スポーツ
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スポーツ 2014年10月10日 15時00分
中日・落合GMが断行する今オフ最厳の“オレ流査定”
“オレ竜チーム改革”第2弾強行! 落合博満GMが、ついに動き始めた。ゼネラルマネジャー就任直後、一部マスコミは「谷繁元信兼任監督を傀儡化させ、現場関与してくる」と伝えていたが、実際は違った。春季キャンプ以降、落合GMはグラウンドにも下りていない。しかも、その動向は全て“隠密”だった。 「スカウティング活動に重点を置き、落合GM自ら地方球場に足を運ぶことも少なくないそうです」(球界関係者) その理由もオレ流の落合GMらしく「自分の眼で見たものしか信用しない」からだという。スカウト陣が「絶対、モノになる!」と太鼓判を押したとしても、自分の目で確かめるというわけだ。 「落合GMはチームの世代交代を重要課題に挙げていますが、1年や2年でレギュラーを入れ換えることはできないとも捉えています。球団首脳陣もチームが生まれ変わるまでは、ある程度の時間は掛かると覚悟していました」(ベテラン記者) 落合GMのスカウティング活動は世代交代を加速させるためだが、視察先が少し偏っている。 「特に社会人野球の大会視察には熱心です」(前出・関係者) 自らの目で確かめたドラフト候補しか信用しないとなれば、今秋の中日は社会人選手を大量指名してくるだろう。必然的に、20代半ばの選手を補強することになるわけだが、こんな指摘も聞かれた。 「使えないと思った自軍の20代半ばの選手、つまり中堅、若手を大量解雇するつもりなんでしょう」(同) 2004年、ドラゴンズ監督就任1年目のオフのことだ。星野仙一元監督以来5年ぶりのリーグ優勝を果たすと同時に、外国人選手を含む18人に解雇通告を下す大ナタを振るった。就任当初は「現有戦力の底上げ」と称し、全選手を残留させていただけに、チームは大きく動揺した。 「いきなり自分の色に染めたら抵抗勢力の反発に合い、うまくいくものもいかなくなります。段階を踏んでというのが“オレ流”というわけですが、しかし、その決断は冷酷です」(同) GM就任後の初仕事は年々高くなる選手総年俸を抑え込むことだった。成績不振の選手を容赦なく減俸し、総額で8億円強の総年俸削減に成功している。この時点で落合GMのチーム改革は始まっていたわけだが、故障選手にも減俸を突き付け、その反論にも一切聞く耳を持たなかった。 8月には史上ワーストタイの“月間20敗”を喫した。昨オフどころではない最厳の“オレ流査定”が断行されるのは必至である。
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スポーツ 2014年10月10日 15時00分
先輩力士も牙を剥く 秋場所巡業で早くも始まった怪物・逸ノ城潰し
秋場所、新入幕にもかかわらず1横綱2大関を倒すなど、13勝を挙げて大相撲ファンの度肝を抜き、殊勲賞、技能賞をダブル受賞した逸ノ城(21)。場所が終わってもフィーバーは収まる気配がない。 「いまや逸ノ城を抜きにして大相撲界は語れません。千秋楽の翌日もマスコミ各社の要請を受けて急きょ夕方に臨時の記者会見が設定され、テレビカメラが8台、50人を超える報道陣が集まりました。場所前までは遠藤、遠藤だったのに、あの騒ぎはいまいずこ、といった感じです」(担当記者) もっとも遠藤は逸ノ城と正反対のたった3勝しかできなかったのだから、この手のひら返し現象も仕方あるまい。来場所の逸ノ城は史上最速タイの入幕から2場所目の三役昇進がほぼ確実。横綱、大関と総当たりするのも決定的だ。今度もどんな怪物パワーを発揮するか今から楽しみだが、上位陣だって黙ってはいない。 「新弟子同様の若造に立て続けにヤラれては、横綱、大関の面目丸つぶれですからね。今度はそうはいかんぞ、と目の色を変えて弱点や攻略法を徹底的に研究してくるはずです。逸ノ城以前に、北の富士、陸奥嵐の2人が新入幕で13勝していますが、翌場所は上位陣に猛反撃されて負け越しています。逸ノ城はどうなるか。この場所後の兄弟子たちとの駆け引きが見ものです」(協会関係者) その舞台となるのが10月10日から金沢市や広島市など13カ所、17日間にわたって行われる秋巡業。すでに逸ノ城も先輩力士などに寄ってたかって裸にされるのは覚悟の上で「横綱が胸を出してくれると思うので、喜んでかわいがられます」と稽古場で引っ張り回されることを大歓迎している。さらにはこんな希望も。 「遠藤関と稽古してみたいですね。自分と違ってカッコいいし有名人。強いというイメージがあるので、自分の力を試してみたい」 秋場所では成績が違い過ぎて対戦できなかったこの人気者を、稽古場で粉砕しようと虎視眈々。果たしてこの“怪物”にプロの厳しさを教える先輩力士は現れるだろうか。
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スポーツ 2014年10月10日 11時56分
恋愛もバラエティー番組出演も禁止の大谷
オリックスの金子千尋、西武の岸孝之、楽天の則本昴大−−。パ・リーグ各球団のエースに割って入る投手成績を残しているのが、日本ハムの大谷翔平だ。その実力に、CM業界も太鼓判を押した。 「単に投手と野手の二刀流ではなく、2ケタ勝利&2ケタアーチの実力が証明され、大谷を起用したいとの声が聞かれるようになりました。CM業界としても、サッカー日本代表のW杯での惨敗後、新しいスポーツスターの発掘が急務となり、大谷とテニスの錦織圭の2人に注目しています」(大手広告代理店社員) 錦織はユニクロなど、すでに数社のテレビCMに出演している。“新鮮さ”では大谷が上。しかし、プロ野球選手とのCM契約は複雑だ。 「選手本人に支払うギャラとは別に球団にもある一定の“規定金額”を納めなければなりません。選手のギャラが『6』、球団に『4』を払うなど、球団に納める分を含めて選手に出演料を提示するケースもあります。近年、プロ野球選手の大型CM契約がなかったので、球団側と話し合うことになりそうです」(同) これが芸能プロとタレントの取り分だったら、ケンカになりそうだが…。日本ハムも大谷の身辺には入念な警戒を見せている。 「大谷への取材は基本的に会見式。ぶら下がりや単独でのフリートークは新人年から禁止です。私生活でも恋愛禁止。ダルビッシュは喫煙、中田翔は合コン、斎藤佑樹はベッドでの世迷い言を暴露されています。先輩たちの失敗もあり、カネを生む“金のタマゴ”を傷付けたくないからでしょう」(ベテラン記者) 球団は当面、バラエティー番組への出演も禁止させる方針だという。 大谷は投手としての調整と野手としての打撃練習の両方をこなさなければならないため、遊びに行く時間も作りにくい。本人は欲求不満かもしれないが、球団はボロ儲けだ。
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スポーツ 2014年10月10日 11時52分
遠藤も出る幕なし 怪物・逸ノ城が秋場所で見せつけた天性の図太さ
大相撲秋場所(両国国技館)は横綱・白鵬の3連覇、千代の富士と並ぶ史上2位の通算31回目の優勝で幕を閉じたが、日本中の大相撲ファンの目を点にさせたのがモンゴルの“怪物”新入幕力士の逸ノ城(21、湊部屋)の活躍だった。 幕下15枚目格で初土俵を踏んでまだ5場所目。右も左もわからない状態にもかかわらず、中盤まで落とした星は1番だけ。あまりの快進撃に終盤、大関、横綱が相次いでストッパー役を命じられたが、これまた次々に突き破られ、ついに優勝争いのトップを走る白鵬まで駆り出された。 この逸ノ城、表情や話し方はおっとりしているが、内に秘めた勝負師根性はなかなかのもの。それを見せつけたのが、13日目の横綱・鶴竜戦だった。 「この2日前、逸ノ城は稀勢の里戦で2回自分から突っかけた後、3回目に左に飛んで叩きこみ、大関戦初勝利を挙げた。これですっかり味をしめたようで、鶴竜戦でも最初にワザと自分から突っかけ、2回目、稀勢の里と同じように鶴竜が頭を下げて出てくるところをやはり左に変わって叩きこみ、史上最速の金星となった。この勝ち方をめぐって意見はさまざま。中には横綱を汚い手で引っ掛けるなんて失礼極まりない、と本気で怒る親方もいましたが、逸ノ城は『新入幕だから何でもやってやれと思った。変わることは朝稽古の後で決めました』とケロリとしたもの。こんな図太い新入幕力士は見たことがありません」(担当記者) 1敗対決となった14日目の白鵬戦は、さすがに横綱が貫禄の違いを見せつけて上手出し投げで鮮やかに転がし「いい壁になってやるという緊張感はありました。1横綱2大関を倒してきただけあってやはり重い。来場所も活躍してほしい」と胸をなで下ろしていた。 惜しくも100年ぶりの新入幕優勝こそならなかったが、これだけ場所を盛り上げれば、殊勲、敢闘のダブル受賞は当然。「ボクは怪物ではありません。人間です」と澄まし顔の逸ノ城は来場所、史上最速の三役も濃厚だ。 “ザンバラ髪の先輩”遠藤には、もはや出る幕がない。
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スポーツ 2014年10月10日 11時45分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(広島東洋編)
メジャー挑戦が『規定路線』とされる前田健太(26)の後継者−−。昨季、大学ナンバー1投手・大瀬良大地(23)の獲得に成功したが、今年のドラフトも『即戦力投手』を1位指名するという。 その“選択”は難しいようだ。 9月28日、広島は体裁のスカウト会議を開いた。関係者によれば、「1位候補は4人までに絞り込んだ」とのことが、 「もう一度、10人くらいまで(候補を)増やすことになりそうだ」 ともこぼしていた。 『スカウト部長、もしくは地区別のトップが視察した』の定理から推測すると、おそらく、9月28日時点で絞り込んだ4人とは、有原航平(早大)、山崎福也(明大)、石田健大(法大)、昨夏の甲子園優勝投手・高橋光成(前橋育英)だろう。 「広島スカウト陣は高橋を高く評価しています。昨年夏の時点で『1年目から(一軍で)使えるかも』と見ており、単独指名もあり得る状況でした。その高橋が『18-U日本代表』で一気に評価を上げたので、仮に高橋で1位入札したら、競合は避けられません」(ライバル球団スカウト) 広島は8月時点で「約60人のスカウトリストを作り終えていた」とも聞く。うち、34〜36人を上位指名候補と位置づけており、「4人まで絞り込んだ候補者をまた増やす」のは、その30数人の候補者の力量をさらに調べ直すという意味だろう。有原、山崎、石田も重複が避けられず、『本命』(=入札競合)と『外れ1位』の格差を把握しておきたいと考えているようだ。 広島が“追い込み調査”を掛けていると思われる投手は、山崎康晃(亜大)と金子丈(大阪商業大)。だが、金子は「中日スカウトが3人体制で追い掛けてきた」(前出・同)との情報もあるだけに、“2回目の入札”ではまず残っていないだろう。 10月3日の関西六大学野球リーグ戦に先発し、5回途中で降板している(7失点)。 「広島新庄の左腕・山岡就也も繰り上げてくる可能性がある。同校には昨年まで田口麗人(現巨人)がいたために目立ちませんでしたが、高校生ではトップクラスの投手です。下半身がまだ細いので、体力的に見て即戦力とは言い難いが、その分、伸びしろもある」(前出・ライバル球団スカウト) その山岡を含め、広島は別の意味でも難しい選択を迫られている。有原は広陵高、法大・石田も広島工の出身なのだ。“市民球団”として、地元出身の好投手を流出させるようなことになれば、ファンに『お叱り』を受けるかもしれない。石田は150キロ台の剛球を投げ込む。「投球に幅がなく、プロで長いイニングを投げるのは厳しい」の声もあるが、速球派左腕は少ない。 絞り込んだ1位候補は、重複必須。地元出身の好投手が3人。早めにツバを付けておいたはずの高橋に、他球団が横やりを…。広島は例年以上に難しい最終選択を迫られるだろう。横浜高の浅間大基外野手をマークしているとの情報もある。外れ1位まで掻っさらわれるような事態になれば、この浅間を繰り上げるのではないだろうか。 石原、倉の年齢を考えると、26歳の会沢翼に続く正捕手候補を指名すべきだと思うが…。
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スポーツ 2014年10月10日 11時26分
阪神も金子が欲しい? そらそうよ 岡田彰布監督復帰でオリックスと関係強化か
阪神タイガースが“金子争奪戦”で息を飲む裏技を使い、勝負に出る。 国内FA権を取得したオリックスの金子千尋投手(30)は今オフの主役であり、巨人、ソフトバンクと同様に、阪神も獲得調査を進めている。阪神は前出2チーム出遅れた感は否めないが、ここへきて、監督人事による一発逆転の秘策を得た。 「岡田彰布オリックス元監督ですよ。岡田氏がオリックスの監督時代、金子をエースとして扱い、先発だった平野佳寿をクローザーに転向させた。その布陣はいまも変わっていません」(在阪記者) 岡田氏が阪神監督へ返り咲くことが有力視されており、金子の周辺情報も一緒に虎サイドに流れているのならば、決して不自然な話ではない。ドラフト当時の金子を担当した熊野輝光スカウトが阪神に在籍しており、FA交渉には同スカウトが同席するとの情報も交錯している。 しかし、阪神が得た新情報とは熊野ルートでは得られなかった“秘策中の秘策”である。 「岡田氏はオリックスを指揮した2年間で、補強にも口を挟みました。その件が影響しているという情報です」(球界関係者) 岡田氏がゴリ押しした補強の1つに、井川慶(35)の獲得があった。ヤンキースで通用せず、完全に干されていた井川を獲得に乗り出したのは、阪神時代の教え子だからだ。井川はオリックスでも戦力になれず、優勝争いをしたチームから完全に蚊帳の外状態だ。その井川を岡田阪神が回収する準備を進めれば、オリックスが金子獲得に“加勢してくれる”というのだ。 「昨年の契約更改で、オリックス側は金子のFA退団を確認しており、複数年契約を交わすのを諦めました。今季も非公式に残留交渉を何度か行いましたが、『厳しい状況だ』と聞いています」(プロ野球解説者) オリックスは残留交渉と同時に、金子流出時の人的補償を視野に入れている。大方の見方通り、放出相手が巨人であれば、巨人を出て広島で活躍した一岡竜司のような即戦力を狙うであろう。しかし、阪神が搦め手を使って金子を獲得した場合、阪神には若くて活きのいい投手が少ない。したがって、オリックスは金子のFA補填とは別に、阪神へ井川をトレードに出すことで、足りない分を補うというのだ。 「井川の年俸は大幅減されたとはいえ6000万円。このまま行くと井川は今オフにも戦力外通告になりそう。オリックスとしては、戦力外同様の選手で交換トレードがまとまるなら悪い話ではない」(同解説者) 岡田氏は教え子がまだカワイイのだろう。オリックスでも活躍できなかったが、「環境を変えてやれば復活する」と、いまも井川を評価しているという。近年は故障などもあったが、練習態度はマジメな投手である。監督として岡田氏は好き嫌いが激しいが、ひたむきな選手には必ずチャンスを与えてきた。 岡田監督阪神返り咲きとなれば、オリックスの二軍で眠っている選手をかき集める可能性もある。鳥谷を一人前に育て、鉄壁のリリーフ陣JFKを編成した手腕は、いまでも阪神で高く評価されている。頑固で“一言多い性格”は玉にキズだが、水面下では、岡田監督復帰に向けた下準備が進んでいるようだ。
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スポーツ 2014年10月10日 11時25分
ドミニカ選手争奪戦とカープアカデミーの現状 ロサリオはなぜ広島で活躍できたのか
ドミニカのアカデミー出身で、今季から広島カープにやってきたライネル・ロサリオ(25)はドミニカで“希望の星”と崇められている。 「一時はアカデミー閉鎖の噂も流れていました。2012年は4人しか生徒がいなくて…」(関係者) 広島カープは1990年にドミニカ共和国で野球学校『カープアカデミー』を開設した。27万平方メートルの広大な敷地にグラウンド4面を備えた本格的な育成施設で、準備資金を含むと約6億円が投じられた。 「当時の日本プロ野球界はクロマティ、ホーナー、フィルダーなどといった現役メジャーリーガーと契約する時代です。その前はピークを過ぎたロートルばかりでしたが、現役メジャーリーガーと契約するにはそれ相応の年俸を提示しなければならない。かといって、変化球の多い日本球界で必ず活躍する保障もなく、どの球団も外国人選手の獲得をギャンブルのように捉えていました」(プロ野球解説者) マイナーから無名選手を発掘するやり方もあったが、当時の広島は「だったら、自分たちで育てる!」と決断したのである。 三冠王を2度獲得し、当時最強の助っ人の名を欲しいままにしたランディ・バースは、日本を去る直前の88年の推定年俸が1億6500万円。アカデミーの開校資金はバース4年分にあたるが、広島は「近々に元手を返せる」と勝算を感じていたという。95年に同アカデミー出身のチェコが15勝をマーク。のちにヤンキースなどで活躍するソリアーノはカープで目立った成績は残さなかったものの、移籍金を残していった。 「現在はドミニカ共和国にメジャー28球団のアカデミーが経営されています」(前出関係者) 関係者によれば、現地では有望な逸材が見つかると、日本円で1億円強の支度金が用意され、争奪戦になるという。MLBが進出してきたことによる過当競争によって、アカデミー同士のマネーゲームが起きるようになった。そんな状況でカープアカデミーが対抗する術はなく、衰退の一途を辿っていた。そんな危機的状況にあったとき、偶然にカープアカデミーの門戸を叩いたのがロサリオだった。 「カージナルス2Aを解雇され、他に行き場がなかったんです。近年、ドミニカの各アカデミーは投手教育に特化していたので、ロサリオの台頭はメジャー関係者を驚かせました。当然、カープアカデミーの育成力も見直されました」(同) ロサリオは今季の春季キャンプからチームに加入。最盛期には30人強の生徒を抱えたカープアカデミーだったが、アカデミー出身者が合流したのは、実に9年ぶりのこと。それだけに、ロサリオはアカデミーの希望の星そのものだった。支度金が用意されない無名選手に、それに投手ではなく野手でのメジャーリーグ昇格を夢見る若者にも衝撃を与えた。 「ロサリオの活躍はドミニカでも伝えられています」(同) アカデミーの存続が危機的状況にあった12年、松田元オーナーも現地入りし、「メジャーのアカデミーが投手教育に特化するのなら、ウチは野手で」と、方向転換を決断したそうだ。ある意味、ロサリオはオーナーの決断がなければ誕生しなかった選手ともいえる。本塁打タイトルのほぼ確定したエルドレッド以上に、カープのフロントはロサリオへ熱い視線を送っている。
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スポーツ 2014年10月09日 11時45分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(巨人編)
10月1日、巨人はスカウト報告会議を開き、一部メディアに1位指名候補を「12人まで絞り込んだ」旨を明かした。同時に急浮上してきたのが「巨人の1位は高校生投手よりも大学生投手」の声だ。 「安楽智大投手(済美)に対し、かなり熱心な視察を続けていました。現時点で見て、高校生投手で1位指名される可能性が高いのは(入札)、安楽、高橋光成(前橋育英)、松本裕樹(盛岡大付)の3人。昨夏の甲子園優勝投手でもある高橋は、今年は春も夏も甲子園に出ていませんが、『18-U日本代表』ではエースとして好投し、かつ練習試合でも大学生をキリキリ舞いさせています。どのチームも、高橋、安楽で一番人気を争っている状態」(在京球団スカウト) 安楽の評価だが、巨人以外にも、日本ハム、阪神、DeNAなどが熱心に追い掛けてきたという。 安楽は右肘を故障した。今夏、復活マウンドに上がったが、昨春の甲子園大会で772球を投げて以降、精彩を欠いている。悲観的な見方をする甲子園ファンも少なくないが、今も12球団の「1位候補リスト」から消えていないのである。プロのスカウト陣が故障の後遺症を払拭できない安楽を高評価する理由は、「エースの風格を兼ね備えた逸材」(前出・同)だからだという。 こうした安楽への評価を踏まえた上で考えると、大学生投手(=即戦力)の1位指名を優先に考え始めた巨人は、“特殊なドラフト”に臨むとも見ていいだろう。 「巨人の外れ1位と目されているのが、野手です。高校生、大学生の両方に候補がいるようですね」(ライバル球団職員) 高校生の候補は、岡本和真(智弁学園)。大学生は「無名中の無名」と言っていいだろう。中部学院大の野間峻祥である。野間は俊足強肩の外野手。打撃センスは「トップレベル」とのことだが、東海地区大学野球連盟の岐阜県リーグで戦っており、データは“地方の成績のみ”となる。中央と地方のレベル差はなくなりつつあるが、大学野球の代表にも招集されたこともないため、野間の外れ1位情報にはちょっと驚きである。 巨人と野間の“接点”はあった。去る8月24日、東海地区大学野球連盟・選抜チームとプロ・アマ交流戦を行っている。野間は「4番中堅」で出場し、2安打を放っている。 「その2安打は三塁打と二塁打。打撃センスはスカウトの報告通りでした。三塁を果敢に奪う積極的な姿勢、四球後の盗塁を見て、脚力もプロで通用すると判断したようです」(前出・在京スカウト) 岡本の打撃センスは甲子園大会でも証明済み。今年のセンバツ大会では「1試合2本」のアーチを放つなど、天性のホームランバッターの素質を持っている。 野間、岡本はタイプが異なる。野間は俊足の左バッター、岡本は右の長距離砲だ。昨年のドラフト会議では捕手・小林誠司を1位指名した。石川歩(現千葉ロッテ)の抽選に失敗したとはいえ、2年連続での野手指名になれば、内海、杉内の年齢的衰えによる先発スタッフのレベルダウンを補えない。岡本は守備に難があり、「プロでは一塁しか守れない」と評するスカウトもいた。 「投手が打席に立つセ・リーグは犠打のサインが細かく、一塁手の守備を重要視します」(プロ野球解説者) 10月のスカウト会議で、巨人は1位候補リストの筆頭に早大・有原航平投手を挙げたとの情報も交錯している。有原も今年に入ってから右筋の違和感を訴えており、変化球主体の不本意なピッチングが続いている。 そんな有原に対し、「変化球でアウトが取れる投球術もある」「これだけ投げられれば…」と改めて高評価をするスカウトと、「球速は戻りつつあるが、もう少し様子を見たい」と慎重論を促すチームもあった(9月28日秋季リーグ戦 対明大)。 翌日のスポーツ新聞を見ると、巨人担当スカウトは高評価した側だが…。 本命は故障を抱え、外れ1位は左のスピードプレーヤーか、右の長距離砲。最終決断は10月23日の当日午前中にくだされるが、これだけ違うタイプの選手が挙がるとは、1位候補の絞り込みに苦戦しているのではないだろうか。
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スポーツ 2014年10月09日 00時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第40R 愛すべき無責任男〈ディック・マードック〉
昭和プロレスのファンで「ディック・マードックが嫌い」なんていう人はまずいないだろう。 とりわけ新日参戦時“リングインのときにタイツを引っ張られて半ケツ出し”などの陽気なアメリカンファイトは、選手大量離脱による沈滞ムードを一時的にも忘れさせてくれた。これにより新日が救われた部分は決して小さくなかったはずだ。 王者なんて堅苦しい肩書きはまっぴらご免。その日、試合後においしいビールが飲めればそれでいい。そんな巷間伝えられるマードックの主義信条は、植木等の無責任男や釣りバカ日誌の浜ちゃんにも通じるものがあり、そんなところも日本のファンから愛された理由だろう。 新日へ参戦していた当時にもかかわらず、馬場のところへ「一杯おごってくれよ」とちょくちょく顔を出していたとの逸話もある。潰すか潰されるかの興行戦争が繰り広げられるさなかにそんな“振る舞い”をやってのけるのは、大胆なのか能天気なのか。それでいて、どちらの団体からもとがめられなかったというのだから、レスラーに限らずここまで憎まれない人柄も珍しい。 そんなふうでありながら、一歩リングに踏み入れたときの職人気質は決して人後に落ちるものではなかった。 「何はさておき、正統派ブレーンバスターの使い手であったことは、マードックの人気の大きな要因でしょう。マットに座り込むようにして相手を脳天から落とす、そんな正式な型を伝承する姿にファンは“単なる乱暴者ではない本格派”のイメージを抱きました」(プロレスライター) 実際、試合となれば当時最強と目されたブルーザー・ブロディとも互角に渡り合うのだから、その実力は相当なものがあったとうかがえる。 「新日でのタッグパートナーだったマスクド・スーパースターは、まともにトレーニングなどしたことがないのにベンチプレスでは同等の重さを挙げる姿を見て“天才”とまで称しています。山本小鉄がアンドレ・ザ・ジャイアントと前田日明との不穏試合に触れて“本気で前田を潰すつもりならアンドレではなくマードックを行かせただろう”と語ったことも、その幻想への後押しとなりました」(同・ライター) だが、そんな好評の裏では、「大の黒人嫌い」だったとも伝えられている。 そうは言いながらも黄色人種である日本人に対しては、路地裏の焼き鳥屋にも独りで出向くほど親しみを持っていたのだから、決して白人至上主義というわけではない。 「マードックが黒人差別を掲げる秘密結社“KKK”のメンバーだった」というのはバッドニュース・アレンのインタビューの中などで語られているが、しかし新日においてはそのアレンともタッグを組んでいる。また「全日では馬場の配慮からあえて同じシリーズへの招聘を避けた」とされる因縁のアブドーラ・ザ・ブッチャーとも、新日のリングではシングル戦を行った。 「試合はブッチャーの凶器攻撃もあって両者血みどろにはなりましたが、あくまでもそれはプロレスの範疇のこと。ブッチャーがコーナー1段目からジャンプしてヘッドバットを放った際に距離が足りなかったのをマードックの方から受けに行ったり、またマードックがブッチャーを不完全ながらもブレーンバスターで投げたりもしていて、むしろ両者の息の合った好勝負といえるものでした」(プロレス記者) さてこれは「差別意識を上回るプロ意識を持っていたため」と見るべきなのか、それとも、もともといわれるような黒人差別主義者ではなかったということなのか−−。 疑問を解くためのヒントとなるのがその来歴である。 デビュー間もない'60年代後半にマードックがアメリカで主戦場としたのはミッドサウス地区。そこでブッカーを務めていたのは、人種差別主義者であることを公言してはばからないビル・ワットであった。 ということは、もしやマードックは自らの主義主張に関係なく、ワットに調子を合わせて「黒人嫌い」と言っていただけではなかったか。 鬼籍に入ったマードックにその真相を確かめるすべはないが、ここではこの「上役に適当に合わせていただけ」という説を採りたい。 その方が、無責任男マードックにはふさわしい。〈ディック・マードック〉 1946年、アメリカ・テキサス州出身。'65年『ファンク道場』に入門しプロレス入り。初来日は'68年の日本プロレス。以後、国際、全日、新日で活躍する。'89年FMW参戦以降はインディ団体にも出場している。'96年死去。享年49。
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スポーツ 2014年10月09日 00時00分
広島・マエケンに巨人FA入り密約説舞台裏
優勝は遠のいたが、阪神と激しい2位争いを展開している広島が頭を痛めているのが、エース前田健太(26)の今後の契約。現在11勝を挙げ、防御率2・58(9月22日現在)。巨人の菅野智之らと勝ち星、防御率を争っており、タイトルに加え、クライマックスシリーズを勝ち抜いて日本一になった日には「もう手に負えない」と悲鳴を上げているのだ。 今季年俸は2億8000万円。ざっくり計算しても、来季の年俸3億円超えは確実だろう。ところが球団の総年俸は12球団最下位の20億9175万円で、45億7640万円の巨人ならともかく、容易に出せる金額ではない。 「それをわかっているから、前田も昨オフにメジャー転身を申し出、球団も快く送り出そうとしているのです。球団が前田に突き付けている条件はただ一つ。ポスティングシステムで“上限の20億円入札があった場合限定”というもの。それ以下なら、海外FA資格を得る2017年まで広島に奉公させる方針のようです」(広島担当記者) 松坂大輔が60億円、ダルビッシュ有が40億円といった具合に、入札額が青天井だった当時ならともかく、田中将大のポスティング移籍を機に上限が20億円に設定され、広島としては無条件でメジャー転身を認めるわけにはいかないのだ。 そこで前田が画策しているのが、「入札額が20億円以下だった場合に備えての巨人移籍」だという。順当にいけば2年先、2016年オフには国内FA資格を得られる。そうなれば、大手を振ってジャイアンツのユニホームを着ることができるのだが、カープの財政がそれを許さない。そこに付け込んだのだ。 広島がこの話に乗る可能性はある。理由は二つ。このオフに前田の年俸が3億円を突破すること。先に述べたが、市民球団の赤ヘルにはとても払える額ではなく、6年前に黒田博樹をFAでドジャースに出した際も年俸は2億5000万円。2億円台が出せる限界ラインなのだ。 もう一つは、昨年、FAで巨人に売り付けた大竹寛がジャイアンツの水になじめず、肩の故障もあって思うように勝ち星を挙げられないこと。巨人サイドからは“バッタモンをつかまされた”と不満の声が上がっているが、いまさら返金ともいかず、前田で穴埋めをしようとしているのではないか、という情報が囁かれているのだ。 広島からすれば、前田を巨人にトレードすれば、3億円超のコストカットができる上に大竹の帰還に加えて若手の好素材を獲得することができる。こっちの方が得という算盤勘定だ。 「実はカープは、巨人との結び付きが深い。独立採算という経営形態から、これまで川口和久、江藤智、大竹をFAで移籍させている。一方、金本知憲、新井貴浩は阪神に移籍させており、こちらとも友好関係にある。もし、前田が2年後に国内FA資格を獲得すれば、両球団の激しい綱引きが予想され、巨人としては“今のうちに獲得しておこう”というもくろみがある。そこでひねり出したのが、大竹とのトレードという“ウルトラG”なのです」(広島OBの野球解説者) 前田にとって、巨人は広島以上に居心地がいい。原辰徳監督とは試合があれば必ずあいさつに出向く仲だし、捕手の阿部慎之助とはワールドベースボールクラシックで黄金バッテリーを組んだ間柄、同い年の坂本勇人とは互いに認め合うライバル関係だ。YGマークのユニホームを着ても、すぐに溶け込んでいける環境にある。 「前田が最も信頼を寄せているのがカープの偉大なOBである山本浩二氏です。日本テレビの解説者を長く務め、読売グループの信頼も厚い。阿部とは侍ジャパン前監督としてホットラインを持ち、公私ともに親しい。前田の気持ち、カープの球団事情、そして大竹の心情も熟知しているのが山本氏です。そこで『巨人で3シーズンプレーし、海外FA権を手にしてメジャーに旅立て。その際は松井秀喜氏が橋渡ししてくれる。優勝のタイトルを味方にすれば、契約金もグーンと跳ね上がる』と知恵を授けているという情報もある。もちろん、前田の意思だけでどうにかなる問題ではないが、ミスター赤ヘルが動けば不可能な話ではない」(スポーツ紙デスク) もっとも、これは今オフのポスティング移籍が不発に終わった場合の話だが、その可能性も否定できない。 今季は、松坂、和田毅が負傷から復帰したものの、田中が右肘を痛めて戦列を離れ、藤川球児も鳴かず飛ばず。“日本人投手神話”に陰りが見え出しており、先輩たちと違い、優勝経験を持たない前田は満額入札を逃す可能性がある。 「その場合は2年待って国内FAを獲得し、巨人に移籍する方法もある。要はその間、前田の年俸をカープが捻出できるかどうか。マエケン夫人は元東海テレビのアナウンサーで、千葉県柏市で育ち、大学は横浜のフェリス女学院。東京での仕事を希望しており、それも併せて話が進んでいるようです」(前田と親しい放送関係者) 9月15日、前田はようやく今季の巨人戦初勝利を挙げた。この試合まで巨人戦に5試合登板し、0勝3敗だった。この奇怪なナゾは“今オフ、もしくは2年後の巨人入りの道筋ができたことで実力発揮”−−。そう考えれば合点がいく。
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