍降格させなければなりません。不振のセドンを外す声が有力ですが、杉内、内海の両左腕が今のままなら、同じ左腕のセドンを残す必要性もある。巨人ナインはセペダを指して、『国賓だから』と皮肉を言っていました」(巨人担当記者) 外国人枠で難しい選択を迫られているのは、広島も同じだ。野村謙二郎監督は夫人の出産のため一時帰国していたミコライオの一軍昇格と同時に“第5の助っ人”ロサリオの降格を再び決断した。救援投手の頭数を揃えたいとの理由だが、外国人選手たちからは疑問の声は出ていない。自らを「ケニー」と呼ばせ、試合中でも直接アドバイスを送るなどして信頼関係を築いているためだ。 この先、広島も多少の失速はあるだろう。だが、この対話と信頼関係が巨人の追撃を跳ね返しているのだ。
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スポーツ 2014年06月11日 11時00分
広島カープ独走か 原巨人の造反者続出の“緊急G態”(1)
巨人がパ・リーグ首位のオリックスに連勝し、交流戦首位に浮上したのは6月最初の日曜日、1日のこと。ペナントレース順位でも広島の背中にピタリと張り付き、いよいよエンジン全開を予感させた。 この日の試合前、球場入りした原辰徳監督は、待ち構えていた報道陣に対し「昨日は素晴らしい報道にしていただき、ありがとうございました」と言って頭を下げた。前日試合後に公表された、父・原貢氏の死去に対してのものだ。 「貢さんに対するコメントをもらおうとしたのですが、球場では出したくなかったのかもしれません。それよりも、前日の菅野の好投を褒め称え、いつも以上に明るく振る舞っていました」(スポーツ紙記者) 原監督の心中を多くの報道陣が察した。 故・原貢氏(享年79)は1966年に東海大相模高監督に就任し、同校、東海大と、原監督との“親子鷹”でも話題を集めた。アマチュア球界におけるその指導力とカリスマ性は絶大で、孫にあたる菅野智之の巨人入りにも大きな影響をもたらした。 その菅野が5月31日、祖父の死という悲しみを背負い、オリックス・金子千尋と球史に残る投手戦を繰り広げたのだ。 「菅野はこの試合でセ・リーグトップとなる7勝目を挙げた。防御率もマエケン(前田健太)を抑えて堂々の1位。今季は開幕投手の大役も務めた。内海、杉内のベテランがピリッとしませんから、金子との投手戦は菅野が名実ともに新エースに君臨した試合でもありました」(ベテラン記者) しかしチームの実情は、一枚岩にはなっていないという。菅野は巨人先発陣の中で唯一、好調を維持しているが、それには“カラクリ”があるからだ。 「菅野は“若さ”を武器にしている」(同) どういう意味かというと、交流戦は通常のペナントレースと違い、3連戦ではなく2連戦となる。そのため、どのチームの先発投手も通常の中6日の登板間隔が狂い、調子を落としてしまう。 「交流戦の間、ずっと中6日なら調整に問題はありません。しかし、登板の度に間隔が違うケースも多く、かなりの負担となるのです」(同) 菅野は“中6日”をほぼ確実に与えられ、24歳の若さもあって、全く疲れを見せないのだ。 「きちんとした登板間隔を与えられているのが、菅野の好調の要因。一方、微妙な登板間隔のズレに苦しんでいるのが、FA移籍してきた大竹寛です。ここ数試合、中盤までに必ず失点するピッチングが続いていますが、その原因は広島時代の古傷である肩痛を気にしているからです。肩の故障歴があるので、大竹は調整も慎重なのですが…」(球界関係者)
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スポーツ 2014年06月10日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第25R 度肝を抜いた“スーパーフライ”〈ジミー・スヌーカ〉
その活躍期間の長さと対戦相手の多彩さにおいては、歴代レジェンドレスラーの中でもトップクラスだろう。初来日の日本プロレスからWWEでのレジェンド軍まで。吉村道明ともY2J(クリス・ジェリコ)とも試合をこなす、その振り幅の大きさこそがジミー・スヌーカのプロレスラーとしての高い能力の表れだ。 インディ団体に呼ばれてその知名度でお茶を濁すのとは違い、60歳を過ぎてなおメジャーな舞台から“選手”としてオファーを受けるレスラーは、なかなかいるものではない。日本では「ブルーザー・ブロディのパートナー」=脇役イメージの強いスヌーカだが、しかしアメリカでは事情が異なる。 一つ例を挙げれば、AWAが1986年、WWFの『レッスルマニア』に対抗して開催した『レッスルロック』。ここでスヌーカは全16試合中14試合目の金網タッグ戦に出場して、ブロディ組を相手に勝利している(メーンは当時人気絶大のロード・ウォリアーズ、セミファイナルは同団体の絶対的存在バーン・ガニア)。 同大会ではスタン・ハンセンもスヌーカの一つ前の試合に登場していて、これを見ても、アメリカにおけるスヌーカが、ブロディ、ハンセンと同格以上の扱いだったことがわかる。 「スヌーカのどこがスゴいかといえば、ビルドアップされた明らかにヘビー級の身体から、ごく自然に空中技をこなしたところでしょう。日本ではジュニアの世界で広まったスワンダイブ式の技も、スヌーカはその以前から軽々とこなしていましたからね」(プロレスライター)。 ロープに走った相手の頭上を飛び越すリープ・フロッグの高さなどはまさに格別で、そこから繰り出すバックハンドチョップまで一連の技の美しさは、かのルー・テーズも賞賛したほどである。 しかしながら、日本におけるスヌーカはしばしばアメリカでの動向に左右されてアングルが定まらず、これがいまひとつ評価の高まらない要因となった。 日プロ参戦以来、約10年ぶりの来日となった全日では、当時NWAミッドアトランティック地区の看板カードであったリッキー・スティムボート戦を再現するという触れ込みで、つまりはリッキー売り出しのための添え物扱いとされた。 ブロディとタッグを組むようになってからも、スヌーカのWWF本格参戦が決まると、突如タッグ解消のための“分裂アングル”が組まれ、しかも決着戦では双方の価値を落とさないためだろう、ジャンボ鶴田の乱入という実に奇妙な終幕となった。 次の全日参戦では、ハーリー・レイスとのタッグで馬場&鶴田と対戦すると、アメリカでの人気を反映してスヌーカが鶴田をピンフォール。日本のファンからすれば突然の格上げに戸惑うばかりで、これ以降レイス&スヌーカ組を売り出すのかと思えば、WWFでの人気が上がり過ぎてスケジュールの都合がつかず、最強タッグへの出場自体をキャンセルという、実にチグハグなものとなってしまっている。 新日へ参戦するようになってからも格付けが定まらなかったのは同様だ。 当初は藤波辰爾のライバル的存在として勝ち負けを繰り広げたが、ブロディが移籍してくると、WWFでもジョバー(興行を盛り上げるためのやられ役)になりつつあった状況を踏まえてか、すっかり2番手に収まってしまう。 「スヌーカ自身も、プロモーターの意図に従順だったのでしょう。ブロディとのタッグでは豹柄パンツに素足という独自のスタイルを潜め、ブロディに合わせるように黒タイツとリングシューズを着用していました。自分らしさを出すことに貪欲であれば、もっと日本でも面白い存在になったと思うのですが」(同・ライター) メーンに登場していたころよりも、むしろブロディの死後、'88年に2代目タイガーマスク(三沢光晴)とのコンビで最強タッグに出場したときの方が「肩の力が抜けたように良い動きをしていました」(同)との声もある。 '83年、マディソン・スクエア・ガーデンでの金網マッチ(vsドン・ムラコ)で披露した金網最上段からのフライング・ボディーアタック。この一発で“スーパーフライ”の呼び名を定着させた。そんな衝撃的な瞬間を、日本のリングでも見せてもらいたかったものである。〈ジミー・スヌーカ〉 1943年、フィジー出身。ボディービルダーとして活動した後、'69年にデビュー。初来日は'71年、日本プロレス。以後全日、新日に出場し、主にブロディとのタッグで活躍。2009年には66歳にしてレッスルマニアに参戦。
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スポーツ 2014年06月10日 11時00分
ザック画策 香川真司ブラジルW杯後にACミラン移籍(2)
ザッケローニ監督は、2億円超ともいわれる高額年棒を袖にしてまでどこに新天地を求めるのか。本命視されているのは母国イタリア代表監督への就任。ただし、これには注釈がつく。イタリア代表がブラジルW杯で予選リーグ敗退、もしくは決勝トーナメント1回戦で日本と対戦し敗れた場合、とされる。 これでは全てが他力本願。そこで同時進行で進めているのが、古巣セリエAで3強の一角を占めるACミラン監督復帰だという。 今年1月に本田を獲得したACミランは、期待を裏切り8位でシーズンを終えた。イタリアメディアは先ごろ、セードルフ監督が解任され、現在同クラブのU-19チームを率いているインザーギ氏が新監督に招聘されると報じた。しかし、ベルルスコーニ名誉会長はインザーギ氏の契約が2016年6月まであることから、その間にじっくり次期主力部隊を作ってもらい、ザッケローニ氏につないでもらう計画も温めている。その話にザッケローニ監督が乗り、サムライブルーのユニホームを脱ぐ意思を固めたというのだ。 前出の専門誌記者が解説する。 「監督を受けるにあたり、最も頭が痛いのが“10番”本田の扱い。イタリアのスポーツサイト『Sportcafe24.com』が13-14シーズンにおけるワーストプレーヤーのMF部門で本田を選んだように、評価はガタ落ちしています。しかし、契約はまだ3年あり、金額も年7億7000万円。どこぞのクラブに売り付けたいが、10億円を超す移籍金を払ってまでこの男を獲得する欧州クラブはない。そこで、ザッケローニ氏が一役買うというのです」 「もとはといえばミランに本田を売り込んだのはザッケローニ氏。逆に考えれば、本田はザッケローニ氏には逆らえない。そこでACミラン首脳はザッケローニ氏が仲介する形で本田を中国の成り上がりクラブか、オイルマネーが潤沢な中東のクラブに売り飛ばそうと画策しているのです。恩師の命令なら逆らえない、と踏んでいるのでしょう」(同・記者) もう一つ、本田の入団でACミランに付いた日本のスポンサーの問題。本田のセリエAでの活躍を当て込んで富士通、東洋ゴムなどの大手企業がACミランと契約。実はこれが本田の年俸の原資になっていたのだが、本田が不在となれば、契約不履行の訴訟にも発展しかねない。 そこで本田に代わる“広告塔”として取り沙汰されているのが香川だというのだ。こちらも所属するマンチェスターUが英プレミアリーグで7位に低迷。本田同様に出番が激減し、宙ぶらりんの扱いになっている。 「ファーガソン氏に代わって監督に就いたモイーズ氏は、1シーズンもたず4月に解任され、ギグス代行監督は香川をトップ下ではなく、ボランチで起用。来季監督には香川の独ドルトムント時代の監督だったクロップ氏も候補に挙がったが、ブラジルW杯後にオランダ代表監督を退任するファンハール氏に決定。新チームはFWファンペルシー、ルーニー、GKデヘア以外は同列とし、香川はトップ下から外される公算が大きい。マンU首脳によれば、古巣のドルトムント、伊ナポリから香川獲得のオファーが届いているそうで、ミランが割って入るのは十分に可能です。香川の移籍金は16億円といわれるが、ブラジルW杯の活躍次第では20億円に跳ね上がる。オーナーの富豪マルコム・グレーザー氏が5月28日に死去したこともあってマンUは大混乱しており、余剰戦力は少しでも高く、早く売却したい考えのようです」(大手広告代理店) もちろん“エースで4番”の本田の活躍で日本が決勝トーナメントに勝ち進めば、ザッケローニ監督の評価はさらに高まり、ACミラン監督で本田とタッグを組む可能性もある。いずれにしてもザッケローニ氏がブラジルW杯後に荷物をまとめ、イタリアに戻ることだけは間違いない。
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スポーツ 2014年06月09日 20時00分
ザック画策 香川真司ブラジルW杯後にACミラン移籍(1)
4年をかけて準備してきたブラジルW杯初戦のコートジボワール戦(日本時間6月15日)に向けて、ザックジャパンは5月30日に米フロリダ入り。タンパ近郊のクリアウォーターでブラジルの猛暑に備える調整に着手、現地で2試合の強化試合をこなした後、6月7日に決戦の地へ移動する。 「国内壮行試合のキプロス戦では走り込み中心の直前合宿の反動もあり、格下相手に1点勝利するのがやっとでしたが、日本を離れ雰囲気も一変。協会首脳を安堵させています」(スポーツ紙サッカー担当記者) そんなチームの中にあって、指揮官ザッケローニ監督(61)の奇妙な言動が目立っている。ほんの半月前までは親日派を強調、ブラジルW杯後も代表監督の続投を示唆していた。協会側も「W杯本大会で決勝トーナメントに進出した場合、再契約もあり得る」と応じていたのだが、離日後は手のひらを返したかのように“撤退”に方向転換。協会首脳や選手らに「W杯を最後に日本を離れる」と漏らし、周囲を慌てさせている。 この手の情報話はすぐに広まるもので、取材陣の間でもいろんな憶測を呼んでいる。 「先のキプロス戦が示すように現状の日本代表では予選リーグ3連敗の可能性だってある。そうなってからでは万事休す。続投どころか、新たな就職口も見つからなくなる。そうなる前に思い切ったバクチを打ち、日本脱出を図っているのです」(サッカー専門誌記者) そのキーマンは、エースの本田圭佑(27=伊ACミラン)だという。レーシック手術、右膝と左足首の古傷の再発、年末年始には頸部に10センチのメスを入れていた。所属クラブで出番がない精神的ストレスも重なり、自慢のFKにも陰りが見られる状態。こんな「壊れかけたHONDAと心中は御免」とばかり、ザッケローニ監督は、W杯では本田をベンチに追いやる戦術も温めているというのだ。 元日本代表のサッカー解説者が、その仰天プランの中身を明かした。 「本田が使い物にならないことはとっくにわかっていたから、サプライズでMF大久保嘉人(31=川崎)を抜擢したのです。欧州サッカー至上主義のザッケローニ監督は、今まで大久保を評価していなかった。スペインのマヨルカ時代は39試合5得点。独ヴォルフスブルクではノーゴール。日本代表では5得点しているとはいえ、エジプト、タイ、オマーン、シリアからのもの。『本田や香川とはレベルが違う、世界では通用しない』と見下していたのです」 「それでも土壇場で大久保を呼んだのは、本田に見切りをつけたからです。ザッケローニ監督は、得点力のあるトップ下としての起用を考えている。1トップのFW柿谷曜一朗(24=セ大阪)、右サイドのFW岡崎慎司(28=独マインツ)、左サイドのFW香川真司(25=英マンチェスターU)と連携して、とにかくシュートを積極的にどんどん打つ戦略です。この4人なら、必然的にそうなるはず。もっともこの大久保投入のプランは監督の意思ではなく、サッカー協会首脳の強いプッシュによるもの。当初は突っぱねる考えだったようですが、想像以上の本田の出来の悪さを目の当たりにして、渡りに船と考えたのでしょう」(同・解説者)
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スポーツ 2014年06月09日 19時00分
安藤美姫 囁かれる出産裏 父親はイケメン美容外科医か
今年引退したフィギュアスケートの安藤美姫(26)の長女に注目が集まっている。昨年出産。父親がだれなのか再度取り沙汰されているのだ。 安藤は2月のソチ五輪に選考漏れ。直後フリースケーター、指導者としてやっていくことを発表。新しいステップに乗り出した。 「当面はバラエティー番組などに出演しながら指導者への道を探すという感じでしょう。安藤に心酔している若手は多く、指導者への道はすぐ見つかると思います」(スポーツ紙記者) 安藤の引退後は悠々自適だ。現役時代からついていたスポンサーが引退後も継続。極めて恵まれた状態だという。 「美容外科のA社が引退後も応援していくとはっきり明言している。A社はCMだけでなく、活動支援も行っていくという。CMと合わせて彼女には月200万円の収入があるとされます」(前出・スポーツ紙記者) そんな中、安藤は5月19日放送の『1分間の深イイ話』(日本テレビ)で「プロスケーターではやっていけない」と発言。その世界の事情を露呈した。 「女子フィギュア界でプロに転身してやっていけるのなんて浅田真央、鈴木明子くらいなものでしょう。結局、オリンピックや世界大会でメダルを取ったことのない選手がアイスショーを主催しても引きにならない。それはどんなスポーツ競技でも同じ」(フィギュア関係者) 安藤は昨年4月に父親の存在を明かさないまま出産。休業を経てソチ五輪選考に臨んだが、あえなく失敗。年齢的にも引退は自然の流れだった。 「生活していくうえで、経済的な不安はない。問題はなんでAクリニックだけが、安藤にそんな肩入れをするのか。多くの関係者が疑問を持っているわけです」(前出・フィギュア関係者) 謎の出産にスケート連盟との確執など、彼女を抱えるデメリットは少なからずある。そこでクローズアップされるのが長女の問題。 「Aクリニックの経営者の出身大学の後輩にイケメン美容外科医・B氏がいます。彼の子供だという説も出てきている。安藤とB氏はもちろん不倫。AクリニックはB氏と家族ぐるみの付き合いで、同業のよしみでダミー的なスポンサーになり、実際はB氏が出資している見方です。だからAクリニックは堂々と宣伝ができるし、問題ないウラ図式」(スケート連盟関係者) 父親は早く名乗り出よ。
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スポーツ 2014年06月08日 15時00分
ライオンズは監督人材難!? 田辺監督代行に課せられたチーム再建
埼玉西武ライオンズ・伊原春樹監督(65)の『途中休養』を受け、田辺徳雄・打撃コーチが代行指揮官を務めることになった。 「伊原体制での筆頭コーチは袴田英利チーム兼バッテリーコーチで、二軍監督は若い潮崎哲也氏でした。諸事情も考え、田辺コーチが監督代行に選ばれたようですね」(NPB関係者) 田辺打撃コーチ(48)は伊原監督の休養発表の翌5日、西武ドームの駐車場に付くなり、いきなり報道陣に囲まれた。ユニフォーム・ズボンの裾上げ強要、ヒゲや茶髪の禁止など伊原体制で締めつけられたルールを緩和させたのは既報通りだが、筆頭コーチを差し置いての抜擢となったため、袴田チーム兼バッテリーコーチ(58)との上下関係は逆転した。 ペナントレースはまだ90試合以上も残っている(同時点)。巻き返しをはかることが最優先事項であり、年齢や上下関係の逆転などは二の次かもしれないが、こんな指摘も聞かれた。 「今後、田辺代行を『監督』に正式昇格させるとしても、その任期はどうするのか?」(プロ野球解説者) 昨秋、伊原監督がライオンズに復帰することが発表された際、その任期は1年と伝えられた。経験豊富な年長指揮官に託されたのは『チーム再建』。前任の渡辺久信氏は優勝、日本一こそ1回だが、6年間の指揮でBクラスに転落したのは1季のみ。チーム再建とは、“堅実さ”を取り戻すことだったという。 「渡辺監督の6年間は、前半戦で負けが込み、終盤戦で追撃する傾向でした。主力選手の故障、主力選手の不振など理由はさまざまでしたが、1年間、安定した戦いができるよう、真の強さを構築したいと…」(前出・関係者) 球団は伊原体制を迎えるにあたって、大掛かりな戦力補強はやっていない。いくら、経験豊富な年長監督とはいえ、チーム再建期間として『1年』は短すぎる。次期監督の本命がいて、その“露払い”で、伊原監督が選ばれたと見るべきだろう。 「次期監督の本命が田辺代行かと聞かれれば、『イエス』と言い切れない部分もある。田辺代行の野球理論は素晴らしいが…」(前出・関係者) “指導者適齢期の西武OB”には、森祇晶氏に鍛えられた優秀な人材も多い。だが、ソフトバンク・秋山幸二、千葉ロッテ・伊東勤両監督を始め、他球団に流れてしまった人材も少なくない。 「善し悪しは別として、日本のプロ野球チームは『監督』に話題性、人気(集客力)などを求める部分もあるので…。外様の袴田チーム兼バッテリーコーチは西武1年目、潮崎二軍監督を(一軍に)動かすと、人事の混乱が二軍まで及んでしまう。監督代行の選択肢は、田辺、石井丈裕・投手コーチ、宮地克彦・打撃コーチ、奈良原浩・守備走塁コーチといった一軍のOBスタッフしかなかったのでしょう」(前出・解説者) 昨年は球団の売却話も出て、球団フロントや本社がその打ち消しに躍起になっていた。“フリー”でスター性も兼ね備えた『OB』といえば、工藤公康氏が思い浮かぶ。清原和博氏に関しては現場復帰の意志があるのかどうか、疑問視されている。潮崎哲也・二軍監督の若手指導を評する声もある。「伊原監督−田辺代行−新監督」といったふうに、短期間で指揮官が変わってばかりだと、チームの士気にも影響する。 「伊原監督と選手たちの『世代間の違い』も指摘されました。しかし、ユニフォームの裾や茶髪が不信感の原因なら、誰かが仲介に立って和解させれば済むこと。途中休養の理由は、成績不振が全てです」(同) 田辺代行に課せられた任務は、選手のオシャレを許し、ベンチのムードを好転させることだけではない。『勝利』である。
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スポーツ 2014年06月08日 11時00分
綱取り遠のいた稀勢の里の夏場所
大相撲夏場所は横綱・白鵬の2場所ぶり29回目の優勝で幕を閉じた。いよいよ史上3人目の30台まであと1。「(来日中の)両親の前で優勝できてうれしい」と会心の笑みを浮かべていたが、この白鵬に最後まで食い下がり、優勝争いを盛り上げたのが大関・稀勢の里だった。 この2場所、7勝、9勝止まりで、大関の座を維持するのがやっと。綱取りレースで鶴竜に先を越されたばかりか、人気の面でも新鋭の遠藤に激しく追い上げられ、日本人力士期待の星の座を奪われて“落ち目の星”になっていた。 とはいえ、実力はまだまだ遠藤の比ではない。唯一の難が勝負どころでのモロさ。この場所も、4日目に平幕の碧山にあっさり押し出され、館内から失望の声が上がった。 「それにもう一つ、間の悪さですね。この4日目というのは遠藤が横綱・鶴竜を破って入門から8場所目という史上2番目のスピード金星を上げた日。あまりにも2人の姿が対照的だったため、ファンの稀勢の里離れは一気にエスカレートしました」(担当記者) 結果的に自己最多タイの13勝したといっても、協会首脳の信頼を取り戻すのはまだまだ。特に白鵬戦の負け方がひど過ぎた。立ち合い焦って2度も突っかけ、3度目も突っかけかけて思いとどまり、呼吸が乱れたところを攻め込まれ、全く相撲にならずに完敗。完全な自滅で、北の湖理事長も、「こういう相撲では綱取りにつながらない」と苦々しい表情だった。 この評価は千秋楽になっても変わらず、「次の名古屋で全勝優勝しても、横綱という声が出るかどうか」と綱取りに否定的だった。 平成15年以来、久しく途絶えている日本人横綱の誕生までは、まだまだ時間がかかりそうだ。
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分