スポーツ
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スポーツ 2014年06月02日 15時30分
風向き変わった! メッツ・松坂大輔にローテーション入りの好機到来
今季、慣れないリリーフでの起用が続くメッツ・松坂大輔投手(33)に、先発ローテーション入りの好機が転がり込んできた。 6月4日(日本時間5日)のカブス戦で、今季2度目の先発登板が決まったのだ。松坂は5月31日(同6月1日)のフィリーズ戦で1回を投げており、中3日での強行軍となる。 松坂はオープン戦で、若手のヘンリー・メヒア投手(24)と先発5番手を争ったが、首脳陣は若いメヒアを選択し、松坂はマイナースタートとなった。4月16日(同17日)にメジャー昇格を果たしたが、与えられた役割は中継ぎ要員だった。 結果が残せなかったメヒアがローテーションから外され、5番手枠に松坂も候補として名が挙がったが、首脳陣が指名したのは、3Aラスベガスから昇格した若手のラファエル・モンテロ投手(23)。 ところが、モンテロは4試合に登板し、0勝2敗、防御率5.40と不調で、マイナー降格が決定。そこで、5番手候補として、白羽の矢が立ったのがリリーフで結果を残している松坂だった。 松坂は6月1日(同2日)現在、17試合に登板。29回1/3を投げ、2勝0敗1セーブ、防御率2.45の安定した投球を続けている。 5月25日(同26日)のダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合で、今季初先発した松坂は6回2失点の好投で勝利投手となっている。しかし、この起用は日程変更に伴う谷間を埋める役割にすぎず、その後はリリーフに戻っていた。 だが、今回は風向きが変わった。モンテロの降格で、松坂が5番手に収まる可能性が出てきたのだ。ただ、それに関して、現状、首脳陣は口を濁しており、松坂は次回の登板で結果を残す必要がある。 さらに、追い風も吹いている。現在、故障者リストに入っている開幕投手のディロン・ジー投手(28)の復帰が遅れそうで、松坂が先発で結果を残せば、このままローテーション入りする可能性も十分。 2度目の先発に向け、松坂は「言われたところで準備するのは(救援と)変わらない。先発の準備をするだけ」と静かに闘志を燃やしている。(落合一郎)
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スポーツ 2014年06月02日 13時38分
自民党の経済成長戦略に「プロ野球16球団構想」 賛成? 反対?
5月22日、自民党日本経済再生本部(本部長・高市早苗政調会長)が発表した政府への提言「日本再生ビジョン」に、現在12球団のプロ野球を16球団に増やす構想が盛り込まれた。 同提言は「成長の実感と実現を地方から」の項目に組み込まれ、「地元愛、地域愛高揚による地方の活性化」として、「地域に本拠を置くプロスポーツチームの隆盛は、地域意識を高揚させ、さらに大きな経済効果も生み出し得る」とされている。静岡県、北信越、四国、沖縄県などに球団の空白地域が残っており、プロ野球市場の拡大とそれを通じた地域活性化の可能性があるとしている。 提言によれば、日本プロ野球は55年前から12球団のままだが、MLBでは55年前は16球団だったが、現在は30球団に増え、それぞれの球団運営も地域に根差した事業として成功しているという。 自民党は同26日、成長戦略の政策提言を安倍晋三首相に提出。この提言に対し、安倍首相は「地域活性化のためには結構いいんじゃないか」とまんざらでもない反応を見せたとされる。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「プロ野球『16球団』構想をどう思う?」との意識調査を、5月22日〜6月1日に実施。9万5135票(男性=89.0%、女性=11.0%)の回答があった。 その結果は、「賛成」が5万3047票(55.8%)で、「反対」の4万2088票(44.2%)を上回った。 地域活性化の点では、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスが地域に根差し、その活性化、経済効果を生んでいる。首都圏や関西圏は飽和状態だが、野球熱が高く、球団がない四国や新潟、沖縄といった地域なら、成功する可能性も十分というわけだ。 ただ、自民案では4リーグ制としているが、MLBにならい2リーグ制で各リーグ8球団ずつ、それを東西に分けて、プレーオフを行い、勝者チーム同士が、日本シリーズを争うといった制度が理想的だと思われるのだが…。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年06月02日 11時00分
キューバ勢の日本球界での目的
巨人に続いてDeNAもグリエル内野手(29)の獲得を発表するなど、球界はキューバ旋風に沸いている。果たしてペナントレースを一変させるような大活躍を期待できるのだろうか。 「キューバ代表の主軸だったセペダ外野手(34)は、いきなり4番で登場しましたからね。スタメンが発表された瞬間、東京ドームのファンがざわめきました」(スポーツ紙記者) セペダは巨人史上第80代4番でデビュー。国際試合での実績から考えれば不自然ではないが、来日して4日目のこと。5月15日の一軍合流での打撃練習を見た原辰徳監督が出場登録を即決したというが、「スタメン4番」には巨人ナインもビックリだった。 これまで、海外でのプレーを公式に認めていなかったキューバ政府が方針を一転、両選手の海外移籍は「アメリカ以外」の条件付き。となると、韓国、台湾、メキシコよりも高額年俸を支払える日本がその恩恵を最も受けることになるが、こんな見方もある。 「セペダとの契約と前後して、巨人はキューバ政府と友好協定を締結しました。しかし、キューバ選手と自由な入団交渉ができるのであれば、投手補強に着手したのではないでしょうか。キューバ政府が裏でプロテクトリストを作っていたのは想像に難くない」(同) そもそも、「セペダはキューバ国内ではピークを過ぎた」(スポーツ紙メジャー担当)とされている。 過去、中日がリナレスを獲り、社会人のシダックスに野球留学した選手もいた。シダックス入りした元キューバ代表のキンデランは、帰国後に代表監督に就任。一発に頼らず、右方向への打撃で1点ずつを積み重ねる攻撃スタイルは、キューバ国内でも分析の対象にされたという。 「セペダの“NPB派遣”にも、そんなキューバ政府の期待が秘められているのです」(同) あくまで“留学”目的であれば、それほどの活躍は期待できそうにない。
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スポーツ 2014年06月01日 11時00分
W杯直前現地緊急レポート ザックジャパンを襲う3つの“見えない敵”
「サッカーの本場でワールド杯を生観戦したい!」 ザックジャパン“決勝トーナメント進出の力”となるだろう日本からのこんな熱きサポーターたちが、相次いでブラジル行きを断念している。開催に伴う汚職や公費無駄遣いに抗議する大規模デモが国内各地で続き、交通麻痺や治安の悪化が一向に収まる気配を見せないからだという。 「いよいよワールド杯が近付き、一気にデモの激しさが増しました。これがスタジアムや宿泊施設の完成遅れという事態も招き、国中が大混乱している。この異常事態に日本人サポーターも二の足を踏んでいるのでしょう。実際、ブラジル国内はワールド杯どころじゃなく、チケットはだぶついており、日本戦もたやすく買える状況です。コロンビア戦だけは一応完売になっていますが、これは隣国コロンビアのサポーターが大量に購入しているから。日本人サポーターは数えるほど、しかも右も左もコロンビア人のスタジアムで、日本代表は実力を発揮できるかどうか。こういう試合の経験が少ない日本にとっては緊急事態ですよ」(サンパウロ在住の商社マン) 日本の試合日程は、現地時間の6月14日にコートジボワール戦(レシフェ)、19日にギリシャ戦(ナタル)、24日にコロンビア戦(クイアバ)が決まっているが、いずれも大都市のリオデジャネイロ、サンパウロから数百キロも離れており、名前を聞いてもチンプンカンプンだ。 「ブラジルの治安の悪さは有名ですが、中でもレシフェは犯罪発生率の高さではトップクラスです。殺人事件や強盗事件も多く、ホテル環境も十分に整備されていません。日本人サポーターの多くはレシフェでの宿泊を避け、北におよそ300キロのナタルを拠点に、そこからレシフェのコートジボワール戦に向かうようです。簡単に300キロといっても、東京から名古屋や仙台へバス移動するような距離。高速道路も十分に整備されておらず、半日はかかる上、しかも蒸し暑い環境での往復。当初はそれでもワールド杯を生観戦できればいいと思っていた人たちも、本番が近付くにつれますます悪化する現地の情報に、さすがに躊躇するようになったようです」(同) ギリシャ戦のあるナタルは温暖なビーチリゾートとして知られ、比較的治安が良いとされるが、それでも日本と比べると格段に悪い。また、決勝トーナメント進出が懸かるクイアバのコロンビア戦は、先に述べたようにコロンビアのサポーターで満パイが予想され、日本は完全にアウェー状態。 コロンビアではマフィアが大掛かりなサッカー賭博を行っているといわれており、16年前のワールド杯アメリカ大会では、オウンゴールを献上した選手が射殺されるという悲劇も起きている。空気の読めない日本人サポーターがバカ騒ぎすると、思わぬ事件にもなりかねない。 さらに追い打ちを掛けるのが、最終キャンプを張るイトゥの整備遅れだ。サンパウロの北西約100キロの距離にある『スパ・スポーツ・リゾート』だが、これがいまだに未完成。日本サッカー協会の再三のクレームにも「6月8日には完成する」とマイペースで、どうやら滞在する施設の空調、風呂、インターネット環境などは間に合わない可能性が高いという。 国賓ともいえる代表チームからしてこのありさまだから、一般ファンへの対応は容易に想像できる。ブラジル政府の調べで「外国人観光客の25%がブラジル行きをキャンセル」していることが判明、大会組織委員会のアドバイザーを務める元ブラジル代表のペレ氏(73)は5月19日、“開催危機宣言”を発した。 「昨年ブラジルで行われたコンフェデレーションズカップ(プレワールド杯)のときの準備不足の状況から、本番もこうなることは予想されたはず。このままデモが続けば、ワールド杯は台無しになる」と政府の無策を批判するとともに、ブラジル国民に自制を求めた。しかし、市井の人々は世界中が注目するこのワールド杯を“国をまともな方向に変える千載一遇のチャンス”と捉えており、デモが収まる気配はない。 未完成の合宿所、現地入りをためらうサポーター、完全アウェーのスタジアム−−。ザックジャパンは、果たしてこの“3つの見えない敵”を返り討ちにできるだろうか。
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スポーツ 2014年06月01日 11時00分
選手は即戦力にあらず? キューバ政府が一人勝ちする選手供給策
『来日即4番』で日本デビューした巨人の新外国人フレデリク・セペダ外野手(34)だが、10試合を消化した時点での成績は打率1割9分7厘、本塁打2、打点6。四球8を選んでいるように、選球眼の良さは前評判通りだが、対戦投手はさほどの脅威を感じていないようだ。DeNAもユリエスキ・グリエル内野手(29)を発表したが、セペダの空砲ぶりのせいか、さほど盛り上がっていない。 「キューバ・ルートは、将来への投資と思った方がいい」(球界関係者) セペダは契約金5000万円、年俸1億5000万円で、契約期間が1年。年俸の30%をキューバ政府に納めるという。一部では50%とも言われていた“政府納税”だが、亡命を経ない正規ルートでの来日であり、巨人とDeNAは“受け入れの実績”を作ることで「本当に欲しい選手を自由交渉できるようにする」と目論んでいるのだろう。 「池田純・DeNA球団社長が『キューバ政府と接触できたのは13年12月』と話していました。当然、チーム補強と編成は終わっていました」(スポーツ紙記者) 巨人も限られた条件のなかでセペダ獲得を決めたようだ。13年夏、キューバ政府の要人が来日し、巨人は移籍解禁の旨を内々に伝えられたという。その際には移籍容認の選手リストなるものもできていた。巨人、DeNAの戦況を考えれば、両球団が補強すべきは投手。だが、キューバ選手獲得には制限もあり、米メジャーリーガーのように自由交渉はできないのだ。 「正規ルートではありませんが、日本ハム、ソフトバンク、オリックスにもキューバ出身選手がいます。今後、キューバ政府との正式な交渉も念頭にあるようです」(前出・関係者) また、キューバといえば、02年に社会人シダックスに国際試合の経験を持つオレステス・キンデラン、アントニオ・パチェコが来日した。キンデランは帰国後に指導者となり、『ラン・エンド・ヒット』などの進塁打重視の日本スタイルを導入している。だから、「セペダにNPBを経験させ、WBCなどに対応させるのではないか?」との見方もある。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「中日も02年にオマール・リナレスを獲得しましたが、戦力にはなりませんでした。目下、中日は森繁和ヘッドコーチがドミニカ共和国との強力なパイプを持っており、今回のキューバ選手の来日には全く関心がありません」(前出・スポーツ紙記者) ドミニカに野球学校を持つ広島カープも、興味を示していない。メジャーのビッグネーム獲得に成功している楽天も同様で、無名でも日本球界向きの外国人選手を連れてくる西武、ヤクルトもキューバとの接触を考えていないそうだ。キューバ選手獲得に対し、NPBは二極化しそうだが、儲かるのは“キューバ政府だけ”である。
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スポーツ 2014年05月31日 11時00分
東大野球部新コーチ招聘で 特別コーチ桑田が面目丸潰れの“戦力外通告”
高校野球界に『データ野球』を持ち込んだ異才、横浜高校の小倉清一郎・元部長(69/現コーチ)が今夏で勇退する。小倉氏は同校監督の渡辺元智監督を影で支え、松坂大輔や涌井秀章の育ての親とも言われてきた。年齢を考えれば勇退は必然だが“次の仕事先”も決まっているという。連敗記録のワーストを更新中(5月26日時点)の、東京大学野球部だ。 「小倉氏のデータ解析は本当にすごい。横浜高校といえば、松坂大輔で夏の甲子園を制した1998年の2回戦、PL学園との延長17回の死闘が有名です。PLのOBに当時の話を聞きましたが、小倉氏は各打者の打球の方向まで横浜ナインに指示していたそうです。PLのOBたちは松坂との死闘を誇りとし、同時に小倉氏のデータ解析に恐怖のようなものを抱いていました」(スポーツライター・美山和也氏) そのデータ解析は『小倉メモ』とも呼ばれる。スコアラーとしてスカウトしたプロ野球チームもあるそうだが、正確な言い方をすると、小倉氏は「東大野球部も指導する」ということ。投手を育てる手腕も折り紙付きで、全国の高校から要望があれば“出張指導”していく予定。その皮切りが東大野球部となる。 「桑田真澄氏が東大ナインを教えていますが、効果は表れていません。要するに桑田氏ではダメだから小倉氏にすがったわけです」(アマチュア野球関係者) 確かに桑田氏は東大が71連敗のワースト記録更新となった際、「勝つ喜びを知ってほしい」としか言えなかった。インテリ集団の東大ナインにマッチするのは、理論派で指導実績もある小倉氏の方だろう。 「桑田氏はヤクルト、DeNAの次期監督候補に挙がったようだが、表に出てこないのはダメ出しされたからでしょう。東大での評判? 語り口はソフトで好評ですが、内容は精神論がほとんどのようです」(同) 巨人帰還の話も全く聞かれない。混乱の続く母校・PLの指導者説も具体化しない。小倉氏の招聘は、桑田氏への事実上の戦力外通告ということか。
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スポーツ 2014年05月30日 15時30分
浮気の代償は大きかった! 新日本プロレスのタイチが不倫相手との騒動で処分へ
浮気の代償はあまりにも大きかった! 新日本プロレス所属のタイチ(34=本名・牧太一郎)が、交際していた女性とのトラブルが元で同団体から処分されることになった。 タイチは独身ではなく、KAIENTAI-DOJO所属の元女子プロレスラーの「お船」と結婚しているが、既婚者でありながら、ファンの女性と交際していた。 5月下旬に別れ話となったが、そのもつれから、女性が26日から、タイチとの抱擁、キス写真や、「LINE」上での露骨な文面をインターネット上に暴露。 このウワサはまたたく間に拡散し、28日に同団体が事情聴取したところ、ネット上に流布している件について認めたため、同団体は公式ホームページで「今後、さらに詳細な事実関係を調査・確認の上、タイチ選手に対し、然るべき処分を行いたいと考えております」と発表した。 同団体では、エース格の棚橋弘至が02年11月に別れ話のもつれから、交際女性に背中を刺され重傷負うトラブルがあった。棚橋は“二股交際”していたともいわれたが、当時は独身。今回のタイチの場合は既婚者だけに、ファンの女性との火遊び発覚には、大きな代償を支払わなければならなくなったようだ。 タイチは80年3月19日生まれ、北海道石狩市出身。02年に全日本プロレスに入門し、同年12月に石狩太一のリングネームでデビュー。05年2月、同団体を退団しフリーとなり、さまざまな団体でファイト。09年に新日本に入団し、リングネームをタイチに改めた。13年10月には、TAKAみちのくとのタッグで、IWGPジュニアタッグ王座にも君臨している。現在は、ヒール軍団の鈴木軍で、“世界一小ズルい男”として活躍していた。(落合一郎)
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スポーツ 2014年05月30日 11時00分
表向きは“マンネリ打破”のため、しかし実態は… パが画策する交流戦でのセ潰し
2014年のセパ交流戦は5月20日に開幕した。これまでの9年間で、セ・リーグが勝ち越したのは09年だけ(70勝67敗7分け)で、『パ強セ弱』のイメージが浸透してしまった。この時期になると、パ・リーグ出身のプロ野球解説者の表情もミョ〜に明るくみえる。しかし、交流戦そのものが“興行イベント”が盛り上がっているかどうかは言えば、疑問だ…。 「ここ最近、交流戦の観客数が伸び悩んでいるのは“マンネリ”のせいです。ふだん、対戦しないセパのチームが真剣勝負する新鮮さも薄れてきました」(パ出身のプロ野球解説者) 交流戦期間中に『DH制』をセ・リーグ主催球場で実施し、パ・リーグ主催球場では採用しないという試験的移行を始めたのも、マンネリ打破のためだ。 交流戦の興行改革は必須であり、プロ野球実行委員会等でも話し合われてきたが、セとパの思惑が違うらしく、意見が一致しないという。NPB関係者が改革案に関する内幕をこう説明する。 「セ、パともに一致しているのは日程問題です。一定期間内に『1チーム24試合、合計144試合』を消化するのは厳しい。雨天中止ともなれば、スケジュールが過酷となり、かといって、順調にスケジュールを消化できたチームはペナントレース再開まで5日もゲームがない状況となり、ファンの熱気も冷めてしまう。セ側は現状の24試合を18試合に減らすべきと提案していますが…」 しかし、パ・リーグ側の見解は違う。『試合数を変えず、5月と秋の2部制へ』との一部報道もあったが、その情報はパ・リーグ側から出たものなのだ。前出の関係者によれば、「春と秋に分散したら、間延びしてしまい、スポンサーを募りにくい」とし、NPB内にも2部制に反対する者は少なくないという。 「セ6球団は交流戦になると、ペナントレースとは違う移動も強いられます。北海道から福岡までを移動することになるので体力的負担も感じているようです」(前出・同) 『対セ』の勝率が高いパ・リーグ6球団だが、交流戦を分けてペナントレース佳境に後半を移行させられれば有利に展開できる。しかも、商売上手のパは『交流戦限定グッズ』を販売するなどし、チケット収入以外の収益も挙げている。セ6球団もそれに追随したが、勝率が悪いせいか限定グッズの売上げはあまり高くないそうだ。 「Tシャツ、キーホルダーなどのグッズの売上げはご贔屓チームの勝敗に影響する」(スポーツ紙記者) 阪神は甲子園での交流戦12試合で『パを食い尽くせ!』なる飲食メニューフェアを行っている。『ずんだ餅ソフトサンデー』(=楽天)、『博多豚骨風 鉄板焼きラーメン』(=ソフト)、『ジンギスカン丼』(=日本ハム)…。一部のパのチームではすでに採用されている交流戦特別飲食メニューだが、球場で食べるものの売上げは勝敗に影響しない。交流戦で儲けるにはアイデアとしたたかさも必要なようだ。
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スポーツ 2014年05月29日 15時00分
交流戦ウラ情報「セ6球団の本当の敵は…」
交流戦が始まった。過去9年間でセ・リーグが勝ち越したのは09年だけ(70勝67敗7分け)。10年目となる今季、首位チームはパ・リーグの千葉ロッテだが、2位・中日、3位・巨人と続いており、リーグ別の勝敗でも19勝21敗2分け(5月28日時点)と大差は付いていない。 「ふだん(ペナントレースで)使わないパ・リーグの各本拠地球場に対する違和感を口にするセの投手も多いんですね」(プロ野球解説者) 球場に対する違和感は、パ・リーグも同じなのだが…。 しかし、こんな“珍事”もあった。交流戦の開幕ゲームの舞台となった西武ドームでのことだ。対戦チームの巨人にも、こんな注意事項が伝達された。「ハチに気を付けて下さい」−−。同球場で交流戦前の約1週間、バラとガーデニングのイベントショーが開催されている。恒例イベントだが、西武ドームは他のドーム球場と違って、外壁がない。外周は“通気性バツグン”のフルオープンとなっているので、このイベント中にミツバチが“侵入”してしまうのだ。『ハチ被害』は一度も報告されていない。球場関係者も駆除作業をしているそうだが、万が一のために対戦チーム側にも「気を付けてください」と伝えているのだ。 西武OBにもこの件について聞いてみた。 「毎年のことだよ(笑)。試合前の練習中、(選手たちの)顔をハチがかすめたりしてビックリさせられたけど」 また、このイベント中、マウンドが“除去”される。バラのイベント最終日だった5月16日までグラウンドはまっ平で、交流戦が始まるまでの『中3日』で土を盛り直し、マウンドを作り直すのだという。マウントを踏んだとき、ミョ〜な軟らかさがあるのでは? セ投手たちの言う違和感とは、この突貫工事で作り直されたこのマウンドのことを指しているのだろうか。 西武投手の1人がこう否定していた。 「マウンド? バラの香りがしました」 これを伝え聞いたセの球団スタッフも吹き出していた。ペナントレース中、どの球場も主催ゲームのないときに球場を貸し出しており、西武ドームだけが特別なことをやっているわけではない。 セ球団も西武ドームの恒例行事を楽しめる余裕があればいいのだが…。
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スポーツ 2014年05月29日 11時00分
イチローヤ軍放出 松井派・マー君、黒田との修復不可能な関係(2)
米国メディアも“ノムさん超え”についてはひと言も触れていない。 「3000試合以上に出場したメジャーリーガーは史上8人だけ。敬意に値すると思いますが、米最多のピート・ローズが3562試合に出場していることに関しては、米国ファンもあまり重きを置いていません。勤続年数を尊敬の対象にするのは勤勉な日本人の特徴でしょう」(スポーツライター・飯山満氏) イチローの無関心も米国では普通のようだ。そして「あっ、そう」の後、イチローは独自の哲学を繰り広げた。 「僕、いくら(年俸を)もらってると思います?」「人がどう思うかは勝手だけど」−−。 ノムさん超えを果たしたこの日の先発投手は田中だった。田中にとって野村氏は恩人であり、今日があるのは、「プロ1年目から一軍マウンドの実戦で鍛えられたから」と言っても過言ではない。当然、ロッカールームには田中もいた。自身がその記録に興味がなくても、先輩として、田中にも配慮した言動を見せるべきではなかったか。 「イチローのノムさん超えは、ビハインドで迎えた最終回に代走で出ただけ。タイ記録も途中出場でした」(前出・現地記者) 消化不良のモヤモヤ感も理解できなくはない。試合に出るだけではなく、チームに貢献し、フル出場しなければならないというのが、彼の哲学なのだろう。 「松井秀喜は記者団がくだらない質問をしても、『カメラの向こうにファンがいる』の意識で、真摯に対応していました。松井は米キャンプで臨時コーチを務めましたが、巨人時代のライバルだった黒田に敬意を表し、新加入の田中が投げる試合をわざわざ観戦するなどの気配りを見せていました。親しみやすさでは松井の方が断然上ですね」(ベテラン記者) 田中は冒頭の出来事があったサブウェイ・シリーズ第3戦に先発し、メジャー初完封勝利。4連敗中だったチームの雰囲気を一変させるなど、価値の高い勝ち星を積み上げている。 「イチローは5月11日の試合で腰を痛めて本調子ではありませんが、レギュラー外野陣も故障者続きのため、今はその代役として重宝されています。しかし首脳陣は『イチローをレギュラーに』とは考えていません。いまだ“放出”の噂がくすぶっています。日の出の勢いの田中と距離が生じるのも無理はないでしょう」(前出・現地記者) 大型補強を行い今シーズンに挑んだヤンキースだが、所属のア・リーグ東地区は上位横一線の状態。思ったほど波に乗れないのは、日本人同士の不穏な空気のせいなのかもしれない。
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