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日ハム・大谷が“飛ぶボール”発覚と長嶋サン発言で打者一刀流に転向

 自己最多の10奪三振で4月12日の西武戦で今季初勝利を挙げた日本ハムの大谷翔平選手(19)について、球団側が二刀流問題に幕を下ろし、「打者一本」で育てる方針を固めたという。

 引き金になったのが、長嶋茂雄氏の発言だというから面白い。長嶋氏が「スター選手がいない。とくに野手にスターがいない」と、一部スポーツ紙のインタビューで語り、この発言に食いついたのが日本ハム球団だというのだ。
 「昨年のポスティングシステムの変更で入札額が20億円に抑えられ、かつてのダルビッシュのように60億円売却は夢の話。なら打者で活躍してもらい、観客動員に寄与させた方が得策。そこに降って湧いたように長嶋さんの発言。しっかり便乗したわけです」(日本ハム担当記者)

 さっそく栗山監督は3日のソフトバンク戦から「3番DH」で出場させ、打者一刀流に軌道修正。逆に、スーパールーキー左腕・松井裕樹との初対戦が予想された9日の楽天戦ではベンチに下げた。「左打者はきついと思う。あのスライダーは、左の方が打っているという情報もあるけど、オレが見た感じでは左より右の方がいいと思う」という超過保護ぶり。もっとも、大谷の打者専念は“飛ぶボール問題”とも無縁ではない。

 日本野球機構(NPB)は10日、今季使用中の統一球が昨季よりも“飛ぶボール”になっていたことを発表した。3月29日、開幕2戦目が行われた6球場で1ダースずつを検査。規定では反発係数の上限は0.4234と定められているが、東京ドームでは最も高い0.428を記録するなど、5球場で規定値を上回る数値が出たという。
 「NPBは今季も昨季と同じ統一球を使用すると発表していた。井原事務局長は、製造するミズノ社に原因究明の指示を出したそうですが、現時点で原因と理由が特定できず、今シーズン中の変更は無理。打者の断然有利は続く。大谷が打者に専念するのは、こういう背景もあるのです」(プロ野球解説者)

 今季の大谷が「打者」で大バケするのは確実だ。

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