スポーツ
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スポーツ 2014年10月09日 00時00分
楽天・星野監督退任の裏 阪神次期監督に佐藤義則コーチ殴り込み
阪神次期監督に“第3の男”が急浮上してきた。 9月17日、トラの首脳陣が緊急会談を設けた。場所は遠征先の選手宿舎で、ヤクルト戦を戦う前のこと。南信男球団社長は和田豊監督不在のその席上で、重大な決断を下したようである。 「和田監督が外された理由は、もちろん試合に専念するためですが…。中村勝広GM、高野栄一本部長も同席しています」(関係者) 遠征先にもかかわらず、これだけの球団トップが一同に集まるとは、やはり何か急いで決めなければならない事情があったと見るべきだろう。南社長はドラフト、FAなど来季の戦力補強を話し合ったというが、取り囲む記者団に詳細は明かさなかった。 この緊急トップ会談の翌日18日に行われたのが、楽天・星野仙一監督の退任会見だ。星野監督は今後も楽天に関わっていくそうだが、後任人事に関しては、三木谷浩史オーナーと意見が合致していない。 「星野監督は自身の右腕だった佐藤義則投手コーチを推しています。三木谷オーナーは大久保博元二軍監督がお気に入りで、外部招聘することになれば、古田敦也氏が有力と目されています」(スポーツ紙記者) 佐藤コーチは田中マー君をあそこまで引き上げ、他コーチ、野手陣からの人望も厚い。しかし、星野監督が病気療養していた今季中盤、監督代行を務めたその間の成績が9勝13敗と振るわず、大久保二軍監督にその座を取って代わられている。当時「大久保二軍監督の指揮権移行は事後報告だった」なる証言もある。 「星野監督はアドバイザー的な肩書を与えられても、何の権限も持たない名誉職です。野村克也氏もそうでしたから。星野監督の推薦も三木谷オーナーに届かないとなれば、佐藤コーチも一緒に退団ということになるでしょう」(前出・関係者) 佐藤コーチは1976年、ドラフト1位で阪急ブレーブス入りしている。そう、現在の阪神タイガースの親会社は阪急阪神ホールディングスであり、その“主体”は阪急なのだ。ポスト和田を巡る後任人事も、阪神出身者と阪急側で意見が分かれている。阪神側は「来季優勝しなければ完全に阪急に乗っ取られる」と恐れており、OB・岡田彰布氏の復権を第一案に調整に入ったという。 「佐藤コーチがフリーになるなら、第2次岡田政権の筆頭コーチとして招聘したい、と。仕掛け人は阪神側ですが、阪急側はブレーブスOBの入閣に異存はありません。岡田氏の復権で意見統一できなければ、佐藤コーチも監督候補に浮上してきます」(同) エース候補・藤浪の教育係も同コーチに託せる。 岡田・佐藤体制−−。和田監督が同席できなかったのは、そのためか…。
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スポーツ 2014年10月08日 16時00分
他力で2位確定の阪神 いまだ流動的な監督人事
プロ野球はセ、パともに公式戦全日程を終了したが、他力でセ・リーグ2位を確保したのが阪神タイガースだ。 阪神は一時、首位巨人に肉薄したものの、9月に入って6連敗を喫するなど大失速。広島東洋カープとの激しいデッドヒートは最後まで続き、先に全日程を終えた。ライバル広島が1試合残し、両チームはゲーム差なしで並び、勝率の差で2位・広島、3位・阪神の順位となっていた。 10月6日、広島が最後の試合(巨人戦)で勝つか引き分けなら、2位確定。負ければ、阪神が2位という状況下で、広島は絶対エースの前田健太投手を立て、巨人は今季未勝利の宮国椋丞投手が先発。 ましてや、優勝が決まっている巨人にとって、勝敗はどうでもいい消化試合で、広島有利は動かなかったが、勝負はやってみなければ分からない。広島は頼みの綱の前田が8回に打たれて、1-4と敗退。この結果、3位濃厚だった阪神は、他力で2位が確定した。 2位と3位とでは天と地ほどの差がある。2位チームには、CS(クライマックスシリーズ)ファーストステージで、本拠地での開催権が与えられるからだ。ファーストステージは最大3試合だが、入場料、放映権、グッズ等の収入は1試合あたり約2億円とも推定される。2試合で終わっても、約4億円、3戦目に持ち込まれれば約6億円の臨時収入が得られるとあって、2位チームが受ける恩恵は大きいのだ。 そんななか、阪神・和田豊監督(52)は今季で3年契約が切れるが、「Aクラスなら続投」が基本線となっていた。だが、9月に入って失速したことで、球団、電鉄本社の考えも変わり、その去就は流動的となって、新監督候補のリストアップに着手。元監督の岡田彰布氏、金本知憲氏らの名が浮上した。 しかし、他力とはいえ、2位を確定させたことで、球団、電鉄本社は改めて和田監督の手腕を再評価し、続投で意見が一致したもようだ。 ところが、坂井信也オーナーの最終決定が下っていないという。坂井オーナーはCSでの闘いぶりを見て、最終判断をする構え。基本線は和田監督続投に変わりはないが、昨季同様、CSでぶざまな闘いをして、ファーストステージで3位広島に敗退する事態にもなれば、急転直下、オーナーの鶴の一声で、続投が白紙に戻る可能性も秘めている。(落合一郎)
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スポーツ 2014年10月08日 12時06分
ペナント終盤戦で見えてきた セ界は火のクルマ!(DeNA編)
DeNAベイスターズが中村紀洋(41)、藤井秀悟(37)ら有名どころを含む12選手に『戦力外』を通告した(育成を含む)。一度に12選手を同時解雇したのも驚きだったが、解雇リストには、旧ベイスターズ最後のドラフト1位投手・北方悠誠(20)、11年夏の甲子園で大谷翔平(当時2年)のいる花巻東と投げ合った伊藤拓郎(21)、千葉県高校野球関係者の間では「東京学館浦安出身の石井一久にも勝るとも劣らない」とその才能を高く評価されていた左腕・真下孝之(23)の名前もあった。 20代前半の若い投手にも見切りを付けたわけだが、この『非情解雇』にはDeNAのチーム改造計画も秘められていた。 「12人の解雇選手のうち、11人が投手です。ドラフトは投手中心の指名になると思われますが、FA市場への参戦、大型トレードも次々に仕掛けていくものと思われます」(プロ野球解説者) 先発ローテーションの主軸が山口峻(05年高校生ドラフト1位)、最多出場捕手・黒羽根(05年同3位)、二遊間・石川雄洋(04年6位)、飛雄馬(11年7位)、白崎浩之(12年1位)、中堅・桑原将志(11年4位)…。センターラインに生え抜き選手が出てきて、結果を残している。あとは主砲と、三浦大輔、久保康友、モスコーソに続く骨太な先発投手が2、3人出てくれば、優勝を狙えるチームに変貌する。 「DeNAは球団買収から3年でチームの骨格ともいえる『センターライン』を作り、今年度の観客収益もアップしています」(同) 収支増は中畑清監督(60)の人気によるものだ。来季の続投が明確になったのは10月2日。少々、ゴタ付いたようである。 「シーズン後半、フロント要人が中畑監督にそれとなく続投の方向を示すなど、サグリを入れていたようです。中畑監督にその熱意は伝わっていて、来季に臨む覚悟もできていました」(球界関係者) 中畑監督はCS進出を公約に挙げ、それを果たせなかった場合、「責任を取る」とも示唆してきた。実際、CS進出争いにも敗れ、4位に終わるのならまだしも、僅差で中日に抜かれて5位。中畑監督の方から「来季も!」と言い出しにくい状況にあった。しかし、正式な続投表明が遅れた理由はそれだけではない。 「高田GMですよ。高田GMが辞めて自分だけ(DeNAに)残るなんてことができない、と…」(前出・同) 高田繁GMは70歳を迎える。年齢的理由がいちばんだが、山下大輔氏を『副GM』に就任するなど、DeNAは旧ベイスターズOBの帰還に積極的なことを察していた。マスコミに自身の去就を聞かれる度に「何も聞いていない」と言いつつも、必ず口に出すのは「1年1年が勝負」の言葉だった。 「自身が獲得に奔走した久保康友が11勝を挙げ、モスコーソも活躍し、キューバとのパイプ作りにも尽力しました。GMとして結果を出したが、それがペナントレースの勝利に結びつかなければ『お役御免』になって仕方ないという心境だったと思います」(同) 高田GMもグラウンドに顔を見せることが多い。その目的は中畑監督と戦況を話し合うためだが、「もし決めていることがあるなら、言ってください。あなたは私を監督にした人。その私に黙って自分だけ格好良く辞めたりしたら…」と、訴えられていたそうだ。DeNA首脳陣は中畑監督を慰留させる近道は「高田GMも引き止めること」と判断した。 中畑−高田ラインは生え抜きの主砲を作りたいと思っている。だが、編成スタッフの大多数は「投手優先の補強」を考えている。11人もの投手を解雇したのはその布石であり、見方を変えれば、高田GMの構想とは違う方向を他スタッフは向いているのかもしれない。 山口峻も実はメジャー挑戦の気持ちを強く持っており、今オフの契約更改の席でそれを訴え出る可能性も高いという。高田GMも投手の補強の必要性を感じているが、他スタッフと優先順位が違うのだ。 山口の抑えてきた気持ちが爆発した場合、高田GMも『投手補強優先』を唱える他スタッフに折れなければならないだろう。高田GMのメンツが潰されるようなことになれば、中畑監督はどう考えるだろうか。
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スポーツ 2014年10月05日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(5) 第二部・100を切るゴルフ 「補強トレーニング」
この連載も5回目を迎え、第一部を終了。今回からは第二部。「100を切るゴルフ」の章に入ります。 今回は普段、皆さんには縁遠い「補強トレーニング」を書いていきたいと思います。これもゴルフ上達には欠かす事が出来ない練習ですので、これを機会に是非、実践して下さいね。 ゴルフの上達は何といっても練習と実践の繰り返し。週に1回、ゴルフが出来る環境でしたら、理想は「今週は練習。来週はコース」のパターンを繰り返す事です。実践の感覚を保ちつつ練習を行う−−課題克服には持って来い。そればかりか、自分の弱点を理解しながらコースに出られる…コースマネジメントもバッチリです。 ただ、これだけですと上達はしますが安定はしません。コースや天候、その日の体調などでスコアが乱高下します。そうならない為に必要なのが「補強」。コース前、練習前は勿論、夜寝る前もしくは朝起きがけに欠かせない日課のトレーニングをご紹介しますね。《ゴムチューブを使ったトレーニング》 量販店などで売っているゴムチューブを使用します。 まず、ゴムチューブの端を両腕で持ち左右に伸ばします。それを頭の上に持っていき、今度は左右交互に倒します。これを10〜20回。このトレーニングを私は練習前、コース前と毎朝やっています。調子が良い時は回数を少なくし、悪い時は多くする…といった工夫もしています。そうすることでダラダラしたトレーニングにならずメリハリが生まれます。 次は伸ばしたゴムチューブをウエスト前に持っていき左右にひねる。ウエストをひねる格好になり、これも10〜20回繰り返します。 最後にゴムチューブを背中で交差させて引っ張る。背中を洗う感じです。これは肩甲骨の回りをほぐすトレーニング。実際に、肩甲骨が硬いとクラブは回らず手打ちになります。肩甲骨回りが堅い状態のまま打つと飛距離が出ません。肩の緊張感をほぐす役割ですね。 補足ですが、このトレーニングと同様、打つ前は肩をストンと落としてリラックスさせて振る。肩甲骨回りのトレーニングをやるとやらないとでは、スイングが全然違う。同時にケガの予防にもなります。 ここでご紹介したゴムチューブのトレーニングは、シェイプアップ効果もありますよ。《下半身を鍛えるレッグリフト》 ここから本格的な体幹トレーニングになります。 まずはレッグリフト…これは片足で立ち、浮いている片方の足を前後にプラプラさせるトレーニング。この状態でバランスが保てれば、インナーマッスル(体幹)が鍛えられている証拠です。その場で出来るのでお手軽ですがキツイですよ。 片足20回…両足で1セットとし、これを毎日5セット程度行いましょう。《片脚だけのアプローチ》 レッグリフトを終えたら、少し休憩。今度は片足立ちの状態で素振りをします。「家が狭くて出来ない」という場合は“エアクラブ”…クラブを握っている格好で、イメージスイングしても大丈夫です。因みに、私は家の中でクラブを持って実践しています。 これは傾斜があるところにボールが刺さったような場合、前上がりのライ(球のある場所)の時など役立つ練習です。軸足を変えて1回2分を5セットしましょう。《アイアン2本を持ってスイング》 ホント、とにかく手打ちはダメです。 クラブを2本持って素振りすると手では(クラブを)持ち上げられない。重いからです。胸、肩、腰とスイングする上で重要な箇所が有効に使われないと持ち上がりません。この練習はしっかり重要部位が回っているかの確認が出来ます。 手打ち解消に直結するので2本素振りはお薦めです。コース前や練習前は必ず2本素振りを行いましょう。 因みにスイングに必要な筋肉は腕ではありません。腹筋に近いところのインナーマッスルです。それも鍛えられますよ。1日30スイングもすれば、かなり効果が見込めます。《バランスボールを使用する練習》 練習ではゴムチューブ同様量販店で売られている小型のバランスボールを使います。 打ちっ放し練習場で小型バランスボールを2つ用意。右足、左足の下にそれぞれバランスボールを置き、実際にボールを打ちます。私自身、これをやると足元がブルブルと不安定。ボールがまっすぐ飛びません。ところが百戦錬磨のプロがやると、平面と変わらない。ボールはまっすぐ綺麗に飛びます。 軸がしっかりしている証拠。体が安定しているからです。私は出来ていませんがこれもお薦めの練習ですよ。《ゴムボールを挟んで打つ》 どこにでもある少し大きめで柔らかいゴムボールを使った練習です。 腕と腕の間にボールを挟みます。するとクラブを握った箇所から両肩にかけて三角形が作れます。この三角形を保って打つ…つまり、挟んだボールを落とさずにスイングしたいからです。 腕を振り上げる時は(三角形を)キープ。そのまま、腰と腹筋だけで回す。ところが、手で打つと三角が壊れ、クラブを引き上げた時にはボールが落下します。バックスイングの時に三角形を保つ。これが一番綺麗なフォームで一番ボールが飛ぶのです。 ゴムボールを置いての練習は腰が使えるのと、クラブと胸が同じ方面を向いている事が確認出来る。「ボールを落とさない」という、お手軽な練習法なので初心者の方々にもお薦めです。 応用編はゴルフグローブを両脇に挟んでスイングする練習法。こちらは理想のスイングをしている時は、お腹に力を入れながら、バランスが保てる。手打ちだとバランスは崩れます。当然、手打ちになると、ワキが空いてしまう。この予防のためにワキにグローブを挟みます。グローブが落ちると手打ちという訳ですね。 以上が、今回私が提案する補強トレーニングです。いずれも簡単なので、実践してみて下さい。効果は後々、実感できます。
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スポーツ 2014年10月04日 16時28分
阪神『オフの大型補強』の本気度 中村ノリを獲る!
DeNAベイスターズが中村紀洋内野手(41)と「来季は契約を結ばない」と発表した(10月3日)。戦力外通告である。9月23日、二軍施設内で高田繁GMと個別に話し合っており、気持ちの整理は付いているのか、大きな衝撃はなかった。 「中村ノリはFA権をすでに取得しています。今季の推定年俸は5000万円で、チームの日本人選手では上から6番目の金額となります。野球協約上では『Bランク』に当たるので、仮にFA権を行使して他球団に移籍となれば、獲得球団はDeNAに対し、『金銭』、もしくは、『選手+金銭』で補償する義務が生じます。リスクを追ってまでして41歳の選手を獲得する球団は現れないでしょうし、本人が現役続行を希望しているので、『戦力外にするので、そのあとは自由に他球団と交渉してもいい』ということになりました」(プロ野球解説者) 流転のプロ野球人生と言っていいだろう。 旧近鉄からドジャース、僅か1年で日本球界に復帰し、オリックスバファローズ、中日、楽天、旧横浜、DeNAを渡り歩いたが、移籍時に必ず報じられたのが「球団との衝突」だ…。 「いや、私生活では穏やかで、几帳面な一面もあります。フルスイングで一時代を築きましたが、旧近鉄時代から対戦投手のデータ、相手バッテリーの傾向などスコアラーのレポートを穴が空くくらい熟読していたし、若手時代からブ厚いノートに対戦投手の傾向などを書き記していました」(旧近鉄選手を知るOB) DeNAは獲得に名乗りを上げるチームはないと判断したようだが、そうではないらしい。 「阪神は補強リストにノリの名前が入っているはず」(球界関係者) 阪神は昨年オフも『中村獲得』を真剣に考えたという。それはDeNAがノリと守備位置の重複するバルディリス(31)を獲得したときで、 「三塁、一塁の守備はむしろ巧い方。ナンヤカンヤ言っても、チャンスに強いバッター」 と、高く評価していた。 その評価は今も変わらず、阪神は内々に獲得調査も始めているという。 「阪神は今季の反省点として、レギュラー野手が故障離脱したときに大きく戦力ダウンする旨を挙げています。ノリを三塁と一塁のスペア、同時に代打の切り札として使えるのではないかと…」(同) 阪神はアスレチックス2Aの中島裕之低野手(32)の獲得を進めており、こちらは他球団を大きくリードしている状況。西岡の離脱中に台頭を表した上本もいるが、レギュラーと控えの実力差を埋めるため、「中村ノリも必要」と見ているわけだ。 「ノリは出場機会に飢えており、たとえ減俸でも、どこの球団とも契約するはず」(前出穂プロ野球解説者) 阪神の来季構想について、さらにこんな情報も聞かれた。 「上本の二塁守備に厳しい評価を下しています。上本は併殺プレーに関して甘いというか、動作が遅く、打者走者を一塁でアウトにできない場面もあったと報告されています。上本の台頭で三塁にまわった西岡と入れ換えるべき否か、それとも、中島に二塁を守らせるのか、全ては“来季の指揮官”が判断します」 今季終了と同時にベテラン・新井貴浩(37)の契約が切れる。慰留の方向だが、打撃成績を大きく落としており、減俸提示になるだろう。また、西岡に関しても、一連の中島獲得報道に「本当に自分は必要とされているのか?」と不安に思っているという。 新井貴、西岡の慰留に失敗するようなことになれば、中村ノリを獲得してもプラスにはならない。ゴメス、上本、鳥谷、西岡、今成、中島、新井貴。二軍には期待の北條史也も控えている。ここに中村ノリが加わるとすれば、来季の指揮官は内野のレギュラー人選に頭を抱えるだろう。
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スポーツ 2014年10月03日 15時30分
イチローはどこへ? 日本人メジャーリーガーの気になる去就
MLBのレギュラーシーズンが終了した。 今季は岩隈久志投手(33=マリナーズ)=15勝9敗、田中将大投手(25=ヤンキース)=13勝5敗、黒田博樹投手(39=ヤンキース)=11勝9敗、ダルビッシュ有投手(28=レンジャーズ)=10勝7敗と、4投手が2ケタ勝利を挙げたが、田中とダルビッシュは故障のため、不本意なシーズンとなった。 ところで、日本人メジャーリーガーたちは、長期契約途中の田中、ダルビッシュを除けば、FAとなる選手が多く、来季はガラッと所属球団が変わる可能性がありそうだ。 まず、投手だが、自己最多の15勝をマークした岩隈は2シーズンでの投球回が350を超え、ノルマを達成したため、来季の契約が自動的に更新された。年俸は700万ドル(約7億6100万円)。 昨季途中から、レッドソックスの守護神となった上原浩治投手(39)は今季も64試合に登板するなどフル回転。6勝5敗26セーブ、防御率2.52の成績を残した。球団は残留を熱望しているが、上原は自身のブログで「来年、どこのチームになっても、また応援よろしくお願いします」と微妙な言い回し。来年4月で40歳となる高年齢は気になるところだが、クローザーで425万ドル(約4億6200万円)の年棒は格安。球団がどこまで、金額を上積みできるかが、残留するかどうかのポイントになりそうだ。 日本人初の5年連続2ケタ勝利を挙げた黒田も、1年契約を終えた。黒田は「オファーがないと始まらない。なければ引くとき。いろんな選択肢があることは、野球人として幸せなこと」と意味深発言。黒田も来年2月で40歳を迎えるだけに、どの球団も獲得には慎重になりそう。年俸は1600万ドル(約17億4100万円)だが、メジャーで良いオファーがなければ、広島復帰の可能性も秘めている。 松坂大輔投手(34=メッツ)は、先発もあったが、主にリリーフで起用され、34試合に登板。3勝3敗1セーブ、防御率3.89の成績だった。松坂は「自分は先発だという気持ちを消すことはできなかった」と話しており、先発起用してくれる球団を探すことになりそう。 オリオールズからカブスに移籍した3年目の和田毅投手(33)はメジャー初登板を果たし、先発で4勝4敗、防御率3.25の成績を残した。来季は球団が選択権をもっているが、行使されるかどうかは流動的。 和田同様、故障に苦しんだ藤川球児投手(34)は2年契約を終えた。15試合に登板し、0勝0敗0セーブ、防御率4.85の成績。藤川も球団が選択権をもつが、チームの期待に応えられたとはいえず、行使されるかどうかは微妙。 レッドソックスの中継ぎ、田沢純一投手(28)は2年連続で71試合に登板。4勝3敗、防御率2.86の成績。1年契約で127.5万ドル(約1億3900万円)だが、同僚の上原同様、金銭的な攻防になりそうだ。 一方、野手では最も気になるのがイチロー外野手(40=ヤンキース)の去就。今季、控えという位置付けで、起用法が定まらないなか、14年連続で100安打に到達。規定打席不足ながら、打率.283で、自己ワーストだった昨季の.262を上回った。メジャー3000安打まで、あと156本。2年連続プレーオフ進出を逃したヤンキースの若返りは急務。今季で2年契約が切れることから、残留の可能性は低い。ただ、なかなかトレードがまとまらなかった背景もあり、来季の所属先が決まるまで、時間がかかるかもしれない。 ブルワーズからロイヤルズに移籍した3年目の青木宣親外野手(32)は故障のため、出場試合が減ったが、日本人野手で唯一規定打席に到達し、3年連続打率2割8分台(.285)の成績を残した。ブルワーズ時代に交わした契約は今季で終了。年俸は190万ドル(約2億700万円)と格安。年齢もまだ若いだけにこちらは、引く手あまたか…。 メジャー3年目、ブルージェイズで2年目となった川崎宗則内野手(33)は、12年(.192)、13年(.229)と低打率だったが、課題の打撃を克服し、自己最高の打率.258をマークした。ジョン・ギボンズ監督は「戻ってきてほしい」と話しているが、川崎は「日本もアメリカも両方視野に入れている」とコメント。国内では古巣のソフトバンク、オリックスが興味を示している。 2年間で1度もメジャーに上がれなかった中島裕之内野手(32)は、来季球団が選択権をもっているが、行使される可能性は低い。メジャー球団から良いオファーが届くとは考えがたく、日本復帰もありそうだ。 ジャイアンツからレンジャーズに移籍した田中賢介内野手(33)は、今季一度もメジャー昇格を果たせず、出場機会を求めて、7月20日、自身の希望で自由契約となった。だが、獲得する球団は現れなかった。賢介も日本に戻ることを視野に入れるしかなさそうで、古巣日本ハムへの復帰が有力視される(落合一郎)
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スポーツ 2014年10月03日 15時00分
一気に200本増で1300本 秋場所の懸賞本数が史上最多を記録した理由
大相撲秋場所に異常な現象が起きている。各取組での懸賞本数が、史上最多の1300本超えが確実になったというのだ。 「これまでの最多記録は今年の初場所の1198本。それを大きく上回ることになる。この数字がどんなにすごいことか。若貴の登場で大相撲フィーバーが起こった1990年代前半は、一場所当たり600本から700本といったところでした。貴乃花が引退する2003年には、不況のあおりを受け一場所約400本まで落ち込んだ。人気そのものにも陰りが出ていたのですが、翌年の'04年ごろから、微増ながらも増加に転じたのです」(担当記者) 広告代理店関係者からは“永谷園効果”との指摘があった。 「永谷園は力士を起用したCMも制作し、懸賞旗との相乗効果でイメージアップに成功しています。同社が懸賞を出し始めたのが'00年。その広告効果に他の企業も気づき、追随し始めたのが'04年ごろ。ピタリ一致します」(協会関係者) 代理店営業マン氏も続く。 「幕内上位が対戦する夕方5時以降の視聴率は10%台。視聴率1%の視聴者数は約40万人ですから10%で全国400万人は中継を見ている。これだけの広告効果がありながら、テレビCMより格段に安い。現在の規定では懸賞1本当たり6万2000円。懸賞旗はデザインさえ用意すれば協会側に5万円程度で作ってもらえる。つまり一場所15日、15本で最低93万円+5万円です。費用対効果を考えれば格安といえます」 アベノミクスの効果なのか、企業の宣伝意欲の回復に加え、何と言っても“新記録”の立役者は人気絶大のイケメン力士、遠藤だ。ところが皮肉にも、今場所は初日から横綱大関陣相手に総崩れ。2日目に完敗した白鵬からも「自分の型ができていないのに、いろいろやっちゃいけない」とダメ出しされてしまった。 「このままでは“平幕の懸賞王”と呼ばれ、単なる人気者で終わった高見盛と同じだと、失望の声も漏れています」(前出・記者) 永谷園のCMで高見盛の後釜が遠藤なのは偶然?
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スポーツ 2014年10月03日 14時00分
消極的な賛成が約5割 高野連のタイブレーク制はどうなる?
9月29日、日本高校野球連盟(以下=高野連)は大阪市内の事務所で『技術・振興委員会』を開き、タイブレーク制導入に関するアンケート結果を公表した。『条件付きでの導入賛成』が49.7%に達したという。 高野連がタイブレーク制の導入を検討していることが明らかになったのは、『夏の甲子園大会』の地方予選中だった。硬式、軟式の全加盟校の指導者にも意見を求め、7、8月にアンケート調査を実施した。そもそも、タイブレーク制の導入が検討された目的は球児の怪我を防ぐためで、同アンケートには『投球数制限』『イニング数制限』など、タイブレーク制に変わり得る“代案”も選択できるようになっていた。 「アンケート用紙には、望ましい球児の健康管理方法を『以下の4つから選んでほしい』という内容になっていました」(関東圏私立高校指導者) タイブレーク制導入=49.7% 投球数制限=12% イニング数制限=10.7% 現状維持=27.6% 硬式の加盟校4030校中、アンケートを応じたのは3961校(回答率98%)。今夏、4日間に渡る延長50回の死闘が繰り広げられた軟式は、460校中444校(同96.5%)が回答したという。 「(大会中の)連戦を防ぐための日程見直しなどを含め、幅広く議論していく」(竹中雅彦・事務局長) タイブレーク制が最多票を得たわけだが、“消極的な賛成”と見ていいだろう。厳密な言い方をすれば、『タイブレーク制』のなかにも選択の幅があったという。 「延長10回、一死二・三塁から…」 「同、無死満塁から…」 「甲子園(地方予選)に直結しない春季大会のみ導入」等々。 投球数やイニング数にも、選択の幅もあったそうだ。 「秋の明治神宮大会、国体ではタイブレーク制がすでに行われています。すでにタイブレーク制を経験している強豪校もあるので、投球、イニング数制限よりも違和感がなかったんだと思います」(前出・私立校指導者) 詳細は省くが、投球数やイニング数に制限が設けられると、「作戦面に大きな影響が出る」(同)という。また、投球数に制限が加えられると、投手のできる球児が少ない高校、部員数の少ない公立校は“致命的なハンデ”を負うことにもなりかねない。投球・イニング数に制限を設ける怪我防止策の票が伸び悩んだ理由はここにもありそうだ。 穿った見方をすれば、高野連は投球・イニング数に制限が設けられた場合のリスクも分かっていたのではないだろうか。「タイブレーク制を選んでくれ」という、無言のメッセージもアンケートには込められていたかもしれない。 高校野球ファンがタイブレーク制の導入に批判的なのは、58年・徳島商対魚津、98年・横浜対PL学園、06年・早業対駒大苫小牧など名勝負が誕生しにくい状況に陥るからだろう。甲子園のドラマ、感動は延長戦に突入した試合から多く生まれている。 03年、高野連は4連戦をなくすため、準決勝を2日間に分ける『怪我防止策』を実施し(同年は雨天により1日で消化)、13年には3連戦を防ぐため、準決勝を1日4試合に戻し、翌日に休養日を設ける内容に変更している。「タイブレーク制を議論する前に、日程を見直せ」と語る文化人もいたが、高野連がこれまでも日程問題に真摯に取り組んできたことは強調しておきたい。今回、タイブレーク制が浮上してきた直接の理由は、今春のセンバツ大会にある。雨天順延が続き、休養日が消滅してしまったからだ。 緩やかな大会日程を組めば、学校行事、通常授業にも影響が生じ、天候(雨天)の心配もしなければならない。29日の『技術・振興委員会』後、高野連要人たちは報道陣の質問にも丁寧に応じてくれたが、繰り返し語っていた言葉が「健康管理」だった。 高野連要人は「(タイブレーク制導入の結論が)“ありき”ではない」と語っていたが、11月20日の『拡大技術振興委員会』でも全員が納得する結論は出ないだろう。(スポーツライター・美山和也)※一部メディアは『タイブレイク』と記していましたが、本サイトは高野連の関連資料等にもある『タイブレーク』と表記いたしまた。
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スポーツ 2014年10月02日 16時00分
ペナント終盤戦で見えてきた セ界は火のクルマ!(広島東洋編)
今オフ、広島東洋カープは大きな転機を迎える。エース・前田健太(26)のポスティングシステムによる米球界挑戦が有事となっても、『変革の火ダネ』はそれだけではない。今季、広島は途中加入のデュアンテ・ヒース(29)を含め、4投手2野手の6人の外国人選手を抱えた。昨季のキラもそうだったが、近年の広島はシーズン途中に外国人選手を“ピンポイント補強”している。予定していた選手の不振、故障による弱点を補うためであり、他球団は7月末のトレード期限間際に駆け込みトレードをまとめ、広島は外国人選手に活路を見出しているわけだ。 「9月23日の東京ヤクルト戦(神宮)は、今年の広島を象徴する試合でした。先発のヒースが好投し、ロサリオがダメ押しのアーチを放って…。投打の外国人選手が揃って活躍しました」(プロ野球解説者) ドミニカ共和国のカープアカデミーで育てたロサリオが活躍し、途中獲得したヒースが好投。ドラフト指名で集めた生え抜きの野手陣がハツラツとしたプレーを見せてくれた。 育成、編成、渉外。球団組織が機能し、チームを強くしていく。 一般論として、プロ野球チームの監督、コーチはシーズン途中での外国人補強をあまり好まない。変化球の多い日本の野球スタイルに適応できるかどうか、分からないからだ。他球団に在籍した外国人選手と再契約するチームがなくならないのも、「爆発的な活躍は期待できないが、確実な計算(成績)が立つ」からである。 爆発的な活躍−−。日本球界未経験の外国選手が打つと、チームは勢いづく。広島はライネル・ロサリオ(25)の扱いが難しくなるのではないだろうか。 広島の渉外担当も優秀なのだろう。 しかし、ロサリオの経歴は他の広島在籍の外国人選手と異なる。ドミニカ共和国の野球学校・カープアカデミーの出身なのは既報通りだが、“入学当時”のことはあまり知られていない。 ロサリオはカープアカデミーに入学するきっかけは、カージナルス2Aを解雇されたからだった。行き場を失い、「他に選択肢がなかった」という。 「メジャーリーグ28球団がドミニカ共和国で野球学校を運営しています。近年、メジャー球団のアカデミーは資金力にモノを言わせ、有望な人材を確保していました。カープアカデミーはその過当競争で厳しい局面に立たされていたと聞いています」(球界関係者) メジャー各球団が人材育成に巨額金を投入しているのも有名な話。有望な人材には“支度金”が用意されるともいう。支度金が出る方と出ない方のどちらに入学するかは、聞くまでもないだろう。支度金を得たエリートはマイナーリーグを経て、メジャーリーグに昇格していく。エリートの全員が活躍しているとは言い切れないが、昇格の実績が多ければ多いほど、自分たちのアカデミーの宣伝にもなる。将来のメジャーリーガーを夢見る若者たちも自ずと集まってくるというわけだ。 「2012年、カープアカデミーは選手が4人しかいなかった。13年は15人ほどの投手候補が入学し、学んでいましたが」(前出・同) 2Aを解雇された無名選手が日本で活躍している−−。無名だったロサリオの活躍は現地で衝撃を与えたそうだ。ロサリオの出現はカープアカデミーの経営的危機も救ったのである。 「ロサリオのことは現地でも伝えられています。ロサリオの出場機会が増えれば、カープアカデミーへの入学を希望する若者も増えていきます」(同) 広島は“余剰戦力”が増えることを嫌う。一軍登録できる外国人選手は「4人まで」。バリントン、ミコライオ、フィリップス、キラ、エルドレッド、ヒース。ロサリオを含めた7人をどう使い分けていくのか…。 「広島が所属外国人を手放すのなら、他球団が放っておきませんよ」(在京球団職員) ライバル球団に優良外国人選手をくれてやるようなものだ。 エース前田の退団に備えた先発投手の補強も急務だ。今秋のドラフト会議で“即戦力投手”の指名に失敗した場合、大物メジャー投手の獲得に動くとの情報も交錯している。
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スポーツ 2014年10月02日 15時00分
初開催フォーミュラEの魅力
未来型F1フル電動の自動車レース『フォーミュラE』が9月13日、北京のオリンピック公園市街地コースで初開催された。 まず、ドライバーのメンツがすごい。F1全盛期を築いたワールドチャンピオン、アラン・プロストの息子ニコラ・プロスト。中嶋悟のパートナーでもあったネルソン・ピケの息子ネルソン・ピケJr.、そして音速の貴公子アイルトン・セナの甥ブルーノ・セナ。日本からもセナ・プロストの僚友だった鈴木亜久里がチームオーナーとして参戦し、ドライバーは中嶋の弟子にあたる佐藤琢磨。往年のF1ファンにはなじみのある名前が連なっているのだ。 レースはスタート直後の2コーナーでいきなり佐藤とセナが接触事故。5周目からプロストがトップに躍り出て最終周へ。父プロストが見守る中、開幕戦ウィナーかと思ったら、何と最終コーナーで悲劇が襲う。プロストと2位ニック・ハイドフェルドが接触し、両者ともマシンを大破させストップ。3番手のルーカス・ディ・グラッシが優勝を決めた。いまや伝説となった1989年のF1日本グランプリ、セナ・プロストの接触バトルを彷彿とさせる結末だった。 最高時速は225キロながらマシンの音が静かで排ガスも出ない。全車が同じモーターとタイヤを使用。1台の車ではバッテリーが持たないため、ピットインして別の車に乗り換えるのが特徴。大会ごとにネット投票を行い、上位3選手には一時的にモーターの出力を上げられる特典もあり、意外性を創り出している。 開幕戦の佐藤はアクシデントが続き、完走を逃したが、ファステストラップを記録した。今季は来年6月27日のロンドン大会まで全10戦が地上波で放送される。モータースポーツファンは目が離せない。
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