スポーツ
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
策士、策に溺れる FA補強をねらう落合GMが避けられないFA流出
谷繁元信選手兼任監督(43)が10月8日に白井文吾オーナー(86=中日新聞社会長)へシーズン終了の報告を行った。その席上で白井オーナーが来季へ向けて大型補強を約束。FAでも金に糸目は付けないという。オーナーは「監督の好きなようにやってくれ」と語っていたが、補強の陣頭指揮を執るのは今年も落合博満GM(60)である。 「中日も今オフの主役とも言っていい、金子千尋(30=オリックス)の獲得に参戦します。社会人時代のトヨタの後輩に当たる吉見(一起=30)もおり、この件で一歩リードしている巨人を巻き返せると中日首脳陣は見ています」(ベテラン記者) 交渉には落合GMが当たる予定だ。同GMは、昨年オフにチーム総年俸を約8億円も減らしたように、交渉の巧さでは右に出る者はいない。FA補強には心強い話だが、その軍資金が必要になるため、今季のチーム功労者が割を食うことになりそうだというのだ。 「国内FA権を取得した山井(大介=36)をどうするのか? 慰留させるなら、昇給、複数年契約を約束してやらないと…」(地元関係者) 山井はFAについて聞かれると、「まずは球団の話を聞いてから」と答えている。そんな含みのある物言いから、「行使する可能性も高い」と見られているが、実はシーズンを終了したいまも(12日時点)、中日側から交渉のアクションは受けていないという。 「開幕から先発ローテーションを守ったのは山井だけ。プロ13年目で最多勝(13勝)、最高勝率の二冠を達成しています」(前出関係者) 山井の今季推定年俸は6000万円。山井の孤軍奮闘がなければ、チームは最下位転落もあり得る状況だった。そんな主力に対して放置プレーという状況はおかしいが、それも落合GMの交渉の戦術らしい。 「昇給提示はされるでしょう。でも、山井が求めているのは複数年契約で、落合GMは来季37歳という年齢的理由から単年提示で押し通すつもり」(前出記者) 落合GMは金子との交渉で、近年のその安定した成績を評価したことを伝えるつもりだ。それは昨季、5勝しか挙げていない山井に対する間接的な批判ともなる。作為的なマイナス査定はしないが、それでも納得できないのなら、権利行使せよというメッセージだ。 「白井オーナーは補強費に糸目を付けないと言いましたが、成績を上げた自軍選手の昇給については明言していません。Bクラス低迷を名目に微増の昇給しかされなかったら、外部からいくら選手を獲っても、チームのモチベーションは上がりません」(同) 山井には、阪神など食指を動かしているとの情報もある。金子争奪戦に敗れたチームも山井にラブコールを送るだろう。落合GMの主張は間違っていないが、巧みな交渉話術だけでは谷繁体制を盛り立てることはできない。
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
CS裏スクープ! 本誌既報通り 広島・緒方新監督でヤンキース黒田が戻ってくる!(1)
去る10月8日、本誌既報通り、広島東洋カープが野村謙二郎監督(48)の退任を発表した。敵地甲子園でのクライマックスシリーズファーストステージに臨む3日前であり、チームの士気にも影響する。「なぜ、このタイミングで!?」の声も多く聞かれたが、アノ人をこれ以上、待たせることができなかったのである。 アノ人とは、黒田博樹投手(39=ニューヨーク・ヤンキース)のことだ。 「ヤンキースの先発投手陣の中で、最後までローテーションを守ったのは黒田だけ。野茂英雄氏以来となる日米通算3000イニングを達成、日本人初の5年連続2ケタ勝利。年齢を感じさせないどころか、むしろ凄味が増してきた感じです」(現地特派記者) 今季は11勝。当然、ヤンキースも黒田に残留のオファーを出すつもりだが、当人はシーズン終了時の会見でこうこぼしていた。 「自分なりにいろいろ考えないといけないこともある。それは去年以上にというか、例年以上に難しい」 近年、黒田は単年契約を結んできた。本人の希望であり、そこには「いつも最後だと思って投げている」「1年1年が勝負」という気概があってのことだが、古巣帰還も意識していた。 「黒田が古巣の広島での引退を考えていることは、米国でも有名です」(前出・特派記者) 田中将大投手との“161億円契約”など大型補強で今季に臨んだヤンキースは結局、プレーオフ進出さえ逃した。来季こそ地区優勝&ワールドシリーズ制覇が至上命令となる。シーズン終盤からチーム補強プランも語られてきたが、ジラルディ監督はチームの大黒柱である黒田の去就について質問され、こう答えている。 「ヒロ(黒田)がどんなプランを持っているのか、誰もまだ知らない。オフに話し合いを持つことになるだろう。来年もメジャーで通用することは間違いないと私は確信している。だが、それは彼が投げたいと思うのかどうか、その意思にかかっている」 また、地元メディアもデレク・ジーターの引退を引き合いに「クロダが去るときは、試合前のセレモニーが行われないのかもしれない」と微妙な言い回しをしていた。要するに、ヤ軍首脳陣もファンも、今オフの広島帰還を既成事実として覚悟しているようだ。 「広島の渉外担当もオフになると毎年のように渡米し、黒田と接触してきました」(NPB関係者)
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スポーツ 2014年10月25日 14時30分
議論は尽きた!? タイブレーク制導入が高校野球を変える(1)
日本高校野球連盟(以下=高野連)の技術・振興委員会が開かれた(10月20日)。同委員会は『タイブレーク制導入の是非』についても触れ、来春の都道府県大会と地区大会で、テスト導入することを決めた。実際に走者を置くイニング数など詳細、並びに正式な決定手続きは11月の理事会になるが、「もう、変更はされない」と言っていいだろう。高野連は議論を尽くしたからである。 そもそも、タイブレーク制導入の是非が議案提示された理由は、球児たちのケガを防ぐ新たな防止策が必要となったため。これまで、高野連もあらゆる対策を講じてきた。連投を防ぐため、大会期間中に休養日を設けるなどしてきたが、しかし、雨天順延や、今夏の軟式大会で中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)が延長50回の死闘を繰り広げたように、サスペンデッド(一時停止試合)にも限界が見えてきた。そこで浮上してきたのが『タイブレーク制導入案』だった。 繰り返しになるが、高野連は全国加盟校の指導者にアンケート調査を行った(硬式野球4030校/回答率98%)。<望ましい球児の健康管理方法は?>の四択回答で、最大投票があったのは、『タイブレーク制導入』(49.7%)。委員会終了後の説明によれば、「投球やイニング数に制限を設ける方法の是非も、改めて話し合われた」という。 だが、投球数やイニング数に制限を設けると、作戦面に影響が出る。公立校など部員数の少ない学校では「投手のできる球児が1人しかいない」なんてことも珍しくない。アンケート結果を開示したとき、振興委員会の相沢孝行委員長は「(導入の)賛成が半分しかないとも、半分もあるとも、受け止め方はいろいろだが…」と語っていた。都高野連の武井克時理事長も、「大きな大会(甲子園)につながらない春の大会でやってみようということに」と、アンケート開示時点で語っていた。今回の議論が“結論ありき”だったとは言わない。アンケート開示時点で予測された範疇から出られなかったのだろう。 これもアンケート結果を開示したときのコメントだが、竹中雅彦・事務局長は導入賛成の49.7%について、「消極的な賛成」と称し、「世界的な流れなら仕方ない」「他に方法がないのなら」など、回答者の声も説明していた。 世界的な流れ−−。 改めて『公認野球規則』(発行者・NPB)を見直してみたが、タイブレーク制のことは記されていなかった。大会主催者がそのルールを管理する“勝敗システム”なのだろう。だが、日本の野球ファンが『世界的な流れ』と聞いて、真っ先に思いつくタイブレーク制は、2008年北京五輪だろう。野球・日本代表チームは、タイブレーク制で米国に敗れている(一次リーグ)。 タイブレーク制の導入は五輪直前に決定されたもので、星野仙一・代表監督(当時)が「何故、今ごろになって!?」と怒りをあらわにしていたのも思い出される。 代表チームは<延長11回、無死一・二塁>という、タイブレーク制突入を想定した守備練習をやっていなかったそうだ。 国際試合は点が入りにくい。牽制やバントシフトを徹底して相手の攻撃に備えなければ、大量失点にも繋がり兼ねない。準備不足が北京五輪の敗因だが、タイブレーク制に適応するためには、通常の守備練習とは違う準備も必要なようである。テスト導入とはいえ、タイブレーク制がトーナメント形式の高校野球に与える影響は少なくないようだ。(スポーツライター・美山和也)※星野仙一氏のコメントは2008年8月21日付の各スポーツ新聞を参考にいたしました。
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スポーツ 2014年10月25日 13時00分
阪神タイガース29年ぶりの日本一で噴出する“お家騒動”(2)
とはいえ阪神はタイトルホルダーの昇給&慰留に加え、福留に対しても来季、1億5000万円を払わなければならなくなった。 「中島裕之(アスレチックス2A)の獲得報道に西岡が疑念を感じています。守備位置のかぶる西岡は『自分は必要とされていないのか』と不満に感じ、満足のいく提示がなければ移籍も視野に入れているそうです」(同) また、ここに来て全く予想していなかった事態も発覚。メジャースカウト陣が能見にラブコールを送り始めたという。 「能見は制球力があり、スプリットを決め球にしています。田中将大やダルビッシュのような速球は投げられませんが、技巧派の岩隈久志も向こうで成功しており『年齢は関係ない。十分通用する』と」(球界関係者) 能見が海外FA権を取得するのは来季終了後。阪神は基本的に入札制度を容認していないが、国内FA権を取得した今オフは、まず複数年契約を提示しなければならない。長年、先発ローテーションを支えてきた功績に見合うだけの昇給がなければ、エース喪失の危機に直面する。 「CS初戦で好投した藤浪晋太郎も、2年連続2ケタ勝利で大幅昇給が確実です。優勝はできませんでしたが、阪神ナインの大半が昇給対象」(前出・ベテラン記者) マネー戦争が避けられそうにないオリックス・金子千尋や楽天・嶋基宏の争奪戦にも参加するつもり。前出の球界関係者によれば、阪神経営陣は単年契約の選手はもちろん、FA権取得の西岡、能見ともまだ下交渉を行っていないという。当然、彼らは日本シリーズを「自身を高く売り込む絶好の機会」とも捉えている。監督人事でモメたため、時間がなかったらしい。 結果的にそれは阪神選手を躍起にさせ、今、日本シリーズへの闘争心を掻き立てているのだが、トンデもない額の“チーム総年俸”を払う流れになってしまったようだ。 「ゴメスの代理人は吹っ掛けくるでしょう。1億2000万円から倍増が残留の最低ラインとなり、そのトバッチリを食うのは新井貴浩です。3年契約最終年の今季も不振でしたし、残留なら現在の年俸2億円から大幅減給でしょう」(前出・在阪記者) いや、新井貴も日本シリーズをラストチャンスと捉え、大爆発するかもしれない。ともあれ日本シリーズを第7戦まで戦うことになれば、甲子園球場は4試合を主催できる。グッズや弁当、気温が低くてもビールを売りまくって収益を上げなければ、トラは“29年ぶり日本一で大赤字”の窮地に陥ってしまう。
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スポーツ 2014年10月24日 20時00分
阪神タイガース29年ぶりの日本一で噴出する“お家騒動”(1)
クライマックスシリーズ史上初のストレート決着。ペナントレース2位・和田阪神が“下剋上”に成功し、日本シリーズ進出を決めた。 敗れた原辰徳・巨人監督は虎ナインの表彰や記念撮影のセレモニーを見せつけられた後、記者団に囲まれ「敗軍の将、何とかというやつでね…」と言って下を向いた。 「原監督は『短期決戦に強いチームを作る』と意気込んで今季に臨みました。主将の阿部慎之助をはじめ、主力選手がそろって不調で苦しいシリーズとなりましたが、読売首脳陣からすれば最悪の結果になったと言っていいでしょう。球団創設80周年の今年、日本一を至上命令としていたのに、阪神のお膳立てをしてしまい、かつ、昨季の日本シリーズ敗退に続いて短期決戦に弱いところを全国中継で晒してしまったのですから」(ベテラン記者) ペナント優勝が決まった直後、読売首脳陣は原采配を絶賛した。そういった経緯もある以上、CS惨敗の非を咎められないだろう。 一方、阪神は「結果オーライ」といった雰囲気だった。坂井信也オーナー、南信男球団社長は、ともに就任以来初の“日本シリーズ進出”となる。 「タイガースの親会社でもある阪急阪神ホールディングスの主体は阪急です。南社長は昨年6月に親会社の取締役を退いており、球団社長の座も危うい状況でした」(在阪記者) 同社長は歓喜の瞬間を東京ドームで見守っていた。記者団にCSで和田采配が的中した件を質問されると「シーズン中と同じでしたよ」と“余裕の表情”で返していた。優勝圏内から完全に脱落した1カ月ほど前は目をつり上げ、監督人事も含めた再建策に奔走していたのだが…。 しかし、トラの本当の戦いはこれからといえる。日本シリーズはもちろんだが、“CS下剋上”の功労者たちに、その報酬を払いきれないかもしれないのだ。 「何かと物入りなオフになりそうです。トラ恒例の“お家騒動”ってやつですね」(トラ番記者) 首位打者・マートン、打点王・ゴメス、最多勝&最多奪三振・メッセンジャー、セーブ王・呉昇桓、ホールドポイント・福原忍。主要タイトルホルダーだけでもこれだけいる。 「マートン、ゴメスとは残留契約を行わなければなりません。初タイトルの福原は大幅昇給が確実で、FA権を取得した西岡剛、能見篤史とも慰留の交渉をしなければなりません」(同) さらにシーズン絶不調だった福留孝介のCS活躍。3年契約の2年目ながら、一時は「契約途中での解雇」も伝えられたほどだったが見事によみがえり「ミスター・オクトーバー(10月)」と言われるまでに。日本シリーズでもキーマンになりそうだが、見方を変えれば“帳尻合わせ”だ。
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スポーツ 2014年10月24日 15時00分
日本代表試合どころじゃない 協会にすがる八百長疑惑アギーレ監督の心中
キリンチャレンジカップジャマイカ戦(10月10日)でようやく初勝利を挙げた新生サッカー日本代表。ハビエル・アギーレ監督(55)は「新しい血を入れる」の言葉通り、9月の初陣から8選手を入れ替えたが、その人選には“政治的陰謀”も隠されていたようだ。 「アギーレ監督のJリーグ初視察は浦和戦(8月16日)でした。就任当初から海外組だけではなく、Jリーグ所属選手からも積極的に選ぶと語っていましたが、首位チームの浦和から代表入りしたのはGKの西川だけ。意図的に浦和を避けているのでは」(専門誌記者) 浦和レッズで思い出されるのが、今年3月、一部サポーターが暴走した『差別的横断幕』の事件。事態を重く見たJリーグ本部は無観客試合のペナルティーを科した。 「世界中に電信され、日本サッカー協会が批判されました。その浦和がこのまま優勝し、浦和関係者にそれでみそぎが済んだと思ってほしくないはず」(同) そんな声も聞かれ、しばらくの間、浦和を国際試合の表舞台に出したくないとの思いがあったらしい。 また、新生代表チームの初勝利と前後して露呈したのが、スペイン国内チームの八百長疑惑。告発者によれば、当時その対象チームを指揮していたのはアギーレ監督だ。進展次第では同監督にも調査の手が及ぶ。潔白を証明するためにはそれ相応の時間もかかるだけに、日本サッカー協会には防波堤になってもらいたいというのがホンネだろう。 「海外からアギーレ監督へのバッシングも起きるでしょう。浦和を選びたくない協会の言いなりになったのかもしれません」(同) J初視察となった先の試合での一幕。浦和のペトロビッチ監督からアギーレ監督に近づき、名刺を渡した。その裏面には「日本在籍9年。何でも聞いてくれ」のメモがあったそうだが、その後、両監督が連絡を取り合ったとの情報はない。 アギーレ監督は両親がスペインからの移住者で、兄は弁護士。自身の疑惑解消は棚上げ状態だが、人種差別問題には強い持論もあるのだろう。
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スポーツ 2014年10月24日 15時00分
桑田ジュニア「プロ志望届」に親子二代巨人入り密約説
親子二代での密約? プロ野球ドラフト会議で指名を受けることができる選手は、期日前に『プロ志望届』を提出した者に限られている。ひと昔前は進学表明した高校球児を“隠し球”と称して強行指名する乱暴なやり方も見られた。指名後、態度を一変させてプロ入りへ…。当然、指名した球団側の説得があってのことだが、はたから見れば「他球団に指名させないため、進学を隠れみのに使った密約では?」ということになる。 早大進学から態度を一変させた桑田真澄氏(46)が思い出される。その息子である桑田真樹外野手(4年=桜美林大)が期日3日前の10月6日、『プロ志望届』を提出した。失礼ながら、どの球団の指名名簿にも入っていない“無名選手”だ。 「志望届を出すのは本人の勝手」と突き放した言い方をするプロ野球関係者もいるが、実際は違う。スポーツライターの飯山満氏が、大学野球部員の就職状況を教えてくれた。 「チャレンジ精神だけというか、指名の可能性もないのに志望届を出したら、一般論として就職面談先の企業が怒りますよ。『希望球団でなかった場合、そちらにお世話になります』というやり方が許されるのは、一部の有名選手だけ。野球就職できる人数枠は限られており、1人の選手のドラフト待ちで別の選手の合否を保留しなければなりません。今は野球部のある企業も少なくなりましたし…」 ということは、桑田ジュニアは指名の可能性があるのか。 「巨人は野手部門で外野手の補充を予定しています。原辰徳監督は『左バッターが欲しい』と報告しています」(球界関係者) 桑田ジュニアは右投左打の外野手。補強ポイントにマッチするが、4年生になってからレギュラーをつかんだ選手である。 「大半の4年生は就職活動で“幽霊部員”となり、思い出作りで少し試合に出るだけ。プロ入りや野球で就職できそうな一部だけが続けるんです」(飯山氏) 巨人は桑田ジュニアを無視できないという。去る8月26日、巨人二軍は同大学と交流試合を行っている。大学、社会人との交流親善試合はどの球団も積極的だが、巨人は『○○大学連盟選抜チーム』など“選ばれた人材”としか試合をしていない。同大学単独チームと試合を行った理由は、ある意味で“身内”だからだ。 「同大学野球部には桑田ジュニアだけでなく、川相昌弘ヘッドコーチの次男や大森剛・育成部ディレクターの長男も在籍していました」(前出・関係者) しかも、川相ジュニアは今秋の巨人入団テストを受験し、合格。一般的に合格者は、ドラフト下位か育成枠で指名される。桑田ジュニアは指名されなかった場合、「独立リーグで頑張る」と語っているが、桑田氏も将来の指導者候補の1人。今後の関係を考えれば、放置できない。とすれば…。 密約以上の“無言の圧力”のニオイがする。
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スポーツ 2014年10月23日 15時00分
仁川大会より最悪になる平昌冬季五輪
10月4日、仁川アジア大会が閉幕した。日本は史上最多の金47、銀76、銅77と計200個のメダルを獲得したが、同時に聞こえてきたのは「2018年の平昌冬季五輪は大丈夫か!?」の声である。 「今年行われたソチ五輪、サッカーW杯と比べるまでもなく、近年の国際スポーツ大会の会場としては最悪でした」(現地入り記者) 宿泊ホテルのエレベーターが故障し、日本のサッカー代表選手団は、22階を上り下りさせられた。日本は“大人”として対応したが、準々決勝でホスト国・韓国と戦った際、伊藤博文暗殺事件の安重根の肖像画がまたもや掲げられた。また、野球・タイ代表の夜間練習では照明機の使用を許可せず、バドミントン会場では停電も起きている。 「ボクシングは特にひどかった。男女ともにあからさまな“疑惑の判定”で、韓国選手の手を上げる試合が続出していました」(同) 整備、待遇ともに最悪な上、公平性まで保たれていない。五輪の開催能力に疑問の声が出るのも当然か。 「仁川大会は女子サッカーの優勝など、北朝鮮の活躍も目立ちました。北朝鮮は昨年12月、金正恩第一書記の肝いりで馬息嶺スキー場をオープンさせており、スポーツで存在感をアピールしようとしています」(全国紙政治部記者) 平昌大会の弱点は経済事情もあるが、雪不足と地形的な問題で、国際大会に対応できる競技施設の一部を造れないことらしい。 「そこで浮上してきたのが、馬息嶺スキー場への『会場変更』です」(同) 今回のアジア大会での醜態も重なり、南北共催説も真実味を増している。北朝鮮はウエルカムの姿勢を韓国側にすでに伝えたという。韓国のメンツ次第だが、五輪で恥の上塗りをするよりはマシかもしれない。
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スポーツ 2014年10月22日 16時00分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(北海道日本ハム編)
スカウト会議が10月16日に招集されたのは既報通りだが、クライマックスシリーズ第2ステージの真っ只中に栗山英樹監督(53)も同席させ、指名候補を映したVTRを3時間近く流したという。今さらだが、日本ハムのドラフト戦略は「ブレない」。他球団との競合や周辺情報に惑わされることなく、その年のナンバー1を獲りに行く。一貫した方針のあるチームなのだ。 2011年、菅野智之(現巨人)を1位入札したときのことだ。菅野の名前がアナウンスされるなり、ドラフト会場のホテルで待機していたチーム関係者が、「えっ!?」と声を上げた。菅野の強行指名を知らされていなかったという。また、翌12年の夏の甲子園大会中、ほんの数分だが、別の関係者と話をすることができた。「今年の1位指名は、大谷(翔平/現日本ハム)ですか」と聞いたら、 「いや、本当に分からないんだよ」 と返してきた。 メジャー志望だった大谷の強行指名は、学校、家族への配慮もあって、事前表明された。しかし、菅野の強行指名を当日まで知らなかったと話す球団関係者は1人や2人ではなかった。マスコミ取材でドラフトというトップシークレットを明かす関係者はいないが、複数から聞かれた「菅野の強行指名を知らなかった発言」が本当ならば、この球団の1位指名は、ごく一部の要人だけで決められているのではないだろうか。 チーム編成に絶大な権限を持っているのは、山田正雄GM。その年のナンバー1を獲るチーム方針から考えると、1位候補は、有原航平(早大)、安楽智大(済美高)、高橋光成(前橋育英)、山崎康晃(亜大)だが、彼らの指名入札が他球団と重複するのは必至で、『外れ1位候補』も他球団と被るだろう。 昨季、日本ハムは1位指名の抽選で3度外れている。ここまでクジ運に見放されれば、『将来性』に切換え、高校生野手・渡辺諒を選ぶしかなかったのだろう。同様に、日本ハムスカウト陣は『独自の視点』も持っている。11年ドラフトでソフトボール部在籍の大嶋匠捕手を指名しており、今年もそんな異色指名があるとしたら、独立リーグ・信濃グランセーズの右腕・井坂肇(24)が考えられる。地元優先ならば、北海道・北照高左腕、斉藤綱記だろう。この斉藤のもとには「複数球団の調査書が届いている」という。身長180センチ・体重83?と恵まれた体の好左腕を他球団がさらうのを黙って見ているとは思えない。まして、日本ハムは次世代の『左の先発投手』が育っていない。 左腕投手の補強を考えているのなら、JR東日本の左腕・坂寄晴一が選ばれるのではないだろうか。坂寄は今年5月の巨人二軍との交流戦に先発し、5回パーフェクトと“結果”を出している。真っ直ぐは速くない。だが、変化球を低めに集め、緩急で勝負することができる。社会人大会を視察してきた他球団のスカウトはこの坂寄に対し、慎重な物言いをしていたが、日本ハムの今成泰章スカウトは巨人二軍戦の時点で、「成長した。実戦向き」と言い切っていた。 「内野手を探している」との情報もある。PL学園の主将・中川圭太(二塁手)と、九州国際大付高の古澤勝吾(遊撃手)を高評価しているという。芝草宇宙スカウトが夏の甲子園予選でこの中川を見ており、一部メディアに「体も大きいし、(打撃が)力強い」とコメントしていた。同校が不祥事で学校長が“代理監督”となり、生徒主体で夏の甲子園予選を戦ったのは有名だが、チームをまとめたリーダーシップぶりは、プロ野球界でも一目置かれている。しかも、一発だけではなく、走れるタイプでもある。ベテラン・金子誠の引退、捕手登録の近藤健介に三塁を守らす状況を考えると、栗山監督は三遊間を守れる選手を欲していると思われるが、日本ハムは育成のチームでもある。「各守備位置の極意はプロで教える方針」なので、問題はないだろう。 古澤はこれまで大々的に報じられたことがない。同校に超高校級捕手・清水優心もいたためだが、実は、地元・ソフトバンクも早くからチェックしてきた有望高校生の1人で、「走攻守の平均値が高い選手」だそうだ。古澤、清水のいる九州国際大付高の視察にあたってきた日本ハムスカウトの1人に、大渕隆スカウトディレクターがいる。大渕氏は陽岱鋼、斎藤佑樹、大谷翔平の交渉に当たった“球団の要人”だ。「ごく一部が極秘裏に指名選手を選ぶ」なる推測が間違っていなければ、古澤も指名リストに入っているはずだが…。(了)
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スポーツ 2014年10月22日 15時00分
視察したスカウトの役職で球団の本気度がわかる! 2014年ドラフトで本当の目玉選手たち 大学・社会人編
10月23日に迫ったプロ野球ドラフト会議。新聞紙上や専門紙上を賑わせている注目選手たちは、大会での実績や、50m走に球速や遠投能力などといった身体能力が評価されている。そういった注目度とは別に、今回は視察したスカウトの役職の高さや、球団数などから、独自に上位指名必至の“本当の目玉選手”を紹介。高校生編に続いて大学・社会人をピックアップ。(大学・社会人)●風張蓮(かざはり・れん=東農大北海道/投手・右投右打) 4年前の伊保内高卒業時もドラフト候補に挙がったが、指名を見送られている。 上岡良一楽天スカウトが「以前は直球にバラツキがあったけど、安定してきた」と成長にお墨付きを出しており、直接視察した中村勝広阪神GMは「上位指名候補」と言い切った。重い球質の直球を投げるが、縦のカーブにも特徴がある即戦力。●野間峻祥(のま・たかよし=中部大学大/外野手・右投左打) 巨人の外れ1位候補と伝えられる地方の雄。今夏に巨人二軍と行った交流試合で三塁打と二塁打を放ち、彗星の如く巨人の上位指名候補に現れた。 俊足好打強肩と三拍子揃っていて、オリックスの糸井に似たタイプ。今年、大ブレークを果たした広島の菊池涼介を見出した松本奉文スカウトは「相手投手の左右に関係なく打てる」と、バットコントロールのよさを特に評価している。●加藤貴之(かとう・たかゆき=新日鐵住金かずさマジック/投手・左投左打) 鈴木葉留彦西武球団本部長が「上位候補」と言い切った即戦力左腕。 苑田聡彦広島スカウト統括部長も「後ろがゆっくりで、腕が急にバッと出てくるから、タイミングが取りづらい」と語り、同じ大学生左腕で上位指名候補の戸根千明(日大)、佐野泰雄(平成国際大)よりも高い評価をしている球団がある。特に西武は地元出身の佐野を長く見てきただけに、加藤を指名するか、佐野を指名するか悩ましいだろう。●江藤圭樹(えとう・よしき=セガサミー/二塁手・右投左打) 今年は社会人、大学生に即戦力と称される内野手が多い。日本新薬の倉本寿彦がスピードプレーヤーなら、この江藤は一発長打が魅力のタイプた。永山勝ソフトバンクスカウト部長と諸積兼司ロッテスカウトは、早大二塁手の中村奨吾を買っているが、早くから江藤を見てきた岩井隆之日本ハムスカウトは、一貫して高い評価を続け、「ボールを待つ“間”がいい」と話す。日本文理大時代に大瀬良大地(現広島)を打ち込んだ実績が魅力的な選手だ。(スポーツライター・美山和也)
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